JP2002312761A - 細胞画像の画像処理方法 - Google Patents

細胞画像の画像処理方法

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JP2002312761A
JP2002312761A JP2001113692A JP2001113692A JP2002312761A JP 2002312761 A JP2002312761 A JP 2002312761A JP 2001113692 A JP2001113692 A JP 2001113692A JP 2001113692 A JP2001113692 A JP 2001113692A JP 2002312761 A JP2002312761 A JP 2002312761A
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JP2001113692A
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English (en)
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Yuji Ishizu
優司 石津
Hiroshi Shiromizu
博 白水
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 細胞画像から正しく形状抽出を行うことがで
きる細胞画像の画像処理方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 透過照明にて得られた細胞画像を画像処
理して細胞本体24aから突出する突起24bを検出す
る突起抽出処理において、細胞画像から形状抽出用の探
査用画像を取得するために行われる動的二値化処理に先
だって、原画像中の輝度分布から透過照明光の回折によ
って細胞本体24aの周囲に生じた高輝度部分を検出
し、検出した高輝度部分の輝度値を平均値Mに置換して
これらの高輝度部分を平均輝度部23’として消去する
処理を行う。これにより動的二値化処理において高輝度
部分の影響による二値化処理の誤差を排除して、正しい
形状抽出を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動植物の細胞画像
を画像処理することにより所定のデータ抽出を行う細胞
画像の画像処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製薬業界等で行われる創薬スクリーニン
グ作業においては、動植物の細胞や微生物などをスクリ
ーニング対象の薬剤が種々の条件で投与された状態で培
養し、経時的変化を観察することにより薬剤の効果を確
認する作業が行われる。例えば細胞の神経突起など逐次
伸長する部分を観察対象とする場合には、これらを経時
的に追跡して観察・記録し、データ化する作業が必要と
なる。
【0003】この観察作業において、従来一般的に行わ
れていた作業者の目視観察に依存する方法に替えて、近
年この観察作業やデータ化処理を画像処理によって自動
的に行う試みが進行している。この方法は、対象となる
細胞の顕微画像を取得し、この画像から必要部分のみを
抽出する処理を行い、抽出された画像から所定のデータ
を取得するものである。この必要部分の抽出において
は、取得画像中の画素を輝度によって白黒に二分する二
値化処理が行われ、これによりデータ取得のための形状
抽出対象となる探査用画像が作成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の細胞画
像処理において用いられる二値化処理には、以下のよう
な不具合があった。画像処理対象の顕微画像取得時に
は、撮像対象を透過照明によって照明した状態で、顕微
鏡による撮像が行われる。すなわち撮像対象の細胞の背
後から投射された照明光がカメラに入射することによ
り、細胞が撮像される。
【0005】このとき、細胞本体の周囲を通過した光が
カメラに入射する際の光の回折により、取得された画像
上で細胞本体の周囲に実際には存在しない高輝度部分が
輪状に発生する場合がある。そして画像にこのような高
輝度部分が存在すると、前述の二値化処理に際して誤っ
た形状抽出が行われる。
【0006】すなわち、二値化処理においては二値化処
理対象範囲毎にこの範囲内の輝度の平均値に基づいてし
きい値を設定し、このしきい値を用いて範囲内画素の白
黒の切り分けが行われる。このとき、対象範囲内に本来
