JP2002314068A - 半導体装置の製造方法、および半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法、および半導体装置

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JP2002314068A JP2001116398A JP2001116398A JP2002314068A JP 2002314068 A JP2002314068 A JP 2002314068A JP 2001116398 A JP2001116398 A JP 2001116398A JP 2001116398 A JP2001116398 A JP 2001116398A JP 2002314068 A JP2002314068 A JP 2002314068A
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oxide film
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thermal oxide
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Takashi Terauchi
崇 寺内
Akinobu Teramoto
章伸 寺本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート配線の配線抵抗を増大させることな
く、ゲートバーズビークを形成する。また、ゲート配線
間における層間絶縁膜の埋め込みを容易に行う。 【解決手段】 基板1上にゲート酸化膜2を形成し、ゲ
ート酸化膜2上に第1シリコン膜3とシリサイド膜4と
絶縁膜5とを含むゲート配線を形成する。次に、ゲート
配線をマスクとして不純物を注入して第1拡散層6を形
成する。そして、ゲート配線を覆うように基板1の全面
に第2シリコン膜を形成する。次に、第2シリコン膜を
熱酸化して熱酸化膜8を形成する。そして、熱酸化膜8
上に層間絶縁膜9を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法および半導体装置に係り、特にメモリセルトランジ
スタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ゲートエッジ(後述)におけ
る電界集中によるGIDL(Gate Induced Drain Leaka
ge)を抑制するために、ゲート配線の側壁を熱酸化処理
し、ゲートエッジにゲートバーズビークを形成してい
る。
【0003】以下、従来の半導体装置の製造方法につい
て説明する。図26〜図31は、従来の半導体装置の製
造方法を説明するための断面図である。
【0004】先ず、図26に示すように、基板1上にゲ
ート酸化膜2を形成する。次に、ゲート酸化膜2上に、
例えばポリシリコン膜やアモルファスシリコン膜にリン
がドープされてなるシリコン膜3を形成する。そして、
シリコン膜3上にシリサイド膜4を形成する。さらに、
シリサイド膜4上に絶縁膜5を形成する。
【0005】次に、図27に示すように、写真製版工程
によりレジストパターン6を絶縁膜5上に形成する。そ
して、図28に示すように、レジストパターン6をマス
クとして絶縁膜5をドライエッチングする。これによ
り、絶縁膜5がパターニングされる。その後、レジスト
パターン6を除去する。
【0006】次に、図29に示すように、パターニング
された絶縁膜5をマスクとして、シリサイド膜4および
シリコン膜3をドライエッチングする。これにより、所
望の形状のゲート配線形状が得られる。
【0007】続いて、図30に示すように、上記ゲート
配線をマスクとした不純物注入により、基板1内にソー
ス/ドレイン領域6を形成する。
【0008】次に、図31に示すように、熱酸化処理を
行う。これにより、ゲート配線を構成するシリコン膜3
およびシリサイド膜4の側面、並びに基板1上に熱酸化
膜17が形成される。また、この熱酸化処理によって、
ゲート配線のコーナー部分(以下「ゲートエッジ」とい
う)が熱酸化膜17で丸まり、ゲートバーズビークが形
成される。従って、ゲートエッジに電界が集中すること
により生じるホットキャリア(「ホットエレクトロン」
ともいう)を防止することができる。また、熱酸化処理
により、ドライエッチングにより生じたダメージや、不
純物注入により生じたダメージが除去される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
製造方法により製造された半導体装置には、次のような
問題点があった。図32は、従来の製造方法により製造
された半導体装置を説明するための断面図である。図3
3は、従来の製造方法で製造された半導体装置におい
て、層間絶縁膜の埋め込み不良が発生した場合を示す断
面図である。先ず第1に、図32に示すように、熱酸化
処理工程において、シリコン膜3およびシリサイド膜4
に含まれるSi(シリコン)成分を熱酸化して熱酸化膜
17を形成するため、絶縁膜5の側面よりも内側に熱酸
化膜17が入り込んでしまう問題があった。すなわち、
ゲート配線幅Aが、エッチング直後(ゲート配線形成
時)よりも、熱酸化膜17の分だけ細くなってしまう問
題があった。これにより、ゲート配線の配線抵抗が増大
し、トランジスタの駆動能力が劣化する問題があった。
【0010】第2に、シリサイド膜4の側面に形成され
る熱酸化膜17aの膜厚が、シリコン膜3の側面に形成
される熱酸化膜17bの膜厚よりも厚くなってしまう問
題があった。言い換えれば、シリサイド膜4の側面が突
出した形状となってしまう。これは、シリサイド膜4の
酸化レートが、シリコン膜3の酸化レートよりも速いこ
とに起因する。この場合、図33に示すように、熱酸化
膜17を形成した後に層間絶縁膜9を堆積する際、埋め
込み不良Dが発生するという問題があった。この埋め込
み不良Dは、層間絶縁膜9を形成した後に、O
、HO等の雰囲気中で熱処理(リフロー)するこ
とによっても除去されない。また、埋め込み不良Dは、
図33中の手前方向若しくは奥行き方向に伸びており、
当該方向に並ぶ複数のコンタクトを導通させてしまう。
この場合、製造された半導体装置は正常に機能せず不良
品となるため、歩留まりが低下するという問題があっ
た。
【0011】第3に、熱酸化処理が進むにつれてシリサ
イド膜4中のシリコン成分が減少し、シリサイド膜4は
欠乏したシリコン成分を補充するため下層のシリコン膜
3から当該成分を吸い上げてしまうという問題があった
(図32の矢印Bに示す)。これにより、シリサイド膜
4の体積が膨張し、シリサイド膜4が下層のシリコン膜
3に食い込んだ形状となってしまう(図32の矢印Cに
示す)。この場合には、シリコン膜3の下層のゲート酸
化膜2にまでストレスがかかってしまい、ゲート酸化膜
2の信頼性が低下してしまう問題があった。従って、半
導体装置の信頼性が低下してしまう問題があった。
【0012】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたもので、ゲート配線の配線抵抗を増大させる
ことなく、ゲートバーズビークを形成することを目的と
する。また、本発明は、ゲート配線間における層間絶縁
膜の埋め込みを容易に行うことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る半
導体装置の製造方法は、基板上にゲート酸化膜を形成す
る工程と、前記ゲート酸化膜上に第1シリコン膜および
