JPH0940032A - 電子レンジ用包装袋 - Google Patents
電子レンジ用包装袋Info
- Publication number
- JPH0940032A JPH0940032A JP7196755A JP19675595A JPH0940032A JP H0940032 A JPH0940032 A JP H0940032A JP 7196755 A JP7196755 A JP 7196755A JP 19675595 A JP19675595 A JP 19675595A JP H0940032 A JPH0940032 A JP H0940032A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- packaging bag
- microwave oven
- sealed
- coating agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Bag Frames (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Package Specialized In Special Use (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 開封することなく封入された調理済み食品の
所定時間の蒸し処理を行なう。 【解決手段】 電子レンジ用包装袋1のヒートシール部
5,7のうちの少なくとも1つのヒートシール部に、所
定の蒸気圧に達した時に剥離して蒸気逃げ孔を形成する
易剥離区域11を設ける。
所定時間の蒸し処理を行なう。 【解決手段】 電子レンジ用包装袋1のヒートシール部
5,7のうちの少なくとも1つのヒートシール部に、所
定の蒸気圧に達した時に剥離して蒸気逃げ孔を形成する
易剥離区域11を設ける。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、封入された調理品を開封
することなく電子レンジによる加熱を可能にする電子レ
ンジ用包装袋に関する。
することなく電子レンジによる加熱を可能にする電子レ
ンジ用包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、調理済みの冷凍食品は、包装袋
に封入された状態で冷凍陳列棚に配置されて販売されて
おり、購入した調理済みの冷凍食品を電子レンジを用い
て再加熱するには、包装袋を開封して調理済みの食品を
包装袋から取り出し、その調理済みの食品を電子レンジ
のオーブン内に配置してマグネトロンのような高周波で
加熱することで行なう。包装袋に封入された調理済み食
品がハンバーグのような食品の場合、包装袋から取り出
したハンバーグを電子レンジにより加熱調理するだけで
あるから、電子レンジによる加熱調理に問題は生じない
が、包装袋に封入された調理済み食品がしゅうまいのよ
うに加熱調理と蒸し処理を同時に行なう食品の場合、し
ゅうまいを包装袋から取り出して電子レンジにより加熱
調理すると、しゅうまいの加熱処理はできても蒸し処理
ができない。そこで、包装袋に封入されたしゅうまいの
ような調理済みの食品を電子レンジのような加熱装置に
より加熱調理する場合、しゅうまいを包装袋から取り出
さないで、包装袋の隅部を切って開口を形成したり、包
装袋の一面の適当部位に針で孔を明けたりして、調理済
みの食品を加熱する際に発生する蒸気を利用して蒸し処
理を行なうようにしている。
に封入された状態で冷凍陳列棚に配置されて販売されて
おり、購入した調理済みの冷凍食品を電子レンジを用い
て再加熱するには、包装袋を開封して調理済みの食品を
包装袋から取り出し、その調理済みの食品を電子レンジ
のオーブン内に配置してマグネトロンのような高周波で
加熱することで行なう。包装袋に封入された調理済み食
品がハンバーグのような食品の場合、包装袋から取り出
したハンバーグを電子レンジにより加熱調理するだけで
あるから、電子レンジによる加熱調理に問題は生じない
が、包装袋に封入された調理済み食品がしゅうまいのよ
うに加熱調理と蒸し処理を同時に行なう食品の場合、し
ゅうまいを包装袋から取り出して電子レンジにより加熱
調理すると、しゅうまいの加熱処理はできても蒸し処理
ができない。そこで、包装袋に封入されたしゅうまいの
ような調理済みの食品を電子レンジのような加熱装置に
より加熱調理する場合、しゅうまいを包装袋から取り出
さないで、包装袋の隅部を切って開口を形成したり、包
装袋の一面の適当部位に針で孔を明けたりして、調理済
みの食品を加熱する際に発生する蒸気を利用して蒸し処
