JP2002302656A - 表面保護フィルムおよびその剥離方法 - Google Patents

表面保護フィルムおよびその剥離方法

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JP2002302656A JP2001106663A JP2001106663A JP2002302656A JP 2002302656 A JP2002302656 A JP 2002302656A JP 2001106663 A JP2001106663 A JP 2001106663A JP 2001106663 A JP2001106663 A JP 2001106663A JP 2002302656 A JP2002302656 A JP 2002302656A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保護すべき被着体が液晶モジュールの表示部
表面等に使用されるプラスチックフィルム等のような電
気絶縁性被着体である場合にも、電気絶縁性被着体から
表面保護フィルム剥離する際に剥離帯電(静電気発生)
に伴うトラブルなく剥離することができる表面保護フィ
ルムを提供すること。 【解決手段】 プラスチックフィルムの表面に粘着剤層
を形成してなる表面保護フィルムにおいて、前記表面保
護フィルムは、その粘着剤層を介して貼付した電気絶縁
性被着体から剥離したときに、電気絶縁性被着体の表面
で発生する剥離帯電圧が、剥離速度1.5m/分〜8m
/分の領域において、剥離速度の増加に伴い、0kVま
たはマイナス側の剥離帯電圧から、プラス側の剥離帯電
圧に変化するものであることを特徴とする表面保護フィ
ルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表面保護フィルムお
よびその剥離方法に関する。さらに詳しくは、プラスチ
ックフィルム等の電気絶縁性被着体から剥離するときに
発生する剥離帯電(静電気)に伴うトラブルの防止効果
に優れた表面保護フィルムに関する。本発明の表面保護
フィルムは、特に液晶表示装置の表示部表面の表面保護
フィルムとして有用である。
【0002】
【従来の技術】表面保護フィルム(シート)は、各種物
品の表面を一時的に保護する再剥離型の粘着フィルムと
して広く使用されている。これら表面保護フィルムに要
求される特性としては、貼付時には被着体表面に十分に
接着することができ、不要となった場合には、被着体表
面から表面保護フィルムを簡単に、そして被着体表面を
粘着剤等で汚染することなく剥離できることが求められ
ている。
【0003】また、表面保護フィルム自体は、通常、長
尺のフィルムをロール状に巻回した状態で使用者に供給
され、使用者が、その巻回体から、被着体表面を保護す
るのに必要な大きさの表面保護フィルムを巻戻して使用
する。この場合、特に冬場等の低湿度環境の雰囲気下に
おいては、表面保護フィルムをロールから巻き戻すとき
に表面保護フィルム自体が帯電して、使用者が静電気で
不快な思いをすることがあった。このような表面保護フ
ィルムの巻戻し時の帯電を防止するために、表面保護フ
ィルムには各種の帯電防止処理が行われてきた。
【0004】前記表面保護フィルムは、各種精密電子機
器の表面保護用途にも採用されるようになり、特に近
年、パソコン等に使用されている液晶表示装置の表示部
表面の保護用途にも使用されるようになった。液晶表示
装置は、ガラス基板、液晶、位相差板、偏光板、反射防
止板等の各種光学素子を積層して液晶モジュールを製造
した後、表示部表面(通常、偏光板)に表面保護フィル
ムが貼付された状態で次工程へ搬送される。そして、液
晶表示装置の組立工程を経て最終的には、液晶モジュー
ルの表示部表面に貼付されていた表面保護フィルムは剥
離除去される。
【0005】上記液晶表示装置の表示部表面の保護用途
において、静電気の発生は、使用者が不快な思いをする
こと以外に、液晶表示素子(TFT等)の破壊を引き起
こす要因となることからも、その発生を防止する必要が
