JP2008108822A - 極端紫外光源装置及びコレクタミラー装置 - Google Patents

極端紫外光源装置及びコレクタミラー装置 Download PDF

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Abstract

【課題】コレクタミラーの冷却機構と回転機構とを両立させることにより、コレクタミラーの寿命を伸長させる。
【解決手段】極端紫外光を反射する反射面が形成されており、プラズマから放射された極端紫外光を反射して所定の方向に導くコレクタミラー10と、該コレクタミラーの背面側に配置された冷却媒体用流路23と、該冷却媒体用流路に冷却媒体を導入する配管21と、冷却媒体用流路から冷却媒体を導出する配管22とを含む冷却装置20と、コレクタミラーを円周方向に回転させる回転装置30と、コレクタミラーの反射面における損耗量に関連付けられた値に基づいて、回転装置によってコレクタミラーを回転させるタイミングと回転角度とを決定する制御装置100とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ生成プラズマ方式の極端紫外(EUV:extreme ultra violet)光源装置においてEUV光を集光する際に用いられるコレクタミラー装置、及び、そのようなコレクタミラー装置が備えられた極端紫外光源装置に関する。
近年、半導体プロセスの微細化に伴い、光リソグラフィの微細化も急速に進展しており、次世代においては、100〜70nmの微細加工、更には50nm以下の微細加工が要求されるようになる。そのため、例えば、50nm以下の微細加工の要求に応えるべく、波長13nm程度のEUV光源と縮小投影反射光学系(catadioptric system)とを組み合わせた露光装置の開発が期待されている。
EUV光源としては、ターゲットにレーザビームを照射することによって生成されるプラズマを用いたLPP(laser produced plasma:レーザ生成プラズマ)光源(以下において、「LPP式EUV光源装置」ともいう)と、放電によって生成されるプラズマを用いたDPP(discharge produced plasma)光源と、軌道放射光を用いたSR(synchrotron radiation)光源との3種類がある。これらの内でも、LPP光源は、プラズマ密度をかなり大きくできるので黒体輻射に近い極めて高い輝度が得られ、ターゲット物質を選択することにより必要な波長帯のみの発光が可能であり、ほぼ等方的な角度分布を持つ点光源であるので光源の周囲に電極等の構造物がなく、2πsteradianという極めて大きな捕集立体角の確保が可能であること等の利点から、数十ワット以上のパワーが要求されるEUVリソグラフィ用の光源として有力であると考えられている。
ここで、LPP式EUV光源装置におけるEUV光の生成原理について簡単に説明する。真空チャンバ内に供給されたターゲット物質に対してレーザビームを照射することにより、ターゲット物質を励起してプラズマ化させる。このプラズマからは、極端紫外光(EUV)光を含む様々な波長成分が放射される。そこで、その内の所望の波長成分(例えば、13.5nm)を選択的に反射する反射面を有するコレクタミラー(集光ミラー)を用いてEUV光を反射集光し、それを露光器に出力する。例えば、波長が13.5nm付近のEUV光を集光するコレクタミラーとしては、反射面にモリブデン(Mo)及びシリコン(Si)の薄膜が交互に積層されたミラーが用いられる。このようなMo/Si多層膜の層数は、例えば、数百層に及ぶ。
このようなコレクタミラーは、プラズマ化したターゲット物質から放出される高速のイオンや中性粒子等の飛散物によって損傷を受け易い。そのため、コレクタミラーは、プラズマ生成点(発光点)からなるべく離して配置される。一方、EUV光の出力を稼ぐためには、コレクタミラーの捕集立体角を大きくする必要がある。従って、コレクタミラーの径は、必然的に大きくなる。例えば、実用的なコレクタミラーの直径は、200mm以上となる。
また、EUV光の集光率を高くするためには、コレクタミラーの反射面の表面粗さや形状について、高い精度を維持しなくてはならない。
これらの要因から、EUV光源装置において用いられるコレクタミラーの価格は、非常に高価になる。
ところで、通常、真空チャンバ内においては、プラズマ発光点がコレクタミラーの中心に対向するように設計されている。しかしながら、プラズマから放射されるイオンは、必ずしもコレクタミラーに対して万遍なく分布するわけではない。そのため、イオン放射の分布が強い領域においては、コレクタミラーの損耗が早くなり、所謂「片減り」状態となってしまう。
ところが、コレクタミラーのごく一部であっても、反射率が所定値を下回ると、露光動作に影響を与えてしまう。そのため、コレクタミラーのいずれかの領域が所定の反射率を維持できない程度に損耗したときが、そのコレクタミラー全体の寿命となる。しかしながら、先にも述べたように、コレクタミラーは非常に高価である。従って、コレクタミラーの寿命を伸ばして、ミラー交換の頻度を低減することにより、材料コスト及びメンテナンスの手間を低減することが望ましい。
一方、このようなEUV光源装置において、例えば、115WのEUV光出力を得るためには、変換効率(C.E.)を数%とすると、数十kWのレーザエネルギーが必要となる。このエネルギーの大半は熱となってチャンバ内に放出される。そのため、コレクタミラーには、プラズマから発生する熱による温度上昇を防ぐために、水冷等による冷却機構を設けることが必須となっている。コレクタミラーの反射面の温度変化による反射面の変形や、反射率の変化を抑制するためである。
関連する技術として、特許文献1には、光学部品自身又はそれと接する冷却部材中に冷媒流路を設け、該流路に温度を管理した冷媒を流すことにより光学部品を冷却する装置であって、上記冷媒流路に、冷媒流振動を吸収又は緩衝する、開放孔を有する弾性部材(スポンジ状部材)が配置されている光学部品冷却装置が開示されている。
