JPH059609A - 溶融金属濾過装置における濾過ユニツトのパツキン - Google Patents
溶融金属濾過装置における濾過ユニツトのパツキンInfo
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- JPH059609A JPH059609A JP3193395A JP19339591A JPH059609A JP H059609 A JPH059609 A JP H059609A JP 3193395 A JP3193395 A JP 3193395A JP 19339591 A JP19339591 A JP 19339591A JP H059609 A JPH059609 A JP H059609A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶融金属濾過装置における濾過ユニットのパ
ッキンの耐食性およびシーリング性の向上。 【構成】 炭化珪素質耐火物プレートで形成された前側
板３および後側板４と、該前側板３および後側板４との
間に掛け渡したアルミナ質ポーラスチューブ製の複数の
セラミックチューブ５とから濾過ユニット２を構成し、
該濾過ユニット２は前記前側板３の外周面にパッキン９
を取付けて濾過槽１内に収納し、前記後側板４と前記濾
過槽１との間に楔１０を打ち込んで前記前側板３側は前
記パッキン９を介して前記濾過槽１に圧着させる溶融金
属濾過装置において、前記パッキン９は、Al2O3 約４８
％、SiO2約５２％の化学成分割合で非結晶の材質からな
る第１パッキン層１１と、Al2O3 約７０〜９５％、SiO2
約３０〜５％の化学成分割合で多結晶アルミナムライト
の材質からなる第２パッキン層１２との重合物とした溶
融金属濾過装置における濾過ユニットのパッキン。
ッキンの耐食性およびシーリング性の向上。 【構成】 炭化珪素質耐火物プレートで形成された前側
板３および後側板４と、該前側板３および後側板４との
間に掛け渡したアルミナ質ポーラスチューブ製の複数の
セラミックチューブ５とから濾過ユニット２を構成し、
該濾過ユニット２は前記前側板３の外周面にパッキン９
を取付けて濾過槽１内に収納し、前記後側板４と前記濾
過槽１との間に楔１０を打ち込んで前記前側板３側は前
記パッキン９を介して前記濾過槽１に圧着させる溶融金
属濾過装置において、前記パッキン９は、Al2O3 約４８
％、SiO2約５２％の化学成分割合で非結晶の材質からな
る第１パッキン層１１と、Al2O3 約７０〜９５％、SiO2
約３０〜５％の化学成分割合で多結晶アルミナムライト
の材質からなる第２パッキン層１２との重合物とした溶
融金属濾過装置における濾過ユニットのパッキン。
Description
【産業上の利用分野】本発明は、溶融金属濾過装置にお
ける濾過ユニットのパッキンに係るものである。
ける濾過ユニットのパッキンに係るものである。
【従来技術】従来、炭化珪素質耐火物プレートで形成さ
れた前側板および後側板と、該前側板および後側板との
間に掛け渡したアルミナ質ポーラスチューブ製の複数の
セラミックチューブとから濾過ユニットを構成し、該濾
過ユニットは前記前側板の外周面にパッキンを取付けて
濾過槽内に収納し、前記後側板と前記濾過槽との間に楔
を打ち込んで前記前側板は前記パッキンを介して前記濾
過槽に圧着させた溶融金属濾過装置は公知である。
れた前側板および後側板と、該前側板および後側板との
間に掛け渡したアルミナ質ポーラスチューブ製の複数の
セラミックチューブとから濾過ユニットを構成し、該濾
過ユニットは前記前側板の外周面にパッキンを取付けて
濾過槽内に収納し、前記後側板と前記濾過槽との間に楔
を打ち込んで前記前側板は前記パッキンを介して前記濾
過槽に圧着させた溶融金属濾過装置は公知である。
【発明が解決しようとする課題】前記公知のパッキン
は、酸化アルミニウム（Al2O3)が約４８％、二酸化珪素
（SiO2）が約５２％の化学成分割合を有する非結晶の材