存在しない高輝度部分が存在する場合には画素の平均輝
度が上昇することから、設定されたしきい値は高輝度側
に偏ったものとなる。
【0007】そしてこのしきい値を用いて二値化を行う
と、本来は黒とされるべきでない画素が黒として設定さ
れる結果、二値化処理によって得られた探査画像から抽
出される形状は本来の正しい形状を示さず、誤った形状
抽出結果を与える。このように従来の細胞画像の画像処
理においては、撮像時の回折光の影響により形状抽出結
果に誤差を生じるという問題点があった。
【0008】そこで本発明は、細胞画像から正しく形状
抽出を行うことができる細胞画像の画像処理方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の細胞画像
の画像処理方法は、透過照明にて得られた細胞画像にお
いて、光の回折によって細胞本体の周囲に生じた高輝度
部分を検出する工程と、検出した前記高輝度部分の輝度
の値を所定の値に置換してこれらの高輝度部分を消去す
る工程と、前記高輝度部分が消去された細胞画像に対し
て動的二値化処理を行う工程とを含む。
【0010】請求項2記載の細胞画像の画像処理方法
は、前記高輝度部分の検出は、少なくとも動的二値化処
理の対象となる複数の画素の輝度の分布より高輝度検出
用のしきい値を設定し、輝度がこのしきい値を超えた画
素を高輝度部分とする。
【0011】請求項3記載の細胞画像の画像処理方法
は、前記高輝度部分の輝度の値と置換する所定の値は、
少なくとも動的二値化処理の対象となる複数の画素の輝
度の値の平均値である。
【0012】請求項4記載の細胞画像の画像処理方法
は、前記動的二値化処理は、二値化処理の対象となる一
つの画素とその周囲の複数の画素の輝度の分布から二値
化しきい値を設定する処理と、前記二値化処理の対象と
なる一つの画素の輝度の値と前記二値化しきい値とを比
較する処理とを含む。
【0013】請求項5記載の細胞画像の画像処理方法
は、前記二値化しきい値が、二値化処理の対象となる一
つの画素とその周囲の複数の画素の輝度の値の平均値で
ある。
【0014】上記構成の発明によれば、細胞画像から形
状抽出用の探査用画像を取得するために行われる二値化
処理に先だって、透過照明光の回折によって細胞本体の
周囲に生じた高輝度部分を検出し、検出した高輝度部分
の輝度の値を所定の値に置換してこれらの高輝度部分を
消去する処理を行うことにより、高輝度部分の影響を排
除して正しい形状抽出を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の画
像処理装置の構成を示すブロック図、図2は本発明の一
実施の形態の細胞画像の画像処理方法のメインフローを
示すフロー図、図3は本発明の一実施の形態の細胞画像
の画像処理方法における二値化処理のフロー図、図4は
本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理方法におけ
るサーチライン設定処理のフロー図、図5は本発明の一
実施の形態の細胞画像の画像処理方法における突起検出
処理のフロー図、図6は本発明の一実施の形態の細胞画
像の画像処理方法における突起判定処理のフロー図、図
7は本発明の一実施の形態の細胞画像を示す画像図、図
8、図9は本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理
方法における二値化処理の説明図、図10は本発明の一
実施の形態の細胞画像の画像処理方法におけるサーチラ
イン設定処理の説明図、図11、図12、図13は本発
明の一実施の形態の細胞画像の画像処理方法における突
起検出処理の説明図、図14は本発明の一実施の形態の
細胞画像の画像処理方法における突起判定処理の説明図
である。
【0016】まず図1を参照して細胞画像の画像処理装
置の構成を説明する。図1において位置決めステージ1
上には、観察対象の細胞を収容するマイクロタイタープ
レート2が載置されている。マイクロタイタープレート
2は多数のウェル2aを備えており、ウェル2a内に
は、観察対象の動植物の細胞を含む試料3が収容されて
いる。位置決めステージ1の下方には顕微観察を行う光
学系4が配設されており、光学系4の下方にはカメラ5
が配置されている。位置決めステージ1の上方に配設さ
れた照明装置6を点灯してウェル2aを照明した状態
で、光学系4を介してカメラ5によってウェル2a内の
試料3中の動植物の細胞を撮像することにより、カメラ
5は細胞画像(図7参照)を取得する。
