JP2002304858A - ディジタルvfo装置 - Google Patents

ディジタルvfo装置

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JP2002304858A JP2001108982A JP2001108982A JP2002304858A JP 2002304858 A JP2002304858 A JP 2002304858A JP 2001108982 A JP2001108982 A JP 2001108982A JP 2001108982 A JP2001108982 A JP 2001108982A JP 2002304858 A JP2002304858 A JP 2002304858A
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 補正特性の異なるVFO回路を備えること
で、フロッピイディスクドライブ装置からデータを読み
出す際、読み出しエラーがあっても、リトライすること
なしにデータを読み出すことを可能にしたディジタルV
FO装置を提供する。 【解決手段】 複数のVFO回路(12、14)と、複
数の各VFO回路(12、14)に設けられた補正特性
がそれぞれ異なる同期カウンタ(12a、14a)と、
各VFO回路からそれぞれ出力される入力データ(1
1)のピークシフトの状態を示す信号(113、11
4)と、入力データ(11)のピークシフトの状態を示
す信号(113、114)に基づき、複数のVFO回路
(12、14)から一つのVFO回路を選択する調停回
路(110)と、調停回路(110)が選択したVFO
回路の同期カウンタのカウンタ値を、他のVFO回路の
同期カウンタに代入することで、他のVFO回路の同期
カウンタを補正するための補正指示信号(16、17)
とで構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルVFO
装置に係わり、特に、フロッピイディスクドライブ装置
からデータを読み出す際、読み出しエラーがあっても、
リトライすることなしにデータを読み出すことを可能に
したディジタルVFO装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VFO(Variable Frequ
ency Oscillator)は、特に、磁気記録
ディスクのデータを再生する時に用いられる。
【0003】このVFOは、一般的にアナログ回路によ
り実現されている。アナログ回路は、抵抗値や容量値の
あわせ込みを行なわねばならず、設計が困難であり、チ
ップ面積の縮小も難しい。
【0004】近年、VFOのディジタル化が要求されて
いる。この要請に応えるために、例えば、特開平3−2
27123号公報に開示されているように、カウンタを
使ったVFOで、ディジタル化することが提案されてい
る。
【0005】この先行技術文献に開示された構成を、図
13に示した。
【0006】図13において、再生データ(31)は、
フロッピィ・ディスク駆動装置が出力する信号である。
基準化回路(32)は、再生データ(31)から基準ク
ロックにより、基準クロックの1クロック幅の基準デー
タを生成する。カウンタ回路(33)は、基準クロック
によりカウンタ値を増やすリセット機能付きの2進カウ
ンタで、MSBは、最上位ビットを示す。Dタイプフリ
ップフロップ(34)は、カウンタ回路(33)の出力
を2分周して出力クロックを生成する。図13における
出力クロックが、本発明の図1のWINDOWパルス
(111)に相当する。
【0007】データの転送レートが500Kbpsで、
図13の基準クロック(本発明の図2のシステムクロッ
クCLKに相当する)が12MHzである場合を例に説
明する。
【0008】この場合、出力クロックを発生させるカウ
ンタ(33)の周期を十進数の12にすると、入力デー
タと出力クロックとの周期が一致する。
【0009】図13の回路は、再生データがある毎に再
生データが出力クロックのHigh幅、またはLow幅
の中心になるように、カウンタ値に6をセットし、即座
に位相補正を行なう。このため、磁気によって記録され
たデータの特徴であるピークシフトが再生データに含ま
れる場合、誤った補正が行なわれてしまい、データが正
しく再生できないという欠点があった。
【0010】図13の構成によるピークシフト対に対す
る誤った補正の例を図14に示す。図14の実線で描か
れた出力クロックは誤って補正されたもの、点線で描か
れた出力クロックは、補正を行なわなかった場合の波形
を示す。再生されるべきデータは”11”であり、これ
らの両ビットが中心より左右に離れるピークシフトを起
こしているものとする。
【0011】本来、再生データが発生したときに、出力
クロックは、Highとなるタイミングで出力しなけれ
ばならない。図13の構成では、ピークシフトが発生し
た場合、時刻t10における再生データが出力クロック
Highのタイミングから外れてしまっている。
【0012】また、同公報に記載された他の構成を、図
15に示した。
【0013】図15において、ドライブからの再生デー
タ(92)は、基準化回路(91)により、システムク
ロック(93)の1クロック分の長さを持ったパルス
(94)に基準化される。パルス(94)は、位相差検
出回路(95)で、出力クロック(99)との位相差が
検出される。出力クロック(99)は、本発明のWIN
DOWパルス(111)に相当する。
【0014】検出された位相差は、周波数差検出回路
(96)にて、符号付きの値として蓄積される。例え
ば、位相差がマイナスならば、周波数差検出回路(9
