JP2002311338A - 顕微鏡写真撮影装置 - Google Patents

顕微鏡写真撮影装置

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JP2002311338A
JP2002311338A JP2001119900A JP2001119900A JP2002311338A JP 2002311338 A JP2002311338 A JP 2002311338A JP 2001119900 A JP2001119900 A JP 2001119900A JP 2001119900 A JP2001119900 A JP 2001119900A JP 2002311338 A JP2002311338 A JP 2002311338A
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JP
Japan
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camera
optical path
shutter
path switching
photographing
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Withdrawn
Application number
JP2001119900A
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English (en)
Inventor
康輝 ▲高▼濱
Yasuteru Takahama
Shunichi Kubota
俊一 久保田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】第1と第2のカメラとを同時に装着できもの
で、一方のカメラを装着しない状態でも他方のカメラへ
の漏光が確実に防止できると共に、光路切換操作による
誤撮影も防止すること。 【解決手段】顕微鏡本体1に対して大版カメラ29と3
5mmカメラ30とを装着し、顕微鏡本体1からの結像
光束を光路切換ブロック46によって大版カメラ29又
は35mmカメラ30のうち少なくとも一方に導いて露
光撮影可能にする顕微鏡写真撮影装置に、光路切換ブロ
ック46よりも入射側の結像光束上に設けられた電磁シ
ャッタ56と、光路切換ブロック46により切り換えら
れた大版カメラ29へ向かう結像光路又は35mmカメ
ラ30へ向かう結像光路のいずれか一方を遮光するメカ
ニカルシャッタ58とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば4インチ×
3インチや4インチ×5インチなどの大版カメラと35
mmカメラのようなカメラを2つ装着し、光学顕微鏡に
よる拡大観察像を露光撮影する顕微鏡写真撮影装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡用写真撮影装置は、医学や生理学
の生きた細胞を扱う各分野の研究、各種金属材料の組織
観察や欠陥、含有物検出等の工業系の研究・検査などの
記録用途として幅広く利用されている。このうち、デジ
タルカメラ等の電子画像技術が普及しつつある現在で
も、大版カメラおよび35mmカメラの両方を同時に装
着し、大版フィルム又は35mmフィルムの少なくとも
一方に露光撮影することが可能な顕微鏡写真撮影装置
は、特に写真撮影そのものが目的とされる金属材料等の
検査部門等において、今なお頻繁に用いられる記録手段
である。
【0003】このような写真撮影装置を用いたものとし
て、例えば特開昭63−138314号公報や特公昭5
7−37848号公報には、写真撮影装置を一体化した
倒立型顕微鏡において、大版フィルムと35mmフィル
ムのいずれか一方に露光撮影可能な構成が開示されてい
る。
【0004】このような写真撮影装置が一体化された倒
立型顕微鏡では、上記公報には示されないが、結像光束
が大版フィルム面と35mmフィルム面とに偏向される
位置の手前に、レリーズ用の電磁シャッタを有してお
り、この電磁シャッタを開閉動作させることにより大版
フィルムおよび35mmフィルムへの露光を行うことが
できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭63−13
8314号公報に記載されているような写真撮影装置を
一体化した顕微鏡においては、大版カメラ部の大版フィ
ルム面の直前や35mmカメラの35mmフィルム面の
直前に各々電磁シャッタを有しているのではなく、大判
カメラ部の空間や35mmカメラ部の空間がともに写真
撮影装置部分の空間とつながっているため、写真撮影装
置内部での不必要な迷光が各フィルム面に到達して感光
してしまわないように漏光対策が必要である。
【0006】大版カメラは通常、大版フィルム面のすぐ
直前の位置に手動で操作する遮光板を有しており、顕微
鏡操作者が大版フィルムへレリーズする前に、この遮光
板を手動で光路から退避させ、撮影が終了すると、再び
フィルムが感光しないよう手動で遮光板を元の位置に戻
す。
【0007】しかしながら35mmカメラはこのような
遮光板を有しておらず、また写真撮影装置に35mmカ
メラを装着すると自動的に35mmカメラ内のシャッタ
が開いたり、あるいは35mmカメラに元々シャッタを
内蔵していなかったりするので、特に35mmフィルム
に対する漏光防止対策は厳重に実施する必要がある。
【0008】一方、前記特開昭63−138314号公