絶縁膜を含むゲート配線を形成する工程と、前記ゲート
配線をマスクとして前記基板内に不純物を注入して、第
1拡散層を形成する工程と、前記第1拡散層を形成した
後、前記ゲート配線を覆うように前記基板の全面に第2
シリコン膜を形成する工程と、前記第2シリコン膜を熱
酸化して熱酸化膜を形成する工程と、前記熱酸化膜上に
層間絶縁膜を形成する工程と、を含むことを特徴とする
ものである。
【0014】請求項2の発明に係る半導体装置の製造方
法は、請求項1に記載の製造方法において、前記ゲート
配線は、前記第1シリコン膜と前記絶縁膜の間にシリサ
イド膜を含むことを特徴とするものである。
【0015】請求項3の発明に係る半導体装置の製造方
法は、請求項1又は2に記載の製造方法において、前記
第1シリコン膜は、ドープトシリコン膜であり、前記第
2シリコン膜は、700℃よりも高い温度で形成される
ことを特徴とするものである。
【0016】請求項4の発明に係る半導体装置の製造方
法は、請求項1から3の何れかに記載の製造方法におい
て、前記第2シリコン膜は、ドープトシリコン膜である
ことを特徴とするものである。
【0017】請求項5の発明に係る半導体装置の製造方
法は、請求項1から4の何れかに記載の製造方法におい
て、前記熱酸化膜を形成した後、前記層間絶縁膜の形成
に先立って、前記熱酸化膜をマスクとして前記基板内に
不純物を注入して、前記第1拡散層よりも不純物濃度が
高い第2拡散層を形成する工程を更に含むことを特徴と
するものである。
【0018】請求項6の発明に係る半導体装置の製造方
法は、基板上にゲート酸化膜を形成する工程と、前記ゲ
ート酸化膜上に第1シリコン膜および絶縁膜を含むゲー
ト配線を形成する工程と、前記ゲート配線をマスクとし
て前記基板内に不純物を注入して、第1拡散層を形成す
る工程と、前記第1拡散層を形成した後、前記第1シリ
コン膜の側面を覆う第2シリコン膜を形成する工程と、
前記第2シリコン膜を熱酸化して熱酸化膜を形成する工
程と、前記熱酸化膜を形成した後、前記ゲート電極を覆
うように前記基板全面に層間絶縁膜を形成する工程と、
を含むことを特徴とするものである。
【0019】請求項7の発明に係る半導体装置の製造方
法は、請求項6に記載の製造方法において、前記ゲート
配線は、前記第1シリコン膜と前記絶縁膜との間に、シ
リサイド膜を含み、前記第2シリコン膜は、前記第1シ
リコン膜の側面および前記シリサイドの側面を覆うこと
を特徴とするものである。
【0020】請求項8の発明に係る半導体装置の製造方
法は、請求項6又は7に記載の製造方法において、前記
第1シリコン膜は、ドープトシリコン膜であり、前記第
2シリコン膜は、700℃よりも高い温度で形成される
ことを特徴とするものである。
【0021】請求項9の発明に係る半導体装置の製造方
法は、請求項6から8の何れかに記載の製造方法におい
て、前記第2シリコン膜は、ドープトシリコン膜である
ことを特徴とするものである。
【0022】請求項10の発明に係る半導体装置の製造
方法は、請求項6から9の何れかに記載の製造方法にお
いて、前記熱酸化膜を形成した後、前記層間絶縁膜の形
成に先立って、前記熱酸化膜をマスクとして前記基板内
に不純物を注入して、前記第1拡散層よりも不純物濃度
が高い第2拡散層を形成する工程を更に含むことを特徴
とするものである。
【0023】請求項11の発明に係る半導体装置の製造
方法は、請求項6から10の何れかに記載の製造方法に
おいて、前記熱酸化膜を形成する工程で、前記第2シリ
コン膜の表面を熱酸化して熱酸化膜の層を形成し、当該
熱酸化膜の層と前記ゲート配線との間に第2シリコン膜
の層を残すことを特徴とするものである。
【0024】請求項12の発明に係る半導体装置の製造
方法は、請求項11に記載の製造方法において、前記第
2シリコン膜の3分の1から3分の2を熱酸化して、前
記熱酸化膜の層を形成することを特徴とするものであ
る。
【0025】請求項13の発明に係る半導体装置の製造
方法は、請求項1から12の何れかに記載の製造方法に
おいて、前記第2シリコン膜を700〜1200℃の温
度で熱酸化することを特徴とするものである。
【0026】請求項14の発明に係る半導体装置は、請
求項1から13の何れかに記載の半導体装置の製造方法
を用いて製造されることを特徴とするものである。
【0027】請求項15の発明に係る半導体装置は、基
板と、前記基板上に形成されたゲート酸化膜と、前記ゲ
ート酸化膜上に形成され、第1シリコン膜および絶縁膜
を含む複数のゲート配線と、前記ゲート配線間の前記基
板内に形成された不純物拡散層と、前記ゲート電極を覆
う熱酸化膜と、前記熱酸化膜上に形成された層間絶縁膜
と、を備え、前記絶縁膜の側面と、前記第1シリコン膜
および前記シリサイド膜の側面とが、同一面を形成する
ことを特徴とするものである。
【0028】請求項16の発明に係る半導体装置は、請
求項15に記載の半導体装置において、前記ゲート配線
は、前記第1シリコン膜と前記絶縁膜の間にシリサイド
膜を含むことを特徴とするものである。
【0029】請求項17の発明に係る半導体装置は、請
求項16に記載の半導体装置において、前記熱酸化膜
が、前記ゲート電極を構成する前記第1シリコン膜およ
び前記シリサイド膜の側面のみを覆うことを特徴とする
ものである。
【0030】請求項18の発明に係る半導体装置は、請
求項15から17の何れかに記載の半導体装置におい
て、前記ゲート配線の側面を覆う前記熱酸化膜の膜厚が
均一であることを特徴とするものである。
【0031】請求項19の発明に係る半導体装置は、請
求項16又は17に記載の半導体装置において、前記シ
リサイド膜の側面を覆う前記熱酸化膜の膜厚より、前記
第1シリコン膜の側面を覆う前記熱酸化膜の膜厚が厚い
ことを特徴とするものである。
【0032】請求項20の発明に係る半導体装置は、請
求項15から19の何れかに記載の半導体装置におい
て、前記ゲート電極の側面と、前記熱酸化膜との間に第
2シリコン膜を含むことを特徴とするものである。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図中、同一又は相当する部
分には同一の符号を付してその説明を簡略化ないし省略
することがある。
【0034】実施の形態1.図1〜図8は、本発明の実
施の形態1による半導体装置の製造方法を説明するため
の断面図である。
【0035】以下、本実施の形態1による半導体装置の
製造方法について説明する。先ず、図1に示すように、
基板1上にゲート酸化膜2を膜厚5〜10nmで形成す
る。ここで、ゲート酸化膜2は、熱酸化法により形成さ
れたシリコン酸化膜、又は、LPCVD(low pressure
chemical vapor deposition)法あるいはAPCVD
(atmospheric pressure chemical vapor deposition)
法を用いて形成されたノンドープのシリコン酸化膜であ
る。
【0036】なお、基板1は、例えばシリコン基板のよ
うな半導体基板や、例えば石英基板やセラミックス基板
のような絶縁基板である。また、図示しないが、分離領
域が基板1内に予め形成されている。また、基板1の分
離領域以外の活性領域には、トランジスタのウェルおよ
びチャネルが予め形成されている(図示省略)。
【0037】そして、ゲート酸化膜2上に第1シリコン
膜3を膜厚40〜100nmで形成する。ここで、第1
シリコン膜3は、CVD法を用いて形成された多結晶シ
リコン膜やアモルファス(非晶質)シリコン膜であっ
て、P(リン)等の不純物がドープされたものである。
【0038】次に、第1シリコン膜3上にシリサイド膜
