JP2002304362A - 情報開示方法 - Google Patents

情報開示方法

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JP2002304362A
JP2002304362A JP2001108667A JP2001108667A JP2002304362A JP 2002304362 A JP2002304362 A JP 2002304362A JP 2001108667 A JP2001108667 A JP 2001108667A JP 2001108667 A JP2001108667 A JP 2001108667A JP 2002304362 A JP2002304362 A JP 2002304362A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】擬人化エージェントのユーザ間で情報を共有す
るための情報開示方法を提供する。 【解決手段】仮想の人格を持つキャラクタである擬人化
エージェントの画像を夫々表示させる複数の端末装置が
ネットワークに接続され、各端末装置が、ユーザが他の
端末装置のユーザに情報を開示する場合に、擬人化エー
ジェントを介して開示対象情報及びこの開示範囲の情報
を受け付け、受け付けた開示範囲に属する少なくとも1
つの他の端末装置へ開示対象情報を伝達するために、受
け付けた開示対象情報を前記ネットワークへ送出し、開
示範囲に属する他の端末装置に該当する場合に、ネット
ワークを通じて開示対象情報を受信し、受信した開示対
象情報を送信した端末装置のユーザの擬人化エージェン
トの画像を表示させるとともに、この開示対象情報を表
示された擬人化エージェントが話す態様で出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、或る端末装置のユ
ーザが他の端末装置のユーザにネットワークを介して情
報を開示する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数人が情報を共有するため、情
報の提供者がネットワークを通じて共有者に情報を開示
することが行われている。このような情報を開示するた
めの方法として、Web上の掲示板に共有対象の情報を
掲載する方法や、共有対象の情報を含む電子メールを共
有者に送信する方法がある。
【0003】一方、仮想の人格を持つキャラクタであり
ユーザインターフェイスとして機能する擬人化エージェ
ントをコンピュータ上で実現し、ユーザがこの擬人化エ
ージェントに命令又は指示を与えることによって、イン
ターネットからコンテンツをダウンロードさせたり、コ
ンピュータ内のファイルの整理をさせたりすることが行
われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、擬人化エー
ジェントのユーザ間で情報を共有するための情報開示方
法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するため以下の構成を採用する。
【0006】即ち、本発明の第1の発明は、情報開示方
法であり、仮想の人格を持つキャラクタである擬人化エ
ージェントの画像を夫々表示させる複数の端末装置がネ
ットワークに接続され、前記各端末装置は、ユーザが他
の端末装置のユーザに情報を開示する場合に、前記擬人
化エージェントを介して開示対象情報及びこの開示範囲
の情報を受け付け、受け付けた開示範囲に属する少なく
とも1つの他の端末装置へ開示対象情報を伝達するため
に、受け付けた開示対象情報を前記ネットワークへ送出
し、前記開示範囲に属する他の端末装置に該当する場合
に、前記ネットワークを通じて前記開示対象情報を受信
し、受信した開示対象情報を送信した端末装置のユーザ
の擬人化エージェントの画像を表示させるとともに、こ
の開示対象情報を表示された擬人化エージェントが話す
態様で出力させることを含む。
【0007】また、第1の発明は、各端末装置が、前記
開示対象情報及び前記開示範囲の入力を前記擬人化エー
ジェントが前記端末装置のユーザに話しかける態様で促
すことをさらに含むように構成しても良い。
【0008】また、第1の発明は、各端末装置が、前記
開示範囲の情報として前記ユーザが属するグループから
少なくとも1人のメンバーを特定するための情報を受け
付け、受け付けた情報に基づいて特定されるメンバーに
対応する他の端末装置へ前記開示対象情報を伝達するた
めに前記開示対象情報を前記ネットワークへ送出するよ
うにしても良い。
【0009】また、第1の発明は、各端末装置が、前記
開示範囲に属する他の端末装置で表示される擬人化エー
ジェントの画像を作成するための画像作成情報を前記ネ
ットワークを通じて接続されたサーバに送信し、前記サ
ーバが前記画像作成情報を用いて擬人化エージェントの
画像を作成して前記開示範囲に属する他の端末装置に送
信することをさらに含み、前記開示範囲に属する他の端
末装置が、前記サーバから受信した擬人化エージェント
の画像を表示させるとともに、前記開示対象情報を表示
された擬人化エージェントが話す態様で出力させるよう
に構成しても良い。
【0010】また、第1の発明は、開示範囲に属する他
の端末装置が、前記開示対象情報を出力させる場合に、
前記端末装置のユーザの擬人化エージェントの画像とこ
の他の端末装置のユーザの擬人化エージェントの画像と
を同時に表示させるように構成しても良い。
【0011】また、第1の発明は、ネットワークに接続
されたサーバが前記送出された開示対象情報を受信し、
受信した開示対象情報を前記開示範囲に属する他の端末
装置へ転送するように構成しても良い。
【0012】本発明の第2の発明は、複数の他の端末装
置が接続されたネットワークに接続される端末装置が、
仮想の人格を持つキャラクタである擬人化エージェント
の画像を表示させ、前記擬人化エージェントを介して端
末装置のユーザから入力される開示対象情報及びこの開
示範囲の情報を受け付け、受け付けた開示範囲に属する
少なくとも1つの他の端末装置に開示対象情報を受信さ
せ且つ前記端末装置のユーザの擬人化エージェントの画
像を表示させるとともに受信した開示対象情報を表示さ
れた擬人化エージェントが話す態様で出力させるため
に、受け付けた開示対象情報を前記ネットワークへ送出
することを含む情報提供方法である。
【0013】本発明の第3の発明は、複数の他の端末装
置が接続されたネットワークに接続される端末装置が、
他の端末装置の何れかにて仮想の人格を持つキャラクタ
である擬人化エージェントを介して受け付けられた開示