ある。前記従来の、いわゆる巻戻し時における帯電防止
効果を有する表面保護フィルムは、ロール状に巻回され
た表面保護フィルムから必要量の表面保護フィルムを巻
き戻して、液晶モジュールの表示部表面に貼付する際に
はその帯電防止効果により、静電気の発生を防止でき、
表面保護フィルムの貼付時には静電気の発生に伴う液晶
表示素子の破壊を防止できる。しかしながら、前記貼付
された表面保護フィルムは、これを最終的に液晶モジュ
ールの表示部表面から剥離する場合にも、表面保護フィ
ルムが直接貼付されていた表示部表面との界面で剥離帯
電を誘起し、静電気の発生により液晶表示素子の破壊を
引き起こす問題が指摘されてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みてなされたものであり、保護すべき被着体が液晶モ
ジュールの表示部表面等に使用されるプラスチックフィ
ルム等のような電気絶縁性被着体である場合にも、電気
絶縁性被着体から表面保護フィルムを剥離する際に剥離
帯電(静電気発生)に伴うトラブルなく剥離することが
できる表面保護フィルムおよびその剥離方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために、プラスチックフィルムのような電気絶
縁性被着体に貼付された表面保護フィルムを当該被着体
から剥離する際に、当該被着体表面に生じる帯電現象に
ついて詳細に検討した。その結果、表面保護フィルムを
特定の剥離速度領域で剥離する場合に、前記被着体表面
で特異な剥離帯電圧の変化を示すものを見出し、本発明
を完成するに至った。
【0008】すなわち本発明は、プラスチックフィルム
の表面に粘着剤層を形成してなる表面保護フィルムにお
いて、前記表面保護フィルムは、その粘着剤層を介して
貼付した電気絶縁性被着体から剥離したときに、電気絶
縁性被着体の表面で発生する剥離帯電圧が、剥離速度
1.5m/分〜8m/分の領域において、剥離速度の増
加に伴い、0kVまたはマイナス側の剥離帯電圧から、
プラス側の剥離帯電圧に変化するものであることを特徴
とする表面保護フィルム、に関する。
【0009】前記表面保護フィルムは、一般的に、剥離
速度1.5m/分〜7m/分の領域において、0kVの
剥離帯電圧を示すものである。
【0010】また、本発明は、電気絶縁性被着体に貼付
した前記表面保護フィルムを、前記表面保護フィルム
が、0kVの剥離帯電圧を示す剥離速度近傍で電気絶縁
性被着体から剥離することを特徴とする表面保護フィル
ムの剥離方法、に関する。
【0011】前記本発明の表面保護フィルムは、剥離速
度1.5m/分において、0kVまたはマイナス側の剥
離帯電圧を示し、一方、剥離速度8m/分ではプラス側
の剥離帯電圧を示す。すなわち本発明の表面保護フィル
ムは、剥離速度1.5m/分〜8m/分未満の領域にお
いて剥離帯電圧が変化して0kVの剥離帯電圧を示す剥
離速度を有するものである。このような本発明の表面保
護フィルムによれば、剥離速度1.5m/分〜8m/分
未満の領域において、その剥離速度を0kVの剥離帯電
圧を示すように制御することにより、電気絶縁性被着体
表面に発生する剥離帯電圧を殆ど発生させることなく剥
離することができる。
【0012】これにより電気絶縁性被着体、表面保護フ
ィルムに応じて剥離速度を制御することにより、剥離す
る際に発生する剥離帯電(静電気発生)に伴うトラブル
を防止することができる。
【0013】なお、従来の帯電防止型表面保護フィルム
は、剥離速度1.5m/分〜8m/分の領域において電
気絶縁性被着体表面に発生する剥離帯電圧の値は全てマ
イナス側の値であり、剥離速度を選択しても剥離帯電圧
の発生を制御することができない。
【0014】以下に、電気絶縁性被着体表面に貼付した
本発明の表面保護フィルム(A)および従来の帯電防止
型表面保護フィルム(B)を、剥離速度1.5m/分〜
8m/分の領域で剥離する際に、電気絶縁性被着体表面
に発生する剥離帯電圧(kV)がどのように変化するか
を示す概念図の一例である図1を示す。