6)内で保持される値を−1し、位相差がプラスなら
ば、値を+1するという操作を行う。
【0015】周波数差検出回路(96)の値が一定値に
達すると、周波数差検出回路(96)は、分周比設定回
路(97)に対し、分周比のアップ、もしくはダウンの
指示を出す。分周回路(98)は、分周比設定回路(9
7)の設定値に基づき、出力クロック(99)を所定の
周期で出力する。これは、デジタルVFOのWINDO
Wパルスを生成するカウンタの最大値(周期)を変更す
ることに相当する。
【0016】この従来技術では、位相差を基に検出され
た周波数差に基づき、WINDOWパルスの周期だけを
変更する。
【0017】カウンタ値を即座に代入する前記の従来方
式と異なり、個々のビットには反応しないため、ピーク
シフトに対して過補正を起こしてしまうということがな
い。
【0018】しかし、この方式は、周期の検出手段とし
て、位相差の蓄積を基にしているので、必ずしも周期の
誤差を正しく検出することは出来ない。
【0019】この構成による、誤った周波数補正の例を
図16に示した。
【0020】図16では、出力クロック(99)に対
し、入力データ(94)は、常に中心の右側にあるた
め、位相差検出回路(95)の出力は常にプラス側とな
り、それを蓄積した周波数差検出回路(96)は、分周
比設定回路(97)に対して周期を伸ばすように設定を
行う。
【0021】しかし、実際は、入力データ(94)は、
出力クロック(99)より周期が短く、図では、出力ク
ロック(99)の右端近くで捕らえられていたものが、
少しずつ中心側に近づきつつある。即ち、この補正は、
誤補正となる。
【0022】このように、ピークシフトと周波数誤差と
いう2つの問題は、相反する特性を持っており、この2
点のどちらかに有効な補正アルゴリズムはいくつか提案
されているが、その両方に対して有効なものは、提案さ
れていなかった。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、特に、ピークシフトに対
して補正能力を持つVFO回路と周波数誤差に対して補
正能力を持つVFO回路とを備えることで、即ち、補正
特性の異なるVFO回路を備えることで、フロッピイデ
ィスクドライブ装置からデータを読み出す際、読み出し
エラーがあっても、リトライすることなしにデータを読
み出すことを可能にした新規なディジタルVFO装置を
提供するものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。
【0025】即ち、本発明に係わるディジタルVFO装
置の第1態様は、ピークシフトを持った入力データに対
して所定の位相関係を持つウインドウパルスを出力信号
として出力するディジタルVFO装置であって、複数の
VFO回路と、前記複数の各VFO回路に設けられた補
正特性がそれぞれ異なる同期カウンタと、前記各VFO
回路からそれぞれ出力される前記入力データのピークシ
フトの状態を示す信号と、前記入力データのピークシフ
トの状態を示す信号に基づき、前記複数のVFO回路か
ら一つのVFO回路を選択する調停回路と、前記調停回
路が選択したVFO回路の同期カウンタのカウンタ値
を、他のVFO回路の同期カウンタに代入することで、
他のVFO回路の同期カウンタを補正するための補正指
示信号と、で構成したことを特徴とするものであり、
叉、第2態様は、前記調停回路は、入力した第2の入力
データの直前に入力した第1の入力データのピークシフ
トの状態を示す信号を保持する各VFO回路毎に設けら
れたデータ保持回路と、前記第2の入力データのピーク
シフトの状態を示す信号と前記データ保持手段に保持さ
れているデータとに基づき、前記第2の入力データのピ
ークシフトが予め決められた論理であるか否かを検出
し、予め決められた論理でない状態を検出したとき、当
該VFO回路の同期カウンタのカウンタ値を補正するた
めの前記補正指示信号を出力する各VFO回路毎に設け
られた検出回路と、前記検出回路の検出結果に基づき、
複数のVFO回路からいずれかのVFO回路を選択し、
選択したVFO回路のウインドウパルスを出力信号とし
て出力するするウインドウパルス選択回路と、で構成し
たことを特徴とするものであり、叉、第3態様は、前記
調停回路は、入力した第2の入力データの直前に入力し
た第1の入力データのピークシフトの状態を示す信号を
保持する各VFO回路毎に設けられた第1のデータ保持
回路と、前記第1のデータ保持回路に保持されているデ
ータの直前の入力データのピークシフトの状態を示す信
号を更に保持する各VFO回路毎に設けられた第2のデ
ータ保持回路と、前記第2の入力データのピークシフト
の状態を示す信号と前記第1及び第2のデータ保持手段
に保持されているデータとに基づき、前記第2の入力デ
ータのピークシフトが予め決められた論理であるか否か
を検出し、予め決められた論理でない状態を検出したと
き、当該VFO回路の同期カウンタのカウンタ値を補正
するための前記補正指示信号を出力する各VFO回路毎
に設けられた検出回路と、前記検出回路の検出結果に基
づき、複数のVFO回路からいずれかのVFO回路を選
択し、選択したVFO回路のウインドウパルスを出力信
号として出力するするウインドウパルス選択回路と、で
構成したことを特徴とするものであり、叉、第4態様
は、前記複数のVFO回路のうち、いずれかのVFO回
路が優先権を有し、前記検出回路が検出結果を出力しな
いとき、前記優先権を有するVFO回路から出力される
ウインドウパルスが出力信号として出力されることを特
徴とするものであり、叉、第5態様は、前記入力データ
のピークシフトの状態を示す信号は、少なくとも、クロ
