JP2002309319A - 溶湯濾過槽 - Google Patents

溶湯濾過槽

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JP2002309319A JP2001056887A JP2001056887A JP2002309319A JP 2002309319 A JP2002309319 A JP 2002309319A JP 2001056887 A JP2001056887 A JP 2001056887A JP 2001056887 A JP2001056887 A JP 2001056887A JP 2002309319 A JP2002309319 A JP 2002309319A
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 出湯口との連通開口を形成する環状部材の破
損や姿勢変化の頻度を低減することができ且つ環状部材
の交換作業が容易な溶湯濾過槽を提供する。 【解決手段】 入湯口12から導入される被濾過溶湯を
出湯口14と連通せる連通開口16に付されたフィルタ
ーカートリッジ18で濾過して濾過済溶湯として出湯口
14から排出する。フィルターカートリッジ18は連通
開口16を形成する環状部材20に当接せしめられてお
り、環状部材20は槽壁22に対しセラミックファイバ
ーを含んでなるクッション部材を介して適合されてい
る。環状部材20と槽壁22との間にはクッション部材
の被濾過溶湯への露出を阻止するようにしてセラミック
ファイバーモルタルが充填されている。環状部材20の
外周面はフィルターカートリッジ18が当接する側から
反対側へと次第に外径寸法が減少するようなテーパー面
とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム溶湯
やアルミニウム合金溶湯などの金属溶湯を濾過するため
の濾過槽の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
鋳造のために用いられるアルミニウム溶湯やアルミニウ
ム合金溶湯などの金属溶湯中には、溶融過程で種々の由
来により非金属介在物などの介在物が混入することが多
い。従って、良好な金属鋳造物を製造するためには、鋳
造に先立って金属溶湯中の介在物を除去することが必要
である。
【0003】このような目的で、溶湯を一旦濾過槽内に
収容し該濾過槽内に配置されたフィルターを通過させる
ことで介在物の除去を図ることが一般的に行われてい
る。フィルターとしては、筒状のセラミック多孔体から
なるフィルターを複数配列し固定保持してカートリッジ
(フィルターカートリッジ)となしたものが使用されて
いる。
【0004】図6に、従来の濾過槽の概略断面図を示
す。図6において、濾過槽は、本体部2と、該本体部2
の上方開口を塞ぐようにして着脱可能に適合せしめられ
た蓋部4とを有する。本体部2には入湯口12と出湯口
14とが設けられている。本体部2には、出湯口14に
通ずる連通開口16が形成されており、該連通開口にフ
ィルターカートリッジ18が適合せしめられている。該
フィルターカートリッジ18は、複数の筒状フィルター
18aと、該複数のフィルター18aの一方端にこれら
を取り纏めるように取り付けられた前側板18bと、複
数のフィルター18aの他方端にこれらを取り纏めるよ
うに取り付けられた後側板18cとを有する。また、後
側板18cと本体部2の内壁との間には、フィルターカ
ートリッジ18を保持するためのクサビ19が挿入され
ている。フィルター18aは、前側板18bと接合され
た端部が開放されており、後側板18cと接合された端
部が閉鎖されている。前側板18bには、各フィルター
18aに対応する位置に開口18b1が形成されてお
り、これにより各フィルター18aの開放端と出湯口1
4とが連通開口16を介して連通している。
【0005】濾過される溶湯は入湯口12から濾過槽内
へと入りフィルター18aの外側から内側へと浸透する
際に濾過が行われ介在物が除外される。濾過された溶湯
は各フィルター18aの開放端から連通開口16を経て
出湯口14から濾過槽を出る。
【0006】濾過槽内の溶湯がフィルター18aを通ら
ずに連通開口16へと漏れるのを防止するために、前側
板18bと連通開口16の形成されている内壁との間に
はセラミックファイバーガスケット28が介在せしめら
れる。ところで、この部分からの溶湯漏れ防止を長期に
