JP2002314070A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2002314070A
JP2002314070A JP2001118250A JP2001118250A JP2002314070A JP 2002314070 A JP2002314070 A JP 2002314070A JP 2001118250 A JP2001118250 A JP 2001118250A JP 2001118250 A JP2001118250 A JP 2001118250A JP 2002314070 A JP2002314070 A JP 2002314070A
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insulating film
microcrystals
mixed
mixed film
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Akio Kaneko
明生 金子
Akira Nishiyama
彰 西山
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁膜中の電荷のトラップをなくして、しき
い値,駆動力のばらつきを抑制することができ、MOS
トランジスタの特性向上に寄与する。 【解決手段】 半導体基板上に高誘電体からなるゲート
絶縁膜を有するMOS型半導体装置の製造方法におい
て、Si基板30上に、SiO2 とTiO2 との混合膜
32をスパッタ法により結晶化の生じない温度で厚さ5
nmに形成した後、Ar雰囲気中で800℃,30秒の
熱処理を施すことにより、混合膜32中にTiO2 微結
晶を析出させ、かつ微結晶の膜厚方向の寸法が混合膜3
2の膜厚と同じとなるように成長し、しかるのち混合膜
32上にゲート電極となるSiGe層34を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲート絶縁膜等に
用いられる絶縁膜として高誘電体膜を用いた半導体装置
に係わり、特に高誘電体膜中に微結晶を析出させた半導
体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIの高集積化,高速化のため
に素子の微細化が進んでおり、それに伴ってキャパシタ
或いはトランジスタの構成要素であるMOS構造におい
ては、シリコン酸化膜の更なる薄膜化が要求されてい
る。しかし、シリコン酸化膜の膜厚が3nm以下になる
と、デバイスが動作する電場領域において電子がダイレ
クトトンネリングを起こすようになるので、リーク電流
が増大しデバイスの消費電力を増大させる等の問題を招
く。
【0003】そのため、シリコン酸化膜に置き換わる次
世代のゲート絶縁膜が求められ、高誘電体膜が注目され
るようになった。その理由は、高誘電体膜であれば、シ
リコン酸化膜と同一の容量をシリコン酸化膜よりも厚い
膜厚で得られることにある。そして、絶縁膜の膜厚を厚
くすることで電子が絶縁膜をトンネリングする確率を抑
え、リーク電流を低減させることが可能となる。
【0004】高誘電体膜として金属酸化物を用いた金属
酸化物/Siの構造において、トランジスタ形成のため
の熱処理工程(>800℃)を経ると、金属酸化物の多
結晶が生じ、図4に示すような構造となってしまう。な
お、図中の40はSi基板、42は結晶粒界、43は高
誘電体金属薄膜としての多結晶TiO2 膜、44はゲー
ト電極を示している。また、各結晶の縞の目がc軸方向
を表している。
【0005】この構造の第1の問題点は、比誘電率εr
の異方性に依存した実効比誘電率のバラツキである。例
えば、TiO2 のc軸方向のεr は89で、c軸に垂直
方向のεr は170である。TiO2 形成後に800℃
以上の熱処理を施した場合、結晶粒径は10〜50nm
になることから、例えばゲート長Lg=30nmのMO
Sトランジスタを形成した場合には、ランダムに配向し
たTiO2 のどの部分にゲート電極が形成されるかによ
って、しきい値電圧,電流駆動力のばらつきを生じるこ
とになる。
【0006】第2の問題点は、図4中の矢印で示すよう
に、結晶粒界を通って電流が流れやすく、ゲート/基板
間のリーク電流の上昇を招くことである。これは、結晶
中に比べその境界部においては金属−酸素間の結合が不
完全であることによると考えられる。