ック信号が右シフトした状態を示すビットと、クロック
信号が左シフトした状態を示すビットと、データ信号が
右シフトした状態を示すビットと、データ信号が左シフ
トした状態を示すビットとを含む信号であることを特徴
とするものであり、叉、第6態様は、前記入力データ
は、当該装置から当該装置の1システムクロック分遅延
して出力され、ウインドウパルスも1システムクロック
分遅延して出力されることを特徴とするものである。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明に係わるディジタルVFO
装置は、シリアルデータ再生の際のデジタルVFOによ
るデータ復号において、異なった特性を持つ複数のデジ
タルVFOを同時に用い、即ち、ピークシフトに対して
補正能力を持つVFO回路と周波数誤差に対して補正能
力を持つVFO回路とを設け、ピークシフト発生の法則
性を利用して、復号と同時に各VFOの正誤判定を行
い、正しいVFOの復号結果のみをフロッピーディスク
コントローラに与ると共に、誤ったVFOには、正しい
VFOの状態値をロードすることにより、正しい状態に
復帰させるように構成したことを特徴としている。
【0027】図1に、VFOを2個用いた場合の本発明
の構成を示す。
【0028】ディスクドライブ(10)からのシリアル
データ(11)は、2つのデジタルVFO(12)及び
(14)に入力される。VFO(12)及び(14)
は、それぞれのアルゴリズムに従って、WINDOWパ
ルス(13)及び(15)を生成する。
【0029】ディスクドライブ(10)からのシリアル
データ(11)が発生した時に、WINDOWパルス
(13)と(15)のカウンタ値が異なる場合、調停回
路(110)がWINDOWパルス(13)と(15)
の正誤判定を行い、正しいと考えられる方のWINDO
Wパルスを、最終結果(111)としてフロッピィディ
スクコントローラ(112)に出力する。
【0030】この時、誤っていると考えられるVFOに
対しては、正しい補正をしていると考えられるVFOの
カウンタ値を代入し、誤ったVFOのカウンタのカウン
タ値を正常な値に復帰させる。VFO(12)、(1
4)は、それぞれ、調停回路(110)から出力される
状態値ロード信号(17)、(16)によって、正しい
方のVFOの状態値をロードする。
【0031】このように、本発明では、複数のVFOの
調停を行い、位相の正しいデータとWINDOWパルス
とをコントローラ側に渡しつつ、誤った状態に陥ったV
FOを正常な状態に復帰させることにより、常に最適な
WINDOWパルスを、フロッピィディスクコントロー
ラ(112)に出力することが可能となる。
【0032】
【実施例】以下に、本発明に係わるディジタルVFO装
置の具体例を図面を参照しながら詳細に説明する。 (第1の具体例)図1乃至図8は、第1の具体例を示す
図であり、これらの図には、ピークシフトを持った入力
データ(11)に対して所定の位相関係を持つウインド
ウパルスを出力信号として出力するディジタルVFO装
置であって、複数のVFO回路(12、14)と、前記
複数の各VFO回路(12、14)に設けられた補正特
性がそれぞれ異なる同期カウンタ(12a、14a)
と、前記各VFO回路からそれぞれ出力される前記入力
データ(11)のピークシフトの状態を示す信号(11
3、114)と、前記入力データ(11)のピークシフ
トの状態を示す信号(113、114)に基づき、前記
複数のVFO回路(12、14)から一つのVFO回路
を選択する調停回路(110)と、前記調停回路(11
0)が選択したVFO回路の同期カウンタのカウンタ値
を、他のVFO回路の同期カウンタに代入することで、
他のVFO回路の同期カウンタを補正するための補正指
示信号(16、17)と、で構成したことを特徴とする
ディジタルVFO装置が示され、又、前記調停回路(1
10)は、入力した第2の入力データ(11)の直前に
入力した第1の入力データのピークシフトの状態を示す
信号(STAOLD)を保持する各VFO回路毎に設け
られたデータ保持回路(26)と、前記第2の入力デー
タ(11)のピークシフトの状態を示す信号(STA)
と前記データ保持手段(26)に保持されているデータ
とに基づき、前記第2の入力データ(11)のピークシ
フトが予め決められた論理であるか否かを検出し、予め
決められた論理でない状態を検出したとき、当該VFO
回路(12)の同期カウンタ(12a)のカウンタ値を
補正するための前記補正指示信号(17)を出力する各
VFO回路毎に設けられた検出回路(27、23)と、
前記検出回路の検出結果に基づき、複数のVFO回路か
らいずれかのVFO回路を選択し、選択したVFO回路
(14)のウインドウパルスを出力信号として出力する
するウインドウパルス選択回路(220、221、2
2)と、で構成したことを特徴とするディジタルVFO
装置が示されている。
【0033】図1を参照すると、本発明の一実施例とし
てのシステム構成図が示されている。本システム構成図
は、フロッピィディスクドライブ(10)、ドライブよ
りのシリアルデータ(11)、第一のVFO(12)、
VFO(12)がシリアルデータ(11)に対して生成
するWINDOWパルス(13)、第二のVFO(1
4)、VFO(14)がシリアルデータ(11)に対し
て生成するWINDOWパルス(15)、VFO(1
2)がVFO(14)の状態値をロードする信号(1
7)、VFO(14)がVFO(12)の状態値をロー
ドする信号(16)、VFO(12)の状態値(1
8)、VFO(14)の状態値(19)、調停回路(1
10)、調停回路によって選択されたWINDOWパル
ス(111)、フロッピィディスクコントローラ(11
