JP2002311669A - 紙付着物除去装置、およびそれを備えるカラー画像形成装置 - Google Patents

紙付着物除去装置、およびそれを備えるカラー画像形成装置

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JP2002311669A JP2001111039A JP2001111039A JP2002311669A JP 2002311669 A JP2002311669 A JP 2002311669A JP 2001111039 A JP2001111039 A JP 2001111039A JP 2001111039 A JP2001111039 A JP 2001111039A JP 2002311669 A JP2002311669 A JP 2002311669A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンデム型間接転写タイプのカラー画像形成
装置において、リサイクルトナー中に、紙粉等の紙付着
物が混入することを防いで画像品質を長期的に維持する
紙付着物除去装置を提供する。 【解決手段】 複数の作像手段18の各々の像担持体4
0上に形成したトナー画像をそれぞれ転写して中間転写
体10上に合成トナー画像を形成し、その合成トナー画
像を転写してシートにカラー画像を形成するカラー画像
形成装置に、転写残トナーを、複数の作像手段の中のブ
ラックの作像手段18BKで用いる現像装置61BKに
戻して再使用するトナーリサイクル装置80・90を設
ける。一方、シート搬送路Pの画像転写位置aの上流に
紙付着物除去装置112を設ける。紙付着物除去装置に
は、紙付着物除去部材として、例えばブラシで構成した
ブラシローラを備える。また、電界を印加する電界印加
手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
タやファクシミリ、またはそれらの複合機などのうち、
特に、2成分または1成分現像剤を用い、帯電・書込み
・現像・転写・クリーニング等を繰り返して、複数の作
像手段の各々の像担持体上にそれぞれ異なる色のトナー
画像を形成し、それらのトナー画像を順次転写して中間
転写体上に合成トナー画像を形成し、その合成トナー画
像を転写してシートにカラー画像を形成するカラー画像
形成装置に関する。および、そのようなカラー画像形成
装置のうち、転写残トナーを現像装置に戻して再使用す
るトナーリサイクル装置を有するものに備え、転写残ト
ナー中に、紙粉等の紙付着物が混入することを防止する
紙付着物除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、画像形成装置では、市場からの要
求にともない、カラー複写機やカラープリンタなど、カ
ラーのものが多くなってきている。
【0003】カラー画像形成装置には、1つの像担持体
のまわりに複数色の現像装置を備え、それらの現像装置
でトナーを付着して像担持体上に合成トナー画像を形成
し、そのトナー画像を転写してシートにカラー画像を記
録する、いわゆるリボルバ型のものと、図21に示すよ
うに、並べて備える複数の像担持体4にそれぞれ個別に
現像装置9を備え、各像担持体4上にそれぞれ単色トナ
ー画像を形成し、それらの単色トナー画像を順次転写し
てシート2に合成カラー画像を記録する、いわゆるタン
デム型のものとがある。
【0004】ところで、近年、この種の画像形成装置に
あっても、環境問題や省資源の観点から、転写されずに
シートから回収されたトナーを再度現像装置に戻してリ
サイクル使用することが奨励される。しかし、リボルバ
型のものでは、回収トナーが混色を生ずることから、リ
サイクル使用は困難であった。タンデム型のものでは、
混色のおそれはさほどない。
【0005】ところが、タンデム型画像形成装置では、
像担持体4からシート2へと単色トナー画像を順次転写
していく際に、すでにシート2上に存在するトナーが逆
に像担持体4側へと戻ってしまう逆転写が起き、多少の
混色を生ずる問題はあった。
【0006】また、シート2には、白色度を上げるべ
く、またシート2の酸性度を調整すべく、炭酸カルシウ
ムやタルク(Mg3(Si4010)(OH)2)、カオリン(AlO
・2SiO・2HO)などの紙添加物を添加する。また、
シート2には、紙粉が付着している。
【0007】このような紙粉や紙添加物などの紙付着物
は、元来帯電系列を考慮すると正極に帯電しにくく、ほ
とんどが負極に帯電している。ただし、帯電極性という
ものは接触する相手やまわりの環境に左右されるので、
シート2上に付着する紙付着物はすべてが負極に帯電し
ているわけではない。
【0008】そこで、例えば像担持体4上のトナー画像
をシート2に転写させるべくシート2と接触すると、図
20に示すように、負極に帯電しているトナー1は電気
的な引力を受けてシート2に転写するが、逆にシート2
上に付着していた紙付着物のうち正極に帯電しているも
の3は、トナーと入れ替わるように、像担持体4側へと
移動することとなる。
【0009】また、負極に帯電している紙付着物5は、
シート2上にそのまま残るが、帯電量の弱い、中性に近
い紙付着物6は、物理的に一部が像担持体4に付着する
こととなる。紙添加物は、シート2の特性を維持するた
めに欠かせない物質であるが、像担持体4に付着すると
フィルミングや像流れの原因となる問題があった。
【0010】なお、図20において、符号7は、転写装
置の一例である導電ローラであり、像担持体4に対して
正極性バイアスを印加して像担持体4上のトナー画像を
転写してシート2に画像を記録するものである。また、
図21において、符号8は、シート2を搬送するシート
搬送ベルトである。
【0011】このような問題を解決するために、各像担
持体上に形成した単色トナー画像を順次転写していった
ん中間転写体上に合成トナー画像を形成して後、そのト
ナー画像を一括転写してシートにカラー画像を記録す
る、いわゆるタンデム型間接転写タイプのカラー画像形
成装置が提案されている。
【0012】この方式であれば、像担持体にシートが直
接接触しないことから、像担持体への逆転写を少なくす
ることができるとともに、像担持体に紙付着物を付着す
る機会を大幅に減少し、像担持体上の転写残トナーをリ
サイクル使用する可能性を大きく高めることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
タンデム型間接転写タイプのカラー画像形成装置でも、
シート上の紙付着物が中間転写体に付着し、その中間転
写体上からトナーリサイクル装置で転写残トナーを回収
したときそのリサイクルトナー中に紙付着物が混入する
おそれがあった。また、中間転写体に付着した紙付着物
が像担持体に転移し、その像担持体上からトナーリサイ
クル装置で転写残トナーを回収したときそのリサイクル
トナー中に紙付着物が混入するおそれがあった。
【0014】そこで、この発明の第1の目的は、タンデ
ム型間接転写タイプのカラー画像形成装置において、リ
サイクルトナー中に、紙粉等の紙付着物が混入すること
を防いで画像品質を長期的に維持する紙付着物除去装置
を提供することにある。
【0015】この発明の第2の目的は、加えて、紙付着
物除去装置において、構成簡単にして小さな占有スペー
スで、シート上の紙付着物を効果的に除去することにあ
る。
【0016】この発明の第3の目的は、加えて、紙付着
物除去装置において、紙付着物除去部材がシート上を摺
擦することなく紙付着物を除去して、除去した紙付着物
が再びシートに付着するおそれを少なくすることにあ
る。
【0017】この発明の第4の目的は、加えて、紙付着
物除去装置において、紙付着物除去部材がシートに接触
することなく紙付着物を除去して、除去した紙付着物が
再びシートに付着するおそれをなくすことにある。
【0018】この発明の第5の目的は、加えて、紙付着
物除去装置において、シート上の紙付着物の除去効率を
向上することにある。
【0019】この発明の第6の目的は、加えて、紙付着
物除去装置において、正負いずれの極性でも、シート上
の紙付着物を除去可能とすることにある。
【0020】この発明の第7の目的は、加えて、上記目
的を達成した紙付着物除去装置を有するカラー画像形成
装置を提供することにある。