特許文献1に開示されているように、コレクタミラーを冷媒によって冷却することにより、コレクタミラーの変形等を抑制することができる。しかしながら、特許文献1においては、コレクタミラーの片減りについては考慮されていないので、コレクタミラーの寿命やミラー交換の手間については、従来と変わらない。
一方、特許文献2には、パルスレーザ光を減圧された容器中に標的材料に集光することにより該標的材料をプラズマ化し、該プラズマより輻射されるX線を利用するX線発生装置、或いは、放電により標的材料をプラズマ化し、該プラズマより輻射されるX線を利用するX線発生装置において、該プラズマから輻射されたX線が最初に入射する光学素子又は該プラズマを含む真空容器内に置かれている光学素子が、該光学素子の回転対称軸あるいはX線の光軸を中心に回転する機構を具備するX線発生装置が開示されている。
特許文献2においては、光学素子を回転させることにより、プラズマからの飛散粒子が光学素子に対して軸対称に堆積するようにしており、それにより、光学素子から反射又は透過したX線の強度分布の軸対称性を維持している。しかしながら、特許文献2においては、光学素子の冷却機構については言及されていない。仮に、特許文献2に開示されているような回転機構を有する光学素子に冷却機構を設けようとしても、それらの機構を1つの光学素子においてそのまま両立させるのは困難である。
また、特許文献2においては、回転放物面ミラー(コレクタミラー)の位置を検出する変位センサが設けられており、露光中にコレクタミラーを回転している際に回転軸がずれた場合に、変位センサによって検出された位置ずれ量に基づいて、ミラー位置を補正するようにしている(段落番号0012の第29〜37行)。しかしながら、この場合には、位置ずれが生じてから位置補正が完了するまでにある程度時間がかかるので、その間には露光を正確に行うことができないという問題が生じる。この問題を解決するためには、露光を一旦停止してからコレクタミラーを回転させれば良いが、コレクタミラーをできるだけ均一に消耗させるためには、回転頻度や、回転角度を決定するための一定の基準が必要となる。その理由は、そのような基準を設けることなくコレクタミラーの回転させたり、それを停止したりすると、コレクタミラーが深く損耗している領域に、偶然、イオンが強く放射されることがあり、かえってコレクタミラーの寿命を短くしてしまうからである。
特開2004−95993号公報(第1頁) 特開2001−267096号公報(第2頁、図1)
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、LPP型EUV光源装置において、コレクタミラーの冷却機構と回転機構とを両立させて、コレクタミラーの寿命を伸長させることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の1つ観点に係る極端紫外光源装置用コレクタミラー装置は、ターゲット物質にレーザビームを照射して該ターゲット物質をプラズマ化することにより極端紫外光を生成する極端紫外光源装置において、極端紫外光を集光する際に用いられるコレクタミラー装置であって、極端紫外光を反射する反射面が形成されており、プラズマから放射された極端紫外光を反射して所定の方向に導くコレクタミラーと、該コレクタミラーの背面側に配置された冷却媒体用流路と、該冷却媒体用流路に冷却媒体を導入する配管と、冷却媒体用流路から冷却媒体を導出する配管とを含む冷却装置と、コレクタミラーを円周方向に回転させる回転装置と、コレクタミラーの反射面における損耗量に関連付けられた値に基づいて、回転装置によってコレクタミラーを回転させるタイミングと回転角度とを決定する制御装置とを具備する。
本発明によれば、コレクタミラーに冷却機構と回転機構との両方を設け、コレクタミラーの損耗量に関連付けられた値に基づいて、コレクタミラーを所定のタイミングで所定の角度だけ回転させるので、コレクタミラーの損耗を適切に分散させることができる。それにより、コレクタミラーの寿命を伸長することが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る極端紫外(EUV)光源装置用コレクタミラー装置(以下において、単に、コレクタミラー装置と言う)の構造を示す側面図である。
本実施形態に係るコレクタミラー装置は、コレクタミラー10と、コレクタミラー固定装置12と、冷却装置20と、コレクタミラー回転装置30とを含んでいる。このコレクタミラー装置の各部は、後述する制御装置の下で動作する。
コレクタミラー10は、所定の波長(例えば、13.5nm)を有するEUV光を選択的に反射して所定の位置に集束させる反射面11を有している。この反射面11には、例えば、モリブデン(Mo)及びシリコン(Si)が交互に積層されたMo/Si多層膜が形成されている。このようなコレクタミラー10は、コレクタミラー固定装置12によって支持されている。
冷却装置20は、コレクタミラー10の背面側に設けられており、コレクタミラー10の温度がプラズマから発生する熱によって上昇するのを抑制する。冷却装置20には、冷却装置20内に冷却媒体を導入するための配管21と、冷却装置20内から冷却媒体を導出するための配管22とが設けられている。これらの配管21及び22は、コレクタミラー10の回転に対応するため、フレキシブルな材料によって形成されている。なお、本実施形態においては、冷却媒体として水を用いている。
図2は、図1に示す一点鎖線II-IIにおける断面図であり、冷却装置20の内部を示している。図2に示すように、冷却装置20内には、冷却媒体を流すための流路23が形成されている。また、冷却媒体を導入する配管21は、流路23の中心部に接続されており、冷却媒体を導出する配管22は、流路23の内の外側近く(周縁部)に接続されている。一般に、コレクタミラーにおいては、周縁部よりも中心部の方が、プラズマからの熱負荷が大きい。そのため、本実施形態においては、コレクタミラー10の中心部も十分に冷却できるように、冷却媒体を流路23の中心部から導入し、流路23の周縁部に均一に拡がるようにしている。