2)を有する。ここで、VFO(12)及びVFO(1
4)の状態値(18)、(19)とは、デジタルVFO
は、WINDOWパルスを同期カウンタの値を基に作成
しているので、そのカウンタ値になる。VFO(1
2)、VFO(14)は異なる補正アルゴリズムをもつ
デジタルVFOで、そのカウンタに同期しているクロッ
ク、及びカウンタの周期は同じである必要がある。ま
た、各VFOは、データ(11)を受け取った際、WI
NDOWパルスとの位相関係から、そのビットがピーク
シフトを含むビットであるかどうかを判断し、ビットの
ピークシフト状態を表わす信号(113)、(114)
を調停回路(110)にわたす。
【0034】ディスクドライブ(10)からの信号(1
1)は、VFO(12)及び(14)に供給される。V
FO(12)及びVFO(14)は、この入力データ
(11)に対し、それぞれのアルゴリズムで位相、周期
補正を行い、WINDOWパルス(13)及び(15)
を発生する。
【0035】この処理データに対し、本発明に従って設
けられた調停回路(110)は、入力データ(11)に
対するWINDOW(13)及び(15)の結果が異な
る時、この調停を行い、正しいと思われる結果の方を最
終結果(111)として、フロッピィディスクコントロ
ーラ(112)に供給する。
【0036】また、この時、状態が誤っている方のVF
Oには、正しい状態であると考えられる方のVFOの値
をロードさせる。
【0037】調停回路(110)は、WINDOWパル
スの調停を行う際、同時に、状態ロード信号(16)又
は(17)を生成する。
【0038】図1の例では、VFO(12)がVFO
(14)の値をロードする合図となる信号をロード信号
(17)、VFO(14)がVFO(12)の値をロー
ドする合図となる信号をロード信号(16)とする。即
ち、ロード信号(17)がアクティブになったとき、V
FO(12)はVFO(14)の状態値(19)をロー
ドし、ロード信号(16)がアクティブになった時に
は、VFO(14)がVFO(12)の状態値(18)
をロードする。
【0039】図2(a)に、図1の調停回路(110)
の詳細なブロック図の一構成例を、図2(b)に、カウ
ンタのブロック図を示した。
【0040】図2において、多ビットフリップフロップ
(26)及び(211)は、ドライブからのデータ(1
1)がアクティブになった時に、信号(113)、(1
14)をそれぞれ保持するレジスタである。ここで、
(113)、(114)は、VFO(12)及び(1
4)から入力されるデータがピークシフトを含むかどう
か、ピークシフトを含む場合それはどちら方向へのもの
か、などを表わす多ビット信号である。
【0041】デコーダ(27)及び(212)は、信号
(113)、(114)のそれぞれ2回分の値より、ピ
ークシフト発生の法則から外れた場合に出力信号(21
3)、(214)をそれぞれアクティブにする。
【0042】信号(113)及び(114)が確定する
のは、DATA(11)を受けた後であるので、図2の
構成例では、DATA(11)を1クロック遅らせた信
号(115)のタイミングで、WINDOWの調停を行
う。タイミング調整のため、WINDOW(13)及び
(15)をそれぞれ1クロック遅らせた信号(21
5)、(216)を用いる。
【0043】信号(115)が発生した時に、2つのW
INDOWパルス(215)、(216)の値が不一致
を起こしており、信号(213)がアクティブ、且つ
(214)がインアクティブの時、ANDゲート(2
3)により、信号(17)がアクティブになる。信号
(17)はフリップフロップ(220)及びORゲート
(221)によって、2クロック分の長さの信号(22
2)になり、信号(222)に基づきセレクタ(22)
が選択したWINDOWパルス(216)が、コントロ
ーラに渡される。最終結果(111)には、VFO(1
4)の値(216)が出力される。
【0044】この時、信号(17)はVFO(12)に
出力され、VFO(12)がVFO(14)の状態値
(カウンタ値)(19)をロードするためのロード信号
となる。
【0045】同様に、信号(16)がアクティブになっ
た時には、VFO(14)がVFO(12)の値(1
8)をロードする。
【0046】図2は、VFOの出力としてVFO(1
2)を優先させた場合の例であり、WINDOWパルス
の値が一致している時、VFO(12)、VFO(1
4)ともにピークシフト発生の法則から外れている時、
あるいは両方ともにピークシフト発生の法則から外れて
はいないが結果が不一致の時には、WINDOW(21
5)の方がコントローラに渡される構成になっている。
【0047】図3には、デコーダ(27)、(212)
に用いられるデコーダの論理の一例を示す。
【0048】図3に示す通り、ピークシフト状態を表わ
すVFO(12)の信号(113)、VFO(14)の
信号(114)(これの信号をSTA(3:0)ともい
う)は、右シフトクロックビットを表わす信号RCと、
右シフトデータビットを表わす信号RDと、左シフトク
ロックビットを表わす信号LCと、左シフトデータビッ
トを表わす信号LDとから構成している。
【0049】デジタルVFOは、カウンタの値を基にW
INDOWパルスを作るので、入力データ(11)が入
力された時のカウンタの値があらかじめ定めた基準値よ
り小さければ左ピークシフト、基準値より大きければ右
ピークシフトと判断できるから、RC、RD、LC、L
Dが生成され、又、WINDOWパルスの値が「1」な
らばデータビット、「0」ならばクロックビットと判断
できる。
【0050】上記した例の場合、「同じ方向のピークシ
