JP2002306070A - 異物選別装置 - Google Patents

異物選別装置

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JP2002306070A
JP2002306070A JP2001113119A JP2001113119A JP2002306070A JP 2002306070 A JP2002306070 A JP 2002306070A JP 2001113119 A JP2001113119 A JP 2001113119A JP 2001113119 A JP2001113119 A JP 2001113119A JP 2002306070 A JP2002306070 A JP 2002306070A
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vibrating
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Takamoto Matsutake
孝元 松竹
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不良茶葉や異物が混入している茶葉から、不
良茶葉や異物を確実に分離・除去することができる異物
選別装置を提供する。 【解決手段】 ホッパー9に投入した茶葉を適量ずつ搬
送コンベア2上に移送して、同搬送コンベア2で茶葉を搬
送しながら茶葉内に混入した異物を選別除去するように
している異物選別装置において、搬送コンベア2の中途
部に振動部27を設け、同振動部27においてのみ搬送コン
ベア2を振動させることにより搬送コンベア上の茶葉を
略均一に分散させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造された茶葉な
どの食品材料中に含まれ不良物や異物を除去する異物選
別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、茶葉などの食品材料において、製
造中に混入した不良の茶葉や異物を除去するために、茶
葉を適量ずつベルトコンベアからなる搬送コンベアに載
置して搬送し、その途中において搬送される茶葉の中か
ら不良の茶葉や異物を作業者が目視により発見して、手
作業で摘み取ることによる選別・除去作業が行われてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように茶
葉を搬送コンベアに載置して単に搬送するだけでは、茶
葉を搬送コンベア上で均一に均して搬送することが困難
であり、どうしても茶葉の多い部分と少ない部分とが生
じたり、あるいは、特に茶葉の場合には茶葉どうしが吸
着して団子状の塊となったりすることによって、目視に
よる不良茶葉や異物の発見が困難となり、完全には不良
茶葉や異物を除去することができないという問題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、ホ
ッパーに投入した茶葉などの食品材料を適量ずつ搬送コ
ンベア上に移送して、同搬送コンベアで食品材料を搬送
しながら食品材料内に混入した異物を選別除去するよう
にしている異物選別装置において、搬送コンベアの中途
部に振動部を設け、同振動部においてのみ搬送コンベア
を振動させることにより搬送コンベア上の食品材料を略
均一に分散させるようにした。
【0005】さらに、以下の点にも特徴を有するもので
ある。すなわち、 搬送コンベアの上面側に異物を吸着する異物吸着体を
配設していること。 異物吸着体を振動部の鉛直上方に設けていること。 異物吸着体を磁石または電磁石としていること。 振動部は、搬送コンベアの下面側に設けた振動体で搬
送コンベアを下面より叩打することにより振動させてい
ること。 振動体は搬送コンベアに重合させて配設した平板状振
動板であって、同平板状振動板の搬送コンベア下流側の
左右両側には基台に立設した取着ピンを挿通させる取着
ピン挿通穴を穿設し、同取着ピン挿通穴に取着ピンを挿
通させることにより平板状振動板を基台に装着するとと
もに、平板状振動板の搬送コンベア上流側の下面側にカ
ムを当接させることにより平板状振動板を上下方向に振
動させて、搬送コンベアを下面より叩打するようにして
