JP2002311363A - 画像形成装置及び画像形成装置の組立方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の組立方法

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JP2002311363A
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Atsushi Nagashima
厚 長島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学系のミラーを最小限の部品点数で、精度
良く振動しないように装着でき、高品質な画像を提供で
きる画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 シリンダーミラー36をミラー保持部材
50を介して高剛性の本体フレーム13に直接取り付け
ることにより、感光体ドラム27からシリンダーミラー
36までの部品の寸法公差の累積が少なくなり、シリン
ダーミラー36を高精度かつ確実に保持することがで
き、また、シリンダーミラー36の振動を抑えることが
できる。このため、高品質の画像を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ビームを画像情
報に応じて感光体上に走査露光することにより画像を記
録するレーザプリンタやディジタル複写機等の電子写真
プロセス技術を使用した画像形成装置及び、画像形成装
置の組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から電子写真プロセス技術を使用し
た画像形成装置においては、一様に帯電させた感光体上
に光走査装置からの走査光により静電潜像を形成させ、
この静電潜像をトナーによって現像し、得られた感光体
上のトナー像を用紙に転写、定着させて画像を記録して
いる。
【0003】図12に示すように、シリンダーミラー2
00から感光体ドラム202の集光位置までの距離が設
計予定値よりずれてしまい、共役点と感光体表面がずれ
てしまうと、光偏向器のポリゴンミラー204の反射面
の平面度のばらつき等に起因する走査線の副走査方向の
ぶれ(所謂ウォッブル:Wobble)が発生しやすくなり、
副走査方向の像密度が粗密になる現象、一般的にはバン
ディングと呼ばれる画像デフェクトが起こる。なお、図
13には、横軸をポリゴンミラー204の反射面の面倒
れ(単位:秒)、縦軸をウォッブルFFT値とした実機
のウォッブルを測定した結果が示されている。
【0004】このバンディングの発生、言いかえれば走
査光の副走査方向のあばれであるウォッブルの発生量を
低減する発明として、特開平9−190030号には、
感光体上のレーザー光の結像点をピポッドとして、光走
査装置を回動自在に保持した装置が開示されている。
【0005】また、図14に示すように、光路の折り返
し用の折り返しミラー206が振動すると、上記と同様
のバンディングの他に主走査方向に印字が歪む、ジッタ
ーと呼ばれる画像ディフェクトが起こる。
【0006】この現象を軽減する発明として、特開平1
1−142767号には、長手ミラーの振動防止を光学
箱に固定されたステーで長手ミラーの中央部を保持する
ことで行わせることが開示されており、特開平6−21
0897号には、長手ミラー取り付け部を画像形成装置
の固有振動数に一致させないように、光走査装置の長手
ミラー取り付け部の強度を増大させるといった方法が開
示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た先行例においては、例えば特開平9−190030号
に示された例においては、光走査装置の筐体とは別の大
型の保持部材が必要であり、これによるコストアップが
大きく、また精度を上げるべきシリンダーミラーの集光
点から感光体の集光点までの距離に対して部品公差の累
積が大きく、精度良く光走査装置を固定できるとは言い
難い。
【0008】また、特開平11−142767号に示さ
れた例においては、光学箱の底面は一般に振動し易く、
この底面に固定されたステーを長手ミラーの振動防止部
材としても効果は薄い。
【0009】さらに、特開平6−210897号に示さ
れた例においては、長手ミラーの取り付け部の強度を上
げるにあたり、部位点数の増加によるコストアップや固
有振動値の解析といった手間がかかるという問題があ
る。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、光学系のミラ
