JP2002309864A - 気密性折戸及び気密性開き戸 - Google Patents

気密性折戸及び気密性開き戸

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JP2002309864A
JP2002309864A JP2001112703A JP2001112703A JP2002309864A JP 2002309864 A JP2002309864 A JP 2002309864A JP 2001112703 A JP2001112703 A JP 2001112703A JP 2001112703 A JP2001112703 A JP 2001112703A JP 2002309864 A JP2002309864 A JP 2002309864A
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airtight
folding door
operating rod
connecting portion
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Inventor
Shigeo Imagawa
茂夫 今川
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YAMAKIN KOGYO KK
Original Assignee
YAMAKIN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折戸の下端と床面との間の隙間を良好に塞ぐ
ことを可能とする気密機構を具えた気密性折戸を提供す
る。 【解決手段】 連結された第1、第2の折戸部材5,6
の下端部分に、夫々、折戸部材と床面との間に生ずる隙
間を塞ぐ気密機構17a,17bを設ける。これらの気
密機構は、上下に平行状態に配置された、作動杆23と
昇降体25を具え、両者は、第1リンク56と第2リン
ク61とからなるリンク装置39で連結されている。作
動杆23は、横方向に移動でき、折戸が開いた状態にお
いては、その前端部分が、バネ部材36の付勢作用によ
って折戸部材の側面から突出できる一方、折戸が閉じた
状態においては押し込まれる。又前記昇降体25は、略
垂直方向で上下動でき、前記隙間を塞ぐ気密片43が設
けられている。折戸が閉じた状態においては、作動杆2
3の先端部分が押し込まれ、それに伴い前記昇降体25
が下降して気密片43が前記隙間を塞ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折戸や開き戸の下
端と床面との間の隙間を塞ぐ気密機構を具えた気密性折
戸に関し、又気密性開き戸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】室の出入り用開口部を開閉する折戸や開
き戸にあっては、この折戸や開き戸を閉めた状態におい
て、その下端と床面との間に比較的大きな隙間が生ず
る。このように隙間が生ずると、この隙間から冷気や暖
気が逃げて冷暖房効率が悪くなったり、音や光、臭い
(トイレの臭い等)等が漏れたり、更には室内への埃の
進入等が生ずる問題があった。
【0003】そこで、前記隙間を塞ぐ気密機構の一つと
して、例えば図29〜30に示す構成のものが提案され
ている。該気密機構aは、戸bの下端部分に設けられた
下方開放のコ字状枠c内に昇降片dを上下動可能に納設
すると共に、該昇降片dの下端に弾性気密片eを設けて
なり、又該昇降片dの両側に、平行する傾斜案内溝f,
fを設けると共に、前記コ字状枠cの左右側片g,gで
支持された支持ピンhを前記傾斜案内溝fに挿通させた
構成を有するものであった。そして前記昇降片eは、戸
bが開いた状態においては、図示しないスプリングの付
勢作用によって、前記コ字状枠c内に納まった図30に
示す状態となる一方、戸bが閉じた状態においては、図
示しない作動杆が押されることによって、図31に示す
ように前記支持ピンhが前記傾斜案内溝fに相対的に案
内され、前記スプリングの付勢作用に逆らって前記昇降
片dが下降し、前記弾性気密片eが床面jに接する如く
なされ、これにより、引戸の下端と床面との間の隙間k
が閉じられるように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の気密機構は、傾斜案内溝fに支持ピンhを挿通させた
構成を有し、昇降片dを、図29〜30に示す状態から
図31〜32に示す状態に斜めに上下動させる構成であ
ったため、前記昇降片dが下降するに伴って、前記弾性
気密片eが横方向に斜めに移動することになる。従って
戸bが閉じた状態では、少なくとも前記横移動量の分L
(図31)について、戸先側下端での発生間隙が拡大し
てしまう問題があった。
【0005】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みて開
発されたものであり、気密片を略垂直方向で上下動可能
に設けることを基本として、閉じた折戸の下端と床面と
の間の隙間や、閉じた開き戸の下端と床面との間の隙間
を出来るだけ完全に近い状態で塞ぐことを可能とする気
密性折戸の提供を目的とし、又気密性開き戸の提供を目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係る
気密性折戸は、第1の折戸部材と第2の折戸部材とを折
畳み可能且つ展開可能に連結してなり、該第1の折戸部