報(又は特公昭57−37848号公報)には、上記技
術内容についての記述がなされておらず、その詳細は不
明である。
【0009】実際に、前記のような写真撮影装置を一体
化した顕微鏡においては、結像光束を大版フィルム面と
35mmフィルム面とに導くための光路切換機構を工夫
して、結像光束が大版フィルム面と35mmフィルム面
の両方へ導入されないように、光路切換ブロックの切換
ストロークを大きくとったり、又は35mmカメラと光
路切換機構の間を筒状の遮光部材で覆ったりしている。
【0010】さらに、このような対策によって実際に漏
光が完全に防止できるかどうかを実験的に確認し、漏光
が防止できていない場合には、様々な遮光のための部品
を写真撮影装置の内部空間に取り付けて対策を行ってい
るのが実状であり、多大なコストと時間を要している場
合が多い。
【0011】また、上記の漏光対策は、大版カメラと3
5mmカメラの両方が写真撮影装置に正しく装着されて
いる場合に限るもので、例えば大版カメラが写真撮影装
置から取り外された状態では、外部からの光によって3
5mmフィルムが感光してしまう恐れもあり、完全な対
策とは言えない。
【0012】一方、前記結像光束を大版フィルム面と3
5mmフィルム面とに導くための光路切換機構は通常手
動操作であるため、光路切換ブロックが大版フィルムあ
るいは35mmフィルムのいずれか一方へ導くための正
しい切換位置ではなく中間的な位置にあると、結像光束
の一部分がフィルム面に正しく投影されない、いわゆる
ケラレの現象が生じてしまうという不具合もある。
【0013】そこで本発明は、大版カメラと35mmカ
メラなどのカメラを同時装着できるもので、一方のカメ
ラを装着しない状態でももう一方のカメラへの漏光が確
実に防止できるとともに、光路切換操作による誤撮影が
防止できる顕微鏡写真撮影装置を提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載による本発
明は、顕微鏡本体に対して第1と第2のカメラを装着
し、前記顕微鏡本体からの結像光束を光路切換機構によ
って前記第1又は第2のカメラのうち少なくとも一方に
導いて露光撮影可能な顕微鏡写真撮影装置において、前
記光路切換機構よりも入射側の前記結像光束の光路上に
設けられたレリーズ用シャッタと、前記光路切換機構に
よって分岐されて前記第1のカメラ側に向かう光路上に
配置され前記光路切換機構の切換動作に連動して光路を
遮断するシャッタ機構とを具備したことを特徴とする顕
微鏡写真撮影装置である。
【0015】請求項2記載による本発明は、請求項1記
載の顕微鏡写真撮影装置において、前記レリーズ用シャ
ッタと前記シャッタ機構とが閉じている状態のときに、
前記第1のカメラへ向かう前記結像光束の光路の一部を
含み、前記前記第1のカメラと前記シャッタ機構とによ
り完全に閉じられた第1の空間と、前記光路切換機構及
び前記第2のカメラへ向かう前記結像光束の光路を含
み、前記レリーズ用シャッタと前記シャッタ機構と前記
第2のカメラとにより完全に閉じられた第2の空間とが
形成されることを特徴とする。
【0016】請求項3記載による本発明は、請求項1記
載の顕微鏡写真撮影装置において、前記シャッタ機構
は、引き出し差し入れ操作を行なう光路切換操作レバー
と、前記第1のカメラへ向かう前記結像光束を通すため
の開口部が形成され、前記光路切換操作レバーの引き出
し差し入れ操作に応動して前記開口部を介して前記各結
像光束を通す位置又は前記結像光束を遮光する位置に移
動する絞り板と、少なくとも前記開口部を遮光する大き
さに形成され前記開口部を開閉可能なメカニカルシャッ
タ本体と、前記絞り板の移動に応動して前記絞り板が前
記各結像光束を遮光する前に前記メカニカルシャッタ本
体を前記開口部を閉じる位置に移動させるためのリンク
機構とを備えたことを特徴とする。
【0017】請求項4記載による本発明は、請求項1記
載の顕微鏡写真撮影装置において、前記光路切換機構
は、前記顕微鏡本体からの結像光束を前記第1又は第2
のカメラのうちいずれかに導いているかを検出する位置
検出センサと、この位置検出センサにより前記顕微鏡本
体からの結像光束が前記第1又は第2のカメラのうちい
ずれか一方に導かれていると検出された場合にのみ前記
レリーズ用シャッタを動作可能とする手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0019】図1は顕微鏡写真撮影装置を倒立型金属顕
微鏡に組み合せた全体構成図である。図1中、1は顕微
鏡本体(以後、鏡体と称する)、2はステージ3上に置
かれた観察試料、4はレボルバー5に保持され択一的に
光路中に配置される複数の対物レンズ、6は対物レンズ
4と協業して観察試料2の中間像I1 を形成するための
結像レンズ、7はレボルバー5を保持し鏡体1の中央部
に対して上下方向に直動自在に支持されているレボルバ
ー台、8はレボルバー台7に取り付けられたラック、9
はラック8と噛み合うピニオン軸、10はピニオン軸9
と同軸に設けられた焦準ハンドルである。
【0020】鏡体1の形状は概略凹字状であって、前後
には鏡脚と呼ばれる上方向へ突出した部分を形成してお
り、この鏡脚部でステージ3を鏡体1に固定している。
【0021】従って、焦準ハンドル10を回転すると、
ピニオン軸9が回転し、これと噛み合うラック8および
ラック8が固定されているレボルバー台7が上下方向に
駆動されることによって、ステージ3上に置かれた観察
試料2とレボルバー5に保持された対物レンズ4との相