【0017】カメラ5は画像処理部10と接続されてお
り、画像処理部10は以下に説明する各部より構成され
る。画像記憶部11は、カメラ5によって取得された細
胞画像(原画像)データを記憶する。二値化処理部12
は、突起抽出データ取得のための形状抽出対象となる探
査用画像を原画像より生成する。二値化画像記憶部13
は、生成された二値化画像を記憶する。
【0018】細胞本体検出処理部14は、原画像データ
を周波数変換することにより、細胞画像中の突起を消去
した細胞本体画像を検出する。サーチライン設定処理部
15は、細胞本体画像に基づいて、細胞本体画像の周囲
に突起検出用のサーチラインを設定する。サーチライン
記憶部16は、設定されたサーチラインの位置情報を記
憶する。突起情報記憶部18は、突起検出処理において
サーチラインを横切るエッジとして検出された突出部分
についての突起情報を記憶する。突起判定処理部19
は、記憶された突出部分が、検出目的に合致した突起に
該当するか否かを判定する。
【0019】画像処理部10を構成するハードウェアと
しては、パーソナルコンピュータのようにコンピュータ
プログラムによって作動する汎用的な処理装置が用いら
れる。本実施の形態ではこのような処理装置に、画像処
理部10として機能させるためのコンピュータプログラ
ム及び二値化処理部12、細胞本体検出処理部14、サ
ーチライン設定処理部15、突起検出処理部17、突起
判定処理部19の機能を実現させるためのプログラムを
インストールして細胞画像の処理装置を構成している。
【0020】次に細胞画像の画像処理方法について、各
図を参照して説明する。この画像処理方法は、神経細胞
などの細胞本体から外側に突出する突起を、画像処理手
法によって細胞画像から抽出するものである。ここで
は、観察対象の細胞を撮像して得られた細胞画像(図7
参照)中の細胞本体24aの周囲をサーチして突起24
bの根本を検出し、この根本から先端へ向かって連続す
るエッジを検出する方法が用いられる。
【0021】まず図2のフロー図に沿って画像処理方法
のメインフローについて説明する。図2のフロー図は、
画像処理部10の機能を実現するための処理プログラム
である。ここでは、上記処理の概要について述べ、詳細
な説明を要するステップについては個別に後述する。図
2において、取得された細胞画像(原画像)の二値化処
理が行われる(ST1)。次に細胞本体24aの外周に
突起の根本を検出するためのサーチラインを設定するサ
ーチライン設定処理が行われる(ST2)。
【0022】そして二値化処理により得られた二値化画
像(探査用画像)においてサーチラインSLに該当する
位置(画素)に沿って突起抽出が行われる(図11参
照)。すなわち、サーチラインに沿って輝度の変化を確
認することによりサーチライン上を横切る突起の根本の
エッジを検出し、このエッジを起点として突起の輪郭を
検出する。
【0023】図11に示すように探査用画像を構成する
格子配列の各画素Aには、位置情報を示すラベルiが付
されている。すなわち、ラベルiを指定することによ
り、その画素を注目画素とし、またラベルiの値で左上
端に位置する画素A[0]から右下端に位置するA[S
IZE−1]まで、各画素の位置を特定することができ
る。上述のサーチライン検出のための画像処理において
は、処理の対象となる注目画素A[i]を各画素位置に
移動させながら所定の処理ステップが反復実行される。
【0024】このため、(ST2)以後のメインフロー
においては、まず探査用画像の画像サイズ入力が行わ
れ、探査用画像の画素数(SIZE)を画像サイズとし
て入力し(ST3)、ラベルiを0とする(ST4)こ
とにより、最初の画素A[0]から順次各画素について
以下の処理ステップが行われる。
【0025】まず対象となる当該注目画素A[i]はサ
ーチラインに該当するか否かを判断し(ST5)、サー
チラインに該当すると判断されたならば、さらに当該サ
ーチラインは未だ以降の処理の対象となっていない未検
出のサーチラインであるか否かを判断し(ST6)、未
検出のサーチラインであれば、突起抽出を行う対象とな
るサーチラインが検出されたと判断して、突起検出処理
(ST7)を行う。
【0026】この(ST5)〜(ST7)のサーチライ
ン検出処理(及び検出されたサーチラインについて行わ
れる突起検出処理)は、探査用画像の全ての画素が注目
画素とされ、所要処理ステップが完了するまで反復され
る。すなわち、ラベルiをi+1に置き換え(ST
8)、ここでiが画像サイズとして入力された画素数
