JP3048537B2 - 引戸下部の気密機構を具える気密性引戸及びそれを用いる気密性引戸装置 - Google Patents

引戸下部の気密機構を具える気密性引戸及びそれを用いる気密性引戸装置

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JP3048537B2
JP3048537B2 JP9134291A JP13429197A JP3048537B2 JP 3048537 B2 JP3048537 B2 JP 3048537B2 JP 9134291 A JP9134291 A JP 9134291A JP 13429197 A JP13429197 A JP 13429197A JP 3048537 B2 JP3048537 B2 JP 3048537B2
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茂夫 今川
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山金工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吊戸式引戸の下端
と床面との間の隙間を塞ぐ気密機構を具えた気密性引戸
に関するものである。又この気密性引戸を用いる気密性
引戸装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】室の出入り用開口部の上部に固定された
レールに沿って吊下状態で横スライドすることにより前
記開口部を開閉する、吊戸式の引戸にあっては、この引
戸を閉めた状態において、引戸の下端と床面との間に比
較的大きな隙間が生ずる。
【0003】ところで、入院患者の隔離室や特殊なクリ
ーンルームにあっては、前記のような隙間が生じている
と、室内への細菌や埃の侵入、又、室外への細菌の流出
を防止できない問題があった。又住宅や工場、オフィー
ス等にあっても、前記隙間から冷気や暖気が逃げて冷暖
房効率が悪くなる問題があった他、防音効率が悪いとい
う問題もあった。
【0004】そこで、前記隙間を塞ぐための気密構造の
一つとして、常時床面に接する気密部材を引戸の下端部
分に設けた構成のものが、特開平6−93778号及び
特開平7−42460号で提案されている。
【0005】前者の気密構造は、図20に示すように、
引戸aの横幅に略等しい長さを有する気密部材bが、前
記引戸の下面に形成された下端開放の条溝cに、上下方
向で移動可能となるように嵌装されている。そして、前
記条溝cに嵌装された気密部材bが、その下端面eで床
面fに接することにより、引戸の下端と床面との間の隙
間gを塞いで引戸の下部を気密状態に保つものであっ
た。
【0006】一方後者の気密構造は図21に示すよう
に、引戸aの下面に連続状態で、下端eで床面fに摺接
するモヘアとして形成された気密部材bを設けてなり、
この気密部材bが引戸の下端と床面との間の隙間gを塞
ぐように構成されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の各気密構造によるときは、気密部材bの下端eが常時
床面fに接した状態で引戸の開閉が行われるために、気
密部材bの該下端eが摩耗して気密効果が劣化する問題
があった。又、引戸の開閉に伴って気密部材bの下端e
が常時床面fに摺接するために、この気密部材bに埃等
が付着することになり、その結果、この気密部材が埃等
の発生原になってしまう問題もあった。
【0008】本発明者は、かかる従来の問題点に鑑みて
鋭意研究を重ねた結果、平行四辺形の両てこ機構として
のリンク機構の応用による気密性引戸装置を想到した。
これを、図1、図22〜26に基づいて説明する。
【0009】この引戸装置Aは、図1に示すように、吊
下状態で横方向にスライドして出入用開口部Bを開閉す
る吊戸式引戸Cの下端部分に、閉じた引戸Cの下端C1
と床面Dとの間の隙間Eを塞ぐ、図22〜26に示す気
密機構Fを具えている。又、閉じた引戸の戸尻側におい
て、床面Dに案内ローラGが設けられている。
【0010】前記気密機構Fは、図26にその全体構成
を示し又図22〜25にその部分拡大構成を示すよう
に、横方向に長く且つ上下対向して平行状態に配置され
た上リンクHと下リンクIの、長さ方向で見た両端側部
分相互を、下端Jが上端Kよりも戸先側に位置するよう