対距離が変化し、対物レンズ4と結像レンズ6によって
形成される観察試料2の中間像I1 が所定の位置に結像
するようにピント調節が行われる。
【0022】11はハロゲンランプ等による照明用光
源、12はコレクタレンズ、13および14はコレクタ
レンズ12で集光された光をリレーするためのリレーレ
ンズ、15は照明光を対物レンズ4へ導入するための半
透過性ミラー、16は前記照明用光源11から半透過性
ミラー15までが取り付けられ、鏡体1の後側鏡脚の中
央部に設けられた開口部に固定される落射照明装置本体
であり、これらが落射照明装置を構成している。
【0023】17は鏡体1の最下端部に配置され、対物
レンズ4および結像レンズ6によって垂直下向きに出射
された観察試料2の結像光束を水平前方に反射する反射
ミラーである。この反射ミラー17によって、結像光束
が水平前方に向かう観察光路18および観察光路18上
に位置する中間像I1 を形成する。
【0024】19および20は前記中間像I1 をリレー
するリレーレンズ、21はリレーレンズ19および20
を通過した水平方向の結像光束の一部を垂直上向きに反
射する半透過性ミラーであり、この半透過性ミラー21
によって、結像光束が垂直上方に向かう観察光路22お
よび観察光路上に位置する第二の中間像I2 を形成す
る。この第二の中間像を形成した結像光束は、リレーレ
ンズ23によって平行光束となって、鏡体1の上方に取
付けられた鏡筒24へと入射し、さらに鏡筒24内の結
像レンズ25で結像作用を受けた後に接眼レンズ26の
位置に像I3 を形成して観察者の眼に到達する。
【0025】一方、半透過性ミラー21を通過した結像
光束は、写真投影レンズ27によって写真撮影に適した
高い倍率を有する結像光束となり写真撮影装置28に入
射する。
【0026】この写真撮影装置28の前面には、縦×横
寸法が例えば4インチ×5インチや3インチ×4インチ
等の寸法の大版写真撮影が可能な大版カメラ29が装着
され、写真撮影装置28の側面には、図示されないが3
5mm写真撮影が可能な35mmカメラ30が装着され
ている。
【0027】写真撮影装置28の内部には、大版カメラ
29用の撮影レンズ31が光路に挿脱可能に設けられて
いる。この大版カメラ用撮影レンズ31と反射ミラー3
2は一体的に構成され、これら大版カメラ用撮影レンズ
31および反射ミラー32と35mmカメラ30へと結
像光束を偏向させる反射ミラー33とが択一的に光路中
に配置されることにより、写真撮影装置28の前面およ
び側面にそれぞれ配置された大版カメラ29又は35m
mカメラ30の各フィルム面に選択的に観察試料の像が
形成されるようになっている。
【0028】大版カメラ用撮影レンズ31を経由し反射
ミラー32で反射された光束は、さらに2枚の反射ミラ
ー34、35によって反射された後に大版カメラ29に
到達するので、この写真撮影装置28内で大版カメラ2
9に向かう光束は合計3回反射して結像する。
【0029】反射ミラー33で反射された光束は、その
まま35mmカメラ30に到達するので、この写真撮影
装置28内で35mmカメラ30に向かう光束は1回だ
け反射して結像する。
【0030】また、36は写真撮影装置28の大版カメ
ラ29および35mmカメラ30に写り込む範囲を示し
た写真フレームであり、この写真フレーム36は第二の
中間像I2 上に挿脱自在に保持されている。
【0031】次に、上記写真撮影装置28を組み合せた
倒立金属顕微鏡において写真撮影を行う際の動作につい
て簡単に説明する。
【0032】先ず、レボルバー5を回転して例えば低倍
率の対物レンズ4を選択し、焦準ハンドル10を回転し
て観察試料2にピントを合わせる。
【0033】次にレボルバー5を回転して例えば高倍率
の対物レンズ4に切り換えて、ピントがぼけた場合には
焦準ハンドル10を少し回転して、正確にピントを合わ
せる。観察位置を変える場合は、ステージ3の操作ハン
ドルを操作して、試料2の位置を動かし所望の観察位置
を対物レンズ4の視野内にもってくる。
【0034】次に、大版カメラ29あるいは35mmカ
メラ30で撮影される範囲を示す写真フレーム36を光
路に挿入して、大版フィルムあるいは35mmフィルム
に写り込む範囲を確認し、写り込む範囲がそれで良けれ
ば、写真撮影装置の露光操作を行うことで写真撮影が完
了する。
【0035】次に本発明の写真撮影装置28の詳細につ
いて説明する。
【0036】図2は写真撮影装置の横断面図、図3およ
び図4は写真撮影装置の下側半分を上方より見た図であ
り、図3は大版カメラで撮影を行う場合の状態を、図4
は35mmカメラで撮影を行う場合の状態をそれぞれ示
している。
【0037】41は写真撮影装置の主要部を保持する撮
影本体、42は撮影本体41の上面に固定されている上
カバー、43は撮影本体41に固定され撮影本体41お
よび上カバー42の背面を覆うように構成されているベ
ース板であり、これら撮影本体41、上カバー42、ベ
ース板43の3部品が写真撮影装置の外観構成部品とな
っている。
【0038】27は鏡体1に組込まれ、この鏡体1から
の結像光束を写真撮影に適した高い倍率の結像光束にす
る写真投影レンズ部組(写真投影レンズ)である。
【0039】45は、結像光束を大版カメラ29あるい
は35mmカメラ30に導くための光路切換機構のベー
ス部品(以下、光路切換ベースと称する)、46は光路
切換ベース45の摺動アリ部に嵌合される光路切換ブロ
ックである。
【0040】この光路切換ブロック46には、鏡体1か
