JP3414225B2 - 出入り口の下枠部分の構造及びその組み立て方法 - Google Patents

出入り口の下枠部分の構造及びその組み立て方法

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JP3414225B2 JP32363897A JP32363897A JP3414225B2 JP 3414225 B2 JP3414225 B2 JP 3414225B2 JP 32363897 A JP32363897 A JP 32363897A JP 32363897 A JP32363897 A JP 32363897A JP 3414225 B2 JP3414225 B2 JP 3414225B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室等の出入り口
の下枠部分の構造とその組み立て方法に関し、詳しくは
出入り口のドアのような閉鎖部材を閉じたとき水止め部
材が立ち上がって防水する手段を備えた出入り口の下枠
部分の構造とその組み立て方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浴室の出入り口となる開口には開口に沿
って戸枠が設けられ、戸枠内にドアのような閉鎖部材が
装着されて開閉自在にされている。そして浴室の床面よ
り戸枠の下枠の上面の高さが十分に高くなるように段差
を設けて浴室内の水が浴室外に流出しないようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、戸枠の下枠
の上面の高さを高くして段差を設けると、段差で足をつ
まずいたりするおそれがあって、安全面から好ましくな
いという問題がある。そこで本特許出願人らは先に戸枠
の下枠の部分の上面の高さを低くしても防水性を確保す
るものとして特願平8−285725号に開示されるも
のを出願した。これは出入り口の下枠に下枠の長手方向
に長い水止め部材を上下に起倒自在に装着し、出入り口
をドアで閉塞したとき水止め部材を起立させ、ドアを開
放したとき水止め部材を下枠の上に倒すようになってい
る。ところが、かかる先願のものではドアの開閉と水止
め部材の起倒を連動させるため、水止め部材の上面に駆
動装置を設け、ドアを閉じるとドアで駆動装置を押して
水止め部材を起立させるようになっており、水止め部材
の上に高さが高く且つ大きさの大きい駆動装置が突出し
ており、外観上見栄えが悪くなるという問題があり、ま
た駆動装置に足を引っ掛けるという危険性があった。ま
た上記先願のものでは水止め部材は自重で倒れるように
なっているだけであり、水止め部材を回転自在に支持す
る部分に水垢等が付着するなどして回転摩擦トルクが増
した場合には水止め部材が倒れるように下がらないとい
う不安があった。
【0004】本発明は叙述の点に鑑みてなされたもので
あって、外観上見栄えが悪くならなく、しかも足を引っ
掛けるおそれもなく、さらに出入り口を開放したとき水
止め部材を確実に倒すことができる出入り口の下枠部分
の構造及び出入り口の下枠部分の組み立て方法を提供す
るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1の出入り口の下枠部分の構造は、出
入り口の下枠1に下枠1の長手方向に長い水止め部材2
を回転自在に枢支して水止め部材2を上下に起倒自在に
装着し、出入り口をドア3a、引戸等の閉鎖部材3で閉
塞したとき閉鎖部材3から離れる方向に水止め部材2を
回動させて水止め部材2を起立させ、閉鎖部材3を開放
したとき水止め部材2を閉鎖部材3の方向に自重で回動
させて下枠1の上に倒すものにおいて、下枠1の長手方
向と直交する方向に摺動すると共に水止め部材2の枢支
部4に近づく方向に摺動したとき先端側が斜め上に上が
って水止め部材2を立ち上げるように押すアーム5を下