いること。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の異物選別装置は、茶葉な
どの食品材料を搬送する搬送コンベアを具備している異
物選別装置であって、食品材料を載置して搬送している
搬送コンベアの中途部に振動部を設けて同搬送コンベア
を振動させることにより、その振動によって搬送コンベ
ア上の茶葉を略均一に分散させて均すとともに、振動部
以外では搬送コンベアを振動させないことによって作業
者による不良物や異物の発見を行いやすく、かつ、同不
良物や異物の摘み取りによる除去作業を容易に行うこと
ができるようにしている。なお、以下において、便宜
上、食品材料は茶葉であるとして説明する。
【0007】特に、振動部において振動を与えることに
より、茶葉どうしがくっついて塊状となっている茶葉を
ほぐすことができ、それにともなって茶葉から不良茶葉
や異物を分離させやすくすることができるので、不良茶
葉や異物の完全な除去を行うことができる。従って、お
茶の品質を高めることができる。
【0008】さらに、搬送コンベアの上面側に異物を吸
着する異物吸着体を配設している。従って、振動部での
振動によって茶葉から分離される一方で、手作業では除
去しにくい異物を異物吸着体で分離除去することがで
き、お茶の品質を高めることができる。
【0009】特に、異物吸着体は振動部上方に設けるよ
うにしている。従って、振動部での振動に伴って異物は
茶葉から分離されるとともに巻き上がった状態となった
異物を簡単に異物吸着体に吸着させることができ、確実
に異物を除去することができる。
【0010】なお、ここで、異物としては鉄粉などの磁
性体が多いため、異物吸着体は磁石または電磁石として
いる。従って、茶葉から鉄粉をはじめとする異物を除去
することができるので、お茶本来の味、香りを引き出さ
せることができ、お茶の品質を高めることができる。
【0011】一方、振動部では、搬送コンベアの下面側
に設けた振動体で搬送コンベアを下面より叩打すること
により振動させるようにしている。従って、局所的な振
動を生起することができ、不良茶葉や異物を除去する領
域においては搬送コンベアを振動させないようにするこ
とができるので、不良茶葉や異物を見落とすことなく発
見することができるとともに、確実に摘み取ることがで
きる。
【0012】以下において、図面に基づいて実施例を示
しながらさらに詳説する。
【0013】
【実施例】図1は本発明にかかる異物選別装置Aの斜視
図、図2は同縦断面図である。
【0014】異物選別装置Aは、アングルを組み合わせ
て構成した略矩形体状の基台1の上面に前後方向に伸延
させて配設したベルトコンベアからなる搬送コンベア2
と、同搬送コンベア2の上流側に配設した茶葉送給装置
3とにより構成し、茶葉送給装置3より適量ずつ茶葉を
搬送コンベア2に送給し、同搬送コンベア2で茶葉を前
方に搬送しながら作業者が不良茶葉や異物の選別除去を
行って、搬送コンベア2の下流側に設けたシューター4
に茶葉を投下し、同シューター4の先に設けた収容容器
5内に選別除去作業の終了した茶葉を収容するようにし
ている。
【0015】符号6は異物選別装置Aの制御パネルであ
って、同制御パネル6での制御によって異物選別装置A
のオン・オフを切り替えるとともに、搬送コンベア2の
移動量、茶葉送給装置3による茶葉の送給量の調整を行
うことができるようにしている。なお、符号7は制御パ
ネル6と電気的に接続しているフットスイッチであっ
て、本実施例では同フットスイッチ7によって異物選別
装置Aのオン・オフを切り替えることができるようにし
ている。
【0016】茶葉送給装置3は、茶葉を収容するととも
に下端に設けた送給口8から収容した茶葉を送出するこ
とができるようにしているホッパー9と、同ホッパー9
から送出された茶葉を搬送コンベア2に送給する送給ト
ラフ10と、同送給トラフ10を前後方向に振動させる茶葉
送給振動装置11とによって構成している。すなわち、送
給トラフ10を振動コンベアとして、ホッパー9内の茶葉
を適量ずつ搬送コンベア2に移送することができるよう
にしているものである。
【0017】送給トラフ10は、本実施例では、底面壁
と、同底面壁の左右側方に立設した左右側壁と、同底面
壁の後側方に立設した後側壁とによって、ちりとり形状
としている。