わたり継続させるためには、この部分の内壁と前側板1
8bとの間隔を全周均一且つ一定に維持することが肝要
である。このため、この連通開口16の形成されるロの
字形状の部分を額縁煉瓦と呼ばれる耐熱性環状部材によ
り形成し、該環状部材の前側板18bとの対向面を十分
に平滑となし且つ垂直方向に沿うようにしている。従
来、以上のような目的を達成するために環状部材の姿勢
を一定に維持すべく、環状部材は濾過槽内壁に対して一
体化されて(即ち接合材により固着されて)いた。
【0007】しかしながら、このような従来の濾過槽に
おいては、溶湯濾過を繰り返し行うことで環状部材及び
その周囲の耐熱性部材に生ずる熱膨張収縮に基づき、環
状部材に次第に歪みが蓄積し損傷が生じて溶湯漏れが発
生したり、環状部材に位置ずれが生じ姿勢が変化して前
側板18bとの対向面と該前側板18bとの間隔を均一
且つ一定に維持できなくなりガスケット28による溶湯
漏れ防止ができないようになったりすることがあった。
【0008】一旦、溶湯漏れ防止機能が損なわれた場合
には、環状部材を新規のものと取り替える必要がある
が、従来の濾過槽の構造では環状部材が濾過槽本体部2
と一体化されているために、環状部材とともにその周囲
の相当部分の耐熱性部材をも同時に除去して新たなもの
を固着する交換作業を行わねばならない。この交換作業
は極めて面倒で時間のかかるものであり、その間の濾過
作業中断により生産性が著しく低下する。
【0009】そこで、本発明は、出湯口との連通開口を
形成する環状部材の破損や姿勢変化の頻度を低減するこ
とができ且つ該環状部材の交換作業が容易な溶湯濾過槽
を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以上の
如き目的を達成するものとして、入湯口から導入される
被濾過溶湯を出湯口と連通せる連通開口に付されたフィ
ルター部材で濾過して濾過済溶湯として前記出湯口から
排出する溶湯濾過槽において、前記フィルター部材は前
記連通開口を形成する環状部材に当接せしめられてお
り、該環状部材は槽壁に対しクッション部材を介して適
合されていることを特徴とする溶湯濾過槽、が提供され
る。
【0011】本発明の一態様においては、前記クッショ
ン部材はセラミックファイバーを含んでなるものであ
る。
【0012】本発明の一態様においては、前記環状部材
と前記槽壁との間には前記クッション部材の前記被濾過
溶湯への露出を阻止するようにしてセラミックファイバ
ーモルタルが充填されている。
【0013】本発明の一態様においては、前記環状部材
は前記フィルター部材が当接する側から前記槽壁に対し
適合されており、前記環状部材の外周面は前記フィルタ
ー部材が当接する側から反対側へと次第に外径寸法が減
少するようなテーパー面とされている。本発明の一態様
においては、前記テーパー面のテーパー角は2°〜20
°である。本発明の一態様においては、前記テーパー面
と該テーパー面に対応せる前記槽壁の面との間に介在す
る前記クッション部材の厚さは5mm〜20mmであ
る。
【0014】本発明の一態様においては、前記環状部材
の前記フィルター部材が当接する側と反対側の端面には
環状に第1の凸部または第1の凹部が形成されており、
該第1の凸部または第1の凹部に対応して前記槽壁の面
には環状に第2の凹部または第2の凸部が形成されてい
る。
【0015】本発明の一態様においては、前記環状部材
の前記フィルター部材が当接する側と反対側の端面及び
該端面に対応する前記槽壁の面の間にはセラミックファ
イバーシートが介在している。
【0016】本発明の一態様においては、前記環状部材
の前記フィルター部材が当接する側の端面は前記槽壁の
面より1mm〜5mmだけ突出している。
【0017】本発明の一態様においては、前記フィルタ
ー部材は、筒状のセラミック多孔体からなるフィルター
と、その開口せる一方端に取り付けられた側板とを含む
ものであり、該側板には前記フィルターの一方端に対応
して開口が形成されており、該開口は前記連通開口と連
通しており、前記側板が前記環状部材に当接している。
本発明の一態様においては、前記環状部材と前記側板と
の間にはセラミックファイバーガスケットが介在してい
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。
【0019】図1は本発明による溶湯濾過槽の一実施形
態の構成を示す概略分解断面図であり、図2はその部分