【0007】これに対し本発明者らは、TiO2 とSi
2 から成る混合膜をゲート絶縁膜として用いる方法を
既に提案している(特願2000−193215号)。
図5は、この混合膜を用いた場合の微結晶の様子を示す
模式図であり、図中の52は微結晶、53は混合膜を示
している。例えば、清浄なSi基板上に、TiO2 とS
iO2 の混合焼結体をターゲットとしてスパッタ法で約
100nm成膜し、Ar雰囲気中において800℃で3
0秒間アニールする。このとき、TiO2 の微結晶52
が析出する。混合膜53中のSiO2 濃度を上げること
で、TiO2 の結晶粒径を小さくできるので、ゲート長
Lg=30nmのMOSトランジスタを形成する場合に
も、上述のεr の異方性に依存したしきい値電圧,電流
駆動力のばらつきを小さくできる。同時にSiO2 濃度
を上げることで、結晶粒界を通るリーク電流も抑制でき
る。
【0008】しかしながら、本発明者らの更なる研究に
よれば、微結晶を含む混合膜では、膜中に電荷のトラッ
プが発生し、MOSFETのしきい値変動やゲート絶縁
膜の信頼性劣化を招く可能性があるのが分かった。電荷
のトラップが生じるのは、TiO2 微結晶52は、周辺
のシリコン酸化物が多い領域の準位よりも低いことに起
因している。即ち、TiO2 微結晶52の膜厚方向の大
きさが混合膜53の膜厚以下であると、TiO2 微結晶
52は周辺の準位よりも低いため、量子井戸が形成され
る。そして、この量子井戸に電子がトラップされる。ま
た、正孔がトラップされることも考えられる。
【0009】図6は、このときのTiO2 微結晶52と
その周囲の混合膜53における、膜厚方向の準位を模式
的に示したものである。このような現象は、TiO2
限らず、熱処理後に相分離する高誘電性金属酸化物とシ
リコン酸化物の混合膜でも同様に生じ得ると考えられ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、MO
S構造におけるゲート絶縁膜としてシリコン酸化膜に置
き換わる次世代のゲート絶縁膜が求められ、金属酸化物
等の高誘電体膜が注目されるようになった。しかし、金
属酸化物/Siの構造においては、金属酸化物の多結晶
が生じ、しきい値電圧や電流駆動力のばらつきを生じた
り、ゲート/基板間のリーク電流の上昇を招く問題があ
った。
【0011】また、本発明者らが既に提案した特願20
00−193215号においては、結晶粒界を通るリー
ク電流を効果的に抑制できるものの、膜中に電荷のトラ
ップが発生し、MOSFETのしきい値変動やゲート絶
縁膜の信頼性劣化を招くおそれがあった。
【0012】本発明は、上記事情を考慮して成されたも
ので、その目的とするところは、結晶粒界に起因するリ
ーク電流を低減することができ、かつ膜中の電荷のトラ
ップをなくしてしきい値,駆動力のばらつきを抑制する
ことができ、MOSトランジスタ等の特性向上に寄与し
得る半導体装置及びその製造方法を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】(構成)上記課題を解決
するために本発明は次のような構成を採用している。
【0014】即ち本発明は、半導体基板上に絶縁膜を設
けて機能素子を構成してなる半導体装置において、前記
絶縁膜は、シリコンの酸化物,窒化物,酸窒化物の少な
くとも1種類と、シリコン以外の金属の酸化物,窒化
物,酸窒化物の少なくとも1種類との混合膜であり、こ
の混合膜中に複数の微結晶が形成され、該微結晶の周辺
部の一部は前記絶縁膜の界面からの距離が0.7nm以
内に位置することを特徴とする。
【0015】ここで、複数の微結晶のうち必ずしも全部
が上記の条件を満たしている必要はないが、複数の微結
晶の大部分はその周辺部の一部が前記絶縁膜界面から
0.7nm以内の距離に位置することが望ましい。より
具体的には、複数の微結晶のうち体積比で5割以上は、
周辺部の一部が前記絶縁膜界面から0.7nm以内の距
離に位置することが望ましい。
【0016】また本発明は、半導体基板上に絶縁膜を設
けて機能素子を構成してなる半導体装置において、前記
絶縁膜は、シリコンの金属の酸化物,窒化物,酸窒化物
の少なくとも1種類と、シリコン以外の金属の酸化物,
窒化物,酸窒化物の少なくとも1種類との混合膜であ
り、この混合膜中に複数の微結晶が形成され、該微結晶
の膜厚方向の寸法は前記混合膜の膜厚と同じであること
を特徴とする。