なお、流路23の形状は、冷却装置20の中心部に導入された冷却媒体を周縁部に向けて、ほぼ万遍なく流すことができれば、図2に示すものに限定されない。例えば、流路をうずまき状としても良い。
図3の(a)は、図1に示すコレクタミラー回転装置30の構造を示す側面図である。図3の(a)に示すように、本実施形態においては、回転機構として、円筒ウォーム31及びウォームホイール32を含むウォームギア構造を採用している。図3の(b)に示すように、ウォームギア構造とは、円筒ウォーム(ねじ歯車)と、ウォームホイール(はす歯歯車)との歯同士を噛み合わせ、ウォームを回転駆動することにより、ウォームホイールを回転させる機構である。
コレクタミラー回転装置30においてウォームギア構造を採用する場合には、次のような利点がある。即ち、回転機構をコレクタミラー装置(図1)の外周部に配置することができるので、冷却装置20の配管21及び22(図2)を配置し易くなる。また、低トルクのモータを用いることができるので、コストを低減できる。さらに、バックラッシュが少ないので、高精度な位置決めをすることができる。
図4は、図3に示すコレクタミラー回転装置30の変形例を示す側面図である。図4に示すように、コレクタミラー回転装置30の回転軸及び回転面についてブレが少なくなるように、ガイドとしてリニアガイド40をさらに設けても良い。ここで、リニアガイドとは、レール及びレールの溝に納められたボール等を含むガイド機構である。ボール等の転がり運動によって、コレクタミラー回転装置の回転運動をガイドするので、ほとんど「ガタ」のない回転をさせることが可能である。
図5は、図1に示すコレクタミラー装置が設置されるEUV光源装置の構成を示す模式図である。このEUV光源装置は、EUV光の生成が行われる真空チャンバ110と、ターゲット供給装置120と、レーザ発振器130とを含んでいる。真空チャンバ110の内部には、コレクタミラー装置と、ターゲットノズル121と、ターゲット回収装置122が備えられている。なお、図5には、図1に示すコレクタミラー装置の内のコレクタミラー10(正面図)のみが示されている。また、真空チャンバ110には、後述するレーザビーム2を透過させるための窓111が設けられている。
ターゲット供給装置120は、ターゲット物質をターゲットノズル121に供給する。ターゲット物質とは、レーザビーム2によって照射されることにより励起してプラズマ化する物質である。ターゲット物質としては、キセノン(Xe)、キセノンを主成分とする混合物、アルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、又は、低気圧状態でガスとなる水(HO)若しくはアルコール、錫(Sn)やリチウム(Li)等の溶融金属、水又はアルコールに錫や酸化錫や銅等の微小な金属粒子を分散させたもの、水にフッ化リチウム(LiF)や塩化リチウム(LiCl)を溶解させたイオン溶液等が用いられる。
ターゲット物質の状態としては、液体又は固体のいずれであっても良い。例えば、キセノンのように常温で気体のターゲット物質を液体ターゲットとして用いる場合には、ターゲット供給装置120は、キセノンガスを加圧及び冷却することにより液化してターゲットノズル121に供給する。反対に、例えば、錫のように常温で固体の物質を液体ターゲットとして用いる場合には、ターゲット供給装置120は、錫を加熱することによりこれを液化して、ターゲットノズル121に供給する。
ターゲットノズル121は、ターゲット供給装置120から供給されたターゲット物質1を噴射することにより、ターゲットジェット(噴流)やドロップレット(液滴)ターゲットを形成し、プラズマ発光点に供給する。ドロップレットターゲットを形成する場合には、所定の周波数でターゲットノズル121を振動させる振動機構が更に設けられる。
ターゲット回収装置122は、ターゲットノズル121に対向する位置に配置されており、レーザビーム2を照射されることなくプラズマ化しなかったターゲット物質や、プラズマ化したターゲット物質の残渣等を吸引することにより回収する。
レーザ発振器130は、高い繰り返し周波数でパルス発振できるレーザ光源であり、ターゲット物質に照射して励起させるためのレーザビーム2を射出する。また、レーザ発振器130の光路には集光レンズ131が配置されており、それにより、レーザ発振器130から射出したレーザビーム2を所定の位置(プラズマ発光点)に集光させる。なお、図5においては集光レンズ131を用いているが、それ以外の集光光学部品又は複数の光学部品を組み合わせることにより、集光光学系を構成しても良い。
ターゲットノズル121から噴射されたターゲット物質1にレーザビーム2を照射することによりプラズマ3が発生し、そこから様々な波長を有する光が放射される。この内の所定の波長成分(例えば、13.5nm)が、コレクタミラー10によって反射集光される。図5においては、コレクタミラー10により、図の手前方向(プラスZ方向)に集光される。このEUV光は、例えば、出力光学系を介して露光器に出力される。
このようなEUV光源装置において、コレクタミラー10は真空チャンバ110に対して精密にアライメントされている。即ち、理想的には、コレクタミラー10の第1の焦点(プラズマ発光点)において、ターゲット物質1に対してレーザビーム2を照射し、それによってプラズマ3から放射されたEUV光が、コレクタミラー10の第2の焦点(集光点)に集光されるように、コレクタミラー10の位置及び姿勢が調整される。
また、コレクタミラー10は、プラズマ3から放出される高速イオンや中性粒子等の飛散物による損耗を均一にするために、所定のタイミングで略定期的に、所定の角度だけ回転させられる。なお、その際には、露光動作は停止される。
