JP2002310493A - 制気口取付構造 - Google Patents

制気口取付構造

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JP2002310493A
JP2002310493A JP2001112464A JP2001112464A JP2002310493A JP 2002310493 A JP2002310493 A JP 2002310493A JP 2001112464 A JP2001112464 A JP 2001112464A JP 2001112464 A JP2001112464 A JP 2001112464A JP 2002310493 A JP2002310493 A JP 2002310493A
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Japan
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support frame
frame
mounting structure
ceiling
air vent
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JP2001112464A
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Inventor
Yoichi Nakajima
洋一 中島
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Milx Corp
Kuken Kogyo Co Ltd
Kucho Giken Kogyo Co Ltd
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Milx Corp
Kuken Kogyo Co Ltd
Kucho Giken Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易な取付操作で確実に天井へ制気口装置を
取付けられ、作業能率の向上が図れると共に、各部品を
コンパクトに構成でき、運搬や保管等の様々な状況でも
取扱性に優れる制気口取付構造を提供する。 【解決手段】 天井フレーム50をなす型材51に支持
枠10を載置し、さらに支持枠10に制気口装置20を
取付け、制気口装置20が支持枠10を介して型材51
に支持される状態とすると共に、支持枠10に段差を設
け、型材51に対し支持枠10を下面が連続する状態で
載置可能とすることから、分割状態とした支持枠10と
制気口装置20を別々に取扱えることとなり、取扱う部
品をコンパクト化・軽量化でき、取扱いも容易となって
取付作業能率を向上させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和の対象と
なる空間に面して配置される所定の天井フレームへ制気
口装置を取付ける制気口取付構造に関し、特に、制気口
装置を容易且つ適切に取付可能な制気口取付構造に関す
る。なお、制気口とは、吹出口、吸込口など、空気調和
設備において調和空気や室内空気等を流通させる開口部
分を有して空気調和対象空間に面して配設される製品の
総称である。
【0002】
【従来の技術】空気調和設備における吹出口装置や吸込
口装置等の制気口装置は、通常、天井に設けられること
が多いが、近年、天井の構造を、空気調和設備を含む各
種設備機器や天井パネルを一体に組立てることで工期短
縮と品質向上が図れるシステム天井とし、制気口装置を
システム天井の一構成要素としてまとめて設置する方法
が一般的に採用されている。このシステム天井において
制気口装置は、Tバー等の型材を所定間隔で配置して形
成される天井フレームに、所定の取付構造を介して取付
られている。このようなシステム天井における従来の制
気口取付構造の一例として、図7に示すものがあった。
この図7は従来の制気口取付構造の概略構成断面図であ
る。
【0003】前記図7において従来の制気口取付構造
は、天井躯体下側に平行配置で配設されて天井フレーム
とされるTバー等の型材51と、ダクト70と接続され
て空気調和用の空気を供給され、室内側の開口部分から
調和空気を吹出す制気口装置としての方形の吹出口装置
100とを備え、型材51の下部に吹出口装置100の
周縁部を載置して型材51間に吹出口装置100を架設
し、型材51と吹出口装置100の周縁部との間に弾性
材からなる固定手段110を装着して吹出口装置100
を固定状態に取付ける構成である。
【0004】また、近年、こうしたシステム天井の一種
として、型材を格子(グリッド)状に組合せ配置した天
井フレームとし、各型材間の方形開口部分に天井パネル
や制気口装置、照明、各種設備機器を配設するグリッド
天井と呼ばれる構造が用いられるようになっている。こ
のグリッド天井では、格子状に配置される型材間の間隔
がシステム天井の場合より大きくなっており、制気口装
置を取付ける場合、所定の支持枠を介して取付けるのが