4を膜厚40〜120nmで形成する。ここで、シリサ
イド膜4は、Ti(チタン)、Ta(タンタル)、W
(タングステン)、Co(コバルト)、Ni(ニッケ
ル)、Mo(モリブデン)等の高融点金属膜のシリサイ
ド膜、あるいはそれらシリサイド膜の積層膜である。
【0039】次に、シリサイド膜4上に絶縁膜5を膜厚
20〜100nmで形成する。ここで、絶縁膜5は、第
1シリコン膜3およびシリサイド膜4に対してエッチン
グ選択比が高い膜であり、例えばCVD法で堆積した窒
化膜(Si)若しくは窒化酸化膜(SiON)、
又は、酸化膜(SiO)と窒化膜(Si)の2
層膜(積層膜)である。
【0040】次に、図2に示すように、写真製版工程に
より、レジストパターン6を絶縁膜5上に形成する。続
いて、図3に示すように、レジストパターン6をマスク
としたドライエッチングにより絶縁膜5をパターニング
する。その後、レジストパターン6を除去する。
【0041】次に、図4に示すように、パターニングさ
れた絶縁膜5をマスクとして、シリサイド膜4および第
1シリコン膜3をドライエッチングする。これにより、
所望の形状を有するゲート配線が得られる。このエッチ
ング処理は、シリコン酸化膜に対して高い選択比を有す
るプロセス条件で行われる。従って、ゲート酸化膜2の
途中でエッチングはストップする(図4参照)。
【0042】次に、図5に示すように、ゲート配線をマ
スクとした不純物注入を行い、基板1内に第1拡散層6
としてのソース/ドレイン領域を形成する。ここで、基
板1内に注入される不純物は、例えばB(ホウ素)等の
p型不純物、又は例えばP(リン)やAs(ヒ素)等の
n型不純物であり、形成するトランジスタの種類に応じ
て適宜選択される。また、第1拡散層6の不純物濃度
(atoms/cm2)は、1×1013〜14(10の13〜
14乗)オーダーである。
【0043】次に、図6に示すように、700℃以下の
温度で、CVD法により、ゲート配線を覆うように基板
1の全面に、第2シリコン膜7を膜厚5〜20nmで形
成する。ここで、第2シリコン膜7は、ノンドープのシ
リコン膜であり、例えば、多結晶シリコン膜やアモルフ
ァス(非晶質)シリコン膜である。
【0044】そして、図7に示すように、第2シリコン
膜7を熱酸化処理して、熱酸化膜8を形成する。ここ
で、熱酸化処理としては、O雰囲気中で熱処理を行う
ドライリフローと、HO雰囲気で熱処理を行うウェッ
トリフローがあり、何れの熱処理も700〜1200℃
の温度で行われる。ウェットリフローは、ドライリフロ
ーよりも酸化レートが速い。すなわち、同じ処理条件
(処理温度、処理時間)で熱酸化処理する場合、ドライ
リフローよりもウェットリフローの方が、より多くのシ
リコンが酸化される。この熱酸化処理工程において、ゲ
ートエッジ(ゲート配線のコーナー部分)が熱酸化膜8
により丸まり、ゲートバーズビークが形成される(図7
参照)。詳細には、ゲートエッジにおいて、側方と下方
の両方から酸化種が供給され、ゲートバーズビークが形
成される。
【0045】次に、図8に示すように、基板1の全面に
層間絶縁膜9を膜厚300〜1000nmで形成する。
ここで、層間絶縁膜9としては、例えばリンやボロンが
ドープされたBPTEOS(boro-phospho tetraethylo
rthosilicate)又はPTEOS(phospho tetraethylor
thosilicate)等の酸化膜が用いられる。これらの酸化
膜は、層間絶縁膜9に要求される高い埋め込み特性や高
い平坦性を有している。
【0046】最後に、図示しないが、700〜1000
℃の温度で、基板1のドライリフロー処理を行う。ここ
で、ドライリフロー処理とは、O又はN雰囲気中で
行う熱処理のことである。これにより、基板1の酸化が
防止される。
【0047】上述の製造方法により製造された半導体装
置は、基板1と、基板1上に形成されたゲート酸化膜2
と、第1シリコン膜3とシリサイド膜4と絶縁膜5とを
含むゲート配線と、ゲート配線を覆うように基板1全面
に形成された熱酸化膜8と、熱酸化膜8上に形成された
層間絶縁膜9と、を備えており、絶縁膜5の側面と、第
1シリコン膜3およびシリサイド膜4の側面とが、同一
面を形成している。すなわち、ゲート配線の側面に熱酸
化膜8が形成され、この熱酸化膜8は第1シリコン膜3
又はシリサイド膜4に食い込んでいない。また、熱酸化
膜8は、ゲート配線の側面に均一な膜厚で形成されてい
る。また、シリサイド膜4は体積膨張しておらず、下層
にある第1シリコン膜3に食い込んでいない。
【0048】以上説明したように、本実施の形態1によ
る半導体装置の製造方法では、ゲート配線を形成した後
に、当該ゲート配線を覆う第2シリコン膜7を形成し
た。そして、熱酸化処理を行い、この第2シリコン膜7
を熱酸化して熱酸化膜8を形成するとともに、ゲートエ
ッジにゲートバーズビークを形成した。この実施の形態
1によれば、第2シリコン膜7のみを熱酸化処理により
熱酸化膜8とするため、ゲート配線を構成するシリサイ
ド膜4や第1シリコン膜3は酸化されない。すなわち、
熱酸化膜8が、絶縁膜5の側面よりも内側に入り込んで
いない。言い換えれば、絶縁膜5の側面と、シリサイド
膜4および第1シリコン膜3の側面とが同一面となる。
従って、ゲート配線幅が細くならず、配線抵抗の上昇を
防止することができる。
【0049】さらに、熱酸化処理中にシリサイド膜4が
酸化されないため、シリサイド膜4中のシリコン成分が
不足することがない。よって、シリサイド膜4が下層の
シリコン膜3からシリコン成分を吸い上げることがな
い。従って、シリサイド膜4の体積膨張を防止すること
ができ、従来のようにゲート酸化膜2に対してストレス
をかけることはない。これにより、半導体装置の信頼性
を向上させることができる。
【0050】また、本実施の形態1では、熱酸化膜8
は、ゲート配線の側壁に沿って、均一な膜厚で形成され
る。よって、従来のように、シリサイド膜4側面に形成
された熱酸化膜17aの膜厚が、シリコン膜3側面に形
成された熱酸化膜17bの膜厚よりも厚くならない。従
って、埋め込み不良を発生させることなく、ゲート配線
間に層間絶縁膜9を容易に埋め込み可能となる。
【0051】また、上述のように、第2シリコン膜7を
ウェットリフローにより熱酸化処理することによって、
第2シリコン膜7の高い酸化レートが得られる。従っ
て、デバイスの制約、特にトランジスタ特性への影響に
より、低温や短時間等の熱酸化レートが遅い条件しか使
用できない制約があっても、所望の膜厚の熱酸化膜を容
易に形成することができる(後述する他の実施の形態2
〜6においても同様)。
【0052】なお、本実施の形態1では、ゲート配線を
第1シリコン膜3、シリサイド膜4および絶縁膜5によ
り構成したが、シリサイド膜4を含んでいなくてもよい
(以下に述べる実施の形態2〜6においても同様)。こ
の場合も、ゲート配線を覆う第2シリコン膜7が熱酸化
処理されるため、第1シリコン膜3は熱酸化されない。
従って、ゲート配線幅は細くならず、配線抵抗の増大を
防止することができる。
【0053】また、第2シリコン膜7をノンドープのシ
リコン膜としたが、PやAs等の不純物がドープされた
シリコン膜としてもよい(以下に述べる実施の形態2〜
6における第2シリコン膜についても同様)。この場
合、上述の効果に加えて、ノンドープのシリコン膜7よ
りも酸化レートが速くなるという効果が得られる。従っ
て、デバイスの制約、特にトランジスタ特性への影響に
より、低温や短時間等の熱酸化レートが遅い条件しか使
用できない場合であっても、所望の膜厚の熱酸化膜を容
