JP2001309077A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

Info

Publication number
JP2001309077A
JP2001309077A JP2000116029A JP2000116029A JP2001309077A JP 2001309077 A JP2001309077 A JP 2001309077A JP 2000116029 A JP2000116029 A JP 2000116029A JP 2000116029 A JP2000116029 A JP 2000116029A JP 2001309077 A JP2001309077 A JP 2001309077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
energy saving
mode
relay
answering machine
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000116029A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyouji Okabe
将二 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000116029A priority Critical patent/JP2001309077A/ja
Publication of JP2001309077A publication Critical patent/JP2001309077A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 省エネルギー状態での着信動作を適切に行う
ことができるファクシミリ装置を提供することを目的と
している。 【解決手段】 留守番電話モードおよび電話機優先モー
ドが設定されている場合、省エネモードでは、無鳴動着
信動作を行うとともに、呼出信号を検出して省エネモー
ドが解除されると、システム制御部1の制御動作が開始
するまで、無鳴動着信動作を保持しているので、留守番
電話機12が先に着信信号に応答するような事態を回避
することができ、省エネモード解除後の動作を適切に行
うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の省エネルギ
ー移行条件が成立すると、省エネルギー制御手段および
省エネルギー解除要因検出手段には省エネルギー電源を
供給し、それ以外の装置要素の電源を遮断するととも
に、省エネルギーモードにおいて、省エネルギー解除要
因検出手段が省エネルギー解除要因を検出すると、省エ
ネルギーモードを解除して通常モードへ移行し、全ての
装置要素に通常電源を供給する省エネルギー機能を備え
たファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、所定の省エネルギー移行条件
が成立すると、省エネルギー制御手段および省エネルギ
ー解除要因検出手段には省エネルギー電源を供給し、そ
れ以外の装置要素の電源を遮断するとともに、省エネル
ギーモードにおいて、省エネルギー解除要因検出手段が
省エネルギー解除要因を検出すると、省エネルギーモー
ドを解除して通常モードへ移行し、全ての装置要素に通
常電源を供給する省エネルギー機能を備えたファクシミ
リ装置が実用されている。また、所定の省エネルギー移
行条件としては、例えば、待機状態が一定時間以上継続
することや、省エネルギーキーが操作されたことなどで
ある。
【0003】このような省エネルギー機能を備えること
で、ファクシミリ装置の待機中の消費電力を抑えること
ができ、ランニングコストを低下することができる。
【0004】さて、電話回線を留守番電話機とファクシ
ミリ装置とで共用している場合、電話回線を留守電話機
を優先して使用するか、あるいは、ファクシミリ装置を
優先して使用するかを、設定できるようになっていて、
ファクシミリ装置を優先して使用する設定(ファクシミ
リ着信優先)がされている場合には、電話回線を回線リ
レーを介して留守電話機へ接続するとともに、着信検出
を行い、着信検出後、直ちに、あるいは、所定個数の呼
出信号を検出した後に、回線リレーを切り換えて電話回
線の直流ループを閉結し、その後にファクシミリ装置の
着信動作を行うようにしている。
【0005】また、着信待機中に電話回線を回線リレー
を介して留守電話機へ接続するだけでは、ファクシミリ
着信優先が設定されているにもかかわらず着信検出時に
留守電話機が応答して鳴動するため、装置のモード設定
とそぐわない着信時動作がされることとなり、このよう
な紛らわしい動作を嫌うユーザが、留守電話機の鳴動を
抑制できるようにするために、無鳴動着信モードが設け
られている。
【0006】この無鳴動着信モードを実現するために
は、例えば、回線リレーの留守電話機側の接続端子と留
守電話機との間にリレー(無鳴動着信リレー)を設け、
無鳴動着信モードが設定されている場合には、この無鳴