枠1部分に設け、閉鎖部材3を閉じたとき閉鎖部材3で
押されるトリガー6を下枠1の長手方向と直交する方向
に摺動自在になるように下枠1部分にアーム5より閉鎖
部材3側の位置で設けると共にトリガー6とアーム5と
の間にトリガー6とアーム5とを連動させる駆動用バネ
7を介装し、トリガー6を押さないときにはアーム5を
水止め部材2の枢支部4から離れる方向に押してアーム
5を倒すようにする復帰用バネ8を設け、復帰用バネ8
のバネ定数を駆動用バネ7のバネ定数より小さくし、ア
ーム5の先端から下枠1の長手方向と平行に連結ピン9
を突設すると共に水止め部材2の下面に設けた係止フッ
ク10に上記連結ピン9を係止させて成ることを特徴と
する。閉鎖部材3を閉じたとき閉鎖部材3でトリガー6
が押されて摺動し、トリガー6の摺動にて駆動用バネ7
を介してアーム5が押され、アーム5が復帰用バネ8に
抗して摺動してアーム5の先端が斜め上に上がるように
なり、アーム5の先端で水止め部材2が起立する。また
閉鎖部材3を開くと、トリガー6の押圧が解除されてト
リガー6が水止め部材2から離れる方向に摺動し、復帰
用バネ8のバネ力にてアーム5が水止め部材2の枢支部
4から離れる方向に摺動し、水止め部材2がアーム5で
押されなくなって水止め部材2が倒れる。このとき、水
止め部材2の下側にアーム5やトリガー6等が隠れて外
観上見栄えが悪くならなく、また足を引っ掛けることが
ない。また水止め部材2を起立させた状態で水止め部材
2を足で踏んでもアーム5が駆動用バネ7のバネ力に抗
して摺動して水止め部材2が倒れて水止め部材2が破損
するおそれがない。また水止め部材2を起立させるとき
トリガー6にて駆動用バネ7を介してアーム5が押され
てアーム5の先端が斜め上に上がることで水止め部材2
を起立させるために水止め部材2を長期に亙って安定よ
く起立させることができ、しかもトリガー6の摺動スト
ロークが小さくても水止め部材2を起立させることがで
きる。また閉鎖部材3を開くと、トリガー6の押圧が解
除されてトリガー6が水止め部材2から離れる方向に摺
動し、復帰用バネ8のバネ力にてアーム5が水止め部材
2の枢支部4から離れる方向に摺動し、水止め部材2が
アーム5で押されなくなって水止め部材2が倒れるが、
このときアーム5の連結ピン9と係止フック10とが係
止しているために復帰用バネ8の力がアーム5、連結ピ
ン9、係止フック10を介して水止め部材2に作用し、
水止め部材2を回転自在に枢支する部分に水垢等が付着
するなどして回転摩擦トルクが増しても水止め部材2が
確実に倒れるように下がる。
【0006】また本発明の請求項2の出入り口の下枠部
分の構造は、請求項1において、アーム5、トリガー
6、駆動用バネ7、復帰用バネ8をケーシング11に組
み込んで駆動ユニットAを形成し、下枠1の長手方向と
直交する方向に摺動するトリガー6の操作部6aをケー
シング11の上面のトリガー用開口12から上に突出さ
せ、トリガー6の操作部6aにこの操作部6aを覆うキ
ャップ13を被嵌し、キャップ13にトリガー用開口1
2を覆う鍔部13aを一体に設けて成ることを特徴とす
る。キャップ13にてトリガー用開口12から異物が侵
入するのを防止して動作の信頼性を向上できる。またキ
ャップ13にてトリガー6の操作部6aの外観を向上で
きる。
【0007】また本発明の請求項3の出入り口の下枠部
分の構造は、アーム5、トリガー6、駆動用バネ7、復
帰用バネ8をケーシング11に組み込んだ駆動ユニット
Aを下枠1の長手方向の一端側に設置すると共にアーム
5の先端から下枠1の長手方向と平行で且つ下枠1の長
手方向の一端側に向けて突出する連結ピン9を突設し、
水止め部材2が下枠1に対して起立した状態で水止め部
材2の端部の上面が下面に当接する止水板15を下枠1
の他端側に予め設置し、この状態で下枠1の長手方向に
亙る板状の水止め部材2を垂直に立てて下枠1の上に配
