JP2002305836A - 間隔保持バンド - Google Patents

間隔保持バンド

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JP2002305836A
JP2002305836A JP2001105047A JP2001105047A JP2002305836A JP 2002305836 A JP2002305836 A JP 2002305836A JP 2001105047 A JP2001105047 A JP 2001105047A JP 2001105047 A JP2001105047 A JP 2001105047A JP 2002305836 A JP2002305836 A JP 2002305836A
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Kenichi Washino
賢一 鷲野
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Kinki Denki Co Ltd
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Kinki Denki Co Ltd
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  • Clamps And Clips (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊線等の線条物に対して常に一定の距離を保
持した状態でケーブル等の線条物を簡単に吊り下げでき
作業性の向上が図られる間隔保持バンドを提供する。 【解決手段】 二本の線条物15,16を一定の間隔離
して互いに保持固定する場合に使用される間隔保持バン
ド1であって、その基体部2の一端側から帯状のバンド
本体3を延設すると共に該一端側に該バンド本体3を巻
回して一方の線条物16を保持し得る保持部7を形成
し、前記基体部2の他端側には前記バンド本体3が挿通
されかつその抜脱が阻止される係止孔9が設けられ、前
記係止孔9より内側に位置して該係止孔9に挿通された
バンド本体3により他方の線条物15を保持し得る保持
部11を形成した構成よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平行な二本の線条
物を一定の間隔を離して互いに保持固定する場合に使用
される間隔保持バンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば通信線等のケーブルは各電
柱間に次のようにして架設される。すなわち、各電柱に
締付ボルトにより金属バンドを巻回する。該金属バンド
の外周面には電柱の両側にそれぞれほぼ水平にかつ一直
線状に延びる支線ハンガーが装着される。また、前記各
支線ハンガーの先端部にシンブル用巻付グリップが取着
される。そして、前記シンブル用巻付グリップに吊線で
あるメッセンジャーワイヤーを巻締めすると共に電柱の
周囲では、一方のシンブル用巻付グリップから他方のシ
ンブル用巻付グリップまで電柱に接触しないように水平
面内で大きく弧を描くようにして張設される。
【0003】そこで、前記吊線の直線部にあっては、所
定間隔置きにケーブルハンガーを吊り下げつつ該各ケー
ブルハンガーにケーブルを挿通し、また電柱の周囲にあ
っては、ケーブルを前記弧状の吊線と同様にそれに沿う
よう弧状に屈曲させて配設するようにしている。
【0004】ところで、前記電柱の周囲に配設されるケ
ーブルはその弧状の吊線に沿って配置固定する必要があ
ることから、前記シンブル用巻付グリップの外側で2個
所に吊線とケーブルとをサラン紐と称される緊締紐で幾
重にも巻回固定し、更に、その両端部は熱処理または鉄
線で緊縛して固着している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記サ
ラン紐によるケーブルの巻回固定は、サラン紐により吊
線とケーブルとを幾重にも巻回して一体に締着するもの
ではなく、他の部位での吊線とケーブルハンガーにより
吊り下げられるケーブルとの間に所定の間隔が保持され
るのと同様に、その間隔とほぼ同じ間隔を保持した状態
で吊線とケーブルとを巻回固定しなければならないこと
から、その巻回固定作業が非常に面倒で時間を要し極め
て作業性が悪いという課題がある。しかも、ケーブルハ
ンガーとの釣り合いと同様に吊線とケーブルとの間隔を
上手くとるにはある程度の熟練を要し、吊線へのケーブ
ルの巻回固定作業が誰しも容易に行なえないという課題
がある。そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされ
たもので、吊線等の線条物に対して常に平行をなしかつ
一定の距離を保持した状態でケーブル等の線条物を誰し
も極めて簡単に吊り下げでき、作業性の向上も可能とな
し得る間隔保持バンドおよびその取付構造を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め本発明に係る間隔保持バンドは、二本の線条物を一定
の間隔離して互いに保持固定する場合に使用される間隔
保持バンドであって、その基体部の一端側から帯状のバ
ンド本体を延設すると共に該一端側に該バンド本体を巻
回して一方の線条物を保持し得る第一保持部を形成し、
前記基体部の他端側には前記バンド本体が挿通されかつ
その抜脱が阻止される係止孔を開設し、また、前記係止
孔より内側に位置して該係止孔に挿通されたバンド本体
により他方の線条物を保持し得る第二保持部を形成した
構成からなる。前記バンド本体を係止孔に抜脱が阻止さ
れるように挿通する必要があることから、前記バンド本
体と係止孔には抜止手段として、前記バンド本体の一側
面に噛合部が形成されると共に前記係止孔の内側面には
該噛合部と互いに噛合して挿通されたバンド本体の抜脱
を阻止する噛合部が設けられる。
【0007】そこで、平行な両線条物間に間隔保持バン
ドを配置し、一方の線条物を基体部の一端側の第一保持
部に配置すると共に該線条物にバンド本体を巻回し、基
体部の他端側の第二保持部に他方の線条物を配置し、前
記バンド本体を基体部の他端側に導くと共に他方の線条
物を保持し、更に係止孔にバンド本体を抜脱が阻止され
るように挿通する。これにより、前記間隔保持バンドの
両端側第一・二保持部に両線条物がそれぞれ保持される
こととなり、しかも各線条物は常に一定の間隔を保持で
きることとなる。
【0008】順序として、一方の線条物を基体部の一端
側の第一保持部に配置すると共に該線条物にバンド本体
を巻回し、次に、他方の線条物を基体部の他端側の第二
保持部に配置すると共にバンド本体により保持するよう
にしたが、逆に、他方の線条物を基体部の他端側の第二
保持部に配置し、次に、一方の線条物を基体部の一端側
の第一保持部に配置すると共に該線条物にバンド本体を
巻回し、更に前記バンド本体により他方の線条物を保持
するようにしても良い。
【0009】また、他の実施の形態に係る間隔保持バン
ドとして、二本の線条物を一定の間隔離して互いに保持
固定する場合に使用される間隔保持バンドであって、そ
の基体部の一端側から帯状のバンド本体を延設すると共
に該一端側に該バンド本体を巻回して一方の線条物を保
持し得る第一保持部を形成し、前記基体部の他端側に前
記バンド本体が挿通されかつその抜脱が阻止される係止
孔を開設し、また、前記係止孔より内側に位置して該係
止孔に挿通されたバンド本体により他方の線条物を保持
し得る第二保持部を形成し、前記第一保持部にはスペー
サ部材を着脱自在に介装して前記両線条物間の距離が調
節できるよう構成しても良い。
【0010】更に、他の実施の形態に係る間隔保持バン
ドとして、二本の線条物を一定の間隔離して互いに保持
固定する場合に使用される間隔保持バンドであって、そ
の基体部の一端側から帯状のバンド本体を延設すると共
に該一端側に該バンド本体を巻回して一方の線条物を保
持し得る第一保持部を形成し、前記基体部の他端側には
前記バンド本体が挿通されかつその抜脱が阻止される係
止孔を複数個開設し、また、前記各係止孔より内側に位
置して該各係止孔に挿通されたバンド本体により他方の
線条物を保持し得る第二保持部を形成して前記線条物間
に前記バンド本体が幾重にも巻回できるよう構成しても
良い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る間隔保持バン
ドの実施の形態を図面と共に説明する。図1は間隔保持
バンドの斜視図を示す。間隔保持バンド1は例えば軟質
のポリエチレン樹脂からなり、長方形板状の基体部2を
有している。該基体部2は、その一端側の一側(図1で
は下側)から所定の長さを有する帯状のバンド本体3が
延設されており、該バンド本体3の一側面3a(図1で
は上面)にその長手方向と直交する噛合部としての凹凸
溝4が形成される。また、前記基体部2の一端側の他側
(図1では上側)に隆起部5が一体に設けられ、前記バ
ンド本体3の基端部3bと隆起部5とにより凹弧面6を
なす第一保持部7が形成される。そこで、前記凹弧面6
に後記する線条物16を当接するようにして配置し、前
記線条物16に前記バンド本体3を巻回することにより
該線条物16が保持される。
【0012】前記基体部2は、その他端側に厚肉部8が
形成され、その厚肉部8に前記バンド本体3が挿通され