動着信リレーにより電話回線を留守電話機から切り離す
とともに、無鳴動着信モードが設定されていない場合に
は、無鳴動着信リレーにより電話回線を留守電話機に接
続するようにすればよい。
【0007】そして、無鳴動着信モードが設定されてい
る場合には、呼出信号を複数回検出すると、回線リレー
を電話回線の直流ループを閉結し、その後にファクシミ
リ装置の着信動作を行うようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、省エネルギ
ーモードで呼出信号を検出したために省エネルギーモー
ドを解除して通常モードへ復帰する場合、通常モードへ
復帰後、ファクシミリ装置の本体が正常動作を開始する
よりも先に留守番電話機が応答する場合があり、かかる
場合には、相手端末がファクシミリ装置であった場合な
どに適切な応答動作を行うことができないという事態を
生じるおそれがあった。
【0009】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、省エネルギー状態での着信動作を適切に行う
ことができるファクシミリ装置を提供することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の省エネ
ルギー移行条件が成立すると、省エネルギー制御手段お
よび省エネルギー解除要因検出手段には省エネルギー電
源を供給し、それ以外の装置要素の電源を遮断するとと
もに、省エネルギーモードにおいて、省エネルギー解除
要因検出手段が省エネルギー解除要因を検出すると、省
エネルギーモードを解除して通常モードへ移行し、全て
の装置要素に通常電源を供給する省エネルギー機能を備
えたファクシミリ装置において、並設される留守番電話
機を回線に切換接続して無鳴動着信を実現するためのリ
レーを備え、上記留守番電話機による留守番電話モード
が設定されている状態で、省エネルギー状態へ移行する
際には、上記リレーを作動して、無鳴動着信状態に設定
するようにしたものである。
【0011】また、前記省エネルギー状態において、前
記省エネルギー解除要因検出手段が検出した省エネルギ
ー解除要因が呼出信号の検出であるとき、省エネルギー
モードを解除して通常モードへ移行した後に、前記リレ
ーを復帰して無鳴動着信状態を解除するようにしたもの
である。また、前記リレーが機械的リレーにより構成さ
れている場合、上記リレーの切換動作は、前記呼出信号
のカデンスがオフの状態で行うようにしたものである。
また、前記留守番電話機による留守番電話モードが設定
されていない状態で、省エネルギー状態へ移行する際に
は、前記リレーによる無鳴動着信状態を設定しないよう
にしたものである。また、前記留守番電話機による留守
番電話モードが設定されている状態で、通常モードの場
合には、前記リレーによる無鳴動着信状態を設定しない
ようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ3ファクシミリ装置の構成の一例を示している。
【0014】同図において、システム制御部1は、この
グループ3ファクシミリ装置の各部の制御処理、およ
び、ファクシミリ伝送制御手順処理などの各種制御処理
を行うものであり、システムメモリ2は、システム制御
部1が実行する制御処理プログラム、処理プログラムを
実行するときに必要な各種データなどを記憶するととも
に、システム制御部1のワークエリアを構成するもので
あり、パラメータメモリ3は、このグループ3ファクシ
ミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのものであ
り、時計回路4は、現在時刻情報を出力するものであ
る。
【0015】スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
7は、このグループ3ファクシミリ装置を操作するため
のもので、各種の操作キー(省エネルギー移行キーを含
む)、および、各種の表示器(省エネルギー表示ランプ
を含む)からなる。
【0016】符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0017】グループ3ファクシミリモデム10は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.17モデム、
V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデ
ムなど)を備えている。
【0018】網制御装置11は、このグループ3ファク
シミリ装置をアナログ公衆網PSTNに接続するための
ものであり、自動発着信機能を備えている。また、この
網制御装置11には、同一の回線を切り換え使用する留
守電話機12が設けられており、網制御装置11には、
この留守電話機12に関する切り換え動作などの機能が
備えられている。
【0019】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ
5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画
