JP2002308291A - 逆止弁付き包装用プラスチックフィルム及びその製造方法 - Google Patents

逆止弁付き包装用プラスチックフィルム及びその製造方法

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JP2002308291A JP2001118415A JP2001118415A JP2002308291A JP 2002308291 A JP2002308291 A JP 2002308291A JP 2001118415 A JP2001118415 A JP 2001118415A JP 2001118415 A JP2001118415 A JP 2001118415A JP 2002308291 A JP2002308291 A JP 2002308291A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製袋工程ないし自動包装工程では逆止弁を取
り付ける工程が不要となり、また、極力長尺でロール状
に巻き上げることのできる逆止弁付き包装用プラスチッ
クフィルムを得る。 【解決手段】 不織布又は多孔プラスチックフィルムか
らなる逆止弁10が一定のピッチPで取り付けられ、ロ
ール状に巻き上げられた包装用プラスチックフィルム
1。このフィルム1はロールから引き出しつつ内容物を
自動的に充填し、センターシール袋等を製袋する。逆止
弁10は原反フィルムとして用いられるプラスチックフ
ィルムに予め取り付けて自動包装を行う業者に供給され
るため、供給された業者では逆止弁を取り付ける工程が
不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、逆止弁付き包装用
プラスチックフィルム及びその製造方法、詳しくは、コ
ーヒー豆等を自動包装する際に原反フィルムとして使用
される逆止弁付き包装用プラスチックフィルム及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】一般に、焙煎されたコーヒー豆等
はその香りや品質を保持するために、袋詰めの際、袋内
を真空にしたり、窒素で置換したりしている。しかし、
このように袋詰めされたコーヒー豆等は時間の経過と共
に炭酸ガス等の不純ガスを発生し、風味を損なうばかり
でなく、ガスが充満して破袋することもある。
【0003】そこで、従来では、袋内部で発生したガス
を排出するための逆止弁が種々開発されている。例え
ば、プラスチック材を射出成形した硬質弁体を袋本体の
一部に取り付けるようにしたもの、プラスチックフィル
ムを貼り合わせた逆止弁(実開平5−6265号公報参
照)、小径の硬質フィルムを積層したアロマフィンバル
ブ(ボッシュ社の商品名)と称する逆止弁(特公昭59
−34585号公報参照)が知られている。
【0004】しかし、硬質弁体では厚みがあり、嵩張る
ためにロール巻きは不可能である。また、フィルム状の
弁体であっても、従来のものは全て袋本体の原反フィル
ムを引き出して自動製袋(自動包装)する工程中でフィ
ルムの間に挟むかたちで逆止弁を取り付けるため、逆止
弁の厚みによる段差でフィルムにピンホールが発生する
ことがあり、さらに、既存の製袋設備に新たに逆止弁取
付けのための装置を追加する必要があり、コスト高にな
っていた。
【0005】そこで、本発明の目的は、製袋工程ないし
自動包装工程では逆止弁を取り付ける工程が不要となる
逆止弁付き包装用プラスチックフィルムを提供すること
にある。
【0006】本発明の他の目的は、極力長尺でロール状
に巻き上げることのできる逆止弁付き包装用プラスチッ
クフィルムを提供することにある。
【0007】さらに、本発明の他の目的は、完全な通気
状態の逆止弁を備えた包装用プラスチックフィルムを市
場に供給することのできる製造方法を提供することにあ
る。
【0008】
【発明の構成、作用及び効果】以上の目的を達成するた
め、本発明に係る逆止弁付き包装用プラスチックフィル
ムは、不織布又は多孔性プラスチックフィルムと軟質プ
ラスチックフィルムとからなる逆止弁が一定のピッチで
取り付けられ、該逆止弁の取付け位置に通気孔が形成さ
れ、かつ、ロール状に巻き上げられていることを特徴と
する。
【0009】以上の構成からなる逆止弁付き包装用プラ
スチックフィルムは、焙煎されたコーヒー豆等の自動包
装の際に原反フィルムとして使用される。このプラスチ
ックフィルムをロールから引き出しつつ製袋ないし自動
包装を行えば、逆止弁は既に原反フィルムに取り付けら
れているため、既存の製袋設備あるいは自動包装設備を
そのまま使用して逆止弁付きの包装袋を得ることができ
る。
【0010】自動製袋機、自動包装機にかけるため、逆