対象情報の開示範囲に属する端末装置としてこの他の端
末装置から送出された開示対象情報を前記ネットワーク
から受信し、前記他の端末装置のユーザの擬人化エージ
ェントの画像を表示させるとともに、受信した開示対象
情報を表示された擬人化エージェントが話す態様で出力
させることを含む情報出力方法である。
【0014】本発明の第4の発明は、複数の他の端末装
置が接続されたネットワークに接続される端末装置に、
仮想の人格を持つキャラクタである擬人化エージェント
の画像を表示させる表示制御ステップと、前記擬人化エ
ージェントを介して端末装置のユーザから入力される開
示対象情報及びこの開示範囲の情報を受け付ける受付ス
テップと、受け付けた開示範囲に属する少なくとも1つ
の他の端末装置に開示対象情報を受信させ且つ前記端末
装置のユーザの擬人化エージェントの画像を表示させる
とともに前記開示対象情報を表示された擬人化エージェ
ントが話す態様で出力させるために、受け付けた開示対
象情報を前記ネットワークへ送出する送信ステップとを
実行させるプログラムである。
【0015】本発明の第5の発明は、複数の他の端末装
置が接続されたネットワークに接続される端末装置に、
他の端末装置の何れかにて仮想の人格を持つキャラクタ
である擬人化エージェントを介して受け付けられた開示
対象情報の開示範囲に属する端末装置としてこの他の端
末装置から送信された開示対象情報を前記ネットワーク
から受信するステップと、前記他の端末装置のユーザの
擬人化エージェントの画像を表示させるとともに受信し
た開示対象情報を表示された擬人化エージェントが話す
態様で出力させるステップとを実行させるプログラムで
ある。
【0016】本発明の第6の発明は、仮想の人格を持つ
キャラクタである擬人化エージェントの画像を夫々表示
させる複数の端末装置がネットワークに接続され、前記
各端末装置が、ユーザが他の端末装置のユーザに情報を
開示する場合に、前記擬人化エージェントを介して端末
装置のユーザから入力される開示対象情報及びこの開示
範囲を受け付け、受け付けた開示範囲に属する少なくと
も1つの他の端末装置へ開示対象情報を伝達するため
に、受け付けた開示対象情報を前記ネットワークへ送出
し、前記開示範囲に属する他の端末装置に該当する場合
に、前記ネットワークを通じて前記開示対象情報を受信
し、受信した開示対象情報を送信した端末装置のユーザ
の擬人化エージェントの画像を表示させるとともに、こ
の開示対象情報を表示された擬人化エージェントが話す
態様で出力させる情報開示システムである。
【0017】本発明の第7の発明は、複数の他の端末装
置が接続されたネットワークに接続され、仮想の人格を
持つキャラクタである擬人化エージェントの画像を表示
させる表示制御手段と、前記擬人化エージェントを介し
て端末装置のユーザから入力される開示対象情報及びこ
の開示範囲の情報を受け付ける受付手段と、受け付けた
開示範囲に属する少なくとも1つの他の端末装置に開示
対象情報を受信させ且つ前記端末装置のユーザの擬人化
エージェントの画像を表示させるとともに受信した開示
対象情報を表示された擬人化エージェントが話す態様で
出力させるために、受け付けた開示対象情報を前記ネッ
トワークへ送出する送信手段とを含む端末装置である。
【0018】本発明の第8の発明は、複数の他の端末装
置が接続されたネットワークに接続され、他の端末装置
の何れかにて仮想の人格を持つキャラクタである擬人化
エージェントを介して受け付けられた開示対象情報の開
示範囲に属する端末装置としてこの他の端末装置から送
信された開示対象情報を前記ネットワークから受信する
受信手段と、前記他の端末装置のユーザの擬人化エージ
ェントの画像を表示させるとともに、受信した開示対象
情報を表示された擬人化エージェントが話す態様で出力
させる出力手段とを含む端末装置である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。実施形態の構成は例示であり、本発
明は実施形態の構成に限定されない。
【0020】図1は、本発明の実施形態による情報開示
システムの構成例を示す図である。図1において、情報
開示システムは、複数の端末装置(図1では、例として
端末装置11A,11B,11Cを図示)と、Webサー
バ12とがネットワーク(図1では例としてインターネ
ットを図示)を介して接続されることによって構成され
ている。
【0021】各端末装置11A,11B,11Cは、パー
ソナルコンピュータ(PC),ワークステーション(W
S),モバイルコンピュータ,ワープロ,テレビ,携帯
電話,PHS,PDA等のインターネット端末として機
能する電子機器を用いて構成されている。各端末装置1
1A,11B,11Cのインターネットへの接続形態は、
ダイヤルアップIP接続,専用線接続等の既存の接続形
態のいずれをも適用することができる。
【0022】各端末装置11A,11B,11Cは、同じ
構成を有しているので、例として端末装置11Aについ
て説明する。端末装置11Aは、図示しないCPUと、
CPUにバスを介して接続されたメインメモリ(図示せ
ず),二次記憶(図示せず),及びサーバ12との通信処
理を司る通信制御装置(図示せず)を備えている。
【0023】また、CPUは、バスを介して入力装置
(キーボード,ポインティングデバイス(マウス,トラッ
クボール,ジョイスティック等))13と、ディスプレイ
14と接続されている。さらに、端末装置11Aは、図
示しないが、マイクロフォン及びスピーカを備えてい
る。
【0024】端末装置11AのCPUは、二次記憶に記
憶された各種のプログラムをメインメモリにロードして
実行することによって、情報処理装置11Aをエージェ
ント処理部15と、記憶部16と、Webブラウザ17
とを備えた装置として機能させる。
【0025】エージェント処理部15は、端末装置11
A上に擬人化エージェント100(図2参照)を出現させ
る。擬人化エージェント100は、グラフィック(画像)
で表現される外観(人型,動物型等の所定の外観)を有
し、台詞のテキスト表示,音声出力,外観のアニメーシ
ョン等によって人間的な振る舞いを見せる仮想的な人格
を表現するキャラクタである。
【0026】擬人化エージェント100は、ディスプレ
イ14にその外観を示す画像が表示されることによって
ユーザ・インターフェイスとして機能し、ユーザに対す
る指示・命令の入力を擬人化エージェント100の台詞
として提示し、ユーザからの命令を受け付ける。これに
よって、ユーザの指示・命令が擬人化エージェント10
0とユーザとの会話(コミュニケーション)を通じて情報
