JP2002302515A - レジスト用高分子化合物の製造方法 - Google Patents

レジスト用高分子化合物の製造方法

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JP2002302515A
JP2002302515A JP2001106373A JP2001106373A JP2002302515A JP 2002302515 A JP2002302515 A JP 2002302515A JP 2001106373 A JP2001106373 A JP 2001106373A JP 2001106373 A JP2001106373 A JP 2001106373A JP 2002302515 A JP2002302515 A JP 2002302515A
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carbon atoms
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Katsuhiro Maruyama
克浩 丸山
Satoru Yoshida
覚 吉田
Satoshi Kitano
智 北野
Hitoshi Mashio
均 真塩
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F12/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring
    • C08F12/02Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical
    • C08F12/04Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical containing one ring
    • C08F12/14Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical containing one ring substituted by hetero atoms or groups containing heteroatoms
    • C08F12/22Oxygen

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジストの膜減り、レジストの線幅の減少、
ポリマーのドライエッチング耐性の低下等を伴わずに、
耐熱性、感度、解像度等のレジストの性能を向上させる
ことを可能とするレジスト用高分子化合物の製造方法の
提供。 【解決手段】 少なくとも4−アセトキシスチレンモノ
マーを含むスチレン系モノマーと、ジメチル−2,2’
−アゾビスカルボン酸エステルとを溶媒に溶解してスチ
レン系モノマーを重合させ、得られたポリマー溶液に、
アルカリ触媒を加えて加水分解した後、水で洗浄するこ
とを特徴とするレジスト用高分子化合物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レジスト用高分子
化合物の製造方法、詳しくはレジスト等の感光性樹脂又
はこの感光性樹脂を得るための前駆体として有用なレジ
スト用高分子化合物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】4−ヒドロキシスチレンのホモポリマー
やコポリマー等は、レジスト等の感光性樹脂又はこの感
光性樹脂を得るための前駆体として知られている。かか
るポリマーの製造方法として、例えば「メタノールに溶
解した4−アセトキシスチレンのポリマーを約40℃か
ら約80℃の温度にてアセトキシ基が加水分解してフェ
ノール基を生ずるに足る時間第4級アンモニウム塩基と
反応させ;次いで約50℃から約150℃の温度で加熱
して反応中に生成した酢酸メチルと第4級アンモニウム
水酸化物の分解生成物を留去することを特徴とするビニ
ルフェノールポリマーの製造法。」(特公平7−965
69号公報)が知られている。
【0003】ところで、耐熱性、感度、解像度等のレジ
ストの性能向上のために、従来はポリマーの組成比やポ
リマーの分子量を調整したり、アルカリ溶液に対する溶
解残渣を低減したり、特に解像度向上のために特定の化
合物によるポリマーの修飾等を行ってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリマ
ー組成比を調整したり、修飾によるポリマーの親水性化