一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の制気口取付構造
は以上のように構成されていたことから、システム天井
の場合、天井フレームとなる型材51に吹出口装置10
0を直接支持させられ、吹出口装置100の取付けも問
題なく容易に行える。一方、グリッド天井では、天井フ
レームとしての型材と制気口装置外周との間が空くこと
から、通常制気口装置の周りに支持枠が取付けられるこ
ととなるが、制気口装置を支える強度が必要なこともあ
り、従来は制気口装置と支持枠をあらかじめ一体とした
構造体で用いられることが多かった。このため、製品の
全体形状が大きくなってしまい、製品のコスト増加に止
まらず、梱包や運送のコストも増加してしまうという課
題を有していた。
【0006】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、容易な取付操作で確実に天井へ制気口装置を
取付けられ、作業能率の向上が図れると共に、各部品を
コンパクトに構成でき、運搬や保管等の様々な状況でも
取扱性に優れる制気口取付構造を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る制気口取付
構造は、所定の幅と厚みを有する支持部を有する所定断
面形状の型材を前記支持部を下側に位置させつつ格子状
に組合わせて形成された天井フレームに制気口装置を取
付ける制気口取付構造において、略矩形状又は略方形状
の枠体で形成され、少なくとも対向する二つの外辺部を
前記天井フレームをなす型材の支持部上に直接載置さ
れ、前記制気口装置を取付けられる支持枠を備え、前記
支持枠が、前記型材の支持部に載置される外辺部におけ
る端縁近傍の所定位置を略階段状に屈曲されて外辺部所
定範囲部分と当該外辺部所定範囲部分より内側の他部分
との間に前記支持部厚さに相当する段差を設けた状態と
されてなり、前記制気口装置が、前記支持枠の内周縁か
ら所定範囲の部分に載置されて支持枠と一体に保持さ
れ、前記型材間への取付状態となるものである。
【0008】このように本発明においては、天井フレー
ムをなす型材に支持枠を載置し、さらに支持枠に制気口
装置を取付け、制気口装置が支持枠を介して型材に支持
される状態とすると共に、支持枠に段差を設け、型材に
対し支持枠を下面が連続する状態で載置可能とすること
により、分割状態とした支持枠と制気口装置を別々に取
扱えることとなり、取扱う部品をコンパクト化・軽量化
でき、取扱いも容易となって取付作業能率を向上させら
れる。
【0009】また、本発明に係る制気口取付構造は必要
に応じて、前記支持枠が、前記型材の支持部に載置され
る外辺部以外の外辺部に天井形成用の天井パネルの一辺
を担持可能な担持部を形成されてなるものである。この
ように本発明においては、支持枠の所定辺部に天井パネ
ルの一部を担持する担持部を形成し、天井パネルが支持
枠に一端部を保持されつつ型材間に配設されることによ
り、天井パネルを適切に天井面に配設できると共に、取
付状態の調整も容易となり、作業の大幅な省力化が図れ
る。
【0010】また、本発明に係る制気口取付構造は必要
に応じて、前記支持枠が、内周縁近傍の所定位置に所定
高さ起立する起立部を形成されてなり、前記起立部に前
記制気口装置保持位置側の側方へ突出状態として一体に
配設され、前記支持枠上に当接した状態の制気口装置周
縁部を上側から押圧する弾性材製の固定手段を備えるも
のである。このように本発明においては、支持枠に弾性
材製の固定手段が一体に配設され、制気口装置を支持枠
側へ押付けると、制気口装置の周縁部が固定手段を弾性
変形させつつ外側に一旦押退けて支持枠に当接すると共
に、内側に戻った固定手段で周縁部上側が押圧されるこ
とにより、制気口装置全体が支持枠上に保持されること
となり、作業者による制気口装置の支持枠への取付調整
がほとんど不要となり、作業の大幅な省力化が図れると
共に、制気口装置を適切に支持枠に固定でき、脱落等の
危険性が生じない。
【0011】また、本発明に係る制気口取付構造は必要
に応じて、前記天井フレームをなす型材が、前記支持部
の上方へ所定高さ起立する起立部を形成されてなり、前
記起立部に側方へ突出状態として一体に配設され、前記
型材の支持部上に当接した状態における支持枠の所定の
辺部を上側から押圧する弾性材製の固定手段を備えるも
のである。このように本発明においては、型材に弾性材
製の固定手段が一体に配設され、支持枠を型材の支持部
側へ押付けると、支持枠の辺部が固定手段を弾性変形さ
せつつ外側に一旦押退けて支持部に当接すると共に、内
側に戻った固定手段で辺部上側が押圧されることによ
り、支持枠全体が型材に保持されることとなり、作業者
による支持枠の型材への取付調整がほとんど不要とな
り、作業の大幅な省力化が図れると共に、支持枠を適切
に型材に固定でき、脱落等の危険性が生じない。
【0012】また、本発明に係る制気口取付構造は必要
に応じて、前記支持枠が、前記型材の支持部への接触部
分と前記制気口装置保持部分との間に所定の設備機器の
取付部を形成されるものである。このように本発明にお