処理装置11Aに入力される。
【0027】擬人化エージェント100の台詞は、テキ
スト及び/又は音声としてユーザに提供される。台詞
は、擬人化エージェント100の人格(性格)を反映した
ものとなっており、その口調(言葉遣い)は設定された人
格(性格)に応じて丁寧であったり不作法であったりす
る。
【0028】擬人化エージェント100が受け付けた命
令は、擬人化エージェント100による作業として処理
され、命令に対する結果は、擬人化エージェント100
の作業結果としてユーザに提示される。
【0029】本実施形態では、エージェント処理部15
は、端末装置11Aのユーザが擬人化エージェント10
0を介して入力した情報(開示対象情報)を、その開示範
囲に属する少なくとも1つの他の端末装置(端末装置1
1B,11C)のユーザに伝達する機能を実現する。
【0030】このため、エージェント処理部15は、擬
人化エージェント100の表示処理を司るエージェント
表示部18(本発明の表示制御手段に相当),擬人化エー
ジェント100とユーザとの会話に関する処理(ユーザ
からの開示対象情報の受付,開示対象情報の入力をユー
ザに促すための質問の提示)を司るコミュニケーション
部19(本発明の受付手段に相当),及び開示対象情報の
送信処理(アップロード処理)を司る送受信部21(本発
明の送信手段に相当)として機能する。
【0031】エージェント表示部18は、記憶領域24
に記憶された擬人化エージェント100の画像データに
基づいて、擬人化エージェント100の画像をディスプ
レイ14の画面に表示させる。また、エージェント表示
部18は、表示された擬人化エージェント100の画像
のアニメーション処理(顔の表情,体の動き)を司る。
【0032】コミュニケーション部19は、エージェン
ト表示部18と連携し、記憶領域25に記憶された台詞
情報を用い、ユーザから入力装置13を用いて入力され
るデータ及び情報(命令及び指示を含む)を受け付ける。
【0033】即ち、コミュニケーション部19は、擬人
化エージェント100の画像がディスプレイ14に表示
されている場合において、ユーザから情報及びデータを
受け付けるための情報を、擬人化エージェント100の
台詞として出力させる。
【0034】擬人化エージェント100の台詞の出力
は、ディスプレイ14へのテキスト表示,或いは、スピ
ーカからの音声出力により行われる。一方、ユーザによ
る情報及びデータの入力は、入力装置13を用いたテキ
スト入力,またはマイクロフォンを用いた音声入力で行
われる。
【0035】一方、エージェント処理部15は、他の端
末装置11B又は11Cから送信されWebサーバ12
にアップロードされた開示対象情報を受信して出力する
機能を実現するため、インターネットからの開示対象情
報の受信処理を司る送受信部21(本発明の受信手段に
相当),Webサーバ12に対して開示対象情報の有無
を問い合わせる問い合わせ部22,開示対象情報の出力
処理を司る出力部23(本発明の出力手段に相当)として
機能する。
【0036】Webブラウザ15Aは、端末装置11A
をインターネットに接続し、Webサーバ12にアクセ
スし、Webサーバ12から提供されるWebページ
(WebページはHTMLファイル,画像ファイル,動
画ファイル,音声ファイルで構成される)をダウンロー
ドしてディスプレイ14に表示する処理を司る。
【0037】Webブラウザ15Aは、Webサーバ1
2によって提供されるWebサイトにアクセスし、開示
対象情報とともにこの送信先に転送される開示対象情報
の送信元のユーザの擬人化エージェント(端末装置11
Aのユーザの擬人化エージェント100)の画像を作成
するためのWebページをダウンロードしてディスプレ
イ14に表示することにより、端末装置11Aのユーザ
に擬人化エージェント100の画像を作成するための環
境を提供する。
【0038】記憶部16は、エージェント表示部18に
よって使用される擬人化エージェント100の画像デー
タを記憶した記憶領域24,コミュニケーション部19
によって使用される擬人化エージェント100の台詞デ
ータを記憶した記憶領域25,ユーザから入力された又
は他のユーザから受け取った開示対象情報を記憶する記
憶領域26,及び開示対象情報の開示範囲を決定するた
めに使用されるユーザID及びグループIDを記憶する
記憶領域27を有している。
【0039】Webサーバ12は、例えば、PC,WS,
又は専用のサーバマシンを用いて構成される。Webサ
ーバ12は、ハードウェアとしてバスを介して相互に接
続されたCPU,メインメモリ,二次記憶,及び通信制
御装置を備えている。
【0040】Webサーバ12のCPUが二次記憶に記
憶された各種のプログラムをメインメモリにロードして
実行することにより、Webサーバ12は、各端末装置
11A,11B,11Cとの間のデータ及び情報の送受信
処理を司る送受信部29と、記憶部30と、記憶部30
に対するデータ及び情報の読出/書込処理を司る読出/
書込部31と、転送情報作成部32とを備えた装置とし
て機能する。
【0041】記憶部30は、転送情報を作成するための
情報(転送情報作成情報)を記憶した記憶領域30Aと、
グループテーブル30Bと、転送情報格納領域30C
と、各端末装置11A,11B,11Cに提供されるWe
bページの記憶領域30Dとを有している。
【0042】次に、図1に示した情報開示システムにお
ける動作例(情報開示方法,情報伝達方法,及び情報出
力方法)を説明する。前提として、或る特定の集団(例え
ば、教師と学生とからなる集団,上司と部下とからなる
集団)においてメンバー同士が相情報開示システムを用
いて相互に情報を開示しメンバー間で情報を共有するに
は、情報開示システムの管理者(Webサーバ12の管
理者)からユーザID及びグループIDを得る。グルー
プIDは、特定の集団(グループ)をWebサーバ上でグ
ルーピングするために使用する識別子であり、ユーザI
Dは、ユーザの識別子である。
【0043】具体的には、集団の代表者(グループ管理
者)は、グループID及びユーザIDの発行を求める場
合には、自身が使用する端末装置を用いてWebサーバ
12から提供されるWebサイトにアクセスし、このW
ebサイトからユーザID及びグループID発行の申請
フォームを取得し、この申請フォームに所定事項(例え
ば、グループの定義,グループ管理者の個人情報,ユー
ザIDの数等)を記入し、Webサーバ12に転送す
る。Webサーバ12は、グループIDを発行した場合
には、そのグループIDに対応するグループ管理テーブ
ル30Bを記憶部30上に作成する。