かつその抜脱が阻止される係止孔9が開設されている。
すなわち、前記係止孔9は前記バンド本体3とほぼ同幅
を有し、バンド本体3が延設される側とは逆の方向(図
1では上側)からバンド本体3の先端部3cが挿通でき
るようになっている。また、前記係止孔9には、図2に
示すようにバンド本体3の長手方向と直交しかつ前記凹
凸溝4と対向する内側面9aに出口側(図2では下側)
が窄まるように内側へ突出する噛合部としての係合凸部
10が設けられている。これにより、係止孔9に挿通し
たバンド本体3の抜脱が阻止される。
【0013】また、前記厚肉部8であって、前記係止孔
9より内側に位置して該係止孔9に挿通されたバンド本
体3により後記する他方の線条物15を保持し得る第二
保持部11が設けられている。前記第二保持部11は前
記一端側の第一保持部7と平行をなししかも後記する線
条物15とほぼ同じ大きさの断面円形状をなす空胴部1
2からなり、その一側(図2では上側)に該空胴部12
と連通しかつその直径よりやや小さい幅を有する開口溝
13が設けられ、該開口溝13を介し前記第二保持部1
1内に線条物15を嵌脱自在に嵌合できるようになる。
そして、第二保持部11内に線条物15が嵌合し、更に
前記バンド本体3の先端部3cを係止孔9に挿通した状
態では、前記バンド本体3により前記開口溝13が塞が
れ線条物15が前記第二保持部11から外れないように
なっている。これと同時に、先の第一保持部7にあって
もバンド本体3により巻回された線条物16が凹弧面6
とバンド本体3によりしっかりと保持され外れないよう
になる。
【0014】なお、前記バンド本体3の一側面3a(図
2では上面)すなわち線条物16と接触する面に、滑り
止め用の手段、例えば、複数の突起14が設けられる。
これに限らず突条を無数設けるようにしても良い。ま
た、前記基体部2の表・裏両面には中央に位置しかつ第
一・第二保持部7,11間に亘り補強用のリブ2a,2
aが一体に設けられている。
【0015】本発明に係る間隔保持バンド1は上記構成
よりなり、次に図3、図4に基づきその使用方法につい
て説明する。なお、線条物の一例として吊線15とこれ
に沿って平行に架設されるケーブル16の場合を示す。
図3において、17は電柱であり、所定高さ位置に締付
ボルト18により金属バンド19が巻回される。該金属
バンド19の外周面には電柱17の両側にそれぞれほぼ
水平かつ一直線状に延びる一対の支線ハンガー20a,
20bが装着されている。各支線ハンガー20a,20
bの先端部にシンブル用巻付グリップ21a,21bが
取着され、該シンブル用巻付グリップ21a,21bに
吊線15であるメッセンジャーワイヤーを巻締めすると
共に電柱17の周囲では、一方のシンブル用巻付グリッ
プ21aから他方のシンブル用巻付グリップ21bまで
電柱17に接触しないように水平面内で大きく弧を描く
ようにして張設されている。
【0016】そこで、前記吊線15の直線部にあって
は、所定間隔置きにケーブルハンガー22を吊り下げつ
つ該各ケーブルハンガー22にケーブル16を挿通して
いく。そして、電柱17の周囲にあっては、前記弧状の
吊線15と同様にケーブル16をそれに沿わせ弧状に屈
曲して平行に配置させることから、前記各シンブル用巻
付グリップ21a,21bの外側でそれぞれ二個所に間
隔保持バンド1を巻回する。
【0017】すなわち、図4に示すように、一定の間隔
離して配置される吊線15とケーブル16間に間隔保持
バンド1を配置する。そして、ケーブル16を基体部2
の一端側の第一保持部7に配置すると共に凹弧面6に当
接させた状態でケーブル16にバンド本体3を巻回す
る。また、前記基体部2の他端側の第二保持部11に吊
線15を配置すると共に開口溝13を介して第二保持部
11に吊線15を嵌入し、この状態で前記バンド本体3
を基体部2の他端側に導き、更に係止孔9にバンド本体
3を抜脱が阻止されるように挿通する。これにより、前
記間隔保持バンド1の両端側第一・第二保持部7,11
に吊線15とケーブル16がそれぞれしっかりと保持さ
れることとなり、前記吊線15とケーブル16は常に一
定の間隔を保持できることとなる。
【0018】この状態では、バンド本体3が緩むことは
なく、しかも第二保持部11内に吊線15が嵌合し、更
に前記バンド本体3の先端部3cを係止孔9に挿通した
状態では、開口溝13が塞がれ吊線15が前記第二保持
部11から外れないようになっている。これと同時に、
先の第一保持部7にあってもバンド本体3により巻回さ
れたケーブル16が凹弧面6とバンド本体3によりしっ
かりと保持され外れないようになっている。また、ケー
ブル16にあっては、バンド本体3がその外周面に圧接
し、しかも滑り止め用の手段である突起14が設けられ
ていることから、間隔保持バンド1が吊線15またはケ