ーを最小限の部品点数で、精度良く振動しないように装
着でき、高品質の画像を提供できる画像形成装置及び画
像形成装置の組立方法を提供することが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、光ビームが照射されることにより潜像を形成する像
担持体と、光源から出射した光ビームをシリンダーミラ
ーを含む結像光学系及び光偏向器を介して前記像担持体
に結像させる光走査装置と、前記像担持体を保持する像
担持体保持部材とを備え、前記像担持体に形成された潜
像をトナーで現像し、現像されたトナー画像を記録媒体
に転写する画像形成装置であって、前記シリンダーミラ
ーを保持するミラー保持部材を、前記像担持体保持部材
に直接取り付けたことを特徴としている。
【0012】次に、請求項1に記載の画像形成装置の作
用を説明する。
【0013】請求項1に記載の画像形成装置によれば、
光源から出射した光ビームはシリンダーミラーを含む結
像光学系及び光偏向器を介して像担持体に結像する。像
担持体に光ビームが照射されることにより像担持体表面
に潜像が形成され、潜像はトナーで現像されてトナー画
像となる。そして、現像されたトナー画像は用紙等の記
録媒体に転写される。
【0014】一般に、画像形成装置の中でも、像担持体
を支持する像担持体保持部材(所謂フレーム)は高剛性
に作製されているので、シリンダーミラーをミラー保持
部材を介して高剛性の像担持体保持部材に直接取り付け
ることにより、像担持体からシリンダーミラーまでの部
品の寸法公差の累積が少なくなり、シリンダーミラーを
高精度かつ確実に保持することができ、また、シリンダ
ーミラーの振動を抑えることができる。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像形成装置において、前記ミラー保持部材は、前記
シリンダーミラーを前記像担持体保持部材に対して回転
可能に支持し、前記ミラー保持部材の回転中心は、前記
シリンダーミラーの予定集光点と一致していることを特
徴としている。
【0016】次に、請求項2に記載の画像形成装置の作
用を説明する。
【0017】請求項2に記載の画像形成装置では、シリ
ンダーミラーを保持したミラー保持部材が像担持体保持
部材に対して回転可能に支持されているため、シリンダ
ーミラーを保持したミラー保持部材を回転させることに
より、像担持体上の光ビームの結像位置(副走査方向)
を調整することができる。
【0018】また、ミラー保持部材の回転中心とシリン
ダーミラーの予定集光点とを一致させているので、ミラ
ー保持部材の取り付けられる像担持体等の寸法精度のば
らつきによって光走査装置の取り付け角度が多少振れた
としても、像担持体上での結像点の位置ずれは起きず、
また光路長の変化も無い。
【0019】なお、シリンダーミラーの予定集光点と
は、凹状の反射面の中心部分(最も深い部分)であり、
母線とも呼ばれる。
【0020】請求項3に記載の画像形成装置は、光ビー
ムが照射されることにより外周面に潜像を形成する像担
持体と、光ビームを出射する光源、前記光ビームを走査
すると共に前記像担持体に結像させる結像光学系及び光
偏向器、前記光源と前記結像光学系と前記光偏向器を搭
載する光学箱とを有する光走査装置と、を備え、前記像
担持体に形成された潜像を現像し、現像された画像を記
録媒体に転写する画像形成装置であって、前記結像光学
系に含まれるミラーを、ミラー保持部材を介して前記光
学箱の外側に配置された画像形成装置構成部材に連結し
たことを特徴としている。
【0021】次に、請求項3に記載の画像形成装置の作
用を説明する。
【0022】請求項3に記載の画像形成装置では、光源
から出射した光ビームは結像光学系及び光偏向器を介し
て像担持体に結像する。像担持体に光ビームが照射され
ることにより像担持体表面に潜像が形成され、潜像はト
ナーで現像されてトナー画像となる。そして、現像され
たトナー画像は用紙等の記録媒体に転写される。
【0023】一般に、画像形成装置の中でも、光学箱は
振動しやすい部材であるので、光学箱の外側に配置され
た、光学箱を取り付けているフレーム等の光学箱よりも
高剛性の画像形成装置構成部材にミラー保持部材を介し
てミラーを取り付けることにより、光学箱の振動からの
影響を最小にすることができ、ミラーを振動し難くする
ことができる。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の画像形成装置において、前記ミラー保持部材と前記画
像形成装置構成部材との相対位置を調整可能な調整手段
を有することを特徴としている。