易に形成することができる。
【0054】また、図9に示すように、熱酸化処理によ
り熱酸化膜8を形成した後、この熱酸化膜8をマスクと
して不純物を基板1内に注入して、第1拡散層6よりも
不純物濃度が高い第2拡散層(ソース/ドレイン領域)
21を形成してもよい(後述の実施の形態2〜6につい
ても同様)。これにより、LDD構造のトランジスタが
形成されるため、ホットキャリア特性が向上する。ここ
で、第2拡散層21の不純物濃度(atoms/cm2)は、1
×1015(10の15乗)オーダーである(後述の実
施の形態2についても同様)。また、ソース/ドレイン
領域21は自己整合的に形成されるため、ゲート配線側
面に窒化膜等からなるサイドウォールの形成が不要であ
る。従って、LDD構造を形成するための工程数を減ら
すことができるため、半導体装置の製造コストを抑える
ことができる。
【0055】実施の形態2.図10〜図12は、本発明
の実施の形態2による半導体装置の製造方法を説明する
ための断面図である。本実施の形態2と、前述の実施の
形態1との相違点は、第2シリコン膜を形成する工程で
ある(詳細は後述)。以下、本実施の形態2による半導
体装置の製造方法について説明する。図10に示す工程
を行う前に、前述の実施の形態1において説明した図1
から図5に示す工程と同様の工程を行う。
【0056】次いで、図10に示すように、700℃よ
りも高い温度で、CVD法により、ゲート配線を覆うよ
うに基板1の全面に、第2シリコン膜10を膜厚5〜2
0nmで形成する。ここで、第2シリコン膜10は、ノ
ンドープのシリコン膜であり、例えば、多結晶シリコン
膜やアモルファスシリコン膜である。本実施の形態2で
は、実施の形態1と異なり、高温で第2シリコン膜10
を形成する。このように、高温で成膜すると、成膜中
に、第1シリコン膜3内のリンが拡散して、第1シリコ
ン膜3の側面から第2シリコン膜10内に移動する(図
10中の矢印に示す)。すなわち、第1シリコン膜3の
側面に形成された第2シリコン膜は、高濃度の不純物
(リン)を含むこととなる。
【0057】次に、図11に示すように、実施の形態1
で説明した方法(図7参照)と同様の方法によって、第
2シリコン膜10を熱酸化処理して、熱酸化膜11を形
成する。ここで、一般に、リン等の不純物を含有するシ
リコン膜の方が、ノンドープのシリコン膜よりも酸化レ
ートが速い。このため、第1シリコン膜3側面に形成さ
れた第2シリコン膜10の酸化レートが、他の部分の第
2シリコン膜10の酸化レートよりも速くなる。従っ
て、図11に示すように、第1シリコン膜3の側面に形
成される熱酸化膜11の膜厚が、シリサイド膜4の側面
に形成される熱酸化膜11の膜厚よりも厚くなる。これ
により、ゲート配線間のスペースが、逆テーパー形状と
なる。また、この熱酸化処理工程において、ゲートエッ
ジが熱酸化膜11により丸まり、ゲートバーズビークが
形成される(図11参照)。
【0058】次に、図12に示すように、実施の形態1
で説明した方法(図8参照)と同様の方法によって、基
板1の全面に層間絶縁膜9を膜厚300〜1000nm
で形成する。最後に、図示しないが、700〜1000
℃の温度で、基板1のドライリフロー処理を行う。これ
により、基板1の酸化が防止される。
【0059】上述の製造方法により製造された半導体装
置は、基板1と、基板1上に形成されたゲート酸化膜2
と、第1シリコン膜3とシリサイド膜4と絶縁膜5とを
含むゲート配線と、ゲート配線を覆うように基板1の全
面に形成された熱酸化膜11と、熱酸化膜11上に形成
された層間絶縁膜9と、を備えており、絶縁膜5の側面
と、第1シリコン膜3およびシリサイド膜4の側面と
が、同一面を形成している。すなわち、ゲート配線の側
面に熱酸化膜11が形成され、この熱酸化膜11は第1
シリコン膜3又はシリサイド膜4に食い込んでいない。
また、シリサイド膜4の側面を覆う熱酸化膜11の膜厚
より、第1シリコン膜3の側面を覆う熱酸化膜11の膜
厚が厚くなっている。また、シリサイド膜4は体積膨張
しておらず、下層にある第1シリコン膜3に食い込んで
いない。
【0060】以上説明したように、本実施の形態2によ
る半導体装置の製造方法では、ゲート配線を形成した後
に、当該ゲート配線を覆う第2シリコン膜10を、70
0℃よりも高温で形成した。そして、熱酸化処理を行
い、この第2シリコン膜10を熱酸化して熱酸化膜11
を形成するとともに、ゲートエッジにゲートバーズビー
クを形成した。
【0061】この実施の形態2によれば、実施の形態1
と同様の効果が得られる。また、本実施の形態2では、
700℃よりも高温で、第2シリコン膜10を形成して
いる。このため、第1シリコン膜3にドープされている
リンが、第2シリコン膜10の成膜中に、第1シリコン
膜3側面の第2シリコン膜10内に拡散する。不純物を
含むシリコン膜の熱酸化レートは速いため、第1シリコ
ン膜3の側面に形成された熱酸化膜11の膜厚は、シリ
サイド膜4の側面に形成された熱酸化膜11の膜厚より
も厚くなる。よって、ゲート配線間のスペースは、逆テ
ーパー形状となり、実施の形態1よりも層間絶縁膜9の
埋め込みを更に容易に行うことが可能となる。
【0062】また、図13に示すように、熱酸化処理に
より熱酸化膜11を形成した後、この熱酸化膜11をマ
スクとして不純物を基板1内に注入して、第1拡散層6
よりも不純物濃度が高い第2拡散層(ソース/ドレイン
領域)22を形成してもよい。これにより、LDD構造
のトランジスタが形成されるため、ホットキャリア特性
が向上する。また、ソース/ドレイン領域22は、自己
整合的に形成されるため、ゲート配線側面に窒化膜等か
らなるサイドウォールの形成が不要である。従って、L
DD構造を形成するための工程数を減らすことができる
ため、半導体装置の製造コストを抑えることができる。
さらに、第1シリコン膜3の側面に形成された熱酸化膜
11の膜厚が、実施の形態1で形成された熱酸化膜8
(図9参照)よりも厚いため、所望のLDD構造を得る
ための自由度が増えるという利点が得られる。すなわ
ち、熱酸化処理によって第1シリコン膜3側面に形成さ
れる熱酸化膜8の膜厚を制御することにより、第2拡散
層22を所望の位置に形成することができる。また、当
該熱酸化膜8の膜厚は、第1シリコン膜3から拡散させ
る不純物濃度および熱酸化処理時間により制御可能であ
る。
【0063】次に、本実施の形態2による半導体装置の
製造方法の変形例について説明する。図14は、実施の
形態2による半導体装置の製造方法の変形例を説明する
ための断面図である。本変形例は、リン(P)を不純物
として含有する上記第1シリコン膜3の代わりに、ヒ素
(As)を不純物として含有する第1シリコン膜30を
用いる以外は、上述の実施の形態2による製造方法と同
一である。よって、実施の形態2と重複する説明につい
ては省略する。図14に示すように、図10に示す方法
と同様の方法により、ゲート配線を覆うように基板1の
全面に第2シリコン膜10を形成する。ここで、第2シ
リコン膜10の成膜プロセスは、700℃よりも高い温
度で行われる。この時、上述したように、第1シリコン
膜30内に含まれる不純物(ヒ素)が第2シリコン膜1
0内に拡散する。ここで、シリコン膜中のヒ素(As)
の拡散速度は、リン(P)の拡散速度よりも速い。この
ため、第2シリコン膜10中に移動する不純物の量が多
くなり、第2シリコン膜10の熱酸化レートが更に速く
なる。従って、第1シリコン膜30の側面に形成される
熱酸化膜の膜厚を、上記実施の形態2で形成される熱酸
化膜11の膜厚よりも更に厚くすることができる。これ