質で、化学的に安定したものではあるが、パッキンとし
ての復元力（弾力性）に多少課題があると共に、溶融ア
ルミニウムの濾過作業を長時間行なうと、溶融アルミニ
ウムと接触する部分に化学反応が起り、この反応物が炭
化珪素質耐火物プレート製の前側板を浸食する課題も認
められる。本出願人は、弾力性に富み、より耐蝕性の強
い化学的に安定したパッキンを求めて研究していたとこ
ろ、溶融アルミニウムの濾過においては、Al2O3 が約７
０〜９５％、SiO2が約３０〜５％の化学成分割合を有す
る多結晶アルミナムライトの材質が好適であることが判
明した。しかしながら、この新材質は前記旧材質に比べ
て腰（保形性）が弱く、取扱性で劣り、一般的な大きさ
である４０cm〜１ｍ四方の矩形パッキンにすると、全体
がだらけて前側板への取付作業が困難であることが判明
した。
は、酸化アルミニウム（Al2O3)が約４８％、二酸化珪素
（SiO2）が約５２％の化学成分割合を有する非結晶の材
質で、化学的に安定したものではあるが、パッキンとし
ての復元力（弾力性）に多少課題があると共に、溶融ア
ルミニウムの濾過作業を長時間行なうと、溶融アルミニ
ウムと接触する部分に化学反応が起り、この反応物が炭
化珪素質耐火物プレート製の前側板を浸食する課題も認
められる。本出願人は、弾力性に富み、より耐蝕性の強
い化学的に安定したパッキンを求めて研究していたとこ
ろ、溶融アルミニウムの濾過においては、Al2O3 が約７
０〜９５％、SiO2が約３０〜５％の化学成分割合を有す
る多結晶アルミナムライトの材質が好適であることが判
明した。しかしながら、この新材質は前記旧材質に比べ
て腰（保形性）が弱く、取扱性で劣り、一般的な大きさ
である４０cm〜１ｍ四方の矩形パッキンにすると、全体
がだらけて前側板への取付作業が困難であることが判明
した。
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、濾過
槽１内にパッキン９を介して濾過ユニット２を収納する
場合、前記パッキン９は、Al2O3とSiO2の異なる化学成
分割合の多重構造とした溶融金属濾過装置における濾過
ユニットのパッキン、及び、炭化珪素質耐火物プレート
で形成された前側板３および後側板４と、該前側板３お
よび後側板４との間に掛け渡したアルミナ質ポーラスチ
ューブ製の複数のセラミックチューブ５とから濾過ユニ
ット２を構成し、該濾過ユニット２は前記前側板３の外
周面にパッキン９を取付けて濾過槽１内に収納し、前記
後側板４と前記濾過槽１との間に楔１０を打ち込んで前
記前側板３側は前記パッキン９を介して前記濾過槽１に
圧着させる溶融金属濾過装置において、前記パッキン９
は、Al2O3 約４８％、SiO2約５２％の化学成分割合で非
結晶の材質からなる第１パッキン層１１と、Al2O3約７
０〜９５％、SiO2約３０〜５％の化学成分割合で多結晶
アルミナムライトの材質からなる第２パッキン層１２と
の重合物とした溶融金属濾過装置における濾過ユニット
のパッキン、及び、炭化珪素質耐火物プレートで形成さ
れた前側板３および後側板４と、該前側板３および後側
板４との間に掛け渡したアルミナ質ポーラスチューブ製
の複数のセラミックチューブ５とから濾過ユニット２を
構成し、該濾過ユニット２は前記前側板３の外周面にパ
ッキン９を取付けて濾過槽１内に収納し、前記後側板４
と前記濾過槽１との間に楔１０を打ち込んで前記前側板
３側は前記パッキン９を介して前記濾過槽１に圧着させ
る溶融金属濾過装置において、前記パッキン９は、Al2O
3 約７０〜９５％、SiO2約３０〜５％の化学成分割合で
多結晶アルミナムライトの材質からなる第２パッキン層
１２内に、Al2O3約４８％、SiO2約５２％の化学成分割
合で非結晶の材質からなる第１パッキン層１１を芯材と
して設けた溶融金属濾過装置における濾過ユニットのパ
ッキンとしたものである。
槽１内にパッキン９を介して濾過ユニット２を収納する