【0025】次に、請求項4に記載の画像形成装置の作
用を説明する。
【0026】ミラーをミラー保持部材を介して画像形成
装置構成部材に取り付けた場合、ミラーとミラー以外の
結像光学系や偏向器との位置調整が必要となる場合があ
る。
【0027】請求項4に記載の画像形成装置では、調整
手段でミラー保持部材と画像形成装置構成部材との相対
位置を調整することにより、光走査装置の部品の公差に
起因する光軸ずれを修正することができる。
【0028】請求項5に記載の画像形成装置の組立方法
は、請求項2に記載の画像形成装置の組立方法であっ
て、前記光走査装置を取り付ける際に、最初に、前記シ
リンダーミラーを保持したミラー保持部材を前記像担持
体保持部材に連結することを特徴としている。
【0029】請求項5に記載の画像形成装置の組立方法
では、光走査装置を取り付ける際に、先ずシリンダーミ
ラーを保持したミラー保持部材を前記像担持体保持部材
に連結させてシリンダーミラーと像担持体との位置関係
を決定するので、シリンダーミラーと像担持体との位置
精度が向上する。
【0030】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]本発明の光走
査装置の第1の実施形態を図1乃至図7にしたがって説
明する。
【0031】図2に示すように、本実施形態の画像形成
装置10の板金製の高剛性の本体フレーム13に光走査
装置12が取り付けられている。
【0032】なお、画像形成装置10は、複写機、レー
ザープリンタ等の一般的な電子写真方式の画像形成装置
であり、内部構造に関する説明は省略する。
【0033】光走査装置12は、合成樹脂または板金の
光学箱14を備えている。なお、光学箱14は、図示し
ないカバーにより覆われて内部が密閉される。
【0034】この光学箱14には、半導体レーザー1
6、コリメーターレンズ18、エキスパンダーレンズ2
0、光軸調整用折り返しミラー22、シリンダーレンズ
24、折り返しミラー26、fθレンズ28、fθレン
ズ30、ポリゴンミラー29を有する偏向器32、長手
折り返しミラー34、シリンダーミラー36、SOS光
用ピックアップミラー38、SOSセンサー40等が、
各々ねじ止め、接着、スプリング等の固定手段を用いて
固定されている。
【0035】なお、図示しない画像形成装置制御基盤か
ら伝達される半導体レーザー16の駆動ビデオ信号及び
駆動電源が、レーザー駆動用基盤、フレキシブルケーブ
ル等を介して半導体レーザー16に伝えられる。
【0036】半導体レーザー16より発光されたレーザ
ー光LBは、コリメーターレンズ18で略平行にされた
後、焦点を絞るためのエキスパンダーレンズ20、光軸
アライメント調整を行う光軸調整用折り返しミラー22
で光路を曲げられて偏向器32のポリゴンミラー29上
で矢印Y方向(高さ方向)に結像させるためのシリンダ
ーレンズ24を通過し、ポリゴンミラー29に正面入射
させるための折り返しミラー26で光路を曲げられ、感
光体ドラム27上において主走査方向に等速度で静電潜
像を走査させるためのfθレンズ28、fθレンズ30
を先ほどとは逆の順序で通過し、長手折り返しミラー3
4で光路を曲げられ、次の感光体ドラム27の副走査方
向の同一点で集光させるためのシリンダーミラー36を
経由して、感光体ドラム27上で結像される。
【0037】感光体ドラム27上にレーザー光LBが照
射されることにより形成された潜像は図示しな現像器で
現像されてトナー画像となり、トナー画像は用紙に転写
され、図示しない定着器により用紙に定着される。
【0038】図3に示すように、シリンダーミラー36
は、円弧凹状の反射面36Aを備えた角柱形状である。
【0039】このシリンダーミラー36は、ミラー保持
部材50に保持されている。
【0040】ミラー保持部材50は板金製であり、シリ
ンダーミラー36の背面(反射面36Aの反対面)と対
向する基部50Aと、基部50Aの長手方向両側に立設
された軸支持部50Bと、基部50Aの幅方向両側に立
設された側板部50Cとを備えた細長い箱形状をしてい
る。
【0041】各軸支持部50Bには、外側面にピポッド
軸52が一体的に固着している。
【0042】シリンダーミラー36はミラー保持部材5
0の内側に略嵌合されており、基部50A及び側板部5
0Cの内面に、両面接着テープまたは接着剤にて固定さ
れている。
【0043】また、シリンダーミラー36の予定集光点
37とミラー保持部材50(ピポッド軸52)の回転中
心53とが一致している。
【0044】図4に示すように、本体フレーム13は、
互いに平行に立設された金属製の側板54及び側板56