らの結像光束を大版カメラ29に適した倍率に拡大投影
するための大版カメラ用投影レンズ部組47と、この大
版カメラ用投影レンズ部組47を通過してきた結像光束
を斜め上方に偏向する第一の大版カメラ用の反射ミラー
32と、鏡体1からの結像光束を35mmカメラ30に
向けて偏向する35mmカメラ用の反射ミラー48と、
鏡体1からの結像光束を35mmカメラ30への必要光
束径に絞るための第1の絞り板49、第一の大版カメラ
用の反射ミラー32で反射された光束のみがちょうど通
る大きさの四角い穴が設けられた第2の絞り板50と、
連動ピン51とがそれぞれ固定されている。
【0041】52は光路切換ブロック46の側面に固着
され撮影本体41の側面より外側に突出している光路切
換操作レバー、53は光路切換ブロック46を大版カメ
ラ29での撮影位置あるいは35mmカメラ30での撮
影位置のいずれか1つに位置決めするためのボールクリ
ック等の位置決め機構である。
【0042】この光路切換操作レバー52を押し込んで
光路切換ブロック46が顕微鏡観察者側(大版カメラ2
9側)から見て左側に位置する時に大版カメラ用投影レ
ンズ部組47と第一の大版カメラ用の反射ミラー32が
結像光束中に挿入され、光路切換操作レバー52を引き
出して光路切換ブロック46が顕微鏡観察者側(大版カ
メラ29側)から見て右側に位置する時に35mmカメ
ラ用の反射ミラー48が結像光束中に挿入されるように
構成されている。
【0043】54は光路切換ベース45の側面に固着さ
れ、リング状の弾性部材55を介してレリーズ動作を行
うための電磁シャッタ56を保持するための電磁シャッ
タベースであり、これら構成により電磁シャッタ56は
鏡体1から出射される結像光学系のおおよその瞳位置に
配置される。
【0044】57は中央部に大版カメラ29へ向かう結
像光束が通過できる開口部を備え上カバー42の下面に
固定されるメカシャッタベース、58はメカシャッタベ
ース57の上面に形成されているガイド溝に沿って摺動
し、前記メカシャッタベース57の開口部を完全に塞ぐ
ことが可能なメカニカルシャッタ、59はメカシャッタ
ベース57の上面に固定された支持軸、60は支持軸5
9を支点にして回転可能に保持されているリンクレバー
である。
【0045】これらリンクレバー60、メカニカルシャ
ッタ58は、前記連動ピン51の作用により、前記光路
切換ブロック46と連動して動作するように構成されて
いる。
【0046】次に、この連動動作の様子を図5、図6お
よび図7を参照して説明する。
【0047】図5は図2中のGの方向からメカニカルシ
ャッタ58の方向を見たG矢視図であり、光路切換ブロ
ック46が左側に位置し、大版カメラ29による撮影が
可能な状態を示している。図6は光路切換ブロック46
の上面に固定され第一の大版カメラ用反射ミラー32で
反射された光束のみがちょうど通る大きさの四角い穴が
設けられた第2の絞り板50をG方向から見た図であ
る。
【0048】図中、42は上カバー、57はこの上カバ
ー42の下面に固定されているメカシャッタベースであ
り、上カバー42の開口部はメカシャッタベース57を
取り付けることにより塞がれ、残る開口部はメカシャッ
タベース57に設けられている開口部57aのみであ
る。57bはメカシャッタベース57の上面に設けられ
ている1対の突起部であり、これら1対の突起部57b
によって形成されたガイド溝に沿って、メカニカルシャ
ッタ58が摺動自在となっている。
【0049】57cはメカシャッタベース57に設けら
れている長穴で、この長穴57cは光路切換ブロック4
6の上面に固定されている連動ピン51が光路切換時に
作動する範囲に対応した大きさとなっている。
【0050】リンクレバー60はその一端に溝60aが
形成されていて、この溝60aにメカニカルシャッタ5
8の上面に固着されたシャッタピン58aがちょうど嵌
まっている。このリンクレバー60の他端は連動ピン5
1が当接する接触部60bとなっていて、リンクレバー
60を回動可能に保持している支持軸59に取り付けら
れているコイルバネ61によって与えられた時計回りの
付勢力により、リンクレバー60の接触部60bは常に
連動ピン51に接触している。
【0051】図5は、光路切換ブロック46が左側に位
置し、大版カメラ29による撮影が可能な状態であるた
め、連動ピン51が図中で下側に位置し、この連動ピン
51に当接しているリンクレバー60によってメカニカ
ルシャッタ58がメカシャッタベース57の開口部57
aを塞いでいない開放の状態となっている。
【0052】またこのとき、図6に示した第2の絞り板
50の開口部は上記メカシャッタベース57の開口部5
7aと重なっており、第一の大版カメラ用反射ミラー3
2で反射された結像光束がちょうど通過してゆくように
なっている。なお、メカニカルシャッタ58がメカシャ
ッタベース57の開口部57aを塞いだ場合に、ちょう
どメカシャッタベース57の上面に固着されたストッパ
ピン57dにメカニカルシャッタ58の端面が当接する
ようになっている。
【0053】次に図7を参照してリンクレバー60、メ
カニカルシャッタ58が前記連動ピン51の作用により
前記光路切換ブロック46と連動動作する場合の様子を
詳細に説明する。
【0054】同図(a)は、上記図5と同じ大版カメラ
29での撮影が可能なメカニカルシャッタ開放の状態、
同図(b)は光路切換操作レバー52を少し(ここでは
例えば7.5mm)引き出した中間的な状態、同図
(c)はさらに光路切換操作レバー52をさらにもう少