置すると共に水止め部材2を枢支部4と枢支軸部14と
の嵌合で回転自在に装着し、次いで水止め部材2を下枠
1の上に重ねるように倒し、次いで水止め部材2を下枠
1の他端側に寄せるようにスライドさせて水止め部材2
の端部を上記止水板15の下に位置させると共に水止め
部材2の下面に設けた係止フック10と上記連結ピン9
とを係止し、次いで下枠1の一端側に水止め部材2の端
部の上から止水板15を設置することを特徴とする。上
記のように組み立てることにより、各部材を順次組み込
んで出入り口の下枠部分を容易に組み立てることができ
るのは勿論、駆動ユニットAのアーム5の連結ピン9と
水止め部材2の係止フック10とを係止するものでもス
ムーズに連結ピン9と係止フック10とを係止して組み
立てることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図4に示すように浴室1
7と浴室外18との間には出入り口となる開口を設けて
あり、この開口には開口の閉鎖部材3としてスイングド
アのようなドア3aを開閉自在に装着してある。開口に
沿って設ける戸枠の下枠1はアルミニウムのような金属
にて形成されており、ドア3aを閉じた状態で下枠1の
上にドア3aが位置するようになっている。戸枠の縦枠
16は下枠1の長手方向の両端で垂直に立設してある。
下枠1の浴室17側と反対側の位置で下枠1の上には下
枠1の長手方向に亙るように板状の水止め部材2を配置
してあり、この水止め部材2を下枠1に起倒自在に装着
してある。つまり、下枠1には長手方向に亙るように枢
支軸部14を設けてあり、水止め部材2の縁部に長手方
向に亙って設けた枢支部4を枢支軸部14に回転自在に
装着してある。下枠1の長手方向の両方の端部には止水
板15を装着してあり、水止め部材2を起立させたとき
水止め部材2が止水板15の下面に当接するようになっ
ている。浴室17の床17aには凹溝19を凹設してあ
り、凹溝19の上面の開口にはグレージングチャンネル
20を装着してある。下枠1には水止め部材2を起倒す
る駆動ユニットAを埋設して取り付けてある。つまり、
下枠1の長手方向の一端側(ドア3aの回転中心側)に
は図5に示すように設置凹所22を設けてあり、この設
置凹所22に駆動ユニットAをはめ込んで埋設するよう
に設置してある。
【0009】この駆動ユニットAは図6、図7、図8に
示すように形成されるものであり、ケーシング11、ア
ーム5、トリガー6、駆動用バネ7、復帰用バネ8等で
構成されている。ケーシング11にはトリガー用開口1
2や一対のアーム収納開口23を設けてあり、ケーシン
グ11の両側面に摺動ガイド溝24を設けてある。この
摺動ガイド溝24は水平ガイド溝24aと傾斜ガイド溝
24bとで構成されている。またケーシング11のアー
ム収納開口23の下方にはガイドレール部25を設けて
ある。アーム5は2個一組となっており、アーム5の基
部を連結部26で一体に連結してある。2個のアーム5
はケーシング11のアーム収納開口23に摺動自在に挿
入してガイドレール部25に載せてあり、アーム5の側
面に突設した摺動ピン27,28を摺動ガイド溝24に
摺動自在に装着してある。そして摺動ピン27は水平ガ
イド溝24aに沿って摺動し、摺動ピン28は傾斜ガイ
ド溝24bに沿って摺動するようになっている。トリガ
ー6は基台部6bと半円筒状の操作部6aを一体に設け
て形成されており、トリガー6はトリガー用開口12に
摺動自在に装着してある。アーム5の基部側にはバネ収
納凹所29を設けてあり、コイルバネのような駆動用バ
ネ7をバネ収納凹所29に挿入してあり、駆動用バネ7
のアーム5の基端から突出する端部をトリガー6の基台
部6bに当接してある。駆動用バネ7を装着した状態で
は駆動用バネ7の力が作用していなくてアーム5が水平
に倒れた状態である。またアーム5の連結部26とケー
シング11との間にはコイルバネのような復帰用バネ8