理を行なうようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、封入された調
理済み食品を加熱処理と蒸し処理を同時に行なうため
に、包装袋の隅部を切ったり、包装袋の一面の適当部位
を針で孔を明けたりする操作は利用者にとってめんどう
であり、包装袋の隅部に形成される開口や包装袋の一面
に形成される孔の大きさによっては、包装袋に収納され
た調理済み食品を電子レンジにより加熱調理する際に、
調理済み食品を一定時間蒸し状態に保つことができない
という問題点がある。
理済み食品を加熱処理と蒸し処理を同時に行なうため
に、包装袋の隅部を切ったり、包装袋の一面の適当部位
を針で孔を明けたりする操作は利用者にとってめんどう
であり、包装袋の隅部に形成される開口や包装袋の一面
に形成される孔の大きさによっては、包装袋に収納され
た調理済み食品を電子レンジにより加熱調理する際に、
調理済み食品を一定時間蒸し状態に保つことができない
という問題点がある。
【0004】本発明は上記した点に鑑みてなされたもの
で、ヒートシール部に設けた易剥離区域を、封入された
調理済み食品の蒸し状態を保つように、所定の蒸気圧に
達した時に剥離して蒸気逃げ孔を形成するようにするこ
とで、封入された調理済み食品の適切な蒸し処理を可能
にした電子レンジ用包装袋を提供することを目的とす
る。
で、ヒートシール部に設けた易剥離区域を、封入された
調理済み食品の蒸し状態を保つように、所定の蒸気圧に
達した時に剥離して蒸気逃げ孔を形成するようにするこ
とで、封入された調理済み食品の適切な蒸し処理を可能
にした電子レンジ用包装袋を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電子レンジ用包
装袋は、接合端部および両端部に形成されるヒートシー
ル部の少なくとも1つに、所定の蒸気圧に達した時に剥
離して蒸気逃げ孔を形成する易剥離区域を設け、この易
剥離区域を封入された調理済み食品を加熱する際に発生
する蒸気の圧力が予め定めた蒸気圧に達した時に剥離さ
せることで、ヒートシール部に蒸気逃げ孔を形成し、こ
の蒸気逃げ孔を通して蒸気を外部に排出することで、封
入された調理済み食品の所定時間の蒸し処理を可能にす
る。
装袋は、接合端部および両端部に形成されるヒートシー
ル部の少なくとも1つに、所定の蒸気圧に達した時に剥
離して蒸気逃げ孔を形成する易剥離区域を設け、この易
剥離区域を封入された調理済み食品を加熱する際に発生
する蒸気の圧力が予め定めた蒸気圧に達した時に剥離さ
せることで、ヒートシール部に蒸気逃げ孔を形成し、こ
の蒸気逃げ孔を通して蒸気を外部に排出することで、封
入された調理済み食品の所定時間の蒸し処理を可能にす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
つき説明する。図1は、本発明による電子レンジ用包装
袋の調理済み食品を封入する前の状態を示す図であり、
この電子レンジ用包装袋1は、矩形状をなすプラスチッ
クラミネートフィルム2を、接合端部3,3が背面中央
部に位置するように折曲げ成形し、接合端部3同士をヒ
ートシール加工してヒートシール部4を形成することで
筒状部とし、この筒状部の一端をヒートシール加工して
ヒートシール部5を形成することで構成される。上記電
子レンジ用包装袋1の一端側に形成される開口部6は、
調理済み食品を装填した後、ヒートシール加工してヒー
トシール部7を形成することで封止される。
つき説明する。図1は、本発明による電子レンジ用包装
袋の調理済み食品を封入する前の状態を示す図であり、
この電子レンジ用包装袋1は、矩形状をなすプラスチッ
クラミネートフィルム2を、接合端部3,3が背面中央
部に位置するように折曲げ成形し、接合端部3同士をヒ
ートシール加工してヒートシール部4を形成することで
筒状部とし、この筒状部の一端をヒートシール加工して
ヒートシール部5を形成することで構成される。上記電
子レンジ用包装袋1の一端側に形成される開口部6は、
調理済み食品を装填した後、ヒートシール加工してヒー
トシール部7を形成することで封止される。
【0007】上記プラスチックラミネートフィルム2
は、図2に示すように、厚さ12ミクロンの2軸延伸ポ
リエステルフィルム8と厚さ40ミクロンのポリエチレ
ンフィルム9をラミネートすることで作られており、電
子レンジ用包装袋1を形成する際に内面側に位置するポ
リエチレンフィルム9のヒートシール面に細幅のシリコ
ンコート剤層10が塗布されている。ポリエチレンフィ
ルム9は、白色顔料を加えた乳白ポリエチレンフィルム
であってもよい。上記シリコンコート剤層10は、間隔
を置いて列設した細幅シリコンコート剤部分10aによ