【0021】この発明の第8の目的は、加えて、カラー
画像形成装置において、像担持体上の転写残トナーを回
収して現像装置に戻すトナーリサイクルの構成を簡素化
することにある。
【0022】この発明の第9の目的は、加えて、カラー
画像形成装置において、中間転写体上の転写残トナーを
回収して現像装置に戻すトナーリサイクルの構成を簡素
化することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に係
る発明は、上述した第1の目的を達成すべく、複数の作
像手段の各々の像担持体上に形成したトナー画像をそれ
ぞれ転写して中間転写体上に合成トナー画像を形成し、
その合成トナー画像を転写してシートにカラー画像を形
成するカラー画像形成装置であって、転写残トナーを、
複数の作像手段の中のブラックの作像手段で用いる現像
装置に戻して再使用するトナーリサイクル装置を有する
カラー画像形成装置に紙付着物除去装置を備え、その紙
付着物除去装置を、シート搬送路の画像転写位置上流に
設けてなる、ことを特徴とする。
【0024】請求項2に係る発明は、上述した第2の目
的を達成すべく、請求項1に記載の紙付着物除去装置に
おいて、ブラシで構成した紙付着物除去部材を備えてな
る、ことを特徴とする。
【0025】請求項3に係る発明は、上述した第3の目
的を達成すべく、請求項1または2に記載の紙付着物除
去装置において、紙付着物除去部材をシートに接触して
シート搬送速度と等速で移動して設ける一方、シートへ
の画像転写時と同極性の電界を印加してシート上の紙付
着物を紙付着物除去部材に付着する同極性電界印加手段
を備えてなる、ことを特徴とする。
【0026】請求項4に係る発明は、上述した第4の目
的を達成すべく、請求項1に記載の紙付着物除去装置に
おいて、紙付着物除去部材をシートに接触することなく
設ける一方、シートへの画像転写時と同極性の電界を印
加してシート上の紙付着物を紙付着物除去部材に付着す
る同極性電界印加手段を備えてなる、ことを特徴とす
る。
【0027】請求項5に係る発明は、上述した第5の目
的を達成すべく、請求項3または4に記載の紙付着物除
去装置において、紙付着物除去部材の上流位置に、シー
トへの画像転写時と逆極性の電界を印加してシートを一
様に帯電する帯電手段を設けてなる、ことを特徴とす
る。
【0028】請求項6に係る発明は、上述した第6の目
的を達成すべく、請求項3または4に記載の紙付着物除
去装置において、同極性電界印加手段とともに、シート
への画像転写時と逆極性の電界を印加してシート上の紙
付着物を紙付着物除去部材に付着する逆極性電界印加手
段とを備えてなる、ことを特徴とする。
【0029】請求項7に係る発明は、上述した第7の目
的を達成すべく、カラー画像形成装置に、請求項1ない
し6のいずれか1に記載の紙付着物除去装置を備えてな
る、ことを特徴とする。
【0030】請求項8に係る発明は、上述した第8の目
的を達成すべく、請求項7に記載のカラー画像形成装置
において、像担持体と現像装置との間に電界を印加して
像担持体上の転写残トナーを現像装置に戻してなる、こ
とを特徴とする。
【0031】請求項9に係る発明は、また上述した第9
の目的を達成すべく、請求項7または8に記載のカラー
画像形成装置において、像担持体と中間転写体との間に
電界を印加して中間転写体上の転写残トナーを像担持体
に戻してなる、ことを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態につき説明する。図1は、この発明の一
実施の形態を示すもので、タンデム型間接転写タイプの
カラー複写機における全体概略構成図である。
【0033】図中符号100は複写機本体、200はそ
れを載せる給紙テーブル、300は複写機本体100上
に取り付けるスキャナ、400はさらにその上に取り付
ける自動原稿搬送装置(ADF)である。
【0034】複写機本体100には、中央に、無端ベル
ト状の中間転写体10を設ける。中間転写体10は、図
2に示すように、ベース層11を、例えばフッ素樹脂や
帆布などののびにくい材料でつくり、その上に弾性層1
2を設ける。弾性層12は、例えばフッ素ゴムやアクリ
ロニトリル−ブタジェン共重合ゴムなどでつくる。その
弾性層12の表面は、例えばフッ素系樹脂をコーティン
グして平滑性のよいコート層13で被ってなる。
【0035】そして、図1に示すとおり、図示例では3
つの支持ローラ14・15・16に掛け回して図中時計
回りに回転搬送可能とする。
【0036】この図示例では、3つのうち第2の支持ロ
ーラ15の左に、画像転写後に中間転写体10上に残留
する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置
17を設ける。
【0037】また、3つのうちの第1の支持ローラ14
と第2の支持ローラ15間に張り渡した中間転写体10
上には、その搬送方向に沿って、ブラック・シアン・マ
ゼンタ・イエロの4つの作像手段18を横に並べて配置
してタンデム作像装置20を構成する。
【0038】さて、図1に示すように、タンデム作像装
置20の上には、さらに露光装置21を設ける。
【0039】一方、中間転写体10を挟んでタンデム作
像装置20と反対の側には、2次転写装置22を備え
る。2次転写装置22は、図示例では、2つのローラ2
3間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡
して構成し、中間転写体10を介して第3の支持ローラ
16に押し当てて配置し、中間転写体10上の画像をシ
ートに転写する。
【0040】2次転写装置22の横には、シート上の転
写画像を定着する定着装置25を設ける。定着装置25
は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27
を押し当てて構成する。
【0041】上述した2次転写装置22には、画像転写
後のシートをこの定着装置25へと搬送するシート搬送
機能も備えてなる。もちろん、2次転写装置22とし
て、非接触のチャージャを配置してもよく、そのような
場合は、このシート搬送機能を併せて備えることは難し
くなる。
【0042】さて、図示例では、このような2次転写装
置22および定着装置25の下に、上述したタンデム作
像装置20と平行に、シートの両面に画像を記録すべく
シートを反転するシート反転装置28を備える。
【0043】ところで、いまこのカラー複写機を用いて
コピーをとるときは、自動原稿搬送装置400の原稿台
30上に原稿をセットする。または、自動原稿搬送装置
400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32
上に原稿をセットし、自動原稿搬送装置400を閉じて
それで押さえる。
【0044】そして、不図示のスタートスイッチを押す
と、自動原稿搬送装置400に原稿をセットしたとき
は、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動し
て後、コンタクトガラス32上に原稿をセットしたとき
は、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走行体33お
よび第2走行体34を走行する。そして、第1走行体3
3で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光
をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体3
4のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセ
ンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
【0045】また、不図示のスタートスイッチを押す
と、不図示の駆動モータで支持ローラ14・15・16
の1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転
し、中間転写体10を回転搬送する。同時に、個々の作
像手段18でその像担持体40を回転して各像担持体4
0上にそれぞれ、ブラック・イエロ・マゼンタ・シアン
の単色画像を形成する。そして、中間転写体10の搬送
とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写体
10上に合成トナー画像を形成する。
【0046】一方、不図示のスタートスイッチを押す
と、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択
回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセッ
ト44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で
1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で
搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジ
ストローラ49に突き当てて止める。
【0047】または、給紙ローラ50を回転して手差し
トレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1
枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジス
トローラ49に突き当てて止める。
【0048】そして、中間転写体10上の合成トナー画
像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転
し、中間転写体10と2次転写装置22との間にシート
を送り込み、2次転写装置22で転写してシート上にカ
ラー画像を記録する。
【0049】画像転写後のシートは、2次転写装置22
で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で
熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、切換爪55
で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57
上にスタックする。または、切換爪55で切り換えてシ
ート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置
へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56
で排紙トレイ57上に排出する。
【0050】一方、画像転写後の中間転写体10は、中
間転写体クリーニング装置17で、画像転写後に中間転
写体10上に残留する転写残トナーを除去し、タンデム
作像装置20による再度の画像形成に備える。
【0051】さて、上述したタンデム作像装置20にお
いて、個々の作像手段18は、詳しくは、例えば図3に
示すように、ドラム状の像担持体40のまわりに、帯電
装置60、現像装置61、1次転写装置62、像担持体
クリーニング装置63、除電装置64などを備えてな
る。像担持体40は、図示例では、アルミニウム等の素
管に、感光性を有する有機感光材を塗布し、感光層を形
成したドラム状であるが、無端ベルト状であってもよ
い。
【0052】図示省略するが、少なくとも像担持体40
を設け、作像手段18を構成する部分の全部または一部
でプロセスカートリッジを形成し、複写機本体100に
対して一括して着脱自在としてメンテナンス性を向上す
るようにしてもよい。
【0053】作像手段18を構成する部分のうち、帯電
装置60は、図示例ではローラ状につくり、像担持体4
0に接触して電圧を印加することによりその像担持体4
0の帯電を行う。
【0054】現像装置61は、一成分現像剤を使用して
もよいが、図示例では、磁性キャリアと非磁性トナーと
よりなる二成分現像剤を使用する。そして、その二成分
現像剤を攪拌しながら搬送して現像スリーブ65に付着
する攪拌部66と、その現像スリーブ65に付着した二
成分現像剤のうちのトナーを像担持体40に転移する現
像部67とで構成し、その現像部67より攪拌部66を
低い位置とする。
【0055】攪拌部66には、平行な2本のスクリュ6
8を設ける。2本のスクリュ68の間は、両端部を除い
て仕切り板69で仕切る(図6参照)。また、現像ケー
ス70にトナー濃度センサ71を取り付ける。
【0056】一方、現像部67には、現像ケース70の
開口を通して像担持体40と対向して現像スリーブ65
を設けるとともに、その現像スリーブ65内にマグネッ
ト72を固定して設ける。また、その現像スリーブ65
に先端を接近してドクタブレード73を設ける。図示例
では、ドクタブレード73と現像スリーブ65間の最接
近部における間隔は、500μmに設定してある。
【0057】そして、2成分現像剤を2本のスクリュ6
8で攪拌しながら搬送循環し、現像スリーブ65に供給
する。現像スリーブ65に供給された現像剤は、マグネ
ット72により汲み上げて保持し、現像スリーブ65上
に磁気ブラシを形成する。磁気ブラシは、現像スリーブ
65の回転とともに、ドクタブレード73によって適正
な量に穂切りする。切り落とされた現像剤は、攪拌部6
6に戻される。
【0058】他方、現像スリーブ65上の現像剤のうち
トナーは、現像スリーブ65に印加する現像バイアス電
圧により像担持体40に転移してその像担持体40上の
静電潜像を可視像化する。可視像化後、現像スリーブ6
5上に残った現像剤は、マグネット72の磁力がないと
ころで現像スリーブ65から離れて攪拌部66に戻る。
この繰り返しにより、攪拌部66内のトナー濃度が薄く
なると、それをトナー濃度センサ71で検知して攪拌部
66にトナー補給する。
【0059】ちなみに、図示例では、像担持体40の線
速を200mm/s、現像スリーブ65の線速を240mm/s
としている。像担持体40の直径を50mm、現像スリ
ーブ65の直径を18mmとして、現像行程が行われ
る。現像スリーブ65上のトナー帯電量は、−10〜−
30μC/gの範囲である。像担持体40と現像スリーブ
65の間隙である現像ギャップGは、従来の0.8m
mから0.4mmの範囲で設定でき、値を小さくするこ
とで現像効率の向上を図ることが可能である。
【0060】像担持体40の厚みを30μmとし、光学
系のビームスポット径を50×60μm、光量を0.4
7mWとしている。また、像担持体40の帯電(露光
前)電位Vを−700V、露光後電位Vを−120
Vとして現像バイアス電圧を−470Vすなわち現像ポ
テンシャル350Vとして現像工程が行われるものであ
る。
【0061】ところで、現像装置61で現像する際は、
交互電界とすることが望ましい。そこで、図3に示した
例では、現像時、現像装置61の現像スリーブ65に
は、不図示の電源により現像バイアスとして、直流電圧
に交流電圧を重畳した振動バイアス電圧を印加する。背
景部電位と画像部電位は、上記振動バイアス電位の最大
値と最小値の間に位置している。これによって、現像部
に向きが交互に変化する交互電界が形成される。この交
互電界中で現像剤のトナーとキャリアが激しく振動し、
トナーが現像スリーブ65およびキャリアへの静電的拘
束力を振り切って像担持体40に飛翔し、像担持体40
の潜像に対応して付着する。
【0062】振動バイアス電圧の最大値と最小値との差
(ピーク間電圧)は、0.5〜5KVが好ましく、周波
数は1〜10KHzが好ましい。振動バイアス電圧の波
形は、矩形波、サイン波、三角波等が使用できる。振動
バイアスの直流電圧成分は、上記したように、背景部電
位と画像部電位の間の値であるが、画像部電位よりも背
景部電位に近い値である方が、背景部電位領域へのかぶ
りトナーの付着を防止する上で好ましい。
【0063】振動バイアス電圧の波形が矩形波の場合、
デューティ比を50%以下とすることが望ましい。ここ
で、デューティ比とは、振動バイアスの1周期中でトナ
ーが像担持体40に向かおうとする時間の割合である。
このようにすることにより、トナーが像担持体40に向
かおうとするピーク値とバイアスの時間平均値との差を
大きくすることができるので、トナーの運動がさらに活
発化し、トナーが潜像面の電位分布に忠実に付着してざ
らつき感や解像力を向上させることができる。また、ト
ナーとは逆極性の電荷を有するキャリアが像担持体40
に向かおうとするピーク値とバイアスの時間平均値との
差を小さくすることができるので、キャリアの運動を沈
