JP2002311200A - X線発生装置及び露光装置 - Google Patents

X線発生装置及び露光装置

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JP2002311200A
JP2002311200A JP2001119629A JP2001119629A JP2002311200A JP 2002311200 A JP2002311200 A JP 2002311200A JP 2001119629 A JP2001119629 A JP 2001119629A JP 2001119629 A JP2001119629 A JP 2001119629A JP 2002311200 A JP2002311200 A JP 2002311200A
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mirror
ray
rays
plasma
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JP2001119629A
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Hiroyuki Kondo
洋行 近藤
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Nikon Corp
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学素子の交換時間を短縮して装置稼動率を
向上させることができる、あるいは、メンテナンスに要
する時間や費用を削減できる等の利点を有するX線発生
装置及びそれを用いた露光装置を提供する。 【解決手段】 X線発生装置内の円盤10には、4枚あ
るいは6枚の多層膜放物面ミラー11が取り付けられて
おり、これらは保護容器12内に収納されている。ミラ
ー11の周囲には半導体レーザ及びフォトダイオードが
配置されており、これらでミラー11の位置や傾きを検
出する。X線検出器24から制御装置25の判定部27
へX線量の低下検出信号が送出されると、指令部26が
モータ15を駆動して円盤10を回動し、第1のミラー
11−1のあった位置に新たなミラー11−2を設置す
る。装置全体のメンテナンスは、円盤10に取り付けた
全てのミラーを使用し終えるまで不要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線顕微鏡、X線
分析装置、並びに、X線露光装置等のX線機器に装備さ
れるX線発生装置と、それを用いた露光装置に関する。
特には、光学素子の交換時間を短縮して装置稼動率を向
上させることができる、あるいは、メンテナンスに要す
る時間や費用を削減できる等の利点を有するX線発生装
置及びそれを用いた露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
X線分析装置やX線露光装置等のX線機器の光源として、
レーザプラズマX線源や放電プラズマX線源が注目され
ている。レーザプラズマX線源(以下、LPXと呼ぶ)
は、励起用のパルスレーザ光を真空容器内の標的材料に
集光照射してプラズマを生成し、このプラズマからX線
を輻射させる光源である。このLPXは、小型でありな
がらアンジュレータ(シンクロトロンラジエーション)
に匹敵するほどの輝度をもつ。
【0003】放電プラズマX線源は、電極にパルス高電
圧を印加して放電を起こし、この放電で動作ガスをイオ
ン化してプラズマを生成し、このプラズマから輻射され
るX線を利用する光源である。この放電プラズマX線源
は、小型であり、輻射されるX線量が多く、低コストで
あり、さらにLPXに比べて投入電力に対するX線の変換効
率が高いという特徴がある。放電プラズマX線源の代表
的なものは、デンスプラズマフォーカス(以下、DPFと
呼ぶ)である。
【0004】このようなLPXや放電プラズマX線源におい
ては、標的材料やプラズマ近傍の部材(電極等)が、プ
ラズマ生成時に原子やイオン状の粒子となって周囲に飛
び散る(このような粒子を飛散粒子あるいはデブリと呼
ぶ)。飛散粒子は、プラズマの周囲に配置された多層膜
ミラー等のX線光学素子に付着・堆積し易く、反射率や
透過率等の光学性能の低下を引き起こす。あるいは、飛
散粒子が付着する際に、多層膜ミラーの反射面に衝突し
て損傷を与える場合もある。このため、LPXや放電プラ
ズマX線源においては、飛散粒子の発生量を低減させる
ことが求められる。
【0005】飛散粒子の発生量を低減するため、従来は
以下のような対策がとられている。・LPXの場合 LPXにおいては、標的材料として常温で気体の物質(例
えば窒素、二酸化炭素、クリプトン、キセノン等)を用
い、この標的材料をノズルから噴出させ、ガス、又は断
熱膨張で粒子化したクラスターにパルスレーザ光を照射
する。この場合、標的材料は常温で気体であるので、光
学素子に標的材料は付着・堆積しない。ところが、プラ
ズマ生成時の衝撃で放出された高速の原子、イオンある
いは電子がノズルやバルブ等の周辺機器に衝突し、この
機器の一部が削り取られて周囲に飛散する。そして、こ
の削り取られた破片等が飛散粒子となって、光学素子上
に付着・堆積する。このため、飛散粒子を完全にゼロに
することはできない。
【0006】・放電プラズマX線源の場合 放電プラズマX線源においては、放電電極材料をタング