(SIZE)に到達したか否かを判断し、到達していな
ければ(ST5)に戻ってサーチライン検出処理を反復
する。
【0027】そして、ラベルiが画素数(SIZE)に
到達している場合には、全画素を注目画素としたサーチ
ライン検出処理及び検出されたサーチラインについて行
われる突起検出処理が完了したと判断し、突起判定処理
(ST10)に移行する。ここでは(ST7)にて検出
された突起が検出目的に該当する突起であるか否かを判
定する。そして突起判定の後、細胞画像の画像処理を終
了する。
【0028】以上が細胞画像の画像処理方法のメインフ
ローであり、以下個別処理の詳細について説明する。ま
ず図8,図9を参照して、二値化処理について図3のフ
ロー図に沿って説明する。この二値化処理は、透過照明
によって細胞を撮像して得られた細胞画像(原画像)か
ら、形状抽出のための探査用画像を生成するものであ
り、後述するように同一対象画像内において、二値化対
象画素に応じてしきい値を変動させる動的二値化処理が
用いられる。
【0029】次に二値化処理の対象となる原画像につい
て説明する。図7に示すように原画像では、各種のノイ
ズ成分を含む背景部分22の中に細胞24の画像が現れ
ている。細胞24は、細胞本体24aとこの細胞本体か
ら突出する突起24bより成る。
【0030】この原画像においては、細胞本体24aの
周囲には輪状の高輝度部分23が現出している。このよ
うな高輝度部分は、照明装置6からの透過照明光によっ
てカメラ5で細胞を撮像する場合に、照明光が細胞本体
24aの近傍を通過する際に回折することによって生じ
るものである。そしてこのような本来存在しない高輝度
部分を含む画像をそのまま動的二値化処理の対象とする
と、形状抽出用として適切な二値化画像を得ることがで
きない場合が生じるため、本実施の形態に示す二値化処
理においては、以下に説明する前処理を施した画像を動
的二値化処理の対象とするようにしている。
【0031】図3のフロー図は、二値化処理部12の機
能を実現するための二値化プログラムを示している。ま
ず図8(a)に示すように二値化対象の全画素の輝度の
分布を求める(ST11)。図8(a)は輝度の分布を
示すためのヒストグラムであり、横軸に輝度、縦軸には
度数(画素数)をとっている。次いで輝度の分布から輝
度の平均値Mを求めるとともに、高輝度検出用のしきい
値THを設定し(ST12)、輝度値Bがこのしきい値
THを超える範囲HBに対応する画素を、高輝度部分と
して抽出する(ST13)。このしきい値THの設定方
法としては、しきい値を超える画素の全画素に対する割
合が所定の値を超えるような値に設定する方法等、様々
な手法が適用できる。透過照明にて得られた細胞画像に
おいて、光の回折によって細胞本体の周囲に生じた高輝
度部分を検出する。これにより、図7に示す原画像中の
高輝度部分23が画素単位で特定される。
【0032】そして特定された高輝度部分23の輝度の
値を、(ST12)で求めた平均値Mと置換する(ST
14)。すなわち高輝度部分の輝度の値を所定の値に置
換してこれらの高輝度部分を消去する。これにより、図
8(b)に示すように原画像のうち高輝度部分23の輝
度を平均値Mで置き換えて平均輝度部23’とした前処
理画像が生成される。この後、このようにして得られた
前処理画像を対象として、動的二値化処理によって全画
素を二値化処理し、得られた二値化画像を二値化画像記
憶部13に記憶させる(ST15)。
【0033】ここで動的二値化処理について説明する。
この動的二値化処理においては、図8(c)に示すよう
に、二値化対象画素A[j]の周囲に複数の画素Aを含
む参照範囲Zを設定し、この参照範囲Z内の画素Aの輝
度の値に基づいて、二値化対象画素A[j]の二値化し
きい値を設定する。ここでは、参照範囲Z内の画素Aの
輝度の平均値を二値化しきい値として用いている。そし
て二値化対象画素A[j]の輝度を二値化しきい値と比
較することにより、二値化対象画素A[j]の輝度値
は、「1」または「0」のいずれかに置き換えられる。
【0034】これにより、図9(a)に示すように、背
景画像を明部(輝度値「1」)とし、細胞本体24a、
突起24bを暗部(輝度値「0」)とする二値化画像を
得る。この原画像の二値化において前述のような動的二
値化処理を用いることにより、同一の画像内において領
域によって輝度値の分布に偏りがある場合にあっても、
画像内の全ての領域について正しい形状抽出結果を与え
る探査用画像を生成することができる。
【0035】ここで、この動的二値化処理において、原