静化し、潜像の背景部にキャリアが付着する確率を大幅
に低減することができる。
【0064】次に、1次転写装置62は、ローラ状と
し、中間転写体10を挟んで像担持体40に押し当てて
設ける。別に、ローラ状に限らず、非接触のコロナチャ
ージャなどであってもよい。
【0065】像担持体クリーニング装置63は、先端を
像担持体40に押し当てて、例えばポリウレタンゴム製
のクリーニングブレード75を備えるとともに、外周を
像担持体40に接触して導電性のファーブラシ76を矢
示方向に回転自在に備える。また、ファーブラシ76に
バイアスを印加する金属製電界ローラ77を矢示方向に
回転自在に備え、その電界ローラ77にスクレーパ78
の先端を押し当てる。さらに、除去したトナーを回収す
る回収スクリュ79を設ける。
【0066】そして、像担持体40に対してカウンタ方
向に回転するファーブラシ76で、像担持体40上の残
留トナーを除去する。ファーブラシ76に付着したトナ
ーは、ファーブラシ76に対してカウンタ方向に回転し
てバイアスを印加する電界ローラ77で取り除く。電界
ローラ77は、スクレーパ78でクリーニングする。像
担持体クリーニング装置63で回収したトナーは、回収
スクリュ79で像担持体クリーニング装置63の片側に
寄せ、詳しくは後述するトナーリサイクル装置80で現
像装置61へと戻して再利用する。
【0067】除電装置64は、例えばランプであり、光
を照射して像担持体40の表面電位を初期化する。
【0068】そして、像担持体40の回転とともに、ま
ず帯電装置60で像担持体40の表面を一様に帯電し、
次いでスキャナ300の読取り内容に応じて上述した露
光装置21からレーザやLED等による書込み光Lを照
射して像担持体40上に静電潜像を形成する。
【0069】その後、現像装置61によりトナーを付着
してその静電潜像を可視像化し、その可視像を1次転写
装置62で中間転写体10上に転写する。画像転写後の
像担持体40の表面は、像担持体クリーニング装置63
で残留トナーを除去して清掃し、除電装置64で除電し
て再度の画像形成に備える。
【0070】図4は、図1に示すカラー複写機の要部拡
大図である。同図においては、タンデム作像装置20の
各作像手段18、その作像手段18の各像担持体40、
各現像装置61、各像担持体クリーニング装置63、お
よび各作像手段18の像担持体40にそれぞれ対向して
設ける各1次転写装置62の各符号の後に、それぞれブ
ラックの場合はBKを、イエロの場合はYを、マゼンタ
の場合はMを、シアンの場合はCを付して示す。
【0071】図5および図6には、トナーリサイクル装
置80を示す。図5に示すとおり、像担持体クリーニン
グ装置63の回収スクリュ79には、一端に、ピン81
を有するローラ部82を設ける。そして、そのローラ部
82に、トナーリサイクル装置80のベルト状回収トナ
ー搬送部材83の一側を掛け、その回収トナー搬送部材
83の長孔84にピン81を入れる。回収トナー搬送部
材83の外周には一定間隔置きに羽根85を設けてな
り、その他側は、回転軸86のローラ部87に掛ける。
【0072】回収トナー搬送部材83は、回転軸86と
ともに、図6に示す搬送路ケース88内に入れる。搬送
路ケース88は、カートリッジケース89と一体につく
り、その現像装置61側の端部に、現像装置61の前述
した2本のスクリュ68の1本を入れてなる。
【0073】そして、外部から駆動力を伝達して回収ス
クリュ79を回転するとともに、回収トナー搬送部材8
3を回転搬送し、像担持体クリーニング装置63で回収
したトナーを搬送路ケース88内を通して現像装置61
へと搬送し、スクリュ68の回転で現像装置61内に入
れる。その後、上述したとおり、2本のスクリュ68で
すでに現像装置61内にある現像剤とともに攪拌しなが
ら搬送循環し、現像スリーブ65に供給してドクタブレ
ード73により穂切りして後、像担持体40に転位して
その像担持体40上の潜像を現像する。
【0074】トナーは、ポリエステル、ポリオ−ル、ス
チレンアクリル等の樹脂に帯電制御剤(CCA)、色剤
を混合し、その周りにシリカ、酸化チタン等の物質を外
添することでその帯電特性、流動性を高めている。添加
剤の粒径は、通常、0.1〜1.5[μm]の範囲であ
る。色剤は、カ−ボンブラック、フタロシアニンブル
−、キナクリドン、カ−ミン等を上げることができる。
帯電極性は、図示例では負帯電である。
【0075】トナーは、ワックス等を分散混合させた母
体トナーに上記種類の添加剤を外添しているものも使用
することができる。ここまでの説明で、トナーは、粉砕
法で作成されたものであるが、重合法等で作成したもの
も使用可能である。一般に重合法、加熱法等で作成され
たトナーは、形状係数を90%以上に形成することが可
能で、さらに形状による添加剤の被覆率も極めて高くな
る。
【0076】ここで、形状係数は、本来ならば球形度と
なって、「粒子と同体積の球の表面積/実粒子の表面積
*100%」で定義されるが、測定がかなり困難になる
ので、円形度で算出する。その定義は、「粒子と同じ投
影面積を持つ円の周長/実粒子の投影輪郭長さ*100
%」とする。そうすると、投影された円が真円に近づく
ほど、100%に近づくことになる。
【0077】トナーの体積平均粒径の範囲は、3〜12
μmが好適である。図示例では、6μmとし、1200
dpi以上の高解像度の画像にも十分対応することが可能
である。
【0078】磁性粒子は、金属または樹脂をコアとして
フェライト等の磁性材料を含有し、表層はシリコン樹脂
等で被覆されたものである。粒径は、20〜50μmの
範囲が良好である。また、抵抗は、ダイナミック抵抗で
10〜10Ωの範囲が最適である。ただし、測定方
法は、磁石を内包したローラ(φ20;600RPM)
に坦持して、幅65mm、長さ1mmの面積の電極をギ
ャップ0.9mmで当接させ、耐圧上限レベル(高抵抗
シリコンコートキャリアでは400Vから鉄粉キャリア
では数V)の印加電圧を印加した時の測定値である。
【0079】現像スリーブ65は、非磁性の回転可能な
スリーブ状の形状を持ち、内部には複数のマグネット7
2を配設している。マグネット72は、固定されている
ために現像剤が所定の場所を通過するときに磁力を作用
させられるようになっている。図示例では、現像スリー
ブ65の直径をφ18とし、表面はサンドブラストまた
は1〜数mmの深さを有する複数の溝を形成する処理を行
い10〜30μmRZの範囲に入るようにあらしてい
る。
【0080】マグネット72は、ドクタブレード73の
箇所から現像スリーブ65の回転方向にN、S、N
、S、Sの5磁極を有する。マグネット72で形
成された(トナー+磁性粒子)は、現像剤として現像ス
リーブ65上に坦持され、トナーは、磁性粒子と混合さ
れることで規定の帯電量を得る。図示例では、−10〜
−30[μC/g]の範囲が好適である。現像スリーブ6
5は、現像剤の磁気ブラシを形成した、マグネット72
のS1側の領域に、像担持体40に対向して配設されて
いる。
【0081】さて、中間転写体クリーニング装置17で
は、詳しくは図7に示すように、中間転写体10上の転
写残トナーを除去する。中間転写体クリーニング装置1
7には、クリーニングケース92内に、クリーニング部
材としてファーブラシ93とクリーニングブレード94
を設け、また回収スクリュ95を設ける。
【0082】ファーブラシ93は、外周を中間転写体1
0に接触してなり、不図示の駆動源からの回転を伝達し
て図中矢印方向に回転自在に備える。一方、クリーニン
グブレード94は、例えばポリウレタン製で、先端を中
間転写体10に押し当ててなる。また、回収スクリュ9
5は、それらのクリーニング部材で除去したトナーをク
リーニングケース92の片側に寄せる。
【0083】そのような中間転写体クリーニング装置1
7には、それで除去した中間転写体10上の転写残トナ
ーを、タンデム作像装置20におけるブラックの作像手
段18BKで用いる現像装置61BKに戻すトナーリサ
イクル装置90を設ける。
【0084】トナーリサイクル装置90には、中間転写
体クリーニング装置17で除去したトナーを搬送する、
例えば図示するスプリングコイル等のトナー搬送部材9
6と、そのトナー搬送部材96で搬送するトナーを、ブ
ラックの作像手段18BKで用いる現像装置61BKへ