ここで、図6の(a)を参照すると、通常、プラズマ3は、コレクタミラー10の光軸(回転体の中心軸)上に形成されるが、そこから放射されるイオンは、必ずしもこの光軸について対称に分布するわけではない。即ち、レーザの照射方向に対して依存性を有しており、一般には、レーザビーム2の入射側においてイオン放射が強くなる。そのため、図6の(b)に示すように、イオンの強い放射を受けるコレクタミラー10上の領域のみが徐々に侵食されていく。その結果、図6の(c)に示すように、コレクタミラー10は、その反射面に形成されているMo/Si多層膜の特定の領域だけが損耗する、所謂「片減り」状態となってしまう。通常、このような多層膜は数百層程度積層されており、残りの層数が数十層(例えば、30層)以上である場合には必要な反射率を維持できる。しかしながら、図6の(c)に示すように、ごく一部の領域であっても、深く損傷することにより(例えば、残りの層数が30層未満)必要な反射率を維持できなくなると、コレクタミラー全体を交換しなくてはならない。
そこで、本実施形態においては、コレクタミラー10を所定の頻度で所定の角度だけ回転させることにより、反射面(Mo/Si多層膜)の損耗量を分散させている。即ち、図6の(a)に示すように、イオンの強い放射を受けることにより損耗領域13aが形成されるが、損耗領域13aにおける反射率が最低限の値を下回る前に(言い換えれば、多層膜の層数が、例えば30層を下回る前に)コレクタミラー10を回転させて、イオンの強い放射から損耗領域をずらす(損耗領域13b)。このように、コレクタミラーを所定の頻度で定期的に回転させながら使用することにより、コレクタミラー10の反射面を少しずつ、万遍なく損耗させる。
コレクタミラー10を回転させる際には、冷却装置20の配管21及び22(図1)の取り回しを考慮して、同一の方向(例えば、+θ方向)への回転角度を、トータルで360度以内とする。コレクタミラー10をトータルで360度回転させた後には、回転方向を反対向き(例えば、−θ方向)に転換する。或いは、一旦、コレクタミラー10を最初の角度(0度)に戻し、再び同じ方向に回転させるようにしても良い。それにより、冷却装置20の配管21及び22を容易に取り回すことができる。
なお、コレクタミラー10を回転させるタイミング及び1回あたりの回転角度は、後述するように、プラズマ3から放出されるイオンの分布等に基づいて決定される。
図7は、図1に示すコレクタミラー10のアライメント機構を示す模式図である。図7に示すように、コレクタミラー装置10〜30は、コレクタミラー姿勢調整部140に固定されている。
EUV光源制御装置100は、EUV光源装置の各部の動作を制御する。また、EUV光源制御装置100には、記憶装置101が備えられている。記憶装置101には、IFイメージセンサ170によって予め取得された集光イメージ(EUV光の像)等が記憶されている。
コレクタミラー姿勢調整部140は、XYZステージ141と、βステージ142と、θステージ143とを含んでいる。これらのステージ141〜143は互いに機械的に結合されていると共に、真空チャンバ110(図5)の外部にマウントされており、真空チャンバ110とはベローズ等を介して連結されている。このようにステージを設置する理由は、真空チャンバ110の機械的振動及び熱伝導からステージ141〜143を隔離するためである。
コレクタミラー位置制御装置150は、コレクタミラー10によって反射されるEUV光が所定の位置に正確に集光するように、ステージ141〜143を介してコレクタミラー10の位置及び向きを調整する。
また、コレクタミラー姿勢制御部160は、コレクタミラー10の傾きを調整する。
IF(intermediate focus:中間集光点)イメージセンサ170は、例えば、CCD等の撮像素子を含むカメラであり、EUVフィルタ171によって反射集光されるEUV光の集光点における像(集光イメージ)を撮像するために設けられている。後述するように、この集光イメージは、EUV光源制御装置100において、コレクタミラー10のアライメント時や、ミラーを回転させるタイミングを求める際に用いられる。また、集光点の位置や、ターゲット物質1の供給方向や、レーザビーム2の照射点や、コレクタミラー10の焦点等の予め定められている情報は、記憶装置101に記憶されている。なお、以下において、設計上の理想的な集光点のことを、「理想集光点」という。EUVフィルタ171は、所定の波長成分(例えば、13.5nm)を選択的に透過させるフィルタであり、不要な波長成分がIFイメージセンサ170に入射するのを防いでいる。このようなIFイメージセンサ170は、アライメント以外の時には、破線で示す位置に退避させられている。
コレクタミラー変位モニタ装置180は、コレクタミラー10の位置及び姿勢の変動を非接触でモニタしている。コレクタミラー10の変位を表す検出信号は、EUV光源制御装置100に出力される。図7に示すように、コレクタミラー変位モニタ装置180は、レーザ変位計181と、CCD等の撮像素子182と、コレクタミラーの傾きを検知するために用いられるレーザ光源183と、基準反射面184とを含んでいる。レーザ光源183は、例えば、ヘリウム(He)−ネオン(Ne)レーザや、半導体レーザ等を含んでいる。また、基準反射面184は、コレクタミラー10の背面に取り付けられている。レーザ変位計181は、コレクタミラー10のXYZ軸の位置変動を検出する。また、撮像素子182は、レーザ光源183から射出して基準反射面184から反射された光を検出することにより、コレクタミラー10のθ角及びβ角の変位を検出する。
次に、図1、図5、図7、及び、図8を参照しながら、本実施形態に係るコレクタミラー装置を含むEUV光源装置の動作について説明する。
まず、図8に示すステップS1〜S3において、EUV光生成動作の準備を行う。即ち、ステップS1において、図7に示すコレクタミラー位置制御装置150及びコレクタミラー姿勢制御装置160が、コレクタミラー変位モニタ装置180のモニタ結果に基づいて、コレクタミラー10の初期アライメントを行う。次に、ステップS2において、冷却装置20(図1参照)に冷却媒体(例えば、冷却水)を循環させることにより、コレクタミラー10の冷却を開始する。そして、ステップS3において、図5に示すターゲット供給装置120を動作させることにより、ターゲットノズル121から真空チャンバ110内に向けてターゲット物質1の供給を開始する。