を行うと、レジストの膜減りやレジストの線幅の減少が
生じる等の問題があった。また、ポリマーの分子量を低
下させると、アルカリ溶液に対する溶解性は向上する
が、ポリマーのドライエッチング耐性が低下してしまう
という問題があった。
【0005】また、上記の特公平7−96569号公報
で開示された技術では、4−ヒドロキシスチレンポリマ
ーの利用や用途にとって1つの問題となる残存アルカリ
金属を除去することは可能であるが、レジストの膜減
り、レジストの線幅の減少、ポリマーのドライエッチン
グ耐性の低下等を伴わずに、耐熱性、感度、解像度等の
レジストの性能を向上させることは困難であった。
【0006】したがって、本発明は、レジストの膜減
り、レジストの線幅の減少、ポリマーのドライエッチン
グ耐性の低下等を伴わずに、耐熱性、感度、解像度等の
レジストの性能を向上させることを可能とするレジスト
用高分子化合物の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意研究した結果、ジメチル−2,2’−
アゾビスカルボン酸エステルを重合開始剤として得られ
た少なくとも4−アセトキシスチレン系モノマーを構成
モノマーの1つとするポリマー溶液に、アルカリ触媒を
加えて加水分解した後、水で洗浄することにより、上記
課題を解決することができることを見出し、本発明を完
成した。
【0008】すなわち、本発明は、少なくとも4−アセ
トキシスチレンモノマーを含むスチレン系モノマーと、
ジメチル−2,2’−アゾビスカルボン酸エステルとを
溶媒に溶解してスチレン系モノマーを重合させ、得られ
たポリマー溶液に、アルカリ触媒を加えて加水分解した
後、水で洗浄することを特徴とするレジスト用高分子化
合物の製造方法を提供するものである。かかる構成をと
ることにより、レジストの膜減り、レジストの線幅の減
少、ポリマーのドライエッチング耐性の低下等を伴わず
に、耐熱性、感度、解像度等のレジストの性能を向上さ
せることを可能とするレジスト用高分子化合物が得られ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に用いるスチレン系モノマ
ーは、少なくとも4−アセトキシスチレンモノマーを含
むものである。スチレン系モノマーとしては、次式
(1)
【0010】
【化4】
【0011】(式中、R1は水素原子、ヒドロキシ基、
炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ
基又は炭素数2〜7のアシルオキシ基を示し、R2は水
素原子又はメチル基を示す。)で表される化合物が好ま
しい。炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアル
コキシ基、炭素数2〜7のアシルオキシ基は、直鎖状、
分岐鎖状のいずれでもよい。R1としては、ヒドロキシ
基、炭素数3〜5のアルコキシ基、炭素数2〜4のアシ
ルオキシ基がより好ましく、ヒドロキシ基、t−ブトキ
シ基、アセトキシ基が特に好ましい。本発明において
は、4−アセトキシスチレンモノマー及び必要に応じて
上記スチレン系モノマーの1種以上を用いることができ
る。
【0012】ジメチル−2,2’−アゾビスカルボン酸
エステルは、上記スチレン系モノマーを重合させるため
の重合開始剤として用いるものである。該ジメチル−
2,2’−アゾビスカルボン酸エステルを構成するカル
ボン酸残基としては、直鎖状、分岐鎖状のいずれでもよ
いが、炭素数2〜8のものが好ましく、炭素数2〜5の
ものがより好ましく、2−メチルプロポキシ基が特に好
ましい。重合開始剤としてジメチル−2,2’−アゾビ
スカルボン酸エステルを用いることにより、レジストの
膜減り、レジストの線幅の減少、ポリマーのドライエッ
チング耐性の低下等を伴わずに、耐熱性、感度、解像度
等のレジストの性能を向上させることを可能とするレジ
スト用高分子化合物が得られる。重合開始剤として、例
えば2,2’−アゾビスイソブチロニトリルを用いた場
合、上記の優れた効果を十分に得ることができない。
【0013】本発明の製造方法は、まず少なくとも4−
アセトキシスチレンモノマーを含むスチレン系モノマー
と、ジメチル−2,2’−アゾビスカルボン酸エステル
とを溶媒に溶解してスチレン系モノマーを重合させ、ス
チレン系モノマーを構成モノマーとするポリマーを調製
する。スチレン系モノマーと、ジメチル−2,2’−ア
ゾビスカルボン酸エステルとを溶解してスチレン系モノ
マーを重合させる溶媒としては、これらが溶解するもの
