JP2002313151A - フラットケーブル用積層体 - Google Patents

フラットケーブル用積層体

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JP2002313151A JP2001120527A JP2001120527A JP2002313151A JP 2002313151 A JP2002313151 A JP 2002313151A JP 2001120527 A JP2001120527 A JP 2001120527A JP 2001120527 A JP2001120527 A JP 2001120527A JP 2002313151 A JP2002313151 A JP 2002313151A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラットケーブルの被覆材に用いる積層体で
あって、難燃性、導体接着性、自己融着性、導体埋め込
み性、摺動特性などに優れると共に、残留溶剤も殆どな
く、生産性、経済性にも優れたフラットケーブル用積層
体を提供する。 【解決手段】 フラットケーブル用積層体10を、2軸延
伸ポリエチレンテレフタレートフィルムなどの可撓性を
有する耐熱性基材1の一方の面に、接着性向上層2、難
燃層3、熱接着性樹脂層4を順に積層した構成とすると
共に、接着性向上層2と難燃層3とをそれぞれの塗布液
の塗膜層で形成し、熱接着性樹脂層4を熱接着性樹脂の
押し出しコートによる押し出し層、又は予め製膜した熱
接着性樹脂フィルムのドライラミネートによる貼り合わ
せ層で形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラットケーブル
の被覆材に用いられるフラットケーブル用積層体に関
し、更に詳しくは、パソコン、液晶表示装置、ゲーム
機、携帯電話、プリンター、複写機等の電子・電気機
器、自動車等の内部配線に使用されるフラットケーブル
の被覆材に用いられ、難燃性、耐熱性、熱接着性、絶縁
性、屈曲性等に優れると共に、生産性にも優れたフラッ
トケーブル用積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フラットケーブルの被覆材に用い
る積層体としては、可撓性、耐熱性を有する基材の一方
の面に、プライマー層(接着性向上層)を設け、その上
に難燃性を付与した熱接着性樹脂層を形成した構成の積
層体が用いられていた。この難燃性を付与した熱接着性
樹脂層は、難燃性と共に、自己融着性、導体(金属)接
着性、導体埋め込み性、耐熱性などの特性を併せ持つ必
要があり、例えば、適する熱接着性樹脂を選定し、その
溶液に難燃性付与剤を溶解もしくは分散させて、難燃性
熱接着性樹脂の塗布液を作製し、これを前記可撓性、耐
熱性基材の一方の面に形成されたプライマー層の上に塗
布、乾燥して難燃性熱接着性樹脂層を形成する方法が採
られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような難燃性熱接着性樹脂層は、例えば、良好な導体埋
め込み性を有するためには、その厚さを少なくとも25
〜40μm程度に形成する必要があり、このような厚さ
の難燃性熱接着性樹脂層を塗布液のコーティング方式で
形成するためには、塗布液を100〜150g/m2
ように大量に塗布することになり、距離の長い乾燥装置
の設置、或いは乾燥速度を著しく低下させて乾燥時間を
長くするなどの対策を採る必要があり、その結果、生産
コストを押し上げ、製品価格の上昇を招くという問題が
あった。
【0004】上記の対策を採った場合でも、難燃性熱接
着性樹脂層中の溶剤等を完全に除去することは困難であ
り、溶剤等の残留が多くなると熱接着性樹脂に対して可
塑剤的に作用し、耐熱性や接着性を低下させ、また、そ
の積層体で金属ケーブルを両側から包み込んで熱接着し
てフラットケーブルに適用した後も、高温の環境下では
難燃性熱接着性樹脂層の内部で気化し、気泡を発生する
結果、金属ケーブルや耐熱性基材との剥離や、層内強度
を低下させるなどの問題があった。
【0005】また、高度な難燃性を付与するためには、
熱接着性樹脂中に一定の割合以上の難燃性付与剤を添加
する必要があり、そのようにすると熱接着性樹脂の熱接