に傾斜した平行する左右のアームM,Nで連結してなる
正確な平行四辺形をなすリンク機構を有している。そし
て前記上リンクHは、引戸Cの下端部分に設けた下方開
放の収容空所Oの頂部P(図24)に固定されると共
に、下リンクIは上下動でき、それに伴い、該下リンク
Iに固定した気密部材Qが前記収容空所O内で上下動す
る。なお図24〜25においては、便宜上、気密機構F
としては気密部材Qのみを表している。又図23に示す
ように、該下リンクIの底片Wの戸尻側の端部に突設し
た傾斜案内片Rが前記案内ローラGに案内されて、下リ
ンクIが該案内ローラGに乗り上がるように構成されて
いる。
【0011】然してかかる引戸装置Aによるときは、前
記傾斜案内片Rが前記案内ローラGを外れて引戸Cが前
記開口部Bを閉じた状態において、前記下リンクIが重
力の作用により下がり、図22、図24に示すように、
前記気密部材Qが、引戸の下部と床面との間の隙間Eを
塞ぐ。その時のリンク機構の全体状態を図26(A)に
示す。その後引戸Cを、この状態から開ける方向に移動
させると、前記傾斜案内片Rがその下面Sで前記案内ロ
ーラGに乗り上がるにつれて、左右の横アームM,N
が、図22に矢印で示すように、その下端Jが上昇する
方向に回動しつつ下リンクIが水平を保って上昇し、従
って前記気密部材Qも同様に上昇することとなる。その
時のリンク機構の全体状態を図26(B)に示す。下リ
ンクIが最大に上昇した状態で気密部材Qは、図24に
示すように、前記収容空所O内に収容状態となる。その
時のリンク機構の全体状態を図26(C)に示す。
【0012】かかる引戸装置Aによるときは、一見して
何ら不都合がないように思われる。しかし実際は、製作
誤差が生ずるために、設計通りの正確な平行四辺形のリ
ンク機構を構成するは困難なことである。例えば図27
に稍誇張して示すように、戸先側に位置するアームMの
上下の連結部U1,U2間の長さが設計よりも稍長い場
合は、図31(A)に示すように、リンク機構は歪んだ
平行四辺形になる。そのため図27、図29に示すよう
に、前記気密部材Qの戸先側Q1が床面Dに接している
にもかわらず、図27に示すように、その戸尻側Q2が
床面Dから浮いた状態となって、気密部材Qをその全長
に亘って床面Dに接触させることが困難であり、隙間遮
蔽作用が正しく発揮されないこととなる。その時のリン
ク機構の全体状態を図31(A)に示す。
【0013】なおこの遮蔽不完全の問題は、気密部材下
端の弾性変形量を大きくすることによって略解消できる
であろうが、それにも限度がある。仮に解消できたとし
ても、更に次のような問題が生ずる。即ち、図28に示
すように、下リンクIの戸尻側の傾斜案内片Rを案内ロ
ーラGに乗り上げさせて気密部材Qを上昇させんとする
場合には、図28、図31(B)に示すように、下リン
クIの戸先側I1が戸尻側I2よりも下がった状態とな
るために、気密部材Qの円滑な上昇が得られ難い問題が
生ずる。
【0014】又、戸先側が下がった傾斜状態の気密部材
Qの全体を、引戸下端の前記収容空所O内に納めるよう
に所要に上昇させるのに、図30に示すように、気密部
材Qの戸尻側Q2をより高く上昇させる必要が出てく
る。図30において、気密部材Qの戸尻側Q2の端部を
実線で示す。又同図において一点鎖線で示す気密部材Q
は、前記した正確な平行四辺形を形成するリンク機構に
よる場合の、戸尻側の端部を示すものである。この実線
の戸尻側Q2と一点鎖線の戸尻側Q2の高さの違いか
ら、製作誤差があることによって戸尻側Q2をより高く
上昇させなければならないのがわかる。そして、このよ
うにより高く上昇させる必要があることから、気密機構
部分を納めるための前記収容空所Oの深さ(頂部Pの高
さ)を、図30に示すV分だけより大きく形成しなけれ
ばならないことになる。なお、図30において一点鎖線
で示す頂部Pは、前記した正確な平行四辺形を形成する
リンク機構を用いた気密機構を収容する収容空所の頂部
である。
【0015】本発明は、かかる問題点に鑑み、平行四辺
形の両てこ機構としてのリンク機構の構成を基本としつ
つも、これを更に発展させて開発されたものであり、製
作誤差に影響されずに前記隙間を塞ぐことができると共
に気密部材の円滑な上昇が得られる気密性引戸の提供を
目的とするものであり、又、該気密性引戸を用いる気密
性引戸装置の提供を目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係る気密