と案内する、回収パイプ・回収チューブ等のトナー搬送
路形成部材97とを設ける。
【0085】そして、中間転写体10の図中矢印方向へ
の搬送とともにファーブラシ93を回転し、クリーニン
グ部材であるファーブラシ93およびクリーニングブレ
ード94で、中間転写体10上の転写残トナーを除去す
る。除去したトナーは、回収スクリュ95でクリーニン
グケース92の長手方向片側に寄せてトナー搬送路形成
部材97内に入れる。トナー搬送路形成部材97内に入
れたトナーは、そのトナー搬送路形成部材97で案内し
ながらトナー搬送部材96で搬送し、ブラックの現像装
置61BKに戻してリサイクル使用する。
【0086】トナー搬送部材96としては、スプリング
コイルの他、スクリュ・ベルトなどを用いることがで
き、またポンプを用いることもできる。トナー搬送部材
96としてポンプを用いるときは、例えば現像装置61
BK側に設置して中間転写体クリーニング装置17側か
ら回収トナーを吸引する。または、エアポンプを使用
し、中間転写体クリーニング装置17側に設置して現像
装置61BKへと回収トナーを送り出す。
【0087】ところで、上述した例では、中間転写体ク
リーニング装置17とトナーリサイクル装置90を設
け、中間転写体10上の転写残トナーを、ブラックの作
像手段18BKで用いる現像装置61BKに戻した。し
かし、例えば図8や図9に示すように、像担持体40と
中間転写体10との間に電界を印加して中間転写体10
上の転写残トナーを像担持体40に戻すようにしてもよ
い。
【0088】この例では、中間転写体10上の転写残ト
ナーを、現像装置61BKにより像担持体40BK上に
付着したトナーと逆極性に揃える帯電手段102を設け
ている。
【0089】帯電手段102としては、例えば図8に示
すように、中間転写体10に接触して導電ローラを設
け、その導電ローラにバイアスを印加して電荷を注入し
たり、例えば図9に示すように、コロナチャージャを設
け、放電現象で電荷を付与したりする。また、図示しな
いが、導電ブラシやスコロトロンチャージャなどの電荷
発生装置で荷電粒子を発生し、その荷電粒子をトナーに
付着させることで電荷を付与したりする。そして、中間
転写体10上の転写残トナーを、ブラックの作像手段1
8BKで用いる現像装置61BKにより像担持体40B
K上に付着したトナーと逆極性に揃える。
【0090】つまり、現像装置61BKでは、トナーを
負極性に帯電して像担持体40BKに付着する。1次転
写装置62BKでは、バイアスを印加し、像担持体40
BK上のトナーを中間転写体10上に転移する。2次転
写装置22では、バイアスを印加し、中間転写体10上
のトナーをシート上に転移する。
【0091】ところが、2次転写装置22では、負極性
のトナーとは逆の正極性の強い電界を与えるから、中間
転写体10上の転写残トナーは正極性、すなわち現像装
置61BKにより像担持体40BK上に付着したトナー
と逆極性に帯電しているものが多い。しかし、すべての
転写残トナーが逆極性に帯電されているものではなく、
部分的には中和されて電荷を持たないものや、前のまま
の負極性を維持しているものなども存在する。
【0092】帯電手段102では、そのような中間転写
体10上の各種極性の転写残トナーを、現像装置61B
Kにより像担持体40BK上に付着したトナーと逆極性
である正極性に揃える。
【0093】上述したとおり、タンデム作像装置20に
おいては、ブラックの作像手段18BKは、他の色の作
像手段18Y・18M・18Cより中間転写体搬送方向
の上流位置に配置する。よって、中間転写体10の搬送
とともに、中間転写体10上の転写残トナーがブラック
の1次転写位置へと到達すると、1次転写装置62BK
によるバイアスで、像担持体40BK上のトナー(負極
性)を中間転写体10上に転移すると入れ換えに、中間
転写体10上の転写残トナー(正極性)を像担持体40
BK側に転移する。そして、像担持体40BK上に転移
したトナーは、像担持体クリーニング装置63BKで除
去し、トナーリサイクル装置80で現像装置61BKへ
と戻す。
【0094】なお、ここで像担持体40BK上の負極性
のトナーと中間転写体10上の正極性の転写残トナーと
は、短時間接触するのみであることから、互いの電荷は
相殺されない。
【0095】また、図8に示す例では、導電ローラの中
心に導電性支持体105を設け、そのまわりに、ゴム・
樹脂等からなる弾性層106を設け、そのまわりに被覆
層107を設ける。導電性支持体105としては、アル
ミニウム・鉄・銅・ステンレス等の金属や、それらの合
金の他、カーボン・金属粒子等を分散した導電性樹脂な
どを用いる。
【0096】弾性層106は、中間転写体10と隙間な
く当接できる硬度を有し、また印加されるバイアスに対
してある程度の電気的耐圧を有するものであればよい。
具体的には、アクリロニトリル−ブタジェン(NB
R)、スチレンブタジェンゴム、ブタジェンゴム、エチ
レンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、クロロスルホ
ン化ポリエチレンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、アク
リルゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム等が挙げられる。
抵抗値としては、体積抵抗率で10E7〜10E11Ω
・cm(1kV印加時)が望ましい。
【0097】さて、トナーリサイクル装置90として
は、図示省略するが、ブラックの作像手段18BKで用
いる現像装置61BKにより像担持体40BK上に付着
したトナーと逆極性を印加して中間転写体10上の転写
残トナーを除去するクリーニング部材を設けるようにし
てもよい。
【0098】そして、クリーニング部材に例えば正極性
のバイアスをかけ、中間転写体10上の転写残トナーの
うち負極性に帯電するトナーを除去する。一方、正極性
に帯電するトナーは、そのまま中間転写体10上に残
し、ブラックの1次転写位置へと到達したとき、1次転
写装置62BKによるバイアスで、つまり像担持体40
BKと中間転写体10との間に電界を印加して像担持体
40BK上のトナーと入れ換えに像担持体40BK側に
転移し、像担持体クリーニング装置63BKで除去して
トナーリサイクル装置80で現像装置61BKへと戻
す。
【0099】ところで、この発明では、例えば図4に示
すように、シート搬送路Pの画像転写位置aの上流にシ
ート110の紙付着物を除去する紙付着物除去装置11
2を設ける。紙付着物とは、シート110に付着してい
る、紙粉や紙添加物などである。紙添加物には、炭酸カ
ルシウムやタルク(Mg3(Si4010)(OH)2)、カオリン
(AlO・2Si O・2HO)などがある。
【0100】そして、このようにシート搬送路Pの画像
転写位置aの上流に紙付着物除去装置112を設けるか
ら、その紙付着物除去装置112により画像転写位置a
の手前でシート110上の紙付着物を除去し、そのシー
ト110上の紙付着物が中間転写体10に付着し、その
中間転写体10上からトナーリサイクル装置90で転写
残トナーを回収したときそのリサイクルトナー中に紙付
着物が混入することを防ぐことができる。
【0101】また、中間転写体10に付着した紙付着物
が像担持体40に転移し、その像担持体40上からトナ
ーリサイクル装置80で転写残トナーを回収したときそ
のリサイクルトナー中に紙付着物が混入することを防ぐ
ことができる。これにより、画像品質を長期的に維持す
ることができる。
【0102】紙付着物除去装置112は、具体的には、
例えば図10に示すように、紙付着物除去部材としてブ
ラシで構成したブラシローラ113を備える。ブラシロ
ーラ113は、シート110に接触してそのシート搬送
方向bに対してカウンタ方向に回転する。このブラシロ
ーラ113には、ブラシ中に回収ブレード114の先端
を挿入する。回収ブレード114は、回収容器115の
入口に設ける。シート搬送路Pを挟んでブラシローラ1
13と対向する位置には、搬送ローラ116を配置す
る。
【0103】そして、シート110上の紙付着物をブラ
シローラ113で払拭して除去し、ブラシローラ113
に付着した紙付着物を回収ブレード114で掻き落とし