着性が損なわれ高い熱接着性が得られなくなるため、難
燃性付与剤の添加量が制約されるという問題があった。
このように難燃性熱接着性樹脂層で、高度な難燃性と高
い自己融着性、導体(金属)接着性、導体埋め込み性を
同時に持たせることは困難であった。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、高
度な難燃性と高い自己融着性、導体(金属)接着性、導
体埋め込み性を備えると共に、残留溶剤も殆どなく、生
産性、経済性に優れ、また、耐熱性、電気絶縁性、屈曲
性などの諸性能にも優れたフラットケーブル用積層体を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、以下の本
発明により解決することができる。即ち、請求項1に記
載した発明は、可撓性を有する耐熱性基材の一方の面
に、少なくとも接着性向上層、難燃層、熱接着性樹脂層
が順に積層されてなる積層体であって、接着性向上層と
難燃層がそれぞれの塗布液の塗膜層で形成され、熱接着
性樹脂層が、熱接着性樹脂の押し出しコート法による押
し出し層、または予め製膜された熱接着性樹脂フィルム
のドライラミネーション法による貼り合わせ層で形成さ
れていることを特徴とするフラットケーブル用積層体か
らなる。
【0008】上記において、熱接着性樹脂層を、熱接着
性樹脂の押し出しコート法による押し出し層で形成する
場合には、必要に応じて難燃層と熱接着性樹脂層の間に
接着性向上層としてアンカーコート層(一種のプライマ
ー層)を設けることができ、また、熱接着性樹脂層を、
予め製膜された熱接着性樹脂フィルムのドライラミネー
ション法による貼り合わせ層で形成する場合には、難燃
層と熱接着性樹脂層の間に接着剤層が設けられる。
【0009】前記のような構成を採ることにより、以下
に列挙するような作用効果が得られる。 (1)難燃層を接着性向上層(この場合プライマー層)
を介して可撓性を有する耐熱性基材上に積層できるの
で、難燃層の積層強度を強くすることができる。 (2)難燃層が、樹脂溶液に難燃性付与剤を溶解または
分散させた塗布液の塗膜層で形成されているので、使用
材料、即ち、樹脂および難燃性付与剤の選択の自由度が
広がり、且つ、難燃性付与剤の含有量を多くすることが
でき、更に比較的低い乾燥温度で塗膜層を形成できるた
め難燃性付与剤の熱劣化も少なく、難燃化効率の高い難
燃層を容易に形成することができる。 (3)難燃層が熱接着性樹脂層と分離されているので、
難燃層の厚さを薄くすることができ、残留溶剤の量を少
なく、且つ、塗布速度を上げることができる。 (4)また、熱接着性樹脂層も難燃層と分離されている
ので、本来の役割である自己融着性、導体接着性、導体
埋め込み性(熱流動性)に絞った材料選定が可能とな
り、熱接着性樹脂層の熱接着性を一層高めることができ
る。 (5)熱接着性樹脂層を、熱接着性樹脂の押し出しコー
ト法による押し出し層で形成することにより、溶剤を使
用することなく高速で加工することができるので、残留
溶剤を少なく、且つ生産性を向上させることができる。
上記押し出しコートの際、接着性向上層としてアンカー
コート層を設けた場合でも、アンカーコート層は極薄い
層であるため、残留溶剤には殆ど影響がなく、熱接着性
樹脂層を難燃層の上に強固に積層することができる。 (6)また、熱接着性樹脂層を、予め製膜された熱接着
性樹脂フィルムのドライラミネーション法による貼り合
わせ層で形成する場合は、貼り合わせの際、溶剤を含む
ドライラミネート用接着剤を使用するが、この接着剤層
は薄いため残留溶剤を増やすこともなく、熱接着性樹脂
層を難燃層の上に強固に積層することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図面を用いて本発明のフ
ラットケーブル用積層体の実施の形態について詳しく説
明する。図1、図2は、それぞれ本発明のフラットケー
ブル用積層体の一実施例の構成を示す模式断面図であ
る。図1に示したフラットケーブル用積層体10は、可
撓性を有する耐熱性基材1の一方の面に、接着性向上層
2、難燃層3、熱接着性樹脂層4が順に積層された構成
であり、接着性向上層(プライマー層)2と難燃層3を
それぞれの塗布液の塗膜層で形成すると共に、熱接着性
樹脂層4を熱接着性樹脂の押し出しコート層で形成した