と、側板54と側板56を連結する連結板82を備えて
いる。
【0045】感光体ドラム27は、側板54及び側板5
6の間に水平に配置されている。
【0046】感光体ドラム27の両端部には各々軸58
が設けられており、この軸58が側板54の孔60及び
側板56の孔(図示せず)に挿入されて回転可能となっ
ている。なお、感光体ドラム27は図示しないモータに
よって回転される。
【0047】図1に示すように、光学箱14の側板15
上部には、各々U字形状の切欠であるシリンダーミラー
用データム62が形成されている。
【0048】図1及び図4に示すように、ミラー保持部
材50は、ピポッド軸52が側板15のシリンダーミラ
ー用データム62に挿入されており、図5及び図8に示
すように、固定用板ばね64を光学箱14に固定用ねじ
66で固定することにより、ミラー保持部材50がシリ
ンダーミラー用データム62の底部側に付勢され、ピポ
ッド軸52がシリンダーミラー用データム62の底部に
押し付けられている。
【0049】なお、固定用板ばね64は、L字形状に屈
曲された部分がミラー保持部材50の2面に当接してシ
リンダーミラー36の傾きを固定している。
【0050】また、ピポッド軸52周辺の補強及び光学
箱14とミラー保持部材50とを一体化するために、ピ
ポッド軸52は、光学箱14に固定用ねじ67で固定さ
れた補強板68の孔70に挿入されている。
【0051】一方、本体フレーム13の側板54には、
U字状の切欠である光学箱位置決めデータム72が形成
されており、この光学箱位置決めデータム72の両側に
は、ねじ孔74の形成された固定部76が折り曲げ加工
されている。
【0052】なお、図示はしないが、側板56にも同様
に光学箱位置決めデータム72及び固定部76が形成さ
れている。
【0053】ピポッド軸52を光学箱14と一体化させ
た光走査装置12は、ピポッド軸52が光学箱位置決め
データム72に挿入され、その後、図5及び図6に示す
ように、押えプレート78を固定ねじ80で固定部76
に固定することで取り付けられている。
【0054】押えプレート78が固定ねじ80で固定部
76に固定されることにより、ピポッド軸52が光学箱
位置決めデータム72の底部に押し付けられる。
【0055】なお、光走査装置12のシリンダーミラー
36側とは反対側は、連結板82の上に載せられ、固定
ねじ84で連結板82に固定されている。
【0056】ここで、本実施形態では、光走査装置12
を本体フレーム13に取り付ける際に、先ず、光学箱1
4に固定されたミラー保持部材50のピポッド軸52を
光学箱位置決めデータム72に取り付け、その後、光走
査装置12のシリンダーミラー36側とは反対側を連結
板82に固定する。 (作用)次に、本実施形態の画像形成装置10の作用を
説明する。
【0057】半導体レーザー16より発光されたレーザ
ー光LBは、コリメーターレンズ18、エキスパンダー
レンズ20、光軸調整用折り返しミラー22、fθレン
ズ28、fθレンズ30、ポリゴンミラー29、シリン
ダーレンズ24、折り返しミラー26、fθレンズ2
8、fθレンズ30、長手折り返しミラー34、シリン
ダーミラー36を経由して、感光体ドラム27上で結像
され、感光体ドラム27上に潜像が形成される。潜像は
現像器で現像されてトナー画像となり、用紙に転写され
て定着器により用紙に定着される。
【0058】本実施形態の画像形成装置10では、シリ
ンダーミラー36がミラー保持部材50を介して、感光
体ドラム27を支持している高剛性の本体フレーム13
に取り付けられているので、感光体ドラム27からシリ
ンダーミラー36までの部品の寸法公差の累積が少なく
なり、シリンダーミラー36を高精度かつ確実に保持す
ることができる。
【0059】また、振動し易い光学箱14の底面が仮に
振動したとしても、その振動は高剛性の本体フレーム1
3にミラー保持部材50を介して支持されたシリンダー
ミラー36には殆ど影響しない。
【0060】このため、レーザー光LBのずれ(ぶれ)
が抑えられ、高品質な画像が得られる。
【0061】また、図7に示すように、シリンダーミラ
ー36の予定集光点から感光体ドラム27の静電潜像欠
き込み位置までの距離X,Yを忠実に再現するにあた
り、本実施形態のようにシリンダーミラー36の予定集
光点とミラー保持部材50の回転中心とが一致する構成
とし、ミラー保持部材50を最初に本体フレーム13に
位置決めすれば、本体フレーム13(側板54、側板5
6及び連結板82)や図示しないフレーム構成部材の寸
法精度のばらつきによって光走査装置12の取り付け角
度が多少振れたとしても、感光体ドラム27上での結像