り形成され、ヒートシール加工してヒートシール部5と
7を形成する際に、ヒートシール部5とヒートシール部
7の一部にこのヒートシール部の接着強度より弱い接着
強度の易剥離区域11を形成する。
は、図2に示すように、厚さ12ミクロンの2軸延伸ポ
リエステルフィルム8と厚さ40ミクロンのポリエチレ
ンフィルム9をラミネートすることで作られており、電
子レンジ用包装袋1を形成する際に内面側に位置するポ
リエチレンフィルム9のヒートシール面に細幅のシリコ
ンコート剤層10が塗布されている。ポリエチレンフィ
ルム9は、白色顔料を加えた乳白ポリエチレンフィルム
であってもよい。上記シリコンコート剤層10は、間隔
を置いて列設した細幅シリコンコート剤部分10aによ
り形成され、ヒートシール加工してヒートシール部5と
7を形成する際に、ヒートシール部5とヒートシール部
7の一部にこのヒートシール部の接着強度より弱い接着
強度の易剥離区域11を形成する。
【0008】上記細幅シリコンコート剤層10は、図1
に示すように、形成される電子レンジ用包装袋1の一端
から他端まで蛇行状をなして延び、細幅シリコンコート
剤部分10aは、電子レンジ用包装袋1の側縁と平行に
延びるように位置している。このように、細幅シリコン
コート剤層10を蛇行状とすることで、プラスチックラ
ミネートフィルムをロール巻きした時に、ロール巻きプ
ラスチックラミネートフィルムの一部に盛り上がり部分
が発生することを防止する。細幅シリコンコート剤層1
0は、包装袋1の側縁と平行に延びる直線であっても弱
い接着強度の易剥離区域11を形成することができる。
に示すように、形成される電子レンジ用包装袋1の一端
から他端まで蛇行状をなして延び、細幅シリコンコート
剤部分10aは、電子レンジ用包装袋1の側縁と平行に
延びるように位置している。このように、細幅シリコン
コート剤層10を蛇行状とすることで、プラスチックラ
ミネートフィルムをロール巻きした時に、ロール巻きプ
ラスチックラミネートフィルムの一部に盛り上がり部分
が発生することを防止する。細幅シリコンコート剤層1
0は、包装袋1の側縁と平行に延びる直線であっても弱
い接着強度の易剥離区域11を形成することができる。
【0009】上記細幅シリコンコート剤層10は、プラ
スチックラミネートフィルムの端部同士をヒートシール
加工する際に形成されるヒートシール部5とヒートシー
ル部7に易剥離区域11を形成する。この易剥離区域1
1は、通常のヒートシール強度部分12と細幅シリコン
コート剤部分10aのヒートシール強度の弱い部分13
とから構成される。易剥離区域11全体のヒートシール
強度は、シリコンコート剤層10の幅とシリコンコート
剤部分10aの幅および数により決められる。実験的に
は、シリコンコート剤層10の幅は10mm程度であ
る。
スチックラミネートフィルムの端部同士をヒートシール
加工する際に形成されるヒートシール部5とヒートシー
ル部7に易剥離区域11を形成する。この易剥離区域1
1は、通常のヒートシール強度部分12と細幅シリコン
コート剤部分10aのヒートシール強度の弱い部分13
とから構成される。易剥離区域11全体のヒートシール
強度は、シリコンコート剤層10の幅とシリコンコート
剤部分10aの幅および数により決められる。実験的に
は、シリコンコート剤層10の幅は10mm程度であ
る。
【0010】上記易剥離区域11は、エチレンアクリル
酸コポリマーのディスパージョンなどのホットメルトコ
ート剤で形成することもできる。この場合には、易剥離
区域11全体にホットメルトコート剤を塗布する。ホッ
トメルトコート剤の特性および幅により易剥離区域のヒ
ートシール強度を調節することができる。
酸コポリマーのディスパージョンなどのホットメルトコ
ート剤で形成することもできる。この場合には、易剥離
区域11全体にホットメルトコート剤を塗布する。ホッ
トメルトコート剤の特性および幅により易剥離区域のヒ
ートシール強度を調節することができる。
【0011】つぎに、本発明による電子レンジ用包装袋
1の製造方法を説明する。まず、厚さ12ミクロンの2
軸延伸ポリエステルフィルム8と厚さ40ミクロンのポ
リエチレンフィルム9をラミネートした矩形状プラスチ
ックラミネートフィルムを用意し、このプラスチックラ
ミネートフィルムのポリエチレンフィルム9の面に細幅
シリコンコート剤層10を蛇行状に塗布する。つぎに、
プラスチックラミネートフィルム2を、ポリエチレンフ
ィルム9を内層側にして、細幅シリコンコート剤層10
が一端から他端まで延びる方向に位置させ、接合端部
3,3が背面中央部に位置するように折曲げ成形し、筒
状部を形成するように接合端部3同士をヒートシール加