【0017】ここで、複数の微結晶のうち必ずしも全部
が上記の条件を満たしている必要はないが、複数の微結
晶の大部分は膜厚方向の寸法が前記混合膜の膜厚と同じ
であることが望ましい。より具体的には、複数の微結晶
のうち体積比で5割以上は、膜厚方向の寸法が前記混合
膜の膜厚と同じであることが望ましい。
【0018】また、本発明のより望ましい実施態様とし
ては次のものが挙げられる。
【0019】(1) 微結晶は絶縁性金属酸化物であり、か
つ分散された状態であること。
【0020】(2) 機能素子はMOSFETであり、絶縁
膜はゲート絶縁膜であり、半導体基板上にゲート絶縁膜
を介してゲート電極が形成されていること。また、半導
体基板及びゲート電極の両方とゲート絶縁膜との界面に
シリコン酸化物を主成分とする層が存在し、微結晶の周
辺部と半導体基板又はゲート電極の少なくとも一方との
距離が0.7nm以内であること。
【0021】(3) 混合膜はシリコン酸化物(SiO2
とチタン酸化物(TiO2 )とから成り、微結晶はチタ
ン酸化物である。
【0022】(4) 微結晶の面内方向の粒径は10nm程
度以下であり、望ましくは1nm以上で10nm以下で
ある。これにより、極微細(<50nm)MOSトラン
ジスタのしきい値、駆動力ばらつきを抑制できる。
【0023】(5) 混合膜中の平均のSi構成比(Si/
(Si+Ti))は15%以上にするのが望ましい。結
晶が微細化されるために、混合膜中の平均のSi構成比
(Si/(Si+Ti))は15%以上にするのが望ま
しい。より望ましくは、15%以上で80%以下であ
り、さらに望ましくは15%以上で60%以下である。
【0024】また本発明は、半導体装置の製造方法にお
いて、半導体基板上に、シリコンの酸化物,窒化物,酸
窒化物の少なくとも1種類と、シリコン以外の金属の酸
化物,窒化物,酸窒化物の少なくとも1種類と、の混合
膜を結晶化の生じない温度で形成する工程と、次いで熱
処理を施すことにより、前記混合膜中に金属酸化物の微
結晶を複数個析出させ、かつ該微結晶の周辺部の一部が
前記絶縁膜の界面から0.7nm以内の距離に位置する
ように該微結晶を成長させる工程とを含むことを特徴と
する。
【0025】また本発明は、半導体装置の製造方法にお
いて、半導体基板上に、シリコンの酸化物,窒化物,酸
窒化物の少なくとも1種類と、シリコン以外の金属の酸
化物,窒化物,酸窒化物の少なくとも1種類と、の混合
膜を結晶化の生じない温度で形成する工程と、次いで熱
処理を施すことにより、前記混合膜中に金属酸化物の微
結晶を複数個析出させ、かつ該微結晶の膜厚方向の寸法
が前記混合膜の膜厚と同じとなるように該微結晶を成長
させる工程とを含むことを特徴とする。
【0026】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものが挙げられる。
【0027】(1) 混合膜を結晶化の生じない温度で形成
する工程として、シリコン酸化物(SiO2 )とチタン
酸化物(TiO2 )との混合焼結体をターゲットとした
スパッタ法により混合膜を形成する。
【0028】(2) 熱処理により混合膜中に微結晶の金属
酸化物を析出させる工程として、SiO2 とTiO2
ら成る混合膜を形成後、Ar雰囲気中の常圧下でアニー
ルする。他の例としては、常圧よりも高い圧力雰囲気
(例えば、100kPaよりも高い圧力雰囲気)中でア
ニールを行っても良い。
【0029】(3) 微結晶を生成する際のアニール条件
は、常圧下で800〜1000℃の範囲であること。ま
た、10MPa程度の高圧力雰囲気中で600〜100
0℃の範囲であること。
【0030】(4) 混合膜形成前に、下地基板(例えばS
i)上に酸化防止のための薄膜を予め形成しておく。こ
の酸化防止膜が十分機能すれば、更に酸素含有雰囲気中
で高温アニールを行うことも可能である。
【0031】(5) 熱処理により微結晶が析出された絶縁
膜の一部をエッチングして所望の厚さまで薄膜化する。
【0032】(作用)本発明をMOSトランジスタに適
用すると、図1(a)のような構成となる。即ち、Si
等の半導体基板10上に高誘電体膜から成るゲート絶縁
膜13を形成し、その上にゲート電極14を形成し、さ
らにゲート電極14の両側にソース・ドレイン領域16
a,16bを形成したものとなる。ここで、ゲート絶縁
膜13は、金属酸化物とシリコン酸化物,シリコン窒化
物,シリコン酸窒化物の少なくとも1種類との混合膜か