を介装してあり、アーム5がトリガー6の方に摺動して
倒れた状態になっている。復帰用バネ8と駆動用バネ7
とは復帰用バネ8の方が駆動用バネ7よりバネ定数が小
さくしてある。一対のアーム5の先端にはアーム5の摺
動方向と直交する方向にピン埋設孔30を穿設してあ
り、波形の溝を設けたスプリングピンのような連結ピン
9をピン埋設孔30に挿入することで一方のアーム5に
連結ピン9を装着してあり、アーム5から下枠1の長手
方向と平行になるように連結ピン9を突設してある。水
止め部材2の端部の下面には係止フック10を装着して
あり、この係止フック10に連結ピン9を係止してあ
る。またトリガー6の操作部6aは半円筒状になってい
るが、この操作部6aを覆うように上面を閉塞せる有底
半円筒状のキャップ13を被嵌してある。そしてこのキ
ャップ13の下部には外方に向けて水平に突出する鍔部
13aを設けてあり、この鍔部13aにてトリガー用開
口12を覆ってある。
【0010】ドア3aを開いた状態ではトリガー6が押
されていなく、水止め部材2は自重で倒れた状態であ
る。このときアーム5が図9(a)は図10(a)のよ
うに突出していなくて、アーム収納開口23に収まって
いる。ドア3aを開いた状態では水止め部材2が水平に
倒れているために通行時に水止め部材2に足が引っ掛か
ったりすることがない。この状態からドア3aを閉じる
と、ドア3aにて図9(a)の矢印aのようにトリガー
6が押される。トリガー6が押されると、駆動用バネ7
を介してアーム5が押され、アーム5が復帰用バネ8に
抗して摺動する。アーム5が摺動すると、上記のように
アーム5の先端が斜め上がるように枢支部4側に向けて
摺動する。これによりアーム5の先端から図9(b)の
矢印b方向に作用する力で水止め部材2の枢支部4の近
傍が押されて水止め部材2が回動し、水止め部材2が図
3の想像線に示すように起立する。水止め部材2が立ち
上がると、水止め部材2の両端の上面が止水板15の下
面に当接し、浴室17側から水が漏れるのを確実に防止
できる。上記のようにトリガー6を押すと、駆動用バネ
7を介してアーム5が押され、アーム5が復帰用バネ8
に抗して摺動するが、アーム5が摺動するとき摺動ピン
27が水平ガイド溝24aに沿って摺動すると共に摺動
ピン28が傾斜ガイド溝24bに沿って摺動し、図9
(b)や図10(b)のようにアーム5の先端が斜め上
に上がるように摺動する。上記のように水止め部材2が
起立した状態で水止め部材2を踏んでも、アーム5が駆
動用バネ7に抗して摺動して倒れて水止め部材2が水平
に倒れて水止め部材2が破損することがない。このとき
駆動用バネ7を介してトリガー6に図9(d)の矢印d
のような力がかかる。また水止め部材2を起立させると
きトリガー6にて駆動用バネ7を介してアーム5が押さ
れてアーム5の先端が斜め上に上がることで水止め部材
2を起立させるために水止め部材2を長期に亙って安定
よく起立させることができ、しかもトリガー6の摺動ス
トロークが小さくても水止め部材2を起立させることが
できる。このとき水止め部材2の枢支部4の近傍をアー
ム5の先端が押すためにトリガー6の摺動ストロークを
一層少なくできる。また上記と逆にドア3aを開くと、
ドア3aがトリガー6から離れ、トリガー6の押圧が解
除され、復帰用バネ8にてアーム5及びトリガー6が上
記と逆に摺動し、アーム5が倒れて水止め部材2が倒れ
る。このとき、アーム5に復帰用バネ8の力がかかり、
連結ピン9に図9(c)の矢印cの力が作用し、連結ピ
ン6と係止フック10とが係止されているために水止め
部材2が復帰用バネ8の力で下方に引かれて倒れる。従
って、枢支部4と枢支軸部14とが嵌合する部分に水垢
等が付着するなどして回転摩擦トルクが増したとしても
水止め部材2が確実に下がって倒れる。
【0011】上記のように駆動ユニットAが動作して水
止め部材2の起倒が操作されるが、駆動ユニットAのト