材の一方の側面が開口部の側枠に回動可能に枢着され、
その折り畳みと展開によって前記開口部を開閉する折戸
の、前記各折戸部材の下端部分に、該折戸が閉じた時に
各折戸部材の下端と床面との間に生ずる隙間を塞ぐ機密
機構が設けられた気密性折戸である。そして前記第1の
折戸部材に配設された気密機構は、該第1の折戸部材の
横幅方向に長く且つ上下に平行状態に配置された作動杆
と昇降体とを具えており、上側に位置する前記作動杆は
前記横幅方向で移動できるものであり、その一端部分
が、自由状態においては、前記第1の折戸部材の枢着側
の前記側面からバネ部材の付勢作用によって突出する如
くなされると共に、折戸が閉じた状態においては、該突
出部分の先端が前記側枠に押されることによって、該突
出部分が前記バネ部材の付勢作用に逆らって押し込まれ
るようになされており、又下側に位置する前記昇降体
は、略垂直方向で上下動できるもので、前記隙間を塞ぐ
気密片が前記横幅方向に延長する如く設けられてなる。
又前記作動杆と昇降体の、長さ方向で見た両端側の部分
相互が、傾斜し且つ平行する第1リンクで連結されると
共に、該第1リンクの中央部と、前記第1の折戸部材の
下端部分に設定された固定部とを第2リンクで連結して
なり、該第2リンクの上の連結部は、前記第1リンクの
下の連結部の真上に位置すると共に、前記第2リンクの
上下の連結部間の長さと、該第2リンクの下の連結部と
前記第1リンクの上の連結部間の長さと、前記第2リン
クの下の連結部と前記第1リンクの下の連結部間の長さ
は略等しく設定してなり、前記作動杆の一端部分が前記
のように突出した状態においては前記昇降体が上昇状態
となる一方、前記突出部分の先端が前記側枠で押される
ことにより前記昇降体が下降して、前記気密片が前記隙
間を略全長に亘って塞ぐようになされている。又前記第
2の折戸部材に配設された気密機構は、該第2の折戸部
材の横幅方向に長く且つ上下に平行状態に配置された作
動杆と昇降体とを具えており、上側に位置する前記作動
杆は前記横幅方向で移動できるものであり、その一端部
分が、自由状態においては、前記第2の折戸部材の連結
側の側面からバネ部材の付勢作用によって突出する如く
なされると共に、折戸が閉じた状態においては、該突出
部分の先端が前記第1の折戸部材の前記枢着側とは反対
側の側面に押されることによって、該突出部分が前記バ
ネ部材の付勢作用に逆らって押し込まれるようになされ
ており、又下側に位置する前記昇降体は、略垂直方向で
上下動できるもので、前記隙間を塞ぐ気密片が前記横幅
方向に延長する如く設けられてなる。又前記作動杆と昇
降体の、長さ方向で見た両端側の部分相互が、傾斜し且
つ平行する第1リンクで連結されると共に、該第1リン
クの中央部と、前記第1の折戸部材の下端部分に設定さ
れた固定部とを第2リンクで連結してなり、該第2リン
クの上の連結部は、前記第1リンクの下の連結部の真上
に位置すると共に、前記第2リンクの上下の連結部間の
長さと、該第2リンクの下の連結部と前記第1リンクの
上の連結部間の長さと、前記第2リンクの下の連結部と
前記第1リンクの下の連結部間の長さは略等しく設定し
てなる。そして、前記作動杆の一端部分が前記のように
突出した状態においては前記昇降体が上昇状態となる一
方、前記突出部分の先端が前記側面で押されることによ
り前記昇降体が下降して、前記気密片が前記隙間を略全
長に亘って塞ぐようになされていることを特徴とするも
のである。
【0007】又本発明に係る気密性開き戸は、一方の側
面が開口部の側枠に回動可能に枢着され、前記開口部を
開閉する開き戸の下端部分に、該開き戸が閉じた時に開
き戸の下端と床面との間に生ずる隙間を塞ぐ気密機構が
設けられた気密性開き戸であって、前記気密機構は、前
記開き戸の横幅方向に長く且つ上下に平行状態に配置さ
れた作動杆と昇降体とを具えており、上側に位置する前
記作動杆は前記横幅方向で移動できるものであり、その
一端部分が、自由状態においては、前記枢着側の開き戸
側面からバネ部材の付勢作用によって突出する如くなさ
れると共に、開き戸が閉じた状態においては、該突出部
分の先端が前記側枠に押されることによって、該突出部
分が前記バネ部材の付勢作用に逆らって押し込まれるよ
うになされており、又下側に位置する前記昇降体は、略
垂直方向で上下動できるもので、前記隙間を塞ぐ気密片
が前記横幅方向に延長する如く設けられてなる。又、前
記作動杆と昇降体の、長さ方向で見た両端側の部分相互
が、傾斜し且つ平行する第1リンクで連結されると共
に、該第1リンクの中央部と、前記開き戸の下端部分に
設定された固定部とを第2リンクで連結してなり、該第
2リンクの上の連結部は、前記第1リンクの下の連結部
の真上に位置すると共に、前記第2リンクの上下の連結
部間の長さと、該第2リンクの下の連結部と前記第1リ
ンクの上の連結部間の長さと、前記第2リンクの下の連
結部と前記第1リンクの下の連結部間の長さは略等しく
設定してなる。そして、前記作動杆の一端部分が前記の
ように突出した状態においては前記昇降体が上昇状態と
なる一方、前記突出部分の先端が前記側枠で押されるこ
とにより前記昇降体が下降して、前記気密片が前記隙間
を略全長に亘って塞ぐようにしたことを特徴とするもの
である。
【0008】前記気密性折戸において、前記第1リンク
の下端部分に、略垂直方向で長い長孔を設け、前記昇降
体に突設した枢軸が前記長孔の下端部分で下方から支持
される如くなし、前記昇降体が下降して前記気密片が前
記床面に接触した後も前記作動杆の前記突出部分の先端