フトは二回続かない」「左ピークシフトの次に、それと
違う種類のビットは続かない」という考えに基づいてお
り、データ発生時の2回分のSTA(3:0)の値、即
ち、図2中のVFO(12)のピークシフトの状態を表
わす信号(113)と1クロック前のピークシフト状態
を表わす信号(25)との組み合わせ、あるいは、VF
O(14)のピークシフトの状態を表わす信号(11
4)と1クロック前のピークシフト状態を表わす信号
(210)との組み合わせが、上記に示したピークシフ
ト発生の法則に反した時、ピークシフトの現われ方に矛
盾があることを示す信号(17)又は(16)がそれぞ
れアクティブになる。
【0051】図7には、本発明の構成によるフロッピィ
ディスクのセクタリードの処理の流れを示すフローチャ
ートを示す。
【0052】システムがあるセクタのデータをリードす
る際、まず所望セクタのアドレスをサーチする(110
1)。
【0053】各セクタのアドレス部を順次読みとり、読
みとったアドレス部の値が、所望するセクタ番号と一致
した場合、アドレスを発見したことになり(110
2)、次にデータ部のリードに移る(1103)。
【0054】データ部のリード中、本発明の構成にる複
数搭載したVFOの値が異なる時、分岐(1104)に
より、処理(1105)が行われる。ここで、すでに図
1及び図2を用いて説明したとおり、正しい値を返して
いると判断されたVFOの値を選択し、誤った値を返し
たと判断されたVFOには、正しいと判断されたVFO
の内部状態値を代入する。
【0055】以上の処理を重ね、規定バイト数のリード
が終了すると、分岐(1106)でCRC領域のリード
処理(1107)に移る。
【0056】セクタの最後に記されているCRCの値
と、フロッピー(登録商標)ディスクコントローラが計
算したCRCの値が一致する事を確認し、セクタのリー
ドが終了する(1110)。
【0057】次に、本具体例の動作について説明する。
【0058】図1及び図2の各構成において、読み出し
データ(11)の転送レートは500Kbpsで、VF
Oの動作クロックが12MHzである場合、図1のVF
O(12)及び(14)が12進のカウンタとして動作
し、カウンタが一周するごとにWINDOWパルス(1
3)及び(15)が反転するように構成すると、データ
転送レートとWINDOWパルスとの周期が一致する。
【0059】VFO(12)、(14)のカウンタが5
の時に入力データ(11)が発生するのが、ピークシフ
ト、及び転送レートの誤差がない場合の理想的な位相関
係となる。
【0060】デコーダ(27)、及びデコーダ(21
2)は、図3の表に従ってそれぞれ信号(213)、
(214)を発生させるものとする。
【0061】また、VFO(12)、(14)は、ピー
クシフト発生状況を示す信号(113)、(114)を
それぞれ調停回路(110)に渡す。
【0062】信号(113)、(114)は、シリアル
データ(11)が発生した時のVFOのカウンタ値によ
って、図4の図表に従って生成されるものとする。
【0063】以下、図5のタイミング図に従って、VF
O(12)とVFO(14)が不一致を起こした時の調
停例を説明する。
【0064】これは、図7のフローチャートにおいて、
分岐(1104)が、「YES」となったときの処理
(1105)に相当する。
【0065】図5の範囲において、入力データされるビ
ット列は"1100"であり、ドライブからの入力データ
(11)は、時刻t1、t2でデータビット、時刻t3
でクロックビットを発生する。時刻t4は、時刻t3の
1システムクロック後の時間とする。MFM変調方式に
おけるピークシフト発生の法則により、時刻t2のデー
タビットは右に、時刻t3のクロックビットは左にピー
クシフトしている。時刻t1のデータビットは、ピーク
シフトしていないものとする。また、転送レートの誤差
はないものとする。
【0066】時刻t1のデータビットに対し、VFO
(12)、(14)ともに理想的な位相関係にあったと
する。即ち、時刻t1でデータビットが発生した時、V
FO(12)、(14)のカウンタ値はともに「5」で
あり、1クロック後に「6」になる位相関係にあるもの
とする。このとき、図4の表に基づき、STA(3:
0)="0000"となる。
【0067】次に、時刻t2で発生したデータビットは
右にピークシフトしており、このビットが立った時、両
VFOのカウンタ値はそれぞれ「9」であったとする。
ここで、VFO(12)と(14)は異なる補正アルゴ
リズムを持ったVFOであり、VFO(12)はここで
補正を行わず、次のクロックでカウンタ値を「A」に、
VFO(14)は、この入力データをWINDOWの中
心で受けたように補正し、次のクロックでカウンタ値
「6」を代入するものとする。図4の表に基づき、これ
は右ピークシフトと判定されるので、(113)、(1
14)の値はともに"0100"となる。
【0068】次に、時刻t3で、左にピークシフトした
クロックビットが発生した時、VFO(12)は時刻t
2で位相補正を行っていないので、入力データ(11)
に対して正しい位相関係のWINDOWパルス(13)
を生成することができている。一方、VFO(14)
は、時刻t2でのピークシフトに対して過補正を行って
いるため、左にピークシフトしたクロックビットを、右
にピークシフトしたデータビットであるかのように捕ら
えてしまう。即ち、状態値(210)は先ほどの(11
4)の値をロードし"0100"に、(114)は図4の
表に従ってやはり"1000"となる。つまり、右方向に
ピークシフトしたデータビットが2回続いたという判断
になる。
【0069】調停は、入力データ(11)の1クロック