場合、前記パッキン９は、Al2O3とSiO2の異なる化学成
分割合の多重構造とした溶融金属濾過装置における濾過
ユニットのパッキン、及び、炭化珪素質耐火物プレート
で形成された前側板３および後側板４と、該前側板３お
よび後側板４との間に掛け渡したアルミナ質ポーラスチ
ューブ製の複数のセラミックチューブ５とから濾過ユニ
ット２を構成し、該濾過ユニット２は前記前側板３の外
周面にパッキン９を取付けて濾過槽１内に収納し、前記
後側板４と前記濾過槽１との間に楔１０を打ち込んで前
記前側板３側は前記パッキン９を介して前記濾過槽１に
圧着させる溶融金属濾過装置において、前記パッキン９
は、Al2O3 約４８％、SiO2約５２％の化学成分割合で非
結晶の材質からなる第１パッキン層１１と、Al2O3約７
０〜９５％、SiO2約３０〜５％の化学成分割合で多結晶
アルミナムライトの材質からなる第２パッキン層１２と
の重合物とした溶融金属濾過装置における濾過ユニット
のパッキン、及び、炭化珪素質耐火物プレートで形成さ
れた前側板３および後側板４と、該前側板３および後側
板４との間に掛け渡したアルミナ質ポーラスチューブ製
の複数のセラミックチューブ５とから濾過ユニット２を
構成し、該濾過ユニット２は前記前側板３の外周面にパ
ッキン９を取付けて濾過槽１内に収納し、前記後側板４
と前記濾過槽１との間に楔１０を打ち込んで前記前側板
３側は前記パッキン９を介して前記濾過槽１に圧着させ
る溶融金属濾過装置において、前記パッキン９は、Al2O
3 約７０〜９５％、SiO2約３０〜５％の化学成分割合で
多結晶アルミナムライトの材質からなる第２パッキン層
１２内に、Al2O3約４８％、SiO2約５２％の化学成分割
合で非結晶の材質からなる第１パッキン層１１を芯材と
して設けた溶融金属濾過装置における濾過ユニットのパ
ッキンとしたものである。
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
１はアルミニウム等の溶融金属を濾過する濾過槽、２は
濾過槽１内に収納する濾過ユニットである。前記濾過ユ
ニット２は、炭化珪素質耐火物プレートで形成された前
側板３と後側板４との間にアルミナ質ポーラスチューブ
で形成されたセラミックチューブ５を上下数段、左右数
本掛け渡した形状である。前記後側板４は盲板で、内側
には前記セラミックチューブ５の挿入凹部６が形成され
が、出湯側の前記前側板３には、段付貫通孔である挿入
孔７を形成し、該挿入孔７に前記セラミックチューブ５
の開口側端部８を嵌合させる。前記前側板３の外側外周
面にはパッキン９を貼着などの所望の手段で固定する。
パッキン９を固定した濾過ユニット２はクレーンなどに
より濾過槽１内に収納され、濾過槽１と後側板４との間
に楔１０を打ち込んで前側板３側をパッキン９を介して
濾過槽１に圧着させる。しかして、本発明は、弾力性に
富みかつ耐蝕性に優れた化学的に安定したパッキン９を
提供することにあり、このため、Al2O3 が約４８％、Si
O2が約５２％の化学成分割合を有する非結晶の旧材質
と、Al2O3 が約７０〜９５％、SiO2が約３０〜５％の化
学成分割合を有する多結晶アルミナムライトの新材質と
を適宜重合させて使用するようにしたものである。図４
はその一例で、厚さ１２mmのパッキン９を厚さ６mmの旧
材質製第１パッキン層１１と厚さ６mmの新材質製第２パ
ッキン層１２とを張合せて形成したものを示している。
このように２重にした場合、耐食性に優れかつ弾力性に
富んだ第２パッキン層１２側を前側板３に貼着する。ま
た、図５では、第１パッキン層１１を第２パッキン層１
２でサンドイッチさせた構成を示している。また、図６
では、第２パッキン層１２内に腰の強い第１パッキン層
１１を芯金として設けた構成を示している。しかして、
第１パッキン層１１と第２パッキン層１２との接合は、
通常は有機糊で行うが、図７のようにエンボス接合とし
ても良い。また、図８にはパッキン９の接着治具１３を
示している。接着治具１３は前側板３に被さる大きさ