し(ここでは例えば11mm)引き出した中間的な状
態、同図(d)は光路切換操作レバー52を完全に(こ
こでは例えば全ストローク40mm)引き出して、35
mmカメラ30での撮影が可能な状態をそれぞれ示して
いる。
【0055】同図(b)に示す様に光路切換操作レバー
52を少し出すと、光路切換ブロック46に固定された
第2の絞り板50および連動ピン51が光路切換操作レ
バー52の引き出し量だけ移動し、連動ピン51に当接
しているリンクレバー60がコイルバネ61の付勢力に
よって時計回りに回転し、リンクレバー60の一端部の
溝60aに嵌合されているシャッタピン58aを介して
メカニカルシャッタ58が移動し、メカシャッタベース
57の開口部57aのうち一部を塞ぐ。
【0056】この時、第2の絞り板50も少し移動して
いるので、図中斜線部で示される領域だけが、上方向か
ら光路切換ブロック46に固定された第一の大版カメラ
用反射ミラー32へと光が通過できる範囲である。図中
網掛け部で示される領域は、上方向から光が侵入しても
第2の絞り板50によって遮られ、光路切換ブロック4
6に固定された第一の大版カメラ用反射ミラー32へと
光が到達しない範囲である。
【0057】図7(c)に示すように光路切換操作レバ
ー52を例えば11mm引き出すと、さらにメカニカル
シャッタ58が移動して、メカシャッタベース50の開
口部50aを完全に塞ぐ。したがって、上方向から侵入
してくる光は、内部の光路切換ブロック46の方向へは
到達できない。
【0058】図7(d)に示すように光路切換操作レバ
ー52を完全に引き出しても、メカニカルシャッタ58
はやはりメカシャッタベース50の開口部50aを完全
に塞いだ状態のままであり、上方向から侵入してくる光
は、内部の光路切換ブロック46の方向へは到達できな
い。
【0059】このように、光路切換操作レバー52を大
版カメラ29による撮影が可能な図7(a)に示す状態
から少し引き出しただけで、リンクレバー60とメカニ
カルシャッタ58との作用で、直ちに光路を塞ぐことに
なるので、必要な時以外には極力光路を遮断する構造と
なっている。
【0060】もし、大版カメラ29による撮影が可能な
図7(a)の状態や、中間的な図7(b)の状態で、顕
微鏡観察者によって大版カメラ29が取り外された場合
には、外部からの光がメカシャッタベース50の開口部
50aを通して、光路切換ブロック46に固定されてい
る第一の大版カメラ用反射ミラー32へと侵入してくる
が、この侵入してきた外部からの光は、第一の大版カメ
ラ用反射ミラー32で反射し、大版カメラ用投影レンズ
部組27を経由して全て電磁シャッタ56の方向へと到
達するので、決して35mmカメラ30の方向には到達
しないようになっている。
【0061】また、顕微鏡観察者によって35mmカメ
ラ30が不意に取り外された場合には、35mmカメラ
30側から外部の光が侵入してくるが、この侵入してき
た外部からの光は、もし光路切換操作レバー52が引き
出されて35mmカメラ30での撮影が可能な状態にな
っていれば、メカニカルシャッタ58がメカシャッタベ
ース50の開口部50aを完全に塞いでいるため、外部
からの光が決して大版カメラ29の方向には到達しな
い。
【0062】また光路切換操作レバー52が押し込まれ
ていれば、35mmカメラ30側から侵入してきた外部
光は、35mmカメラ用反射ミラー48で全て電磁シャ
ッタベース54の方向に反射されてしまうため、決して
大版カメラ29の方向に到達することはない。
【0063】光路切換操作レバー52が中間的な位置に
ある場合でもやはり35mmカメラ30側から侵入して
きた外部光は、35mmカメラ用反射ミラー48ですべ
て電磁シャッタベース54の方向に反射されてしまうた
め、決して大版カメラ29の方向に到達することはな
い。
【0064】再び図2、図3及び図4に戻り写真撮影装
置の説明を行なう。
【0065】図3に示すように光路切換操作レバー52
が押し込まれている場合、光路切換ブロック46に固定
された第一の大版カメラ用反射ミラー32で反射した結
像光束はメカニカルシャッタ58で遮られることなくメ
カシャッタベース50の開口部50aを通過して、上カ
バー42の最上部にミラー固定部材62を介して固定さ
れている第2の大版カメラ用反射ミラー34、および上
カバー42の背面側に固定されている第3の大版カメラ
用反射ミラー35で反射して斜め前方へと向かう結像光
束となり、上カバー42の前面に固定されている防塵ガ
ラス63を通過して、大版カメラ29の大版フィルム面
に結像するよう構成されている。
【0066】図4に示すように光路切換操作レバー52
が引き出されている場合、光路切換ブロック46に固定
された35mmカメラ用反射ミラー48で反射した結像
光束は、撮影本体41の側面に固定されている35mm
カメラマウント64の開口部を通過して、35mmカメ
ラ30の35mmフィルム面に結像するように構成され
ている。
【0067】このように電磁シャッタ56およびメカニ
カルシャッタ58が閉じている状態の時に、大版カメラ
29およびメカニカルシャッタ58によって完全に閉じ
た第一の空間と、電磁シャッタ56、メカニカルシャッ
タ58および35mmカメラ30によって完全に閉じた
第2の空間が形成されるように構成している。
【0068】なお、図2では図示省略してあるが、図3
及び図4に示されるように写真投影レンズ27と電磁シ
ャッタ56との間には、結像光束のうち中心付近の一部
分をレリーズ前に反射させておき、電磁シャッタ56が