【0018】茶葉送給振動装置11は、茶葉振動装置取着
板12に略平行に配設した振動モータ取着板13と、同振動
モータ取着板13に取着した振動モータ14と、振動モータ
取着板13の前縁に後方に傾倒させて配設した第1板バネ
15と、振動モータ取着板13の後縁に後方に傾倒させて配
設した第2板バネ16とにより構成し、第1板バネ15と第
2板バネ16の上端をそれぞれ送給トラフ10の下面に接続
して、振動モータ14によって生起された振動を送給トラ
フ10に伝達するようにしている。符号16'は第2板バネ1
6の上端と、送給トラフ10の後部下面とを連結するため
の連結板である。
【0019】茶葉振動装置取着板12には、付勢バネ17を
環装した複数の振動規制ピン18を立設しており、同振動
規制ピン18を振動モータ取着板13に穿設した振動規制ピ
ン挿入孔(図示せず)に挿入し、振動規制ピン18に固定
金具19を装着することによって、振動モータ取着板13を
付勢バネ17によって鉛直上方に付勢した状態で茶葉振動
装置取着板12に配設するようにしている。
【0020】従って、振動モータ取着板13に取着した振
動モータ14が振動することによって、振動モータ取着板
13は振動規制ピン18の規制を受けて上下方向に振動する
ようになっている。そして、振動モータ取着板13の上下
方向の振動にともなって、第1板バネ15及び第2板バネ
16を介して送給トラフ10を前後方向に振動させることが
できるようにしている。
【0021】特に、送給トラフ10は、送給トラフ支持体
20により吊下状態として前方部分を固定配設されている
ことによって、振動モータ取着板13の上下方向の振動に
ともなって送給トラフ10の前方部分が上下方向に振動す
ることが規制され、その一方で、後方に傾倒させて配設
している第1板バネ15と第2板バネ16とにより、送給ト
ラフ10の後端部分が楕円軌跡を描くように振動すること
によって全体として送給トラフ10が前後方向に振動し、
茶葉を前方方向に送給することができるようにしてい
る。
【0022】同送給トラフ10による茶葉の送出量の調整
は、振動モータ14の振動量の調整によって行うことがで
きるようにしているとともに、ホッパー9の送給口8の
前方部分に設けた調整シャッター21によっても調整する
ことができるようにしている。すなわち、調整シャッタ
ー21は上下方向に昇降させることができるようにしてお
り、調整シャッター21を降下させることによって開口面
積を絞って送出量を抑制するようにし、逆に調整シャッ
ター21を上昇させることによって開口面積を大きくして
送出量を増大させることができるようにしている。
【0023】なお、調整シャッター21の下端には山谷形
状としたスリット片を延出し、送給トラフ10において茶
葉をできるだけ均等に均して搬送コンベア2に移送する
ことができるようにしている。
【0024】送給トラフ10の前端の鉛直下方には搬送コ
ンベア2の駆動軸22を設け、一方、異物選別装置Aの前
方部分には従動軸23を設け、駆動軸22と従動軸23とに搬
送ベルト24を巻回することにより搬送コンベア2として
いる。符号25は駆動軸22を回転駆動させるコンベア駆動
モータである。符号26は、搬送ベルト24上の茶葉が、同
搬送ベルト24の左右側方から漏れ落ちることを防止する
ために設けたスカートである。
【0025】以下、図2及び図3に基づいて、本発明の
要部である振動部27、及び、異物吸着体28について説明
する。図3は、異物選別装置Aの搬送コンベア2部分の
一部切欠平面図である。
【0026】振動部27は、搬送コンベア2の下面側に重
合状態に配設した平板状振動板29と、同平板状振動板29
を上下方向に振動させることにより搬送コンベア2を下
面側より叩打して振動させる搬送コンベア振動装置30と
によって構成している。
【0027】平板状振動板29は、図3に示すように、搬
送コンベア2と重合するように同搬送コンベア2の下面
側に配設し、また、搬送コンベア2の搬送ベルト24の巾
寸法よりも幅広とし、さらに、搬送コンベア2の下流側
の平板状振動板29の左右両側にそれぞれ取着用延出片31
を延出している。従って、平板状振動板29は、図3に示
すように、搬送コンベア2の下流側からみて逆T字状と
なるようにしている。
【0028】取着用延出片31にはそれぞれ取着ピン挿通