て回収容器115内に入れる。この例によれば、ブラシ
で構成した紙付着物除去部材を備えるから、構成簡単に
して小さな占有スペースで、シート110上の紙付着物
を効果的に除去するとともに、シート110の表面に傷
を付けるおそれがなく、またメンテナンスを容易とする
ことができる。
【0104】紙付着物除去装置112は、また図11に
示すように、紙付着物除去部材を一対の紙付着物除去ロ
ーラ118で構成し、シート110への画像転写時と同
極性の電界を印加する同極性電界印加手段119を備え
るようにしてもよい。そして、一対の紙付着物除去ロー
ラ118でシート110を挟んでシート搬送速度と等速
で回転する一方、同極性電界印加手段119で電界を印
加してシート110上の紙付着物を一対の紙付着物除去
ローラ118に付着する。各紙付着物除去ローラ118
に付着した紙付着物は、それぞれ回収ブレード114で
掻き落として回収容器115内に入れる。
【0105】このようにすると、一対の紙付着物除去ロ
ーラ118をシート110に接触してシート搬送速度と
等速で移動し、同極性電界印加手段119でシート11
0への画像転写時と同極性の電界を印加するから、一対
の紙付着物除去ローラ118がシート110上を摺擦す
ることなく紙付着物を除去することができるとともに、
除去した紙付着物が再びシート110に付着するおそれ
を少なくすることができる。
【0106】図11に示す例では、紙付着除去部材(一
対の紙付着物除去ローラ118)をシート110に接触
してシート搬送速度と等速で移動したが、紙付着除去部
材をシート110に接触することなく設けてもよい。こ
のようにすると、シート110の傷付きや汚れの発生を
なくすとともに、除去した紙付着物が再びシート110
に付着するおそれをなくすことができる。
【0107】また、図12に示すように、図11に示す
ような紙付着物除去部材(一対の紙付着物除去ローラ1
18)の上流位置に、シート110への画像転写時と逆
極性の電界を印加してシート110を一様に帯電する帯
電手段120を設けるようにするとよい。図中符号12
1は、シート110を搬送するとともに、帯電手段12
0で電界を印加する一対の搬送ローラである。
【0108】このようにすると、同極性電界印加手段1
19でシート110上の紙付着物を一対の紙付着物除去
ローラ118に付着する前工程として、除去しやすい極
性に一様に偏らせてシート110上の紙付着物の除去効
率を向上することができる。
【0109】またさらに、紙付着物除去装置112とし
て、例えば図13に示すように、同極性電界印加手段1
19とともに、シート110への画像転写時と逆極性の
電界を印加してシート110上の紙付着物を紙付着物除
去部材である一対の紙付着物除去ローラ123に付着す
る逆極性電界印加手段124とを備えるようにしてもよ
い。
【0110】そして、一対の紙付着物除去ローラ123
でシート110を挟んでシート搬送速度と等速で回転す
る一方、逆極性電界印加手段124で電界を印加してシ
ート110上の紙付着物を一対の紙付着物除去ローラ1
23に付着する。各紙付着物除去ローラ123に付着し
た紙付着物は、それぞれ回収ブレード125で掻き落と
して回収容器126内に入れる。
【0111】このようにすると、同極性電界印加手段1
19と逆極性電界印加手段124とを用いることで、正
負いずれの極性でも、シート110上の紙付着物を、紙
付着物除去部材である紙付着物除去ローラ118・12
3に付着して除去することができる。
【0112】図14に示す紙付着物除去装置112は、
紙付着物除去部材である一対の紙付着物除去ローラ11
8に同極性電界印加手段119で電界を印加するととも
に、下紙付着物除去ローラ118の高抵抗表層にコロナ
チャージャ128を対向して設け、そのコロナチャージ
ャ128に交番電荷付与手段129で電圧を印加して正
負交互の電界を印加し、シート110に共交互電界を1
周期以上作用する態様でシート110を通過する。
【0113】紙付着物除去ローラ118は、非接触が好
適だが、接触でもニップ通過後に交互電界が形成できて
いる場合にはよい。
【0114】このようにすると、正負いずれの極性で
も、シート110上の紙付着物を、紙付着物除去部材で
ある紙付着物除去ローラ118に付着して除去すること
ができる。しかも、図13に示す場合より、長さを短く
することができ、小型化を図ることができる。
【0115】図15に示す紙付着物除去装置112は、
紙付着物除去ローラ130の表面をエレクトレットで形
成し、シート110が通過する際に転写電界と同極性電
界印加状態になるようにエレクトレット表面を帯電させ
ておく。これにより、複写機本体100内に紙付着物除
去用の電源を具備することなく、シート110上の紙付
着物を、紙付着物除去部材である紙付着物除去ローラ1
30に静電的に紙付着物を除去することができる。
【0116】また、シート110が通過する際に転写電
界と同逆両極性の電界印加状態になるようにエレクトレ
ット表面を帯電させておくとよい。これにより、複写機
本体100内に紙付着物除去用の電源を具備することな
く、正負いずれの極性でも、シート110上の紙付着物
を、紙付着物除去部材である紙付着物除去ローラ130
に静電的に付着して除去することができる。
【0117】ここで、使用するエレクトレットは、永久
電気分極作用を示す誘電体であるが、種種の熱可塑性樹
脂からなるエレクトレットとしてポリ(4−メチルペン
テン)や、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重
合体(FEP)等は、電荷の保持性や耐久性に優れてお
り好適である。他に、ポリスチレン系樹脂からなるエレ
クトレットやスチレン系重合体とエポキシ系樹脂との混
合からなるエレクトレット等でもよい。
【0118】なお、紙付着物除去ローラ130に付着し
た紙付着物は、同様に、回収ブレード114で掻き落と
して回収容器115内に入れる。
【0119】ところで、上述した例では、像担持体40
上から転写残トナーを回収する独立の像担持体クリーニ
ング装置63を設けるとともに、回収した転写残トナー
をその像担持体クリーニング装置63から現像装置61
へと戻すトナーリサイクル装置80を設けた。しかし、
像担持体40と現像装置61との間に電界を印加して像
担持体40上の転写残トナーを現像装置61に戻すよう
にし、これらの専用の像担持体クリーニング装置63や
トナーリサイクル装置80を不要として、図16に示す
ように構成を簡素化することもできる。
【0120】さて、次には、以上の図示例のカラー画像
形成装置で使用するトナーについて、説明する。
【0121】図示例の画像形成装置では、低軟化点物
質、いわゆるワックスを含有するトナーを使用する。ワ
ックスには、天然のものと合成のものとがある。前者で
代表的なものはカルナウバワックス、後者で代表的なも
のはポリプロピレンである。これらの物質は、決してト
ナー樹脂と反応することなく単独で存在する。
【0122】トナー樹脂の外側にワックスが存在するこ
とによって、いわば潤滑剤の役目を果たす。この効果に
より、トナー樹脂自体は痛むことなくクリーニング部材
との接触でも粉砕されることはない。ちなみに、ワック
スの有無による経時品質確認テストを実施したところ、
ワックス未添加トナーでは、190K枚でトナーが劣化
し凝集度がアップして現像能力が下がり、画像品質が劣
化したにもかかわらず、カルナウバワックス3wt%含
有のトナーでは、250K枚までトナーが劣化すること
なくリサイクルを続けて画像品質を維持することができ
た。
【0123】トナーは、粉砕法および重合法で作成した
ものを使用することができる。この方法で作成したトナ
ーは、表面を滑らかにすることが可能で、形状係数すな
わち円形度が90%以上のトナーを作成することが可能
である。球形化トナーは、一般にその指標を球形度で表
せる。真球を1として粉砕トナーになるに従い球形度が
下がる。
【0124】球形度を投影された像の円形度をSRとす
ると、SR=(粒子投影面積と同じ面積の円の周囲長/
粒子投影像の周囲長)×100%と定義でき、トナーが
真球に近いほど100%に近い値となる。
【0125】トナーの球形化の効果を従来の粉砕型(不
定形)トナーと比較して説明する。従来トナ−A(シリ
カ0.2wt%、酸化チタン0.3wt%)に対してト