リガー6の操作部6aがキャップ13の被嵌にて覆われ
ていると共にキャップ13の鍔部13aにてトリガー用
開口12が覆われているために、トリガー用開口12か
らケーシング11の内部に異物が侵入するのが防止さ
れ、駆動ユニットAの動作の信頼性を向上できる。また
ドア3aの厚みが変わってもキャップ13を取り替える
ことでトリガー6とドア3aの位置関係を調整でき、ド
ア3aの厚さ等が異なったりしても駆動ユニットAの共
通化が図れ、コストダウンできる。キャップ13は合成
樹脂の成形品等で形成され、トリガー6の操作部6aの
表面をキャップ13により滑らかにできるので、不要な
出っ張りや突起を滑らかにでき、美観及び安全性が増
す。
【0012】次に上記のように構成せる下枠部分の組み
立て方法を図11乃至図15にて説明する。水止め部材
2を取り付ける前に図11に示すように駆動ユニットA
が下枠1の一端側に既に設置されていると共に下枠1の
他端側に止水板15を既に設置されている。この状態か
ら図12に示すように枢支部4を下にして垂直方向に向
けた水止め部材2が下枠1の上に配置され、枢支軸部1
4に枢支部4が被嵌されて水止め部材2が下枠1に回転
自在に装着される。この状態から水止め部材2が図13
に示すように下枠1の上に重ねるように倒される。次い
で図14に示すように水止め部材2を下枠1の他端側に
寄せるように下枠1の長手方向と平行にスライドさせら
れ、水止め部材2の他端側の端部が止水板15に下に挿
入され、これと同時に係止フック10が連結ピン9に係
止される。次いで図15に示すように下枠1の一端側に
止水板15が設置される。このようにして組み立てるこ
とで上記の順を追って容易に組み立てることができ、ま
た駆動ユニットAの突起5の連結ピン9を水止め部材2
の係止フック10に係止するものでも連結ピン9をスム
ーズに差し込んで容易に係止できる。
【0013】なお、上記実施の形態では閉鎖部材3とし
てスイングドアのようなドア3aについて述べたが、閉
鎖部材3が引戸でも折れ戸でも同様に実施できるもので
ある。
【0014】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明は叙述のように
下枠の長手方向と直交する方向に摺動すると共に水止め
部材の枢支部に近づく方向に摺動したとき先端側が斜め
上に上がって水止め部材を立ち上げるように押すアーム
を下枠部分に設け、閉鎖部材を閉じたとき閉鎖部材で押
されるトリガーを下枠の長手方向と直交する方向に摺動
自在になるように下枠部分にアームより閉鎖部材側の位
置で設けると共にトリガーとアームとの間にトリガーと
アームとを連動させる駆動用バネを介装し、トリガーを
押さないときにはアームを水止め部材の枢支部から離れ
る方向に押してアームを倒すようにする復帰用バネを設
け、復帰用バネのバネ定数を駆動用バネのバネ定数より
小さくしているので、閉鎖部材を閉じたとき閉鎖部材で
トリガーが押されて摺動し、トリガーの摺動にて駆動用
バネを介してアームが押され、アームが復帰用バネに抗
して摺動してアームの先端が斜め上に上がるようにな
り、アームの先端で水止め部材が起立するものであり、
また閉鎖部材を開くと、トリガーの押圧が解除されてト
リガーが水止め部材から離れる方向に摺動し、復帰用バ
ネのバネ力にてアームが水止め部材の枢支部から離れる
方向に摺動し、水止め部材がアームで押されなくなって
水止め部材が倒れるものであって、閉鎖部材を閉じたと
きに水止め部材で確実に防水されると共に閉鎖部材を開
いたとき水止め部材が通行の邪魔にならないように倒す
ことができるのは勿論、水止め部材の下側にアームやト
リガー等が隠れて外観上見栄えが悪くならないと共に通
行時に足を引っ掛けることがないものであり、また水止
め部材を起立させた状態で水止め部材を足で踏んでもア
ームが駆動用バネのバネ力に抗して摺動して水止め部材
が倒れて水止め部材が破損するおそれがないものであ