場合の構成である。尚、図には示していないが、熱接着
性樹脂層4を押し出しコートで形成する前に、必要に応
じて、難燃層3の上に接着性向上層(アンカーコート
層)を設けることもできる。
【0011】また、図2に示したフラットケーブル用積
層体20は、可撓性を有する耐熱性基材1の一方の面
に、接着性向上層2、難燃層3、接着性向上層2a 、熱
接着性樹脂層4が順に積層された構成であり、接着性向
上層(プライマー層)2と難燃層3をそれぞれの塗布液
の塗膜層で形成すると共に、熱接着性樹脂層4を予め製
膜された熱接着性樹脂フィルムのドライラミネーション
法による貼り合わせ層で形成した場合の構成である。従
って、接着性向上層2a には2液硬化型ポリウレタン系
接着剤などの公知のドライラミネーション用の接着剤が
用いられる。
【0012】図1、図2において、可撓性を有する耐熱
性基材1は、耐熱性、屈曲性に優れると共に、機械的強
度、寸法安定性、耐薬品性、耐溶剤性、電気絶縁性など
に優れることが好ましく、例えば、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン
ナフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレートなど
のポリエステル、ポリプロピレン、エチレン−プロピレ
ン共重合体などのポリオレフィン、ナイロン12、ナイ
ロン6、ナイロン66、全芳香族ポリアミドなどのポリ
アミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミドなどの
ポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリトリフ
ルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビ
ニルなどのフッ素含有樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリエー
テルスルフォン、ポリエーテルケトン、ポリフェニレン
サルファイド、ポリアリレート、ポリエステルエーテ
ル、ポリカーボネートなどの無延伸または延伸フィルム
を使用することができる。中でも2軸延伸ポリエチレン
テレフタレートフィルムは、前記性能と共に、製膜の容
易さ、経済性にも優れており特に好ましく使用できる。
【0013】上記耐熱性基材1の厚さは、通常、6〜1
00μmのものが使用される。また、耐熱性基材1の接
着性向上層2、難燃層3、熱接着性樹脂層4を設ける側
の面には、コロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理
などの接着強化処理を施すことが好ましい。
【0014】次に、接着性向上層2は、可撓性を有する
耐熱性基材1に難燃層3を、その塗布液を塗布、乾燥し
て塗膜層を形成する際、その接着性を向上させるために
予め耐熱性基材1の塗布面に設けるものであり、以下の
ような接着性向上剤の塗布液を耐熱性基材1の上に塗
布、乾燥して塗膜層を形成する方法で設けられる。接着
性向上剤としては、例えば、ポリエチレンイミン、有機
チタン化合物、ポリオレフィン系化合物、ポリブタジエ
ン系化合物、イソシアネート系化合物、ポリエステルウ
レタン化合物、ポリエーテルウレタン化合物などの中か
ら、耐熱性基材、難燃層との接着適合性や作業性を勘案
して選定できる。特に、本発明においては、接着部の耐
熱性がよく、塗布、溶剤乾燥後30〜40℃の低温での
硬化が可能なポリオールを主剤とし、イソシアネートを
硬化剤とする2液硬化型の接着性向上剤を用いることが
フラットケーブルの耐熱性、接着性を向上できる点で好
ましい。
【0015】上記接着性向上層の主剤には、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、ネオペンチルグリコールなどのジオール成分と、
アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、イソフタル
酸、テレフタル酸などの二塩基酸成分とから合成される
ポリエステルポリオールおよびそれらの変性物や、ポリ
エチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコー
ル、ポリテトラメチレンエーテルグリコールなどのポリ
エーテルポリオールおよびそれらの変性物や、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロ
パンなどの低分子ポリオールなどを使用することができ
る。
【0016】また、接着性向上層の硬化剤には、トリレ
ンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート、トリス(イソシアネートフェニル)、メ
タン−トリス(イソシアネートフェニル)チオホスフェ
ートなどのイソシアネートモノマーや、トリレンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどイソ
シアネートモノマーをトリメチロールプロパンに付加し
たウレタンプレポリマー、ヘキサメチレンジイソシアネ
ートビューレット、ヘキサメチレンジイソシアネート及
びイソホロンジイソシアネートトリマーなどのイソシア
ネート変性体などを使用することができる。
【0017】上記接着性向上剤の接着強度、耐熱接着
性、反応速度を一層向上させるための助剤として、チタ
ンカップリング剤、シランカップリング剤、或いは無機
フィラーなどを添加することもできる。このような接着
性向上剤は、トルエン、酢酸エチル、メチルエチルケト
ン、イソプロピルアルコールなどの溶剤を適宜加えて塗
布液を作製し、ロールコート法、リバースロールコート
法、グラビアコート法、グラビアリバースコート法など
の塗布手段で耐熱性基材1に塗布、乾燥して接着性向上
層2の塗膜層を形成することができる。接着性向上層の
厚さは、薄くてよく、0.05〜3μm程度が適当であ
る。
【0018】難燃層3は、バインダーの樹脂溶液に難燃
性付与剤を添加して塗布液を作製し、これを前記接着性
向上層2の上に塗布、乾燥して塗膜層を形成して積層す
るものである。難燃層3のバインダーの樹脂は、難燃性
付与剤を固着させると同時に、ある程度の熱成形性を有
していて、その上に形成される熱接着性樹脂層の導体埋
め込み性を補助できることが好ましく、そのためには、
耐熱性を有する熱可塑性樹脂が好ましい。具体的には、
ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチ
レン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂、
ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリアクリ
ルもしくはメタクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹
脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹
脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、熱可塑性ポリウレタン系樹
脂などを使用することができる。
【0019】難燃性付与剤としては、例えば、塩素化パ
ラフィン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリフェニル、
パークロルペンタシクロデカン、無水ヘット酸、クロル
エンド酸などの塩素系化合物、およびテトラブロモエタ
ン、テトラブロモビスフェノールA、ヘキサブロモベン
ゼン、デカブロモビフェニルエーテル、テトラブロモ無
水フタール酸、ポリジブロモフェニレンオキサイド、ヘ
キサブロモシクロデカン、臭化アンモニウムなどの臭素
系化合物など、ハロゲン元素を含む有機または無機化合
物、そして、トリアリルホスフェート、アルキルアリル
ホスフェート、アルキルホスフェート、ジメチルホスフ
ォネート、ホスフォリネート、ハロゲン化ホスフォリネ
ートエステル、トリメチルホスフェート、トリブチルホ
スフェート、トリオクチルホスフェート、トリブトキシ
エチルホスフェート、オクチルジフェニルホスフェー
ト、トリクレジルホスフェート、クレジルフェニルホス
フェート、トリフェニルホスフェート、トリス(クロロ
エチル)ホスフェート、トリス(2−クロロプロピル)
ホスフェート、トリス(2,3−ジクロロプロピル)ホ
スフェート、トリス(2,3−ジブロモプロピル)ホス