らなり、この混合膜は全体がアモルファスからなるもの
ではなく、該膜中に多数の微結晶12が析出している。
ここで、全ての微結晶が混合膜13の上下を貫通するよ
うに形成されるのが最も好ましいが、必ずしも全てがそ
うではなく、大部分がそうであればよい。より具体的に
は、体積比で50%以上の微結晶が貫通するように形成
されていれば十分な効果が得られる。
【0033】なお、微結晶とは単結晶の結晶の大きさが
非常に小さいものを総じて呼称するものであり、この微
結晶の大きさは10nm程度以下であり、ゲート長Lg
よりも十分小さくなっている。薄膜中の結晶が微結晶で
あるか否かは、次のようにして判定することができる。
被測定試料に対し電子線回折(ED、一般にビーム径は
数十nm)を行うと、単結晶の場合はスポット状の回折
像が得られ、多結晶の場合はリング状の回折像(多結晶
リング)が得られる。ここで、電子線の径をナノメート
ルオーダ(1nm〜10nm)、例えば5nm程度に小
さくすると、多結晶の場合も回折像はスポットとなり、
それよりも小さい微結晶の場合には多結晶リングが見ら
れる。従って、5nm程度の微小ビーム径を用いた電子
線回折によって多結晶リングが見られるか否かにより、
微結晶であるか否かを判定することができる。
【0034】SiとSiO2 を接触させた場合、Siの
波動関数はSiO2 へ0.7nm程度染み出す(D.A.Mu
ller et al,NATURE,399(1999)758)。これは、量子力学
により説明される。従って、多結晶Siをゲート電極と
し、SiO2 が主要な媒体にそれよりも準位の低い物
質、例えばTiO2 結晶粒が析出した混合膜において、
TiO2 結晶粒は0.7nm程度のSiO2 に囲まれて
いても良い。図1(b)はこのような場合の構成を示し
ている。さらに、MOSデバイスにおいて、Si基板と
ゲート絶縁膜との界面、又はゲート電極とゲート絶縁膜
との界面にSiO 2 の主要な界面層があっても、どちら
かがこの膜厚以下であれば良い。図1(c)はこのよう
な場合の構成を示している。
【0035】なお、ゲート電極や基板の材料がSiでな
い場合や、混合膜がTiO2 ,SiO2 以外から成れ
ば、波動関数の染み出す長さも変わる。例えば、SiO
2 が準位のより低い材料に置き換わると、Siの波動関
数が染み出す距離は長くなる。この場合は、微結晶と混
合膜界面との距離は0.7nm以内に限るものではな
く、波動関数の染み出す長さに応じて長くすることがで
きる。
【0036】このように本発明では、高誘電体膜からな
るゲート絶縁膜中に析出させた結晶は、多結晶ではなく
単結晶であり、かつゲート長Lgよりは十分小さい。ま
た、結晶粒界にアモルファス材料が入り込んだ構造とな
る。このため、結晶粒界に基づくリーク電流を抑制する
ことができる。しかも、ゲート長方向に沿って複数の微
結晶が存在することに加え、微結晶の大きさは膜厚Wと
同じ程度であり、結晶粒界が膜の表裏面に貫通している
ため、膜中の微結晶の準位に依存したトラップ密度を大
幅に低減することが可能となる。ここで、ゲート絶縁膜
としては、少なくとも絶縁性金属酸化物の微結晶が分散
されてなることが高誘電率を得る上で望ましい。
【0037】図2は、微結晶を含む混合層のC−V(容
量−ゲート電圧)曲線である。上述のようにして、n型
Si基板上に絶縁膜として、膜厚約3nm,5nm,1
0nmのSiO2 /TiO2 混合膜を作製した。図2
(a)に示すように、SiO2が75%の場合、膜厚が
薄いほどヒステリシスが小さくなった。この場合、微結
晶の平均粒径は約2nmであった。微結晶の粒径が混合
膜厚よりも十分小さいために、結晶粒近傍で準位の窪み
が形成され、そこに電荷がトラップされる現象を表して
いる。
【0038】一方、図2(b)に示すように、SiO2
が26%の場合、ヒステリシスは殆ど無かった。これ
は、微結晶の平均粒径が10nm程度であり、(a)の
現象は起こらないためである。なお、膜厚が3nmや5
nmの場合は、微結晶の水平方向の寸法は10nm程度
であるが、微結晶の膜厚方向の寸法は当然のことながら
膜厚程度となる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示の実施
形態によって説明する。
【0040】(第1の実施形態)図3は、本発明の第1
の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図