拡大断面図であり、図3は環状部材の正面図である。
【0020】濾過槽は、本体部2と、該本体部2の上方
開口を塞ぐようにして着脱可能に適合せしめられた蓋部
4とを有する。本体部2には入湯口12と出湯口14と
が設けられている。本体部2には、出湯口14に通ずる
連通開口16が形成されており、該連通開口にフィルタ
ー部材としてのフィルターカートリッジ18が適合せし
められている。
【0021】フィルターカートリッジ18は、アルミナ
質多孔体などのセラミック多孔体からなる複数の筒状フ
ィルター18aと、該複数のフィルター18aの一方端
にこれらを取り纏めるように取り付けられた前側板18
bと、複数のフィルター18aの他方端にこれらを取り
纏めるように取り付けられた後側板18cとを有する。
また、後側板18cと本体部2の内壁との間には、フィ
ルターカートリッジ18を保持するためのクサビ19が
挿入されている。前側板18b、後側板18c及びクサ
ビ19は、例えば炭化珪素質耐火物からなる。フィルタ
ー18aは、前側板18bと接合された端部が開放され
ており、後側板18cと接合された端部が閉鎖されてい
る。前側板18bには、各フィルター18aに対応する
位置に開口18b1が形成されており、これにより各フ
ィルター18aの開放端と出湯口14とが連通開口16
を介して連通している。
【0022】濾過される溶湯(被濾過溶湯)は入湯口1
2から濾過槽内へと入りフィルター18aの外側から内
側へと浸透する際に濾過が行われ介在物が除外される。
濾過された溶湯(濾過済溶湯)は各フィルター18aの
開放端から連通開口16を経て出湯口14から濾過槽を
出る。
【0023】本実施形態においては、フィルターカート
リッジ18の前側板18bは連通開口16を形成する環
状部材20に当接せしめられており、該環状部材20は
濾過槽本体部2の槽壁22に対しクッション部材24を
介して適合されている。環状部材20は、額縁煉瓦と呼
ばれているものであり、例えば炭化珪素質またはアルミ
ナ質の耐火物からなる。また、クッション部材24はセ
ラミックファイバーを含んでなるものである。クッショ
ン部材24の厚さT1は、例えば5mm〜20mmであ
る。このクッション部材24としては、バルクファイバ
ーと呼ばれている比較的短繊維の綿状のセラミックファ
イバー(硬質ファイバー)を用いることができる。これ
は、耐熱性に優れ、急熱及び急冷に強く、化学的に安定
であり、切断や加工が簡単であるという特徴を持つ。バ
ルクファイバーは適宜の厚さに敷きつめて使用する。ま
た、クッション部材24としては、ファイバーブランケ
ットと呼ばれているもの(繊維を積層しニードル加工す
ることにより得られたもの)を用いることもできる。こ
のファイバーブランケットは、特に引っ張り強度が高い
という特徴を持つ。ファイバーブランケットは適宜の厚
さのものを所定領域の形状に切り出して使用する。更
に、クッション部材24としては、ファイバーロープと
呼ばれているもの(細長く加工したファイバーブランケ
ットを耐熱性ガラス繊維で被覆してロープ状となしたも
の)を用いることもできる。ファイバーロープは所定領
域を覆うように並列に敷きつめて使用する。
【0024】環状部材20は、図2に示されているよう
に、槽壁22に対して一体的に固着されてはおらず、図
中矢印Aの向き(即ち、前側板18bが当接する側から
その反対側へと向かう向き)に槽壁22に対し適合され
ている。環状部材20の外周面はテーパー面とされてお
り、図中矢印Aの向きに次第に外径寸法が減少してい
る。このテーパー面のテーパー角θは2°〜20°が好
ましい。このテーパー角θが小さ過ぎると環状部材20
の交換の際の引き抜き作業が困難になり、テーパー角θ
が大き過ぎると装着の際に環状部材20が抜け落ちやす
くなるという不利がある。
【0025】環状部材20の前側板18bの当接する側
と反対側の端面には環状に凸部20’が形成されてお
り、該凸部20’に対応して槽壁22の面には環状に凹
部22’が形成されている。環状部材20の凸部20’
が形成されている端面と槽壁22の凹部22’が形成さ
れている面との間には、セラミックファイバーシート2
6が介在している。セラミックファイバーシート26
は、バルクファイバーを紙状に成型したもので、柔軟性
があり、耐熱性及びシール性に優れている。セラミック
ファイバーシート26は、はさみなどで所要の形状に切
り出して使用する。セラミックファイバーシート26の
厚さT2は、例えば2mm〜10mmである。尚、環状