孔34を穿設して基台1への取着部としており、一方、基
台1には、平板状振動板付勢バネ32を環装した取着ピン
33を立設し、同取着ピン33を取着ピン挿通孔34に挿通さ
せて、取着ピン33に固定金具51を装着することにより平
板状振動板29を基台1に装着するようにしている。従っ
て、平板状振動板29は平板状振動板付勢バネ32によって
上方向に付勢されている。
【0029】なお、取着ピン挿通孔34の孔径は、取着ピ
ン33の径寸法よりも大きくしており、取着ピン挿通孔34
部分を回動中心として平板状振動板29を回動させること
ができるようにしている。
【0030】また、平板状振動板29は、図2に示すよう
に搬送コンベア2の駆動軸22及び従動軸23と略平行とな
るように搬送コンベア2の下流側から第1屈曲部35と、
第2屈曲部36と、第3屈曲部37の3つの屈曲部を設け、
第1屈曲部35では谷折りに、第2屈曲部36と、第3屈曲
部37とではそれぞれ山折りに平板状振動板29を屈曲させ
ることにより、第2屈曲部36と第3屈曲部37との間に叩
打面38を形成するとともに、同叩打面38部分を突出状態
とするようにしている。
【0031】叩打面38を突出させていることによって、
平板状振動板29により確実に搬送コンベア2を叩打する
ことができるとともに、取着ピン33に取着した固定金具
51の装着位置を昇降させることによって平板状振動板29
の叩打面38部分の傾斜状態を変えることができるので、
叩打面38の搬送コンベア2との当接面積を大きく変える
ことができ、叩打面38での叩打による搬送コンベア2の
振動領域を調整することができる。
【0032】搬送コンベア2の上流側となっている平板
状振動板29の叩打面38の鉛直下方には、駆動軸22及び従
動軸23と略平行にカム取着軸39を軸架し、同カム取着軸
39を駆動モータ40によって回転駆動させることができる
ようにして搬送コンベア振動装置30としている。符号41
はカム取着軸39の一端に軸着した従動プーリー42と、駆
動モータ40の駆動軸に軸着した駆動プーリー43とを連動
連結するタイミングベルトである。図1及び図3の符号
50は、駆動モータ40の回転量を調整する調整ボックスで
ある。
【0033】カム取着軸39には複数個のカム44を配設
し、同カム44を平板状振動板29の叩打面38の下面側に当
接させ、カム取着軸39の回転にともなうカム44の回転に
よって、取着ピン挿通孔34部分を回動中心として平板状
振動板29を回動させて平板状振動板29の叩打面38を上下
方向に振動させ、搬送コンベア2を下面側より叩打して
振動させることができるようにしている。
【0034】特に、本実施例では、カム44をベアリング
とし、同ベアリングを偏心させてカム取着軸39に軸着す
るようにしている。ベアリングを用いることによって、
カム44と当接する平板状振動板29の叩打面38の下面側が
切削されることを防止することができる。ただし、カム
44はベアリングに限定するものではなく、適宜の素材か
らなる適宜の形状のカム44を用いるようにしてもよい。
【0035】また、本実施例では、図3に示すように、
カム取着軸39には2個のカム44を配設している。さら
に、図示していないが、それぞれのカム44の偏心状態が
同位相となるようにしている。しかし、2個に限定する
ものではなくさらに多くのカム44を配設するようにして
もよい。また、それぞれのカム44の位相を適宜ずらせて
配設するようにしてもよい。
【0036】このように振動部27を構成することによっ
て、送給トラフ10から搬送コンベア2に移相された茶葉
を搬送コンベア2の振動部27での振動によって略均一に
分散させることができるとともに、茶葉どうしが吸着し
て塊状となっている茶葉をほぐすことができ、不良茶葉
や異物を茶葉から分離することができる。
【0037】特に、振動部27においてのみ振動させてい
ることによって、作業者が目視によって不良茶葉や異物
を見つけるとともに摘み取りを行う領域では搬送コンベ
ア2が振動していないので、不良茶葉や異物の発見が容
易であって、かつ、確実に不良茶葉や異物をのみを摘み
取ることができる。
【0038】なお、上述してきた振動部27では、カム44
を用いて平板状振動板29を振動させることによって搬送
コンベア2を叩打して振動させる構成について説明した
が、この構成に限定するものではなく、搬送コンベア2