である。
【0041】なお、図3はnチャネルMOSFETに関
する実施形態であるが、実際には同一基板上にpチャネ
ルMOSFETも存在し、それについても同様の工程を
行うことを念頭に置いている。勿論、本発明はSOI
(Silicon On Insulator)のMOSFETにも使える
し、縦型MOS(基板に垂直方向にチャネルがあり、電
子や正孔はそれに沿って基板に垂直に走行する)にも応
用することができる。
【0042】まず、図3(a)に示すように、p型Si
基板30上にトレンチ素子分離用のSiO2 膜31を埋
め込み形成した後、全面にTiO2 /SiO2 の混合膜
32を結晶化が起こらない温度(例えば室温)にて堆積
する。堆積の方法としては、蒸着、通常のRFスパッ
タ、ヘリカルコイルを用いたスパッタ法、ゾルゲル法、
レーザアブレーション法、CVD法の何れを用いても良
い。それぞれの堆積方法により、当然温度や形成条件は
異なってくる。
【0043】例えば、ヘリカルコイルを用いたスパッタ
法では、TiO2 とSiO2 を粉々に砕き、ある混合比
で焼結させることによりターゲットを作製する。その混
合比は、例えばSi/(Ti+Si)=20%とする。
そして、ターゲットとSi基板を対面させた後、Arと
2 との混合雰囲気(Ar:20sccm,O2 :2sccm)
で100Wのパワーで室温で10分間スパッタを行い、
5nmの混合膜32を堆積する。
【0044】次いで、Ar雰囲気中で800℃,30秒
の熱処理を施すことにより、図3(b)に示すように、
混合膜32を微結晶を含有する高誘電体絶縁膜33に転
換する。ここで、微結晶の粒径はその大部分が5nm程
度となるようにし、前記図1(a)に示す状態を狙っ
た。これにより、膜中に電荷がトラップされる問題を回
避することができる。また、熱処理温度が800〜10
00℃であれば、十分大きな微結晶を成長させることが
できた。
【0045】ここで、微結晶の全ての膜厚程度の寸法で
あれば最も好ましいが、必ずしも全ての微結晶の寸法が
膜厚程度である必要はなく、一部に寸法の小さな微結晶
があってもその量が少なければ問題ない。より具体的に
は、体積比で微結晶の50%以上が膜厚程度の寸法であ
れば十分な効果が得られることを確認している。なお、
寸法が膜厚程度である微結晶の割合(体積比)は、TE
M観察により、各結晶の大きさと絶縁膜界面からの距離
を測定することで、求めることができる。
【0046】或いは、結晶の形を球と仮定して、X線回
折測定により粒径と頻度(A.Benedetti et al, J.Appl.
Cryst.,21(1988),543)、及び絶縁膜厚の平均を求め
る。絶縁膜厚から1.4nm引いた値以上大きい結晶の
合計の体積を求める。個々の結晶の、絶縁膜界面からの
距離を求めることが難しいが、絶縁膜厚よりも1.4n
m小さい結晶が、周辺部の一部が絶縁膜界面から0.7
nm以上離れた位置になるためには、絶縁膜のちょうど
中心に位置しなければらならない。より大きい結晶は、
必ず周辺部の一部が絶縁膜界面から0.7nm以内に位
置する。なお、C−V曲線に現れるヒステリシスは、お
よそトラップされた電荷の数に比例する。結晶粒の所だ
けにトラップされる場合、トラップされ得る電荷の数
は、およそ結晶粒の堆積に比例する。従って、周辺部の
一部が絶縁膜界面から0.7nm未満離れた結晶の合計
体積を半分にすればヒステリシスも半分になり、MOS
FETなどの改善が期待できる。
【0047】また、微結晶は必ずしも膜を貫通して設け
られるものでなくてもよく、前記図1(b)(c)のよ
うに、界面に薄いSiO2 膜が形成される場合であって
も、このSiO2 膜の膜厚が0.7nm以下であれば、
微結晶の粒径が十分大きいので、大部分の微結晶におい
て混合膜32の界面からの距離は0.7nm以下とな
り、電荷がトラップされる不都合は生じない。
【0048】次いで、図3(c)に示すように、ゲート
電極として例えばSiGe層34を100nmの厚さ
に、SiH4 とGeH4 の混合ガス中550℃において
堆積する。続いて、フォトリソグラフィを行うことによ
りレジストをパターニングし、このレジストをマスクに
CF4 +O2 の雰囲気中で酸性イオンエッチングを行う
ことにより、SiGe膜34をゲート電極形状に加工す
る。その後、HFを含有する溶液を用いることにより微
結晶を含有する高誘電体絶縁膜33を加工する。