【0044】すると、Webサーバ12は、グループI
D及び複数のユーザIDを発行し、グループ管理者の端
末装置に転送する。端末装置は、転送されたグループI
D及び複数のユーザIDを受信すると、これらをディス
プレイ14に表示するとともに、記憶部16の記憶領域
27に記憶する。グループ管理者は、必要に応じて記憶
領域27に記憶されたグループID及び複数のユーザI
Dをディスプレイ14に表示させて閲覧することができ
る。
【0045】その後、グループ管理者は、集団からグル
ープに参加するメンバーを募り、応募してきたメンバー
にグループIDとこのユーザに割り当てるユーザIDを
通知する。この例では、端末装置11Aのユーザがグル
ープ管理者となり、各端末装置11B,11Cのユーザ
がグループのメンバーとして参加したものとする。グル
ープに参加したメンバーは、自身の端末装置に、ユーザ
ID,グループID,及びユーザ名を登録する。登録さ
れたユーザID,グループID,及びユーザ名は、記憶
領域27に記憶される。
【0046】その後、グループの各メンバー(端末装置
11A,11B,11Cの各ユーザ)が他のメンバーに開
示対象情報を送信する場合には、以下の動作が行われ
る。即ち、例えば、端末装置11Aのユーザ(ユーザ
名:○△,グループID:XXXX,ユーザID:YY
YY)が他のメンバーに開示対象情報としての或る情報
を開示する場合には、端末装置11Aの入力装置13を
用いて、擬人化エージェント100を呼び出す命令を入
力する。
【0047】すると、端末装置11Aのエージェント表
示部18が、擬人化エージェント100の画像をディス
プレイ14に表示させるとともに、コミュニケーション
部18が、ユーザからの指示又は命令を受け付けるため
の擬人化エージェント100の台詞(例えば、「ご用は
何でしょうか?」)を出力する。
【0048】ユーザは、擬人化エージェント100の台
詞に対して、他のメンバーに情報を開示する旨の命令を
入力する。すると、コミュニケーション部19が、We
bブラウザ17を起動し、Webサーバ12のWebサ
イトにアクセスさせる。
【0049】すると、端末装置11Aのディスプレイ1
4に、グループID及びユーザIDの入力を求めるウィ
ンドウ(ダイアログボックス)が表示される。ユーザは、
自身に割り当てられたユーザID及びグループIDを当
該ウィンドウに入力する。すると、入力されたユーザI
D及びグループIDがインターネットを通じてWebサ
ーバ12に転送される。
【0050】Webサーバ12では、送受信部29がユ
ーザID及びグループIDを受信すると、受信されたユ
ーザID及びグループIDが登録されたグループ管理テ
ーブル30Bがあるか否かがチェックされる。
【0051】このチェック結果がOKである場合には、
読出/書込部31が、記憶領域30Dから擬人化エージ
ェント作成(エディット)フォームを含むWebページ
(「第1フォームページ40」と表記)を読み出し、送受
信部30が読み出された第1フォームページ40を端末
装置11Aに転送する。
【0052】端末装置11Aでは、Webブラウザ17
が、第1フォームページ40をディスプレイ14に表示
させるとともに、コミュニケーション部19が、エージ
ェント表示部18によって表示された擬人化エージェン
ト100の画像の台詞として、擬人化エージェント作成
フォームに必要事項を記入する旨を出力させる。
【0053】図2は、ディスプレイ14に表示された第
1フォームページ40の画面表示例を示す図である。第
1フォームページ40は、ディスプレイ14の画面内に
おいて、Webブラウザ17によって表示されるウィン
ドウ内に表示される。第1フォームページ40は、ユー
ザが擬人化エージェントの名前,画像,及び性格をエデ
ィットするための情報(画像作成情報に相当)を含んでい
る。
【0054】端末装置11Aのユーザは、第1フォーム
ページ40を用い、入力装置13を操作して、入力欄4
2にユーザ名(端末装置11Aのユーザの氏名)を入力す
るとともに、作成すべき擬人化エージェント(作成エー
ジェント100A:図6参照)を特定するための情報を
入力する。
【0055】即ち、ユーザは、作成エージェント100
Aの名前の入力欄43に自身の好む名前を入力する。次
に、ユーザは、作成エージェント100Aの性格(タイ
プA,B,C)を選択し、チェック欄44の何れかから、
自身の好むタイプのチェック欄をチェックする。
【0056】次に、ユーザは、作成エージェント100
Aの顔(タイプA,B,C)を選択し、チェック欄45の何
れかから、自身の好むタイプのチェック欄をチェックす
る。チェック欄45の下側には、タイプに応じた顔(髪
型を含む)の画像が表示される表示領域46が設けられ
ており、ユーザは、表示領域46に表示された画像を参
照して自身の好むタイプを選択することができる。
【0057】次に、ユーザは、作成エージェント100
Aの服装(タイプA,B,C)を選択し、チェック欄47の
何れかから、自身の好むタイプのチェック欄をチェック
する。チェック欄47の下側には、タイプに応じた服装
(作成エージェント100Aの手足及び胴体を含む)の画
像が表示される表示領域48が設けられており、ユーザ
は、表示領域48に表示された画像を参照して自身の好
むタイプを選択することができる。
【0058】第1フォームページ40は、モンタージュ
画像の表示領域49を有しており、顔及び服装のタイプ
が選択されると、選択された顔及び服装を組み合わせた
画像が表示領域49に表示される。これによって、ユー
ザは、作成エージェント100Aの完成画像を参照する
ことができる。
【0059】そして、ユーザは、名前,性格,顔,及び
服装を選択し終わると、送信ボタン50を押す。これに
対し、ユーザは、キャンセルボタン51を押すことで、
作成エージェント100Aの作成を中止することができ
る。さらに、ユーザは、以前に作成した作成エージェン
ト100Aを使用する場合には、「次へ」ボタン52を
押すことによって、作成エージェント100Aの作成を
省略することができる。
【0060】送信ボタン50が押された場合には、We
bブラウザ17は、グループIDと、ユーザIDと、ユ
ーザ名と、作成エージェント100Aの名前と、選択さ
れた性格,顔,服装の各タイプと(これらをまとめて「エ
ディット結果情報」と称する)をインターネットを通じ
てWebサーバ12に転送する。
【0061】Webサーバ12では、送受信部29がエ
ディット結果情報を受信すると、読出/書込部31が、
受信されたグループIDに対応するグループ管理テーブ
ル30Bに、ユーザ名,作成エージェント100Aの名