開く際には結像光束中より退避してそのまま通過させる
ハネノケミラー部組65が配置されている。
【0069】このハネノケミラー部組65で反射された
結像光束は、測光用投影レンズ部組66で収束されて、
ベース板43の突起部43aに固着された取付部材67
上に取り付けられているフォトダイオード等の測光素子
68に入射するようになっている。
【0070】また、鏡体1からの結像光束が写真撮影装
置28に最初に入射してくるベース板43の開口部43
bには、防塵ガラス69が、ベース板43の背面側には
写真撮影装置28を鏡体1に取り付けるための取付部材
70がそれぞれ固定されている。
【0071】また、撮影本体41の底面にはカバー板7
1が固定され、このカバー板71の上面には電磁シャッ
タ56など写真撮影装置28の各部を制御するためのC
PUを搭載した制御基板72が取り付けられている。
【0072】また、光路切換ベース45には光路切換ブ
ロック46の2つの位置、すなわち大版カメラ29での
撮影が可能な位置と35mmカメラ30での撮影が可能
な位置に対応したフォトインタラプタ等の2つの位置検
出センサ73a、73bが取り付けられ、光路切換ブロ
ック46に固定されたセンサ板74と協業して、光路切
換ブロック46の2つの位置を検出することが可能なよ
うに構成されている。
【0073】なお、光路切換ブロック46が上記大版カ
メラ29での撮影が可能な位置と35mmカメラ30で
の撮影が可能な位置の2つの位置ではない中間的な位
置、例えば上記図7(b)や図7(c)に示す状態にあ
る場合には、フォトインタラプタ等の2つの位置検出セ
ンサ73a、73bはいずれも検出されないため、中間
的な位置にあることが判別可能である。
【0074】図8に2つの位置検出センサ73a、73
bと光路切換ブロック46との位置関係を示す図であ
る。同図(a)は光路切換ブロック46が写真撮影装置
28の正面側(大版カメラ29側)からみて左側に位置
し、結像光束が第一の大版カメラ用反射ミラー32で反
射されている状態を示しており、この場合には位置検出
センサ73aが光路切換ブロック46に固定されている
センサ板74の左端側で遮られて検出される。
【0075】同図(b)は光路切換ブロック46が写真
撮影装置28の正面側(大版カメラ29側)からみて右
側に位置し、結像光束が35mmカメラ用反射ミラー4
8で反射されている状態を示しており、この場合には位
置検出センサ73bが光路切換ブロック46に固定され
ているセンサ板74の右端側で遮られて検出される。
【0076】図9はこれら位置検出センサ73a、73
bや電磁シャッタ56を含む電気系の構成を示すブロッ
ク図である。各位置検出センサ73a、73bはいずれ
も制御基板72に接続され、常に光路切換ブロック46
が大版カメラ29による撮影が可能な位置にあるか、3
5mmカメラ30による撮影が可能な位置にあるか、あ
るいはそのいずれでもない中間的な位置にあるのかを監
視できるようになっている。
【0077】駆動用モータMはハネノケミラー部組65
を駆動するためのものであり、この駆動用モータMおよ
びフォトダイオードなどの測光素子68も制御基板72
に接続されていて、通常は制御基板72が測光素子68
からの出力をモニタしている。
【0078】コントローラHSはレリーズ操作や各種設
定などのために顕微鏡観察者が入力操作を行うコントロ
ーラであり、このコントローラHSに入力された信号
は、接続されている制御基板72へと伝達される。電磁
シャッタ56は制御基板72からの指示により開閉状態
が制御されるべく制御基板72に接続されている。
【0079】次に、以上のように構成された本発明の写
真撮影装置の動作について説明する。
【0080】まず顕微鏡観察者は、光路切換操作レバー
52を操作して、大版カメラ29による撮影を行うの
か、35mmカメラ30による撮影を行うのかを選択す
る。大版カメラ29による撮影を行う場合には光路切換
操作レバー52を押し込み、35mmカメラ30による
撮影を行う場合には光路切換操作レバー52を引き出す
ことで、観察試料2の写真撮影に必要な結像光束を大版
カメラ29あるいは35mmカメラ30に導入できるよ
うな光路を確保する。
【0081】光路切換操作レバー52を押し込むか、あ
るいは引き出すことにより、大版カメラ29あるいは3
5mmカメラ30による撮影が可能な状態になっていれ
ば、位置検出センサ73a、73bからの信号からの信
号により、制御基板72が撮影可能状態であることを認
識し待機状態に入っている。
【0082】一方、ハネノケミラー部組65は、レリー
ズ動作が行われるまでの通常時には常に光路中にミラー
が挿入されている状態であるので、結像高速の一部は測
光素子68に入射していて観察試料2の像の明るさを電
気信号に変換して、制御基板72にその信号を送ってい
る。
【0083】この制御基板72は測光素子68からの出
力信号と、位置検出センサ73a、73bからの信号を
入力して最適な露出時間等の撮影条件を決定する。
【0084】これらの一連の動作は、顕微鏡観察者がコ
ントローラHSのレリーズスイッチを押すまで、所定の
時間間隔で繰り返し行われており、顕微鏡観察者が観察
試料2のステージ3のハンドルを操作して観察部位を変
更したりすることによって観察像の明るさが変化する
と、それに合わせて最適な露出時間などの撮影条件が変
更される。
【0085】写真撮影する部位や倍率が決定して顕微鏡
観察者がコントローラHSのレリーズスイッチを押す
と、レリーズスイッチが押される直前に決定された最適