点の位置ずれは起きず、また光路長の変化も無く、高い
画像品質が得られる。 [第2の実施形態]次に、本発明の画像形成装置の第2
の実施形態を図9にしたがって説明する。なお、第1の
実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省
略する。
【0062】図9に示すように、長手折り返しミラー3
4のほぼ中央付近の裏面に、両面テープ等の固定手段に
より板金製の防振用ブラケット90が接着されている。
【0063】画像形成装置10の連結板82には、雌ね
じ92が形成されており、この雌ねじ92に固定用スタ
ッド94の下端に形成された雄ねじ96がねじ込まれて
いる。
【0064】なお、連結板82の底面側に突出している
雄ねじ96の先端部分にはゆるみ止め用のナット98が
螺合しており、ナット98は連結板82に強く接触して
いる(所謂ダブルナット効果)。
【0065】防振用ブラケット90には、孔100が形
成されており、この孔100を挿通した固定ねじ102
が固定用スタッド94の上端に形成された雌ねじ104
にねじ込まれることにより防振用ブラケット90が連結
板82に固定された固定用スタッド94に固定されてい
る。
【0066】なお、光学箱14の底面には、固定用スタ
ッド94とある一定のクリアランスをもつように設定さ
れた丸孔106が形成されており、仮に光学箱14の底
面が振動を起したとしてもその振動が防振用ブラケット
90には伝達されない。
【0067】さらに、本実施形態では、ナット98を緩
め、固定用スタッド94を回転させることにより、連結
板82上の固定用スタッド94の上端の位置(即ち高
さ)を変更することができる。
【0068】この目的は、光走査装置12の構成部品の
出来上がり寸法精度のばらつきによっては長手折り返し
ミラー34のアライメントを狂わせる可能性があるの
で、光走査装置12の取り付け時に、防振用ブラケット
90と固定用スタッド94とのクリアランスを零とし、
固定用スタッド94の高さ方向の調整を行うためであ
る。 [第3の実施形態]次に、本発明の画像形成装置の第3
の実施形態を図10及び図11にしたがって説明する。
なお、本実施形態は第2の実施形態の変形例であり、第
2の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明
は省略する。
【0069】図10及び図11に示すように、光学箱1
4の上部開口を閉塞するカバー110には、固定用スタ
ッド94にねじ込む固定ねじ102に向けて延びる円筒
部112が一体的に形成されている。
【0070】この円筒部112は、防振用ブラケット9
0の近傍まで延びており、防塵の役目をしている。
【0071】本実施形態では、カバー110が装着され
た状態で円筒部112よりドライバー等の工具を差し込
んで固定ねじ102を回すことができる。
【0072】なお、カバー110には、光学箱14の固
定を行う固定ねじ84及び固定ねじ84を回す工具(図
示せず)を挿通可能な逃げ孔114が形成されており、
カバー110を装着した状態で光学箱14の着脱を行え
る。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置は上記の構成としたので、光学系のミラーを最小限
の部品点数で、精度良く振動しないように装着でき、高
品質の画像を提供できる、という優れた効果を有する。
【0074】また、本発明の画像形成装置の組立方法で
は、シリンダーミラーと像担持体との位置精度が向上
し、画像品質が向上する、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 シリンダーミラーを保持したミラー保持部材
の固定構造を示す分解斜視図である。
【図2】 画像形成装置の要部の斜視図である。
【図3】 (A)はシリンダーミラー及びミラー保持部
材の分解斜視図であり、(B)はシリンダーミラー及び
ミラー保持部材の断面図である。
【図4】 光走査装置の取り付け前の状態を示す画像形
成装置の要部の分解斜視図である。
【図5】 シリンダーミラーを保持したミラー保持部材
の固定構造を示す斜視図である。
【図6】 シリンダーミラーを保持したミラー保持部材
の固定構造を示す側面図である。
【図7】 画像形成装置の断面図である。
【図8】 光走査装置のシリンダーミラー付近の断面図
である。
【図9】 第2の実施形態に係る画像形成装置の固定用
スタッド周辺の断面図である。
【図10】 第3の実施形態に係る画像形成装置の固定
用スタッド周辺の断面図である。
【図11】 第3の実施形態に係る画像形成装置の要部