ステンやタンタル等の高融点且つ高硬度の材料で形成し
たり、動作電圧を低くしたりして、飛散粒子が発生しに
くくなるよう工夫している。ところが、この場合も、飛
散粒子量を低減させることはできても、完全にゼロにす
ることはできないのが現状である。
【0007】ところで、X線縮小露光装置では、高いス
ループット(処理速度)を実現するため、大出力のX線
源が必要である。例えば、露光波長帯域のX線源の出力
は数10W以上必要である。LPXや放電プラズマX線源
は、自然放出光を利用しているため、赤外から硬X線領
域までの非常に広いスペクトル領域の電磁波(光)を輻
射する。そのため、LPXや放電プラズマX線源は、レー
ザ等の光源とは異なり、必要な波長帯域のX線のみを放
出することはできない。
【0008】X線縮小露光装置の光源部において、プラ
ズマから輻射されるX線が最初に入射する光学素子(第
1ミラー)として多層膜ミラーを用いた場合、この多層
膜ミラーが反射できるのは非常に狭い領域(例えばδλ
/λ〜2%)のX線のみである。この帯域外のX線は、反
射せずに多層膜ミラーに吸収されて熱となり、多層膜ミ
ラーの温度上昇を引き起こす。
【0009】一般に、多層膜ミラーは耐熱温度が低い。
例えば、多層膜ミラーがモリブデン(Mo)/シリコン
(Si)からなる多層膜を備える場合は、300℃程度
の温度でMo/Si製多層膜の界面拡散が起こり、ミラ
ーの反射率が著しく低下する。あるいは、300℃程度
の高温に達しなくても、ある程度の高温状態が長時間続
くと、次第にMo/Si製多層膜の界面拡散が起こって
反射率が徐々に低下する。
【0010】このように、多層膜ミラーは、飛散粒子の
付着やプラズマからの輻射熱の影響で、ある程度の時間
使用すると反射率が低下してしまう。そのため、多層膜
ミラーは、ある一定期間ごとに新たなミラーに交換する
必要がある。一方、X線縮小露光装置等では、長時間休
みなく運転し続けることが要求される。この種の装置の
場合は、多層膜ミラーの交換や調整に長時間を要する
と、装置のスループットが低下するとともに、メンテナ
ンスコストが増えるという問題がある。
【0011】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、光学素子の交換時間を短縮して装置稼
動率を向上させることができる、あるいは、メンテナン
スに要する時間や費用を削減できる等の利点を有するX
線発生装置及びそれを用いた露光装置を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の第1態様のX線発生装置は、X線源と、該
X線源から輻射されるX線を受けて、そのうちの特定の
波長のX線を反射する光学素子と、 該光学素子を新た
な光学素子と交換する交換手段と、 を具備することを
特徴とする。
【0013】本発明の第2態様のX線発生装置は、標的
材料をプラズマ化し、該プラズマからX線を輻射させる
X線源と、 該X線源を収容する真空チャンバと、 前
記X線源から輻射されるX線が入射する光学素子と、
該光学素子を新たな光学素子と交換する交換手段と、
を具備することを特徴とする。
【0014】本発明によれば、交換手段を用いて、性能
の劣化した光学素子を素早く新たな光学素子と交換で
き、X線発生装置を素早く正常状態に復帰できる。した
がって、装置稼動率を向上させることができ、メンテナ
ンスに要する時間や費用を削減できる。
【0015】本発明のX線発生装置においては、前記新
たな光学素子が、前記真空チャンバ内に保持されている
ものとすることができる。この場合、光学素子の交換を
真空チャンバ内で行うことができるので、交換作業の際
に真空チャンバを大気開放せずに済む。
【0016】また、本発明のX線発生装置においては、
前記プラズマから輻射される電磁波及び/又は前記プラ
ズマから放出される飛散粒子が、前記新たな光学素子に
到達しないように遮る保護手段をさらに具備するものと
することができる。この場合、保護手段でプラズマから
の飛散粒子や輻射熱を遮ることができるので、これら飛
散粒子や輻射熱の影響で新たな光学素子が劣化するのを
防ぐことができる。
【0017】さらに、本発明のX線発生装置において
は、前記交換手段として、前記真空チャンバとは異な
る、前記新たな光学素子を収容する真空容器、及び、交
換済みの回収された光学素子を収容する真空容器を有す
るものとすることができる。この場合、新たな光学素子
を全て使い切ったときの光学素子の補充や、交換済みの
回収された光学素子の撤去を、真空チャンバの真空状態
を破らずに行うことができる。
【0018】本発明のX線発生装置においては、前記光
学素子の位置及び姿勢を検出する検出手段と、 該光学
素子の位置及び姿勢を調整する調整手段と、 前記検出
手段からの信号を受けて、交換された新たな光学素子が
所定の位置及び姿勢をとるように、前記調整手段を制御
する制御手段と、 をさらに具備するものとすることが
できる。この場合、元の光学素子を新たな光学素子に交
換した後に、新たな光学素子を元の光学素子の位置及び
姿勢に的確にセットすることができる。したがって、装
置のアライメントを崩すことがなく、装置の精度を維持
することができる。
【0019】また、本発明のX線発生装置においては、
前記光学素子の下流におけるX線の光量を検出する検出
手段と、 前記X線の光量が所定値以下となった場合に
前記交換手段を駆動する交換判定手段と、 をさらに具
備するものとすることができる。この場合、検出手段で