ーブル16に沿って横滑りすることもなく、吊線15と
ケーブル16にしっかりと巻回される。また、吊線15
とケーブル16との間隔は間隔保持バンド1により常に
一定に保持され、更に、吊線15とケーブル16は共に
ほぼ上下に並ぶことから、吊線15のほぼ真下にケーブ
ル16が位置し巻回状態が安定する。
【0019】このように一本のバンド本体3を巻回し係
止孔9に挿通するのみで間隔保持バンド1が吊線15と
ケーブル16間に取り付けられ、これにより、吊線1
5、ケーブル16への間隔保持バンド1の取付が容易に
なって、作業性が向上する。
【0020】図5は、他の実施の形態に係る間隔保持バ
ンドを示すもので、この間隔保持バンド1Aは二本の線
条物間の間隔が第一・二保持部7,11の間隔よりも広
すぎる場合に対応できるようにしたものである。前記間
隔保持バンド1Aは、本実施の形態に係る間隔保持バン
ド1とほとんど同じ構成からなるので、同一部位は同一
番号を附すことによって詳しい説明は割愛する。すなわ
ち、第一保持部7における凹弧面6の中央に円孔23が
穿設されている。一方、所定の厚みを有し、上面24a
が線条物16の外周面に馴染みかつ下面24bが凹弧面
6に馴染むように湾曲させてスペーサ部材24が形成さ
れる。そして、前記スペーサ部材24には、上面に前記
円孔23と同じ形状の円孔23が穿設され、下面には前
記円孔23にガタつくことなくしっかりと嵌入する突子
25が設けられている。これら突子25は円孔23に嵌
脱自在に嵌入される。
【0021】そこで、図5に示すように二本の線条物で
ある吊線15とケーブル16との間隔に合わせて、円孔
23に突子25を嵌入させることにより必要な個数のス
ペーサ部材24(図5では二個)を重ね合わせる。次
に、本実施の形態の使用方法と同じく、一定の間隔離し
て配置される吊線15とケーブル16間に間隔保持バン
ド1を配置し、ケーブル16を基体部2の一端側の第一
保持部7に配置すると共にスペーサ部材24の上面24
aに当接させた状態でケーブル16にバンド本体3を巻
回する。また、前記基体部2の他端側の第二保持部11
に吊線15を配置すると共に開口溝13を介して第二保
持部11に吊線15を嵌入し、この状態で前記バンド本
体3を基体部2の他端側に導き、更に係止孔9にバンド
本体3を抜脱が阻止されるように挿通する。これによ
り、前記間隔保持バンド1の両端側第一・第二保持部
7,11に吊線15とケーブル16がそれぞれしっかり
と保持され、前記吊線15とケーブル16は常に一定の
間隔を保持できることとなる。前記スペーサ部材24は
同一のものを複数用意しその都度必要な個数使用できる
ようにすれば、順応性に優れる。
【0022】図6も他の実施の形態に係る間隔保持バン
ドを示すもので、この間隔保持バンド1Bは紫外線によ
るバンド本体の劣化により該バンド本体が使用中に切断
されても使用可能なようにしたものである。前記間隔保
持バンド1Bも、本実施の形態に係る間隔保持バンド1
とほとんど同じ構成からなるので、同一部位は同一番号
を附すことによって詳しい説明は割愛する。すなわち、
前記基体部2の他端側にバンド本体3Bが挿通されかつ
その抜脱が阻止される係止孔9が二個開設されている。
また、バンド本体3Bの長さは本実施の形態に係るバン
ド本体3よりも長く、二重に巻回できる長さを有する。
【0023】そこで、前記と同じく図6に示すように一
定の間隔離して配置される吊線15とケーブル16間に
間隔保持バンド1を配置する。そして、ケーブル16を
基体部2の一端側の第一保持部7に配置すると共に凹弧
面6に当接させた状態でケーブル16にバンド本体3を
巻回する。また、前記基体部2の他端側の第二保持部1
1に吊線15を配置すると共に開口溝13を介して第二
保持部11に吊線15を嵌入し、この状態で前記バンド
本体3Bを基体部2の他端側に導き、更に係止孔9にバ
ンド本体3を抜脱が阻止されるように挿通する。更に、
もう一度バンド本体3Bを、ケーブル16の外周面に一
度巻回したバンド本体3Bの上から更に巻回し、今度は
次の係止孔9に抜脱が阻止されるように挿通する。これ
により、間隔保持バンド1Bのほぼ一側がバンド本体3
Bにより二重に巻回された構成となる。
【0024】この際、バンド本体3Bの二重に巻回され
た部分が太陽に向くようにして取り付けるのが好まし
い。そこで、長期使用中に太陽の紫外線にさらされて劣
化し、仮に前記バンド本体3Bの外側部分26aが切断
したとしても、内側部分26bが残っていることから、
吊線15とケーブル16から前記バンド本体3Bが外れ
ることもなく、長期に亘り保持機能がしっかり維持され
る。また、基体部2一端側の凹弧面6には円孔23が設
けられるが、この場合もスペーサ部材24が使用でき
る。