な露出時間などの撮影条件にしたがってレリーズ動作に
入る。まず最初に制御基板72から駆動用モータMに指
示が出され、ハネノケミラー部組65のミラーが光路よ
り退避する。このハネノケミラー部組65のミラーが光
路から退避すると同時に、電磁シャッタ56を決定され
た最適露出時間だけ開放するよう指示が出され、この電
磁シャッタ56が開放されている間だけ、結像光束が通
過する。
【0086】光路切換操作レバー52が押し込まれてい
れば、結像光束は大版カメラ用投影レンズ部組47を通
過して第一の大版カメラ用反射ミラー32で反射し、メ
カニカルシャッタ58で塞がれていないメカシャッタベ
ース57の開口部57aを通過して、第2の大版カメラ
用反射ミラー34、第3の大版カメラ用反射ミラー35
で反射し、さらに防塵ガラス63を通過して、大版カメ
ラ29の大版フィルム面に到達することにより、決定さ
れた最適な露出時間などの撮影条件で大版カメラ29に
よる撮影が完了する。
【0087】光路切換操作レバー52が引き出されてい
れば、結像光束は35mmカメラ用反射ミラー48で反
射され、35mmカメラマウント64の開口部を通過し
て、35mmカメラ30の35mmフィルム面に到達す
ることにより、決定された最適な露出時間などの撮影条
件で35mmカメラ30による撮影が完了する。
【0088】このように上記一実施の形態によれば、大
版カメラ29と35mmカメラ30を同時装着できる顕
微鏡写真撮影装置において、一方のカメラ29又は30
を装着しない状態でももう一方のカメラへの漏光が確実
に防止できるとともに、光路切換操作による誤撮影が防
止できる。
【0089】又、電磁シャッタ56およびメカニカルシ
ャッタ58が閉じている状態の時に、大版カメラ29お
よびメカニカルシャッタ58によって完全に閉じた第一
の空間と、電磁シャッタ56、メカニカルシャッタ58
および35mmカメラ30によって完全に閉じた第2の
空間を形成するように構成したので光路切換ブロック4
6に連動して大版カメラ29か35mmカメラ30のう
ち実際に撮影に使用しない側の光路がメカニカルシャッ
タ58で遮断され、撮影したい一方のカメラ29又は3
0にのみ結像光束を導き、撮影に使用しないカメラ30
又は29への不必要な迷光をカットすることができる。
これにより、写真撮影装置28の内部で不必要な迷光が
発生することなく、良好な写真撮影が可能である。
【0090】又、大版カメラ29を含む空間と35mm
カメラ30を含む空間とを完全に分離するので、大版カ
メラ29あるいは35mmカメラ30のいずれか一方を
取り外しても、取り外したカメラ側からの外部光を装着
されているもう一方のカメラへと到達させない構造が実
現でき、不意なカメラの取り外しによるもう一方のカメ
ラへの漏光を防止することができる。
【0091】従って、顕微鏡観察者によって大版カメラ
29や35mmカメラ30が取り外された場合に、光路
切換操作レバー52がいかなる状態にあっても、大版カ
メラ29の位置あるいは35mmカメラ30の位置から
侵入する外部光が決して35mmカメラ30あるいは大
版カメラ29の方向には到達せず、不意に35mmフィ
ルムあるいは大版フィルムに感光してしまうことがなく
撮影の失敗が起こり得ないという利点も有している。
【0092】さらに、光路切換ブロック46が2つの位
置、すなわち大版カメラ29による撮影が可能な位置あ
るいは35mmカメラ30による撮影が可能な位置以外
の中間的な位置にある場合には、2つの位置検出センサ
73a,73bからの信号により、制御基板73が撮影
可能状態ではないことを判断するので、過ってレリーズ
動作を行うことがなく、視野の一部にケラレが生じるよ
うな失敗も起こり得ないという利点を有する。すなわ
ち、撮影視野にケラレが生じるような失敗撮影を防止す
ることが可能である。
【0093】なお、本発明は、上記一実施の形態に限定
されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。
【0094】さらに、上記実施形態には、種々の段階の
発明が含まれており、開示されている複数の構成要件に
おける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施形態に示されている全構成要件から幾
つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとす
る課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で
述べられている効果が得られる場合には、この構成要件
が削除された構成が発明として抽出できる。
【0095】例えば上記一実施の形態においては、大版
カメラ29と35mmカメラとを装着した場合について
説明したが、これら以外のカメラを装着する場合につい
ても同様の効果を奏することは言うまでもない。
【0096】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、第
1と第2のカメラとを同時に装着できるもので、一方の
カメラを装着しない状態でも他方のカメラへの漏光が確
実に防止できると共に、光路切換操作による誤撮影も防
止できる顕微鏡写真撮影装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる顕微鏡写真撮影装置を適用した
倒立型金属顕微鏡の一実施の形態を示す全体構成図。
【図2】本発明に係わる顕微鏡写真撮影装置の一実施の
形態における写真撮影装置の詳細な構成図。