像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、お
よび、網制御装置11は、内部バス13に接続されてお
り、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主とし
てこの内部バス13を介して行われている。
【0020】また、網制御装置11とグループ3ファク
シミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0021】また、省エネ(省エネルギー)制御部14
は、待機中の消費電力を削減する省エネルギー機能を実
現するためのものであり、電源供給ユニット15から出
力される電源を、それぞれ省エネルギー電源PA1およ
び通常電源PA2として、グループ3ファクシミリ装置
の各要素に供給している。
【0022】また、グループ3ファクシミリ装置におい
て、省エネルギーモードから通常モードへの電源モード
の切り換えを検出するイベント(要因)として、操作表
示部7からの起動指示操作入力、スキャナ5への読み取
り原稿のセット、アナログ公衆網PSTNからの着信検
出などがあり、これらのイベント検出のため、操作表示
部7、スキャナ5の原稿検出部(図示略)、および、網
制御装置11には、省エネルギー電源PA1が常時印加
され、それ以外の構成要素には、通常電源PA2のみが
印加される。また、省エネルギーモードを表示する省エ
ネルギー表示ランプにも、省エネルギー電源PA1が印
加されている。
【0023】また、システム制御部1から省エネ制御部
14には、省エネルギーモード移行を指令する信号が出
力され、省エネ制御部14からシステム制御部1には、
省エネルギーモードからの復帰および省エネルギー解除
要因を通知する信号が出力される。
【0024】また、スキャナ5から省エネ制御部14に
は、読み取り原稿がセットされた旨を通知するための信
号が出力され、操作表示部7から省エネ制御部14に
は、起動指示操作入力がされた旨を通知するための信号
が出力され、網制御部11から省エネ制御部14には、
アナログ公衆網PSTNからの着信検出した旨を通知す
るための信号が出力される。また、省エネ制御部14か
ら操作表示部7には、省エネルギー表示ランプを表示制
御する信号が出力される。
【0025】網制御装置11の一例を図2に示す。
【0026】同図において、端子L1,L2には、アナ
ログ公衆網PSTNの回線が接続され、端子L2は、回
線閉結および留守電話機12のオン/オフフックを検出
するための回線電流検出部21を介して回線リレー22
の一方の切換回路のコモン接点22bcに接続され、端
子L1は、回線リレー22の一方の切換回路のコモン接
点2acに接続されている。
【0027】回線リレー22の常閉接点22ab,22
bbは、それぞれ無鳴動着信リレー23の一方の切換回
路の常閉接点23ab、および、無鳴動着信リレー23
の他方の切換回路の常閉接点23bb、に接続され、回
線リレー22の常開接点22aa,22baは、ダイオ
ードブリッジ24の入力端に接続されている。
【0028】ダイオードブリッジ24の出力は、発呼時
にダイアルパルスを送出するとともに、回線をオンオフ
するためのダイアルパルス送出部25を介して、回線ト
ランス26の一次側端子に接続されている。また、回線
トランス26の二次側端子は、グループ3ファクシミリ
モデム10に接続されている。
【0029】また、回線リレー22の常閉側と、無鳴動
着信リレー23の常閉側との接続部には、アナログ公衆
網PSTNから送出された呼出信号を検出するための呼
出信号検出部27が設けられている。
【0030】また、無鳴動着信リレー23の一方の常開
接点23baには、留守電話機12のオン/オフフック
を検出するための留守電話機フック検出部28の入力端
が接続され、また、無鳴動着信リレー23の他方の常開
接点23aaには、留守電話機12に対して疑似呼出信
号を送出するための疑似呼出信号生成部29の出力端が
接続されている。
【0031】また、無鳴動着信リレー23のコモン接点
23ac,23bcは、留守電話機12に接続されてい
る。
【0032】回線リレー22の動作を制御する制御信号
SS1、ダイアルパルス送出部25の動作を制御する制
御信号SS2、疑似呼出信号生成部29の動作を制御す
る制御信号SS3、および、無鳴動着信リレー23の動
作を制御する制御信号SS4は、システム制御部1より
出力される。
【0033】また、回線電流検出部21の検出信号SC
1、呼出信号検出部27の検出信号SC2、留守電話機
フック検出部28の検出信号SC3は、システム制御部
1および省エネ制御部14に出力されている。
【0034】また、省エネ制御部14からは、無鳴動着
信リレー23の動作を制御する他の制御信号ST1が出
力されている。
【0035】図3は、無鳴動着信リレー23の動作を制
御するリレー制御回路の一例を示している。
【0036】このリレー制御回路において、無鳴動着信
リレー23の巻線の一端には、省エネルギー電源PA1
の24ボルト電圧VE24が印加されており、無鳴動着
信リレー23のコイルを保護するための保護ダイオード