フェート、ビス(2,3−ジブロモプロピル)2,3−
ジクロロプロピルホスフェート、ビス(クロロプロピ
ル)モノオクチルホスフェート、ポリフォスホネート、
ポリフォスフェート、芳香族ポリホスフェート、ジブロ
モネオベンチルグリコールなどのリン酸エステルまたは
リン化合物、ホスフォネート型ポリオール、ホスフェー
ト型ポリオール、含ハロゲンポリオールなどのポリオー
ル化合物、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、
三酸化アンチモン、三塩化アンチモン、五酸化アンチモ
ン、ホウ酸亜鉛、ホウ酸アンチモン、ホウ酸、モリブデ
ン酸アンチモン、酸化モリブデン、リン・窒素化合物、
カルシウム・アルミニウムシリケート、ジルコニウム化
合物、錫化合物、ドーソナイト、アルミン酸カルシウム
水和物、酸化銅、金属銅粉、炭酸カルシウム、メタホウ
酸バリウムなどの金属粉や無機化合物、その他、シリコ
ーン系ポリマー、フェロセン、フマール酸、マレイン
酸、トリアジン、イソシアヌレート、尿素、グアニジン
化合物などを使用することができる。
【0020】そして、本発明においては、前記のような
熱可塑性樹脂の一種または二種以上に、前記のような難
燃性付与剤の一種または二種以上を加え、更に必要に応
じて、その他の添加剤を加えて、例えば、トルエン、酢
酸エチル、アルコール類、メチルエチルケトンなどの溶
剤、希釈剤などで混合、溶解または分散させて塗布液を
作製し、これをナイフコート、ロールコート、バーコー
ト、マイクロバーコート、グラビアコートなどのコーテ
ィング手段で塗布、乾燥して難燃層を形成することがで
きる。尚、上記難燃層の塗布液は、有機溶剤系に限ら
ず、水系、水−アルコール系などによるエマルジョンま
たはディスパージョンであってもよい。また、難燃層の
塗布液におけるバインダーの樹脂と難燃性付与剤との混
合比率は、バインダーの樹脂100重量部に対して難燃
性付与剤200〜600重量部の範囲で添加することが
好ましい。上記難燃性付与剤の添加量が200重量部未
満の場合は、難燃化効率が低く、600重量部を超える
場合は、安定した塗膜形成が難しくなり、塗膜強度も低
下するため好ましくない。このような難燃層の厚さは2
0〜60μmが適当である。
【0021】熱接着性樹脂層4には、金属との熱接着性
に優れたカルボン酸、カルボン酸無水物、カルボン酸
塩、カルボン酸エステルなどに基づくカルボニル基「−
(C=O)−」を主鎖または側鎖に1〜700meq/
100gを含む熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。
カルボニル基が1meq/100g未満では、金属との
接着が弱く、高温下で屈曲した時、剥がれを発生するこ
とがあり、また、700meq/100gを超える場合
は、Tダイスによる製膜時、ネックインが大きくなり均
一な製膜が困難となるため好ましくない。
【0022】従って、熱接着性樹脂層4を形成する熱可
塑性樹脂には、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、
エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アク
リル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合
体、エチレン−メタクリル酸エチル共重合体、無水マレ
イン酸グラフトポリエチレン、無水マレイン酸グラフト
ポリプロピレン、アクリル酸グラフトポリオレフィン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合体の部分ケン化物とアセトキシ基、水酸基或いは
カルボニル基を持つ化合物とを共重合した共重合樹脂、
イオン架橋オレフィン共重合体(以下、アイオノマーと
記載)、共重合ポリエステル、共重合ポリアミドなどの
一種、または二種以上を組み合わせた樹脂を使用するこ
とが好ましい。
【0023】また、熱接着性樹脂層4の熱可塑性樹脂
は、融点が80〜200℃、MFRが0.3〜40gで
あることが好ましい。融点が70℃未満である場合は、
比較的低温で金属ケーブルとヒートシールできるが、積
層体として巻取られて保管された時に、巻取り状でブロ
ッキングしやすくなり、フラットケーブルとして加工す