性引戸は、吊下状態で横方向にスライドして開口部を開
閉する吊戸式引戸の下端と床面との間の隙間を塞ぐ気密
機構を具える気密性引戸であって、前記気密機構は、横
方向に長く且つ上下対向して略平行状態に配置された上
リンクと下リンクの、長さ方向で見た両端側部分相互
を、下端が上端よりも戸先側に位置するように傾斜した
略平行する左右のアームで連結してなる略平行四辺形状
をなす両てこ機構としてのリンク機構を有している。そ
して、前記上リンクは引戸の下端部分に設けられると共
に、前記下リンクの左右の連結部間の長さが前記上リン
クの左右の連結部間の長さよりも稍長く形成され、又、
引戸の戸先側に位置するアームの上下の連結部間の長さ
は、引戸の戸尻側に位置するアームの上下の連結部間の
長さよりも稍長く形成されている。又、該戸先側に位置
するアームの下の連結部と下リンクの連結部との連結
は、該下リンクの連結部が前記戸先側のアームをその略
軸線方向にスライド可能とされており、或いは、該戸先
側に位置するアームの下の連結部が前記下リンクを該ア
ームの略軸線方向にスライド可能とされている。又前記
下リンクには、引戸の下端と床面との間の隙間を塞ぐ気
密部材を取り付け、左右のアームが、その下端が上昇す
る方向に回動することに伴う下リンクの上昇によって該
気密部材が上昇する一方、上昇した左右のアームが、そ
の下端が下降する方向に回動することに伴う下リンクの
下降により該気密部材が下降して、該気密部材が前記隙
間を塞ぐようにしたことを特徴とするものである。
【0017】又本発明に係る気密性引戸の他の態様は、
吊下状態で横方向にスライドして開口部を開閉する吊戸
式引戸の下端と床面との間の隙間を塞ぐ気密機構を具え
る気密性引戸であって、前記気密機構は、横方向に長く
且つ上下対向して略平行状態に配置された上リンクと下
リンクの、長さ方向で見た両端側部分相互を、下端が上
端よりも戸先側に位置するように傾斜する略平行した左
右のアームで連結してなる略平行四辺形状をなす両てこ
機構としてのリンク機構を有している。そして、前記上
リンクは引戸の下端部分に設けられると共に、前記下リ
ンクの左右の連結部間の長さが前記上リンクの左右の連
結部間の長さよりも稍長く形成され、又、引戸の戸先側
に位置するアームの上下の連結部間の長さは引戸の戸尻
側に位置するアームの上下の連結部間の長さよりも稍長
く形成されている。又、該戸先側に位置するアームの上
の連結部と上リンクの連結部との連結は、該上リンクの
連結部が前記戸先側のアームをその略軸線方向にスライ
ド可能とされており、或いは、該戸先側に位置するアー
ムの上の連結部が前記上リンクを該アームの略軸線方向
にスライド可能とされている。又前記下リンクには、引
戸の下端と床面との間の隙間を塞ぐ気密部材を取り付
け、左右のアームが、その下端が上昇する方向に回動す
ることに伴う下リンクの上昇によって該気密部材が上昇
する一方、上昇した左右のアームが、その下端が下降す
る方向に回動することに伴う下リンクの下降により該気
密部材が下降して、該気密部材が前記隙間を塞ぐように
したことを特徴とするものである。
【0018】又本発明に係る気密性引戸のその他の態様
は、吊下状態で横方向にスライドして開口部を開閉する
吊戸式引戸の下端と床面との間の隙間を塞ぐ気密機構を
具える気密性引戸であって、前記気密機構は、横方向に
長く且つ上下対向して略平行状態に配置された上リンク
と下リンクの、長さ方向で見た両端側部分相互を、下端
が上端よりも戸先側に位置するように傾斜する略平行し
た左右のアームで連結してなる略平行四辺形状をなす両
てこ機構としてのリンク機構を有している。そして、前
記上リンクは引戸の下端部分に設けられると共に、前記
下リンクの左右の連結部間の長さが前記上リンクの左右
の連結部間の長さよりも稍長く形成され、又、引戸の戸
先側に位置するアームの上下の連結部間の長さは戸尻側
に位置するアームの上下の連結部間の長さよりも稍長く
形成され、又該戸先側に位置するアームは、その軸線方
向で伸縮可能とされている。又前記下リンクには、引戸
の下端と床面との間の隙間を塞ぐ気密部材を取り付け、
左右のアームが、その下端が上昇する方向に回動するこ
とに伴う下リンクの上昇によって該気密部材が上昇する
一方、上昇した左右のアームが、その下端が下降する方
向に回動することに伴う下リンクの下降により該気密部