で、内面側外縁にはパッキン止着凹部１４を形成する。
１５は接着治具１３の内面に形成した案内棒であり、前
記セラミックチューブ５の開口部に挿入される。
１はアルミニウム等の溶融金属を濾過する濾過槽、２は
濾過槽１内に収納する濾過ユニットである。前記濾過ユ
ニット２は、炭化珪素質耐火物プレートで形成された前
側板３と後側板４との間にアルミナ質ポーラスチューブ
で形成されたセラミックチューブ５を上下数段、左右数
本掛け渡した形状である。前記後側板４は盲板で、内側
には前記セラミックチューブ５の挿入凹部６が形成され
が、出湯側の前記前側板３には、段付貫通孔である挿入
孔７を形成し、該挿入孔７に前記セラミックチューブ５
の開口側端部８を嵌合させる。前記前側板３の外側外周
面にはパッキン９を貼着などの所望の手段で固定する。
パッキン９を固定した濾過ユニット２はクレーンなどに
より濾過槽１内に収納され、濾過槽１と後側板４との間
に楔１０を打ち込んで前側板３側をパッキン９を介して
濾過槽１に圧着させる。しかして、本発明は、弾力性に
富みかつ耐蝕性に優れた化学的に安定したパッキン９を
提供することにあり、このため、Al2O3 が約４８％、Si
O2が約５２％の化学成分割合を有する非結晶の旧材質
と、Al2O3 が約７０〜９５％、SiO2が約３０〜５％の化
学成分割合を有する多結晶アルミナムライトの新材質と
を適宜重合させて使用するようにしたものである。図４
はその一例で、厚さ１２mmのパッキン９を厚さ６mmの旧
材質製第１パッキン層１１と厚さ６mmの新材質製第２パ
ッキン層１２とを張合せて形成したものを示している。
このように２重にした場合、耐食性に優れかつ弾力性に
富んだ第２パッキン層１２側を前側板３に貼着する。ま
た、図５では、第１パッキン層１１を第２パッキン層１
２でサンドイッチさせた構成を示している。また、図６
では、第２パッキン層１２内に腰の強い第１パッキン層
１１を芯金として設けた構成を示している。しかして、
第１パッキン層１１と第２パッキン層１２との接合は、
通常は有機糊で行うが、図７のようにエンボス接合とし
ても良い。また、図８にはパッキン９の接着治具１３を
示している。接着治具１３は前側板３に被さる大きさ
で、内面側外縁にはパッキン止着凹部１４を形成する。
１５は接着治具１３の内面に形成した案内棒であり、前
記セラミックチューブ５の開口部に挿入される。
【作用】次に作用を述べる。セラミックチューブ５の後
端部を、炭化珪素質耐火物プレートで形成された後側板
４の挿入凹部６に挿入し、セラミックチューブ５の前端
の開口側端部８を前側板３の挿入孔７に挿入して、濾過
ユニット２を組み上げ、前側板３の外面にはパッキン９
を貼着などの所望の手段で固定する。パッキン９を固定
した濾過ユニット２はクレーンなどにより濾過槽１内に
収納され、濾過槽１の内壁と後側板４との間に楔１０を
打ち込んで前側板３側をパッキン９を介して濾過槽１の
内壁に圧着させる。この状態で、濾過槽１にアルミニウ
ムの溶融金属を入れると、セラミックチューブ５により
濾過されて、精製されたアルミニウムは開口端部８から
漏れることなく排出されて濾過槽１から取り出される。
しかして、本発明では、前記パッキン９を、Al2O3 が約
４８％、SiO2が約５２％の化学成分割合を有する非結晶
の旧材質製第１パッキン層１１と、Al2O3 が約７０〜９
５％、SiO2が約３０〜５％の化学成分割合を有する多結
晶アルミナムライトの新材質製第２パッキン層１２とを
適宜重合させて形成しており、弾力に富み耐食性の高い
第２パッキン層１２の特長と、保形性の高い第１パッキ
ン層１１の特長を併せて持つことができるから、溶融ア
ルミニウムの濾過作業を長時間行っても、アルミニウム
との化学反応が起こりにくく、かつ、前側板とパッキン
９との間のシーリング性は良好に保たれ、この間にアル
ミニウムが浸入することはない。また、図８に示した接
着治具１３を使用すると、腰の弱い第２パッキン層１２
だけからなるパッキン９でも容易に取り扱いできる。即