止弁はプラスチックフィルムに一定の間隔で取り付けら
れていることが必要となる。また、ロール状に巻き上げ
た状態で供給するために、逆止弁はフィルムの巻き上げ
を可能とし、かつ、極力厚みが小さいことが必要とな
る。本発明に係る包装用プラスチックフィルムでは、逆
止弁は不織布又は多孔性プラスチックフィルムと軟質プ
ラスチックフィルムとからなるため、厚みが小さくこの
目的を十分に達成することができる。
【0011】また、包装用プラスチックフィルムをロー
ル状に巻き上げた際の嵩張りを少なくするために、逆止
弁の取付け位置は巻き上げ方向に直交する方向にオフセ
ットされていることが好ましい。逆止弁による厚みの増
加をできるだけ分散し、嵩張りを極力小さくすることが
できる。
【0012】本発明に係る逆止弁付きプラスチックフィ
ルムの製造方法は、プラスチックフィルムの所定箇所に
通気小孔を形成する工程と、プラスチックフィルムの前
記通気小孔が形成された箇所に、不織布又は多孔性プラ
スチックフィルムと軟質プラスチックフィルムとからな
る逆止弁を熱溶着によって取り付ける工程と、プラスチ
ックフィルムに取り付けられた前記逆止弁に対して空気
を強制的に通過させる通気確認工程とを備えたことを特
徴とする。
【0013】逆止弁はプラスチックフィルム上に熱溶着
によって取り付けられるため、逆止弁の通気部分が溶着
阻害加工をしていても擬似的に溶着状態になる場合があ
る。本発明に係る製造方法では、この逆止弁に対して強
制的に空気を通過させることにより、通気状態を完全な
ものにすることができる。また、通気確認工程によって
通気が不完全なものをロール状に巻き上げる前に発見す
ることができ、完全な逆止弁のみを備えた原反フィルム
を供給することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る逆止弁付き包
装用プラスチックフィルム及びその製造方法の実施形態
について、添付図面を参照して説明する。
【0015】(逆止弁付き包装用プラスチックフィル
ム、図1,図2参照)図1は本発明の一実施形態である
逆止弁付き包装用プラスチックフィルム1を矢印A方向
にロール状に巻き上げている状態を示し、図2は該フィ
ルム1をロールから引き出して矢印B方向に自動包装機
へ搬送している状態を示す。
【0016】この包装用プラスチックフィルム1は、熱
溶着性を有する1枚のプラスチックフィルムあるいは熱
溶着性を有するプラスチックフィルムと熱溶着性を有し
ないプラスチックフィルムとのラミネートフィルムで、
自動製袋あるいは自動包装の原反フィルムとして使用可
能なものであればどのような種類のフィルムであっても
よい。包装用プラスチックフィルム1には逆止弁10
(その構造は以下に詳述する)が一定のピッチPで、か
つ、図2に示すように、フィルム1の長手方向に直交す
る方向にピッチaでオフセットされた状態で取り付けら
れている。
【0017】前記包装用プラスチックフィルム1は、図
1に示すように、矢印A方向に搬送されつつ、逆止弁1
0が自動取付け装置150(取付け工程は以下に詳述す
る)によって一定のピッチP,a(図2参照)で取り付
けられ、ロール状に巻き上げられている。そして、この
ロール状に巻き上げた状態で、コーヒー豆等の自動包装
工場等に出荷される。
【0018】各工場では、前記包装用プラスチックフィ
ルム1を用いて、例えば、図3に示すセンターシール袋
50を製袋しつつ内容物を自動的に充填していく。逆止
弁10は袋50の正面接合部51や上下の接合部52以
外の適宜箇所に位置することになる。なお、このフィル
ム1に関しては、センターシール袋以外に、三方シール
袋やチャック袋、スタンドパックその他の種々の形態の
袋にも対応可能である。
【0019】(自動包装工程、図4参照)センターシー
ル袋50の製造工程(自動包装工程)は従来周知である
が、その概略を図4を参照して説明すると、101は前
記原反フィルム1の供給ユニット、102は原反フィル
ム1の搬送用ガイドローラ、103はフィルム1の搬送
用ベルトである。105はフィルム1を筒状に整形する
ための整形機構で、筒体106とガイド部材107とで
構成されている。110は収容物のホッパーで、筒体1
06の上方に設置されている。
【0020】搬送用ベルト103は筒体106の外面に
圧接するように左右一対設置されており、原反フィルム
1を間欠的に搬送する。108は袋50の正面接合部5
1のヒートシール機構、109は上下の接合部52のヒ
ートシール機構である。
【0021】(逆止弁の第1例、図5参照)第1例であ
る逆止弁10は、図5に示すように、包装用プラスチッ
クフィルム1の表面側(袋の外側となる)に取り付ける