光学素子の劣化を監視しつつ、交換判定手段で光学素子
の交換時期を的確に判断することができる。
【0020】本発明の露光装置は、請求項1〜7いずれ
か1項記載のX線発生装置と、 該X線発生装置から発
生されたX線をマスクに当てる照明光学系と、 該マス
クから反射した光を感応基板上に投影結像させる投影光
学系と、 を具備することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ説明す
る。 [第1実施例]図1は、本発明の第1実施例に係る露光装
置のX線発生装置を示す図である。図2(A)は図1の
X線発生装置のミラーの反射面近傍の平面図であり、図
2(B)は図2(A)のフォトダイオードの詳細を示す
平面図である。なお、以下の説明では、図1の左側を上
流側といい、図1の右側を下流側(後段の光学系側)と
いう。
【0022】この第1実施例では、本発明に係るX線発
生装置をレーザプラズマX線源に適用した例について述
べる。図1のX線発生装置は、真空容器1を備えてい
る。この真空容器1には、真空ポンプ(真空排気装置)
2が付設されている。真空容器1内は、真空ポンプ2で
排気されて所定圧に減圧されている。真空容器1内が真
空ポンプ2で減圧されることで、パルスレーザ光Lが途
中で気中放電せず、プラズマPから輻射されたX線が吸
収により著しく減衰しないようになっている。
【0023】真空容器1内には、ステンレス製のガスジ
ェットノズル3が配置されている。このガスジェットノ
ズル3は、ガスボンベ(図示されず)に繋がるパルスバ
ルブ4に接続されている。ガスボンベ内にはクリプトン
(Kr)等のターゲットガスが充填されている。ガスボ
ンベ内のターゲットガスが配管4aを介してパルスバル
ブ4に送られ、ガスジェットノズル3から超音速で真空
容器1内に噴出される。この噴出されたターゲットガス
が、プラズマを生成する際の標的材料となる。
【0024】真空容器1には、ガラス製の窓5が組み込
まれている。この窓5の外側には、レンズ6が配置され
ている。このレンズ6は、レーザ光源(図示されず)か
ら放出されたパルスレーザ光Lを、ガスジェットノズル
3の先の0.5mmの位置に集光する。集光されたパル
スレーザ光Lがターゲットガスに照射されることで、プ
ラズマPが生成され、このプラズマPからX線が輻射さ
れる。なお、この際ガスジェットノズル3から噴出され
たターゲットガスは、プラズマPが生成された後に、真
空ポンプ2で真空容器1外に排気される。
【0025】真空容器1の上流側内部には、円盤10が
配置されている。この円盤10は、回転軸17を介して
モータ15に連結されている。回転軸17と真空容器1
間には、ベアリング18が介装されている。モータ15
が回転駆動すると、回転軸17を介して円盤10が回動
する。なお、回転軸17には磁性シール等の気密シール
も付設されている。円盤10の下流側の面には、4枚あ
るいは6枚の多層膜放物面ミラー(以下、単にミラーと
いう)が取り付けられている。各ミラー11は、反射面
にMo/Si製の多層膜が施されている。この多層膜
は、波長13.4nmのX線を反射するように構成され
ており、反射面の各点で反射率が最大となるように周期
長が変えられている。
【0026】円盤10に取り付けられた複数のミラーの
光学特性(面形状、反射中心波長、反射帯域、反射率
等)は、全て同一となるように製作されている。これら
複数のミラーのうち、第1のミラー11−1は、その焦
点位置にプラズマPが位置するように配置される。プラ
ズマPから輻射されたX線のうち、波長13.4nmの
X線が第1のミラー11−1の反射面で反射し、平行光
束Eとなって後段の光学系(図4参照)に導かれる。
【0027】各ミラー11の側部には、ピエゾ素子8が
取り付けられている。このピエゾ素子8は、劣化したミ
ラーを新たなミラーに交換した後、元のミラーの位置と
新たなミラーの位置を一致させるためのアクチュエータ
の役割を果たす。
【0028】円盤10及びミラー11は、保護容器12
内に収納されている。この保護容器12の下流側の一部
には、開口12aが形成されている。この開口12aか
らは、使用するミラー(図1では第1のミラー11−
1)のみが下流側に露出する。そして、このミラー11
−1の反射面にプラズマPからのX線が入射する。円盤
10及び他のミラーは、開口12a以外の部分では保護
容器12で完全に覆われる。この保護容器12は、プラ
ズマPから放出される飛散粒子や電磁波が、未使用のミ
ラー(第1のミラー11−1以外のミラー)に当たるの
を防ぐ。
【0029】なお、真空容器1内の圧力が低い場合(例
えば1×10-6Torr)は、飛散粒子は直線的にしか
飛来しないので、円盤10全体を覆う必要はなく、プラ
ズマPから見える部分のみを遮蔽板等で覆ってもよい。
一方、真空容器1内の圧力が高い場合(例えば0.1T
orr)は、真空容器1内の残留ガスと飛散粒子が衝突
して拡散するため、飛散粒子が円盤10の裏側にも回り
込んでくる可能性がある。したがって、この場合は、図
1のように円盤10全体を覆う必要がある。
【0030】真空容器1内において、ミラー11及びガ
スジェットノズル3の下流側には、X線検出器24が配
置されている。このX線検出器24は、ミラー11で反
射されたX線の一部を検出する。なお、X線検出器24
は、この図では大きく描かれているが、実際はX線平行
束Eの端にかかる程度の小さいものである。
【0031】このX線検出器24の前面には、厚さ0.