が押されるときは、前記長孔が下方向に移動するように
前記第1リンクの下端部分が下降できる(前記枢軸が、
相対的に上方向に移動できる)ように構成するのがよ
い。
【0009】又前記気密性開き戸において、前記第1リ
ンクの下端部分に、略垂直方向で長い長孔を設け、前記
昇降体に突設した枢軸が前記長孔の下端部分で下方から
支持される如くなし、前記昇降体が下降して前記気密片
が前記床面に接触した後も前記作動杆の前記突出部分の
先端が押されるときは、前記長孔が下方向に移動するよ
うに前記第1リンクの下端部分が下降できる(前記枢軸
が、相対的に上方向に移動できる)ように構成するのが
よい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 〔第1の実施の形態〕図1〜4において本発明に係る気
密性折戸1Aは、室2の出入り用開口部3を開閉するも
のであり、第1の折戸部材5と第2の折戸部材6とが、
折畳み可能且つ展開可能となるように蝶番7(図3)で
連結されている。そして、該第1の折戸部材5の一方の
側面9が前記開口部3の側枠10に回動可能に蝶番11
(図4)で枢着されることにより、その折畳みと展開に
よって前記開口部3を開閉可能となされている。又図5
〜7に示すように、各折戸部材5,6の下端部分で横幅
方向F1に設けられた下方開放のコ字状の収容溝部12
に、折戸の下端13と床面15との間に生ずる隙間Gを
塞ぐ気密機構17a,17bが設けられている。又前記
第2の折戸部材6の上端中央部分には、図8に示すよう
に、垂直軸19で軸支されたローラ20が設けられてお
り、該ローラ20は、前記開口部3の上枠21に付設さ
れた下方開放のコ字状の保持溝部22に納められ、折戸
の開閉の際には該ローラ20が該保持溝部22に案内さ
れる如くなされている。
【0011】又前記第1の折戸部材5に配設された気密
機構17aは、図6〜7、図9〜12に示すように、前
記収容溝部12の上下に平行状態に且つ該収容溝部の長
さ方向(折戸部材5の横幅方向F1)に延長する如く設
けられた、作動杆23と昇降体25とを具えている。
【0012】上側に位置して前記横幅方向に延長する前
記作動杆23は、図9〜13に示すように、前記収容溝
部12の上面26の前後にビス固定されたアングル状受
け部材27,29の垂下片30,31に設けた挿通孔3
2,33(図13)に前後部分が支持されている。又図
9〜12に示すように、前記作動杆23の前端寄り部位
に円板状のバネ受け片35が固設されると共に、該バネ
受け片35と前の垂下片30と間には、例えばコイルバ
ネとしてのバネ部材36が介装されている。そして自由
状態においては、前記作動杆23の一端部分(前端部
分)37が、前記第1の折戸部材5の枢着側の側面9か
ら、図9に示すように前記バネ部材36の付勢作用によ
って突出する如くなされる一方、図10に示すように前
記バネ部材36の付勢作用に逆らって押し込まれるよう
になされている。
【0013】又、下側に位置して前記横幅方向F1に延
長する前記昇降体25は、リンク装置39を介し、前記
作動杆23の横幅方向F1の移動によって略垂直方向F
2で上下動できるものであり、図6、図9、図11に示
すように、横長溝形保持片40の上面41に、前記リン
ク装置39の配設部位において垂直片42を立設した構
成を有しており、該横長溝形保持片40には、例えばク
ッション性中空ゴムを以って形成された気密片43の上
端部分45が嵌着固定されている。かかる構成の昇降体
25は、図6〜7に示すように、下方開放の矩形状ガイ
ド溝部46内に納められ、前記横長溝形保持片40の両
外側面47,47が前記矩形状ガイド溝部の内側面4
9,49に案内されて上下動可能となされており、該ガ
イド溝部46は、図6に示すように、その一方の側片5
0の下端で外方に屈曲形成した取付片51が前記収容溝
部12の下端折曲部52にビス固定されている。又前記
矩形状ガイド溝部46の上面部53には、図11〜12
に示すように、前記リンク装置39の配設部位において
その運動を阻害しないように開口55が設けられてい
る。
【0014】そして図9〜10、図11〜12に示すよ
うに、前記作動杆23と昇降体25の、長さ方向で見た
両端側の部分相互が、前記開口55に挿入可能の状態
で、傾斜状態に平行する第1リンク56,56で連結さ
れると共に、各第1リンク56の長さ方向中央部57
と、前記収容溝部12の上面にビス固定されたアングル
状部材59の垂下片として構成された固定部60とが、
第2リンク61で連結されており、該左右の第1リンク
56,56と左右の第2リンク61,61が前記リンク
装置39の主要部を構成している。そして図14に拡大
して示すように、該第2リンク61の前記固定部60に
対する上の連結部62は、前記第1リンク56の、前記
昇降体25に対する下の連結部63の真上に位置するよ
うなされている。又、前記第2リンク61の上下の連結
部62,65間の長さL1と、該第2リンク61の下の
連結部65と前記第1リンク56の上の連結部66間の
長さL2と、前記第2リンク61の下の連結部65と前
記第1リンク56の下の連結部63間の長さL3は略等
しく設定されている。なお本実施の形態においては、第
1リンク56の下端部分に、略垂直方向で長い長孔67
が設けられ、前記昇降体25に突設した枢軸69が該長
孔67の下端部分70で下方から支持される如くなされ
ており、該下端部分70で支持された状態の枢軸69
が、前記第1リンク56の下の連結部63を構成する。