る工程に供給不能となったり、また、加工したフラット
ケーブルが高温下で可塑化し、難燃層又は金属ケーブル
との間で剥離したり、熱接着性樹脂層の内部で破壊した
りするデラミネーションを起こしたりすることがある。
熱接着性樹脂層の熱可塑性樹脂の融点が200℃を超え
るときは、フラットケーブルを加工する時のヒートシー
ル温度が高くなり耐熱性基材の耐熱温度をより高く設定
する必要があるばかりでなく、作業能率の低下をもたら
し、また金属ケーブルとのヒートシールムラを生じ、製
品の品質上の問題を起こすことになる。
【0024】また、前記熱可塑性樹脂のMFRが0.3
g以下では、フラットケーブル用積層体を作製する溶融
押出しコーティングにおいて、溶融状態の樹脂圧力が高
くなり、押出しコーティングができなかったり、厚さの
ムラを発生したりするという加工上の問題を生ずる。ま
た、フラットケーブルを作製する時にヒートシールされ
る樹脂の流れが悪く、金属ケーブルを挿入し、熱接着し
て被覆するためには、高温度、高圧力を必要とし、生産
性の低下や、加工機械が大型化し設備コスト、製品コス
トが上昇する原因となる。
【0025】前記熱可塑性樹脂のMFRが40gを超え
る場合は、金属ケーブルを挿入するフラットケーブルと
接着しやすく、ヒートシールする加工性は良好ではある
が、フラットケーブル用積層体を作製する溶融押出しコ
ーティングにおいて、ネックインが大きく溶融状態の樹
脂が均一な膜状にならず、加工温度の僅かな変化におい
ても膜の状態が変動し、押出しコーティングした積層体
に、厚さのムラや筋状の凸部を発生したりするという問
題を生ずる。
【0026】前記熱可塑性樹脂の溶融押出しコーティン
グ適性や、フラットケーブル作製工程の作業性、積層体
の耐ブロッキング性を改善するために、必要に応じて、
ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミドやアクリル
樹脂などを混合したり、シリカ、タルクなどの無機化合
物系添加剤、或いは球状、板状の有機化合物、界面活性
剤、酸化防止剤、可塑剤、紫外線吸収剤などの助剤を添
加したりすることができる。
【0027】熱接着性樹脂層4の厚さは、金属ケーブル
の厚さ、用途、使用環境により適宜に選定できるが、金
属ケーブルとのヒートシール強度を保ち、屈曲に追随で
きるように選択され、通常は、金属ケーブルの厚さの
0.1〜2倍である。また、難燃層中に金属ケーブルを
埋没できるときは更に薄くすることができ2〜100μ
mで形成できる。
【0028】
〔実施例1〕
(難燃層用塗布液の作製)熱可塑性線状飽和ポリエステ
ル系樹脂(ガラス転移点6℃、軟化温度123℃)20
重量部と熱可塑性線状飽和ポリエステル系樹脂(ガラス
転移点67℃、軟化温度163℃)10重量部とをトル
エン100重量部とメチルエチルケトン80重量部とか
らなる溶剤中に溶解して樹脂溶液(固形分、約14.3
重量%)を作製した。 (注)上記熱可塑性線状飽和ポリエステル系樹脂は、フ
ラットケーブル用積層体の熱接着性樹脂層用の樹脂とし
ても使用可能な樹脂である。 上記樹脂溶液100重量部に、難燃性付与剤として、臭
素化エタン難燃剤(比重3.25、臭素含有率82%、
平均粒子径3μm)を主成分とし、これに三酸化アンチ
モン(平均粒子径0.5μm)と水酸化アルミニウム
(平均粒子径1μm)と炭酸マグネシウム(平均粒子径
3μm)とを混合してなる難燃性付与剤70重量部を添
加し、十分に混合した後、イソシアネート系硬化剤2.
5重量部を添加して、粘度4500cpsの難燃層用塗
布液を作製した。
【0029】(フラットケーブル用積層体の作製)可撓
性を有する耐熱性基材として、厚さ25μmの2軸延伸
ポリエチレンテレフタレートフィルム〔引張り強さ:
(MD)6.5kg/10mm幅、(TD)7.0kg
/10mm幅、伸び率:(MD)140%、(TD)1
30%、融点265℃〕を用い、その一方の面に、熱硬
化性のポリエステル系樹脂をビヒクルの主成分とする樹
脂組成物液を乾燥時の塗布量が0.5g/m2 となるよ
うに塗布、乾燥して接着性向上層(プライマー層)を形
成し、次いで、そのプライマー層の上に、上記で作製し
た難燃層用塗布液をバーコート法により、塗布量70g
/m2 (wet)で塗布し、続いて乾燥して厚さ20μ