の斜視図である。
【図12】 (A)は従来の装置のシリンダーミラー周
辺の光学系の概略構成図であり、(B)は図12(A)
の感光体ドラムの結像位置付近の拡大図である。
【図13】 ウォッブルと面倒れとの関係を示すグラフ
である。
【図14】 長手ミラーの振動による結像位置のずれを
説明する光学系の概略構成図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置 12 光走査装置 14 光学箱 13 本体フレーム(像担持体保持部材) 18 コリメーターレンズ(結像光学系) 20 エキスパンダーレンズ(結像光学系) 22 光軸調整用折り返しミラー(結像光学系) 24 シリンダーレンズ(結像光学系) 26 折り返しミラー(結像光学系) 27 感光体ドラム(像担持体) 28 fθレンズ(結像光学系) 30 fθレンズ(結像光学系) 32 偏向器(光偏向器) 34 長手折り返しミラー(結像光学系) 36 シリンダーミラー(結像光学系) 50 ミラー保持部材 34 長手折り返しミラー(ミラー) 92 雌ねじ(調整手段) 94 固定用スタッド(調整手段) 96 雄ねじ(調整手段) 98 ナット(調整手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 AA43 AA45 AA48 BA87 BA90 DA02 DA04 DA06 DA09 DA17 DA19 2H043 BC01 BC08 2H045 CA03 DA02 DA04 DA44 2H071 AA27 DA02 DA15 EA04 EA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームが照射されることにより潜像を
    形成する像担持体と、光源から出射した光ビームをシリ
    ンダーミラーを含む結像光学系及び光偏向器を介して前
    記像担持体に結像させる光走査装置と、前記像担持体を
    保持する像担持体保持部材とを備え、前記像担持体に形
    成された潜像をトナーで現像し、現像されたトナー画像
    を記録媒体に転写する画像形成装置であって、 前記シリンダーミラーを保持するミラー保持部材を、前
    記像担持体保持部材に直接取り付けたことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ミラー保持部材は、前記シリンダー
    ミラーを前記像担持体保持部材に対して回転可能に支持
    し、 前記ミラー保持部材の回転中心は、前記シリンダーミラ
    ーの予定集光点と一致していることを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 光ビームが照射されることにより外周面
    に潜像を形成する像担持体と、光ビームを出射する光
    源、前記光ビームを走査すると共に前記像担持体に結像
    させる結像光学系及び光偏向器、前記光源と前記結像光
    学系と前記光偏向器を搭載する光学箱とを有する光走査
    装置と、を備え、前記像担持体に形成された潜像を現像
    し、現像された画像を記録媒体に転写する画像形成装置
    であって、 前記結像光学系に含まれるミラーを、ミラー保持部材を
    介して前記光学箱の外側に配置された画像形成装置構成
    部材に連結したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記ミラー保持部材と前記画像形成装置
    構成部材との相対位置を調整可能な調整手段を有するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の画像形成装置の組立方
    法であって、 前記光走査装置を取り付ける際に、最初に、前記シリン
    ダーミラーを保持したミラー保持部材を前記像担持体保
    持部材に連結することを特徴とする画像形成装置の組立
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013254119A (ja) * 2012-06-07 2013-12-19 Ricoh Co Ltd 画像形成装置のフレーム構造および画像形成装置
US8824022B2 (en) 2003-09-18 2014-09-02 Ricoh Company, Ltd. Optical scanning apparatus and image forming apparatus

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