前,性格,顔,服装の各タイプを登録する。
【0062】図3は、グループ管理テーブル30Bの例
を示す説明図である。グループ管理テーブル30Bは、
グループID毎に作成される。グループ管理テーブル3
0Bは、グループIDに対応するユーザID(ユーザI
Dの発行時にグループ管理テーブル30Bに登録されて
いる)と、ユーザ名と、作成エージェント100Aの名
前と、作成エージェント100Aの画像及び性格のタイ
プを含むレコードを、ユーザID毎に格納する。
【0063】読出/書込部31は、受信されたユーザI
Dに対応づけて、ユーザ名,作成エージェント100A
の名前,画像のタイプ(顔のタイプと服装のタイプとの
組み合わせ),及び性格のタイプを、グループ管理テー
ブル30Bの該当する領域に格納する。これによって、
作成エージェント100Aの作成用データが登録され
る。
【0064】一方、読出/書込部31は、開示対象情報
送信フォームを含むWebページ(以下、「第2フォー
ムページ54」と表記)を記憶領域30Dから読み出
し、送受信部29が第2フォームページ54を端末装置
11Aに転送する。
【0065】端末装置11Aでは、Webブラウザ17
が、送受信部21によって受信された第2フォームペー
ジ54をディスプレイ14に表示する。このとき、ディ
スプレイ14には、エージェント表示部18によって擬
人化エージェント100の画像が表示されるとともに、
コミュニケーション部19によって開示対象情報送信フ
ォームに所定事項を入力すべき旨の台詞が出力される。
【0066】図4は、第2フォームページ54の画面表
示例を示す図である。第2フォームページ54は、ディ
スプレイ14の画面内において、Webブラウザ17に
よって表示されるウィンドウ内に表示される。第2フォ
ームページ54は、ユーザが他のメンバーに開示する情
報(開示対象情報)とその開示範囲を特定するための情報
(開示範囲の情報)とを入力するためのフォームを表示す
る。
【0067】端末装置11Aのユーザは、第2フォーム
ページ54を用い、入力装置13を操作して、開示範囲
を特定するためのメンバーリスト57を参照し、開示範
囲に対応するメンバーを特定し、該当するメンバーに応
じたチェック欄をチェックする。
【0068】第2フォームページ54は、メンバーリス
ト57として、端末装置11Aのユーザが属するグルー
プIDに対応する他のメンバーのユーザIDのリストを
表示する。このメンバーリスト57は、グループ管理テ
ーブル30Bの登録内容を用いて作成される。
【0069】なお、この例では、各メンバーは、他のメ
ンバーのユーザIDを周知しているものとする。但し、
他のメンバーの氏名(ユーザ名)がグループ管理テーブル
30Bに登録されている場合には、このユーザ名がメン
バーリスト57中にユーザIDとともに表示されるよう
にしても良い。
【0070】また、第2フォームページ54は、開示対
象情報の入力欄58を有しており、ユーザは開示対象情
報を入力欄58に入力する。図4に示す例では、開示対
象情報として、「明日の集合時間から10分程度遅れま
す」が入力された例が示されている。
【0071】その後、ユーザが第2フォームページ54
に設けられた送信ボタン59を押すと、Webブラウザ
17が、グループID及びユーザIDと、選択された開
示範囲に属する端末装置のユーザ(メンバー)のユーザI
D(開示範囲の情報:ここでは、端末装置11Bのユー
ザのユーザIDのみが選択されたものとする)と、開示
対象情報とをインターネットを通じてWebサーバ12
に転送する。このとき、入力された開示対象情報は、記
憶部16の記憶領域26に記憶され、ユーザが必要に応
じてディスプレイ14に表示できる状態となる。
【0072】Webサーバ12では、送受信部29が、
グループID及びユーザID,開示範囲の情報(選択さ
れたユーザID),及び開示対象情報を受信すると、読
出/書込部31が、受信されたグループIDに対応する
グループ管理テーブル30Bから、端末装置11Aのユ
ーザのユーザIDに対応するユーザ名,作成エージェン
ト100Aの名前,画像のタイプ,及び性格のタイプを
読み出し、転送情報作成部32に与える。このとき、グ
ループID及びユーザID,開示範囲の情報,及び開示
対象情報も転送情報作成部32に与えられる。
【0073】転送情報作成部32は、記憶領域30Aに
記憶された転送情報作成情報を用いて転送情報を作成す
る。記憶領域30Aは、転送情報作成情報として、画像
のタイプに対応する顔及び服装の画像データ,並びに、
性格のタイプに対応する作成エージェント100Aの台
詞のフォームのデータを記憶している。
【0074】転送情報作成部32は、読出/書込部31
から受け取った画像のタイプに対応する顔及び服装の画
像データを記憶領域30Aから読み出し、これらを組み
合わせて作成エージェント100Aの画像データを作成
する。
【0075】続いて、転送情報作成部32は、読出/書
込部31から受け取った性格のタイプに応じた台詞のフ
ォームのデータを記憶領域30Aから読み出し、開示対
象情報を含む作成エージェント100Aの台詞を作成す
る。
【0076】台詞のフォームは、例えば、以下の内容を
有している。「(送信元のユーザ名:空欄E1)から派遣
された(作成エージェント100Aの名前:空欄E2)と
申します。
【0077】(送信元のユーザ名:空欄E3)が、「(開
示対象情報:空欄E4)」と申しております。」 フォーム中の台詞は、作成エージェント100Aの性格
を反映した内容となっており、性格に応じた言葉遣いと
なっている。転送情報作成部32は、上記空欄E1〜E
4にユーザ名,名前,及び開示対象情報を組み込むこと
によって作成エージェント100Aの台詞を作成する。
例えば、図4に対応する台詞のデータは、以下の通りと
なる。「○△から派遣された○○と申します。
【0078】○△が、「明日の集合時間から10分程度
遅れます」と申しております。」転送情報作成部32
は、画像データ及び台詞データを作成すると、これらを
送信元のユーザID及びユーザ名と、開示範囲のユーザ
名とともに転送情報保管領域30Cに格納する。
【0079】図5は、転送情報保管領域30Cの例を示
す説明図である。転送情報保管領域30Cは、開示対象
情報の送信先(開示範囲)のユーザIDをキーとし、これ
に関連づけて、開示対象情報の送信元のユーザIDと、
送信元のユーザ名と、作成エージェント100Aの画像
データと、開示対象情報を含む作成エージェント100
Aの台詞とを含むレコードが、送信先のユーザID毎に
保持される。
【0080】従って、送信先のユーザIDが複数ある場
合(開示範囲に属する端末装置が複数ある場合)には、送