【0049】次いで、図3(d)に示すように、SiG
e膜34をマスクとして用い、Asを300eVで1×
1014cm-2イオン注入する。続いて、SiN膜を全面
堆積した後に全面RIEエッチバックを行うことによ
り、ゲート側壁SiN膜35を厚さ10nm形成する。
その後、SiGe膜34及び側壁SiN膜35をマスク
に再びイオン注入(As:10keV,1×1015cm
-2)を行い、900℃,30秒間のRTA(短時間高温
アニール)を行うことで、ソース・ドレイン領域36
a,36bを形成すると共に、ゲート電極となるSiG
e膜34にn型不純物を添加する。
【0050】次いで、図3(e)に示すように、Coの
堆積/熱処理/エッチングにより、CoSi2 膜37を
ソース,ドレイン,ゲート上にそれぞれに堆積する。最
後に、TEOS等を用いて層間絶縁膜としてのSiO2
膜38を全面堆積し、ソース・ドレイン領域上にコンタ
クト孔につながるようにAl/TiN/Ti或いはCu
/TiN/Tiの配線層39を形成する。これ以降は、
さらに2層目以上の配線工程を行うことにより、LSI
が完成することになる。
【0051】かくして作成された半導体装置において
は、ゲート絶縁膜である高誘電体膜33中の微結晶が5
nm程度の直径を有しており、該絶縁膜33の上下に実
質的に貫通して存在することになる。従って、前記図6
に示したようなトラップ準位が生じることはなく、しき
い値,駆動力のばらつきを抑制することができ、MOS
トランジスタ等の特性向上に寄与することができる。
【0052】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態は、第1の実施形態における混合膜のアニール方法を
改良した方法である。
【0053】TiO2 /SiO2 の混合膜32を結晶化
が起こらない温度(例えば室温)にて堆積するまでは、
第1の実施形態と同様である。次いで、10MPaの高
圧下において600℃,30secの熱処理を施すこと
により、ナノクリスタル含有の高誘電体絶縁膜を形成し
た。この場合も、第1の実施形態と同様に粒径5nm程
度の微粒子を形成することができた。これ以降は、第1
の実施形態と同様の工程(図3(c)から(e))を行
うことにより、LSIが完成することになる。
【0054】このように本実施形態によれば、混合膜3
2中に直径5nm程度の微粒子を成長させることがで
き、膜を貫通する状態で微粒子を形成できるので、第1
の実施形態と同様の効果が得られる。これに加えて本実
施形態では、高圧下で熱処理を行うことによって、微結
晶作成のためのアニールをより低温で行うことができる
という効果が得られる。ちなみに本発明者らの実験によ
れば、10MPaの高圧下であれば熱処理温度600〜
1000℃の範囲で、本発明に必要とする微結晶を形成
することができた。
【0055】(第3の実施形態)本発明の第3の実施形
態は、第1の実施形態における混合膜の形成方法を改良
した方法である。
【0056】TiO2 /SiO2 の混合膜32を結晶化
が起こらない温度(例えば室温)にて堆積するまでは、
第1の実施形態と同様であるが、本実施形態において
は、混合膜32を100nmと厚く堆積する。次いで、
Ar雰囲気中で800℃,30secの熱処理を施すこ
とにより、混合膜をTiO2 微結晶を含む高誘電体絶縁
膜に転換する。ここで、微結晶の粒径は第1の実施形態
と同様に、その大部分が5nm程度となるようにした。
【0057】次いで、HFを含有する溶液、例えばHF
(47%)1:10H2 Oにより5分間処理することに
より、高誘電体絶縁膜33を5nmの厚さまで薄膜化す
る。高誘電体絶縁膜のエッチバック工程は、全面一様に
行われる他、一部、例えばpチャネルMOSのみ、或い
は部分的にしきい値電圧を変えたい部分のみ、或いは混
載LSIにおいて論理LSIに相当する部分のみ行うこ
と、或いはメモリLSIに相当する部分のみ行うことも
可能である。これ以降は、第1の実施形態と同様の工程
(図3(c)から(e))を行うことによりLSIを形
成する。
【0058】このように本実施形態においても、混合膜
32中に直径5nm程度の微粒子を成長させることがで
き、膜を貫通する状態で微粒子を形成できるので、第1
の実施形態と同様の効果が得られる。
【0059】(第4の実施形態)本実施形態では、ゲー
ト絶縁膜とすべき混合膜を形成する前に、NOガスを用
いた850℃,5secの熱処理により、Si基板30