材が下降して、該気密部材が前記隙間を塞ぐようにした
ことを特徴とするものである。
【0019】前記各気密性引戸は、下リンクの上昇によ
って、前記気密部材が、引戸の下端部分に設けた下方開
放の収容空所に略収容状態とされるように構成するのが
よい。
【0020】又本発明に係る気密性引戸装置は、前記い
ずれかに記載の気密性引戸を用いる気密性引戸装置であ
って、閉じた引戸の戸尻側において、床面に案内ローラ
を設け、前記下リンクが、引戸の戸尻側部分から前記案
内ローラに乗り上がるように構成し、この乗り上がりに
よって、前記左右のアームが、その下端が上昇する方向
に回動しつつ下リンクが上昇するように構成したことを
特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜4において本発明に係る気
密性引戸装置1は、室の出入り用開口部2を吊戸式の気
密性引戸3で開閉するものであり、図1に一点鎖線で示
す閉じた気密性引戸3の戸尻側に位置させて、床面4
に、水平軸線回りに回転可能な案内ローラ5を設けてい
る。
【0022】前記気密性引戸3は、前記開口部2の上面
部にその長さ方向に沿って固定された水平なレール6に
案内されて吊下状態で横スライドすることにより、前記
開口部2を開閉するように構成されており、その下端部
分に、引戸の下端7と床面4との間の隙間9を塞ぐ気密
機構10を具えている。
【0023】前記気密機構10は、図5〜6に示すよう
に、前記引戸1の下端部分に設けた下方開放の収容空所
11内に組み込まれており、図2〜6に示すように、横
方向(引戸の幅方向)に長く且つ上下対向して略平行状
態に配置された上リンク12と下リンク13の、長さ方
向で見た両端側の部分相互を、下端15(図3)が上端
16(図3)よりも戸先側に位置するように傾斜した略
平行する左右のアーム17,19で連結してなる略平行
四辺形状をなす両てこ機構としてのリンク機構20を有
している。そして図5〜6に示すように、前記上リンク
12は、収容空所11内の頂部21にビス固定され、下
リンク13は、収容空所11内を上下動できる。なお図
2〜3においては、リンクの連結状態を明示する説明の
便宜上、上下のリンク12,13を簡略に表している。
【0024】前記上リンク12は、図5〜8に示すよう
に、底片22の両側に側片23,25を折曲形成してな
るU字状本体26の一方の側片23の上端に、外方に向
け水平固定片27を折曲形成してなる。そしてこの上リ
ンク12は、前記収容空所11内に収容され且つその水
平固定片27で、収容空所の頂部21にビス29で固定
されている。
【0025】一方前記下リンク13は、図5〜8に示す
ように、垂直片30の上下端に、逆方向に上水平片31
と下水平片32を折曲形成すると共に、該上水平片31
の先端を下方向に折曲し且つ該下水平片32の先端を上
方向に折曲してなるZ字状の本体33を有する。そし
て、前記下水平片32の戸尻側の端部には、前記案内ロ
ーラ5に下水平片32の下面35を受けさせるための傾
斜案内片36を、上方に傾斜する状態で折曲形成してな
る。
【0026】又前記垂直片30には、下端に中空気密材
37が設けられた気密部材39の垂直固定片40が固定
されている。この中空気密材37は、例えばクッション
性中空ゴムを以って形成されており、その長さは、開口
部の全幅に亘って前記隙間9(図1、図5)を塞ぐよう
に設定されている。
【0027】又前記左右のアーム17,19は、共に細
長な板状に形成されており、戸先側即ち左側のアーム1
7の下端部分には、該アーム17の軸線方向に長い長孔
41が設けられている(図3、図7)。そして、引戸の
戸先側に位置するアーム17の上の連結部42(図7)
と下の連結部(前記長孔41の下端部分41a)43
(図7)との間の長さは、引戸の戸尻側に位置するアー
ム19の上下の連結部45,46間の長さよりも稍長
い。この長さの関係を、前者の長さをL1、後者の長さ
をL2として、図2〜3に示す。又、左右のアーム1
7,19の上端の連結部42,45は、図7〜8に示す
ように、前記上リンク12の長さ方向両端寄り部位にお
いて対向側片23,25間に架け渡された枢軸47に回
動可能に連結されている。
【0028】このようにして上の連結部42,45が上
リンク12の連結部(枢軸47)49に枢着された左右
アーム17,19は、前記上リンク12の底片22及び