ナ−B(本実施例)も同様にシリカ0.5wt%、酸化
チタン0.7wt%である。添加剤の主機能の一つは、
トナー同士の凝集力を下げてトナーが凝集塊となること
を防止し、なるべく“ほぐした状態”にして均一な現
像、転写特性を得ることである。このとき、母体トナー
のまわりに付着する割合を被覆率で考えると、トナーB
は球形に近いので従来トナ−Aと比較して表面積が小さ
い。その分、トナ−Bの添加剤による被覆率が高まり、
流動性が向上することで現像スリーブ65上を移動し易
く現像能力が高まる。円形度が90以上のトナーを使用
すると、表面が滑らかになることにより転写率が向上
し、従来の粉砕トナーで転写率が88%に対して92%
という値が得られる。それよって、リサイクルトナー量
が減少し、リサイクル時のトナー粉砕等の影響を受けに
くくなるので、画像が劣化しない。
【0126】次に、(トナーの帯電量)/(トナー粒
径)の分布曲線について、以下説明する。
【0127】現像スリーブ65上のトナーの粒径および
帯電量分布を測定する。測定には、ホソカワミクロン株
式会社製E−SPART ANALYZERを使用し
た。該E−SPART ANALYZERの詳しい説明
は省略するが、現像スリーブ65上のトナーにエアを吹
き付けて飛ばし、電界中の動きを捉えることでトナー個
々の粒径と帯電量のデータを得られるものである。ちな
みに、本確認実験では、3000個のトナーをサンプリ
ングして分布の相違を見た。また、ここでは、主として
トナーの帯電量をトナー粒径で除したq/dの分布を比
較する。これは、帯電量がトナーの粒径に依存すること
から来るものである。
【0128】例で使用したトナーは、変成されたポリエ
ステルを少なくともトナーバインダーとして含有する乾
式トナーおよび重合法で作成したトナーが最適である。
前者のトナーを使用したものを説明する。トナーの形状
係数はSF=95%である。そこで、初期的に現像スリ
ーブ上のトナーの該粒径および帯電量分布を測定したと
ころ、図17示すように帯電量分布がシャープになって
いる。そして、その半値幅は、1.1[fC/10μm]
であった。
【0129】シャープさに関する指標は、一般には半値
幅で表され、その値が小さい方がシャープである。一般
に、分布がシャープであると近い値のq/dを有するト
ナーが多く存在することとなり、現像能力が同じである
ことから均一な現像が達成できる。反対に、分布がブロ
ードとなると存在するトナー帯電量の範囲が広がり、現
像能力の範囲も広がることから、現像量の変動が生じて
しまうとともに、低帯電量側が増加すると地汚れが発生
しやすくなる。
【0130】次に、リサイクル後の同様の半値幅を求め
ると、1.7[fC/10μm]であった。さらに、一般
の粉砕トナーを使用したシステムでリサイクル後の値を
測定してみると、2.7[fC/10μm]であった。
【0131】図18には、上記半値幅と地汚れの関係を
示したが、2.2を越えると地汚れの限界値0.08
(ΔIDとして未現像転写紙に対する反射濃度の差を使
用)を超えてしまうことが分かっている。これより、従
来の粉砕トナーでは、リサイクル後の地汚れ特性が低下
している。ところが、半値幅が2.2以下であるトナー
を使用すると、リサイクルを実施しても十分な帯電量を
維持して画像品質が劣化しない。
【0132】次に、中間転写体10の弾性化について、
以下説明する。
【0133】中間転写体10の硬度HSの範囲を、好ま
しくは10≦HS≦60゜(JIS-A)とする。ベルト
を使用すると、硬度は十分低いものであるが、駆動伝達
部でスリップする可能性がある。それに対して、剛体の
ローラを使用すると、回転すなわち走行に対するムラは
極めて減少させることができる。ところが、硬度が高す
ぎると、精度による余裕度が狭まり、像担持体40にう
まく密着しない可能性も出てくる。そこで、中間転写体
10に弾性層12を設けることで硬度を低くし、可撓性
を持たせて像担持体40との密着余裕度を向上させ、転
写率を向上させて、リサイクルトナー量を減らすことで
画像劣化を回避し画像品質を維持しようとしたものであ
る。
【0134】硬度10゜JIS-Aより下のものは、寸
法精度良く成形することが非常に困難である。これは、
成型時に収縮・膨張を受け易いことに起因する。また、
柔らかくする場合には基材へオイル成分を含有させるこ
とが一般的な方法であるが、加圧状態で連続作動時させ
ると滲みだして来るという欠点を有している。これによ
り、中間転写体10表面に坦持するトナ−を汚染させ、
転写率が著しく低下することが分かった。
【0135】これに対して、硬度60゜JIS-A以上
のものは、硬度が上がった分精度良く成形できるのと、
オイル含有量を少なく抑えることが可能となるので、ト
ナ−に対する汚染性は低減可能である。しかし、当接圧
を考慮した使用可能範囲が狭まるので、喰い込み量また
は当接圧を正確に設定することが必要になる。
【0136】図19は、当接圧をパラメ−タとして中間
転写体10の硬度と像担持体40への喰い込み量の関係
を示したもので、当接圧の変動幅を中間転写ロ−ラAで
は3〜8gf/mm、中間転写ロ−ラBでは3〜12g
f/mmの範囲内に入れようとした時にその喰い込み量
幅はそれぞれ0.02mm、0.05mmとなり、中間
転写ロ−ラAでは中間転写ロ−ラBと比較して寸法精度
を約2.5倍にしなければならないこととなる。
【0137】故に、中間転写ローラBのタイプの方が余
裕度が広がる。従来の比較的硬度の高い中間転写ローラ
A(硬度61゜JIS-A)に対して本発明の中間転写
ローラB(硬度40゜JIS-A)では、転写率を測定
すると従来の中間転写ローラAでの90%に対してこの
発明の中間転写ローラBでは94%という値が得られる
ので、トナーのリサイクル量が減少し、リサイクル時の
トナー粉砕等の影響を受けにくくなるために、画像が劣
化しない。
【0138】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1に係る発
明によれば、シート搬送路の画像転写位置上流に紙付着
物除去装置を設けるから、その紙付着物除去装置により
画像転写位置の手前でシート上の紙付着物を除去し、そ
のシート上の紙付着物が中間転写体に付着し、その中間
転写体上からトナーリサイクル装置で転写残トナーを回
収したときそのリサイクルトナー中に紙付着物が混入す
ることを防ぐことができる。また、中間転写体に付着し
た紙付着物が像担持体に転移し、その像担持体上からト
ナーリサイクル装置で転写残トナーを回収したときその
リサイクルトナー中に紙付着物が混入することを防ぐこ
とができる。これにより、画像品質を長期的に維持する
ことができる。
【0139】請求項2に係る発明によれば、ブラシで構
成した紙付着物除去部材を備えるから、構成簡単にして
小さな占有スペースで、シート上の紙付着物を効果的に
除去するとともに、シートの表面に傷を付けるおそれが
なく、またメンテナンスを容易とすることができる。
【0140】請求項3に係る発明によれば、紙付着物除
去部材をシートに接触してシート搬送速度と等速で移動
して設ける一方、シートへの画像転写時と同極性の電界
を印加してシート上の紙付着物を紙付着物除去部材に付
着する同極性電界印加手段を備えるから、加えて、紙付
着物除去部材がシート上を摺擦することなく紙付着物を
除去し、除去した紙付着物が再びシートに付着するおそ
れを少なくすることができる。
【0141】請求項4に係る発明によれば、紙付着物除
去部材をシートに接触することなく設ける一方、シート
への画像転写時と同極性の電界を印加してシート上の紙
付着物を紙付着物除去部材に付着する同極性電界印加手
段を備えるから、加えて、紙付着物除去部材がシートに
接触することなく紙付着物を除去して、シートの傷付き
や汚れの発生を防止するとともに、除去した紙付着物が
再びシートに付着するおそれをなくすことができる。
【0142】請求項5に係る発明によれば、紙付着物除
去部材の上流位置に、シートへの画像転写時と逆極性の
電界を印加してシートを一様に帯電する帯電手段を設け
るから、加えて、同極性電界印加手段でシート上の紙付
着物を紙付着物除去部材に付着する前工程として、除去
しやすい極性に一様に偏らせてシート上の紙付着物の除
去効率を向上することができる。
【0143】請求項6に係る発明によれば、同極性電界