次に、ステップS4〜S8において、プラズマ発光点の位置調整を行う。即ち、工程S4において、レーザ発振器130を駆動し、ターゲット物質1にレーザビーム2を照射することにより、プラズマ3を生成する。次に、ステップS5において、IFイメージセンサ170を理想集光点(EUVフィルタ171の後段)に移動させ、プラズマ3の集光イメージを取得させる。
ステップS6において、EUV光源制御装置100は、ステップS5において取得された集光イメージと、記憶装置101に予め記憶されている集光イメージとを比較することにより、プラズマ3が適正な位置において生成されているか否かを判定する。そして、位置が適正でない場合には、ステップS7において、コレクタミラー位置制御装置150及びコレクタミラー姿勢制御装置160により、コレクタミラー10の位置及び傾きを補正する。このときのコレクタミラー10の位置は、「較正されたコレクタミラーの位置」として、記憶装置101に記憶される。
一方、ステップS6における判定の結果、プラズマ3の位置が適正であった場合には、ステップS8において、EUV光源制御装置100が、ステップS5において取得された集光イメージを観測する。そして、集光イメージに一定以上のムラが見られる場合には、コレクタミラー10の交換を要求する信号を出力する。なお、EUV光源装置において、この信号に基づいて警告音やメッセージを発することにより、ミラー交換の要求をユーザに通知するようにしても良い。また、集光イメージにおけるムラ(損耗領域)が部分的であり、その領域において必要な反射率(光量)が得られている場合には、損耗領域がイオンの放射領域に重ならないように、コレクタミラーを回転させる(ステップS12)。
ステップS8における判定の結果、集光イメージにムラがないこと、又は、コレクタミラー10の反射面の全域において必要な反射率を得られることが確認されると、ステップS9において、EUV光源制御装置10は、IFイメージセンサ170を退避させ、生成されたEUV光を露光器に出力させる。
この露光動作が行われている間に、EUV制御装置100は、「較正されたコレクタミラー位置」が維持されるように、コレクタミラー変位モニタ装置180から出力されたモニタ信号を取得し、その信号値とコレクタミラー10の較正直後のモニタ信号値とを比較する。そして、それらの差分を補正するように、コレクタミラー位置制御装置150及びコレクタミラー姿勢制御装置160を動作させる。これは、プラズマ3(図5)の熱によりコレクタミラー10の支持機構が熱変形するのを補償し、コレクタミラー10の適正な位置及び姿勢を維持することにより、露光器における露光光のずれを最小にするためである。本実施形態におけるようにコレクタミラー10を冷却していても、コレクタミラー10に僅かな変形が生じれば、露光に及ぼす影響を無視できなくなるからである。それにより、コレクタミラー10によるEUV光の集光点が、理想集光点近傍の一定の位置に維持される。
この露光動作中に、EUV光源制御装置100は、常に、或いは、定期的に、コレクタミラー10を回転させるための所定の基準(ミラー回転基準)が満たされるか否かを判定している(ステップS10)。この判定においては、基準として、EUV光の照射時間の積算値や、ショット数の積算値や、生成されたEUV光エネルギーの積算値等が用いられる。これらの基準については、後で説明する。
ステップS10における判定の結果、所定の基準を満たさないことにより、コレクタミラー10を回転させる必要があると判断されると、ステップS11において、EUV光源制御装置100は、レーザ発振器130(図5)の出力を停止又は弱めることにより、露光動作を中断させる。そして、ステップS12において、EUV光源制御装置100は、コレクタミラー回転装置30(図1)を駆動することにより、コレクタミラー10を所定の角度だけ回転させる。この回転角度は、ターゲット物質に照射されるレーザビームの波長、プラズマ発光点におけるレーザビームの集光サイズ、その際のレーザビームの入射方向、ターゲット物質の状態及びサイズ、ターゲット物質の供給方向、ターゲット物質からコレクタミラーまでの距離、コレクタミラーの集光立体角等の要素に基づいて決定される。
コレクタミラー10を1度に回転させる角度(以下、「回転角度」という)を決定する第1の方法としては、プラズマから放出されるイオンの分布を実験やシミュレーションにより計測し、コレクタミラー10から見た場合に、イオンが一定以上の濃度で分布する領域がミラーの回転前と回転後とにおいて互いに重ならないように、回転角度を決定する。例えば、イオンの分布領域が、中心角を10度とする扇形である場合には、回転角度を10度より大きくすれば良い。イオンの分布を求めるためには、例えば、コレクタミラーの表面を模した仮想曲面を配置し、EUVプラズマを発生させた場合におけるイオン信号の分布を利用すれば良い。
或いは、回転角度を決定する第2の方法として、真空チャンバにコレクタミラーを設置し、所定の回数(例えば、レーザビームを50M(メガ)ショット)だけプラズマを生成する。その後で、使用されたコレクタミラーを真空チャンバから一旦外し、コレクタミラーの反射面に残っているMo/Si多層膜の層数を、原子間力顕微鏡(AFM)を用いて測定する。そして、残存しているMo/Si多層膜が所定の層数以下である領域を損耗領域とし、回転前の損耗領域と回転後の損耗領域とが互いに重ならないようにコレクタミラー10の回転角度を決定する。
さらに、回転角度を決定する第3の方法として、実際にEUV光を生成するのと同じ条件の下でコレクタミラーを使用することにより、反射率の低下を検出できる程度までコレクタミラーの反射面を損耗させる。このときの集光イメージを取得することにより、反射面における損耗領域を検出する。そして、回転前の損耗領域と回転後の損耗領域とが互いに重ならないように、コレクタミラー10の回転角度を決定する。