下リンク13の上水平片31に設けた、引戸幅方向に長
い案内溝50,51を挿通し、その下端の前記長孔41
において、下リンク13の前記垂直片30に突設した枢
軸52としての連結部53に枢着される。その枢着状態
は、図2〜3、図7〜8に示すように、左右のアーム1
7,19が、その下端15が上端16よりも戸先側に位
置するように傾斜しており、これによって、上リンク1
2と下リンク13と左右のアーム17,19により、略
平行四辺形状をなす両てこ機構としての前記リンク機構
20が構成されている。そして図2〜3に示すように、
前記下リンク13の左右の連結部53,53間の長さL
3が、前記上リンク12の左右の連結部49,49間の
長さL4よりも稍長く形成されている。なお図4〜6に
おいて、符号54は引戸ガイドである。
【0029】然して、かかる構成を有する気密機構10
によるときは、引戸3が開口部2を閉じる方向(図1に
矢印F1で示す)に移動せしめられ、前記傾斜案内片3
6が前記案内ローラ5を外れて引戸1が開口部2を閉じ
た状態になると、前記下リンク13が重力の作用により
下がって、図6に示すように、前記気密部材39が、引
戸の下部と床面との間の隙間9を塞ぐ。この状態から、
引戸3を開く方向(図1に矢印F2で示す)に移動させ
ると、前記傾斜案内片36が前記案内ローラ5に乗り上
がり、図5に示すように気密部材39が上昇する。
【0030】この一連の動作を図3及び図9〜13及び
図14〜15に基づいて説明する。なお図9〜13にお
いては、リンクの連結状態を明示する説明の便宜上、上
下のリンク12、13を簡略に表している。
【0031】気密部材39の下端が床面4に接するまで
は、図3、図9〜10に示すように、下リンク13に突
設した前記枢軸52が、戸先側のアームに設けた前記長
孔41の下端で支持された状態にある。その時のリンク
機構20の全体状態を図14(A)(B)(C)に示
す。前記のように、戸先側に位置するアーム17の上下
の連結部間の長さL1が戸尻側に位置するアーム19の
上下の連結部間の長さL2よりも長いことから、図11
に示すように、気密部材39の戸先側57が先に床面4
に接する。その時のリンク機構20の全体状態を図15
(A)に示す。その後図12に示すように、前記枢軸5
2が前記長孔41を上昇しつつ下リンク13が更に下
る。その時のリンク機構20の全体状態を図15(B)
に示す。
【0032】その後下リンク13が更に下がると、前記
傾斜案内片36が前記案内ローラ5を外れ、図13、図
6に示すように、気密部材39の中空気密部材37の下
端59の全長に亘る部分が弾性的に稍潰れた状態で床面
4に接し、これにより、前記隙間9が気密部材39で塞
がれることとなる。その時のリンク機構20の全体状態
を図15(C)に示す。
【0033】この状態から、引戸1を開ける方向(図1
に矢印F2で示す)に移動させると、前記傾斜案内片3
6の下面60が前記案内ローラ5に乗り上がるにつれ
て、前記枢軸52が、図13、図12に矢印で示すよう
に前記長孔41を徐々に下がる。図11に示すように枢
軸52が長孔41の下端に達した後、前記傾斜案内片3
6の乗り上がりが大きくなるにつれて、左右のアーム1
7,19が、図11に矢印で示すようにその下端15,
15が上昇する方向に回動し、気密部材39の下端59
が床面4を離れていく。その後暫くすると、下リンク1
3が図3に示すにように水平状態をとる。その時のリン
ク機構20の全体状態を図14(C)に示す。
【0034】その後は、下リンク13の左右の連結部間
の長さL3が上リンク12の左右の連結部間の長さL4
よりも稍大きく形成されているため、図10に示すよう
に、戸先側アーム下端17の下の連結部43の方が戸尻
側アーム19の下の連結部43よりも上に位置した状態
で下リンク13が上昇することになる。この下リンク1
3の上昇に伴い気密部材39は、その戸先側が稍高い傾
斜状態で上昇する。その時のリンク機構20の全体状態
を図14(B)に示す。そして図9に示すように、前記
下リンクの下水平片32が案内ローラ5に乗り上がるこ
とにより、下リンク13は最上昇位置を取り、図5に示
すように、下リンク13及び気密部材39の全体が前記
収容空所11内に収容された状態となって、この状態が
維持される。その時のリンク機構20の全体状態を図1
4(A)に示す。
【0035】なお図5〜6において、符号63は、気密
部材39が隙間9を塞いだ状態における、収容空所11