ち、パッキン９を第２パッキン層１２だけで形成し、こ
れを接着治具１３の止着凹部１４内に嵌め込み、パッキ
ン９の外面には所望の糊を塗布し、接着治具１３を前側
板３に嵌めると、案内棒１５が挿入孔７内に係合しなが
ら位置決めされて正確にパッキン９を前側板３の外面に
貼着できる。
端部を、炭化珪素質耐火物プレートで形成された後側板
４の挿入凹部６に挿入し、セラミックチューブ５の前端
の開口側端部８を前側板３の挿入孔７に挿入して、濾過
ユニット２を組み上げ、前側板３の外面にはパッキン９
を貼着などの所望の手段で固定する。パッキン９を固定
した濾過ユニット２はクレーンなどにより濾過槽１内に
収納され、濾過槽１の内壁と後側板４との間に楔１０を
打ち込んで前側板３側をパッキン９を介して濾過槽１の
内壁に圧着させる。この状態で、濾過槽１にアルミニウ
ムの溶融金属を入れると、セラミックチューブ５により
濾過されて、精製されたアルミニウムは開口端部８から
漏れることなく排出されて濾過槽１から取り出される。
しかして、本発明では、前記パッキン９を、Al2O3 が約
４８％、SiO2が約５２％の化学成分割合を有する非結晶
の旧材質製第１パッキン層１１と、Al2O3 が約７０〜９
５％、SiO2が約３０〜５％の化学成分割合を有する多結
晶アルミナムライトの新材質製第２パッキン層１２とを
適宜重合させて形成しており、弾力に富み耐食性の高い
第２パッキン層１２の特長と、保形性の高い第１パッキ
ン層１１の特長を併せて持つことができるから、溶融ア
ルミニウムの濾過作業を長時間行っても、アルミニウム
との化学反応が起こりにくく、かつ、前側板とパッキン
９との間のシーリング性は良好に保たれ、この間にアル
ミニウムが浸入することはない。また、図８に示した接
着治具１３を使用すると、腰の弱い第２パッキン層１２
だけからなるパッキン９でも容易に取り扱いできる。即
ち、パッキン９を第２パッキン層１２だけで形成し、こ
れを接着治具１３の止着凹部１４内に嵌め込み、パッキ
ン９の外面には所望の糊を塗布し、接着治具１３を前側
板３に嵌めると、案内棒１５が挿入孔７内に係合しなが
ら位置決めされて正確にパッキン９を前側板３の外面に
貼着できる。
【発明の効果】以上のように、本発明は、濾過槽１内に
パッキン９を介して濾過ユニット２を収納する場合、前
記パッキン９は、Al2O3 とSiO2の異なる化学成分割合の
多重構造とした溶融金属濾過装置における濾過ユニット
のパッキン、及び、炭化珪素質耐火物プレートで形成さ
れた前側板３および後側板４と、該前側板３および後側
板４との間に掛け渡したアルミナ質ポーラスチューブ製
の複数のセラミックチューブ５とから濾過ユニット２を
構成し、該濾過ユニット２は前記前側板３の外周面にパ
ッキン９を取付けて濾過槽１内に収納し、前記後側板４
と前記濾過槽１との間に楔１０を打ち込んで前記前側板
３側は前記パッキン９を介して前記濾過槽１に圧着させ
る溶融金属濾過装置において、前記パッキン９は、Al2O
3 約４８％、SiO2約５２％の化学成分割合で非結晶の材
質からなる第１パッキン層１１と、Al2O3 約７０〜９５
％、SiO2約３０〜５％の化学成分割合で多結晶アルミナ
ムライトの材質からなる第２パッキン層１２との重合物
とした溶融金属濾過装置における濾過ユニットのパッキ
ン、及び、炭化珪素質耐火物プレートで形成された前側
板３および後側板４と、該前側板３および後側板４との
間に掛け渡したアルミナ質ポーラスチューブ製の複数の
セラミックチューブ５とから濾過ユニット２を構成し、
該濾過ユニット２は前記前側板３の外周面にパッキン９
を取付けて濾過槽１内に収納し、前記後側板４と前記濾
過槽１との間に楔１０を打ち込んで前記前側板３側は前
記パッキン９を介して前記濾過槽１に圧着させる溶融金
属濾過装置において、前記パッキン９は、Al2O3 約７０
〜９５％、SiO2約３０〜５％の化学成分割合で多結晶ア
ルミナムライトの材質からなる第２パッキン層１２内