本実施形態においては、上記の第3の方法を採用することにより、コレクタミラー10を1回あたりに10度回転させることとしている。
また、ステップS12において、コレクタミラー10を回転させた際には、コレクタミラー10のトータルの回転角度が、限度角(360度)以内に収まっているか否かが判定される(ステップS13)。先にも述べたように、本実施形態に係るコレクタミラー装置(図1)には冷却用配管21及び22が設けられているので、回転可能な限界が存在するからである。トータルの回転角度が360度を越える場合には、ステップS14において、コレクタミラー10が一旦0度(最初の回転角)付近まで戻され、そこから、再度回転させられる。或いは、トータルの回転角度が360度越える場合には、回転方向を反対向きにしても良い。なお、1回あたりの回転角度は、1周目と2周目以降とにおいて変更しても良いし、1周の中で変更しても良い。例えば、1周目においては、最初の回転角度を5度、2回目以降の回転角度を10度ずつとし、2周目以降においては、損傷の深い部分を避けるように、例えば、最初から毎回10度ずつ回転させる。
次に、ステップS15において、露光を再開するか否かを決定する。さらに露光を行う場合には、再び、レーザ発振器130を駆動し(ステップS4)、IFイメージセンサ170によって取得された集光イメージに基づいて、コレクタミラー10の位置及び姿勢を調整する。それにより、コレクタミラー10の回転に伴う位置ずれを補償する。
このように、本実施形態によれば、コレクタミラーに冷却装置と回転装置との両方を設けることにより、コレクタミラーの温度上昇と、コレクタミラーの片減りとを防止することができる。また、コレクタミラーを所定のタイミングで所定の角度だけ回転させながら使用することにより、反射面における損耗領域を分散させることができる。それにより、コレクタミラーにおいて必要な反射率が得られなくなるまでの時間(即ち、寿命)を引き伸ばすことができる。その結果、コレクタミラーの交換頻度が少なくなるので、コレクタミラーの材料費や交換の手間を抑えて、ランニングコストを低減することが可能になる。さらに、本実施形態においては、コレクタミラーを回転させる際に、一旦露光動作を停止させるので、露光中に露光精度が低下するのを防ぐことができる。
ここで、本実施形態においては、コレクタミラー装置の動作を、EUV光源装置全体を制御するEUV光源制御装置100(図7)によって制御しているが、EUV光源装置全体とは別の制御装置をコレクタミラー装置に設けることにより、その動作を制御しても良い。この場合には、コレクタミラー装置用の制御装置が、図8のステップS10〜S15に示す制御を行う。
次に、本実施形態に係るコレクタミラー装置が備えられたEUV光源源装置において、コレクタミラーを回転するタイミングを判断する基準(ミラー回転基準)について説明する。ミラーを回転させるタイミングは、次の(1)〜(5)の方法、又は、それらを組み合わせた方法によって決定される。
(1)ミラー回転基準として、照射時間の積算値を用いる方法
生成されたEUV光によってコレクタミラーが照射された時間の積算値が所定値を超えた場合に、コレクタミラー10を回転させる。この照射時間は、次式によって求められる。
照射時間=(EUV光の発光信号がオンになっていた継続時間)
−(エラー等により、実際には発光していなかった時間)
図7に示すEUV光源制御装置100は、この照射時間を積算し、その積算値がシミュレーションや実験等によって予め取得された値を超えた場合に、ミラー回転信号を出力し、レーザ発振器130の出力を停止又は弱めることにより露光動作を中断させて、コレクタミラー回転装置30を駆動する。
(2)ミラー回転基準として、ショット数を用いる方法
ショット数の積算値を求め、この積算値が所定値を超えた場合にコレクタミラーを回転させる。
図9は、EUV光源装置において、ショット数の積算値を求める際に用いられるEUV光源装置の構成を示す模式図である。図9に示すように、この場合には、図7に示す構成に対して、EUV光を検出するEUV発光モニタ200が追加される。このEUV発光モニタ200は、コレクタミラー10周辺のEUV光放射領域内に設置される。また、EUV光源制御装置100には、EUV発光モニタ200から出力される検出信号に基づいてショット数をカウントするための積算回路が設けられている。
ミラー回転基準を求める際には、ショット数を積算しながらEUV光の生成及び露光を行う。そして、露光の合間に間欠的にIFイメージセンサ170を集光点付近に配置して、IFイメージセンサ170によって取得された集光イメージを観察し、コレクタミラーを回転させる必要があるほどの損耗が認められた場合に、そのときのショット数の積算値をミラー回転基準値とする。
また、コレクタミラーを回転させた後で、通常の露光動作を再開すると、EUV光源制御装置100は、その直後からショット数の積算を開始する。そして、ショット数の積算値が予め取得されたミラー回転基準値以上になった場合に、EUV光源制御装置100はミラー回転信号を出力し、レーザ発振器130の出力を停止又は弱めることにより露光動作を中断させて、コレクタミラー回転装置30を駆動する。
(3)ミラー回転基準としてEUVエネルギーの積算値を用いる方法
生成されたEUV光のエネルギー積算値が所定値を超えた場合に、コレクタミラーを回転させる。
図10は、EUV光源装置において、EUVエネルギーの積算値を求める際に用いられるEUV光源装置の構成を示す模式図である。図10に示すように、この場合には、図7に示す構成に対して、EUVエネルギーを検出するEUVエネルギーモニタ210が追加される。また、EUV光源制御装置100には、EUVエネルギーモニタ210から出力される検出信号に基づいてEUVエネルギーの積算値を算出するための積算回路が設けられている。