工する。
1の製造方法を説明する。まず、厚さ12ミクロンの2
軸延伸ポリエステルフィルム8と厚さ40ミクロンのポ
リエチレンフィルム9をラミネートした矩形状プラスチ
ックラミネートフィルムを用意し、このプラスチックラ
ミネートフィルムのポリエチレンフィルム9の面に細幅
シリコンコート剤層10を蛇行状に塗布する。つぎに、
プラスチックラミネートフィルム2を、ポリエチレンフ
ィルム9を内層側にして、細幅シリコンコート剤層10
が一端から他端まで延びる方向に位置させ、接合端部
3,3が背面中央部に位置するように折曲げ成形し、筒
状部を形成するように接合端部3同士をヒートシール加
工する。
【0012】つぎに、筒状部の一端をヒートシール加工
してヒートシール部5を形成する。これにより、一端開
口の筒状部が形成される。細幅シリコンコート剤層10
は、筒状部のヒートシール部5を横切るように位置して
いるので、ヒートシール部5を形成する際に、通常のヒ
ートシール強度のヒートシール部5の細幅シリコンコー
ト剤層10に相当する部位に易剥離区域11が形成され
る。この易剥離区域11は、通常のヒートシール強度部
分12と細幅シリコンコート剤部分10aのヒートシー
ル強度の弱い部分13とから構成され、易剥離区域11
全体のヒートシール強度は、ヒートシール部5のヒート
シール強度より低いヒートシール強度である。この易剥
離区域11全体のヒートシール強度は、予め定めたシリ
コンコート剤層10の幅とシリコンコート剤部分10a
の幅および数により調節される。たとえば、この易剥離
区域11全体のヒートシール強度は、封入される調理済
み食品により変動するものであるが、封入される調理済
み食品がしゅうまいのような冷凍食品の場合には、蒸気
圧力が1kg/cm2 で剥離することが望ましい。これ
は、蒸気圧力が所定圧に達するまでの時間を蒸し処理時
間とし、蒸気圧力が所定圧に達した時に、ヒートシール
部5の易剥離区域11を剥離することで、易剥離区域1
1に形成される蒸気逃がし通路を通して所定圧の蒸気を
外部に放出するためである。
してヒートシール部5を形成する。これにより、一端開
口の筒状部が形成される。細幅シリコンコート剤層10
は、筒状部のヒートシール部5を横切るように位置して
いるので、ヒートシール部5を形成する際に、通常のヒ
ートシール強度のヒートシール部5の細幅シリコンコー
ト剤層10に相当する部位に易剥離区域11が形成され
る。この易剥離区域11は、通常のヒートシール強度部
分12と細幅シリコンコート剤部分10aのヒートシー
ル強度の弱い部分13とから構成され、易剥離区域11
全体のヒートシール強度は、ヒートシール部5のヒート
シール強度より低いヒートシール強度である。この易剥
離区域11全体のヒートシール強度は、予め定めたシリ
コンコート剤層10の幅とシリコンコート剤部分10a
の幅および数により調節される。たとえば、この易剥離
区域11全体のヒートシール強度は、封入される調理済
み食品により変動するものであるが、封入される調理済
み食品がしゅうまいのような冷凍食品の場合には、蒸気
圧力が1kg/cm2 で剥離することが望ましい。これ
は、蒸気圧力が所定圧に達するまでの時間を蒸し処理時
間とし、蒸気圧力が所定圧に達した時に、ヒートシール
部5の易剥離区域11を剥離することで、易剥離区域1
1に形成される蒸気逃がし通路を通して所定圧の蒸気を
外部に放出するためである。
【0013】つぎに、電子レンジ用包装袋1の開口部6
から調理済み食品を装填し、電子レンジ用包装袋1の開
口部6は。通常のヒートシール加工手段によりヒートシ
ール部7を形成するように封止される。このヒートシー
ル部7にも上記ヒートシール部5と同様に細幅シリコン
コート剤層10が位置しているので、ヒートシール部7
の細幅シリコンコート剤層10に対応する部位に易剥離
区域11が形成される。すなわち、電子レンジ用包装袋
1の両端ヒートシール部5,7に易剥離区域11が形成
される。
から調理済み食品を装填し、電子レンジ用包装袋1の開
口部6は。通常のヒートシール加工手段によりヒートシ
ール部7を形成するように封止される。このヒートシー
ル部7にも上記ヒートシール部5と同様に細幅シリコン
コート剤層10が位置しているので、ヒートシール部7
の細幅シリコンコート剤層10に対応する部位に易剥離
区域11が形成される。すなわち、電子レンジ用包装袋
1の両端ヒートシール部5,7に易剥離区域11が形成
される。
【0014】本発明による電子レンジ用包装袋では、両
端ヒートシール部に易剥離区域を形成したことで、封入
された調理済み食品を加熱処理と蒸し処理を同時に行な
うために、包装袋の隅部を切ったり、包装袋の一面の適