に、Al2O3 約４８％、SiO2約５２％の化学成分割合で非
結晶の材質からなる第１パッキン層１１を芯材として設
けた溶融金属濾過装置における濾過ユニットのパッキン
としたものであるから、弾力性に富み、より耐蝕性の強
い化学的に安定したパッキンが得られ、溶融アルミニウ
ムの濾過作業を長時間行うことができる効果を奏する。
パッキン９を介して濾過ユニット２を収納する場合、前
記パッキン９は、Al2O3 とSiO2の異なる化学成分割合の
多重構造とした溶融金属濾過装置における濾過ユニット
のパッキン、及び、炭化珪素質耐火物プレートで形成さ
れた前側板３および後側板４と、該前側板３および後側
板４との間に掛け渡したアルミナ質ポーラスチューブ製
の複数のセラミックチューブ５とから濾過ユニット２を
構成し、該濾過ユニット２は前記前側板３の外周面にパ
ッキン９を取付けて濾過槽１内に収納し、前記後側板４
と前記濾過槽１との間に楔１０を打ち込んで前記前側板
３側は前記パッキン９を介して前記濾過槽１に圧着させ
る溶融金属濾過装置において、前記パッキン９は、Al2O
3 約４８％、SiO2約５２％の化学成分割合で非結晶の材
質からなる第１パッキン層１１と、Al2O3 約７０〜９５
％、SiO2約３０〜５％の化学成分割合で多結晶アルミナ
ムライトの材質からなる第２パッキン層１２との重合物
とした溶融金属濾過装置における濾過ユニットのパッキ
ン、及び、炭化珪素質耐火物プレートで形成された前側
板３および後側板４と、該前側板３および後側板４との
間に掛け渡したアルミナ質ポーラスチューブ製の複数の
セラミックチューブ５とから濾過ユニット２を構成し、
該濾過ユニット２は前記前側板３の外周面にパッキン９
を取付けて濾過槽１内に収納し、前記後側板４と前記濾
過槽１との間に楔１０を打ち込んで前記前側板３側は前
記パッキン９を介して前記濾過槽１に圧着させる溶融金
属濾過装置において、前記パッキン９は、Al2O3 約７０
〜９５％、SiO2約３０〜５％の化学成分割合で多結晶ア
ルミナムライトの材質からなる第２パッキン層１２内
に、Al2O3 約４８％、SiO2約５２％の化学成分割合で非
結晶の材質からなる第１パッキン層１１を芯材として設
けた溶融金属濾過装置における濾過ユニットのパッキン
としたものであるから、弾力性に富み、より耐蝕性の強
い化学的に安定したパッキンが得られ、溶融アルミニウ
ムの濾過作業を長時間行うことができる効果を奏する。
【図１】 濾過槽の縦断側面図。
【図２】 濾過ユニットの正面図。
【図３】 濾過ユニットの断面図。
【図４】 パッキンの断面図。
【図５】 パッキンの断面図。
【図６】 パッキンの断面図。
【図７】 パッキンの拡大断面図。
【図８】 接着治具の斜視図。
１…濾過槽、２…濾過ユニット、３…前側板、４…後側
板、５…セミックチューブ、６…挿入凹部、７…挿入
孔、８…開口側端部、９…パッキン、１０…楔、１１…
第１パッキン層、１２…第２パッキン層、１３…接着治
具、１４…パッキン止着凹部、１５…案内棒。
板、５…セミックチューブ、６…挿入凹部、７…挿入
孔、８…開口側端部、９…パッキン、１０…楔、１１…
第１パッキン層、１２…第２パッキン層、１３…接着治
具、１４…パッキン止着凹部、１５…案内棒。
Claims (3)
- 【請求項１】 濾過槽１内にパッキン９を介して濾過ユ
ニット２を収納する場合、前記パッキン９は、Al2O3 と
SiO2の異なる化学成分割合の多重構造とした溶融金属濾
過装置における濾過ユニットのパッキン。 - 【請求項２】 炭化珪素質耐火物プレートで形成された
前側板３および後側板４と、該前側板３および後側板４
との間に掛け渡したアルミナ質ポーラスチューブ製の複
数のセラミックチューブ５とから濾過ユニット２を構成
し、該濾過ユニット２は前記前側板３の外周面にパッキ
ン９を取付けて濾過槽１内に収納し、前記後側板４と前
記濾過槽１との間に楔１０を打ち込んで前記前側板３側
は前記パッキン９を介して前記濾過槽１に圧着させる溶