【0015】図1において、表面保護フィルム(A)
は、剥離速度1.5m/分〜8m/分の領域において、
剥離速度の増加に伴い、剥離帯電圧がマイナス側から、
プラス側に変化している。具体的数値でいうと剥離速度
1.5m/分において剥離帯電圧−約0.3kVを示
し、一方、剥離速度8m/分において+約1. 6kVを
示し、剥離速度3m/分において剥離帯電圧0kVを示
す例である。一方、帯電防止型表面保護フィルム(B)
は剥離速度1.5m/分〜8m/分の領域において、剥
離速度が増加しても、剥離帯電圧がマイナス側からプラ
ス側に転じることはない。
【0016】本発明の表面保護フィルムは、電気絶縁性
被着体から剥離したときに、電気絶縁性被着体の表面で
発生する剥離帯電圧が、剥離速度1.5m/分〜8m/
分の領域において、剥離速度の増加に伴い、0kVまた
はマイナス側の剥離帯電圧から、プラス側の剥離帯電圧
に変化するものであれば、各剥離速度における剥離帯電
圧は特に制限されないが、剥離速度1.5m/分の剥離
帯電圧の値は、概ね−1.2kV〜0kV程度であり、
剥離速度1.5m/分を超え7m/分の領域で剥離帯電
圧の値が0kVとなり、剥離速度8m/分における剥離
帯電圧の値が、概ね+0.3kV〜+1.6kV程度で
ある。
【0017】なお、表面保護フィルムの電気絶縁性被着
体への貼付条件、電気絶縁性被着体からの剥離条件は実
施例に示す条件に従う。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の表面保護フィルムは、プ
ラスチックフィルムの表面に粘着剤層を形成してなり、
前記剥離速度と剥離帯電圧特性が前記関係にあるものを
特に制限なく使用することができる。かかる本発明の表
面保護フィルムは、主として表面保護フィルムを構成す
るプラスチックフィルム基材と、粘着剤層を構成してい
る粘着剤、プラスチックフィルムおよび/または粘着剤
に施される帯電防止処理の組み合わせにより調製するこ
とができる。また、本発明の表面保護フィルムは、プラ
スチックフィルム、粘着剤、帯電防止処理に使用する材
料(組成)の違いだけでなく、各層の厚みや表面保護フ
ィルムを製造するときの塗工方法の違いによっても調製
することができる。
【0019】本発明の表面保護フィルムの基材となるプ
ラスチックフィルムとしては、例えば、ポリエチレン
(低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポ
リエチレン、線状低密度ポリエチレン)、エチレン−α
−オレフィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン
−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−n−ブチ
ルアクリレート共重合体等のポリエチレン系樹脂、ポリ
プロピレン、ポリプロピレンランダム共重合体、プロピ
レン−α−オレフィン共重合体等のポリプロピレン系樹
脂、ポリ−1−ブテン、ポリ−4 −メチル−1 −ペンテ
ン等のポリオレフィン系樹脂からなるプラスチックフィ
ルム、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系
樹脂からなるプラスチックフィルム、ナイロン6 ,6 等
の各種ナイロンや部分芳香族ポリアミド等のポリアミド
系樹脂からなるプラスチックフィルム、ポリ塩化ビニル
フィルムやポリ塩化ビニリデンフィルム等が使用でき
る。これらプラスチックフィルムは、単層状、積層状の
いずれでも良く、またプラスチクフィルムは異なる樹脂
同士をブレンドしたブレンドフィルムでもよい。これら
プラスチックフィルムのなかでも本発明においては、厚
さ精度や強度の点からは、ポリエチレン系樹脂とポリプ
ロピレン系樹脂のブレンドフィルムが好ましい。
【0020】プラスチックフィルムには、必要に応じて
光安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、充填剤などの各
種添加剤を配合することができる。また、コロナ処理等