であれば特に限定はなく、一般的な溶媒を用いることが
できるが、メタノールを含まないことが好ましい。具体
的には、例えばエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト等が挙げられる。重合は、例えばパーオキシド、アゾ
化合物等の公知の遊離基触媒を用い、例えば溶液重合、
懸濁重合、乳化重合又は塊状重合等の方法で行うことが
できる。
【0014】スチレン系モノマーとジメチル−2,2’
−アゾビスカルボン酸エステルとの配合比(モル比)
は、100:1〜100:30が好ましく、100:2
〜100:20が特に好ましい。反応条件は、好ましく
は1〜150℃、特に好ましくは室温〜100℃で、好
ましくは1〜48時間、特に好ましくは3〜24時間で
ある。反応容器内は、ラジカル失活の観点から、窒素置
換しておくことが好ましい。かかる反応条件を適宜選択
することにより、ポリマーを、用途に応じた好ましい分
子量に調製することができる。
【0015】次いで、得られたポリマー溶液にアルカリ
触媒を加えて加水分解し、ヒドロキシスチレンポリマー
を調製する。アルカリ触媒としては、4級アミン水酸化
物が好ましい。4級アミン水酸化物は、次式で表され
る。
【0016】
【化5】
【0017】ここで各Rは、炭素原子1〜9の有機基で
ある。Rは脂肪族又は芳香族であることができ、同一で
も異なつていてもよい。有機基にはヒドロキシエチルも
含まれる。有機基の例としては、メチル、エチル、イソ
プロピル、ブチル、ベンジル、メチルベンジル、ジメチ
ルベンジルがある。有用な第4級アンモニウム水酸化物
の例にはテトラメチルアンモニウムヒドロキシド、エチ
ルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、ジエチルジメ
チルアンモニウムヒドロキシド、トリエチルメチルアン
モニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒド
ロキシド、ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシ
ド及びコリンがある。特に好ましい第4級アンモニウム
ヒドロキシドはテトラメチルアンモニウムヒドロキシド
である。
【0018】アルカリ触媒の添加量は、スチレン系モノ
マー配合量に対して1〜20重量%が好ましく、1〜5
重量%が特に好ましい。加水分解の条件は、好ましくは
20〜100℃、特に好ましくは20〜80℃で、好ま
しくは1〜10時間、特に好ましくは3〜8時間であ
る。
【0019】次いで、得られたヒドロキシスチレンポリ
マー含有液を水で洗浄する。水で洗浄することにより、
レジストの膜減り、レジストの線幅の減少、ポリマーの
ドライエッチング耐性の低下等を伴わずに、耐熱性、感
度、解像度等のレジストの性能を向上させることを可能
とするレジスト用高分子化合物を製造することができ
る。第4級アンモニウムヒドロキシドは、加熱に対して
不安定であるため、加水分解反応後に分解されて低沸点
分解生成物になり、反応溶液からの除去が容易になると
いう利点を有する。しかしながら、加熱による分解除去
のみでは、第4級アンモニウムヒドロキシドを完全に除
去することは困難である。したがって、水による洗浄の
代わりに加熱による分解除去を用いた場合は、上記の優
れた効果を十分に得ることができない。水は、任意の
量、任意の回数添加して洗浄することができる。添加時
の温度に特に制限はない。なお、水には、適宜の割合で
メタノールを配合してもよい。
【0020】水による洗浄後、常法に従って精製、乾燥
等することによってレジスト用高分子化合物を得ること
ができる。
【0021】4-アセトキシスチレンは、スチレンの単独
重合と同様に容易に単独重合し、またスチレンやスチレ
ンと共重合性の他のモノマーと共重合しうる。本発明に
おいては、上記スチレン系モノマー以外の化合物をモノ
マーとして、スチレン系モノマーとともに重合させるこ
とができる。かかる化合物の例として、例えばビニルト
ルエン、α‐メチルスチレン、ブタジエン等のジエンモ
ノマー、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、
エチルアクリレート、ブチルアクリレート、ブチルメタ
クリレート及び2-エチルヘキシルアクリレート等のアク
リレート及びメタクリレートエステルモノマー、アクリ
ル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、マレイン酸、フ