【0015】そして図4、図9、図11に示すように、
前記作動杆23の一端部分37が、前記バネ部材36の
付勢作用によって前記のように突出した状態において
は、前記昇降体25が上昇状態となる。この状態で、前
記気密片43は床面15から浮き上がる。一方、該突出
部分71の先端72が、前記開口部3の側枠(本実施の
形態においては、該側枠10に設けられた押圧板73)
10で押されることにより、前記昇降体25が下降し、
図7に示すように前記気密片43が稍偏平に弾性変形し
た状態で床面15に接する。又、前記昇降体25が下降
して気密片43が床面15に接触した後も前記先端72
が押されるときは、図15に示すように、前記長孔67
が下方向に移動するように前記第1リンク56の下端部
分68が無理なく下降できる(前記枢軸69が、前記長
孔67の上方向に相対的に移動できる)。
【0016】又前記第2の折戸部材6に配設された気密
機構17bは、前記第1の折戸部材5の気密機構17a
と略同様の構成を有している。具体的には、図6〜7、
図16〜17、図11〜12に示すように、前記収容溝
部12の上下に平行状態に且つ該収容溝部の長さ方向
(折戸部材5の横幅方向F1)に延長する如く設けられ
た、作動杆23と昇降体25とを具えている。
【0017】上側に位置して前記横幅方向F1に延長す
る前記作動杆23は、図16〜17、図11〜13に示
すように、前記収容溝部12の上面26の前後にビス固
定されたアングル状受け部材27,29の垂下片30,
31に設けた挿通孔32,33に前後部分が支持されて
いる。又図16〜17、図11〜12に示すように、前
記作動杆23の前端寄り部位に円板状のバネ受け片35
が固設されると共に、該バネ受け片35と前の垂下片3
0と間には、例えばコイルバネとしてのバネ部材36が
介装されている。そして自由状態においては、前記作動
杆23の一端部分(前端部分)37が、前記第2の折戸
部材6の連結側の側面38から、図16に示すように、
前記バネ部材36の付勢作用によって突出する如くなさ
れる一方、図17に示すように、前記バネ部材36の付
勢作用に逆らって押し込まれるようになされている。
【0018】又下側に位置して前記横幅方向F1に延長
する前記昇降体25は、リンク装置39を介し、前記作
動杆23の横幅方向F1の移動によって略垂直方向F2
で上下動できるものであり、図6、図16、図11に示
すように、横長溝形保持片40の上面41に、前記リン
ク装置39の配設部位において垂直片42を立設した構
成を有しており、該横長溝形保持片40には、例えばク
ッション性中空ゴムを以って形成された気密片43の上
端部分45が嵌着固定されている。かかる構成の昇降体
25は、下方開放の矩形状ガイド溝部46内に納めら
れ、前記横長溝形保持片40の両外側面47,47が前
記矩形状ガイド溝部の内側面49,49に案内されて上
下動可能となされており、該ガイド溝部46は、その一
方の側片50の下端で外方に屈曲形成した取付片51が
前記収容溝部12の下端折曲部52にビス固定されてい
る。又前記矩形状ガイド溝部46の上面部53には、図
11〜12に示すように、前記リンク装置39の配設部
位においてその運動を阻害しないように開口55が設け
られている。
【0019】そして図16〜17、図11〜12に示す
ように、前記作動杆23と昇降体25の、長さ方向で見
た両端側の部分相互が、前記開口55に挿入可能の状態
で、傾斜状態に平行する第1リンク56,56で連結さ
れると共に、各第1リンク56の長さ方向中央部57
と、前記収容溝部12の上面にビス固定されたアングル
状部材59の垂下片として構成された固定部60とが第
2リンク61で連結されており、該左右の第1リンク5
6,56と左右の第2リンク61,61が前記リンク装
置39の主要部を構成している。そして図14に拡大し
て示すと同様に、該第2リンク61の前記固定部60に
対する上の連結部62は、前記第1リンク56の、前記
昇降体25に対する下の連結部63の真上に位置するよ
うなされている。又、前記第2リンク61の上下の連結
部62,65間の長さL1と、該第2リンク61の下の
連結部65と前記第1リンク56の上の連結部66間の
長さL2と、前記第2リンク61の下の連結部65と前
記第1リンク56の下の連結部63間の長さL3は略等
しく設定されている。なお本実施の形態においては、第
1リンク56の下端部分に、略垂直方向で長い長孔67
が設けられ、前記昇降体25に突設した枢軸69が該長
孔67の下端部分70で下方から支持される如くなされ
ており、該下端部分70で支持された状態の枢軸69
が、前記第1リンク56の下の連結部63を構成する。
【0020】そして図3、図16、図11に示すよう
に、前記作動杆23の一端部分37が、前記バネ部材3
6の付勢作用によって前記のように突出した状態におい
ては、前記昇降体25が上昇状態となる。この状態で、
前記気密片43は床面15から浮き上がる。一方、該突
出部分71の先端72が、図17に示すように、前記第
1の折戸部材5の前記枢着側とは反対側の側面(本実施
の形態においては、該側面に突設された押圧突部75)
76で押されることにより、前記昇降体25が下降し、
図7に示すように前記気密片43が稍偏平に弾性変形し
た状態で床面15に接する。又、前記昇降体25が下降
して気密片43が床面15に接触した後も前記先端72
が押されるときは、図15に示すように、前記長孔67
が下方向に移動するように前記第1リンク56の下端部