の公知の表面改質処理を行なうこともできる。
【0021】プラスチックフィルムの厚さとしても特に
限定されるものではないが、一般には10〜300μm
程度の厚さのものが用いられ、柔軟性等の観点から20
〜100μmの厚さのものが好適に用いられる。
【0022】粘着剤層を構成する粘着剤としては、特に
限定されるものではなく、ゴム系粘着剤やアクリル系粘
着剤等の公知の粘着剤を上記剥離帯電圧特性を満足する
限りにおいて適宜選択して使用することができる。これ
らのなかでも本発明においては、(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル{(メタ)アクリル酸アルキルエステル
とはアクリル酸アルキルエステルおよび/またはメタク
リル酸アルキルエステルをいい、以下(メタ)とは同様
の意味である。}を主成分とするモノマーのホモポリマ
ー、または(メタ)アクリル酸アルキルエステルとこれ
と共重合可能な他のモノマーとのコポリマーを主成分と
し、これにイソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋
剤、金属キレート型架橋剤、メラミン樹脂系架橋剤等の
架橋剤を添加して架橋した架橋型のアクリル系粘着剤が
好ましい。架橋剤は、通常、主成分であるポリマーまた
はコポリマー100重量部に対し、0. 5〜10重量部
が用いられる。なお、粘着剤は、必要に応じて粘着付与
樹脂、軟化剤、酸化防止剤等の各種添加剤を含有するこ
とができる。
【0023】上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル
としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリ
ル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)ア
クリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸
ノニル、(メタ)アクリル酸ラウリルなどが挙げられ
る。また、共重合可能な他のモノマーとしては、酢酸ビ
ニル、スチレン、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)
アクリルアミド、(メタ)アクリル酸、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メ
タ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、
N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート等
のアクリル系感圧性接着剤の改質用モノマーとして知ら
れる各種モノマーをいずれも使用可能である。
【0024】上記アクリル系粘着剤の中でも特に、アク
リル酸ブチルとアクリル酸のコポリマーを主成分とし、
かかるアクリル系コポリマーをエポキシ系架橋剤で架橋
させた架橋型のアクリル系粘着剤が、上記特性の剥離帯
電圧を有する表面保護フィルムを調製する上において好
ましい。このときアクリル酸ブチル:アクリル酸の配合
比(重量比)は、好ましくは100:1〜30、さらに
好ましくは100:1〜10である。
【0025】粘着剤層の厚みは、特に限定するものでは
ないが、通常3〜100μm程度、好ましくは5〜80
μm程度である。
【0026】本発明の表面保護フィルムは、基材として
のプラスチックフィルムの表面に粘着剤層を形成した構
成を基本構成とするものであるが、上記剥離帯電圧特性
を調整するために帯電防止処理を行なうことができる。
【0027】かかる帯電防止処理としては、従来から表
面保護フィルムの帯電防止処理技術として利用されてき
た各種技術を特に制限なく利用することができる。一般
的な方法として、プラスチックフィルムの表面に帯電防
止剤等により帯電防止層を形成したり、粘着剤中または
プラスチックフィルム中に帯電防止剤を添加(練り込
み)することにより表面保護フィルムに帯電防止処理を