【図3】本発明に係わる顕微鏡写真撮影装置の一実施の
形態における写真撮影装置での大版カメラでの撮影時の
状態を示す図。
【図4】本発明に係わる顕微鏡写真撮影装置の一実施の
形態における写真撮影装置での35mmカメラでの撮影
時の状態を示す図。
【図5】本発明に係わる顕微鏡写真撮影装置の一実施の
形態におけるメカニカルシャッタを見た構成図。
【図6】本発明に係わる顕微鏡写真撮影装置の一実施の
形態における第2の絞り板を見た図。
【図7】本発明に係わる顕微鏡写真撮影装置の一実施の
形態におけるメカニカルシャッタの動作を示す図。
【図8】本発明に係わる顕微鏡写真撮影装置の一実施の
形態における2つの位置センサと光路切換ブロックとの
位置関係を示す図。
【図9】本発明に係わる顕微鏡写真撮影装置の一実施の
形態における電気系の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1:顕微鏡本体 2:観察試料 3:ステージ 4:対物レンズ 5:レボルバー 6:結像レンズ 7:レボルバー台 8:ラック 9:ピニオン軸 10:焦準ハンドル 11:照明用光源 12:コレクタレンズ 13,14,19,20,23:リレーレンズ 15,21:半透過性ミラー 16:落射照明装置本体 17,32,33,34,35,48:反射ミラー 18,22:観察光路 24:鏡筒 25:結像レンズ 26:接眼レンズ 27:写真投影レンズ 28:写真撮影装置 29:大版カメラ 30:35mmカメラ 31:撮影レンズ 36:写真フィルム 41:撮影本体 42:上カバー 43:ベース板 45:光路切換機構のベース部品 46:光路切換ブロック 47:大版カメラ用投影レンズ部組 49:第1の絞り板 50:第2の絞り板 51:連動ピン 52:光路切換操作レバー 53:位置決め機構 54:電磁シャッタベース 55:弾性部材 56:電磁シャッタ 57:メカシャッタベース 58:メカニカルシャッタ 59:支持軸 60:リンクレバー 65:ハネノケミラー部組 68:測光素子 69:防塵ガラス 70:取付部材 71:カバー板 72:制御基板 73a,73b:位置検出センサ HS:コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H052 AB14 AB25 AC04 AD03 AD31 AD32 AD35 AF14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顕微鏡本体に対して第1と第2のカメラ
    を装着し、前記顕微鏡本体からの結像光束を光路切換機
    構によって前記第1又は第2のカメラのうち少なくとも
    一方に導いて露光撮影可能な顕微鏡写真撮影装置におい
    て、 前記光路切換機構よりも入射側の前記結像光束の光路上
    に設けられたレリーズ用シャッタと、 前記光路切換機構によって分岐されて前記第1のカメラ
    側に向かう光路上に配置され前記光路切換機構の切換動
    作に連動して光路を遮断するシャッタ機構と、を具備し
    たことを特徴とする顕微鏡写真撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記レリーズ用シャッタと前記シャッタ
    機構とが閉じている状態のときに、 前記第1のカメラへ向かう前記結像光束の光路の一部を
    含み、前記前記第1のカメラと前記シャッタ機構とによ
    り完全に閉じられた第1の空間と、 前記光路切換機構及び前記第2のカメラへ向かう前記結
    像光束の光路を含み、前記レリーズ用シャッタと前記シ
    ャッタ機構と前記第2のカメラとにより完全に閉じられ
    た第2の空間と、が形成されることを特徴とする請求項
    1記載の顕微鏡写真撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記シャッタ機構は、引き出し差し入れ
    操作を行なう光路切換操作レバーと、 前記第1のカメラへ向かう前記結像光束を通すための開
    口部が形成され、前記光路切換操作レバーの引き出し差
    し入れ操作に応動して前記開口部を介して前記各結像光
    束を通す位置又は前記結像光束を遮光する位置に移動す
    る絞り板と、 少なくとも前記開口部を遮光する大きさに形成され前記
    開口部を開閉可能なメカニカルシャッタ本体と、 前記絞り板の移動に応動して前記絞り板が前記各結像光
    束を遮光する前に前記メカニカルシャッタ本体を前記開
    口部を閉じる位置に移動させるためのリンク機構と、を
    備えたことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡写真撮影
    装置。
  4. 【請求項4】 前記光路切換機構は、前記顕微鏡本体か
    らの結像光束を前記第1又は第2のカメラのうちいずれ
    かに導いているかを検出する位置検出センサと、 この位置検出センサにより前記顕微鏡本体からの結像光
    束が前記第1又は第2のカメラのうちいずれか一方に導
    かれていると検出された場合にのみ前記レリーズ用シャ
    ッタを動作可能とする手段と、を有することを特徴とす
    る請求項1記載の顕微鏡写真撮影装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

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