分68が無理なく下降できる(前記枢軸69が、前記長
孔67の上方向に相対的に移動できる)。
【0021】然して本発明に係る気密性折戸1Aが、図
18に示すように前記開口部3を開いた状態にあるとき
は、図9,図16に示すように、前記バネ部材36の付
勢作用によって作動杆23の一端部分37が前記側面
9,38で突出状態になるため、前記第1リンク56の
上の連結部66が前記側面9,38に近づいて前記昇降
体25が上昇位置をとり、両気密片43,43は図6に
示すように床面15から浮き上がった状態となる。そし
て気密性折戸1Aが図1、図19に示すように前記開口
部3を閉じた状態にあるときは、図10、図17に示す
ように、前記突出状態にある作動杆の先端72が開口部
の側枠10及び前記側面76の押圧突部75で押され、
その結果、前記第1リンク56の上の連結部66が前記
側面9,38から遠ざかり、前記昇降体25が下降し、
前記気密片43が図7に示すように稍偏平に弾性変形し
た状態で床面15に接し、前記隙間Gが略全長に亘って
塞がれる。気密性折戸1Aが前記開口部3を閉じた状態
にある間は、作動杆23の先端72が開口部の側枠10
及び前記側面76の押圧突部75で押されたままの状態
にあるため、前記塞ぎ状態が維持される。
【0022】なお本実施の形態においては、第1リンク
56の下端部分に、前記長孔67が設けられているた
め、前記昇降体25が下降して前記気密片43が前記床
面15に接触した後も、前記作動杆23の先端72が押
されるときは、図15に示すように、前記長孔67が下
方向に移動するように前記第1リンク56の下端部分6
8が無理なく下降できる(前記枢軸69が、前記長孔6
7の上方向に相対的に移動できる)。これによって、リ
ンク装置39が破損するのを防止できる。又このように
構成する場合は、最上昇位置にある気密片43の下端7
7と床面15との間の距離L(図14)が施工現場によ
って稍大きいときも、前記長孔67による枢軸69の上
昇の余裕によって、前記気密片43を所要に下降させて
確実な気密を図ることができる。
【0023】〔第2の実施の形態〕図20〜22におい
て本発明に係る気密性開き戸1Bは、一方の側面79が
室2の出入り用開口部3の側枠10に回動可能に蝶番8
0で枢着されることにより、該開口部3を開閉するもの
である。そして図23〜25に示すように、開き戸の下
端部分において横幅方向F3に設けられた下方開放のコ
字状をなす収容溝部12に、開き戸の下端81と床面1
5との間の隙間Gを塞ぐ気密機構17が設けられてい
る。
【0024】前記気密機構17は、図24〜27に示す
ように、前記収容溝部12の上下に平行状態に且つ該収
容溝部の長さ方向(開き戸の横幅方向F3)に延長する
如く設けられた、作動杆23と昇降体25とを具えてい
る。
【0025】上側に位置して前記横幅方向F3に延長す
る前記作動杆23は、図26〜27に示し、又図11〜
13に示すと同様にして、前記収容溝部12の上面26
の前後にビス固定されたアングル状受け部材27,29
の垂下片30,31に設けた挿通孔32,33に前後部
分が支持されている。又図26〜27に示し、又図11
〜12に示すと同様にして、前記作動杆23の前端寄り
部位に円板状のバネ受け片35が固設されると共に、該
バネ受け片35と前の垂下片30と間には、例えばコイ
ルバネとしてのバネ部材36が介装されている。そして
自由状態においては、前記作動杆23の一端部分(前端
部分)37が、前記気密性開き戸1Bの枢着側の側面9
から、図26に示すように前記バネ部材36の付勢作用
によって突出する如くなされる一方、図27に示すよう
に前記バネ部材36の付勢作用に逆らって押し込まれる
ようになされている。
【0026】又下側に位置して前記横幅方向F3に延長
する前記昇降体25は、リンク装置39を介し、前記作
動杆23の横幅方向F3の移動によって略垂直方向F4
で上下動できるものであり、図24、図26に示し、又
図11に示すと同様にして、横長溝形保持片40の上面
41に、前記リンク装置39の配設部位において垂直片
42を立設した構成を有しており、該横長溝形保持片4
0には、例えばクッション性中空ゴムを以って形成され
た気密片43の上端部分45が嵌着固定されている。か
かる構成の昇降体25は、図24〜25に示すように、
下方開放の矩形状ガイド溝部46内に納められ、前記横
長溝形保持片40の両外側面47,47が前記矩形状ガ
イド溝部の内側面49,49に案内されて上下動可能と
なされており、該ガイド溝部46は、その一方の側片5
0の下端で外方に屈曲形成した取付片51が前記収容溝
部12の下端折曲部52にビス固定されている。又前記
矩形状ガイド溝部46の上面部53は、図11〜12に
示すと同様に、前記リンク装置39の配設部位において
その運動を阻害しないように開口55が設けられてい
る。
【0027】そして図26〜27に示し、又図11〜1
2に示すと同様に、前記作動杆23と昇降体25の、長
さ方向で見た両端側の部分相互が、前記開口55に挿入
可能の状態で、傾斜状態に平行する第1リンク56,5
6で連結されると共に、各第1リンク56の長さ方向中
央部57と、前記収容溝部12の上面にビス固定された
アングル状部材59の垂下片として構成された固定部6
0とが第2リンク61で連結されており、該左右の第1
リンク56,56と左右の第2リンク61,61が前記
リンク装置39の主要部を構成している。そして図14
に示すと同様にして、該第2リンク61の前記固定部6
0に対する上の連結部62は、前記第1リンク56の、