により、ゲート配線間の層間絶縁膜の埋め込みが更に容
易になる。本変形例は、ゲート配線間への層間絶縁膜の
埋め込みが、構造又はプロセスの制約により難しい場合
に好適である。
【0064】実施の形態3.図15〜図17は、本発明
の実施の形態3による半導体装置の製造方法を説明する
ための断面図である。本実施の形態3による半導体装置
の製造方法について説明する。図15に示す工程を行う
前に、前述の実施の形態1において説明した図1から図
5に示す工程と同様の工程を行う。
【0065】次いで、図15に示すように、700℃以
下の低温で、選択成長法により、ゲート配線を構成する
第1シリコン膜3およびシリサイド膜4の側面に、第2
シリコン膜12を膜厚5〜20nmで成長させる。ここ
で、第2シリコン膜12は、ノンドープのシリコン膜で
ある。
【0066】次に、図16に示すように、実施の形態1
で説明した方法(図7参照)と同様の方法によって、第
2シリコン膜12を熱酸化処理して、熱酸化膜13を形
成する。また、この熱酸化処理工程において、ゲートエ
ッジが熱酸化膜13により丸まり、ゲートバーズビーク
が形成される。
【0067】次に、図17に示すように、実施の形態1
で説明した方法(図8参照)と同様の方法によって、基
板1の全面に層間絶縁膜9を膜厚300〜1000nm
で形成する。最後に、図示しないが、700〜1000
℃の温度で、基板1のドライリフロー処理を行う。これ
により、基板1の酸化が防止される。
【0068】上述の製造方法により製造された半導体装
置は、基板1と、基板1上に形成されたゲート酸化膜2
と、第1シリコン膜3とシリサイド膜4と絶縁膜5とを
含むゲート配線と、第1シリコン膜3およびシリサイド
膜4の側面のみを覆う熱酸化膜13と、ゲート配線を覆
うように基板1の全面に形成された層間絶縁膜9と、を
備えており、絶縁膜5の側面と、第1シリコン膜3およ
びシリサイド膜4の側面とが、同一面を形成している。
すなわち、ゲート配線を構成する第1シリコン膜3およ
びシリサイド膜4の側面に熱酸化膜13が形成され、絶
縁膜5の側面に熱酸化膜は形成されていない。そして、
この熱酸化膜13は第1シリコン膜3およびシリサイド
膜4に食い込んでいない。また、熱酸化膜13は、ゲー
ト配線の側面に均一な膜厚で形成されている。また、シ
リサイド膜4は体積膨張しておらず、下層にある第1シ
リコン膜3に食い込んでいない。
【0069】以上説明したように、本実施の形態3によ
る半導体装置の製造方法では、ゲート配線を形成した後
に、当該ゲート配線の第1シリコン膜3およびシリサイ
ド膜4を覆う第2シリコン膜12を形成した。そして、
熱酸化処理を行い、この第2シリコン膜12を熱酸化し
て熱酸化膜13を形成するとともに、ゲートエッジにゲ
ートバーズビークを形成した。
【0070】この実施の形態3によれば、第2シリコン
膜12のみを熱酸化処理により熱酸化膜13とするた
め、ゲート配線を構成するシリサイド膜4や第1シリコ
ン膜3は酸化されない。すなわち、熱酸化膜13が、絶
縁膜5の側面よりも内側に入り込んでいない。言い換え
れば、絶縁膜5の側面と、シリサイド膜4および第1シ
リコン膜3の側面とが同一面となる。従って、ゲート配
線幅が細くならず、配線抵抗の上昇を防止することがで
きる。さらに、熱酸化処理中にシリサイド膜4が酸化さ
れないため、シリサイド膜4中のシリコン成分が不足す
ることがない。従って、シリサイド膜4の体積膨張を防
止することができ、従来のようにゲート酸化膜2に対し
てストレスをかけることはない。これにより、半導体装
置の信頼性を向上させることができる。
【0071】また、実施の形態3では、絶縁膜5の側面
に熱酸化膜13が形成されないため、層間絶縁膜9を埋
め込む際に間口を広くとることができる。従って、実施
の形態1および2よりも、層間絶縁膜9の埋め込みが更
に容易となる。
【0072】実施の形態4.図18〜図20は、本発明
の実施の形態4による半導体装置の製造方法を説明する
ための断面図である。以下、本実施の形態4による半導
体装置の製造方法について説明する。図18に示す工程
を行う前に、前述の実施の形態1において説明した図1
から図5に示す工程と同様の工程を行う。
【0073】次いで、図18に示すように、700℃よ
りも高い温度で、選択成長法により、ゲート配線を構成
する第1シリコン膜3およびシリサイド膜4の側面に、
第2シリコン膜14を膜厚5〜20nmで成長させる。
本実施の形態4では、実施の形態3とは異なり、700
℃を超える高温で、第2シリコン膜14を成長させてい
る。このように、高温条件で成長させる場合、その成長
中に、第1シリコン膜3内のリンが拡散して、第1シリ
コン膜3の側面から第2シリコン膜14内に移動する
(図18の矢印に示す)。すなわち、第1シリコン膜3
の側面から成長した第2シリコン膜14は、不純物(リ
ン)を高濃度で含有する。
【0074】次に、図19に示すように、実施の形態1
で説明した方法(図7参照)と同様の方法によって、第
2シリコン膜14を熱酸化処理して、熱酸化膜15を形
成する。ここで、一般に、リン等の不純物を含有するシ
リコン膜の方が、ノンドープのシリコン膜よりも酸化レ
ートが速い。このため、第1シリコン膜3側面に形成さ
れた第2シリコン膜14の酸化レートが、他よりも高
い。従って、図19に示すように、第1シリコン膜3の
側面に形成される熱酸化膜15の膜厚が、シリサイド膜
4の側面に形成される熱酸化膜11の膜厚よりも厚くな
る。また、この熱酸化処理工程において、ゲートエッジ
が熱酸化膜15により丸まり、ゲートバーズビークが形
成される(図19参照)。
【0075】次に、図20に示すように、実施の形態1
で説明した方法(図8参照)と同様の方法によって、基
板1の全面に層間絶縁膜9を膜厚300〜1000nm
で形成する。最後に、図示しないが、700〜1000
℃の温度で、基板1のドライリフロー処理を行う。これ
により、基板1の酸化が防止される。
【0076】上述の製造方法により製造された半導体装
置は、基板1と、基板1上に形成されたゲート酸化膜2
と、第1シリコン膜3とシリサイド膜4と絶縁膜5とを
含むゲート配線と、第1シリコン膜3およびシリサイド
膜4の側面のみを覆う熱酸化膜15と、ゲート配線を覆
うように基板1の全面に形成された層間絶縁膜9と、を
備えており、絶縁膜5の側面と、第1シリコン膜3およ
びシリサイド膜4の側面とが、同一面を形成している。
すなわち、ゲート配線を構成する第1シリコン膜3およ
びシリサイド膜4の側面に熱酸化膜15が形成され、こ
の熱酸化膜15は第1シリコン膜3およびシリサイド膜
4に食い込んでいない。また、シリサイド膜4の側面を
覆う熱酸化膜15の膜厚より、第1シリコン膜3の側面
を覆う熱酸化膜15の膜厚が厚い。また、シリサイド膜
4は体積膨張しておらず、下層にある第1シリコン膜3
に食い込んでいない。
【0077】以上説明したように、本実施の形態4によ
る半導体装置の製造方法では、ゲート配線を形成した後
に、当該ゲート配線の第1シリコン膜3およびシリサイ
ド膜4を覆う第2シリコン膜14を高温で形成した。そ
して、この第2シリコン膜14を熱酸化処理することに
より熱酸化膜15を形成するとともに、ゲートエッジに
ゲートバーズビークを形成した。
【0078】この実施の形態4によれば、実施の形態3
と同様の効果が得られる。また、本実施の形態4では、
700℃よりも高温で、第2シリコン膜14を形成して
いる。このため、第1シリコン膜3にドープされている
リンが、第2シリコン膜14の成長中に、第1シリコン
膜3の側面から第2シリコン膜14内に拡散する。不純
