JP2002301209A - 縦型弾球遊技機の打球発射装置 - Google Patents

縦型弾球遊技機の打球発射装置

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JP2002301209A
JP2002301209A JP2001109707A JP2001109707A JP2002301209A JP 2002301209 A JP2002301209 A JP 2002301209A JP 2001109707 A JP2001109707 A JP 2001109707A JP 2001109707 A JP2001109707 A JP 2001109707A JP 2002301209 A JP2002301209 A JP 2002301209A
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ball
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hit
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JP2001109707A
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Kenkichi Yoshida
賢吉 吉田
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Sammy Corp
Samy KK
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Sammy Corp
Samy KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技球の左右打ち分けを容易且つ正確に行う
ことができるようにする。 【解決手段】 左右の領域指定ボタン81,82を当て
板12と一体に形成されたベース21に設け、左の領域
指定ボタン81により遊技盤16の左方領域G1が指定
されているときには発射供給された遊技球が常にこの左
方領域G1を落下するように、右の領域指定ボタン82
により遊技盤16の右方領域G2が指定されているとき
には発射供給された遊技球が常にこの右方領域G2を落
下するように打球発射機構による遊技球の打力調節を行
う打力調節手段を設ける。また、打球発射ハンドル34
は、ベース21の前面から前方に延びた外筒31と、前
端部に打球発射ハンドル34を保持し、外筒31に案内
されて前枠4の前後方向にスライド移動可能な内筒32
と、内筒32を外筒31に固定可能な固定手段とからな
るハンドル移動機構を介してベース21に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機に代表
される縦型弾球遊技機の打球発射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機に代表されるこの種の遊技機
は「遊技島」と呼ばれる室内の設置用設備にほぼ立設状
態に取り付けられており、その前面の遊技領域(遊技
盤)には入賞口や図柄表示装置等の所定の遊技部品が備
えられている。遊技領域の下方右側には、遊技機の前方
に遊技領域と向かい合うように座った遊技者が操作する
打球発射ハンドルが備えられており、遊技者によるこの
ハンドルの捻り動作に応じて遊技機内部の打球杵(ハン
マー)が電気的に駆動され、これにより叩打された遊技
球が遊技領域内に送り込まれるようになっている。遊技
領域内に送り込まれた打球は遊技盤内を転動落下し、こ
の際、遊技球が遊技領域内の入賞口に入ったときには複
数の遊技球が遊技者に新たに与えられるようになってい
る。また、図柄表示装置を備えるタイプのものでは、遊
技球が入賞口へ入ることにより図柄表示が変化し、これ
が予め定められた当たり表示と一致したときには出玉率
が増大するなど所定の特典が得られるようになってい
る。
【0003】このような遊技機における打球発射装置
は、上記のように遊技機の下方右側に設けられた打球発
射ハンドルと、この打球発射ハンドルの捻り操作量を検
知して打球杵を駆動する打球発射機構とから構成されて
いる。打球杵の駆動にはロータリ形ソレノイドを利用し
たものや電動モータを用いたものなど種々ものが知られ
ているが、いずれも打球発射ハンドルの捻り量に応じた
打力調節がなされるようになっている。また、この種の
遊技機では、遊技の展開によっては、意識的に弱い打球
を行って遊技球を遊技盤の左方領域に集めた方が有利と
なる場合があるほか、逆に意識的に強い打球を行って遊
技球を遊技盤の右方領域に集めた方が有利となる場合も
あり、遊技者にとってはこのような球の左右打ち分けも
遊技の興趣をそそられる面白みの一つとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな球の左右打ち分けは、打球発射ハンドルの微妙な操
作に練達した熟練者とこのような操作に慣れていない初
心者とでは巧拙の差が大きく、初心者は思う領域に球を
集めることができずに折角のチャンスを充分に生かし切
れない場合が多かった。また、巧者であっても打ち分け
の切り換えを瞬時に行うことはできず、或る程度の無駄