後に行われ、図3の表に従い、VFO(14)の動作が
おかしいと判断され、信号(16)がアクティブにな
る。この信号のタイミングでVFO(14)のカウンタ
値にVFO(12)のカウンタ値及びWINDOWパル
スの値が代入され、VFO(14)が正しい状態に復帰
することとなる。
【0070】なお、この図5では、優先度の低いVFO
(14)の方が誤った場合について説明したが、VFO
(12)が誤ったと判定された場合は、図5の信号(1
6)の代わりに信号(17)がアクティブになる。信号
(17)がアクティブになるのは1クロック分だけであ
るが、これをフリップフロップ(220)及びORゲー
ト(221)で2クロック分に伸ばした信号(222)
により、VFO(14)のWINDOWパルス(15)
を1クロック分遅らせた信号(216)がコントローラ
側に渡される。また、信号(17)がアクティブになっ
た時、VFO(12)はVFO(14)の状態値(1
9)をロードする。正しいと判断されたVFO(14)
のWINDOWパルスは2クロック時間だけ、コントロ
ーラに渡すWINDOWパルス(111)として選択さ
れるが、2クロック時間後に、WINDOWパルス(1
11)には、再びVFO(12)のWINDOWパルス
(13)を1クロック遅らせた信号(215)が選択さ
れる。WINDOWパルス(216)が選択されている
2クロック時間の間に、VFO(12)は状態値のロー
ドを行い、その1クロック遅れの信号(215)にも反
映されるので、コントローラに渡されるWINDOWパ
ルスには途切れなく、正しい位相関係のものが選択され
る。
【0071】この部分のタイミング図を図6に示す。
【0072】時刻t6でVFO(12)の方が誤ってい
ると判定され、信号(17)が立ち上がる。同時に、信
号(222)によって、WINDOW(111)には、
VFO(14)の生成するWINDOW(15)の1ク
ロック遅れの信号(216)が選択される。
【0073】信号(17)を受けて、時刻t7のタイミ
ングでVFO(12)は、VFO(14)の状態値(1
9)をロードするが、信号(222)は依然としてアク
ティブであるため、WINDOW(111)にはまだW
INDOW(216)が出力される。時刻t8で信号
(222)がインアクティブになり、WINDOW(1
11)には(215)が選択されることになるが、この
1クロック前にVFO(12)とVFO(14)の状態
は同じになっているため、1クロック遅れの信号(21
5)においても時刻t8で(215)=(216)にな
っており、コントローラに渡される信号(111)には
正しい状態のWINDOWパルスが途切れなく渡される
ことになる。
【0074】この構成の場合、コントローラに渡される
WINDOWパルスは、調停回路を通る前に生成された
WINDOWパルスの1クロック遅れになるため、タイ
ミング調整のため、コントローラに渡すデータパルス
(115)も、ドライブの再生信号(11)の1クロッ
ク遅れの信号を用いる。 (第2の具体例)図9は、第2の具体例の構成を示す図
である。
【0075】上記第1の具体例では、VFOを2個用い
る場合について説明した。これを2個に限らず、任意の
数n個のVFOについて同様の構成を取ることも可能で
ある。各VFOに優先度を定め、優先度の高いVFOが
誤ったと判定され、且つ、より優先度の低いVFOが誤
っていないと判断された時、そのVFOの生成するWI
NDOWパルスをコントローラに渡し、その状態値を各
VFOにロードするように構成する。 (第3の具体例)図10は、第3の具体例の構成を示す
図である。
【0076】第1の具体例では、ピークシフトの状態を
示す信号を、右ピークシフトしたクロックビットRC、
右ピークシフトしたデータビットRD、左ピークシフト
したクロックビットLC、左ピークシフトしたデータビ
ットLDとで構成したが、各ビットが全て0である時、
ピークシフトがないビットを表現するように構成する。
即ち、STA(5:0)を拡張し、ピークシフトがない
クロックビットC、ピークシフトがないデータビットD
を表現できるようにする。
【0077】これにより、従来の「同じ方向のピークシ
フトが2回続くことはない」「左ピークシフトしたクロ
ック(データ)ビットの次に右ピークシフトしたデータ
(クロック)ビットが現れることはない」という従来の
誤り判定アルゴリズムに加え、「ピークシフト無しのデ
ータ(クロック)ビットの次に、右にピークシフトした
クロック(データ)ビットが現れることはない」という
考えを付け加えることが出来る。図10には、このST
A(5:0)によるデコーダの論理の一例の一部分を示
す。これは、図3のデコーダに相当するものである。
【0078】図3のデコーダでは、ピークシフトが発生
しなかったときにはSTA(3:0)="0000"とな
り、次に発生したビットの状態がどのようであっても誤
りとは判定されなかったが、STAを6ビットに拡張す
ると、ピークシフトなしでもSTA(5:0)="000
001"またはSTA(5:0)="000010"とな
り、図13のデコーダのように、次のビットの状態によ
っては誤りと判定できる。 (第4の具体例)図11、12は、第4の具体例を示す
図である。
【0079】第1の具体例では、VFOの発生するピー
クシフトの状況を表わす信号値STA(3:0)の2回
分の値を基に各VFOの正誤判定を行うように構成した
が、この第4の具体例では、更に、STAの2回以上の
履歴を基に正誤判定を行う構成するものである。
【0080】これにより、「ピークシフトなしのデータ
(クロック)ビットが2回以上続いた後に、右にピーク
シフトしたクロック(データ)ビットが発生するのはお