行なうことができる。このような帯電防止剤としてはカ
チオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、両性イオ
ン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤等の各種界面活
性剤を使用することができる。また、帯電防止剤として
はアセチレンブラック、ケッチェンブラック、天然グラ
ファイト、人造グラファイト、チタンブラック(黒色帯
電防止塗料)、亜鉛酸化物、錫酸化物、錫コーティング
チタン酸化物(白色帯電防止塗料)、ニッケルフレーク
(シルバー帯電防止塗料)、燐ドーピング錫酸化物、ア
ンチモンドーピング錫酸化物(透明帯電防止塗料)等の
導電性フィラー型の帯電防止剤を使用することができ
る。さらに、帯電防止剤としてはカチオン型、両性イオ
ン型、アニオン型もしくはノニオン型のイオン導電性基
を有する単量体の単独重合体または当該単量体と他の単
量体との共重合体、4級アンモニウム塩基を有する(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル由来の部位を有する重
合体等のイオン導電性を有する重合体を使用することが
できる。
【0028】これら帯電防止剤のなかでも本発明におい
ては、(メタ)アクリル酸アルキルエステル系ポリマー
に、塩化コリンやポリエチレンイミン、イミダゾール等
の極性物質を配合した混合物(主剤)に、さらにエポキ
シ樹脂等の熱硬化性樹脂(硬化剤)を配合してなる熱硬
化型帯電防止剤が好ましく使用される。このような帯電
防止剤は、例えば株式会社コニシ製のボンディップシリ
ーズ(ボンディップPA−100等)があげられる。
【0029】帯電防止処理としては、プラスチックフィ
ルムの表面に帯電防止層を形成する方法が好ましく、そ
の厚みは特に限定するものではないが、通常0.01〜
100μm程度、好ましくは0.1〜10μm程度であ
る。一方、プラスチックフィルムや粘着剤中に帯電防止
剤を添加する場合その添加量は特に限定するものではな
いが、プラスチックフィルムや粘着剤の全配合量に対し
て0.2〜100重量%、好ましくは0.5〜20重量
%程度である。
【0030】本発明の表面保護フィルムは、プラスチッ
ク板等の電気絶縁性被着体の表面保護フィルムとして好
適に使用できる。特に、液晶表示装置における表示部表
面(偏光板)の保護用途等の静電気発生を嫌う精密電子
機器の表面保護フィルムとして特に好適に使用できる。
【0031】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明は実施例のみに限定されるものでは
ない。
【0032】実施例1 (プラスチックフィルム基材の調製)帯電防止剤とし
て、商品名「ボンディップPA−100」(株式会社コ
ニシ製)の主剤と硬化剤とを主剤:硬化剤=1:1の割
合(重量比)で配合した配合物を、イソプロピルアルコ
ールの67重量%水溶液に溶解させて濃度5%の熱硬化
型帯電防止剤溶液を調製した。厚さ40μmのポリプロ
ピレン/ポリエチレンのブレンドフィルムの片面にコロ
ナ処理を行い、コロナ処理面上に前記熱硬化型帯電防止
剤溶液を#10のワイヤーバーを用いて塗布し、80℃
で2分間乾燥させて厚さ1μmの帯電防止層を形成し
た。
【0033】(粘着剤の調製)アクリル酸ブチル100
重量部、アクリル酸6重量部および重合溶媒としてトル
エン120重量部を三つロフラスコに投入し、窒素ガス
を導入しながら2時間撹拌した。このようにして重合系
内の酸素を除去した後、重合開始剤(過酸化ベンゾイ
ル)0.3重量部を加え、60℃に昇温して反応を開始
させた。重合温度を60℃に制御しながら2時間反応さ
せ、さらにその後70℃にて2時間熟成してアクリル酸
ブチル/アクリル酸共重合体を得た。得られたアクリル
酸ブチル/アクリル酸共重合体の固形分100重量部に
対し、エポキシ系架橋剤(商品名:テトラッドC,三菱
瓦斯化学(株)製)4重量部を混合して粘着剤溶液を調
製した。