1μmのジルコニウム(Zr)製のフィルター21が配
置されている。このフィルター21は、プラズマPから
の可視・紫外光をカットするためのものである。X線検
出器24とフィルター21は、容器22内に収納されて
いる。X線検出器24及びフィルター21の上流側(プ
ラズマPに面している側)には、シャッター23が配置
されている。シャッター23は、プラズマPからの飛散
粒子がフィルター21に付着して透過率が低下しないよ
うに、通常時は閉じた状態になっている。このシャッタ
ー23を時々開けて、ミラー11から反射されてきたX
線量を測定する。
【0032】図2(A)に示すように、ミラー11の周
囲には、3つの半導体レーザ30−1〜30−3と、3
つのフォトダイオード31−1〜31−3が配置されて
いる。これら半導体レーザ30−1〜30−3及びフォ
トダイオード31−1〜31−3で、ミラー11の位置
や傾きを検出する。半導体レーザ30−1〜30−3
は、ミラー11の周囲に120°間隔で配置されてい
る。フォトダイオード31−1〜31−3は、各半導体
レーザ30−1〜30−3に対応して、ミラー11の周
囲に120°間隔で配置されている。これら半導体レー
ザ30−1〜30−3及びフォトダイオード31−1〜
31−3は、ミラー11の反射面側に配置されており、
ミラー11で反射したX線を遮らない位置に配置されて
いる。なお、図2(A)では、図1のガスジェットノズ
ル3やパルスバルブ4、配管4a等は描かれていない。
【0033】各半導体レーザ30−1〜30−3から出
たビームは、ミラー11の反射面の一点s1〜s3に当
たって反射し、それぞれ対応するフォトダイオード31
−1〜31−3に入射する。このとき、各半導体レーザ
30−1〜30−3から射出されたビームがミラー11
の反射面上に照射される点s1〜s3は、互いに120
°の角度をなす。各フォトダイオード31−1〜31−
3の受光面は、図2(B)に示すように4分割されてお
り、これら4分割された各受光面31a〜31dのぞれ
ぞれから検出信号を取り出すことができる。1つのフォ
トダイオードからの4つの検出信号は、後述する制御装
置25に入力される。
【0034】各フォトダイオード31−1〜31−3
は、制御装置25に接続されている。制御装置25は、
ガスジェットノズル3の位置やミラー11の位置、後段
の光学系(図4参照)のアライメントが終了した状態
で、各フォトダイオード31−1〜31−3からの全て
の検出信号の出力(3個のフォトダイオード×4面の受
光面=12本)を記憶する。これが、X線発生装置を含
む露光装置の初期状態となる。X線検出器24は、制御
装置25の判定部27に接続されており、この判定部2
7にX線量の検出信号を送出する。モータ15は、制御
装置25の指令部26に接続されており、この指令部2
6からの信号を受けて円盤10を回動する。各ピエゾ素
子8も制御装置25からの信号により駆動される。
【0035】次に、上記の構成からなるX線発生装置の
作用について説明する。図示せぬレーザ光源(図示され
ず)から放出されたパルスレーザ光Lは、レンズ6及び
窓5を透過してガスジェットノズル3の直上0.5mm
の位置に集光される。ガスジェットノズル3から超音速
で噴出されたターゲットガスは、集光されたパルスレー
ザ光Lのエネルギを受けて高温になり、プラズマPを生
成する。このプラズマ中のイオンが低ポテンシャル状態
へ遷移する際に、X線を放出する。ミラーに入射したX
線のうち、波長13.4nm付近のX線がミラー11の
反射面より反射して平行光束Eとなり、真空容器1の下
流側から後段の光学系(図4参照)へと導かれる。この
とき、X線検出器24は、通過するX線のX線量を検出
し、制御装置25に検出信号を送出する。
【0036】X線発生装置をある程度の時間稼動する
と、プラズマPからの飛散粒子がミラー11の反射面に
堆積する、あるいは、プラズマPからの輻射熱でミラー
11の反射面に熱負荷が加わる。こうなると、ミラー1
1の反射面で反射されるX線の光量が低下してくる。こ
のようなX線量の低下がX線検出器24で検知される
と、制御装置25の判定部27がX線量の低下を判定
し、指令部26に信号を送出する。この信号を受けた指
令部26は、X線発生装置の稼動を一旦停止した後、モ
ータ15に指令信号を送出してモータ15を駆動し、円
盤10を回動させて第1のミラー11−1を新たなミラ
ー11−2に交換する。つまり、円盤10を回動して、
第1のミラー11−1があった位置に、新たなミラー1
1−2を位置させる。
【0037】ここで、新たに設置したミラー11−2の
位置は、元の第1のミラー11−1があった位置とは僅
かにずれる可能性がある。このような位置ずれが生じた
場合、図2(A)に示す各半導体レーザ30−1〜30
−3からのレーザの反射光が、各フォトダイオード31
−1〜31−3上で検出される位置が変化する。そのた
め、各フォトダイオード31−1〜31−3における4
つの受光面31a〜31dから出力される検出値も変化
する。そこで、各フォトダイオード31−1〜31−3
における4つの受光面31a〜31dの各出力値が、元
の第1のミラー11−1を調整した時の初期状態の条件