を局所的に振動させることができる構成であればどのよ
うな構成としてもよい。たとえば、搬送コンベア2にリ
ニアモータ振動装置を当接させることによって局所的に
振動させるようにしてもよい。
【0039】異物吸着体28は、平板状振動板29の叩打面
38により叩打されることによって振動する搬送コンベア
2の振動部27の鉛直上方に配設するようにしている。
【0040】異物吸着体28は、本実施例では棒状磁石と
しており、搬送コンベア2によって搬送される茶葉に混
入した鉄粉や金属片を吸着除去することができるように
している。特に、振動部27において茶葉が振動させられ
ることにより、同茶葉に吸着したり絡みついたりしてい
た鉄粉や金属片を分離することができ、除去効率を高め
ることができる。なお、異物吸着体28は棒状磁石に限定
するものではなく、帯状または平面状の電磁石としても
よい。
【0041】本実施例では、棒状磁石である異物吸着体
28の両端に装着ネジ45を配設し、同装着ネジ45を蝶ナッ
ト46によって異物吸着体支持フレーム47に係止するよう
にしている。すなわち、異物吸着体28の搬送コンベア2
からの高さを自在に調整することができるようにしてい
る。
【0042】さらに、異物吸着体支持フレーム47は基台
1に設けたガイド溝48に沿って前後に移動させることが
できるようにしており、選別作業の行われている茶葉の
種類や状態に合わせて異物吸着体支持フレーム47を適宜
移動させることができるようにしている。
【0043】なお、本実施例では、搬送コンベア2の上
方には1つの異物吸着体28を配設しているだけである
が、2つあるいは3つ以上配設するようにしてもよい。
【0044】また、本実施例では、搬送コンベア2の下
流側端部の下方にも棒状磁石からなる異物吸着体49を配
設し、搬送コンベア2からシューター4に移送される茶
葉を同異物吸着体49に触れさせて、さらに異物を除去す
ることができるようにしている。
【0045】上述してきた実施例では異物選別装置Aに
よる茶葉の選別について説明を行ってきたが、異物選別
装置Aは茶葉に対する使用だけでなく、コーヒー豆や米
などの穀物、あるいは、産業廃棄物処理などに対しても
使用することができるものである。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、搬送コ
ンベアの中途部に振動部を設け、同振動部においてのみ
搬送コンベアを振動させることにより搬送コンベア上の
食品材料を略均一に分散させることによって、搬送コン
ベア上の食品材料を均一に均すことができるとともに、
食品材料どうしが吸着して塊状となった食品材料をほぐ
すことができ、食品材料から不良物や異物を確実に分離
して、除去することができるので、食品材料の品質を高
めることができる。
【0047】請求項2記載の本発明によれば、搬送コン
ベアの上面側に異物を吸着する異物吸着体を配設してい
ることによって、茶葉などの食品材料において、振動部
での振動によって茶葉から分離される一方で、手作業で
は除去しにくい異物を異物吸着体で除去することができ
るので、お茶の品質を高めることができる。
【0048】請求項3記載の本発明によれば、異物吸着
体を振動部の鉛直上方に設けていることによって、振動
部での振動に伴って異物は茶葉から分離されるとともに
巻き上がった状態となった異物を簡単に異物吸着体に吸
着させることができ、確実に異物を除去することができ
る。
【0049】請求項4記載の本発明によれば、異物吸着
体を磁石または電磁石としていることによって、主な異
物である鉄粉等の磁性体を確実に吸着除去することがで
きる。
【0050】請求項5記載の本発明によれば、振動部で
は、搬送コンベアの下面側に設けた振動体で搬送コンベ
アを下面より叩打することにより振動させていることに
よって、搬送コンベアを局所的に振動させることがで
き、作業者が不良茶葉や異物を目視して、摘み取り作業
を行う領域においては搬送コンベアを振動させないよう
にすることができるので、不良茶葉や異物を見落とすこ
となく発見して、確実に摘み取ることができる。
【0051】請求項6記載の本発明によれば、振動体を
搬送コンベアに重合させて配設した平板状振動板とし、
同平板状振動板の搬送コンベア下流側の左右両側には基
台に立設した取着ピンを挿通させる挿通穴を穿設し、同