ようにしたもので、フィルム1には多数の通気小孔2が
形成されている。この弁体10は、通常不織布として知
られている通気性プラスチックフィルム11と、ポリエ
チレンフィルムからなる弁体12と、ポリエチレンフィ
ルムからなるカバーフィルム14とで構成されている。
また、カバーフィルム14は以下に説明するように弁体
として機能する。
【0022】カバーフィルム14と通気性プラスチック
フィルム11はc部及びd部で熱溶着されており、弁体
12とカバーフィルム14はe部で熱溶着されている。
さらに、通気性プラスチックフィルム11と弁体12は
f部で熱溶着されている。
【0023】また、逆止弁10は、包装用プラスチック
フィルム1の表面(袋の外側)と通気性プラスチックフ
ィルム11がC部及びD部によって、かつ、弁体12,
14がE部及びF部によって熱溶着されることにより、
フィルム1に取り付けられている。
【0024】図5(A)において斜線を付した部分がそ
れぞれ前記溶着部分であり、これらの溶着部分に対応し
た形状の熱プレートを所定の温度で圧接することで溶着
処理が行われる。f部及びF部の溶着処理時において通
気性プラスチックフィルム11とカバーフィルム14と
が溶着しないように、即ち、通気路を形成するために、
カバーフィルム14には溶着阻害層15が設けられてい
る。
【0025】溶着阻害層15は、種々の材料を使用でき
るが、例えば、耐熱インクをグラビア印刷して形成する
ことが好ましい。
【0026】以上の構成からなる逆止弁10にあって
は、通気小孔2が通気性プラスチックフィルム11に対
向している。包装用プラスチックフィルム1の内側(袋
の内部)でガスが発生して内圧が高まると、ガスは通気
小孔2から通気性プラスチックフィルム11を通過し、
該フィルム11とカバーフィルム14の隙間に進入し、
さらに弁体12とカバーフィルム14の隙間を通過して
外部に排気される。内圧が外圧と同じ又はそれ以下に低
下すると、カバーフィルム14が弁体12に密着し、こ
れにて包装用プラスチックフィルム1の内側(袋の内
部)は気密に保たれる。
【0027】(逆止弁の取付け工程、図6〜8参照)次
に、前記逆止弁10を包装用プラスチックフィルム1に
取り付ける工程について説明する。
【0028】まず、図5に示したフィルム11,12,
14からなる逆止弁10を、図6に示すように、複数個
連続した状態で形成しておく。包装用プラスチックフィ
ルム1に対しては、図7(A)に示すように、所定位置
に複数の通気小孔2を形成し、該通気小孔2上に通気性
プラスチックフィルム11が対向するように逆止弁10
を溶着する(図7(B)参照)。逆止弁10は図6に示
す一点鎖線でカットして単品の状態で包装用プラスチッ
クフィルム1上に溶着される。
【0029】以上の取付け工程は図8に示す自動取付け
装置150にて行われ、逆止弁付き包装用プラスチック
フィルム1はその後ロール状に巻き上げられる。
【0030】自動取付け装置150は、概略、孔あけ機
151と溶着機152と冷却兼通気確認機153とで構
成されている。孔あけ機151は、上下動可能な刃付き
ダイ151aと受け台151bとからなり、刃付きダイ
151aが下動することでプラスチックフィルム1に対
して通気小孔2を形成する。
【0031】溶着機152は、上下動可能な加熱ダイ1
52aとカット刃152bと受け台152cとからな
る。加熱ダイ152aが下動することにより、フィルム
1上に供給された逆止弁10を図6に示した一点鎖線で
カットし、かつ、フィルム1上に溶着する。
【0032】冷却兼通気確認機153は、冷却ダイ15
3aと上下動可能な受け台153bと上下動可能なピス
トン153cとからなる。まず、受け台153bが上動
してフィルム1上に溶着された逆止弁10を冷却ダイ1
53aに密着させ、逆止弁10を冷却する。このとき、
フィルム1の下面側には受け台153bにて密閉した空
間153dが形成されており、ピストン153cを上動
させてこの空間153dを圧縮し、逆止弁10に強制的
に通気させる。逆止弁10を通過した空気は、冷却ダイ
153aの孔153a’から放出される。その後、逆止
弁付きプラスチックフィルム1はロール状に巻き上げら
れる。
【0033】以上説明した逆止弁付き包装用プラスチッ
クフィルム1を使用すれば、既存の製袋機又は自動包装
機をそのまま使用して逆止弁付き袋を製作することがで
きる。前記逆止弁10はフィルム1の表面(袋の外側)
に取り付けたが、以下に説明する逆止弁20のようにフ
ィルム1の裏面(袋の内側)に取り付けるようにしても
よい。一つの袋に複数の逆止弁を設けるようにしてもよ
い。
【0034】包装用プラスチックフィルム1を用いて製
袋する直前に、前述の如く、逆止弁に強制的に空気を通