マール酸等の重合性酸が挙げられるが、次式(2)
【0022】
【化6】
【0023】(式中、R3は水素原子又はメチル基を示
し、R4は炭素数1〜6のアルキル基又は
【0024】
【化7】
【0025】を示す。)で表される化合物が好ましい。
式(2)で表される化合物をモノマーとして重合させる
ことにより、解像性向上の効果が生じる。スチレン系モ
ノマーと式(2)で表される化合物との配合比に特に制
限はない。
【0026】本発明の方法により製造されるレジスト用
高分子化合物は、レジストパターンの形成に用いるレジ
スト用樹脂として有用である。レジストパターンは、例
えば該レジスト用高分子化合物と、光酸発生剤と、溶剤
(例えば乳酸エチル)とを含むレジスト液を製造し、こ
のレジスト液を基板上に塗布してレジスト膜とし、該レ
ジスト膜を露光し現像することにより形成することがで
きる。
【0027】
【実施例】次に実施例を示して本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。
【0028】実施例1 重合開始剤としてジメチル−2,2’−アゾビス(2−
メチルプロピオネート)を用いた4−ヒドロキシスチレ
ン/ターシャリブトキシスチレンポリマーの製造 セパラブルフラスコに、エチレングリコールモノエチル
エーテル100g、4−アセトキシスチレン78.6
g、ターシャリブトキシスチレン21.4g、重合開始
剤としてジメチル−2,2’−アゾビス(2−メチルプ
ロピオネート)3.7gを入れ、窒素置換後、80℃に
て16時間反応させた。この反応液に25%テトラメチ
ルアンモニウムヒドロロキシド5gを添加し、70℃で
5時間加温した。この溶液に、メタノール/純水を任意
の割合で添加し、数回分画した。分画後、プロピレング
リコールモノメチルエーテルアセテートで溶剤置換を行
い、固形分20%の4−ヒドロキシスチレン/ターシャ
リブトキシスチレンポリマーのプロピレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート溶液400gを得た。得ら
れたポリマーの分子量は、30000であった。
【0029】実施例2 重合開始剤としてジメチル−2,2’−アゾビス(2−
メチルプロピオネート)を用いた置換4−ヒドロキシス
チレン/ターシャリブトキシスチレンポリマーの製造 実施例1で得られた4−ヒドロキシスチレン/ターシャ
リブトキシスチレンポリマーのプロピレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート溶液100gに、窒素置換
後エチルビニルエーテル1.1g、トリフルオロ酢酸
0.17gを添加し、室温にて5時間反応させた。得ら
れた反応溶液にトリエチルアミン0.3gを添加し、中
和した。中和後、反応液に純水を添加して洗浄を行っ
た。かかる洗浄を数回繰り返した。洗浄後、真空にて脱
水を行い、乳酸エチルで溶剤置換を行い、置換ヒドロキ
シスチレン/ターシャリブトキシスチレンポリマーの乳
酸エチル溶液100gを得た。
【0030】比較例1及び2 比較例1は、実施例1において、ジメチル−2,2’−
アゾビス(2−メチルプロピオネート)の代わりに2,
2’−アゾビスイソブチロニトリルを用いた以外は、実
施例1と同様にして4−ヒドロキシスチレン/ターシャ
リブトキシスチレンポリマーのプロピレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート溶液400gを得た。得ら
れたポリマーの分子量は、30000であった。比較例
2は、実施例2において、ジメチル−2,2’−アゾビ
ス(2−メチルプロピオネート)の代わりに2,2’−
アゾビスイソブチロニトリルを用いた以外は、実施例2
と同様にして置換4−ヒドロキシスチレン/ターシャリ
ブトキシスチレンポリマーの乳酸エチル溶液100gを
得た。
【0031】試験例1 レジストパターンの形成 実施例2及び比較例2で得られた置換4−ヒドロキシス
チレン/ターシャリブトキシスチレンポリマーの乳酸エ
チル溶液100gに、光酸発生剤ビス(シクロヘキシル
スルホニル)ジアゾメタン5gを溶解し、レジスト液を
調合した。このレジスト液を、0.1μmメンブランフ
ィルターを用いて濾過し、レジスト液とした。このレジ
スト液をスピンナーを用いてシリコンウエハー上に塗布
し、これをホットプレート上で90℃、90秒間乾燥し
て膜厚0.5μmのレジスト膜を製造した。この膜に、
縮小投影露光装置を用いて露光後、110℃、90秒間