mの難燃層(塗膜層)を形成した。
【0030】次に、上記難燃層の上に接着性向上層(ア
ンカーコート層)として、ポリエステルポリオール:ジ
フェニルメタンジイソシアネートの比率が4:1(重量
比)となるように配合した酢酸エチル溶液を、ロールコ
ート法により乾燥時の塗布量が0.5g/m2 となるよ
うに塗布、乾燥した後、その上に熱接着性樹脂層とし
て、エチレン−アクリル酸共重合体(融点80℃)を押
し出しコート法により、厚さが15μmとなるように押
し出しコートして熱接着性樹脂層を形成し、実施例1の
フラットケーブル用積層体を作製した。
【0031】〔実施例2〕前記実施例1で作製したフラ
ットケーブル用積層体の構成において、熱接着性樹脂層
に用いたエチレン−アクリル酸共重合体(融点80℃)
を、無水マレイン酸グラフトポリプロピレン(融点15
0℃)に換えた他は、総て実施例1と同様に加工して実
施例2のフラットケーブル用積層体を作製した。
【0032】〔実施例3〕前記実施例1で作製したフラ
ットケーブル用積層体の構成において、熱接着性樹脂層
に用いたエチレン−アクリル酸共重合体(融点80℃)
を、無水マレイン酸グラフトポリエチレン(融点130
℃)に換えた他は、総て実施例1と同様に加工して実施
例3のフラットケーブル用積層体を作製した。
【0033】〔実施例4〕前記実施例1で作製したフラ
ットケーブル用積層体の構成において、熱接着性樹脂層
に用いたエチレン−アクリル酸共重合体(融点80℃)
を、エチレン−酢酸ビニル共重合体(融点70℃)に換
えた他は、総て実施例1と同様に加工して実施例4のフ
ラットケーブル用積層体を作製した。
【0034】〔実施例5〕前記実施例1で作製したフラ
ットケーブル用積層体の構成において、熱接着性樹脂層
に用いたエチレン−アクリル酸共重合体(融点80℃)
を、アイオノマー(融点91℃)に換えた他は、総て実
施例1と同様に加工して実施例5のフラットケーブル用
積層体を作製した。
【0035】〔比較例1〕フラットケーブル用積層体
を、前記各実施例のように難燃層と熱接着性樹脂層とを
分離して形成した形態ではなく、従来のように難燃性熱
接着性樹脂層として単独の層で形成した形態で作製する
こととし、難燃性熱接着性樹脂層用の塗布液を、前記各
実施例において、難燃層用の塗布液に用いた熱可塑性線
状飽和ポリエステル系樹脂の樹脂溶液をそのまま用い
て、その樹脂溶液100重量部に、難燃性付与剤とし
て、臭素化エタン難燃剤(比重3.25、臭素含有率8
2%、平均粒子径3μm)を主成分とし、これに三酸化
アンチモン(平均粒子径0.5μm)と水酸化アルミニ
ウム(平均粒子径1μm)と炭酸マグネシウム(平均粒
子径3μm)とを混合してなる難燃性付与剤30重量部
を添加し、十分に混合して作製した。この難燃性熱接着
性樹脂層用の塗布液を、前記実施例1と同じ厚さ25μ
mの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムにプ
ライマー層を設けた基材フィルムのプライマー層の上
に、バーコート法により、塗布量が130g/m2 (w
et)となるように塗布し、続いて乾燥して、厚さ35
μmの難燃性熱接着性樹脂層を形成し、比較例1のフラ
ットケーブル用積層体を作製した。上記コーティングで
は、乾燥時間を長くとるため、コーティング速度を前記
実施例の場合の1/2に落としたが、未だ不足傾向であ
った。
【0036】以上のように作製した実施例1〜5、およ
び比較例1のフラットケーブル用積層体について、それ
ぞれ以下のようにフラットケーブルを作製し、得られた
フラットケーブルを試料として、下記の項目について、
試験、評価を行った。 (フラットケーブルの作製)実施例1〜5のフラットケ
ーブル用積層体の場合は、その熱接着性樹脂層同士が対
向するように配置し、また、比較例1のフラットケーブ
ル用積層体の場合は、その難燃性熱接着性樹脂層同士が
対向するように配置し、それぞれの間に金属ケーブルと
して、幅1.0mm、厚さ0.05mmの表面に錫メッ
キが施された銅ケーブルを1 mmの間隔を開けて15本
挿入し、3m/minの表面速度で回転する2本の加熱
ゴムロールの間で加熱圧着した後、チルロールとゴムロ
ールの間で圧着、冷却して実施例1〜5および比較例1
のフラットケーブルを作製した。上記加熱ロールのロー