過させて通気確認を実施することが好ましい。逆止弁の
包装用プラスチックフィルム1への取付け工程の最終段
階で通気確認を実施しておけば、全て完全な逆止弁が揃
った包装用フィルム1を供給することができる。特に、
通気路を構成する溶着阻害処理部分は加熱時に疑似接着
状態になっている場合があるので、気圧をかけて通気を
確認することは重要である。
【0035】ところで、逆止弁の包装用プラスチックフ
ィルム1への取付け及び巻き上げに関して以下の点を考
慮しなければならない。即ち、フィルム1をロール状に
巻き上げると、巻き締まりのために逆止弁の上に重なる
フィルム部分に塑性変形を生じさせる。従って、逆止弁
として硬質材料の使用は止め、軟質で扁平な材料を使用
することが必要となる。また、軟質材料を使用したとし
ても、逆止弁を取り付けた箇所がどうしても膨れてフィ
ルム1が伸びるので、堅く巻き付けることは避ける必要
がある。
【0036】特に、巻き上げ時の膨出を極力避けるため
には、図2に示したように、逆止弁10の取付け位置を
フィルム1の長手方向と直交する方向にピッチaづつオ
フセットさせることが好ましい。例えば、袋50の縦寸
法を360mmとし、逆止弁10の縦寸法が30mm、
幅寸法が25mm、厚みが0.2mmとする。この条件
では、取付け位置をオフセットしなければ、平均して
0.017mmだけ逆止弁10の取付け部分が厚くな
り、フィルム1を1000〜2000m巻き上げると、
部分的に盛り上がってフィルム1が伸びてしまう。しか
し、逆止弁10の取付け位置を幅100mmの範囲でオ
フセットしていくと、0.004mm程度の厚みの増加
で済み、フィルム1の伸びは大きく緩和される。
【0037】(逆止弁の第2例、図9参照)第2例であ
る逆止弁20は、図9に示すように、包装用プラスチッ
クフィルム1の裏面側(袋の内側となる)に取り付ける
ようにしたもので、フィルム1には多数の通気小孔2が
形成されている。この弁体20は、通常不織布として知
られている通気性プラスチックフィルム21と、ポリエ
チレンフィルムからなる弁体22、ポリエチレンフィル
ムからなるベースフィルム23と、ポリエチレンフィル
ムからなるカバーフィルム24とで構成されている。
【0038】ベースフィルム23と通気性プラスチック
フィルム21はc部及びd部で熱溶着されており、通気
性プラスチックフィルム21と弁体22はe部及びf1
部で熱溶着されている。さらに、弁体22とカバーフィ
ルム24はe部及びf2部で熱溶着されている。
【0039】また、逆止弁20は、フィルム1の裏面
(袋の内側)とベースフィルム23がC部及びD部によ
って、弁体22とカバーフィルム24がE部によって、
かつ、カバーフィルム24がG部によって熱溶着される
ことにより、フィルム1に取り付けられている。
【0040】図9(B)において斜線を付した部分がそ
れぞれ前記溶着部分であり、これらの溶着部分に対応し
た形状の熱プレートを所定の温度で圧接することで溶着
処理が行われる。C部、D部、E部及びG部の溶着処理
時において通気性プラスチックフィルム21とベースフ
ィルム23とが溶着しないように、即ち、通気路を形成
するために、ベースフィルム23には溶着阻害層25が
設けられている。溶着阻害層25に関しては前記逆止弁
10で説明したとおりである。
【0041】以上の構成からなる逆止弁20にあって
は、通気小孔2がカバーフィルム24に対向している。
包装用プラスチックフィルム1の内側(袋の内部)でガ
スが発生して内圧が高まると、ガスは通気性プラスチッ
クフィルム21を通過し、フィルム1と弁体22、カバ
ーフィルム24の隙間に進入し、さらにフィルム1の通
気小孔2を通過して外部に排気される。内圧が外圧と同
じ又はそれ以下に低下すると、弁体22がフィルム1に
密着し、これにてフィルム1の内側(袋の内部)は気密
に保たれる。
【0042】前記逆止弁20の包装用プラスチックフィ
ルム1に対する取付け工程及びロール状に巻き上げるに
際して考慮しなければならない点は、前記逆止弁10で
説明したとおりである。
【0043】(逆止弁の第3例、図10参照)第3例で
ある逆止弁30は、図10に示すように、包装用プラス
チックフィルム1の表面側(袋の外側となる)に取り付
けるようにしたもので、フィルム1には多数の通気小孔
2が形成されている。この弁体30は、通常不織布とし
て知られている通気性プラスチックフィルム31と、適
宜材質のプラスチックフィルムからなる弁体32とでシ
ンプルに構成されている。
【0044】円形の弁体32はその内側に接着剤36が
図10(B)に斜線で示すように塗布されており、小さ
な円形をなす通気性プラスチックフィルム31を中央部
分に接着した状態で包装用プラスチックフィルム1の表