融金属濾過装置において、前記パッキン９は、Al2O3 約
４８％、SiO2約５２％の化学成分割合で非結晶の材質か
らなる第１パッキン層１１と、Al2O3 約７０〜９５％、
SiO2約３０〜５％の化学成分割合で多結晶アルミナムラ
イトの材質からなる第２パッキン層１２との重合物とし
た溶融金属濾過装置における濾過ユニットのパッキン。 - 【請求項３】 炭化珪素質耐火物プレートで形成された
前側板３および後側板４と、該前側板３および後側板４
との間に掛け渡したアルミナ質ポーラスチューブ製の複
数のセラミックチューブ５とから濾過ユニット２を構成
し、該濾過ユニット２は前記前側板３の外周面にパッキ
ン９を取付けて濾過槽１内に収納し、前記後側板４と前
記濾過槽１との間に楔１０を打ち込んで前記前側板３側
は前記パッキン９を介して前記濾過槽１に圧着させる溶
融金属濾過装置において、前記パッキン９は、Al2O3 約
７０〜９５％、SiO2約３０〜５％の化学成分割合で多結
晶アルミナムライトの材質からなる第２パッキン層１２
内に、Al2O3 約４８％、SiO2約５２％の化学成分割合で
非結晶の材質からなる第１パッキン層１１を芯材として
設けた溶融金属濾過装置における濾過ユニットのパッキ
ン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3193395A JP2942393B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 溶融金属濾過装置における濾過ユニットのパッキン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3193395A JP2942393B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 溶融金属濾過装置における濾過ユニットのパッキン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH059609A true JPH059609A (ja) | 1993-01-19 |
| JP2942393B2 JP2942393B2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=16307234
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3193395A Expired - Lifetime JP2942393B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 溶融金属濾過装置における濾過ユニットのパッキン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2942393B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002309319A (ja) * | 2001-02-06 | 2002-10-23 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 溶湯濾過槽 |
-
1991
- 1991-07-08 JP JP3193395A patent/JP2942393B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002309319A (ja) * | 2001-02-06 | 2002-10-23 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 溶湯濾過槽 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2942393B2 (ja) | 1999-08-30 |
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