部材20に環状凸部20’を形成する代わりに環状凹部
を形成し、槽壁22に環状凹部22’を形成する代わり
に環状凸部を形成してもよい。このように環状部材20
に環状凸部20’または環状凹部を形成し、これに対応
するように槽壁22に環状凹部22’または環状凸部を
形成しておくことで、環状部材20と槽壁22との間を
介しての溶湯リークを抑制する作用を発揮し得るととも
に、環状部材20の所定位置からのずれを防止する作用
をも発揮することができる。
【0026】環状部材20と槽壁22との間には、クッ
ション部材24の被濾過溶湯への露出を阻止するように
して溶湯に対する耐食性の良好なセラミックファイバー
モルタル25が充填されている。セラミックファイバー
モルタル25は、耐火性ファイバーベースのモルタルで
あり、耐摩耗性、断熱特性、高強度、低収縮率及び特に
アルミニウム合金などの溶湯に対する耐食性が良好であ
り、ガスバーナーなどにより乾燥させた後の嵩密度が例
えば0.80〜0.82g/cm3 であり、これにより
アルミニウム合金に対する72時間の耐食性テストで浸
透なしの結果が得られる。
【0027】環状部材20の前側板18bの当接する側
の端面は槽壁22の面よりT3例えば1mm〜5mmだ
け突出している。そして、この端面と前側板18bとの
間には溶湯漏れ防止のためのセラミックファイバーガス
ケット28が介在している。
【0028】本実施形態では、従来の溶湯濾過槽とは異
なり、環状部材20は、槽壁22に対して固着されては
おらず、クッション部材24を介在させて保持されてい
て、フィルターカートリッジ18の前側板18bによる
矢印Aの向きの押圧力を受けて所定の位置を維持してい
る。このように、環状部材20がクッション部材24を
介して槽壁22に対してルーズに取り付けられているた
めに、溶湯濾過の繰り返しにより濾過槽本体部槽壁22
に生ずる応力を環状部材20に伝達することなくクッシ
ョン部材24により吸収緩和することができる。このた
め、従来の溶湯濾過槽では主として径方向に外側から内
側へと向かう圧力により環状部材の破損が生じやすいの
であるが、本発明実施形態ではそのような圧力はクッシ
ョン部材24により吸収されるので溶湯濾過を繰り返し
ても環状部材20に歪みが蓄積しにくく、かくして環状
部材20の損傷や姿勢変化は生じにくくなり、環状部材
20の長寿命化及びガスケット28による溶湯漏れ防止
作用の長期維持が可能となる。
【0029】尚、環状部材20の交換の際には、濾過槽
内の溶湯を除去した後に、先ず図1に示されているよう
にクサビ19に形成されている係止孔19aに引き抜き
用具を係止して引き抜き、次いで図1及び図4に示され
ているようにフィルターカートリッジ18を取り外す。
次いで、図5に示されているように環状部材20を矢印
Aの向きとは逆向きに濾過槽内部の方へと引き出す。そ
の際に、クッション部材24及びセラミックファイバー
シート26は、環状部材20とともに除去されるか、ま
たは濾過槽本体部槽壁22に付着して残留する。この残
留ファイバーは、容易に槽壁22から剥離除去すること
ができる。しかる後に、新たなセラミックファイバーシ
ート26及び新たなクッション部材24を介して新たな
環状部材20を装着し、フィルターカートリッジ18を
配置する。そして、この所定位置に配置されたフィルタ
ーカートリッジ18を所定位置へのクサビ19の介入に
より固定する。この交換作業は、環状部材20が槽壁2
2に固着されていないこと及び槽壁22の交換を要しな
いことの故に、容易であり且つ短時間で完了することが
できる。従って、溶湯濾過作業中断による生産性の低下
は小さい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
環状部材を濾過槽本体部槽壁に対しクッション部材を介
してルーズに適合させているので、環状部材の寿命を長
期化することができると共に、該環状部材を新たなもの
と交換する際の作業を容易且つ短期間で行うことがで
き、環状部材交換のための濾過作業停止期間を短縮する
ことができ、従来の濾過槽に比して生産性を大幅に向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による溶湯濾過槽の構成を示す概略分解
断面図である。
【図2】図1の部分拡大断面図である。
【図3】環状部材の正面図である。
【図4】環状部材の交換作業の説明図である。
【図5】環状部材の交換作業の説明図である。