画像中の高輝度部分を消去する前処理の意義について説
明する。図9(b)は、同様の細胞画像を対象として、
このような前処理を行わない従来の動的二値化処理によ
って得られた二値化画像を参照のために示したものであ
る。この場合においても、細胞本体24aの周囲には透
過照明光の回折によって高輝度部分23が輪状に現れて
いる。
【0036】そしてこの高輝度部分23の外側近傍の画
素を動的二値化処理の対象とする場合において、この範
囲にノイズなどにより輝度値が幾分周囲よりも低い部分
(グレーゾーン)が存在する場合には、以下に説明する
不具合が生じる。すなわち二値化しきい値を設定するた
めに参照範囲Z内の複数画素の輝度値の平均値を求める
と、高輝度部分23が参照範囲Z内に含まれていること
から、平均値は高輝度部分23が存在しない場合と比較
して高輝度側に偏る。この結果、設定された二値化しき
い値が上述のグレーゾーンの輝度値よりも高くなる場合
が発生する。
【0037】そしてこのような場合には、グレーゾーン
を二値化対象画素とした動的二値化処理においては、本
来ならば輝度値「1」に区分されるべき場合にあって
も、二値化しきい値が高輝度側に偏って設定されている
ことから、当該画素は輝度値「0」に区分される。この
ため、高輝度部分23の近傍にグレーゾーンが存在する
場合には、二値化画像では本来存在しない暗部25とし
て現れ、形状抽出においてこのような暗部25は突起2
4bと誤認されやすいことから、突起検出精度を低下さ
せることとなっていた。
【0038】これに対し、本実施の形態に示す細胞画像
の画像処理においては、前述のように原画像中の高輝度
部分23を予め消去した前処理画像を動的二値化処理の
対象としていることから、上述の高輝度部分23の存在
に起因する二値化処理上の誤差を生じることなく、正し
い形状抽出を行うことができる。
【0039】次に図10を参照して、サーチライン設定
処理について図4のフロー図に沿って説明する。図4の
フロー図は、サーチライン設定処理部15の機能を実現
するためのサーチライン設定プログラムを示している。
まず図10(a)に示すように、原画像より突起24b
を消去し細胞本体24aのみとした画像(細胞本体画
像)を細胞本体検出処理部14より入手する(ST2
1)。この細胞本体画像は、細胞本体検出処理部14に
て生成され、原画像中の細胞画像をウェーブレット変換
によって周波数変換して得られる低周波側の成分から細
胞本体画像が生成される。なお、周波数変換としては、
ウェーブレット変換以外にもアダマール変換や離散コサ
イン変換(DCT)、フーリエ変換等を使用したものを
用いてもよい。
【0040】そしてこの細胞本体画像から突起の根本を
検出するためのサーチラインSLが設定される。すなわ
ち図10(b)に示すように、この細胞本体画像におい
て細胞本体24aを数画素太らせた画像(細胞本体24
a’の画像)を生成して、サーチライン記憶部16に格
納し(ST22)、メインフローに戻る。そしてここで
求められた拡大された細胞本体24a’の外側のエッジ
が、サーチラインSLとして設定される。すなわち細胞
本体画像の細胞本体24aのエッジを所定画素外側に拡
大して得られる細胞本体のエッジが突起の根本を検出す
るためのサーチラインSLとして設定される。
【0041】なお、ここでサーチラインSLを求める処
理として、図10(c)に示すように細胞本体画像にお
いて細胞本体24aのエッジの数画素外側に直接サーチ
ラインSLを設定し、これをサーチライン記憶部16に
格納するようにしてもよい(ST22’)。すなわちこ
の場合にはサーチラインSLは、細胞本体画像の細胞本
体24aのエッジから、根本検出のサーチのために適切
な距離に相当する所定画素だけ外側に設定される。
【0042】次に図11、図12、図13を参照して、
突起検出処理について図5のフロー図に沿って説明す
る。図5のフロー図は、突起検出処理部17の機能を実
現するための突起検出処理プログラムを示している。こ
の突起検出処理は、図11に示すように二値化処理によ
って求められた二値化画像(探査用画像)において、サ
ーチラインSLに該当する位置(画素)に沿ってエッジ
をサーチして突起の根本を検出し、検出された根本から
突起の先端へ向かって連続するエッジを検出するもので
ある。これらの処理は、サーチラインSLに該当する位
置(画素)に沿って注目画素を移動させながら行われ
る。そして以下に示すステップが注目画素に対して適用
される。
【0043】図5においてまず画素A[i](図12参
照)を注目画素とする(ST31)。次いで注目画素A