いては、支持枠に各種設備機器の取付部が形成され、制
気口装置と設備機器を併設できることにより、天井のス
ペースを有効に活用でき、空気調和設備を含む天井への
各種設備機器の配設を集中的に効率よく行えると共に、
天井デザインの統一感を保て、天井の美観を損わない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る制気口取付構造を図1〜図6に基づいて説明する。こ
の図1は本実施の形態に係る制気口取付構造の概略構成
図、図2は本実施の形態に係る制気口取付構造における
吹出口装置の底面図、図3は図2のA−A断面図、図4
は図2のB−B断面図、図5は本実施の形態に係る制気
口取付構造における型材断面図及び支持枠要部断面図、
図6は本実施の形態に係る制気口取付構造における支持
枠要部の概略構成斜視図及び支持枠担持部断面図であ
る。
【0014】前記各図に示すように、本実施の形態に係
る制気口取付構造は、天井フレーム50をなす所定断面
形状の型材51に載置される矩形状の支持枠10と、調
和空気を流通させる矩形の開口領域を有する前記制気口
装置としての吹出口装置20とを備え、天井フレーム5
0の型材51に前記支持枠10の端部を載置して一体に
係合保持させ、さらに支持枠10の内側に吹出口装置2
0を取付ける構成である。
【0015】前記天井フレーム50は、所定の幅と厚み
を有する支持部51aを有する所定断面形状の型材51
を前記支持部51aを下側に位置させつつ天井面に沿っ
て格子状に組合わせて形成される構造体であり、天井パ
ネル及び各種設備機器等を取付けられるものである。型
材51には、支持部51aの上方へ所定高さ起立する起
立部51bも形成される構成である。
【0016】前記支持枠10は、略矩形状の枠体で形成
され、対向する二つの辺部における端縁近傍の所定位置
を階段状に屈曲されて辺部所定範囲部分とより内側の他
部分との間に前記支持部51a厚さに相当する段差を設
けた状態とされ、この両端の二つの辺部所定範囲部分を
型材51の支持部51aに直接載置される載置部10a
とする構成である。この支持枠10の載置部10aを型
材51上に載置した場合、支持枠10下端が天井フレー
ム50の型材51の下端に略同一の高さ位置となる仕組
みである。
【0017】また、支持枠10は、枠内周縁から所定範
囲の吹出口装置20を載置される箇所の周囲に所定高さ
起立する起立部10bを形成されてなり、この起立部1
0bに枠内側方へ突出状態となる板ばね製の固定手段1
1が一体に配設される構成である。この固定手段11は
これ自体と支持枠10の内側端縁部との間で吹出口装置
20端部を着脱自在に保持する仕組みであり、吹出口装
置20から所定限度以上の上方又は下方への力が加わる
と弾性変形して突出量を小さくし、吹出口装置20をこ
の固定手段11の位置を越えて上下に動かせるようにし
ている。さらに、支持枠10は、載置部10aとなる辺
部以外の辺部に天井パネル60端部を担持可能な担持部
10cを形成されると共に、載置部10aと起立部10
bとの間に空気調和以外の設備機器(図示を省略)の取
付部10dを形成される構成である。
【0018】前記吹出口装置20は、室内空間側に拡開
状となる外コーン部21aを形成されてなる矩形開口断
面の開口枠体21と、複数の拡開状の羽根体を所定間隔
を隔てて重ねて形成され、開口枠体21の開口領域に配
設される中コーン22と、この中コーン22より上流側
の開口枠体21内部に配設され、気流通路で気流を遮る
面積を調整自在に形成され、気流通路の開口面積を変化
させるシャッター23とを備える公知の構成であり、天
井内のダクト70と接続されて調和空気を供給され、こ
の調和空気を室内側開口部分から室内に吹出す仕組みと
なっている。また、この吹出口装置20の開口枠体21
周縁部は、支持枠10に載置可能な額縁状とされる構成
である。
【0019】次に、前記構成に基づく制気口取付構造の
取付け工程について説明する。まず、支持部51aを下
側として格子状に組合わされている型材51の起立部5
1bに囲まれた所定の方形領域に対し、支持枠10をそ
の載置部10aが型材51の支持部51a上方に位置す
るようにして上から型材51に近付け、載置部10aを
支持部51aに載置する。こうして支持枠10下面と型
材51の下面の高さがほぼ揃うと共に、支持枠10が型
材51に確実に保持された状態となる。
【0020】続いて、吹出口装置20をその周縁部が支
持枠10の起立部10b内側部分上方に位置するように
して上から支持枠10に近付け、周縁部を固定手段11
に接触させ、固定手段11を越えて下側に達するまで押
圧し、周縁部を支持枠10上に載置する。この時、固定
手段11は吹出口装置20の周縁部により外側に一旦押
退けられるが、吹出口装置20が支持枠10に当接する
と再び内側に戻り、周縁部上側に接してこれを上から押
圧する状態となる。こうして吹出口装置20周縁部は固
定手段11で支持枠10上に押付けられ、吹出口装置2
0が支持枠10に確実に保持された状態となる。さら
に、必要に応じて、型材51の起立部51bに囲まれた