当部位を針で孔を明けたりする処理を必要とすることな
く、封入された調理済み食品の適切な蒸し処理を可能に
する。
端ヒートシール部に易剥離区域を形成したことで、封入
された調理済み食品を加熱処理と蒸し処理を同時に行な
うために、包装袋の隅部を切ったり、包装袋の一面の適
当部位を針で孔を明けたりする処理を必要とすることな
く、封入された調理済み食品の適切な蒸し処理を可能に
する。
【0015】上記実施の形態では、細幅シリコンコート
剤層10により形成される易剥離区域は、各ヒートシー
ル部に1つであるが、必要に応じてこの数は2つ以上で
あってもよい。
剤層10により形成される易剥離区域は、各ヒートシー
ル部に1つであるが、必要に応じてこの数は2つ以上で
あってもよい。
【0016】なお、上記実施の形態では、プラスチック
ラミネートフィルム2として、2軸延伸ポリエステルフ
ィルムとポリエチレンフィルムを用いたが、2軸延伸ポ
リエステルフィルムと乳白ポリエチレンフィルムのラミ
ネートフィルムでもよい。上記プラスチックラミネート
フィルム2は、2軸延伸ポリエステルフィルムと未延伸
ポリプロピレンフィルムのラミネートフィルムや2軸延
伸ポリエステルフィルムと乳白未延伸ポリプロピレンフ
ィルムのラミネートフィルムであってもよく、また、2
軸延伸ポリエステルフィルムと直鎖状低密度ポリエチレ
ンのラミネートフィルムや2軸延伸ポリエステルフィル
ムと乳白直鎖状低密度ポリエチレンのラミネートフィル
ムであってもよい。さらに、2軸延伸ポリエステルフィ
ルムは、20ミクロンの2軸延伸ポリプロピレンフィル
ムと置換することもできる。
ラミネートフィルム2として、2軸延伸ポリエステルフ
ィルムとポリエチレンフィルムを用いたが、2軸延伸ポ
リエステルフィルムと乳白ポリエチレンフィルムのラミ
ネートフィルムでもよい。上記プラスチックラミネート
フィルム2は、2軸延伸ポリエステルフィルムと未延伸
ポリプロピレンフィルムのラミネートフィルムや2軸延
伸ポリエステルフィルムと乳白未延伸ポリプロピレンフ
ィルムのラミネートフィルムであってもよく、また、2
軸延伸ポリエステルフィルムと直鎖状低密度ポリエチレ
ンのラミネートフィルムや2軸延伸ポリエステルフィル
ムと乳白直鎖状低密度ポリエチレンのラミネートフィル
ムであってもよい。さらに、2軸延伸ポリエステルフィ
ルムは、20ミクロンの2軸延伸ポリプロピレンフィル
ムと置換することもできる。
【0017】なお、上記実施の形態では、易剥離区域1
1をプラスチックラミネートフィルム2のポリエチレン
フィルムのヒートシール面に配置したシリコンコート剤
で形成したが、易剥離区域11をプラスチックラミネー
トフィルム2の2軸延伸ポリエステルフィルムとポリエ
チレンフィルムの間のラミネート接合面に塗布されるシ
リコンコート剤で形成することもできる。また、易剥離
区域11は、シリコンコート剤に代わる印刷インキを選
定して接着強度を弱くすることで形成することもでき
る。
1をプラスチックラミネートフィルム2のポリエチレン
フィルムのヒートシール面に配置したシリコンコート剤
で形成したが、易剥離区域11をプラスチックラミネー
トフィルム2の2軸延伸ポリエステルフィルムとポリエ
チレンフィルムの間のラミネート接合面に塗布されるシ
リコンコート剤で形成することもできる。また、易剥離
区域11は、シリコンコート剤に代わる印刷インキを選
定して接着強度を弱くすることで形成することもでき
る。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、蒸気
圧力が所定圧に達した時に、ヒートシール部の易剥離区
域を剥離することで、開封することなく封入された調理
済み食品の所定時間の蒸し処理を行なうことができる。
圧力が所定圧に達した時に、ヒートシール部の易剥離区
域を剥離することで、開封することなく封入された調理
済み食品の所定時間の蒸し処理を行なうことができる。
【図1】本発明による電子レンジ用包装袋の調理済み食
品の装填前の状態を示す図。
品の装填前の状態を示す図。
【図2】包装袋素材のプラスチックフィルムの断面図。
1 電子レンジ用包装袋 2 プラスチックラミネートフィルム 3 接合端部 5 ヒートシール部 7 ヒートシール部 8 2軸延伸ポリエステルフィルム 9 乳白ポリエチレンフィルム 10 細幅シリコンコート剤層 11 易剥離区域
Claims (8)
- 【請求項1】プラスチックラミネートフィルムを折曲げ
成形し、接合端部および両端部をヒートシール加工して
ヒートシール部を形成した電子レンジ用包装袋におい
て、上記ヒートシール部のうちの少なくとも1つのヒー
トシール部に、所定の蒸気圧に達した時に剥離して蒸気