物を含むシリコン膜の熱酸化レートは速いため、第1シ
リコン膜3の側面に形成された熱酸化膜15の膜厚は、
シリサイド膜4の側面に形成された熱酸化膜15の膜厚
よりも厚くなる。よって、ゲート配線間のスペースは、
逆テーパー形状となり、実施の形態3よりも層間絶縁膜
9の埋め込みを更に容易に行うことが可能となる。
【0079】次に、本実施の形態4による半導体装置の
製造方法の変形例について説明する。図21は、実施の
形態4による半導体装置の製造方法の変形例を説明する
ための断面図である。本変形例は、リン(P)を不純物
として含有する上記第1シリコン膜3の代わりに、ヒ素
(As)を不純物として含有する第1シリコン膜30を
用いる以外は、上述の実施の形態4による製造方法と同
一である。よって、実施の形態4と重複する説明につい
ては省略する。図21に示すように、図18に示す方法
と同様の方法により、ゲート配線を構成する第1シリコ
ン膜30およびシリサイド膜4の側面から第2シリコン
膜16を成長させる。ここで、第2シリコン膜16の選
択成長は、700℃よりも高い温度で行われる。この
時、上述したように、第1シリコン膜30内に含まれる
不純物(ヒ素)が、第2シリコン膜16内に拡散する。
ここで、シリコン膜中のヒ素(As)の拡散速度は、リ
ン(P)の拡散速度よりも速い。このため、第2シリコ
ン膜16中に移動する不純物の量が多くなり、第2シリ
コン膜16の熱酸化レートが更に速くなる。従って、第
1シリコン膜30の側面に形成される熱酸化膜の膜厚
を、上記実施の形態4で形成される熱酸化膜15の膜厚
よりも更に厚くすることができる。これにより、ゲート
配線間の層間絶縁膜の埋め込みが更に容易になる。本変
形例は、ゲート配線間への層間絶縁膜の埋め込みが、構
造又はプロセスの制約により難しい場合に好適である。
また、本変形例は、後述する実施の形態6に対しても適
用できる。
【0080】実施の形態5.図22および図23は、本
発明の実施の形態5による半導体装置の製造方法を説明
するための断面図である。以下、本実施の形態5による
半導体装置の製造方法について説明する。図22に示す
工程を行う前に、前述の実施の形態1において説明した
図1から図5に示す工程と同様の工程を行う。さらに、
実施の形態3において説明した図15に示す工程を行
う。すなわち、700℃以下の低温で、選択成長法によ
り、ゲート配線を構成する第1シリコン膜3およびシリ
サイド膜4の側面に、第2シリコン膜12を膜厚5〜2
0nmで成長させる。
【0081】次に、図22に示すように、実施の形態1
で説明した方法(図7参照)と同様の方法によって、第
2シリコン膜12を熱酸化処理する。この時、第2シリ
コン膜12の表面を熱酸化して熱酸化膜の層13aを形
成し、当該熱酸化膜の層13aとゲート配線との間に第
2シリコン膜の層12aを残す。言い換えれば、ゲート
配線を構成するシリサイド膜4および第1シリコン膜3
の側面に、当該側面を覆う第2シリコン膜の層12a
と、この第2シリコン膜の層12aを覆う熱酸化膜の層
13aの2層膜(積層膜)が形成される。また、この熱
酸化処理によって、第2シリコン膜12の1/3(3分
の1)から2/3(3分の2)が熱酸化され、熱酸化膜
の層13aとなる。
【0082】次に、図23に示すように、実施の形態1
で説明した方法(図8参照)と同様の方法によって、基
板1の全面に層間絶縁膜9を膜厚300〜1000nm
で形成する。最後に、図示しないが、700〜1000
℃の温度で、基板1のドライリフロー処理を行う。これ
により、基板1の酸化が防止される。
【0083】上述の製造方法により製造された半導体装
置は、基板1と、基板1上に形成されたゲート酸化膜2
と、第1シリコン膜3とシリサイド膜4と絶縁膜5とを
含むゲート配線と、第1シリコン膜3およびシリサイド
膜4の側面のみを覆う第2シリコン膜の層12aと、こ
の第2シリコン膜12aを覆う熱酸化膜の層13aと、
ゲート配線を覆うように基板1の全面に形成された層間
絶縁膜9と、を備えており、絶縁膜5の側面と、第1シ
リコン膜3およびシリサイド膜4の側面とが、同一面を
形成している。すなわち、ゲート配線を構成する第1シ
リコン膜3およびシリサイド膜4の側面に、第2シリコ
ン膜の層12aと熱酸化膜の層13aからなる2層膜が
形成される。よって、熱酸化膜の層13aは第1シリコ
ン膜3およびシリサイド膜4に食い込んでいない。ま
た、熱酸化膜の層13aは、ゲート配線の側面に均一な
膜厚で形成されている。また、シリサイド膜4は体積膨
張しておらず、下層にある第1シリコン膜3に食い込ん
でいない。
【0084】以上説明したように、本実施の形態5によ
る半導体装置の製造方法では、ゲート配線を形成した後
に、当該ゲート配線の第1シリコン膜3およびシリサイ
ド膜4を覆う第2シリコン膜12を形成した。そして、
この第2シリコン膜12を所定の膜厚分だけ熱酸化処理
することにより熱酸化膜の層13aを形成するととも
に、ゲートエッジにゲートバーズビークを形成した。こ
の実施の形態5によれば、第2シリコン膜12の表面を
熱酸化処理により熱酸化膜の層13aとするため、ゲー
ト配線を構成するシリサイド膜4や第1シリコン膜3は
酸化されない。これにより、実施の形態3と同様の効果
が得られる。
【0085】また、ゲート配線側面と、熱酸化膜の層1
3aとの間に、第2シリコン膜の層12aが介在するこ
とによって、実施の形態3よりも更に配線抵抗を低減す
ることができ、トランジスタの特性を向上させることが
できる。
【0086】実施の形態6.図24および図25は、本
発明の実施の形態6による半導体装置の製造方法を説明
するための断面図である。以下、本実施の形態6による
半導体装置の製造方法について説明する。図24に示す
工程を行う前に、前述の実施の形態において説明した図
1から図5に示す工程と同様の工程を行う。さらに、実
施の形態4において説明した図18に示す工程を行う。
すなわち、700℃よりも高い温度で、選択成長法によ
り、ゲート配線を構成する第1シリコン膜3およびシリ
サイド膜4の側面に、第2シリコン膜14を膜厚5〜2
0nmで成長させる。ここで、実施の形態4で説明した
ように、第1シリコン膜3の側面から成長した部分の第
2シリコン膜14には、第1シリコン膜3中のリンが拡
散しており、他の部分の第2シリコン膜14よりも高濃
度の不純物(リン)を含有している。
【0087】次に、図24に示すように、実施の形態5
で説明した方法(図22参照)と同様に、第2シリコン
膜14の表面を酸化して熱酸化膜の層15aを形成し、
当該熱酸化膜の層15aとゲート配線との間に第2シリ
コン膜の層14aを残す。言い換えれば、ゲート配線を
構成するシリサイド膜4および第1シリコン膜3の側面
に、当該側面を覆う第2シリコン膜の層14aと、この
第2シリコン膜の層14aを覆う熱酸化膜の層15aと
の2層膜(積層膜)が形成される。また、この熱酸化処
理によって、第2シリコン膜14の1/3(3分の1)
から2/3(3分の2)が熱酸化され、熱酸化膜の層1
5aとなる。また、本実施の形態5では、第2シリコン
膜14を700℃よりも高い温度で成長させている。こ
のため、上述のように、第1シリコン膜3の側面から成
長した部分の第2シリコン膜14は、高濃度の不純物
(リン)を含んでおり、酸化レートが速い。従って、第
1シリコン膜3の側面に形成される熱酸化膜の層15a
の膜厚が、シリサイド膜4の側面に形成される熱酸化膜
の層15aの膜厚よりも厚くなる。
【0088】次に、図25に示すように、実施の形態1
で説明した方法(図8参照)と同様の方法によって、基
板1の全面に層間絶縁膜9を膜厚300〜1000nm