[i]の輝度を検出する(ST32)。そしてこの注目
画素A[i]が根本条件に合致しているか否かを判断す
る(ST33)。根本検出条件とは、サーチラインSL
上で注目画素を移動させて突起を検出する過程におい
て、当該注目画素が細胞本体から外側に突出する突起の
根本のエッジに到達したか否かを判定するための条件で
あり、具体的には図12(a)に示す点P1から点P2
に注目画素が移動した場合のように、現在の注目画素
(点P2)の輝度値「1」であり、かつサーチラインS
L上の1つ手前の注目画素(点P1)の輝度値が「0」
となる場合、現在の注目画素(点P2)を根本検出条件
に合致するものとする。
【0044】そして根本検出条件に合致しているなら
ば、当該注目画素A[i]を突起のエッジとして突起情
報記憶部18に記憶させる。また(ST33)にて根本
検出条件に合致していない場合には、サーチラインSL
に沿って注目画素を1つだけ移動する(ST39)。そ
して突起の根本が検出されたならば、この注目画素に連
続する突起のエッジを検出する(ST35)。すなわち
図12(b)に示すように突起24bの根本として検出
された注目画素(矢印(イ))を起点として、突起24
bの輪郭であるエッジを連続して検出するエッジ追跡が
行われる。ここでは、図13に示すように注目画素A
[i]の廻りを時計回りにサーチし、輝度値が「0」→
「1」となる画素を見いだすことにより、エッジに該当
する画素を検出する。図13においてWが新たなエッジ
として検出される。
【0045】このエッジ検出の過程において、検出対象
とする突起24bの輪郭が全て追跡されたか否かを確認
する目的で、以下のステップが実行される。すなわちエ
ッジが検出される度に、検出されたエッジはサーチライ
ンSLに該当するか否かを判断する(ST36)。エッ
ジ追跡が未だ完了しておらず注目画素がエッジ上の矢印
(ロ)の位置にあって、サーチラインSLに該当しない
ならば、検出した当該エッジの画素を次の処理の対象と
なる注目画素とし(ST37)、(ST34)に戻る。
そして以降のステップを反復し、エッジ追跡を継続して
行う。このようにして(ST34)〜(ST37)のス
テップを反復することにより、突起24bの根本から先
端に向かって連続するエッジが検出される。
【0046】また(ST36)において注目画素がサー
チラインSLに該当するならば、すなわちエッジとサー
チラインSLの交点を示す矢印(ハ)に注目画素が戻っ
たならば、注目画素を根本検出条件に合致した最新の画
素(矢印(イ))に戻す(ST38)。そしてこの後サ
ーチラインSLに沿って注目画素を1つだけ移動させて
(ST39)、新たな突起の根本検出を行う。すなわち
エッジ検出工程で検出したエッジの軌跡が、突起24b
の縁を周回して細胞本体24a側に向かって戻り、サー
チラインSLに到達したならば、エッジ検出工程を終了
して根本検出工程を再開する。
【0047】そしてサーチラインSLに沿って順次移動
させた注目画素が、画素A[i]であるか否か、すなわ
ちサーチラインSL上の起点に戻ったか否かを判定し、
戻っていなければ(ST32)に戻って同一サーチライ
ンSL上で新たな突起を検出するためのステップを反復
する。また起点に戻ったならば、当該サーチラインSL
についての突起検出処理を終了しメインフローに戻る。
【0048】上記説明したように、この細胞画像の画像
処理におけるエッジ検出工程は、細胞本体24aからス
タートして細胞本体24aから離れ、再び細胞本体24
aに戻る連続したエッジを検出するものである。そして
細胞本体24aからスタートして再び細胞本体24aに
戻る形態の1つとして、ここでは細胞本体の外側に設定
されたサーチラインSLからスタートしてサーチライン
SLに戻る形態となっている。
【0049】次に図14を参照して、突起判定処理につ
いて図6のフロー図に沿って説明する。ここでは、突起
検出処理において検出された突起が、検出目的に該当す
る突起であるか否かが判定される。まず突起24bの連
続するエッジのデータを抽出し(ST41)、連続する
エッジの軌跡は所定距離内で隣接しているか否かを判断
する(ST42)。
【0050】すなわち図14に示すように、突起24b
の縁に沿ったエッジが連続して検出された軌跡のうち、
細胞本体24aから遠ざかる方向の往路の軌跡と細胞本
体24a側に向かって戻る復路の軌跡との間の距離Dが
所定距離以内であって隣接していると判断されたなら
ば、当該エッジは検出目的に該当する突起であると判定
する。そしてさらに未判定のエッジがあるか否かを判断