【0034】(表面保護フィルムの作製)上記粘着剤溶
液を、上記ポリプロピレン/ポリエチレンブレンドフィ
ルムの帯電防止層形成面上に塗布し、80℃で2分間乾
燥させて、厚さ5μmの粘着剤層を形成して本発明の表
面保護フィルムを作製した。
【0035】比較例1 実施例1の(プラスチックフィルム基材の調製)におい
て、帯電防止剤としてポリアニリン含有塗料(商品名:
aquaPASS−21X,三菱レイヨン(株)製)を
使用したこと以外は実施例1と同様にしてプラスチック
フィルム基材を調製した。以降は実施例1と同様にして
表面保護フィルムを作製した。
【0036】比較例2 実施例1の(プラスチックフィルム基材の調製)におい
て、帯電防止剤としてポリチオフェン含有塗料(商品
名:デナトロン#5001,帝国化学産業(株)製)を
使用したこと以外は実施例1と同様にしてプラスチック
フィルム基材を調製した。以降は実施例1と同様にして
表面保護フィルムを作製した。
【0037】比較例3 実施例1の(表面保護フィルムの作製)において粘着剤
として下記粘着剤を用いたこと以外は実施例1と同様に
して表面保護フィルムを作製した。
【0038】(粘着剤の調製)アクリル酸ブチル50重
量部、アクリル酸エチル50重量部、アクリロニトリル
5重量部、アクリル酸6重量部および重合溶媒としてト
ルエン120重量部を三つロフラスコに投入し、窒素ガ
スを導入しながら2時間撹拌した。このようにして重合
系内の酸素を除去した後、重合開始剤(過酸化ベンゾイ
ル)0.3重量部を加え、60℃に昇温して反応を開始
させた。重合温度を60℃に制御しながら2時間反応さ
せ、さらにその後70℃にて2時間熟成してアクリル酸
ブチル//アクリル酸エチル/アクリロニトリル/アク
リル酸共重合体を得た。得られた共重合体の固形分10
0重量部に対し、エポキシ系架橋剤(商品名:テトラッ
ドC,三菱瓦斯化学(株)製)4重量部を混合して粘着
剤溶液を調製した。
【0039】比較例4 実施例1の(表面保護フィルムの作製)において帯電防
止層を形成していないポリプロピレン/ポリエチレンブ
レンドフィルムを用いたこと以外は実施例1と同様にし
て表面保護フィルムを作製した。
【0040】実施例、比較例で得られた表面保護フィル
ムについて以下の評価を行なった。結果を表1に示す。
【0041】(剥離帯電圧測定試験) (1)片面に粘着剤層を有する偏光板(NRF−HEG
1425ADUAGS2B,日東電工株式会社製)を7
0mm×100mmの大きさに切断した後、粘着剤層を
被覆しているセパレータを剥がし、偏光板を厚さ1mm
のメタクリル板にハンドローラを用いて貼り合せた。 (2)上記偏光板および表面保護フィルムを23℃±1
℃、65±5%RHに調整した恒温恒湿室に2時間放置
した。以下の操作は全て恒温恒湿室内にて行った。 (3)偏光板表面に被覆されている保護シート(ポリエ
ステルフィルム)を剥がし、偏光板表面を直流式除電器
(KD−110,春日電機社製)で表面の電位が0Vに
なるまで除電を行った。偏光板表面の電位は静電電位測
定器(KSD−0103,春日電機社製)を使用して測
定した。 (4)偏光板と同じ大きさに切断した表面保護フィルム
を、偏光板表面へハンドローラを使用して貼り合せ、そ
の後、ラミネータ(線圧49N/cm、速度3m/分)
を用いて表面保護フィルムを偏光板表面へ圧着したもの
をサンプルとした。 (5)圧着後、30分放置後、サンプルをアース接続さ
れていない導電マット上の固定台(高さ20mm)へ固
定した。 (6)サンプルの端部から表面保護フィルムを約5mm
折り返し、折り返し部に導き用の粘着テープ(幅50m
m、長さ60cm:実施例1と同様の表面保護フィル
ム)を貼り合わせて剥離時の導き部とした。 (7)定尺巻取り機にて、引張速度1.5m/分、3m
/分、8m/分の各々の条件下で導き用の粘着テープを
引っ張り、表面保護フィルムを偏光板表面から剥離(剥
離角160°)させ、同時に、偏光板表面の剥離帯電圧
を静電電位測定器(KSD−0103,春日電機(株)
製)を使用して測定した。このとき、剥離帯電圧の最大