の内部の気密保持をより良好とする目的で付設されたモ
ヘアであり、収容空所11の内面65に植設されてい
る。
【0036】〔その他の実施の形態〕 本発明において、上リンク12は、前記のような、
引戸と独立した部材として構成されることの他、引戸の
下端、例えば前記収容空所11の頂部21そのものとし
て構成されることもある。
【0037】 前記実施の形態においては、戸先側ア
ームの長孔41に、下リンク13に突設した枢軸52を
スライド可能に連結する構成を採用しているが、これと
は逆に、図16に示すように、戸先側アーム17の下端
に突設した枢軸66を下リンク13に設けた長孔67に
スライド可能に連結することとしてもよい。又図17〜
18に示すように、戸先側アーム17の上の連結部42
と上リンク12とを同様にしてスライド可能に連結する
こともできる。図17においては、戸先側アームの長孔
69に、上リンク12に突設した枢軸70をスライド可
能に連結しており、図18においては、戸先側アーム1
7に突設した枢軸71を上リンク12に設けた長孔72
にスライド可能に連結している。なお図16〜18は、
いずれも、気密部材39の下端59の全体が床面4に接
した状態である。
【0038】なお、上リンク12に前記のように長孔7
2を設ける場合は、図18に示すように、該長孔72の
下端部分72aが上リンク12の連結部49となる。又
下リンク13に、図16に示すように長孔67を設ける
場合は、該長孔67の上端部分67aが下リンク13の
連結部53となる。
【0039】 戸先側アームの下の連結部と下リンク
の連結部とのスライド可能な連結及び、戸先側アームの
上の連結部と上リンクの連結部とのスライド可能な連結
は、前記長孔を用いて構成する他、例えば、長溝や挿通
孔等を用いる公知の各種滑り対偶を採用できる。
【0040】 又本発明は、戸先側アーム自体をその
軸線方向に一定範囲で伸縮可能に構成してもよい。例え
ば図19に示すように、戸先側アーム17を上下二分割
すると共に、上のアーム片76の下端部分に軸線方向に
長い長孔75を形成し、且つ下のアーム片73の上端部
分に、軸線方向に稍長い横断面を有する枢軸77を突設
し、この枢軸77を前記長孔75に係合させ、アーム1
7が、該長孔75内で、回り止めされてスライドするよ
うに構成する。
【0041】
【発明の効果】本発明は、略平行四辺形状をなすリンク
機構を採用すると共に、下リンクの左右の連結部間の長
さを上リンクの左右の連結部間の長さよりも稍長く設定
し、又、戸先側アームの上下連結部間の長さを戸尻側ア
ームの上下連結部間の長さよりも長くすると共に、戸先
側アームの下の連結部と下リンクの連結部との連結及び
戸先側アームの上の連結部と上リンクの連結部との連結
を、スライド可能に構成している。
【0042】そのためリンク機構の円滑な動作によっ
て、引戸の開閉動作に応じ、気密部材を自動的に且つ確
実に上下動させることが可能となる。従って、引戸が閉
じた状態において、引戸の下端と床面との間に形成され
る隙間を確実に塞ぐことができる。又、引戸を開くこと
によって気密部材が上昇するため、従来のように、気密
部材の下端が常時床面に接することによって該下端の摩
耗により気密性が低下したり、或いは、気密部材の汚損
によって該気密部材が埃等の発生源になる恐れを解消で
きる。
【0043】更に、気密部材が、その戸先側が戸尻側よ
りも上に位置する先側傾斜の状態で上昇できるため、気
密部材を円滑に上昇させることができる。又、気密部材
の全体を、例えば引戸下端の収容空所内に収容させる際
に、気密部材の戸尻側をより多く上昇させなければなら
ないといった問題も生じない。従って、収容空所を必要
以上に深く形成する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】気密性引戸装置の全体構成を示す正面図であ
る。
【図2】気密性引戸の気密機構の全体構成を説明する正
面図である。
【図3】その両端部分を拡大して示す正面図である。
【図4】その部分斜視図である。
【図5】気密機構が引戸下部の隙間を開放した状態を示
す断面図である。
【図6】気密機構が引戸下部の隙間を塞いだ状態を示す
断面図である。
【図7】気密機構の戸先側を示す斜視図である。
【図8】気密機構の戸尻側を示す斜視図である。
【図9】気密部材が最上昇位置にある気密機構の状態を
示す中間省略の正面図である。
