JP2002309741A - 階 段 - Google Patents

階 段

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JP2002309741A
JP2002309741A JP2001115512A JP2001115512A JP2002309741A JP 2002309741 A JP2002309741 A JP 2002309741A JP 2001115512 A JP2001115512 A JP 2001115512A JP 2001115512 A JP2001115512 A JP 2001115512A JP 2002309741 A JP2002309741 A JP 2002309741A
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JP
Japan
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riser
plate
staircase
base
notch
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Pending
Application number
JP2001115512A
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English (en)
Inventor
Jo Takahashi
丈 高橋
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音鳴りが発生せず、安全に昇降できる階段を
提供することにある。 【解決手段】 階段形状に下地2が形成され、この下地
2の水平部23の上面に段板3が取り付けられ、下地2
の垂直部24の前面に蹴込み板4が取り付けられた階段
1において、段板3の前端部下面と蹴込み板4の上端面
とは、非接触状態で取り付けられていることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の階段1Aは、図2に示すように、
木製のささら桁2Aと、段板3A、蹴込み板4Aとを備
えて構成されている。上記段板3Aの前端部は、蹴込み
板4Aの上端部に嵌合状態で支持され、蹴込み板4Aの
前面と略面一になされ、いわゆる段鼻部の出のないもの
であった。また、実公平3−37317号公報に記載さ
れている従来の階段は、鉄板により階段形状に下地が形
成され、この下地の水平部の上面に段板が取りつけら
れ、下地の垂直部の前面に蹴込み板が取り付けられ、段
板の前端部が蹴込み板よりも前方に突出したものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、階段1Aは段鼻部の出のないものであるが、段板3
Aの前端部が蹴込み板4Aの上端部に嵌合状態で支持さ
れているので、段板3Aの強度または経年変化により段
板3Aが昇降時に撓むと、この撓みによって昇降時に音
鳴りが発生するという問題があった。また、実公平3−
37317号公報に記載されている従来の階段は、下地
が鉄板により形成されているので、音鳴りを防止できる
が、段板の前端部が蹴込み板よりも前方に突出している
ので、階段を昇るときに段板の突出部に爪先が引っ掛か
り、つまづき易いという問題があった。
【0004】本発明は、このような従来技術における問
題点に着目してなされたものであり、その目的とすると
ころは、音鳴りが発生せず、安全に昇降できる階段を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
階段形状に下地が形成され、この下地の水平部の上面に
段板が取り付けられ、下地の垂直部の前面に蹴込み板が
取り付けられた階段において、段板の前端部下面と蹴込
み板の上端面とは、非接触状態で取り付けられているこ
とを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の階
段において、段板の前端面が、蹴込み板の前面と略面一
になされていることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の階段において、段板の前端部下面に凹溝が形成さ
れ、蹴込み板の上端面と前面とが交差する角部に切欠き
が形成され、前記凹溝の中に切欠き形成された蹴込み板
の上端部が非接触状態で挿入されていることを特徴とす
る。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項3記載の階
段において、切欠き部が、表面化粧仕上げされているこ
とを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか1項記載の階段において、前記下地が、平行な一
対のささら桁と、ささら桁間に架け渡し蹴上げ高さ毎に
順次固定される複数個の受け材とからなり、該受け材
が、段板を取り付ける前記水平部と蹴込み板を取り付け
る垂直部とを有する金属製の板材で形成されていること
を特徴とする。
【0010】(作用)請求項1記載の階段は、下地の水
平部の上面に段板が取り付けられているので、段板のた
わみを防止できる。そして、段板の前端部下面と蹴込み
板の上端面とが、非接触状態で取り付けられているの
で、音鳴りが発生しない。
【0011】請求項2記載の階段は、さらに、段板の前
端面が、蹴込み板の前面と略面一になされているので、
階段を昇るときに段板に爪先が引っ掛かることなく、安
全に昇ることができる。
【0012】請求項3記載の階段は、さらに、段板の前
端部下面に形成された凹溝の中に、切欠き形成された蹴
込み板の上端部が非接触状態で挿入されているので、段
板の前端部下面と蹴込み板の上端部との間に形成される
隙間を、その間から下地を露出しないように塞ぐことが
できる。
【0013】請求項4記載の階段は、さらに、切欠き部
が、表面化粧仕上げされているので、切欠き部を意匠的
に目立たなくできる。
【0014】請求項5記載の階段は、さらに、受け材
が、段板を取り付ける前記水平部を有する金属製の形材
で形成されているので、段板の強度等によらずたわみを
抑え、かつ、リベット、ボルト・ナット等で組立が容易
にできる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態を図
1を参照しながら説明する。図1は、本発明の階段の一
実施例であり、(イ)図は下地の斜視図、(ロ)図は階
段の要部断面図である。図1において、1は階段であっ
て、この階段1は、階段形状に下地2が形成され(図1
の(イ)図参照)、この下地2の水平部23の上面に段
板3が取り付けられ、下地2の垂直部24の前面に蹴込
み板4が取り付けられたものである。
【0016】上記下地2は、図1(イ)図に示すよう
に、平行な一対のささら桁21、21と、ささら桁21
間に架け渡し蹴上げ高さ毎に順次固定される複数個の受
け材22とから構成されている。ささら桁21は、角形
の鋼管で形成され、受け材22は鋼製の形材で形成され
ている。受け材22は、鋼板を折り曲げて断面略L字形
状としたもので、段板3を取り付ける水平部23と、蹴
込み板4を取りつける垂直部24とを有している。上記
受け材22は、水平部23の先端側を折り曲げ、傾斜し
たささら桁21の上面に当接する取付部231と、垂直
部24の下方に向かう先端側を折り曲げ、傾斜したささ
ら桁21の上面に当接する取付部241とを備えてお
り、これら取付部231、241は、いずれも、リベッ
ト等でささら桁21に接合される。
【0017】段板3と蹴込み板4は、いずれも、厚さの
異なる集成材で形成され、段板3は厚肉の、蹴込み板4
は薄肉のものである。上記段板3は、下地2の水平部2
3にビスと接着剤とにより接着固定されているが、上記
蹴込み板4は、下地2の垂直部24に接着剤により接着
固定されている。
【0018】上記階段1においては、図1(ロ)図に示
すように、段板3の前端部下面と蹴込み板4の上端面と
は、非接触状態で取り付けられ、その間に隙間tが形成
されている。
【0019】上記階段1においては、さらに、段板3の
前端面が、図1(ロ)図に示すように、蹴込み板4の前
面と略面一になされるように取り付けられ、いわゆる段
鼻部の出のないものになされている。
【0020】さらにまた、上記階段1においては、段板
3の前端部下面に凹溝31が形成され、蹴込み板4の上
端面と前面とが交差する角部に切欠き41が形成され、
この凹溝31の中に切欠き41が形成された蹴込み板4
の上端部が非接触状態で挿入されている。
【0021】上記切欠き41が形成された切欠き部は、
表面化粧仕上げされている。具体的には、段板3と蹴込
み板4を柄のある集成材で形成するか、あるいは集成材
の柄で表面化粧仕上げする。そして、隙間tから見える
切欠き41部と前面の柄方向を合わせて隙間tを目立た
なくして、意匠的に自然な仕上がりとしている。なお、
切欠き41部を黒色で表面化粧仕上げしてもよい。する
と、隙間tを目立たなくできる。
【0022】(実施例の作用)本実施例の階段1は、鋼
製形材で形成された下地2の水平部23上面に段板3が
取り付けられているので、段板3のたわみを防止でき
る。そして、段板3の前端部下面と蹴込み板4の上端面
とが、非接触状態で取り付けられているので、音鳴りが
発生しない。
【0023】さらに、段板3の前端面が、蹴込み板4の
前面と略面一になされているので、階段を昇るときに段
板3に爪先が引っ掛かることなく、安全に昇ることがで
きる。
【0024】さらに、段板3の前端部下面に形成された
凹溝31の中に、切欠き41の形成された蹴込み板4の
上端部が非接触状態で挿入されているので、段板3の前
端部下面と蹴込み板4の上端部との間に形成される隙間
tを、その間から下地2が露出しないように塞ぐことが
できる。
【0025】さらにまた、切欠き41部が、集成材等で
表面化粧仕上げされているので、切欠き41部を意匠的
に目立たなくできる。
【0026】本実施例の階段1は、さらに、下地2を構
成する受け材22が、段板3と蹴込み板4とを取り付け
できる断面略L字状の鋼製板材で形成されているので、
段板3の強度等によらずたわみを抑え、かつ、段板3と
蹴込み板4を受け材22にビスや接着剤等で組み付けで
きるので、組立が容易にできる。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の階段は、音鳴りが発生し
ない。
【0028】請求項2記載の階段は、さらに、段鼻の出
がないので、階段を昇るときに段板に爪先が引っ掛かる
ことなく、安全に昇ることができる。
【0029】請求項3記載の階段は、さらに、段板の前
端部下面と蹴込み板の上端部との間に形成される非接触
用の隙間から下地が露出しないように塞ぐことができ、
意匠性がよい。
【0030】請求項4記載の階段は、さらに、切欠き部
が、表面化粧仕上げされているので、切欠き部を意匠的
に目立たなくできる。
【0031】請求項5記載の階段は、さらに、受け材が
金属製の板材で形成されているので、段板の強度等によ
らずたわみを抑え、かつ、リベット、ボルト・ナット等
で組立が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の階段の一実施例であり、(イ)図は下
地の斜視図、(ロ)図は階段の要部断面図である。
【図2】従来の階段の斜視図である。
【符号の説明】
1 階段 2 下地 21 ささら桁 22 受け材 23 水平部 24 垂直部 3 段板 31 凹溝 4 蹴込み板 41 切欠き