り、また水止め部材を起立させるときトリガーにて駆動
用バネを介してアームが押されてアームの先端が斜め上
に上がることで水止め部材を起立させるために水止め部
材を長期に亙って安定よく起立させることができ、しか
もトリガーの摺動ストロークが小さくても水止め部材を
起立させることができるものであり、さらにアームの先
端から下枠の長手方向と平行に連結ピンを突設すると共
に水止め部材の下面に設けた係止フックに上記連結ピン
を係止させているので、水止め部材がアームで押されな
くなって倒れるとき、復帰用バネの力がアーム、連結ピ
ン、係止フックを介して水止め部材に作用し、水止め部
材を回転自在に枢支する部分に水垢等が付着するなどし
て回転摩擦トルクが増しても水止め部材が確実に倒れる
ように下がるものである。
【0015】本発明の請求項2の発明は、請求項1にお
いて、アーム、トリガー、駆動用バネ、復帰用バネをケ
ーシングに組み込んで駆動ユニットを形成し、下枠の長
手方向と直交する方向に摺動するトリガーの操作部をケ
ーシングの上面のトリガー用開口から上に突出させ、ト
リガーの操作部にこの操作部を覆うキャップを被嵌し、
キャップにトリガー用開口を覆う鍔部を一体に設けてい
るので、キャップにてトリガー用開口から異物が侵入す
るのを防止して動作の信頼性を向上できるものであり、
またキャップにてトリガーの操作部の外観を向上できる
ものである。
【0016】また本発明の請求項3の発明は、アーム、
トリガー、駆動用バネ、復帰用バネをケーシングに組み
込んだ駆動ユニットを下枠の長手方向の一端側に設置す
ると共にアームの先端から下枠の長手方向と平行で且つ
下枠の長手方向の一端側に向けて突出する連結ピンを突
設し、水止め部材が下枠に対して起立した状態で水止め
部材の端部の上面が下面に当接する止水板を下枠の他端
側に予め設置し、この状態で下枠の長手方向に亙る板状
の水止め部材を垂直に立てて下枠の上に配置すると共に
水止め部材を枢支部と枢支軸部との嵌合で回転自在に装
着し、次いで水止め部材を下枠の上に重ねるように倒
し、次いで水止め部材を下枠の他端側に寄せるようにス
ライドさせて水止め部材の端部を上記止水板の下に位置
させると共に水止め部材の下面に設けた係止フックと上
記連結ピンとを係止し、次いで下枠の一端側に水止め部
材の端部の上から止水板を設置するので、各部材を順次
組み込んで出入り口の下枠部分を容易に組み立てること
ができるのは勿論、駆動ユニットのアームの連結ピンと
水止め部材の係止フックとを係止するものでもスムーズ
に連結ピンと係止フックとを係止して組み立てることが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の要部の一部切欠斜
視図である。
【図2】同上の一部切欠横断面図である。
【図3】同上の一部切欠縦断面図である。
【図4】同上のドアの開閉を説明する概略平面図であ
る。
【図5】同上の駆動ユニットを下枠に組み込む状態を示
す斜視図である。
【図6】同上の駆動ユニットの分解斜視図である。
【図7】同上の駆動ユニットを示し、(a)平面図、
(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図8】図7(a)のB−B線断面図、(b)は図7
(a)のC−C線断面図である。
【図9】(a)(b)(c)(d)は同上の駆動ユニッ
トの動作を説明する斜視図である。
【図10】(a)(b)は同上の駆動ユニットの動作を
説明する側面図である。
【図11】同上の出入り口の下枠部分の組み立て手順を
説明する図であり、(a)は横断面図、(b)は縦断面
図である。
【図12】同上の出入り口の下枠部分の組み立て手順を
説明する図であり、(a)は横断面図、(b)は縦断面
図である。
【図13】同上の出入り口の下枠部分の組み立て手順を
説明する図であり、(a)は横断面図、(b)は縦断面
図である。