し(ST44)、未判定のエッジがある場合には、(S
T41)に戻って、当該エッジについて同様の突起判定
処理を行う。また未判定のエッジが存在しないならば、
メインフローに戻る。
【0051】これに対し(ST42)において、図14
に示す細胞本体24aから外側へ幾分突出した凸部24
cのように、軌跡形状が緩やかな弧状であり往路の軌跡
と復路の軌跡が離れているような場合には、すなわち連
続するエッジの軌跡が隣接していないならば、当該エッ
ジは検出目的に該当せずと判定して当該エッジのデータ
を突起情報記憶部18から削除し(ST43)、この後
(ST44)に進む。
【0052】すなわち、ここでは細胞本体から外側へ突
出した部分のエッジのうち、エッジの往復の軌跡が互い
に所定距離内で隣接したものを突起のエッジとする。こ
れにより、突起抽出処理において本来の検出目的に合致
する形状の突起のみを正しく抽出することができる。
【0053】上記説明したように、細胞画像から神経突
起などの突起部分のみを検出する突起抽出処理におい
て、細胞本体の周囲のみを突起検出のための探査対象と
することにより、画像に含まれるノイズの影響を低減し
て、突起抽出を適切にかつ効率よく行うことができる。
また、探査用画像の生成において、動的二値化処理に先
立って撮像時に照明光の回折によって細胞本体の周囲に
生じた高輝度部分を検出し、検出した高輝度部分の輝度
の値を所定の値に置換してこれらの高輝度部分を消去す
る処理を行うようにしたので、高輝度部分の影響を排除
して正しい形状抽出を行うことができる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、細胞画像から形状抽出
用の探査画像を取得するために行われる二値化処理に先
だって、光の回折によって細胞本体の周囲に生じた高輝
度部分を検出し、検出した高輝度部分の輝度の値を所定
の値に置換してこれらの高輝度部分を消去する処理を行
うようにしたので、高輝度部分の影響を排除して正しい
形状抽出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の画像処理装置の構成を
示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理方
法のメインフローを示すフロー図
【図3】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理方
法における二値化処理のフロー図
【図4】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理方
法におけるサーチライン設定処理のフロー図
【図5】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理方
法における突起検出処理のフロー図
【図6】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理方
法における突起判定処理のフロー図
【図7】本発明の一実施の形態の細胞画像を示す画像図
【図8】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理方
法における二値化処理の説明図
【図9】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理方
法における二値化処理の説明図
【図10】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理
方法におけるサーチライン設定処理の説明図
【図11】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理
方法における突起検出処理の説明図
【図12】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理
方法における突起検出処理の説明図
【図13】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理
方法における突起検出処理の説明図
【図14】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理
方法における突起判定処理の説明図
【符号の説明】
2 マイクロタイタープレート 3 試料 5 カメラ 10 画像処理部 12 二値化処理部 14 細胞本体検出処理部 15 サーチライン設定処理部 17 突起検出処理部 19 突起判定処理部 24 細胞 24a 細胞本体 24b 突起