面に接着される。
【0045】以上の構成からなる逆止弁30にあって
は、通気小孔2が通気性プラスチックフィルム31に対
向しており、包装用プラスチックフィルム1の内側(袋
の内部)でガスが発生して内圧が高まると、ガスは通気
性プラスチックフィルム31を通過し、弁体32の接着
剤36が塗布されていない部分を通過して外部に排気さ
れる。内圧が外圧と同じ又はそれ以下に低下すると、弁
体32の接着剤36が塗布されていない部分がフィルム
1に密着し、これにてフィルム1の内側(袋の内部)は
気密に保たれる。
【0046】前記逆止弁30の包装用プラスチックフィ
ルム1に対する取付け工程及びロール状に巻き上げるに
際して考慮しなければならない点は、前記逆止弁10で
説明したとおりである。また、逆止弁30に関しては、
フィルム1の表面側のみならず裏面側に取り付けてもよ
い。
【0047】(他の実施形態)なお、本発明に係る逆止
弁付き包装用プラスチックフィルム及びその製造方法
は、前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の
範囲内で種々に変更することができる。
【0048】特に、製作される袋の構成は任意であり、
また、逆止弁自体も種々の構成を採用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である逆止弁付き包装用プ
ラスチックフィルムの巻き上げ状態を示す。
【図2】前記プラスチックフィルムをロールから引き出
した状態を示す平面図。
【図3】前記プラスチックフィルムで自動包装した袋の
一例を示す斜視図。
【図4】前記プラスチックフィルムを用いた自動包装工
程を示す説明図。
【図5】逆止弁の第一例を示し、(A)は正面図、
(B)は前記プラスチックフィルムに取り付けた状態の
断面図。
【図6】逆止弁の供給形態を示す説明図。
【図7】逆止弁を前記プラスチックフィルムに取り付け
る工程を示す説明図。
【図8】逆止弁の自動取付け工程を示す概略説明図。
【図9】逆止弁の第2例を示し、(A)は前記プラスチ
ックフィルムに取り付けた状態の断面図、(B)は正面
図。
【図10】逆止弁の第3例を示し、(A)は前記プラス
チックフィルムに取り付けた状態の断面図、(B)は正
面図。
【符号の説明】
1…逆止弁付き包装用プラスチックフィルム 2…通気小孔 10,20,30…逆止弁 11,21,31…通気性プラスチックフィルム(不織
布) 12,14,22,23,24,32…軟質プラスチッ
クフィルム 150…自動取付け装置 151…孔あけ機 152…溶着機 153…冷却兼通気確認機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 65/38 B65D 65/38 81/26 81/26 C Fターム(参考) 3E064 AA01 BA21 BA60 EA04 HD02 HD07 HE04 HU10 3E067 AA05 AB24 BA12A BB06A BB14A CA24 EA06 FA01 FB07 FC01 GB03 GB20 GD01 GD02 3E075 BA42 BA52 BB03 CA02 DB03 DB07 DD13 DD42 DD44 DE04 DE25 GA05 3E086 AB02 AD08 BA04 BA15 BA19 BA43 BA50 BB47 BB51 CA01 CA15 DA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不織布又は多孔性プラスチックフィルム
    と軟質プラスチックフィルムとからなる逆止弁が一定の
    ピッチで取り付けられ、該逆止弁の取付け位置に通気小
    孔が形成され、かつ、ロール状に巻き上げられているこ
    とを特徴とする包装用プラスチックフィルム。
  2. 【請求項2】 前記逆止弁の取付け位置は、巻き上げ方
    向に直交する方向にオフセットされていることを特徴と
    する請求項1記載の包装用プラスチックフィルム。
  3. 【請求項3】 プラスチックフィルムの所定箇所に通気
    小孔を形成する工程と、 プラスチックフィルムの前記通気小孔が形成された箇所
    に、不織布又は多孔性プラスチックフィルムと軟質プラ
    スチックフィルムとからなる逆止弁を熱溶着によって取
    り付ける工程と、 プラスチックフィルムに取り付けられた前記逆止弁に対
    して空気を強制的に通過させる通気確認工程と、 を備えたことを特徴とする包装用プラスチックフィルム
    の製造方法。
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