【図14】同上の出入り口の下枠部分の組み立て手順を
説明する図であり、(a)は横断面図、(b)は縦断面
図である。
【図15】同上の出入り口の下枠部分の組み立て手順を
説明する図であり、(a)は横断面図、(b)は縦断面
図である。
【符号の説明】
A 駆動ユニット 1 下枠 2 水止め部材 3 閉鎖部材 3a ドア 4 枢支部 5 アーム 6 トリガー 6a 操作部 7 駆動用バネ 8 復帰用バネ 9 連結ピン 10 係止フック 11 ケーシング 12 トリガー用開口 13 キャップ 13a 鍔部 14 枢支軸部 15 止水板

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出入り口の下枠に下枠の長手方向に長い
    水止め部材を回転自在に枢支して水止め部材を上下に起
    倒自在に装着し、出入り口をドア、引戸等の閉鎖部材で
    閉塞したとき閉鎖部材から離れる方向に水止め部材を回
    動させて水止め部材を起立させ、閉鎖部材を開放したと
    き水止め部材を閉鎖部材の方向に自重で回動させて下枠
    の上に倒す出入り口の下枠部分の構造において、下枠の
    長手方向と直交する方向に摺動すると共に水止め部材の
    枢支部に近づく方向に摺動したとき先端側が斜め上に上
    がって水止め部材を立ち上げるように押すアームを下枠
    部分に設け、閉鎖部材を閉じたとき閉鎖部材で押される
    トリガーを下枠の長手方向と直交する方向に摺動自在に
    なるように下枠部分にアームより閉鎖部材側の位置で設
    けると共にトリガーとアームとの間にトリガーとアーム
    とを連動させる駆動用バネを介装し、トリガーを押さな
    いときにはアームを水止め部材の枢支部から離れる方向
    に押してアームを倒すようにする復帰用バネを設け、復
    帰用バネのバネ定数を駆動用バネのバネ定数より小さく
    し、アームの先端から下枠の長手方向と平行に連結ピン
    を突設すると共に水止め部材の下面に設けた係止フック
    に上記連結ピンを係止させて成ることを特徴とする出入
    り口の下枠部分の構造。
  2. 【請求項2】 アーム、トリガー、駆動用バネ、復帰用
    バネをケーシングに組み込んで駆動ユニットを形成し、
    下枠の長手方向と直交する方向に摺動するトリガーの操
    作部をケーシングの上面のトリガー用開口から上に突出
    させ、トリガーの操作部にこの操作部を覆うキャップを
    被嵌し、キャップにトリガー用開口を覆う鍔部を一体に
    設けて成ることを特徴とする請求項1記載の出入り口の
    下枠部分の構造。
  3. 【請求項3】 アーム、トリガー、駆動用バネ、復帰用
    バネをケーシングに組み込んだ駆動ユニットを下枠の長
    手方向の一端側に設置すると共にアームの先端から下枠
    の長手方向と平行で且つ下枠の長手方向の一端側に向け
    て突出する連結ピンを突設し、水止め部材が下枠に対し
    て起立した状態で水止め部材の端部の上面が下面に当接
    する止水板を下枠の他端側に予め設置し、この状態で下
    枠の長手方向に亙る板状の水止め部材を垂直に立てて下
    枠の上に配置すると共に水止め部材を枢支部と枢支軸部
    との嵌合で回転自在に装着し、次いで水止め部材を下枠
    の上に重ねるように倒し、次いで水止め部材を下枠の他
    端側に寄せるようにスライドさせて水止め部材の端部を
    上記止水板の下に位置させると共に水止め部材の下面に
    設けた係止フックと上記連結ピンとを係止し、次いで下
    枠の一端側に水止め部材の端部の上から止水板を設置す
    ることを特徴とする出入り口の下枠部分の組み立て方
    法。
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