【図6】従来の溶湯濾過槽の構成を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
2 濾過槽本体部 4 濾過槽蓋部 12 入湯口 14 出湯口 16 連通開口 18 フィルターカートリッジ 18a 筒状フィルター 18b 前側板 18c 後側板 19 クサビ 19a 係止孔 20 環状部材 20’ 凸部 22 濾過槽本体部槽壁 22’ 凹部 24 クッション部材 25 セラミックファイバーモルタル 26 セラミックファイバーシート 28 セラミックファイバーガスケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E014 NA08 4K001 AA02 EA06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入湯口から導入される被濾過溶湯を出湯
    口と連通せる連通開口に付されたフィルター部材で濾過
    して濾過済溶湯として前記出湯口から排出する溶湯濾過
    槽において、 前記フィルター部材は前記連通開口を形成する環状部材
    に当接せしめられており、該環状部材は槽壁に対しクッ
    ション部材を介して適合されていることを特徴とする溶
    湯濾過槽。
  2. 【請求項2】 前記クッション部材はセラミックファイ
    バーを含んでなるものであることを特徴とする、請求項
    1に記載の溶湯濾過槽。
  3. 【請求項3】 前記環状部材と前記槽壁との間には前記
    クッション部材の前記被濾過溶湯への露出を阻止するよ
    うにしてセラミックファイバーモルタルが充填されてい
    ることを特徴とする、請求項1〜2のいずれかに記載の
    溶湯濾過槽。
  4. 【請求項4】 前記環状部材は前記フィルター部材が当
    接する側から前記槽壁に対し適合されており、前記環状
    部材の外周面は前記フィルター部材が当接する側から反
    対側へと次第に外径寸法が減少するようなテーパー面と
    されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか
    に記載の溶湯濾過槽。
  5. 【請求項5】 前記テーパー面のテーパー角は2°〜2
    0°であることを特徴とする、請求項4に記載の溶湯濾
    過槽。
  6. 【請求項6】 前記テーパー面と該テーパー面に対応せ
    る前記槽壁の面との間に介在する前記クッション部材の
    厚さは5mm〜20mmであることを特徴とする、請求
    項4〜5のいずれかに記載の溶湯濾過槽。
  7. 【請求項7】 前記環状部材の前記フィルター部材が当
    接する側と反対側の端面には環状に第1の凸部または第
    1の凹部が形成されており、該第1の凸部または第1の
    凹部に対応して前記槽壁の面には環状に第2の凹部また
    は第2の凸部が形成されていることを特徴とする、請求
    項1〜6のいずれかに記載の溶湯濾過槽。
  8. 【請求項8】 前記環状部材の前記フィルター部材が当
    接する側と反対側の端面及び該端面に対応する前記槽壁
    の面の間にはセラミックファイバーシートが介在してい
    ることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の
    溶湯濾過槽。
  9. 【請求項9】 前記環状部材の前記フィルター部材が当
    接する側の端面は前記槽壁の面より1mm〜5mmだけ
    突出していることを特徴とする、請求項1〜8のいずれ
    かに記載の溶湯濾過槽。
  10. 【請求項10】 前記フィルター部材は、筒状のセラミ
    ック多孔体からなるフィルターと、その開口せる一方端
    に取り付けられた側板とを含むものであり、該側板には
    前記フィルターの一方端に対応して開口が形成されてお
    り、該開口は前記連通開口と連通しており、前記側板が
    前記環状部材に当接していることを特徴とする、請求項
    1〜9のいずれかに記載の溶湯濾過槽。
  11. 【請求項11】 前記環状部材と前記側板との間にはセ
    ラミックファイバーガスケットが介在していることを特
    徴とする、請求項10に記載の溶湯濾過槽。
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