D1が設けられている。また、無鳴動着信リレー23の
動作をオンオフするためのスイッチングトランジスタT
R1と、スイッチングトランジスタTR1に、ワイヤー
ドオア接続された制御信号SS4,ST1を入力するた
めの入力抵抗R1、および、抵抗R2が設けられてい
る。
【0037】したがって、システム制御部1から出力さ
れる制御信号SS1または省エネ制御部14から出力さ
れる制御信号ST4が論理レベルHに立ち上がると、ス
イッチングトランジスタTR1がオン動作し、それによ
り、無鳴動着信リレー23に作動電圧が印加され、無鳴
動着信リレー23はオン動作し、コモン接点23ac,
23bは、それぞれ常開接点23aa,23baに切換
接続される。
【0038】それにより、留守番電話機12は、回線か
ら切り離され、無鳴動着信動作が可能となる。
【0039】また、システム制御部1から出力される制
御信号ST1または省エネ制御部14から出力される制
御信号SS4が論理レベルLに立ち下がると、スイッチ
ングトランジスタTR1がオフし、それにより、無鳴動
着信リレー23に作動電圧が印加されなくなり、無鳴動
着信リレー23はオフ動作し、コモン接点23ac,2
3bは、それぞれ常閉接点23ab,23bbに切換接
続される。
【0040】それにより、リレー22および無鳴動着信
リレー23を介し、留守番電話機12が回線へ直接的に
接続され、呼出信号検出時、留守番電話機12が鳴動
し、留守番電話機12の動作が行われる。
【0041】以上の構成で、留守番電話モードが設定さ
れ、かつ、電話機優先モードがセットされている場合に
は、図4(a)〜(h)に示すように、通常モードの場
合には、システム制御部1により制御信号SS4が論理
レベルLに設定され、それにより、無鳴動着信リレー2
3がオフし、回線は、留守番電話機12へ接続されてい
る。
【0042】したがって、この状態で呼出信号を検出す
ると、システム制御部1は、ファクシミリ信号を検出す
る準備に移行するとともに、留守番電話機12が同じ呼
出信号に応答して動作し、例えば、呼出信号を2回検出
した時点で所定の音声応答メッセージの送出を開始し、
所定の留守番電話動作を行う。
【0043】一方、システム制御部1は、ファクシミリ
信号を検出すると、制御信号SS1を出力してリレー2
2を切り換え、かつ、制御信号SS2によりダイアルパ
ルス送出部25をオン動作し、それにより、回線を保持
するとともに回線をグループ3ファクシミリモデム10
へ接続し、さらに、その時点で制御信号SS4を論理レ
ベルHに立ち上げ、回線の直流ループを保持するととも
に、回線から留守番電話機12を切り離し、それ以降
は、通常のファクシミリ着信時動作を行う。ファクシミ
リ着信時動作を終了すると、リレー22および無鳴動着
信リレー23をそれぞれ復帰して、待機状態へと移行す
る。
【0044】そして、この状態から省エネルギー移行条
件が成立すると、システム制御部1は、省エネ制御部1
4に対して省エネルギー移行を指令するとともに、無鳴
動着信モードの設定情報など、省エネルギー動作に必要
な種々の動作モード情報を省エネ制御部14に通知す
る。この場合は、省エネルギー中は無鳴動着信動作を行
わせるために、無鳴動着信モードをオンとして通知す
る。
【0045】それにより、省エネ制御部14は、通常電
源PA2を停止するとともに、この場合、無鳴動着信モ
ードがオンに設定されているので、省エネ制御部14
は、制御信号ST1を論理レベルHに設定する。それに
より、回線は、留守番電話機12から切り離され、無鳴
動着信状態となる。
【0046】この状態で、呼出信号(同図(g)参照)
が呼出信号検出部27で検出されると、省エネ制御部1
4は、その時点で、省エネルギーモードを解除し、通常
電源PA2をオンして、システム制御部1を起動する。
また、省エネ制御部14は、この時点では、まだ、制御
信号ST1を論理レベルHに保持し、回線を留守番電話
機12へ接続したままにしている。
【0047】ここで、システム制御部1の起動には、立
上り準備時間TTを要し、通常電源PA2がオンしてか
ら、その時間TTを経過した時点から制御動作を開始
し、正常に動作開始した旨を省エネ制御部14に通知
し、それにより、省エネ制御部14は、その時点で、制
御信号ST1を論理レベルLに立ち下げる。
【0048】また、この場合には、電話機優先モードお
よび留守番電話モードが設定されているとともに、省エ
ネ解除要因として省エネ制御部14から呼出信号検出が
通知されるので、システム制御部1は、省エネ制御部1
4が制御信号ST1を論理レベルLに立ち下げる直前で
制御信号SS4を論理レベルHに設定して、省エネモー
ドからの無鳴動着信リレー23のオン動作を保持すると
ともに、呼出信号検出部27の検出信号を監視し、呼出
信号のカデンスオン(信号成分に対応して電圧が変化し
ている期間)CCOが停止して、カデンスオフ(電圧が
変動しない期間)COFになった時点で、制御信号SS
4を論理レベルLに立ち下げ、これ以降は、上述したと
同様な動作を行う。
【0049】一方、電話機優先モードが設定されてお
り、かつ、留守番電話モードがセットされていない場合