加熱し、次いで2.38%テトラメチルアンモニウムヒ
ドロキシド水溶液で30秒間現像し、純水にてリンスを
行った。現像後のレジストパターンについて、パターン
形状、解像度、感度、溶解残渣及び耐熱性を以下の方法
で評価した。結果を表1に示す。
【0032】(パターン形状)現像後のレジストパター
ンの付いたシリコンウエハーを種々の温度に設定したク
リーンオーブン中に30秒間放置し、その後レジストパ
ターンの形を走査型電子顕微鏡で観察した。 (解像度)0.25μmのラインアンドスペースを1:
1で解像する露光量を最適露光量(Em)としたとき、
分離しているラインアンドスペースの最小線幅を評価レ
ジストの解像度とした。 (感度)0.25μmのラインアンドスペースを1:1
で解像する露光量を最適露光量(Em)として示した。 (溶解残渣) (耐熱性)レジストパターンを加熱したとき、該レジス
トパターンが熱変形したときの温度で示した。
【0033】
【表1】
【0034】表1から、本発明の方法により製造された
レジスト用高分子化合物を用いれば、耐熱性、感度、解
像度等のレジストの性能が向上することが明らかとなっ
た。
【0035】
【発明の効果】本発明の製造方法を用いれば、レジスト
の膜減り、レジストの線幅の減少、ポリマーのドライエ
ッチング耐性の低下等を伴わずに、耐熱性、感度、解像
度等のレジストの性能を向上させることを可能とするレ
ジスト用高分子化合物を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G03F 7/039 601 H01L 21/30 502R (72)発明者 北野 智 群馬県高崎市宿大類町700番地 群栄化学 工業株式会社内 (72)発明者 真塩 均 群馬県高崎市宿大類町700番地 群栄化学 工業株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AA01 AA02 AA09 AA10 AB16 BE00 BG00 BJ10 4J015 AA06 4J100 AB07P AL08Q BA03P BA03Q BA04P BA11Q BA15H BA15P BC07Q BC09Q BC53Q CA01 CA04 CA31 FA03 HA08 HA61 HC43 HE14 HE41

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも4−アセトキシスチレンモノ
    マーを含むスチレン系モノマーと、ジメチル−2,2’
    −アゾビスカルボン酸エステルとを溶媒に溶解してスチ
    レン系モノマーを重合させ、得られたポリマー溶液に、
    アルカリ触媒を加えて加水分解した後、水で洗浄するこ
    とを特徴とするレジスト用高分子化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 ジメチル−2,2’−アゾビスカルボン
    酸エステルが、ジメチル−2,2’−アゾビス(2−メ
    チルプロピオネート)である請求項1記載のレジスト用
    高分子化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 スチレン系モノマーが、次式(1) 【化1】 (式中、R1は水素原子、ヒドロキシ基、炭素数1〜6
    のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基又は炭素数
    2〜7のアシルオキシ基を示し、R2は水素原子又はメ
    チル基を示す。)で表される請求項1又は2記載のレジ
    スト用高分子化合物の製造方法。
  4. 【請求項4】 溶媒がメタノールを含まないものである
    請求項1〜3のいずれか1項記載レジスト用高分子化合
    物の製造方法。
  5. 【請求項5】 アルカリ触媒が、4級アミン水酸化物で
    ある請求項1〜4のいずれか1項記載のレジスト用高分
    子化合物の製造方法。
  6. 【請求項6】 次式(2) 【化2】 (式中、R3は水素原子又はメチル基を示し、R4は炭素
    数1〜6のアルキル基又は 【化3】 を示す。)で表される化合物をモノマーとして、スチレ
    ン系モノマーとともに重合させることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれか1項記載のレジスト用高分子化合物
    の製造方法。
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