値を記録し、剥離帯電圧とした。
【0042】(液晶モジュール実用試験) (1)被着体として12.1インチの液晶モジュール
(表面の偏光板はNRF−HEG1425ADUAGS
2B,日東電工株式会社製)を用いた。 (2)上記液晶モジュールおよび表面保護フィルムを2
3℃±1℃、65±5%RHに調整した恒温恒湿室に2
時間放置した。以下の操作は全て恒温恒湿室内にて行っ
た。 (3)液晶モジュール(金属フレームを含む)と同じ大
きさに切断した表面保護フィルムを、偏光板表面へハン
ドローラを使用して貼り合せたものをサンプルとした。 以降は、上記(剥離帯電圧測定試験)の(5)〜(7)
と同様にして剥離帯電圧を測定した。但し、(7)にお
ける引張速度は3m/分とし、剥離帯電圧はその絶対値
を記載した。
【0043】
【表1】 表1から明らかなように実施例1の表面保護フィルムは
偏光板(電気絶縁性被着体)に貼付後、偏光板から剥離
速度1.5m/分〜8m/分で剥離させたときに偏光板
表面に発生する剥離帯電圧が、剥離速度1.5m/分で
はマイナス側の剥離帯電圧を示し、その後、剥離速度の
増加と共に剥離帯電圧が0kV(剥離速度3m/分)を
経て、最終的に剥離速度8m/分ではプラス側の剥離帯
電圧に変化するものであることが分かる。このような実
施例1の表面保護フィルムは、剥離帯電圧測定試験にお
いて、剥離速度3m/分で剥離帯電圧が0kVを示すこ
とから、液晶モジュールの表示部表面の保護用途に、剥
離速度3m/分で適用した際に剥離帯電圧を0.1kV
と非常に低く抑えることができた。当該表面保護フィル
ムは、液晶素子の破壊を発生させることなく表面保護フ
ィルムの剥離を行うことができ、実用上好ましい表面保
護フィルムであった。
【0044】一方、比較例の表面保護フィルムは、上記
の様な剥離帯電圧特性を示さず、剥離速度を変更しても
マイナス側の剥離帯電圧がプラス側の剥離帯電圧に変化
していない。また液晶モジュールの表示部表面の保護用
途に使用した際には、剥離帯電圧を生じ、液晶素子の破
壊を発生させていた。
【0045】
【発明の効果】本発明の表面保護フィルムは、剥離時の
静電気の発生を嫌う電気絶縁性被着体の表面保護用途と
して最適な表面保護フィルムとなり得ることができる。
特に本発明の表面保護フィルムは、剥離時の静電気が致
命的障害となる液晶表示装置の表示部表面の保護用途と
して好適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】剥離帯電圧の変化を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H090 JA07 LA06 LA09 4J004 AA05 AA10 AB01 CA03 CA05 CA06 CD08 EA01 FA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルムの表面に粘着剤層
    を形成してなる表面保護フィルムにおいて、前記表面保
    護フィルムは、その粘着剤層を介して貼付した電気絶縁
    性被着体から剥離したときに、電気絶縁性被着体の表面
    で発生する剥離帯電圧が、剥離速度1.5m/分〜8m
    /分の領域において、剥離速度の増加に伴い、0kVま
    たはマイナス側の剥離帯電圧から、プラス側の剥離帯電
    圧に変化するものであることを特徴とする表面保護フィ
    ルム。
  2. 【請求項2】 剥離速度1.5m/分〜7m/分の領域
    において、0kVの剥離帯電圧を示すことを特徴とする
    請求項1記載の表面保護フィルム。
  3. 【請求項3】 電気絶縁性被着体に貼付した請求項1ま
    たは2記載の表面保護フィルムを、請求項1または2記
    載の表面保護フィルムが、0kVの剥離帯電圧を示す剥
    離速度近傍で電気絶縁性被着体から剥離することを特徴
    とする表面保護フィルムの剥離方法。
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