には、図5(a)〜(h)に示すように、システム制御
部1および省エネ制御部14は、いずれも制御信号SS
4,ST1を論理レベルLに保持する。
【0050】それにより、リレー22および無鳴動着信
リレー23を介し、留守番電話機12が回線へ直接的に
接続され、呼出信号検出時、留守番電話機12が鳴動
し、留守番電話機12の動作が行われる。
【0051】このようにして、本実施例では、留守番電
話モードおよび電話機優先モードが設定されている場
合、省エネモードでは、無鳴動着信動作を行うととも
に、呼出信号を検出して省エネモードが解除されると、
システム制御部1の制御動作が開始するまで、無鳴動着
信動作を保持しているので、留守番電話機12が先に着
信信号に応答するような事態を回避することができ、省
エネモード解除後の動作を適切に行うことができる。
【0052】また、呼出信号のカデンスオフ状態で、無
鳴動着信リレーの動作を切り換えるようにしているの
で、無鳴動着信リレーが機械式リレーの場合でも、接点
の溶着などを抑制することができる。
【0053】図6は、省エネ制御部14の処理の一例を
示している。この処理は、省エネルギー解除要因が呼出
信号検出の場合である。
【0054】まず、システム制御部1から省エネルギー
モードへの移行が通知されることを待っており(判断1
01のNOループ)、システム制御部1から省エネルギ
ーモードへの移行が通知されて判断101の結果がYE
Sになると、そのときに、システム制御部1より無鳴動
着信モードが指定されているかどうかを調べ(判断10
2)、判断102の結果がYESになるときには、制御
信号ST1を論理レベルHに立ち上げて無鳴動着信リレ
ー23をオン動作する(処理103)。また、判断10
2の結果がNOになるときには、処理103を実行しな
い。
【0055】次いで、通常電源PA2を遮断して、省エ
ネモードへ移行する(処理104)。その後、呼出信号
を検出するまで、所定の省エネモード制御処理を実行し
(処理105,判断106のNOループ)、呼出信号を
検出して、判断106の結果がYESになると、システ
ム制御部1へ省エネモード解除要因として呼出信号を通
知するとともに(処理107)、通常電源PA2の供給
を再開して、省エネモードを解除する(処理108)。
【0056】次いで、システム制御部1より、省エネモ
ード解除が正常に終了した旨が通知されるまで待ち(判
断109のNOループ)、システム制御部1より省エネ
モード解除が正常に終了した旨が通知されて判断109
の結果がYESになると、制御信号ST1を論理レベル
Lに立ち下げて無鳴動着信リレー23をオフして(処理
110)、この処理を終了する。
【0057】図7は、省エネモード移行に関するシステ
ム制御部1の処理の一例を示している。
【0058】所定の省エネモード移行条件が成立すると
(判断201の結果がYES)、そのときの受信モード
が電話優先モードであるかどうかを調べ(判断20
2)、判断202の結果がYESになるときには、省エ
ネ制御部14に省エネルギーモード移行を通知する(処
理203)。
【0059】また、受信モードが電話優先モード以外の
場合であり、判断202の結果がNOになるときには、
省エネ制御部14に省エネルギーモード移行と、無鳴動
着信モードを通知する(処理204)。
【0060】図8は、システム制御部1の立上り時の処
理の一例を示している。
【0061】まず、立上り要因が、省エネルギーモード
からの解除であったかどうかを調べ(判断301)、判
断301の結果がNOになるときには、通常の初期化処
理を実行し(処理302)、次の処理へ進む。
【0062】また、省エネルギーモードからの解除であ
った場合、省エネ制御部14から通知されている省エネ
ルギーモード解除要因の内容が呼出信号検出であったか
どうかを調べ(判断303)、判断303の結果がNO
になるときには、その通知された省エネルギーモード解
除要因に対応した初期化処理を実行し(処理304)、
次の処理へ進む。
【0063】判断303の結果がYESになるときに
は、呼出信号検出に対応した初期化処理を実行し(処理
305)、次いで、そのときの受信モードが電話優先モ
ードであるかどうかを調べ(判断306)、判断306
の結果がNOになるときには、制御信号SS4を論理レ
ベルHに立ち上げて、無鳴動着信リレー23のオン動作
を保持する(処理307)。また、判断306の結果が
YESになるときには、処理307を実行しない。
【0064】次いで、省エネエネルギー解除を省エネ制
御部14へ通知し(処理208)、そのときに、受信モ
ードとして自動切換電話優先モードが設定されているか
どうかを調べ(判断309)、判断309の結果がYE
Sになるときには、留守番電話機12を作動するため
に、呼出信号検出部27の検出信号SC2を監視して、
カデンスオフ状態を見つけ(判断310のNOルー
プ)、カデンスオフ状態になって判断310の結果がY
ESになると、制御信号SS4を論理レベルLに立ち下
げて、無鳴動着信リレー23をオフし(処理311)、
次の処理へ進む。また、判断309の結果がNOになる