方形領域における支持枠10の存在しない部分に、天井
パネル60を型材51の支持部51aと支持枠10の担
持部10cにパネル各辺部を担持させる状態で配設する
一方、支持枠10の取付部10dに所定の設備機器(図
示を省略)を取付けると、天井完成状態となる。
【0021】このように、本実施の形態に係る制気口取
付構造においては、天井フレーム50をなす型材51に
支持枠10を載置し、さらに支持枠10に吹出口装置2
0を取付け、吹出口装置20が支持枠10を介して型材
51に支持される状態とすることから、分割状態とした
支持枠10と吹出口装置20を別々に取扱えることとな
り、取扱う部品をコンパクト化・軽量化でき、取扱いも
容易となって取付作業能率を向上させられる。また、支
持枠10に弾性材製の固定手段11が一体に配設され、
吹出口装置20を支持枠10側へ押付けると、吹出口装
置20の周縁部が固定手段11を弾性変形させつつ外側
に一旦押退けて支持枠10に当接すると共に、内側に戻
った固定手段11で周縁部上側が押圧されることから、
吹出口装置20全体が支持枠10上に保持されることと
なり、作業者による吹出口装置20の支持枠10への取
付調整がほとんど不要となり、作業の大幅な省力化が図
れると共に、吹出口装置20を支持枠10に適切に固定
でき、脱落等の危険性が生じない。さらに、支持枠10
に段差を設け、型材51に対し支持枠10を下面が連続
する状態で載置可能とすることに加え、支持枠10に各
種設備機器の取付部10dを形成し、吹出口装置20と
設備機器を違和感無く併設できることから、天井デザイ
ンを統一感のあるものとして美観を高められる。
【0022】なお、前記実施の形態に係る制気口取付構
造においては、制気口装置として吹出口装置20を配設
する構成としているが、これに限らず、吸込口装置や換
気口など他の制気口装置を配設する構成とすることもで
きる。また、前記実施の形態に係る制気口取付構造にお
いては、固定手段11を支持枠10の起立部10bと別
体の板ばね製としているが、これに限らず、固定手段1
1と各起立部10bとをそれぞれ一体の弾性体で形成
し、支持枠10に取付けて用いる構成とすることもで
き、構造を簡略化できる。また、前記実施の形態に係る
制気口取付構造においては、型材51の支持部51aに
支持枠10の載置部10aをそのまま載置して支持枠1
0を保持させる構成としているが、これに限らず、型材
51の起立部51bに側方へ突出状態となる板ばね製の
固定手段52を一体に配設し、固定手段52と型材51
の支持部51aとの間で支持枠10端部を着脱自在に保
持する構成とすることもでき、支持枠10の載置部10
aを固定手段52に接触させ、載置部10aが固定手段
52を越えて下側に達するまで押圧すると、この載置部
10aにより外側に一旦押退けられた固定手段52が、
載置部10aの支持部51aへの当接で再び内側に戻
り、載置部10a上側に接してこれを上から押圧する状
態となって、支持枠10を型材51に確実に保持するこ
とができる。
【0023】また、前記実施の形態に係る制気口取付構
造においては、天井フレーム50をなす格子状配置の型
材51とその内側の支持枠10との間に天井パネル60
を配設する構成としているが、これに限らず、支持枠1
0が型材51に囲まれる方形領域の全体を占める大きさ
とされて各辺を型材51の支持部51aに載置した状態
とされ、天井パネル60を配設しない構成とすることも
できる。さらに、この場合の吹出口装置20の大きさ及
び位置、すなわち、これに対応する支持枠10の枠内開
口領域の大きさ及び位置も支持枠10の範囲内で任意に
設定することができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、天井フレ
ームをなす型材に支持枠を載置し、さらに支持枠に制気
口装置を取付け、制気口装置が支持枠を介して型材に支
持される状態とすると共に、支持枠に段差を設け、型材
に対し支持枠を下面が連続する状態で載置可能とするこ
とにより、分割状態とした支持枠と制気口装置を別々に
取扱えることとなり、取扱う部品をコンパクト化・軽量
化でき、取扱いも容易となって取付作業能率を向上させ
られるという効果を奏する。
【0025】また、本発明によれば、支持枠の所定辺部
に天井パネルの一部を担持する担持部を形成し、天井パ
ネルが支持枠に一端部を保持されつつ型材間に配設され
ることにより、天井パネルを適切に天井面に配設できる
と共に、取付状態の調整も容易となり、作業の大幅な省
力化が図れるという効果を有する。
【0026】また、本発明によれば、支持枠に弾性材製
の固定手段が一体に配設され、制気口装置を支持枠側へ
押付けると、制気口装置の周縁部が固定手段を弾性変形
させつつ外側に一旦押退けて支持枠に当接すると共に、
内側に戻った固定手段で周縁部上側が押圧されることに
より、制気口装置全体が支持枠上に保持されることとな
り、作業者による制気口装置の支持枠への取付調整がほ
とんど不要となり、作業の大幅な省力化が図れると共
に、制気口装置を適切に支持枠に固定でき、脱落等の危
険性が生じないという効果を有する。