ミラー回転基準を求める際には、EUVエネルギーを積算しながらEUV光源の生成及び露光を行う。そして、露光の合間に間欠的にIFイメージセンサ170を集光点付近に配置して、IFイメージセンサ170によって取得された集光イメージを観察し、コレクタミラー10を回転させる必要があるほどの損耗が認められた場合に、そのときのEUVエネルギーの積算値をミラー回転基準値とする。
また、コレクタミラーを回転させた後で、通常の露光動作を再開すると、EUV光源制御装置100は、その直後からEUVエネルギーの積算を開始する。そして、その積算値がミラー回転基準値以上になった場合に、EUV光源制御装置100はミラー回転信号を出力し、レーザ発振器130の出力を停止又は弱めることにより露光動作を中断させて、コレクタミラー回転装置30を駆動する。
(4)ミラー回転基準としてコレクタミラーの損耗量の積算値を用いる方法
コレクタミラー反射面の損耗量(損耗した厚さ)の総量が所定値を超えた場合に、コレクタミラー10を回転させる。コレクタミラーの損耗量を求めるためには、(i)コレクタミラーの表面を直接モニタする方法、又は、(ii)ダミーのコレクタミラーをモニタする方法が用いられる。
(i)コレクタミラーの表面を直接モニタする方法
図11は、コレクタミラーの損耗量を検出する装置の構成例を示している。この装置は、コレクタミラー10の反射面に光を照射する参照光投光器221と、コレクタミラー10の反射面から反射された光を受光する参照光受光器222とを含んでいる。参照光投光器221は、例えば、単波長光を射出するレーザ光源であり、EUV光源制御装置100(図7参照)の制御の下で、コレクタミラー10の反射面を2次元的に照射する。一方、参照光受光器222は、受光面に偏光フィルタが配置された撮像素子(例えば、CCD)であり、コレクタミラー10からの反射光を受光することにより検出信号を生成して、EUV光源制御装置100に出力する。EUV光源制御装置100は、この検出信号に基づいて干渉縞画像を生成し、それによって得られたコレクタミラー10の反射面の凹凸情報に基づいて、コレクタミラー10における損耗量を求める。
この方法(i)の変形例として、参照光投光器221から細く絞られたレーザビームを射出し、EUV光源制御装置100の制御の下で、コレクタミラー10の反射面を2次元的に走査するようにしても良い。この場合には、参照光受光器222として、フォトダイオード等の簡単な装置を用いることができる。
(ii)ダミーのコレクタミラーをモニタする方法
図12は、ダミーのコレクタミラーの損耗量を検出する装置の構成例を示している。この場合には、ダミーのコレクタミラー231と、ダミーのコレクタミラー231の反射面に光を照射する参照光投光器232と、ダミーのコレクタミラー231の反射面から反射された光を受光する参照光受光器233とが用いられる。
ダミーのコレクタミラー10は、コレクタミラー10の近傍に設置されており、プラズマからの発生する熱による温度上昇を抑制するために、コレクタミラー10と同様の冷却機構が設けられている。ダミーのコレクタミラー231は、コレクタミラー10と同じ材料によって形成されていても良いし、コレクタミラー10とは異なる材料に、コレクタミラー10の反射面と同じMo/Si多層膜を形成したものであっても良い。いずれにしても、ダミーのコレクタミラー231の損耗量と、コレクタミラー10の損耗量とが関連付けられていれば良い。従って、両者の関連を予め取得することができれば、コレクタミラー10とは異なる材料(例えば、Si基板)をダミーのコレクタミラー231として用いても良い。
参照光投光器232は、例えば、単波長光を射出するレーザ光源であり、EUV光源制御装置100の制御の下で、ダミーのコレクタミラー231の反射面を2次元的に照射する。一方、参照光受光器233は、受光面に偏光フィルタが配置されたCCD等の撮像素子であり、ダミーのコレクタミラー231からの反射光を受光することにより検出信号を生成し、EUV光源制御装置100に出力する。EUV光源制御装置100は、この検出信号に基づいて干渉縞画像を生成し、ダミーコレクタミラー231の反射面の凹凸情報に基づいて反射面の損耗量を求め、さらに、この損耗量をコレクタミラー10における損耗量に換算する。
(5)ミラー回転基準としてコレクタミラーの反射率を用いる方法
コレクタミラーの反射率が所定の値を下回った場合に、コレクタミラー10を回転させる。コレクタミラーの反射率を求めるためには、(i)コレクタミラーの表面を直接モニタする方法、又は、(ii)ダミーのコレクタミラーをモニタする方法が用いられる。
(i)コレクタミラーの表面を直接モニタする方法
まず、損耗していないコレクタミラーにおける反射率を予め求めておく。例えば、図9に示す構成において、EUV発光モニタ200によって検出された直接光の光量と、IFイメージセンサ170によって検出された反射光の光量との関係を取得し、それらの値に基づいて反射率Aを算出する。ミラーを回転させるタイミングを判断する際には、IFイメージセンサ170を随時観察位置に配置し、EUV光の集光イメージから光量を測定し、一方で、そのときのEUV発光モニタ200による直接光の光量も測定する。そして、それらの値に基づいて反射率Bを算出し、当初の反射率Aと比較する。その結果、反射率Bが所定の値より下回っていた場合、例えば、反射率Aの50%より小さい場合に、EUV光源制御装置100は、ミラー回転信号を出力する。
(ii)ダミーコレクタミラーをモニタする方法
コレクタミラーの近傍に、コレクタミラーと同じ材料によって形成されたダミーのコレクタミラーを配置し、EUV発光モニタ200やIFイメージセンサ170等を用いてダミーのコレクタミラーの反射率を測定する。測定方法の詳細については、上記(i)と同様である。ダミーのコレクタミラーを用いる場合には、IFイメージセンサによってEUV光の光路が遮られることがないので、露光中においてもモニタすることができる。