で形成する。最後に、図示しないが、700〜1000
℃の温度で、基板1のドライリフロー処理を行う。これ
により、基板1の酸化が防止される。
【0089】上述の製造方法により製造された半導体装
置は、基板1と、基板1上に形成されたゲート酸化膜2
と、第1シリコン膜3とシリサイド膜4と絶縁膜5とを
含むゲート配線と、第1シリコン膜3およびシリサイド
膜4の側面のみを覆う第2シリコン膜の層14aと、こ
の第2シリコン膜14aを覆う熱酸化膜の層15aと、
ゲート配線を覆うように基板1の全面に形成された層間
絶縁膜9と、を備えており、絶縁膜5の側面と、第1シ
リコン膜3およびシリサイド膜4の側面とが、同一面を
形成している。すなわち、ゲート配線を構成する第1シ
リコン膜3およびシリサイド膜4の側面に、第2シリコ
ン膜の層14aと熱酸化膜の層15aからなる2層膜が
形成される。よって、熱酸化膜の層15aは第1シリコ
ン膜3およびシリサイド膜4に食い込んでいない。ま
た、シリサイド膜4は体積膨張しておらず、下層にある
第1シリコン膜3に食い込んでいない。また、実施の形
態5とは異なり、シリサイド膜4の側面を覆う熱酸化膜
の層15aの膜厚より、第1シリコン膜3の側面を覆う
熱酸化膜15aの膜厚が厚くなっている。
【0090】以上説明したように、本実施の形態6によ
る半導体装置の製造方法では、ゲート配線を形成した後
に、当該ゲート配線の第1シリコン膜3およびシリサイ
ド膜4を覆う第2シリコン膜14を形成した。そして、
この第2シリコン膜14を所定の膜厚分だけ熱酸化処理
することにより熱酸化膜の層15aを形成するととも
に、ゲートエッジにゲートバーズビークを形成した。こ
の実施の形態6によれば、実施の形態5と同様の効果が
得られる。また、本実施の形態6では、第2シリコン膜
14を700℃よりも高い温度で形成している。このた
め、第1シリコン膜3にドープされているリンが、第2
シリコン膜14の成長中に、第1シリコン膜3の側面か
ら第2シリコン膜14内に拡散する。一般に不純物を含
むシリコン膜の熱酸化レートは速いため、第1シリコン
膜3の側面に形成された熱酸化膜15の膜厚は、シリサ
イド膜4の側面に形成された熱酸化膜15の膜厚よりも
厚くなる。よって、ゲート配線間のスペースは、逆テー
パー形状となり、実施の形態3よりも層間絶縁膜9の埋
め込みを容易に行うことが可能となる。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、ゲート配線の配線抵抗
を増大させることなく、ゲートバーズビークを形成する
ことができる。また、ゲート配線間において層間絶縁膜
の埋め込みを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による半導体装置の製
造方法を説明するための断面図である(その1)。
【図2】 本発明の実施の形態1による半導体装置の製
造方法を説明するための断面図である(その2)。
【図3】 本発明の実施の形態1による半導体装置の製
造方法を説明するための断面図である(その3)。
【図4】 本発明の実施の形態1による半導体装置の製
造方法を説明するための断面図である(その4)。
【図5】 本発明の実施の形態1による半導体装置の製
造方法を説明するための断面図である(その5)。
【図6】 本発明の実施の形態1による半導体装置の製
造方法を説明するための断面図である(その6)。
【図7】 本発明の実施の形態1による半導体装置の製
造方法を説明するための断面図である(その7)。
【図8】 本発明の実施の形態1による半導体装置の製
造方法を説明するための断面図である(その8)。
【図9】 本発明の実施の形態1による半導体装置の製
造方法において、第2拡散層をさらに形成する場合を示
す断面図である。
【図10】 本発明の実施の形態2による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である(その1)。
【図11】 本発明の実施の形態2による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である(その2)。
【図12】 本発明の実施の形態2による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である(その3)。
【図13】 本発明の実施の形態2による半導体装置の
製造方法において、第2拡散層をさらに形成する場合を
示す断面図である。
【図14】 本発明の実施の形態2による半導体装置の
製造方法の変形例を説明するための断面図である。
【図15】 本発明の実施の形態3による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である(その1)。
【図16】 本発明の実施の形態3による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である(その2)。
【図17】 本発明の実施の形態3による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である(その3)。
【図18】 本発明の実施の形態4による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である(その1)。
【図19】 本発明の実施の形態4による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である(その2)。
【図20】 本発明の実施の形態4による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である(その3)。
【図21】 本発明の実施の形態4による半導体装置の
製造方法の変形例を説明するための断面図である。
【図22】 本発明の実施の形態5による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である(その1)。
【図23】 本発明の実施の形態5による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である(その2)。
【図24】 本発明の実施の形態6による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である(その1)。
【図25】 本発明の実施の形態6による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である(その2)。
【図26】 従来の半導体装置の製造方法を説明するた
めの断面図である(その1)。
【図27】 従来の半導体装置の製造方法を説明するた
めの断面図である(その2)。
【図28】 従来の半導体装置の製造方法を説明するた
めの断面図である(その3)。
【図29】 従来の半導体装置の製造方法を説明するた
めの断面図である(その4)。
【図30】 従来の半導体装置の製造方法を説明するた
めの断面図である(その5)。
【図31】 従来の半導体装置の製造方法を説明するた
めの断面図である(その6)。
【図32】 従来の半導体装置の製造方法によって製造
された半導体装置を説明するための断面図である。
【図33】 従来の製造方法で製造された半導体装置に
おいて、層間絶縁膜の埋め込み不良が発生した場合を示
す断面図である。
【符号の説明】 1 基板(半導体基板、絶縁基板)、 2 ゲート酸化
膜(シリコン酸化膜)、 3 第1シリコン膜、 4
シリサイド膜、 5 絶縁膜、 6 第1拡散層(ソー
ス/ドレイン領域)、 7 第2シリコン膜、 8 熱