上に厚さ0.7μmの酸窒化膜(図示せず)を形成す
る。続いて、第1の実施形態と同様にして、酸窒化膜上
にTiO2 /SiO2 の混合膜32を5nmの厚さに形
成する。
【0060】これ以降は、第1の実施形態と同様の工程
(図3(b)から(e))を行うことによりLSIを形
成する。
【0061】本実施形態においても、混合膜32中に直
径5nm程度の微粒子を成長させることができ、膜を貫
通する状態で微粒子を形成できるので、第1の実施形態
と同様の効果が得られる。また本実施形態では、Si基
板30上にTiO2 /SiO 2 の混合膜32を形成する
前に酸窒化膜を形成しているので、混合膜32を酸素含
有雰囲気中で成膜やアニールを行っても、酸素のSi基
板側への拡散を抑制することができる。
【0062】(変形例)なお、本発明は上述した各実施
形態に限定されるものではない。第1〜第4の実施形態
は、単独で用いても良いし、適宜組み合わせても良い。
さらに、以下の方法と組み合わせても良い。
【0063】混合膜の作製方法は、次のようにしても良
い。清浄なSi基板に、例えばスパッタ法,蒸着,CV
D,プラズマCVDなどによりTi層を成膜し、不活性
雰囲気で基板をアニールすることによって、基板上に珪
化チタンを形成する。反応しなかったTiを剥離しても
良い。その後、酸素含有雰囲気中でアニールする。酸素
含有雰囲気にはH2 O,O3 、プラズマ状のOやNやO
Hなどが含まれても良い。Tiは酸化され易いので、大
気中又は酸素分圧10kPa以下の雰囲気中で、又は1
00℃以下でアニールを行っても良い。この後、例えば
Ar雰囲気中で800℃でアニールすることで、微結晶
を析出させる。
【0064】上記の変形例として、Ti層の成膜を酸素
含有雰囲気中で行い、少なくとも部分的にTiを酸化し
ておいても良い。また、酸化シリコン膜上にTi成膜を
行い、アニールによって少なくとも部分的にTiを酸化
しても良い。この後、必要に応じて酸化し、アニールす
ることで微結晶を析出させる。
【0065】Ti,Si,TiとSiの化合物、前記3
種類のうち少なくとも1つの酸化物を適宜組み合わせ、
同時にスパッタ法,蒸着などにより成膜しても良い。混
合膜の堆積は1回でなくても、混合比が同じ又は異なる
膜を、同一又は異種の雰囲気中で数回に分けて堆積する
こともできる。この後、必要に応じて酸化し、アニール
することで微結晶を析出させる。
【0066】また、実施形態では微結晶としてTiO2
を例に挙げたが、これに限らず、周囲よりも準位の低い
アモルファス状の層が析出するような場合も、同様の方
法を適用できる。さらに、ゲート電極としてSiGeを
用いたが、多結晶シリコン,金属,珪化金属,或いはそ
れらの組み合わせでも良い。
【0067】また、絶縁膜を構成する混合膜の一方とし
ての金属酸化物としてTiO2 について述べたが、T
a,Y,Al,Zr,La,Hf,Nbなどの酸化物、
窒化物、更には酸窒化物を用いることも可能である。但
し、微結晶が形成される温度は材料に依存する。但し、
TiNのように導電性物質ができてしまう組み合わせに
おいては、酸窒化膜は可能だが、窒化膜との組み合わせ
があり得ないことは当然である。また、もう一方の混合
物であるSiO2 もこれに限らず、シリコン窒化膜,シ
リコン酸窒化膜などを用いることができる。
【0068】また、配線としては低抵抗の材料、例えば
Agを用いても良い。さらに、下地層としてはTiSi
NやWsiN、TaSiNなどを用いることも含まれ
る。コンタクト孔をW,NiSi,Al,Cuにより埋
め込んでも良い。
【0069】また、実施形態ではMOSトランジスタに
ついて説明したが、本発明は高誘電体絶縁膜を用いる各
種の半導体装置に適用することが可能であり、例えばM
OSキャパシタに適用することもできる。その他、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施するこ
とができる。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、半
導体基板上に絶縁膜を設けて機能素子を構成してなる半
導体装置において、絶縁膜として、シリコンの酸化物,
窒化物,酸窒化物の少なくとも1種類と、シリコン以外
の金属の酸化物,窒化物,酸窒化物の少なくとも1種類
との混合膜を用い、混合膜中に複数の微結晶を形成し、
微結晶の周辺部の一部を絶縁膜の界面からの距離が0.