【0025】前記他の実施の形態に係る両間隔保持バン
ド1A,1Bはいずれも本実施の形態に係る間隔保持バ
ンド1と同じ効果を奏することは勿論である。また、本
発明では、線条物として吊線とケーブルとについて説明
したが、電線、光ケーブル線などのケーブルであっても
よく、更には所定の間隔を保持する必要がある一対の線
条物についても間隔保持具の寸法を変えることにより使
用できる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る間隔保持
バンドは、その基体部の一端側から帯状のバンド本体を
延設すると共に該一端側に該バンド本体を巻回して一方
の線条物を保持し得る保持部を形成し、前記基体部の他
端側には前記バンド本体が挿通されかつ抜脱が阻止され
る係止孔が設けられ、また、前記係止孔より内側に位置
して該係止孔に挿通されたバンド本体により他方の線条
物を保持し得る保持部を形成した構成よりなるので、一
本のバンド本体を巻回し係止孔に挿通するのみで間隔保
持バンドが吊線とケーブル間に取り付けられ、吊線、ケ
ーブルへの間隔保持バンドの取付が容易になり作業性が
向上するという効果がある。
【0027】しかも、このような取付構造を採ることに
よりその作業に熟練した技術を必要とすることなく誰し
も極めて簡単に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る間隔保持バンドの斜視図。
【図2】同縦断面図。
【図3】同使用状態を示す斜視図。
【図4】線条物に巻回固定した間隔保持バンドの側面断
面図。
【図5】線条物に巻回固定した他の実施の形態に係る間
隔保持バンドの側面断面図。
【図6】線条物に巻回固定した他の実施の形態に係る間
隔保持バンドの側面断面図。
【符号の説明】
1,1A,1B 間隔保持バンド 2 基体部 3,3B バンド本体 7 第一保持部 9 係止孔 11 第二保持部 15 線条物(吊線) 16 線条物(ケーブル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J022 DA11 EA33 EC14 EC22 ED22 FA05 FB04 FB07 FB12 FB16 GA04 GB45 GB56 GB75 3J039 AA04 AB02 BB01 CA04 5G367 BA03 BB14 GA03 GB01 GC01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二本の線条物を一定の間隔離して互いに
    保持固定する場合に使用される間隔保持バンドであっ
    て、その基体部の一端側から帯状のバンド本体を延設す
    ると共に該一端側に該バンド本体を巻回して一方の線条
    物を保持し得る第一保持部を形成し、前記基体部の他端
    側には前記バンド本体が挿通されかつその抜脱が阻止さ
    れる係止孔を開設し、また、前記係止孔より内側に位置
    して該係止孔に挿通されたバンド本体により他方の線条
    物を保持し得る第二保持部を形成したことを特徴とする
    間隔保持バンド。
  2. 【請求項2】 二本の線条物を一定の間隔離して互いに
    保持固定する場合に使用される間隔保持バンドであっ
    て、その基体部の一端側から帯状のバンド本体を延設す
    ると共に該一端側に該バンド本体を巻回して一方の線条
    物を保持し得る第一保持部を形成し、前記基体部の他端
    側に前記バンド本体が挿通されかつその抜脱が阻止され
    る係止孔を開設し、また、前記係止孔より内側に位置し
    て該係止孔に挿通されたバンド本体により他方の線条物
    を保持し得る第二保持部を形成し、前記第一保持部には
    スペーサ部材を着脱自在に介装して前記両線条物間の距
    離が調節できるようにしたことを特徴とする間隔保持バ
    ンド。
  3. 【請求項3】 二本の線条物を一定の間隔離して互いに
    保持固定する場合に使用される間隔保持バンドであっ
    て、その基体部の一端側から帯状のバンド本体を延設す
    ると共に該一端側に該バンド本体を巻回して一方の線条
    物を保持し得る第一保持部を形成し、前記基体部の他端
    側には前記バンド本体が挿通されかつその抜脱が阻止さ
    れる係止孔を複数個開設し、また、前記各係止孔より内
    側に位置して該各係止孔に挿通されたバンド本体により
    他方の線条物を保持し得る第二保持部を形成して前記線
    条物間に前記バンド本体が幾重にも巻回できるようにし
    たことを特徴とする間隔保持バンド
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