ときには、その時点で、次の処理へ進む。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所定の省エネルギー移行条件が成立すると、省エネルギ
ー制御手段および省エネルギー解除要因検出手段には省
エネルギー電源を供給し、それ以外の装置要素の電源を
遮断するとともに、省エネルギーモードにおいて、省エ
ネルギー解除要因検出手段が省エネルギー解除要因を検
出すると、省エネルギーモードを解除して通常モードへ
移行し、全ての装置要素に通常電源を供給する省エネル
ギー機能を備えたファクシミリ装置において、並設され
る留守番電話機を回線に切換接続して無鳴動着信を実現
するためのリレーを備え、上記留守番電話機による留守
番電話モードが設定されている状態で、省エネルギー状
態へ移行する際には、上記リレーを作動して、無鳴動着
信状態に設定するようにしたので、確実に省エネルギー
モード解除後の着信動作を行うことができるという効果
を得る。
【0066】また、前記省エネルギー状態において、前
記省エネルギー解除要因検出手段が検出した省エネルギ
ー解除要因が呼出信号の検出であるとき、省エネルギー
モードを解除して通常モードへ移行した後に、前記リレ
ーを復帰して無鳴動着信状態を解除するようにしたの
で、適切な通信動作を行うことができるという効果も得
る。
【0067】また、前記リレーが機械的リレーにより構
成されている場合、上記リレーの切換動作は、前記呼出
信号のカデンスがオフの状態で行うようにしたので、無
鳴動着信リレーが機械式リレーの場合でも、接点の溶着
などを抑制することができるという効果も得る。
【0068】また、前記留守番電話機による留守番電話
モードが設定されていない状態で、省エネルギー状態へ
移行する際には、前記リレーによる無鳴動着信状態を設
定しないようにしたので、適切な通信動作を行うことが
できるという効果も得る。
【0069】また、前記留守番電話機による留守番電話
モードが設定されている状態で、通常モードの場合に
は、前記リレーによる無鳴動着信状態を設定しないよう
にしたので、適切な通信動作を行うことができるという
効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシ
ミリ装置の構成の一例を示したブロック図。
【図2】網制御装置11の一例を示したブロック図。
【図3】無鳴動着信リレー23の動作を制御するリレー
制御回路の一例を示した回路図。
【図4】留守番電話モードが設定され、かつ、電話機優
先モードがセットされている場合の動作を説明するため
の動作波形図。
【図5】電話機優先モードが設定されており、かつ、留
守番電話モードがセットされていない場合の動作を説明
するための動作波形図。
【図6】省エネ制御部14の処理の一例を示したフロー
チャート。
【図7】省エネモード移行に関するシステム制御部1の
処理の一例を示したフローチャート。
【図8】システム制御部1の立上り時の処理の一例を示
したフローチャート。
【符号の説明】
1 システム制御部 14 省エネ制御部 15 電源供給ユニット 23 無鳴動着信リレー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の省エネルギー移行条件が成立する
    と、省エネルギー制御手段および省エネルギー解除要因
    検出手段には省エネルギー電源を供給し、それ以外の装
    置要素の電源を遮断するとともに、省エネルギーモード
    において、省エネルギー解除要因検出手段が省エネルギ
    ー解除要因を検出すると、省エネルギーモードを解除し
    て通常モードへ移行し、全ての装置要素に通常電源を供
    給する省エネルギー機能を備えたファクシミリ装置にお
    いて、 並設される留守番電話機を回線に切換接続して無鳴動着
    信を実現するためのリレーを備え、 上記留守番電話機による留守番電話モードが設定されて
    いる状態で、省エネルギー状態へ移行する際には、上記
    リレーを作動して、無鳴動着信状態に設定することを特
    徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記省エネルギー状態において、前記省
    エネルギー解除要因検出手段が検出した省エネルギー解
    除要因が呼出信号の検出であるとき、省エネルギーモー
    ドを解除して通常モードへ移行した後に、前記リレーを
    復帰して無鳴動着信状態を解除することを特徴とする請
    求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記リレーが機械的リレーにより構成さ
    れている場合、上記リレーの切換動作は、前記呼出信号
    のカデンスがオフの状態で行うようにしたことを特徴と
    する請求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記留守番電話機による留守番電話モー
    ドが設定されていない状態で、省エネルギー状態へ移行
    する際には、前記リレーによる無鳴動着信状態を設定し