かしい」という判定基準を増やすことが可能となる。
【0081】第4の具体例の構成例を図14に示した。
点線で囲った部分が、図2と異なる部分である。図2で
は、シリアルデータ(11)が発生したときに、ピーク
シフト発生状況を示す信号(113)、(114)を2
回分保持する構成になっていたが、図14では、シフト
レジスタを用い、2回分以上の値を保持し、デコーダに
渡している。
【0082】デコーダ(1407)、(1408)の論
理の一例を、図15に示す。STA(5:0)の3回分
の値をデコードする例になる。
【0083】2回分しか保持しなかった図13では、ピ
ークシフトが発生しなかったときは、矛盾を示す組み合
わせは一通りしかなかった。図15のデコーダでは、同
じ種類のピークシフト無しビットが2回続いた後には、
同じ種類でまたピークシフト無しのビットが発生する
か、あるいは右にピークシフトしたビットしか発生しな
い、と判断することができる。
【0084】このように、この具体例の調停回路は、入
力した第2の入力データの直前に入力した第1の入力デ
ータのピークシフトの状態を示す信号を保持する各VF
O回路毎に設けられた第1のデータ保持回路と、前記第
1のデータ保持回路に保持されているデータの直前の入
力データのピークシフトの状態を示す信号を更に保持す
る各VFO回路毎に設けられた第2のデータ保持回路
と、前記入力した第2の入力データのピークシフトの状
態を示す信号と前記第1及び第2のデータ保持手段に保
持されているデータとに基づき、前記第2の入力データ
のピークシフトが予め決められた論理であるか否かを検
出し、予め決められた論理でない状態を検出したとき、
当該VFO回路の同期カウンタのカウンタ値を補正する
ための前記補正指示信号を出力する各VFO回路毎に設
けられた検出回路と、前記検出回路の検出結果に基づ
き、複数のVFO回路からいずれかのVFO回路を選択
し、選択したVFO回路のウインドウパルスを出力信号
として出力するするウインドウパルス選択回路と、で構
成したことを特徴とするものである。
【0085】
【発明の効果】本発明に係わるディジタルVFO装置
は、上述のように構成したので、特性の異なる2個のV
FOのそれぞれの利点を生かしたMFMの復号ができ
る。
【0086】図8に、従来の構成による処理フローを示
した。
【0087】図8に示す従来の構成の場合、コントロー
ラが、フォーマット中のCRC領域で読み取った値と自
身が計算した値との比較を行い、そこで初めて復号の誤
りの有無を知ることが出来るが、本構成では、どちらか
のVFOが誤りを起こした際、その時即座に正しい補正
をしているVFOを選択し、そのVFOが生成したWI
NDOWパルスをフロッピーディスクコントローラ側に
渡すため、CRC領域まで判断してからセクタの再読み
込みを行う従来の構成と比較して、リトライにかける時
間が大幅に短縮できる。
【0088】具体的には、エラーを起こしたセクタにも
う一度たどり着くには、最低ディスク一回転分の時間が
必要となるので、通常の360rpmのディスクドライ
ブを使用した場合、 167[msec] × (リトライ数) だけのリトライ時間を必要とする。
【0089】本発明の構成によれば、どちらかのVFO
がそのセクタを読み取る能力を備えていれば、リトライ
無しで当該セクタのリードが可能となり、上記のリトラ
イ時間をなくすことが出来る。
【0090】なお、本発明中の調停回路による誤り判定
には、ピークシフト発生の法則性を利用している。ピー
クシフトが発生するデータ列は、特開平5−30370
6号公報などで公知である。例えば、A、B二つの特性
の異なるVFOを搭載し、これらを切り替えて使う場
合、あるセクタ中にA、Bがそれぞれ苦手とするデータ
特性a、bが両方含まれていた場合、そのセクタはAで
もBでも読み取ることは出来ず、最終的に読み取れない
セクタということになる。
【0091】本発明によれば、いずれかのVFOが誤り
をおかした場合に、正しいVFOの状態値を代入するた
め、セクタ中のaの部分ではVFO(B)でリードし、
誤りをおかしたVFO(A)には、Bの状態値を代入し
て正しい状態に復帰させる。従って、次に、データbが
現れた時は、正しい状態に復帰しているVFO(A)
が、正しくリードすることにより、従来のシステムでV
FOを切り替えてリトライしても読み取れなかったセク
タを読み取れるようになることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す図である。
【図2】(a)は、第1の具体例の調停回路の構成を示
すブロック図、(b)は、カウンタのブロック図であ
る。
【図3】デコーダの論理の一例を説明する図である。
【図4】データとクロックとのピークシフトの状態を示
す信号の構成の一例を示す図である。
【図5】動作タイミングを示す図である。
【図6】出力タイミングを示す図である。
【図7】本発明の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図8】従来技術による動作を説明するフローチャート
である。
【図9】第2の具体例の調停回路の構成を示すブロック
図である。
【図10】本発明の第3の具体例を示し、データとクロ
ックとのピークシフトの状態を示す信号を、6ビットに
拡張した場合のデコーダの論理の一例を示す図である。
【図11】第4の具体例の調停回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図12】本発明の第4の具体例のデコーダの論理の一
例を示す図である。
【図13】特開平3−225123号公報に示される従
来例の図である。
【図14】図13の構成によるVFOの誤った位相補正