逃げ孔を形成する易剥離区域を設けたことを特徴とする
電子レンジ用包装袋。 - 【請求項2】プラスチックラミネートフィルムが2軸延
伸ポリエステルフィルムとポリエチレンフィルムのラミ
ネートフィルムであることを特徴とする請求項1に記載
の電子レンジ用包装袋。 - 【請求項3】プラスチックラミネートフィルムが2軸延
伸ポリエステルフィルムと未延伸ポリプロピレンフィル
ムのラミネートフィルムであることを特徴とする請求項
1に記載の電子レンジ用包装袋。 - 【請求項4】プラスチックラミネートフィルムが2軸延
伸ポリエステルフィルムと直鎖状低密度ポリエチレンの
ラミネートフィルムであることを特徴とする請求項1に
記載の電子レンジ用包装袋。 - 【請求項5】易剥離区域がシリコーンコート剤をヒート
シール部に塗布することで形成されたことを特徴とする
請求項1に記載の電子レンジ用包装袋。 - 【請求項6】シリコーンコート剤が蛇行状に延びている
ことを特徴とする請求項5に記載の電子レンジ用包装
袋。 - 【請求項7】易剥離区域がホットメルトコート剤をヒー
トシール部に塗布することで形成されたことを特徴とす
る請求項1に記載の電子レンジ用包装袋。 - 【請求項8】ホットメルトコート剤が蛇行状に延びてい
ることを特徴とする請求項7に記載の電子レンジ用包装
袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7196755A JPH0940032A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 電子レンジ用包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7196755A JPH0940032A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 電子レンジ用包装袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0940032A true JPH0940032A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16363081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7196755A Pending JPH0940032A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 電子レンジ用包装袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0940032A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2358174A (en) * | 2000-01-14 | 2001-07-18 | Tecksom Internat Ltd | Bag with venting passage |
WO2002085747A1 (fr) * | 2001-04-17 | 2002-10-31 | Hisashi Tanaka | Film plastique d'emballage a clapet antiretour et procede de fabrication d'un tel film plastique |
-
1995
- 1995-08-01 JP JP7196755A patent/JPH0940032A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2358174A (en) * | 2000-01-14 | 2001-07-18 | Tecksom Internat Ltd | Bag with venting passage |
GB2358174B (en) * | 2000-01-14 | 2002-09-04 | Tecksom Internat Ltd | A package incorporating a pressure venting and related method of manufacture |
WO2002085747A1 (fr) * | 2001-04-17 | 2002-10-31 | Hisashi Tanaka | Film plastique d'emballage a clapet antiretour et procede de fabrication d'un tel film plastique |
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