【図10】気密部材が稍下がった気密機構の状態を示す
中間省略の正面図である。
【図11】気密部材の戸先側が床面に接した気密機構の
状態を示す中間省略の正面図である。
【図12】気密部材が更に下がった気密機構の状態を示
す中間省略の正面図である。
【図13】気密部材の下端が全長に亘って床面に接した
気密機構の状態を示す中間省略の正面図である。
【図14】気密機構を構成するリンク機構の形態の変化
を説明する線図である。
【図15】気密機構を構成するリンク機構の形態の変化
を説明する線図である。
【図16】戸先側アームの下の連結部と下リンクとのス
ライド可能連結の他の態様を示す正面図である。
【図17】戸先側アームの上の連結部と上リンクとのス
ライド可能連結を示す正面図である。
【図18】戸先側アームの上の連結部と上リンクとのス
ライド可能連結の他の態様を示す正面図である。
【図19】戸先側アームを伸縮可能に構成した場合を示
す正面図である。
【図20】従来の気密構造を示す断面図である。
【図21】従来の気密構造の他の態様を示す側面図であ
る。
【図22】平行四辺形のリンク機構を応用した気密機構
が引戸下部の隙間を塞いだ状態において示す中間省略の
正面図である。
【図23】平行四辺形のリンク機構を応用した気密機構
が引戸下部の隙間を開放した状態において示す中間省略
の正面図である。
【図24】気密部材が引戸下部の隙間を塞いだ状態を示
す側面断面図である。
【図25】気密部材が引戸下部の隙間を開放した状態を
示す側面断面図である。
【図26】平行四辺形のリンク機構からなる気密機構の
形態の変化を示す線図である。
【図27】平行四辺形が歪に構成されたリンク機構から
なる気密機構の問題点を説明する中間省略の正面図であ
る。
【図28】平行四辺形が歪に構成されたリンク機構から
なる気密機構の問題点を説明する中間省略の正面図であ
る。
【図29】その場合における気密部材が最下降状態にあ
る気密機構の戸先側を示す側面断面図である。
【図30】その場合における気密部材が最上昇位置にあ
る気密部材の戸尻側を示す側面断面図である。
【図31】平行四辺形が歪である気密機構の問題点を説
明する線図である。
【符号の説明】
1 気密性引戸装置 2 開口部 3 気密性引戸 4 床面 5 案内ローラ 9 隙間 10 気密機構 11 収容空所 12 上リンク 13 下リンク 17 アーム 19 アーム 20 リンク機構 21 頂部 39 気密部材 42 戸先側アームの上の連結部 43 戸先側アームの下の連結部 45 戸尻側アームの上の連結部 46 戸尻側アームの下の連結部 49 上リンクの連結部 53 下リンクの連結部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊下状態で横方向にスライドして開口部
    を開閉する吊戸式引戸の下端と床面との間の隙間を塞ぐ
    気密機構を具える気密性引戸であって、 前記気密機構は、横方向に長く且つ上下対向して略平行
    状態に配置された上リンクと下リンクの、長さ方向で見
    た両端側部分相互を、下端が上端よりも戸先側に位置す
    るように傾斜した略平行する左右のアームで連結してな
    る略平行四辺形状をなす両てこ機構としてのリンク機構
    を有しており、 前記上リンクは引戸の下端部分に設けられると共に、前
    記下リンクの左右の連結部間の長さが前記上リンクの左
    右の連結部間の長さよりも稍長く形成され、又、引戸の
    戸先側に位置するアームの上下の連結部間の長さは、引
    戸の戸尻側に位置するアームの上下の連結部間の長さよ
    りも稍長く形成され、 又、該戸先側に位置するアームの下の連結部と下リンク
    の連結部との連結は、該下リンクの連結部が前記戸先側
    のアームをその略軸線方向にスライド可能とされてお
    り、或いは、該戸先側に位置するアームの下の連結部が
    前記下リンクを該アームの略軸線方向にスライド可能と
    されており、 又前記下リンクには、引戸の下端と床面との間の隙間を
    塞ぐ気密部材を取り付け、左右のアームが、その下端が
    上昇する方向に回動することに伴う下リンクの上昇によ
    って該気密部材が上昇する一方、上昇した左右のアーム
    が、その下端が下降する方向に回動することに伴う下リ
    ンクの下降により該気密部材が下降して、該気密部材が