7nm以内に位置させること、又は微結晶の膜厚方向の
寸法を混合膜の膜厚と同じにすることにより、結晶粒界
に起因するリーク電流を低減することができ、かつ膜中
の電荷のトラップをなくしてしきい値,駆動力のばらつ
きを抑制することができ、MOSトランジスタ等の特性
向上に寄与することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる半導体装置の基本構造を示す断
面図。
【図2】C−V(容量−ゲート電圧)特性の膜厚依存性
を示す図。
【図3】実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す
断面図。
【図4】従来の半導体装置の問題点を説明するための断
面図。
【図5】混合膜中の微結晶の様子を模式的に示す断面
図。
【図6】図5の状態における膜厚方向の準位を模式的に
示す図。
【符号の説明】
10,30…Si基板(半導体基板) 12…TiO2 微結晶 13,33,53…微結晶を含有する薄膜(高誘電体絶
縁膜) 14,34…SiGe膜(ゲート電極) 16,36…ソース・ドレイン領域 31…SiO2 膜(素子分離膜) 32…TiO2 /SiO混合膜 35…SiN膜(側壁絶縁膜) 37…CoSi2 膜 38…SiO2 膜(層間絶縁膜) 39…Al/TiN/Ti層(配線層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/786 Fターム(参考) 5F038 AC02 AC15 EZ14 EZ20 5F058 BC02 BC03 BC04 BF02 BF07 BF12 BF17 BH01 BJ01 5F110 AA06 AA30 CC02 DD05 DD13 EE05 EE09 EE32 EE45 FF06 FF21 FF28 FF29 FF35 FF36 GG02 GG12 HJ01 HJ13 HL01 HL02 HL03 HL04 HL05 HL12 HM15 NN02 NN23 NN35 QQ11 5F140 AA06 AA24 AC23 AC36 BA01 BD13 BD15 BD17 BE01 BE09 BE10 BE14 BE16 BE17 BF01 BF04 BF08 BG14 BG28 BH15 BK02 BK13 CA02 CA03 CB04 CC03 CC12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に絶縁膜を設けて機能素子を
    構成してなる半導体装置において、 前記絶縁膜は、シリコンの酸化物,窒化物,酸窒化物の
    少なくとも1種類と、シリコン以外の金属の酸化物,窒
    化物,酸窒化物の少なくとも1種類との混合膜であり、 前記混合膜中に複数の微結晶が形成され、該微結晶の周
    辺部の一部は前記絶縁膜の界面からの距離が0.7nm
    以内に位置することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】半導体基板上に絶縁膜を設けて機能素子を
    構成してなる半導体装置において、 前記絶縁膜は、シリコンの酸化物,窒化物,酸窒化物の
    少なくとも1種類と、シリコン以外の金属の酸化物,窒
    化物,酸窒化物の少なくとも1種類との混合膜であり、 前記混合膜中に複数の微結晶が形成され、該微結晶の膜
    厚方向の寸法は前記混合膜の膜厚と同じであることを特
    徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】前記機能素子は電界効果型半導体デバイス
    であり、前記絶縁膜はゲート絶縁膜であり、前記半導体
    基板に前記ゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成され
    ており、前記半導体基板及びゲート電極の両方と前記ゲ
    ート絶縁膜との各界面にシリコン酸化物を主成分とする
    層が存在し、 前記微結晶の周辺部と前記半導体基板又は前記ゲート電
    極の少なくとも一方との距離が0.7nm以内であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】前記混合膜は、シリコン酸化物とチタン酸
    化物との混合膜であることを特徴とする請求項1〜3の
    何れかに記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】半導体基板上に、シリコンの酸化物,窒化
    物,酸窒化物の少なくとも1種類と、シリコン以外の金
    属の酸化物,窒化物,酸窒化物の少なくとも1種類と、
    の混合膜を結晶化の生じない温度で形成する工程と、 次いで熱処理を施すことにより、前記混合膜中に金属酸
    化物の微結晶を複数個析出させ、かつ該微結晶の周辺部
    の一部が前記絶縁膜の界面から0.7nm以内の距離に
    位置するように該微結晶を成長させる工程とを含むこと
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】半導体基板上に、シリコンの酸化物,窒化
    物,酸窒化物の少なくとも1種類と、シリコン以外の金
    属の酸化物,窒化物,酸窒化物の少なくとも1種類と、
    の混合膜を結晶化の生じない温度で形成する工程と、 次いで熱処理を施すことにより、前記混合膜中に金属酸
    化物の微結晶を複数個析出させ、かつ該微結晶の膜厚方
    向の寸法が前記混合膜の膜厚と同じとなるように該微結
    晶を成長させる工程とを含むことを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
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