    ないことを特徴とする請求項1または請求項2または請
    求項3記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 前記留守番電話機による留守番電話モー
    ドが設定されている状態で、通常モードの場合には、前
    記リレーによる無鳴動着信状態を設定しないことを特徴
    とする請求項1または請求項2または請求項3記載のフ
    ァクシミリ装置。
JP2000116029A 2000-04-18 2000-04-18 ファクシミリ装置 Pending JP2001309077A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000116029A JP2001309077A (ja) 2000-04-18 2000-04-18 ファクシミリ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000116029A JP2001309077A (ja) 2000-04-18 2000-04-18 ファクシミリ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001309077A true JP2001309077A (ja) 2001-11-02

Family

ID=18627540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000116029A Pending JP2001309077A (ja) 2000-04-18 2000-04-18 ファクシミリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001309077A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9041983B2 (en) 2013-08-28 2015-05-26 Kyocera Document Solutions Inc. Facsimile device performing off-hook in preset specified number of rings without ring apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9041983B2 (en) 2013-08-28 2015-05-26 Kyocera Document Solutions Inc. Facsimile device performing off-hook in preset specified number of rings without ring apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013005037A (ja) ファクシミリ装置
EP0762728B1 (en) Communication apparatus having power saving stand-by mode and non-ringing call receiving mode
JP2001309077A (ja) ファクシミリ装置
JP2001257818A (ja) ファクシミリ装置
JP2002359705A (ja) ファクシミリ装置
JP2001061027A (ja) 電気装置及び通信端末装置
JP4906701B2 (ja) 回線制御装置、回線制御方法、プログラム、記憶媒体
JP6937662B2 (ja) 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法
JP2001292257A (ja) ファクシミリ装置
JP2000261565A (ja) 通信装置、その自動着信モードの制御方法、及び記録媒体
JP2680575B2 (ja) 通信装置
JP3208973B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2012019280A (ja) ファクシミリ装置およびファクシミリ装置の電源制御方法
JP2003008704A (ja) 通信端末装置
JP7058551B2 (ja) 画像通信装置、その制御方法、及びプログラム
JP2008147716A (ja) 通信装置及びその制御方法
JPS61121656A (ja) 通信装置
JP2001292198A (ja) 省エネ機能付き通信端末装置
JP2599032B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3656403B2 (ja) 通信装置および記憶媒体
JP2000209414A (ja) 画像通信装置およびその通信制御方法
JP2002290640A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の電力制御方法
JPH11355541A (ja) ファクシミリ装置
JP2002314734A (ja) ファクシミリ装置
JP2005057615A (ja) ファクシミリ装置