とほぼ一致するように、ピエゾ素子8を駆動する。こう
することにより、元のミラー位置と同じ位置に新たなミ
ラーを配置することができる。
【0038】新たなミラー11−2を元の第1のミラー
11−1があった位置に設置し終えたら、X線発生装置
の運転を再開する。装置全体のメンテナンスは、円盤1
0に取り付けた全てのミラー(4個あるいは6個)を使
用し終えるまで不要である。このように、性能の劣化し
たミラーを素早く新たな光学素子と交換でき、X線発生
装置を素早く正常状態に復帰できるので、装置稼動率を
向上させることができ、メンテナンスに要する時間や費
用を削減できる。円盤10に取り付けられている全ての
ミラーを使用し終えたたときは、真空容器1内を一旦リ
ークし、新たなミラーセットと交換する。このときは、
ミラーのみを付け替えてもよいし、円盤10ごと取り外
して交換してもよい。この交換が終わったら、真空容器
1内を真空ポンプ2で排気し、装置の運転を再開する。
【0039】なお、この実施例ではピエゾ素子8を用い
てミラー11の位置合わせを行うものとして説明した
が、図1のモータ15の下に想像線で示すステージ群1
6をモータ15に連結し、このステージ群16の操作で
行ってもよい。この場合、ステージ群16は、X、Y、
Z方向の直線ステージと、2軸のチルトステージからな
る5軸ステージを用いる。このステージ群16を制御装
置25で制御して、各フォトダイオード31−1〜31
−3における4つの受光面31a〜31dから出力され
る検出値が、元の第1のミラー11−1を調整した時の
初期状態の条件とほぼ一致するように、ステージ群16
の各ステージを動かす。
【0040】次に、図4を参照して、上記のX線発生装
置を有するX線露光装置の全体構成について説明する。
図4は、本発明の1実施例に係るX線露光装置の全体構
成を示す図である。X線発生装置の下方には、露光チャ
ンバ40が設置されている。露光チャンバ40内には、
照明光学系46が配置されている。照明光学系46は、
コンデンサー系の反射鏡、フライアイ光学系の反射鏡等
で構成されており、ミラー11で反射したX線を円弧状
に整形し、図4の左方に向かって照射する。
【0041】照明光学系46の図4の左方には、X線反
射鏡42が配置されている。X線反射鏡42は、図4の
右側の反射面42aが凹型をした円形をしており、図示
せぬ保持部材により垂直に保持されている。X線反射鏡
42の図4の右方には、光路折り曲げ反射鏡41が斜め
に配置されている。光路折り曲げ反射鏡41の上方に
は、反射型マスク43が、反射面が下になるように水平
に配置されている。照明光学系46から放出されたX線
は、X線反射鏡42により反射集光された後に、光路折
り曲げ反射鏡41を介して、反射型マスク43の反射面
に達する。
【0042】反射鏡41、42の基体は、反射面42a
が高精度に加工された石英の基板からなる。この反射面
42aには、X線発生装置のミラー11の反射面と同様
に、Mo/Siの多層膜が形成されている。なお、波長
が10〜15nmのX線を用いる場合には、Ru(ルテ
ニウム)、Rh(ロジウム)等の物質と、Si、Be
(ベリリウム)、B4C(4ホウ化炭素)等の物質とを
組み合わせた多層膜でもよい。
【0043】反射型マスク43の反射面にも多層膜から
なる反射膜が形成されている。この反射膜には、ウェハ
49に転写するパターンに応じたマスクパターンが形成
されている。反射型マスク43は、その上部に図示され
たマスクステージ45に固定されている。マスクステー
ジ45は、少なくともY方向に移動可能であり、光路折
り曲げ反射鏡41で反射されたX線を順次マスク43上
に照射する。
【0044】反射型マスク43の下部には、順に投影光
学系47、ウェハ49が配置されている。投影光学系4
7は、複数の反射鏡等からなり、反射型マスク43で反
射されたX線を所定の縮小倍率(例えば1/4)に縮小
し、ウェハ49上に結像する。ウェハ49は、XYZ方
向に移動可能なウェハステージ44に吸着等により固定
されている。
【0045】露光動作を行う際には、照明光学系46に
より反射型マスク43の反射面にX線を照射する。その
際、投影光学系47に対して反射型マスク43及びウェ
ハ49を投影光学系の縮小倍率により定まる所定の速度
比で相対的に同期走査する。これにより、反射型マスク
43の回路パターンの全体をウェハ49上の複数のショ
ット領域の各々にステップアンドスキャン方式で転写す
る。なお、ウェハ49のチップは例えば25×25mm角
であり、レジスト上で0.07μmL/SのICパター
ンが露光できる。
【0046】[第2実施例]図3は、本発明の第2実施例
に係る露光装置のX線発生装置を示す図である。なお、
以下の説明では、図3の左側を上流側といい、図3の右
側を下流側(後段の光学系側)という。この第2実施例
では、本発明に係るX線発生装置をDPFに適用した例
について述べる。
【0047】図2のX線発生装置は、真空容器51を備
えている。この真空容器51には、真空ポンプ(真空排
気手段)52が接続されている。この真空ポンプ52に
より、真空容器51内は所定圧以下に排気されている。