ここで、ミラー回転基準として用いられる(4)コレクタミラーの損耗量、及び、(5)コレクタミラーの反射率は、コレクタミラーを回転させる角度を決定するために用いても良い。例えば、コレクタミラーの損耗量が所定の値よりも多い領域や、コレクタミラーの反射率が所定の値よりも低い領域を損耗領域とし、この損耗領域とプラズマからのイオンの放射領域とが重ならないように、コレクタミラーの回転角度を決定する。
以上説明したように、コレクタミラーの損耗量に関連付けられた値に基づいて、コレクタミラーを回転させるタイミング及び1回あたりの回転角度を決定することにより、コレクタミラーの反射面における損耗を比較的高い精度で均一にすることができるので、コレクタミラーの寿命を大幅に向上させることができる。
本発明は、LPP方式の極端紫外光源装置、及び、そのような極端紫外光源装においてEUV光を集光する際に用いられるコレクタミラー装置において利用することが可能である。
本発明の一実施形態に係るコレクタミラー装置を示す図である。 図1に示す冷却装置の内部を示す断面図である。 図1に示すコレクタミラー回転装置の構造を示す図である。 コレクタミラー回転装置の変形例を示す側面図である。 EUV光源装置の構成を示す模式図である。 プラズマから放出されるイオンの分布とコレクタミラーの損耗領域とを示す図である。 図1に示すコレクタミラー装置の姿勢を調整する機構を示す模式図である。 図1に示すコレクタミラー装置を含むEUV光源装置の動作を示すフローチャートである。 ミラー回転基準としてショット数を用いる方法を説明するための図である。 ミラー回転基準としてEUVエネルギーの積算値を用いる方法を説明するための図である。 ミラー回転基準としてコレクタミラーの損耗量の積算値を、コレクタミラーを直接モニタして求める方法を説明するための図である。 ミラー回転基準としてコレクタミラーの損耗量の積算値を、ダミーのコレクタミラーをモニタして求める方法を説明するための図である。
符号の説明
1…ターゲット物質、2…レーザビーム、3…プラズマ、10…コレクタミラー、11…反射面、12…コレクタミラー固定装置、13a、13b…損耗領域、20…冷却装置、21、22…配管、23…流路、30…コレクタミラー回転装置、31…円筒ウォーム、32…ウォームホイール、40…リニアガイド、100…EUV光源制御装置、101…記憶装置、110…真空チャンバ、111…窓、120…ターゲット供給装置、121…ターゲットノズル、122…ターゲット回収装置、130…レーザ発振器、131…集光レンズ、140…コレクタミラー姿勢調整部、141…XYZステージ、142…βステージ、143…θステージ、150…コレクタミラー位置制御装置、160…コレクタミラー姿勢制御装置、170…IFイメージセンサ、171…EUVフィルタ、180…コレクタミラー変位モニタ装置、181…レーザ変位計、182…撮像素子、183…レーザ光源、184…基準反射面、200…EUV発光モニタ、210…EUVエネルギーモニタ、221、232…参照用投光器、222、233…参照用受光器、231…ダミーのコレクタミラー

Claims (7)

  1. ターゲット物質にレーザビームを照射して前記ターゲット物質をプラズマ化することにより極端紫外光を生成する極端紫外光源装置において、極端紫外光を集光する際に用いられるコレクタミラー装置であって、
    極端紫外光を反射する反射面が形成されており、プラズマから放射された極端紫外光を反射して所定の方向に導くコレクタミラーと、
    前記コレクタミラーの背面側に配置された冷却媒体用流路と、前記冷却媒体用流路に冷却媒体を導入する配管と、前記冷却媒体用流路から冷却媒体を導出する配管とを含む冷却装置と、
    前記コレクタミラーを円周方向に回転させる回転装置と、
    前記コレクタミラーの反射面における損耗量に関連付けられた値に基づいて、前記回転装置によって前記コレクタミラーを回転させるタイミングと回転角度とを決定する制御装置と、
    を具備する前記コレクタミラー装置。
  2. プラズマから放射される極端紫外光の発光時間、又は、プラズマを発生させる回数、又は、生成される極端紫外光のエネルギーを観測するモニタ装置をさらに具備し、
    前記制御装置が、前記モニタ装置による観測結果に基づいて、プラズマから放射される極端紫外光の発光時間の積算値、又は、プラズマを発生させる回数の積算値、又は、極端紫外光のエネルギーの積算値を求め、該積算値に基づいて、前記回転装置によって前記コレクタミラーを回転させるタイミングと回転角度とを決定する、請求項1記載のコレクタミラー装置。
  3. 前記コレクタミラーの損耗量を計測する計測装置をさらに具備し、
    前記制御装置が、前記計測装置による計測結果に基づいて、前記回転装置によって前記コレクタミラーを回転させるタイミングと回転角度とを決定する、請求項1記載のコレクタミラー装置。
  4. 前記計測装置が、前記コレクタミラーの反射面に参照光を照射する投光器と、前記反射面によって反射された参照光の反射光を、偏光素子を介して受光する受光器とを含む、請求項3記載のコレクタミラー装置。
  5. ターゲット物質にレーザビームを照射して前記ターゲット物質をプラズマ化することにより極端紫外光を生成する極端紫外光源装置であって、
    ターゲット物質を供給する手段と、
    前記ターゲット物質に照射されるレーザビームを射出するレーザ光源と、
    請求項1〜4のいずれか1項記載のコレクタミラー装置と、
    を具備する前記極端紫外光源装置。
  6. 前記制御装置が、前記回転装置が前記コレクタミラーを回転させる際に、前記レーザ光源の出力を停止させる、請求項5記載の極端紫外光源装置。
  7. 前記コレクタミラーの位置及び姿勢を調整する調整装置をさらに具備し、
    前記制御装置が、前記回転装置によって前記コレクタミラーを回転させた後で、前記調整装置によって前記コレクタミラーの位置及び姿勢を調整させる、請求項5又は6記載の極端光源装置。
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