    前記隙間を塞ぐようにしたことを特徴とする引戸下部の
    気密機構を具える気密性引戸。
  2. 【請求項2】 吊下状態で横方向にスライドして開口部
    を開閉する吊戸式引戸の下端と床面との間の隙間を塞ぐ
    気密機構を具える気密性引戸であって、 前記気密機構は、横方向に長く且つ上下対向して略平行
    状態に配置された上リンクと下リンクの、長さ方向で見
    た両端側部分相互を、下端が上端よりも戸先側に位置す
    るように傾斜する略平行した左右のアームで連結してな
    る略平行四辺形状をなす両てこ機構としてのリンク機構
    を有しており、 前記上リンクは引戸の下端部分に設けられると共に、前
    記下リンクの左右の連結部間の長さが前記上リンクの左
    右の連結部間の長さよりも稍長く形成され、又、引戸の
    戸先側に位置するアームの上下の連結部間の長さは引戸
    の戸尻側に位置するアームの上下の連結部間の長さより
    も稍長く形成され、 又、該戸先側に位置するアームの上の連結部と上リンク
    の連結部との連結は、該上リンクの連結部が前記戸先側
    のアームをその略軸線方向にスライド可能とされてお
    り、或いは、該戸先側に位置するアームの上の連結部が
    前記上リンクを該アームの略軸線方向にスライド可能と
    されており、 又前記下リンクには、引戸の下端と床面との間の隙間を
    塞ぐ気密部材を取り付け、左右のアームが、その下端が
    上昇する方向に回動することに伴う下リンクの上昇によ
    って該気密部材が上昇する一方、上昇した左右のアーム
    が、その下端が下降する方向に回動することに伴う下リ
    ンクの下降により該気密部材が下降して、該気密部材が
    前記隙間を塞ぐようにしたことを特徴とする引戸下部の
    気密機構を具える気密性引戸。
  3. 【請求項3】 吊下状態で横方向にスライドして開口部
    を開閉する吊戸式引戸の下端と床面との間の隙間を塞ぐ
    気密機構を具える気密性引戸であって、 前記気密機構は、横方向に長く且つ上下対向して略平行
    状態に配置された上リンクと下リンクの、長さ方向で見
    た両端側部分相互を、下端が上端よりも戸先側に位置す
    るように傾斜する略平行した左右のアームで連結してな
    る略平行四辺形状をなす両てこ機構としてのリンク機構
    を有しており、 前記上リンクは引戸の下端部分に設けられると共に、前
    記下リンクの左右の連結部間の長さが前記上リンクの左
    右の連結部間の長さよりも稍長く形成され、又、引戸の
    戸先側に位置するアームの上下の連結部間の長さは戸尻
    側に位置するアームの上下の連結部間の長さよりも稍長
    く形成され、又該戸先側に位置するアームは、その軸線
    方向で伸縮可能とされており、 又前記下リンクには、引戸の下端と床面との間の隙間を
    塞ぐ気密部材を取り付け、左右のアームが、その下端が
    上昇する方向に回動することに伴う下リンクの上昇によ
    って該気密部材が上昇する一方、上昇した左右のアーム
    が、その下端が下降する方向に回動することに伴う下リ
    ンクの下降により該気密部材が下降して、該気密部材が
    前記隙間を塞ぐようにしたことを特徴とする引戸下部の
    気密機構を具える気密性引戸。
  4. 【請求項4】 下リンクの上昇によって、前記気密部材
    が、引戸の下端部分に設けた下方開放の収容空所に略収
    容状態とされることを特徴とする請求項1、2又は3記
    載の引戸下部の気密機構を具える気密性引戸。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の気密性
    引戸を用いる気密性引戸装置であって、閉じた引戸の戸
    尻側において、床面に案内ローラを設け、前記下リンク
    が、引戸の戸尻側部分から前記案内ローラに乗り上がる
    ように構成し、この乗り上がりによって、前記左右のア
    ームが、その下端が上昇する方向に回動しつつ下リンク
    が上昇するように構成したことを特徴とする引戸下部の
    気密機構を具える気密性引戸を用いる気密性引戸装置。
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