信先のユーザID毎に、送信先のユーザIDのみが異な
るレコードが転送情報保管領域30Cに保持される。こ
のようにして、端末装置11Aのユーザからの開示対象
情報がWebサーバ12にアップロードされる。
【0081】ところで、開示範囲に属する他の端末装置
に相当する端末装置11Bでは、定期又は不定期にエー
ジェント処理部15の問い合わせ部22が起動し、端末
装置11B宛の開示対象情報がアップロードされている
か否かを問い合わせる。即ち、問い合わせ部22は、記
憶領域27から端末装置11BのユーザのユーザIDを
読み出し、送受信部21に与える。送受信部21は、問
い合わせ部22から受け取ったユーザIDを含む問い合
わせをWebサーバ12に送信する。
【0082】Webサーバ12では、送受信部29が問
い合わせを受け取ると、読出/書込部31が転送情報保
管領域30Cを検索し、受信された問い合わせ中のユー
ザIDに対応するレコードを検索する。該当するレコー
ドがある場合には、読出/書込部31は、そのレコード
中の画像データ及び開示対象情報を含む台詞データを読
み出し、送受信部29に与える。
【0083】送受信部29は、受け取った画像データ及
び台詞データ(転送情報)を、問い合わせの送信元アドレ
スへ転送する。これによって、作成エージェント100
Aの画像データ及び台詞データ(転送情報)がWebサー
バ12から端末装置11Bへ転送される。
【0084】端末装置11Bでは、送受信部21が転送
情報を受信すると、出力部23が起動する。出力部23
は、エージェント表示部18及びコミュニケーション部
19と連携し、転送情報を用いて情報開示イベントを発
生させる。
【0085】即ち、出力部23は、転送情報に含まれた
画像データを用いて作成エージェント100Aの画像を
端末装置11Bのディスプレイ14に表示させる。続い
て、出力部23は、転送情報中の台詞データを用いて開
示対象情報を含む台詞を出力する。
【0086】図6は、情報開示イベントが発生している
際における画面表示例を示す図である。ディスプレイ1
4には、作成エージェント100Aの画像とともに開示
対象情報を含む台詞がテキスト表示される。このように
して、開示対象情報が開示範囲に属する他のメンバー
(端末装置11Bのユーザ)に開示される。
【0087】このとき、端末装置11Bのユーザによっ
て使用されている擬人化エージェント100の画像がエ
ージェント表示部14によって表示されるとともに、コ
ミュニケーション部19によって作成エージェント10
0Aをねぎらう台詞がディスプレイ14に表示される。
【0088】このようにして、開示対象情報の送信元の
ユーザの擬人化エージェント(作成エージェント100
A)と送信先のユーザの擬人化エージェント100とが
同時にディスプレイ14に表示され、これらの間での会
話が実現される。
【0089】その後、所定時間が経過すると、作成エー
ジェント100Aの画像及び台詞がディスプレイ14か
ら消去され、擬人化エージェント100のみが表示され
る状態となる。このとき、ディスプレイ14に表示され
た開示対象情報は、コミュニケーション部19によっ
て、記憶領域26に格納される。これによって、開示対
象情報がグループ内で共有される。記憶領域26に格納
された開示対象情報は、ユーザが必要に応じてディスプ
レイ14に表示させ、閲覧することができる。
【0090】また、コミュニケーション部19は、「○
△さんにお返事を出しますか?」の台詞をディスプレイ
14に表示させ、端末装置11Bのユーザに対し、開示
対象情報に対する返答の入力を促す。
【0091】これに対し、ユーザが返答する旨の命令を
入力すると、端末装置11Aで行われたのと同様の処理
(他のメンバーに情報を開示する旨の命令を入力した場
合と同様の処理)が開始される。これによって、端末装
置11Bのユーザは、端末装置11Aのユーザに対する
返答を開示対象情報として、Webサーバ12を通じて
端末装置11Aに伝達することができる。
【0092】本実施形態によれば、擬人化エージェント
100のユーザがメンバーとなったグループ間におい
て、各メンバーが開示範囲を指定して開示対象情報を他
のメンバーに開示し、情報を共有することができる。
【0093】また、本実施形態によれば、複数のユーザ
同士が擬人化エージェント100を利用している間に、
自身の擬人化エージェント100に対して入力した情報
を、友人や同僚,その他情報を公開しても良い他のユー
ザに対して相互に公開(開示)することができる。
【0094】従って、擬人化エージェントのユーザに対
する興味をさらに喚起することができる。また、擬人化
エージェントの利用を考えている者に対し、その導入を
喚起することができる。
【0095】開示の際には、開示対象情報の送信元のユ
ーザは、送信先の端末装置に自身の擬人化エージェント
(作成エージェント100A)を派遣(転送)することがで
きる。作成エージェント100Aは、送信元のユーザに
よって作成されたものであるため、ユーザ毎に顔(髪型
を含む),服装(手足胴体,姿勢を含む),性格(言葉遣い
に現れる)が異なる。従って、開示対象情報の開示先で
擬人化エージェントが同時に表示されても、顔,服装,
及び性格の違いにより、開示先のユーザは、擬人化エー
ジェントを区別することができる。
【0096】このため、顔及び服装の組み合わせは多い
方が好ましく、また、転送情報作成情報として用意され
た顔及び服装の画像データは、ユーザが通常使用する擬
人化エージェント100の画像として提供されていない
ものであることが好ましい。
【0097】また、情報が開示される場合には、Web
サーバ12において、作成エージェント100Aの性格
が反映された内容を持つ台詞データが作成される。この
ように、作成エージェント100Aが作成した形式の伝
言が作成されることによって、ユーザの興味を強く喚起
することができる。
【0098】また、転送情報(作成エージェント100
Aの画像データ及び台詞データ)が他のメンバーの端末
装置に伝達され、この端末装置にて、作成エージェント
100Aの画像が表示されるとともに、作成エージェン
ト100Aが話す態様(作成エージェント100Aの台
詞として表示)で開示対象情報が出力される。
【0099】これによって、開示対象情報の送信元のユ
ーザが使用している擬人化エージェントが開示対象情報
を携えて送信元まで届けにきた(派遣された)という演出
効果を他のユーザに与えることができる。これによって
も、ユーザの興味を強く喚起(引く)することができる。
【0100】また、作成エージェント100Aと擬人化