真空容器51内には、中央の中空パイプ状をしたアノー
ド電極53と、このアノード電極53を取り囲む円筒状
のカソード電極54とが同軸状に配置されている。な
お、図3では、電極53、54に電圧を印可する電源部
は省略してある。この例では、電極の軸方向下流側に多
層膜回転楕円体ミラー(以下、単にミラーという)55
が置かれている。このミラー55は、ステージ群56に
着脱可能に取り付けられている。このステージ群56
は、X、Y、Z方向の直線ステージと、2軸のチルトス
テージからなる5軸ステージである。ステージ群56上
には、静電チャック等からなるホルダー57を備えてい
る。
【0048】真空容器51には、収納チャンバ61が取
り付けられている。収納チャンバ61には真空ポンプ6
2が取り付けられている。この真空ポンプ62を用い
て、真空容器51とは独立に収納チャンバ61内を排気
することができる。この収納チャンバ61内には、2個
のMo/Si膜を用いた未使用のミラー65が収納され
ている。各ミラーの光学特性(面形状、反射中心波長、
反射帯域、反射率等)は、同一になるように製作されて
いる。
【0049】真空容器51と収納チャンバ61間には、
ゲートバルブ63が取り付けられている。収納チャンバ
61には扉が設けられており、ゲートバルブ63を閉じ
て真空容器51内を真空に保ったまま、扉を開けて収納
チャンバ61内にミラーをセットすることができる。真
空容器51内において、収納チャンバ61の近傍にはミ
ラー搬送装置(マニュピレータ)60が設置されてい
る。このミラー搬送装置60は、ミラーを交換する際
に、収納チャンバ61内の未使用のミラー65をステー
ジ群56上の所定の場所に搬送する装置である。
【0050】真空容器51には、回収チャンバ71が取
り付けられている。回収チャンバ71には真空ポンプ7
2が取り付けられている。この真空ポンプ72を用い
て、真空容器51、収納チャンバ61とは独立に回収チ
ャンバ71内を排気することができる。真空容器51と
回収チャンバ71間には、ゲートバルブ73が取り付け
られている。回収チャンバ71には扉が設けられてお
り、ゲートバルブ73を閉じて真空容器51内を真空に
保ったまま、扉を開けて回収チャンバ71内にミラーを
セットすることができる。真空容器51内において、回
収チャンバ71の近傍にはミラー搬送装置(マニュピレ
ータ)70が設置されている。このミラー搬送装置70
は、ミラーを交換する際に、ステージ群56上のミラー
を回収チャンバ71内に搬送する装置である。
【0051】ステージ群56上に設置されているミラー
55の反射面側には、第1実施例と同様のX線検出器2
4やジルコニウム製のフィルター21、容器22、シャ
ッター23が配置されている。このX線検出器24は、
第1実施例と同様にX線量を検出する。さらに、図3に
は図示されていないが、第1実施例と同様の制御装置
(図1参照)や、半導体レーザとフォトダイオード(図
2(A)参照)も設置されており、第1実施例とほとん
ど同様の方法でミラーの位置ずれを検出できるようにな
っている。
【0052】次に、第2実施例のX線発生装置の作用に
ついて説明する。電極53、54にパルス高電圧を印加
すると、両電極53、54間に放電が起こる。この放電
で、図示せぬガスタンクから真空容器51内に導入され
た動作ガス(クリプトン(Kr)等)がイオン化し、ア
ノード電極53の先端に高温・高密度のプラズマPが生
成され、このプラズマPからX線が放出される。このX
線は、ミラー11の反射面で反射して平行光束Eとな
り、真空容器1の下流側から後段の光学系へと照射され
る。このとき、X線検出器24は、通過するX線EのX
線量を検出し、制御装置25に検出信号を送出する。
【0053】X線発生装置をある程度の時間稼動する
と、プラズマPからの飛散粒子がミラー55の反射面に
堆積する、あるいは、プラズマPからの輻射熱でミラー
55の反射面に熱負荷が加わる。こうなると、ミラー5
5の反射面で反射されるX線の光量が低下してくる。こ
のようなX線量の低下がX線検出器24で検知される
と、第1実施例と同様に、制御装置の判定部がX線量の
低下を判定し、指令部に信号を送出する。
【0054】この信号を受けた指令部は、次の手順で制
御を行う。すなわち、まずゲートバルブ73を開け、次
にミラー搬送装置70を動かしてステージ群56上のミ
ラー55を取り外し、回収チャンバ71内に搬送する。
ミラー55の搬送が終了したら、ゲートバルブ73を再
び閉める。なお、この際、回収チャンバ71内は真空容
器51内と同程度に排気されているので、真空容器51
内の真空状態は破られない。
【0055】劣化したミラーを回収チャンバ71内に搬
送した後は、ゲートバルブ63を開け、ミラー搬送装置
60を動かして収納チャンバ61内の新たなミラー65
をステージ群56上に搬送する。新たなミラー65を元
のミラー55の位置に合わせる際には、第1実施例と同
様の手順で、半導体レーザとフォトダイオードからの信
号をもとに、ステージ群56内の各ステージを制御す
る。そして、新たなミラー65を元のミラー55の位置
に配置できたら、X線発生装置の運転を再開する。