ル温度は160℃と200℃の2条件とした。
【0037】(1)導体埋め込み性のチェック 各試料のフラットケーブルを、ケーブルの流れ方向に対
して垂直方向に切断し、その断面を拡大鏡で拡大して金
属ケーブルの埋め込み状態を目視により観察し、評価し
た。評価結果は表1にまとめて示した。
【0038】
【表1】
【0039】(2)導体(金属)接着性試験 前記実施例1〜5および比較例1のフラットケーブル用
積層体の熱接着性樹脂層または難燃性熱接着性樹脂層面
に金属ケーブルを重ねて、前記フラットケーブルの作製
と同じ加熱ロール(ロール温度は200℃)を用いて、
加熱圧着して熱接着させた後、金属ケーブルを180度
の角度で剥離した時の剥離強度を測定し、その測定値と
評価を表2に示した。
【0040】
【表2】
【0041】(3)フラットケーブルの耐摺動性試験 前記実施例1〜5および比較例1のフラットケーブルの
うち、ロール温度200℃の条件で作製したフラットケ
ーブルを試料として、それぞれを通電状態で摺動試験を
行い、断線するまでの摺動回数を測定し、その回数と評
価を表3に示した。尚、摺動試験条件は、屈曲半径5m
m、摺動距離30mm、摺動速度500回/分、温度2
5℃である。
【0042】
【表3】
【0043】以上のように、実施例1〜5のフラットケ
ーブル用積層体は、難燃層と熱接着性樹脂層とを分離し
て設け、且つ、難燃層は塗布液の塗膜層で形成し、熱接
着性樹脂層は熱接着性樹脂の押し出しコート層で形成し
ているので、難燃性熱接着性樹脂層として単層で形成し
た比較例1のフラットケーブル用積層体と比較して、生
産のスピードアップが達成でき、また、熱接着性を損な
うことなく、より多くの難燃性付与剤を含有させること
ができるので、難燃性に優れると共に、導体(金属)と
の接着性にも優れ、フラットケーブルに加工した時の耐
摺動性にも優れたフラットケーブル用積層体とすること
ができる。
【0044】
【発明の効果】以上、詳しく説明したように、本発明に
よれば、高度な難燃性と高い自己融着性、導体(金属)
接着性、導体埋め込み性を備えると共に、残留溶剤も殆
どなく、生産性、経済性に優れ、また、フラットケーブ
ルとして要求される耐摺動性(屈曲性)、耐熱性、電気
絶縁性などの諸性能にも優れたフラットケーブル用積層
体を容易に提供できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフラットケーブル用積層体の一実施例
の構成を示す模式断面図である。
【図2】本発明のフラットケーブル用積層体の別の一実
施例の構成を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 可撓性を有する耐熱性基材 2、2a 接着性向上層 3 難燃層 4 熱接着性樹脂層 10、20 フラットケーブル用積層体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 9:00 H01B 7/34 B Fターム(参考) 4F100 AK01D AK41B AK41C AK42A AK51D AK70D AL05C AR00A AR00B AR00C BA04 BA07 CA08C CC00B CC00C EH23D EJ38A GB41 JG04 JJ03 JJ03A JJ07 JJ07C JK17A JL02 JL11B JL12 JL12D 4F207 AA04 AA24 AB05 AH34 KB26 5G311 CA01 CD10 5G315 CA03 CA04 CB02 CC08

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性を有する耐熱性基材の一方の面に、
    少なくとも接着性向上層、難燃層、熱接着性樹脂層が順
    に積層されてなる積層体であって、接着性向上層と難燃
    層がそれぞれの塗布液の塗膜層で形成され、熱接着性樹
    脂層が、熱接着性樹脂の押し出しコート法による押し出
    し層、または予め製膜された熱接着性樹脂フィルムのド
    ライラミネーション法による貼り合わせ層で形成されて
    いることを特徴とするフラットケーブル用積層体。
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