エージェント100とが同時に表示され、両者間の会話
がユーザに提示されるので、これによってもユーザの興
味を引くことができる。このとき、作成エージェント1
00Aの顔及び服装が、送信先の擬人化エージェント1
00と異なるようになっているので、送信先のユーザ
は、複数の擬人化エージェントの画像がディスプレイ1
4に表示されても両者を区別することができる。
【0101】さらに、台詞データの言葉遣いが作成エー
ジェント100Aの性格を反映した内容となっているた
め、受信者はこの点についても台詞データ(開示対象情
報)を楽しく読むことができる。
【0102】さらに、本発明によれば、近しい属性を持
つユーザ同士(例えば、同じグループに属するユーザ同
士)を、擬人化エージェントを介して引き合わせ、出会
わせることが可能となる。
【0103】なお、本実施形態では、サーバにて作成エ
ージェント100の画像データ及び台詞データが作成さ
れるようにしたが、開示対象情報の送信元の端末装置で
画像データ及び台詞データが作成され、Webサーバ1
2にアップロードされるようにしても良い。
【0104】また、本実施形態の構成に代えて、開示対
象情報の送信先の端末装置がWebサイトにアクセス
し、作成エージェント100の画像及び台詞が表示され
たWebページをダウンロードしてこのWebページを
ディスプレイ14に表示し、このWebページ上に端末
装置のユーザの擬人化エージェント100の画像が表示
されるようにしても良い。
【0105】
【発明の効果】本発明によれば、擬人化エージェントの
ユーザ間で情報を共有するための情報開示方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による情報開示システムの構
成例を示す図
【図2】擬人化エージェント作成(エディット)フォーム
を含むWebページの画面表示例を示す図
【図3】グループ管理テーブルの例を示す説明図
【図4】開示対象情報送信フォームを含むWebページ
の画面表示例を示す図
【図5】転送情報保管領域の例を示す説明図
【図6】情報開示イベントが発生している際における画
面表示例を示す図
【符号の説明】
11A,11B,11C 端末装置 12 Webサーバ 13 入力装置 14 ディスプレイ(出力手段) 15 エージェント処理部 16,30 記憶部 17 Webブラウザ 18 エージェント表示部(表示制御手段) 19 コミュニケーション部(受付手段) 21 送受信部(送信手段,受信手段) 22 問い合わせ部 23 出力部(出力手段) 29 送受信部 30 記憶部 31 読出/書込部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 360 G06F 17/30 360Z 17/60 336 17/60 336 514 514

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】仮想の人格を持つキャラクタである擬人化
    エージェントの画像を夫々表示させる複数の端末装置が
    ネットワークに接続され、 前記各端末装置は、 ユーザが他の端末装置のユーザに情報を開示する場合
    に、前記擬人化エージェントを介して開示対象情報及び
    この開示範囲の情報を受け付け、 受け付けた開示範囲に属する少なくとも1つの他の端末
    装置へ開示対象情報を伝達するために、受け付けた開示
    対象情報を前記ネットワークへ送出し、 前記開示範囲に属する他の端末装置に該当する場合に、
    前記ネットワークを通じて前記開示対象情報を受信し、 受信した開示対象情報を送信した端末装置のユーザの擬
    人化エージェントの画像を表示させるとともに、この開
    示対象情報を表示された擬人化エージェントが話す態様
    で出力させることを含む情報開示方法。
  2. 【請求項2】前記各端末装置は、前記開示対象情報及び
    前記開示範囲の入力を前記擬人化エージェントが前記端
    末装置のユーザに話しかける態様で促すことをさらに含
    む請求項1記載の情報開示方法。
  3. 【請求項3】前記各端末装置は、前記開示範囲の情報と
    して前記ユーザが属するグループから少なくとも1人の
    メンバーを特定するための情報を受け付け、受け付けた
    情報に基づいて特定されるメンバーに対応する他の端末
    装置へ前記開示対象情報を伝達するために前記開示対象
    情報を前記ネットワークへ送出する請求項1又は2記載
    の情報開示方法。
  4. 【請求項4】前記各端末装置が、前記開示範囲に属する
    他の端末装置で表示される擬人化エージェントの画像を
    作成するための画像作成情報を前記ネットワークを通じ
    て接続されたサーバに送信し、 前記サーバが前記画像作成情報を用いて擬人化エージェ
    ントの画像を作成して前記開示範囲に属する他の端末装
    置に送信することをさらに含み、 前記開示範囲に属する他の端末装置が、前記サーバから
    受信した擬人化エージェントの画像を表示させるととも
    に、前記開示対象情報を表示された擬人化エージェント
    が話す態様で出力させる請求項1〜3の何れかに記載の
    情報開示方法。
  5. 【請求項5】前記開示範囲に属する他の端末装置が、前
    記開示対象情報を出力させる場合に、前記端末装置のユ
    ーザの擬人化エージェントの画像とこの他の端末装置の
    ユーザの擬人化エージェントの画像とを同時に表示させ
    る請求項1〜4の何れかに記載の情報開示方法。
  6. 【請求項6】複数の他の端末装置が接続されたネットワ
    ークに接続される端末装置が、 仮想の人格を持つキャラクタである擬人化エージェント
    の画像を表示させ、 前記擬人化エージェントを介して端末装置のユーザから
    入力される開示対象情報及びこの開示範囲の情報を受け
    付け、 受け付けた開示範囲に属する少なくとも1つの他の端末
    装置に開示対象情報を受信させ且つ前記端末装置のユー
    ザの擬人化エージェントの画像を表示させるとともに受
    信した開示対象情報を表示された擬人化エージェントが
    話す態様で出力させるために、受け付けた開示対象情報
    を前記ネットワークへ送出することを含む情報提供方
    法。
  7. 【請求項7】複数の他の端末装置が接続されたネットワ
    ークに接続される端末装置が、 他の端末装置の何れかにて仮想の人格を持つキャラクタ
    である擬人化エージェントを介して受け付けられた開示
    対象情報の開示範囲に属する端末装置としてこの他の端