【0056】収納チャンバ61内のミラーを全て使い切
った場合は、ゲートバルブ63を閉めた状態で収納チャ
ンバ61内をリークし、扉を開けて新たなミラーセット
と交換する。一方、回収チャンバ71内のミラーが満杯
になった場合は、ゲートバルブ73を閉めた状態で回収
チャンバ71内をリークし、扉を開けて使用済みのミラ
ーを回収する。このように、真空容器51内の真空を破
らずに新規ミラーの追加や使用済みミラーの回収を行う
ことができるので、装置のスループットや運転効率が向
上する。さらに、第1実施例と同様に、装置全体のメン
テナンスは、収納チャンバ61内の全てのミラーを使用
し終えるまで不要であるため、装置稼動率を向上させる
ことができ、メンテナンスに要する時間や費用を削減で
きる。
【0057】なお、上述の各実施例では、波長13.4
nm近傍のX線を利用するX線転写露光装置のX線発生
装置について説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではない。さらに、以下のように改変することもでき
る。 (1)上記各実施例では、X線量の変化(ミラーの反射
率低下)をX線検出器24で検出してミラーの交換時期
を判定していたが、飛散粒子の付着速度や熱負荷による
多層膜ミラーの劣化に再現性がある場合には、所定のプ
ラズマ生成回数(一例10ns×kHz)、あるいは、
所定の運転時間が経過したときに、ミラーを交換するよ
うにしてもよい。
【0058】(2)上記各実施例では、回転放物面ミラ
ーや回転楕円体ミラーを用いているが、これは球面ミラ
ーや非球面ミラーであってもよい。さらに、単一の基板
でこれら球面や放物面、楕円面、非球面を形成してもよ
いし、複数のセグメントに分割した基板を一体化して、
これらの面あるいはこれらに近似する面を形成してもよ
い。 (3)上記各実施例では、多層膜ミラーを用いている
が、これは全反射を利用した斜入射ミラーであってもよ
い。斜入射ミラーとしては、例えば、回転放物面斜入射
ミラーや回転楕円面斜入射ミラー、これらの面を組み合
わせたミラー(ウォルターミラー等)、あるいはトロイ
ダルミラー等を用いることができる。
【0059】(4)上記各実施例では、ミラーを位置ず
れを検出する機器として4分割された受光面31a〜3
1dを有するフォトダイオード31−1〜31−3を用
いているが、受光面の分割数は2つや3つ、あるいは5
つ以上であってもよいし、分割されていない受光面を有
するPSD(position sensitive device)であって
もよい。あるいは、フォトダイオードに代えて、フォト
ダイオードアレー等の1次元検出器やCCD等の2次元
検出器を用いてもよい。 (5)上記各実施例では、ミラーを位置ずれを検出する
機器として半導体レーザ30−1〜30−3を用いてい
るが、これは触針式変位計や渦電流センサ、超音波セン
サ、静電容量センサ等に代えてもよい。
【0060】(6)上記各実施例では、X線検出器24
を真空容器1、51内に配置していたが、X線検出器2
4を置く場所はこれに限らず、プラズマPから放出され
たX線が入射する光学素子の下流側であればどこでもよ
い。 (7)第1実施例のLPXは、標的材料を噴射するガス
ジェットノズル3を用いているが、これはクラスターや
液体(液滴)、微粒子を用いたLPXであってもよい。
また、LPX及びDPFのターゲットガスはクリプトン
(Kr)に限らず、キセノン(Xe)、二酸化炭素(C
2)、リチウム(Li)等であってもよいし、これら
の物質を含む混合物、化合物であってもよい。
【0061】(8)第2実施例において、放電プラズマ
X線源の例としてDPFを用いたものを説明したが、こ
れは他のどんな形態の放電プラズマX線源であってもよ
い。例えばZピンチプラズマやキャピラリー放電プラズ
マ等であってもよい。 (9)光学性能が劣化して回収した使用済みミラーは、
多層膜の剥離、基板の再研磨を行い、再び多層膜をコー
トすることにより再利用できる。このようにすると、装
置のランニングコストを低減できる。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、装置のスループットを向上させることがで
き、メンテナンスに要する時間や費用を削減できる。新
たな光学素子を真空チャンバ内に保持した場合は、光学
素子の交換を真空チャンバ内で行うことができ、交換作
業の際に真空チャンバを大気開放せずに済む。
【0063】保護手段を具備する場合は、プラズマから
の飛散粒子や輻射熱を遮ることができ、これら飛散粒子
や輻射熱の影響で新たな光学素子が劣化するのを防ぐこ
とができる。新たな交換手段を収容する真空容器、及
び、交換済みの回収された光学素子を収容する真空容器
を有する場合は、新たな光学素子を全て使い切ったとき
の光学素子の補充や、交換済みの回収された光学素子の
撤去を、真空チャンバの真空状態を破らずに行うことが
できる。
【0064】検出手段、調整手段及び制御手段を具備す
る場合は、元の光学素子を新たな光学素子に交換した後
に、新たな光学素子を元の光学素子の位置及び姿勢に的
確にセットすることができるので、装置のアライメント