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C12M 1/34 C12M 1/34 A Fターム(参考) 2G045 AA40 CB01 FA16 JA01 4B029 AA07 AA27 BB11 CC02 FA15 4B063 QA05 QQ08 QR69 QS24 QS39 QX01 5B057 AA10 BA02 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC03 CE12 CF10 DA08 DB02 DB09 DC16 DC22

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透過照明にて得られた細胞画像において光
    の回折によって細胞本体の周囲に生じた高輝度部分を検
    出する工程と、検出した前記高輝度部分の輝度の値を所
    定の値に置換してこれらの高輝度部分を消去する工程
    と、前記高輝度部分が消去された細胞画像に対して動的
    二値化処理を行う工程とを含むことを特徴とする細胞画
    像の画像処理方法。
  2. 【請求項2】前記高輝度部分の検出は、少なくとも動的
    二値化処理の対象となる複数の画素の輝度の分布より高
    輝度検出用のしきい値を設定し、輝度がこのしきい値を
    超えた画素を高輝度部分とすることを特徴とする請求項
    1記載の細胞画像の画像処理方法。
  3. 【請求項3】前記高輝度部分の輝度の値と置換する所定
    の値は、少なくとも動的二値化処理の対象となる複数の
    画素の輝度の値の平均値であることを特徴とする請求項
    1記載の細胞画像の画像処理方法。
  4. 【請求項4】前記動的二値化処理は、二値化処理の対象
    となる一つの画素とその周囲の複数の画素の輝度の分布
    から二値化しきい値を設定する処理と、前記二値化処理
    の対象となる一つの画素の輝度の値と前記二値化しきい
    値とを比較する処理とを含むことを特徴とする請求項1
    記載の細胞画像の画像処理方法。
  5. 【請求項5】前記二値化しきい値が、二値化処理の対象
    となる一つの画素とその周囲の複数の画素の輝度の値の
    平均値であることを特徴とする請求項4記載の細胞画像
    の画像処理方法。
  6. 【請求項6】コンピュータプログラムによって作動する
    処理装置に細胞画像の画像処理を実現させるためのプロ
    グラムであって、透過照明にて得られた細胞画像におい
    て光の回折によって細胞本体の周囲に生じた高輝度部分
    を検出する工程と、検出した前記高輝度部分の輝度の値
    を所定の値に置換してこれらの高輝度部分を消去する工
    程と、前記高輝度部分が消去された細胞画像に対して動
    的二値化処理を行う工程とを含むことを特徴とする細胞
    画像の画像処理を実現させるためのプログラム。
  7. 【請求項7】前記高輝度部分の検出は、少なくとも動的
    二値化処理の対象となる複数の画素の輝度の分布より高
    輝度検出用のしきい値を設定し、輝度がこのしきい値を
    超えた画素を高輝度部分とすることを特徴とする請求項
    6記載の細胞画像の画像処理を実現させるためのプログ
    ラム。
  8. 【請求項8】前記高輝度部分の輝度の値と置換する所定
    の値は、少なくとも動的二値化処理の対象となる複数の
    画素の輝度の値の平均値であることを特徴とする請求項
    6記載の細胞画像の画像処理を実現させるためのプログ
    ラム。
  9. 【請求項9】前記動的二値化処理は、二値化処理の対象
    となる一つの画素とその周囲の複数の画素の輝度の分布
    から二値化しきい値を設定する処理と、前記二値化処理
    の対象となる一つの画素の輝度の値と前記二値化しきい
    値とを比較する処理とを含むことを特徴とする請求項6
    記載の細胞画像の画像処理を実現させるためのプログラ
    ム。
  10. 【請求項10】前記二値化しきい値が、二値化処理の対
    象となる一つの画素とその周囲の複数の画素の輝度の値
    の平均値であることを特徴とする請求項9記載の細胞画
    像の画像処理を実現させるためのプログラム。
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