前記昇降体25に対する下の連結部63の真上に位置す
るようなされている。又、前記第2リンク61の上下の
連結部62,65間の長さL1と、該第2リンク61の
下の連結部65と前記第1リンク56の上の連結部66
間の長さL2と、前記第2リンク61の下の連結部65
と前記第1リンク56の下の連結部63間の長さL3は
略等しく設定されている。なお本実施の形態において
は、第1リンク56の下端部分に、略垂直方向で長い長
孔67が設けられ、前記昇降体25に突設した枢軸69
が該長孔67の下端部分70で下方から支持される如く
なされており、該下端部分70で支持された状態の枢軸
69が、前記第1リンク56の下の連結部63を構成す
る。
【0028】そして図22、図26に示し、又図11に
示すと同様にして、前記作動杆23の一端部分37が、
前記バネ部材36の付勢作用によって前記のように突出
した状態においては、前記昇降体25が上昇状態とな
る。この状態で、前記気密片43は床面15から浮き上
がる。一方、該突出部分71の先端72が、前記開口部
3の側枠(本実施の形態においては、該側枠10に設け
られた押圧板73)10で押されることにより、前記昇
降体25が下降し、図25に示すように前記気密片43
が稍偏平に弾性変形した状態で床面15に接する。又、
前記昇降体25が下降して気密片43が床面15に接触
した後も前記先端72が押されるときは、図15に示す
と同様に、前記枢軸69が前記長孔67の上方向に移動
できる。
【0029】然して本発明に係る気密性開き戸1Bが、
図21に示すように前記開口部3を開いた状態にあると
きは、図26に示すように、前記バネ部材36の付勢作
用によって作動杆23の一端部分37が前記側面79で
突出状態になるため、前記第1リンク56の上の連結部
66が前記側面79に近づいて前記昇降体25が上昇位
置をとり、両気密片43,43は図24に示すように床
面15から浮き上がった状態となる。そして、気密性開
き戸1Bが図20、図28に示すように、前記開口部3
を閉じた状態にあるときは、図27に示すように前記突
出状態にある作動杆の先端72が開口部の側枠10で押
され、その結果、前記第1リンク56の上の連結部66
が前記側面79から遠ざかって前記昇降体25が下降
し、前記気密片43が図25に示すように稍偏平に弾性
変形した状態で床面15に接し、前記隙間Gが略全長に
亘って塞がれる。そして、気密性開き戸1Bが前記開口
部3を閉じた状態にある間は、作動杆23の先端72が
開口部3の側枠10で押されたままの状態にあるため
に、前記塞ぎ状態が維持される。
【0030】なお本実施の形態においては、第1リンク
56の下端部分に、前記長孔67が設けられているた
め、前記昇降体25が下降して前記気密片43が前記床
面15に接触した後も、前記作動杆23の先端72が押
されるときは、図15に示すと同様にして、前記長孔6
7が下方向に移動するように前記第1リンク56の下端
部分68が無理なく下降できる(前記枢軸69が、前記
長孔67の上方向に相対的に移動できる)。これによ
り、リンク装置39が破損するのを防止できる。又この
ように構成する場合は、最上昇位置にある気密片43の
下端77と床面15との間の距離L(図14)が施工現
場によって稍大きいときも、前記長孔67による枢軸6
9の上昇の余裕によって、前記気密片43を所要に下降
させて確実な気密を図ることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明は以下の如き優れた効果を奏す
る。 (1) 本発明に係る気密性折戸及び気密性開き戸によると
きは、これらが室の開口部を閉じた状態において、作動
杆の一端部分の先端が、バネ部材の付勢作用に逆らって
押されることにより、上昇位置にあった気密片を下降さ
せ、これにより、折戸下端と床面との間の隙間或いは、
開き戸下端と床面との間の隙間を塞ぐことができる。そ
して、第1リンクと第2リンクの回動動作によって、気
密片を略垂直方向で上下動させることができるため、気
密片を斜め方向に上下動させる前記従来の気密機構とは
異なり、戸が閉じた状態において、その戸先側下端での
発生間隙が拡大してしまうという前記問題点を解消で
き、前記隙間を出来るだけ完全に近い状態で塞ぐことが
できるという利点がある。これにより、隙間から冷気や
暖気が逃げて冷房効率が悪くなったり、音や光、臭いな
どが漏れたり、更には室内への埃の進入等が生ずる問題
を極力解消し得ることとなる。
【0032】(2) 特に、第1のリンクの下端部分に、略
垂直方向で上下に長い長孔を設け、前記昇降体に突設し
た枢軸が該長孔の下端部分で下方から支持される如く構
成したときは、該昇降体が下降して前記気密片が床面に
接触した後も前記作動杆が押されるときは、前記長孔が
下方向に移動するように前記第1リンクの下端部分が無
理なく下降でき、これにより、リンク装置が破損される
のを防止できる。又このように構成する場合は、上昇位
置ある気密片の下端と床面との間の距離が施工現場によ
って異なるときも、該長孔による枢軸の上昇の余裕によ
って、作動杆の押し込みを十分に行わせながら、無理な
く気密片を所要に下降させて、確実な気密を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る気密性折戸が閉じた状態を示す斜
視図である。
【図2】その気密性折戸が開いた状態を示す斜視図であ
る。
【図3】第1、第2の折戸部材の連結部の構成を示す斜
視図である。