挿通穴に取着ピンを挿通させることにより平板状振動板
を基台に装着するとともに、平板状振動板の搬送コンベ
ア上流側の下面側にカムを当接させることにより平板状
振動板を上下方向に振動させて、搬送コンベアを下面よ
り叩打するようにしていることによって、平板状振動板
の傾斜状態を調整することにより搬送コンベアの振動領
域を簡単に調整することができるので、選別作業される
茶葉の種類や状態に合わせて振動部を振動させることが
でき、不良茶葉や異物の分離を確実に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる異物選別装置の斜視図である。
【図2】本発明にかかる異物選別装置の縦断面図であ
る。
【図3】本発明にかかる異物選別装置の搬送コンベア部
分の一部切欠平面図である。
【符号の説明】
A 異物選別装置 1 基台 2 搬送コンベア 3 茶葉送給装置 4 シューター 5 収容容器 8 送給口 9 ホッパー 10 送給トラフ 11 茶葉送給振動装置 20 送給トラフ支持体 21 調整シャッター 22 駆動軸 23 従動軸 24 搬送ベルト 27 振動部 28 異物吸着体 29 平板状振動板 30 搬送コンベア振動装置 32 平板状振動板付勢バネ 33 取着ピン 38 叩打面 39 カム取着軸 40 駆動モータ 41 タイミングベルト 44 カム 47 異物吸着体支持フレーム 49 異物吸着体 51 固定金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65G 15/28 B65G 15/28 Fターム(参考) 3F023 AA01 AB10 BA01 BB01 BC01 CA04 3F079 AC08 BA06 BA11 CA44 CB04 DA12 4B027 FB01 FC03 FP65

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパー(9)に投入した食品材料を適量
    ずつ搬送コンベア(2)上に移送して、同搬送コンベア(2)
    で食品材料を搬送しながら食品材料内に混入した異物を
    選別除去するようにしている異物選別装置において、 搬送コンベア(2)の中途部に振動部(27)を設け、同振動
    部(27)においてのみ搬送コンベア(2)を振動させること
    により搬送コンベア(2)上の食品材料を略均一に分散さ
    せていることを特徴とする異物選別装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送コンベア(2)の上面側に異物を
    吸着する異物吸着体(28)を配設していることを特徴とす
    る請求項1記載の異物選別装置。
  3. 【請求項3】 前記異物吸着体(28)を振動部(27)の鉛直
    上方に設けていることを特徴とする請求項2記載の異物
    選別装置。
  4. 【請求項4】 前記異物吸着体(28)は磁石または電磁石
    であることを特徴とする請求項2または請求項3の異物
    選別装置。
  5. 【請求項5】 前記振動部(27)は、搬送コンベア(2)の
    下面側に設けた振動体で搬送コンベア(2)を下面より叩
    打することにより振動させていることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の異物選別装置。
  6. 【請求項6】 振動体は搬送コンベア(2)に重合させて
    配設した平板状振動板(29)であって、同平板状振動板(2
    9)の搬送コンベア下流側の左右両側には基台(1)に立設
    した取着ピン(33)を挿通させる取着ピン挿通穴(34)を穿
    設し、同取着ピン挿通穴(34)に取着ピン(33)を挿通させ
    ることにより平板状振動板(29)を基台(1)に装着すると
    ともに、平板状振動板(29)の搬送コンベア上流側の下面
    側にカム(44)を当接させることにより平板状振動板(29)
    を上下方向に振動させて、搬送コンベア(2)を下面より
    叩打するようにしていることを特徴とする請求項5記載
    の異物選別装置。
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