印加手段とともに、シートへの画像転写時と逆極性の電
界を印加してシート上の紙付着物を紙付着物除去部材に
付着する逆極性電界印加手段とを備えるから、加えて、
同極性電界印加手段と逆極性電界印加手段とを用いるこ
とで、正負いずれの極性でも、シート上の紙付着物を紙
付着物除去部材に付着して除去することができる。
【0144】請求項7に係る発明によれば、請求項1な
いし6のいずれか1に記載の紙付着物除去装置を備える
から、加えて、上記各効果を有する紙付着物除去装置を
備えるカラー画像形成装置を提供することができる。
【0145】請求項8に係る発明によれば、そのような
カラー画像形成装置において、像担持体と現像装置との
間に電界を印加して像担持体上の転写残トナーを現像装
置に戻すから、加えて、像担持体上から転写残トナーを
回収する独立の像担持体クリーニング装置およびそれか
ら現像装置へと回収トナーを戻すトナーリサイクル装置
を不要として、トナーリサイクルの構成を簡素化するこ
とができる。
【0146】請求項9に係る発明によれば、上述のよう
なカラー画像形成装置において、像担持体と中間転写体
との間に電界を印加して中間転写体上の転写残トナーを
像担持体に戻すから、加えて、中間転写体上から転写残
トナーを回収する独立の中間転写体クリーニング装置、
およびそれから現像装置へと回収トナーを戻すトナーリ
サイクル装置を不要として、トナーリサイクルの構成を
簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示すもので、タンデ
ム型間接転写タイプのカラー複写機における全体概略構
成図である。
【図2】そのカラー複写機で用いる、中間転写体の断面
構成を示す部分拡大断面図である。
【図3】そのカラー複写機で用いる、ダンデム作像手段
の部分拡大構成図である。
【図4】そのカラー複写機の要部拡大構成図である。
【図5】そのカラー複写機で用いる、トナーリサイクル
装置を説明する分解斜視図である。
【図6】そのトナーリサイクル装置の現像装置側の破断
斜視図である。
【図7】前記カラー複写機における中間転写体クリーニ
ング装置まわりの拡大構成図である。
【図8】他の中間転写体クリーニング装置まわりの拡大
構成図である。
【図9】さらにまた他の中間転写体クリーニング装置ま
わりの拡大構成図である。
【図10】図1に示すカラー複写機に備える紙付着物除
去装置の第1例の概略構成図である。
【図11】第2例の概略構成図である。
【図12】第3例の概略構成図である。
【図13】第4例の概略構成図である。
【図14】第5例の概略構成図である。
【図15】第6例の概略構成図である。
【図16】専用の像担持体クリーニング装置をなくした
カラー複写機の要部拡大構成図である。
【図17】(トナー帯電量)/(トナー粒径)の分布曲
線図である。
【図18】その分布曲線の半値幅と地汚れとの関係図で
ある。
【図19】中間転写体の硬度と像担持体への喰い込み量
との関係図である。
【図20】従来のカラー画像形成装置におけるトナーお
よび紙付着物の変化の状態を示す状態説明図である。
【図21】タンデム型直接転写タイプの画像形成装置の
要部構成図である。
【符号の説明】
10 中間転写体 17 中間転写体クリーニング装置 18 作像手段 18BK ブラックの作像手段 20 タンデム作像装置 40 像担持体 61 現像装置 61BK ブラックの現像装置 63 像担持体クリーニング装置 80 トナーリサイクル装置 90 トナーリサイクル装置 110 シート 112 紙付着物除去装置 113 ブラシローラ(紙付着物除去部材) 114 回収ブレード 115 回収容器 118 紙付着物除去ローラ(紙付着物除去部材) 119 同極性電界印加手段 120 帯電手段 121 搬送ローラ 123 紙付着物除去ローラ(紙付着物除去部材) 124 逆極性電界印加手段 125 回収ブレード 126 回収容器 128 コロナチャージャ 129 交番電荷付与手段 130 紙付着物除去ローラ(紙付着物除去部材) P シート搬送路 a 画像転写位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/10 G03G 15/08 507B (72)発明者 高橋 充 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 青木 勝弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 岩井 貞之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H030 AB02 AD03 BB42 2H077 AA37 AC16 DB08 EA03 EA11 GA13 2H134 GA01 GA06 GA08 GB02 GB05 HB12 HF13 JA02 JA04 JA11 KG03 KH17 KJ02 2H200 FA14 GA12 GA23 GA47 GB02 GB13 GB32 GB37 HA02 HB12 HB22 JA02 JB10 JC03 JC12 JC13 JC15 JC17 LB02 LB03 LB08 LB09 LB12 LB13 LB17 LB18 MA02 MA20 MC01 MC02 3F101 AB03 AB06 AB14 LA04 LB03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の作像手段の各々の像担持体上に形
    成したトナー画像をそれぞれ転写して中間転写体上に合
    成トナー画像を形成し、その合成トナー画像を転写して
    シートにカラー画像を形成するカラー画像形成装置であ
    って、転写残トナーを、前記複数の作像手段の中のブラ
    ックの作像手段で用いる現像装置に戻して再使用するト
    ナーリサイクル装置を有するカラー画像形成装置に備
    え、シート搬送路の画像転写位置上流に設けてなる、紙
    付着物除去装置。
  2. 【請求項2】 ブラシで構成した紙付着物除去部材を備
    えてなる、請求項1に記載の紙付着物除去装置。
  3. 【請求項3】 紙付着物除去部材をシートに接触してシ
    ート搬送速度と等速で移動して設ける一方、シートへの
    画像転写時と同極性の電界を印加してシート上の紙付着
    物を前記紙付着物除去部材に付着する同極性電界印加手
    段を備えてなる、請求項1または2に記載の紙付着物除
    去装置。
  4. 【請求項4】 紙付着物除去部材をシートに接触するこ
    となく設ける一方、シートへの画像転写時と同極性の電
    界を印加してシート上の紙付着物を前記紙付着物除去部
    材に付着する同極性電界印加手段を備えてなる、請求項
    1に記載の紙付着物除去装置。
  5. 【請求項5】 前記紙付着物除去部材の上流位置に、シ
    ートへの画像転写時と逆極性の電界を印加してシートを
    一様に帯電する帯電手段を設けてなる、請求項3または
    4に記載の紙付着物除去装置。
  6. 【請求項6】 前記同極性電界印加手段とともに、シー
    トへの画像転写時と逆極性の電界を印加してシート上の
    紙付着物を前記紙付着物除去部材に付着する逆極性電界
    印加手段とを備えてなる、請求項3または4に記載の紙
    付着物除去装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1に記載の
    紙付着物除去装置を備えてなる、カラー画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記像担持体と前記現像装置との間に電
    界を印加して前記像担持体上の転写残トナーを前記現像
    装置に戻してなる、請求項7に記載のカラー画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記像担持体と前記中間転写体との間に
    電界を印加して前記中間転写体上の転写残トナーを前記
    像担持体に戻してなる、請求項7または8に記載のカラ
    ー画像形成装置。
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