の例を示す図である。
【図15】特開平3−227123号公報に示される従
来例の図である。
【図16】図15の構成によるVFOの誤った周期補正
の例を示す図である。
【符号の説明】
10 フロッピーディスクドライブ 11 入力信号 12、14 VFO回路 12a、14a 同期カウンタ 13、15、111 WINDOWパルス 113、114 入力データのピークシフトの状態を示
す信号 16、17 状態値ロード信号 18、19 状態値 110 調停回路 112 フロッピーディスクコントローラ 115 シリアルデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 AB01 BC01 CC05 GL02 GM16 GM18 GM24 5J106 AA03 AA05 BB03 CC24 DD19 DD23 GG14 HH01 KK38 RR20 5K047 AA06 AA11 GG09 MM28 MM56 MM60 MM63

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピークシフトを持った入力データに対し
    て所定の位相関係を持つウインドウパルスを出力信号と
    して出力するディジタルVFO装置であって、 複数のVFO回路と、 前記複数の各VFO回路に設けられた補正特性がそれぞ
    れ異なる同期カウンタと、 前記各VFO回路からそれぞれ出力される前記入力デー
    タのピークシフトの状態を示す信号と、 前記入力データのピークシフトの状態を示す信号に基づ
    き、前記複数のVFO回路から一つのVFO回路を選択
    する調停回路と、 前記調停回路が選択したVFO回路の同期カウンタのカ
    ウンタ値を、他のVFO回路の同期カウンタに代入する
    ことで、他のVFO回路の同期カウンタを補正するため
    の補正指示信号と、 で構成したことを特徴とするディジタルVFO装置。
  2. 【請求項2】 前記調停回路は、 入力した第2の入力データの直前に入力した第1の入力
    データのピークシフトの状態を示す信号を保持する各V
    FO回路毎に設けられたデータ保持回路と、 前記第2の入力データのピークシフトの状態を示す信号
    と前記データ保持手段に保持されているデータとに基づ
    き、前記第2の入力データのピークシフトが予め決めら
    れた論理であるか否かを検出し、予め決められた論理で
    ない状態を検出したとき、当該VFO回路の同期カウン
    タのカウンタ値を補正するための前記補正指示信号を出
    力する各VFO回路毎に設けられた検出回路と、 前記検出回路の検出結果に基づき、複数のVFO回路か
    らいずれかのVFO回路を選択し、選択したVFO回路
    のウインドウパルスを出力信号として出力するするウイ
    ンドウパルス選択回路と、 で構成したことを特徴とする請求項1記載のディジタル
    VFO装置。
  3. 【請求項3】 前記調停回路は、 入力した第2の入力データの直前に入力した第1の入力
    データのピークシフトの状態を示す信号を保持する各V
    FO回路毎に設けられた第1のデータ保持回路と、 前記第1のデータ保持回路に保持されているデータの直
    前の入力データのピークシフトの状態を示す信号を更に
    保持する各VFO回路毎に設けられた第2のデータ保持
    回路と、 前記第2の入力データのピークシフトの状態を示す信号
    と前記第1及び第2のデータ保持手段に保持されている
    データとに基づき、前記第2の入力データのピークシフ
    トが予め決められた論理であるか否かを検出し、予め決
    められた論理でない状態を検出したとき、当該VFO回
    路の同期カウンタのカウンタ値を補正するための前記補
    正指示信号を出力する各VFO回路毎に設けられた検出
    回路と、 前記検出回路の検出結果に基づき、複数のVFO回路か
    らいずれかのVFO回路を選択し、選択したVFO回路
    のウインドウパルスを出力信号として出力するするウイ
    ンドウパルス選択回路と、 で構成したことを特徴とする請求項1記載のディジタル
    VFO装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のVFO回路のうち、いずれか
    のVFO回路が優先権を有し、前記検出回路が検出結果
    を出力しないとき、前記優先権を有するVFO回路から
    出力されるウインドウパルスが出力信号として出力され
    ることを特徴とする請求項2又は3記載のディジタルV
    FO装置。
  5. 【請求項5】 前記入力データのピークシフトの状態を
    示す信号は、少なくとも、クロック信号が右シフトした
    状態を示すビットと、クロック信号が左シフトした状態
    を示すビットと、データ信号が右シフトした状態を示す
    ビットと、データ信号が左シフトした状態を示すビット
    とを含む信号であることを特徴とする請求項2乃至4の
    いずれかに記載のディジタルVFO装置。
  6. 【請求項6】 前記入力データは、当該装置から当該装
    置の1システムクロック分遅延して出力され、ウインド
    ウパルスも1システムクロック分遅延して出力されるこ
    とを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載のディ
    ジタルVFO装置。
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