酸化膜、 9層間絶縁膜、 10 第2シリコン膜、
11 熱酸化膜、 12 第2シリコン膜、 12a
第2シリコン膜の層、 13 熱酸化膜、 13a 熱
酸化膜の層、 14 第2シリコン膜、 14a 第2
シリコン膜の層、 15 熱酸化膜、 15a 熱酸化
膜の層、 16 第2シリコン膜、 21 第2拡散層
(ソース/ドレイン領域)、 22 第2拡散層(ソー
ス/ドレイン領域)、30 第1シリコン膜。
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Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にゲート酸化膜を形成する工程
    と、 前記ゲート酸化膜上に第1シリコン膜および絶縁膜を含
    むゲート配線を形成する工程と、 前記ゲート配線をマスクとして前記基板内に不純物を注
    入して、第1拡散層を形成する工程と、 前記第1拡散層を形成した後、前記ゲート配線を覆うよ
    うに前記基板の全面に第2シリコン膜を形成する工程
    と、 前記第2シリコン膜を熱酸化して熱酸化膜を形成する工
    程と、 前記熱酸化膜上に層間絶縁膜を形成する工程と、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の製造方法において、 前記ゲート配線は、前記第1シリコン膜と前記絶縁膜の
    間にシリサイド膜を含むことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の製造方法におい
    て、 前記第1シリコン膜は、ドープトシリコン膜であり、 前記第2シリコン膜は、700℃よりも高い温度で形成
    されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から3の何れかに記載の製造方
    法において、 前記第2シリコン膜は、ドープトシリコン膜であること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から4の何れかに記載の製造方
    法において、 前記熱酸化膜を形成した後、前記層間絶縁膜の形成に先
    立って、前記熱酸化膜をマスクとして前記基板内に不純
    物を注入して、前記第1拡散層よりも不純物濃度が高い
    第2拡散層を形成する工程を更に含むことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 基板上にゲート酸化膜を形成する工程
    と、 前記ゲート酸化膜上に第1シリコン膜および絶縁膜を含
    むゲート配線を形成する工程と、 前記ゲート配線をマスクとして前記基板内に不純物を注
    入して、第1拡散層を形成する工程と、 前記第1拡散層を形成した後、前記第1シリコン膜の側
    面を覆う第2シリコン膜を形成する工程と、 前記第2シリコン膜を熱酸化して熱酸化膜を形成する工
    程と、 前記熱酸化膜を形成した後、前記ゲート電極を覆うよう
    に前記基板全面に層間絶縁膜を形成する工程と、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の製造方法において、 前記ゲート配線は、前記第1シリコン膜と前記絶縁膜と
    の間に、シリサイド膜を含み、 前記第2シリコン膜は、前記第1シリコン膜の側面およ
    び前記シリサイドの側面を覆うことを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載の製造方法におい
    て、 前記第1シリコン膜は、ドープトシリコン膜であり、 前記第2シリコン膜は、700℃よりも高い温度で形成
    されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項6から8の何れかに記載の製造方
    法において、 前記第2シリコン膜は、ドープトシリコン膜であること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項6から9の何れかに記載の製造
    方法において、 前記熱酸化膜を形成した後、前記層間絶縁膜の形成に先
    立って、前記熱酸化膜をマスクとして前記基板内に不純
    物を注入して、前記第1拡散層よりも不純物濃度が高い
    第2拡散層を形成する工程を更に含むことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項6から10の何れかに記載の製
    造方法において、 前記熱酸化膜を形成する工程で、前記第2シリコン膜の
    表面を熱酸化して熱酸化膜の層を形成し、当該熱酸化膜
    の層と前記ゲート配線との間に第2シリコン膜の層を残
    すことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の製造方法におい
    て、 前記第2シリコン膜の3分の1から3分の2を熱酸化し
    て、前記熱酸化膜の層を形成することを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項1から12の何れかに記載の製
    造方法において、 前記第2シリコン膜を700〜1200℃の温度で熱酸
    化することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項1から13の何れかに記載の半
    導体装置の製造方法を用いて製造されることを特徴とす
    る半導体装置。
  15. 【請求項15】 基板と、 前記基板上に形成されたゲート酸化膜と、 前記ゲート酸化膜上に形成され、第1シリコン膜および
    絶縁膜を含む複数のゲート配線と、 前記ゲート配線間の前記基板内に形成された不純物拡散
    層と、 前記ゲート電極を覆う熱酸化膜と、 前記熱酸化膜上に形成された層間絶縁膜と、を備え、 前記絶縁膜の側面と、前記第1シリコン膜および前記シ
    リサイド膜の側面とが、同一面を形成することを特徴と
    する半導体装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の半導体装置におい
    て、 前記ゲート配線は、前記第1シリコン膜と前記絶縁膜の
    間にシリサイド膜を含むことを特徴とする半導体装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の半導体装置におい
    て、 前記熱酸化膜が、前記ゲート電極を構成する前記第1シ
    リコン膜および前記シリサイド膜の側面のみを覆うこと
    を特徴とする半導体装置。
  18. 【請求項18】 請求項15から17の何れかに記載の
    半導体装置において、 前記ゲート配線の側面を覆う前記熱酸化膜の膜厚が均一
    であることを特徴とする半導体装置。
  19. 【請求項19】 請求項16又は17に記載の半導体装
    置において、 前記シリサイド膜の側面を覆う前記熱酸化膜の膜厚よ
    り、前記第1シリコン膜の側面を覆う前記熱酸化膜の膜
    厚が厚いことを特徴とする半導体装置。
  20. 【請求項20】 請求項15から19の何れかに記載の
    半導体装置において、 前記ゲート電極の側面と、前記熱酸化膜との間に第2シ
    リコン膜を含むことを特徴とする半導体装置。
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