【0027】また、本発明によれば、型材に弾性材製の
固定手段が一体に配設され、支持枠を型材の支持部側へ
押付けると、支持枠の辺部が固定手段を弾性変形させつ
つ外側に一旦押退けて支持部に当接すると共に、内側に
戻った固定手段で辺部上側が押圧されることにより、支
持枠全体が型材に保持されることとなり、作業者による
支持枠の型材への取付調整がほとんど不要となり、作業
の大幅な省力化が図れると共に、支持枠を適切に型材に
固定でき、脱落等の危険性が生じないという効果を有す
る。
【0028】また、本発明によれば、支持枠に各種設備
機器の取付部が形成され、制気口装置と設備機器を併設
できることにより、天井のスペースを有効に活用でき、
空気調和設備を含む天井への各種設備機器の配設を集中
的に効率よく行えると共に、天井デザインの統一感を保
て、天井の美観を損わないという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る制気口取付構造の
概略構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る制気口取付構造に
おける吹出口装置の底面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る制気口取付構造に
おける型材断面図及び支持枠要部断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る制気口取付構造に
おける支持枠要部の概略構成斜視図及び支持枠担持部断
面図である。
【図7】従来の制気口取付構造の概略構成断面図であ
る。
【符号の説明】
10 支持枠 10a 載置部 10b 起立部 10c 担持部 10d 取付部 11、110 固定手段 20、100 吹出口装置 21 開口枠体 22 中コーン 23 シャッター 50 天井フレーム 51 型材 51a 支持部 51b 起立部 60 天井パネル 70 ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 592145903 株式会社ミルックス 東京都中央区京橋2丁目18番2号 明海京 橋ビル (72)発明者 中島 洋一 福岡県糸島郡志摩町大字小富士968 空調 技研工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の幅と厚みを有する支持部を有する
    所定断面形状の型材を前記支持部を下側に位置させつつ
    格子状に組合わせて形成された天井フレームに制気口装
    置を取付ける制気口取付構造において、 略矩形状又は略方形状の枠体で形成され、少なくとも対
    向する二つの外辺部を前記天井フレームをなす型材の支
    持部上に直接載置され、前記制気口装置を取付けられる
    支持枠を備え、 前記支持枠が、前記型材の支持部に載置される外辺部に
    おける端縁近傍の所定位置を略階段状に屈曲されて外辺
    部所定範囲部分と当該外辺部所定範囲部分より内側の他
    部分との間に前記支持部厚さに相当する段差を設けた状
    態とされてなり、 前記制気口装置が、前記支持枠の内周縁から所定範囲の
    部分に載置されて支持枠と一体に保持され、前記型材間
    への取付状態となることを特徴とする制気口取付構造。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の制気口取付構造に
    おいて、 前記支持枠が、前記型材の支持部に載置される外辺部以
    外の外辺部に天井形成用の天井パネルの一辺を担持可能
    な担持部を形成されてなることを特徴とする制気口取付
    構造。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載の制気口取付
    構造において、 前記支持枠が、内周縁近傍の所定位置に所定高さ起立す
    る起立部を形成されてなり、 前記起立部に前記制気口装置保持位置側の側方へ突出状
    態として一体に配設され、前記支持枠上に当接した状態
    の制気口装置周縁部を上側から押圧する弾性材製の固定
    手段を備えることを特徴とする制気口取付構造。
  4. 【請求項4】 前記請求項1ないし3のいずれかに記載
    の制気口取付構造において、 前記天井フレームをなす型材が、前記支持部の上方へ所
    定高さ起立する起立部を形成されてなり、 前記起立部に側方へ突出状態として一体に配設され、前
    記型材の支持部上に当接した状態における支持枠の所定
    の辺部を上側から押圧する弾性材製の固定手段を備える
    ことを特徴とする制気口取付構造。
  5. 【請求項5】 前記請求項1ないし4のいずれかに記載
    の制気口取付構造において、 前記支持枠が、前記型材の支持部への接触部分と前記制
    気口装置保持部分との間に所定の設備機器の取付部を形
    成されることを特徴とする制気口取付構造。
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