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段形状に下地が形成され、この下地の
    水平部の上面に段板が取り付けられ、下地の垂直部の前
    面に蹴込み板が取り付けられた階段において、段板の前
    端部下面と蹴込み板の上端面とは、非接触状態で取り付
    けられていることを特徴とする階段。
  2. 【請求項2】 段板の前端面が、蹴込み板の前面と略面
    一になされていることを特徴とする請求項1記載の階
    段。
  3. 【請求項3】 段板の前端部下面に凹溝が形成され、蹴
    込み板の上端面と前面とが交差する角部に切欠きが形成
    され、前記凹溝の中に切欠き形成された蹴込み板の上端
    部が非接触状態で挿入されていることを特徴とする請求
    項1または2記載の階段。
  4. 【請求項4】 切欠き部が、表面化粧仕上げされている
    ことを特徴とする請求項3記載の階段。
  5. 【請求項5】 前記下地が、平行な一対のささら桁と、
    ささら桁間に架け渡し蹴上げ高さ毎に順次固定される複
    数個の受け材とからなり、該受け材が、段板を取り付け
    る前記水平部と蹴込み板を取り付ける垂直部とを有する
    金属製の板材で形成されていることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれか1項記載の階段。
JP2001115512A 2001-04-13 2001-04-13 階 段 Pending JP2002309741A (ja)

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