を崩すことがなく、装置をスムースに稼動することがで
きる。検出手段及び交換判定手段を具備する場合は、検
出手段で光学素子の劣化を監視しつつ、交換判定手段で
光学素子の交換時期を的確に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る露光装置のX線発生
装置を示す図である。
【図2】図2(A)は図1のX線発生装置のミラーの反
射面近傍の平面図であり、図2(B)は図2(A)のフ
ォトダイオードの詳細を示す平面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る露光装置のX線発生
装置を示す図である。
【図4】本発明の1実施例に係るX線露光装置の全体構
成を示す図である。
【符号の説明】
1 真空容器 2 真空ポ
ンプ 3 ガスジェットノズル 4 パルス
バルブ 4a 配管 5 窓 6 レンズ 10 円盤 11 多層膜放物面ミラー 12 保護
容器 12a 開口 15 モー
タ 17 回転軸 18 ベア
リング 21 フィルター 22 容器 23 シャッター 24 X線
検出器 25 制御装置 26 指令
部 27 判定部 30−1〜
30−3 半導体レーザ 31−1〜31−3 フォトダイオード 40 露光
チャンバ 41 光路折り曲げ反射鏡 42 X線
反射鏡 42a 反射面 43 反射
型マスク 44 ウェハステージ 45 マス
クステージ 46 照明光学系 47 投影
光学系 49 ウェハ 51 真空
容器 52、62、72 真空ポンプ 53 アノード電極 54 カソ
ード電極 55、65 多層膜回転楕円体ミラー 56 ステージ群 57 ホル
ダー 60、70 ミラー搬送装置 61 収納
チャンバ 63、73 ゲートバルブ 71 回収
チャンバ E 平行光束 L パルス
レーザ光 P プラズマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G21K 5/02 G21K 5/02 X 7/00 7/00 H01L 21/027 H05G 1/00 K H05G 2/00 H01L 21/30 531S Fターム(参考) 2F069 AA01 AA93 BB40 DD30 EE02 EE20 EE26 GG04 GG07 GG11 GG65 MM24 MM34 2H097 CA15 LA10 4C092 AA06 AB11 AB13 AC20 BD11 BE10 DD03 5F046 GB01 GB07 GC03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線源と、 該X線源から輻射されるX線を受けて、そのうちの特定
    の波長のX線を反射する光学素子と、 該光学素子を新たな光学素子と交換する交換手段と、 を具備することを特徴とするX線発生装置。
  2. 【請求項2】 標的材料をプラズマ化し、該プラズマか
    らX線を輻射させるX線源と、 該X線源を収容する真空チャンバと、 前記X線源から輻射されるX線が入射する光学素子と、 該光学素子を新たな光学素子と交換する交換手段と、 を具備することを特徴とするX線発生装置。
  3. 【請求項3】 前記新たな光学素子が、前記真空チャン
    バ内に保持されていることを特徴とする請求項1又は2
    記載のX線発生装置。
  4. 【請求項4】 前記プラズマから輻射される電磁波及び
    /又は前記プラズマから放出される飛散粒子が、前記新
    たな光学素子に到達しないように遮る保護手段をさらに
    具備することを特徴とする請求項3記載のX線発生装
    置。
  5. 【請求項5】 前記交換手段として、前記真空チャンバ
    とは異なる、前記新たな光学素子を収容する真空容器、
    及び、交換済みの回収された光学素子を収容する真空容
    器を有することを特徴とする請求項1、2、4いずれか
    1項記載のX線発生装置。
  6. 【請求項6】 前記光学素子の位置及び姿勢を検出する
    検出手段と、 該光学素子の位置及び姿勢を調整する調整手段と、 前記検出手段からの信号を受けて、交換された新たな光
    学素子が所定の位置及び姿勢をとるように、前記調整手
    段を制御する制御手段と、 をさらに具備することを特徴とする請求項1〜5いずれ
    か1項記載のX線発生装置。
  7. 【請求項7】 前記光学素子の下流におけるX線の光量
    を検出する検出手段と、 前記X線の光量が所定値以下となった場合に前記交換手
    段を駆動する交換判定手段と、 をさらに具備することを特徴とする請求項1〜6いずれ
    か1項記載のX線発生装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7いずれか1項記載のX線発
    生装置と、 該X線発生装置から発生されたX線をマスクに当てる照
    明光学系と、 該マスクから反射した光を感応基板上に投影結像させる
    投影光学系と、 を具備することを特徴とする露光装置。
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