    末装置から送出された開示対象情報を前記ネットワーク
    から受信し、 前記他の端末装置のユーザの擬人化エージェントの画像
    を表示させるとともに、受信した開示対象情報を表示さ
    れた擬人化エージェントが話す態様で出力させることを
    含む情報出力方法。
  8. 【請求項8】複数の他の端末装置が接続されたネットワ
    ークに接続される端末装置に、 仮想の人格を持つキャラクタである擬人化エージェント
    の画像を表示させる表示制御ステップと、 前記擬人化エージェントを介して端末装置のユーザから
    入力される開示対象情報及びこの開示範囲の情報を受け
    付ける受付ステップと、 受け付けた開示範囲に属する少なくとも1つの他の端末
    装置に開示対象情報を受信させ且つ前記端末装置のユー
    ザの擬人化エージェントの画像を表示させるとともに前
    記開示対象情報を表示された擬人化エージェントが話す
    態様で出力させるために、受け付けた開示対象情報を前
    記ネットワークへ送出する送信ステップとを実行させる
    プログラム。
  9. 【請求項9】複数の他の端末装置が接続されたネットワ
    ークに接続される端末装置に、 他の端末装置の何れかにて仮想の人格を持つキャラクタ
    である擬人化エージェントを介して受け付けられた開示
    対象情報の開示範囲に属する端末装置としてこの他の端
    末装置から送信された開示対象情報を前記ネットワーク
    から受信するステップと、 前記他の端末装置のユーザの擬人化エージェントの画像
    を表示させるとともに受信した開示対象情報を表示され
    た擬人化エージェントが話す態様で出力させるステップ
    とを実行させるプログラム。
  10. 【請求項10】仮想の人格を持つキャラクタである擬人
    化エージェントの画像を夫々表示させる複数の端末装置
    がネットワークに接続され、 前記各端末装置が、 ユーザが他の端末装置のユーザに情報を開示する場合
    に、前記擬人化エージェントを介して端末装置のユーザ
    から入力される開示対象情報及びこの開示範囲を受け付
    け、 受け付けた開示範囲に属する少なくとも1つの他の端末
    装置へ開示対象情報を伝達するために、受け付けた開示
    対象情報を前記ネットワークへ送出し、 前記開示範囲に属する他の端末装置に該当する場合に、
    前記ネットワークを通じて前記開示対象情報を受信し、 受信した開示対象情報を送信した端末装置のユーザの擬
    人化エージェントの画像を表示させるとともに、この開
    示対象情報を表示された擬人化エージェントが話す態様
    で出力させる情報開示システム。
  11. 【請求項11】前記各端末装置は、前記開示対象情報及
    び前記開示範囲の入力を前記擬人化エージェントが前記
    端末装置のユーザに話しかける態様で促すことをさらに
    含む請求項10記載の情報開示システム。
  12. 【請求項12】前記各端末装置は、前記開示範囲の情報
    として前記ユーザが属するグループから少なくとも1人
    のメンバーを特定するための情報を受け付け、受け付け
    た情報に基づいて特定されるメンバーに対応する他の端
    末装置へ前記開示対象情報を伝達するために前記開示対
    象情報を前記ネットワークへ送出する請求項10又は1
    1記載の情報開示システム。
  13. 【請求項13】前記各端末装置が、前記開示範囲に属す
    る他の端末装置で表示される擬人化エージェントの画像
    を作成するための画像作成情報を前記ネットワークを通
    じて接続されたサーバに送信し、 前記サーバが前記画像作成情報を用いて擬人化エージェ
    ントの画像を作成して前記開示範囲に属する他の端末装
    置に送信し、 前記開示範囲に属する他の端末装置が、前記サーバから
    受信した擬人化エージェントの画像を表示させるととも
    に、前記開示対象情報を表示された擬人化エージェント
    が話す態様で出力させる請求項10〜12の何れかに記
    載の情報開示システム。
  14. 【請求項14】前記開示範囲に属する他の端末装置が、
    前記開示対象情報を出力させる場合に、前記端末装置の
    ユーザの擬人化エージェントの画像とこの他の端末装置
    のユーザの擬人化エージェントの画像とを同時に表示さ
    せる請求項10〜13の何れかに記載の情報開示システ
    ム。
  15. 【請求項15】複数の他の端末装置が接続されたネット
    ワークに接続され、 仮想の人格を持つキャラクタである擬人化エージェント
    の画像を表示させる表示制御手段と、 前記擬人化エージェントを介して端末装置のユーザから
    入力される開示対象情報及びこの開示範囲の情報を受け
    付ける受付手段と、 受け付けた開示範囲に属する少なくとも1つの他の端末
    装置に開示対象情報を受信させ且つ前記端末装置のユー
    ザの擬人化エージェントの画像を表示させるとともに受
    信した開示対象情報を表示された擬人化エージェントが
    話す態様で出力させるために、受け付けた開示対象情報
    を前記ネットワークへ送出する送信手段とを含む端末装
    置。
  16. 【請求項16】複数の他の端末装置が接続されたネット
    ワークに接続され、 他の端末装置の何れかにて仮想の人格を持つキャラクタ
    である擬人化エージェントを介して受け付けられた開示
    対象情報の開示範囲に属する端末装置としてこの他の端
    末装置から送信された開示対象情報を前記ネットワーク
    から受信する受信手段と、 前記他の端末装置のユーザの擬人化エージェントの画像
    を表示させるとともに、受信した開示対象情報を表示さ
    れた擬人化エージェントが話す態様で出力させる出力手
    段とを含む端末装置。
  17. 【請求項17】前記ネットワークに接続されたサーバが
    前記送出された開示対象情報を受信し、受信した開示対
    象情報を前記開示範囲に属する他の端末装置へ転送する
    請求項1記載の情報開示方法。
  18. 【請求項18】前記ネットワークに接続されたサーバが
    前記送出された開示対象情報を受信し、受信した開示対
    象情報を前記開示範囲に属する他の端末装置へ転送する
    請求項10記載の情報開示システム。
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