【図4】気密性折戸の、開口部の側枠に対する枢着状態
を示す斜視図である。
【図5】開口部を閉じた状態の気密性折戸の下側部分を
示す正面図である。
【図6】気密機構を、その気密片が上昇した状態で示す
断面図である。
【図7】気密機構を、その気密片が隙間を塞いだ状態で
示す断面図である。
【図8】第2の折戸部材の上端の支持状態を示す断面図
である。
【図9】第1の折戸部材に設けた気密機構を、気密片が
上昇した状態で示す断面図である。
【図10】第1の折戸部材に設けた気密機構を、その気
密片が間隙を塞いだ状態で示す断面図である。
【図11】気密機構の構成を、その気密片が上昇した状
態で示す部分斜視図である。
【図12】気密機構の構成を、その気密片が間隙を塞い
だ状態で示す斜視図である。
【図13】気密機構を構成する作動杆の支持状態を示す
断面図である。
【図14】気密機構を、その気密片が上昇した状態で示
す部分正面図である。
【図15】気密機構を、その気密片が間隙を塞いだ状態
で示す部分正面図である。
【図16】第2の折戸部材に設けられた気密機構を、そ
の気密片が上昇した状態で示す断面図である。
【図17】第2の折戸部材に設けた気密機構を、その気
密片が間隙を塞いだ状態で示す断面図である。
【図18】気密性折戸が開口部を開いた状態を示す平面
図である。
【図19】気密性折戸が開口部を閉じた状態を示す平面
図である。
【図20】気密性開き戸が開口部を閉じた状態で示す斜
視図である。
【図21】気密性開き戸が開口部を稍開いた状態を示す
斜視図である。
【図22】気密性開き戸の、開口部の側枠に対する枢着
状態を示す斜視図である。
【図23】開口部を閉じた状態にある気密性開き戸の下
側部分を示す正面図である。
【図24】その気密機構を、気密片が上昇状態で示す断
面図である。
【図25】その気密機構を、気密片が隙間を塞いだ状態
で示す断面図である。
【図26】気密性開き戸の気密機構を、その気密片が上
昇した状態で示す断面図である。
【図27】気密性開き戸の気密機構を、その気密片が間
隙を塞いだ状態で示す断面図である。
【図28】気密性開き戸が開口部を閉じた状態で示す平
面図である。
【図29】気密機構を具えた従来の戸の構成を、気密片
が上昇した状態で示す側面図である。
【図30】その気密機構を、気密片が上昇した状態で示
す断面図である。
【図31】気密機構を具えた従来の戸の構成を、気密片
が隙間を塞いだ状態で示す側面図である。
【図32】従来の気密機構を、その気密片が隙間を塞い
だ状態で示す断面図である。
【符号の説明】
1A 気密性折戸 1B 気密性開き戸 2 室 3 開口部 5 第1の折戸部材 6 第2の折戸部材 7 蝶番 9 第1の折戸部材の側面 10 開口部の側枠 11 蝶番 17 気密機構 17a 気密機構 17b 気密機構 23 作動杆 25 昇降体 36 バネ部材 39 リンク装置 43 気密片 56 第1リンク 60 固定部 61 第2リンク 62 上の連結部 63 下の連結部 65 下の連結部 66 上の連結部 67 長孔 69 枢軸 79 気密性開き戸の側面 80 蝶番

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の折戸部材と第2の折戸部材とを折
    畳み可能且つ展開可能に連結してなり、該第1の折戸部
    材の一方の側面が開口部の側枠に回動可能に枢着され、
    その折り畳みと展開によって前記開口部を開閉する折戸
    の、前記各折戸部材の下端部分に、該折戸が閉じた時に
    各折戸部材の下端と床面との間に生ずる隙間を塞ぐ機密
    機構が設けられた気密性折戸であって、 前記第1の折戸部材に配設された気密機構は、該第1の
    折戸部材の横幅方向に長く且つ上下に平行状態に配置さ
    れた作動杆と昇降体とを具えており、上側に位置する前
    記作動杆は前記横幅方向で移動できるものであり、その
    一端部分が、自由状態においては、前記第1の折戸部材
    の枢着側の前記側面からバネ部材の付勢作用によって突
    出する如くなされると共に、折戸が閉じた状態において
    は、該突出部分の先端が前記側枠に押されることによっ
    て、該突出部分が前記バネ部材の付勢作用に逆らって押
    し込まれるようになされており、又下側に位置する前記
    昇降体は、略垂直方向で上下動できるもので、前記隙間
    を塞ぐ気密片が前記横幅方向に延長する如く設けられて
    なり、 又前記作動杆と昇降体の、長さ方向で見た両端側の部分
    相互が、傾斜し且つ平行する第1リンクで連結されると
    共に、該第1リンクの中央部と、前記第1の折戸部材の
    下端部分に設定された固定部とを第2リンクで連結して
    なり、該第2リンクの上の連結部は、前記第1リンクの
    下の連結部の真上に位置すると共に、前記第2リンクの
    上下の連結部間の長さと、該第2リンクの下の連結部と
    前記第1リンクの上の連結部間の長さと、前記第2リン
    クの下の連結部と前記第1リンクの下の連結部間の長さ
    は略等しく設定してなり、 前記作動杆の一端部分が前記のように突出した状態にお
    いては前記昇降体が上昇状態となる一方、前記突出部分
    の先端が前記側枠で押されることにより前記昇降体が下
    降して、前記気密片が前記隙間を略全長に亘って塞ぐよ
    うになされており、 又前記第2の折戸部材に配設された気密機構は、該第2
    の折戸部材の横幅方向に長く且つ上下に平行状態に配置
    された作動杆と昇降体とを具えており、上側に位置する
    前記作動杆は前記横幅方向で移動できるものであり、そ
    の一端部分が、自由状態においては、前記第2の折戸部
    材の連結側の側面からバネ部材の付勢作用によって突出
    する如くなされると共に、折戸が閉じた状態において
    は、該突出部分の先端が前記第1の折戸部材の前記枢着
    側とは反対側の側面に押されることによって、該突出部
    分が前記バネ部材の付勢作用に逆らって押し込まれるよ
    うになされており、又下側に位置する前記昇降体は、略
    垂直方向で上下動できるもので、前記隙間を塞ぐ気密片
    が前記横幅方向に延長する如く設けられてなり、 又前記作動杆と昇降体の、長さ方向で見た両端側の部分
    相互が、傾斜し且つ平行する第1リンクで連結されると
    共に、該第1リンクの中央部と、前記第1の折戸部材の
    下端部分に設定された固定部とを第2リンクで連結して
    なり、該第2リンクの上の連結部は、前記第1リンクの
    下の連結部の真上に位置すると共に、前記第2リンクの
    上下の連結部間の長さと、該第2リンクの下の連結部と
    前記第1リンクの上の連結部間の長さと、前記第2リン
    クの下の連結部と前記第1リンクの下の連結部間の長さ
    は略等しく設定してなり、 前記作動杆の一端部分が前記のように突出した状態にお
    いては前記昇降体が上昇状態となる一方、前記突出部分
    の先端が前記側面で押されることにより前記昇降体が下
    降して、前記気密片が前記隙間を略全長に亘って塞ぐよ
    うになされていることを特徴とする気密性折戸。
  2. 【請求項2】 一方の側面が開口部の側枠に回動可能に
    枢着され、前記開口部を開閉する開き戸の下端部分に、
    該開き戸が閉じた時に開き戸の下端と床面との間に生ず
    る隙間を塞ぐ気密機構が設けられた気密性開き戸であっ
    て、 前記気密機構は、前記開き戸の横幅方向に長く且つ上下
    に平行状態に配置された作動杆と昇降体とを具えてお
    り、上側に位置する前記作動杆は前記横幅方向で移動で
    きるものであり、その一端部分が、自由状態において
    は、前記枢着側の開き戸側面からバネ部材の付勢作用に
    よって突出する如くなされると共に、開き戸が閉じた状
    態においては、該突出部分の先端が前記側枠に押される
    ことによって、該突出部分が前記バネ部材の付勢作用に
    逆らって押し込まれるようになされており、又下側に位
    置する前記昇降体は、略垂直方向で上下動できるもの
    で、前記隙間を塞ぐ気密片が前記横幅方向に延長する如
    く設けられてなり、 又前記作動杆と昇降体の、長さ方向で見た両端側の部分
    相互が、傾斜し且つ平行する第1リンクで連結されると
    共に、該第1リンクの中央部と、前記開き戸の下端部分
    に設定された固定部とを第2リンクで連結してなり、該
    第2リンクの上の連結部は、前記第1リンクの下の連結
    部の真上に位置すると共に、前記第2リンクの上下の連
    結部間の長さと、該第2リンクの下の連結部と前記第1
    リンクの上の連結部間の長さと、前記第2リンクの下の
    連結部と前記第1リンクの下の連結部間の長さは略等し
    く設定してなり、 前記作動杆の一端部分が前記のように突出した状態にお
    いては前記昇降体が上昇状態となる一方、前記突出部分
    の先端が前記側枠で押されることにより前記昇降体が下
    降して、前記気密片が前記隙間を略全長に亘って塞ぐよ
    うにしたことを特徴とする気密性開き戸。
  3. 【請求項3】 前記第1リンクの下端部分には、略垂直
    方向で長い長孔が設けられ、前記昇降体に突設した枢軸
    が前記長孔の下端部分で下方から支持される如くなされ
    ており、前記昇降体が下降して前記気密片が前記床面に
    接触した後も前記作動杆の前記突出部分の先端が押され
    るときは、長孔が下方向に移動するように前記第1リン
    クの下端部分が下降できるように構成したことを特徴と
    する請求項1記載の気密性折戸。
  4. 【請求項4】 前記第1リンクの下端部分には、略垂直
    方向で長い長孔が設けられ、前記昇降体に突設した枢軸
    が前記長孔の下端部分で下方から支持される如くなされ
    ており、前記昇降体が下降して前記気密片が前記床面に
    接触した後も前記作動杆の前記突出部分の先端が押され
    るときは、前記長孔が下方向に移動するように前記第1
    リンクの下端部分が下降できるように構成したことを特
    徴とする請求項2記載の気密性開き戸。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105156000A (zh) * 2015-09-30 2015-12-16 江苏肯帝亚森工科技股份有限公司 防尘隔音装置及其防尘隔音门
KR20170004017U (ko) * 2017-02-28 2017-11-28 김성배 방화문용 틈새 막음장치
CN112610127A (zh) * 2020-12-14 2021-04-06 欧恩科(北京)自动门科技有限公司 一种用于气密门的密封装置

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