球の打球を余儀なくされていた。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、遊技球の左右打ち分けを容易且つ正確に
行うことができ、得られたチャンスを充分に生かしてよ
り興趣の高い遊技を楽しむことができるようにした縦型
弾球遊技機の打球発射装置を提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の縦型弾球遊技機
の打球発射装置は、方形枠状の外枠と、この外枠の前側
開口域に合わせた方形状に形成されて外枠に開閉自在に
取り付けられた前枠と、前枠に取り付けられた遊技盤と
を有して構成され、ほぼ立設状態で遊技に供される縦型
弾球遊技機(例えば、実施形態におけるパチンコ機1)
の打球発射装置であって、前枠の前面を左右に延びて設
けられ、中央部に遊技球の受け皿を有した当て板と、当
て板と一体に形成されて受け皿の側方に設けられたベー
スと、ベースにハンドル移動機構を介して取り付けられ
た打球発射ハンドルと、打球発射ハンドルの捻り量に応
じた打力で遊技球を叩打し、遊技球を遊技盤内に発射供
給する打球発射機構と、ベースに設けられ、遊技盤にお
ける左方領域又は右方領域を指定可能な領域指定手段
(例えば、実施形態における左右の領域指定ボタン8
1,82)と、領域指定手段により遊技盤の左方領域が
指定されているときには打球発射機構により発射供給さ
れた遊技球が常に左方領域を落下するように、領域指定
手段により遊技盤の右方領域が指定されているときには
打球発射機構により発射供給された遊技球が常に右方領
域を落下するように打球発射機構による遊技球の打力調
節を行う打力調節手段とを有し、ハンドル移動機構は、
ベースの前面から前方に延びたガイド部材(例えば、実
施形態における外筒31)と、前端部に打球発射ハンド
ルを保持し、ガイド部材に案内されて前枠の前後方向に
スライド移動可能なスライド部材(例えば、実施形態に
おける内筒32)と、スライド部材をガイド部材に固定
可能な固定手段とから構成される。
【0007】本発明の打球発射装置においては、遊技者
が打球発射ハンドルを捻り操作すると、打球発射機構は
その捻り量に応じた打力で遊技球を叩打し、遊技球を遊
技盤内に発射供給するのであるが、打力調節手段が、ベ
ースに設けられた領域指定手段により遊技盤の左方領域
が指定されているときには、打球発射機構により発射供
給された遊技球が常にこの左方領域を落下するように、
また領域指定手段により遊技盤の右方領域が指定されて
いるときには、打球発射機構により発射供給された遊技
球が常にこの右方領域を落下するように、打球発射機構
による遊技球の打力調節を行うようになっているので、
遊技者は領域指定手段を操作するのみで遊技球の左右打
ち分けを正確に行うことができ、得られたチャンスを充
分に生かしてより興趣の高い遊技を楽しむことができる
ようになる。また、打球発射ハンドルはこれを前後方向
に移動可能なハンドル移動機構を介してベースに取り付
けられているので、遊技者はこの打球発射ハンドルの位
置を調節して領域指定手段の操作を行い易くすることが
できる。更に、ベースと当て板とは一体に形成された構
成となっているので、部品点数を少なくすることがで
き、コストダウンを図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態について説明する。ここでは、本発明の
適用対象が縦型弾球遊技機の代表例であるパチンコ機で
ある場合を例に説明するが、これに類似した他の縦型弾
球遊技機(例えばアレンジボール等)についても本発明
は同様に適用可能である。
【0009】図1は本発明の第1の実施形態を適用した
パチンコ機1を示しており、図1(A)はその正面図、
図1(B)は右側面図である。また、図2は図1(A)
における領域IIの拡大図である。本パチンコ機1は、所
定の外郭方形枠状に構成されて「遊技島」と呼ばれる設
置用設備にほぼ立設状態で据え付けられた外枠3の前側
において、この外枠3の前側開口域に合わせた方形枠状
に構成された前枠4が、互いの正面左側上下部に配設さ
れた上下ヒンジ5,6及び正面右側に設けられた施錠装
置7を利用して着脱及び開閉(片持ち横開き)自在に組
み付けられた構成となっている。また、遊技島にはこの
パチンコ機1の下方を前方(遊技者側)に突出して延び
たテーブル2が設けられており、このテーブル2上には
遊技者が獲得した遊技球の収納容器(図示せず)等を置
くことができる。
【0010】前枠4の各部には必要な遊技構成部材とし
て、前枠4の前面領域に合わせた方形枠サイズの開閉自
在なガラス枠8、このガラス枠8の下方において同じく
前枠4に対して開閉自在に構成された中央扉9(ヒンジ
は正面左側)、この中央扉9の前面に取り付けられた上
受け皿10、中央扉9の下方を左右に延びて着脱自在に
設けられ、その中央部に下受け皿11を有する当て板1
2等がそれぞれ備え付けられており、当て板12の正面
右方には遊技者が操作する打球発射ハンドル34が前枠
4の前面側に突出して設けられている。
【0011】遊技構成部材としては更に、パチンコゲー
ムを展開し得る遊技盤16が前枠4内に保持された方形
枠状の収納枠(図示せず)に着脱(交換)可能に保持さ
れており、ガラス枠8中央の矩形状開口部8aには透明
のガラス板13が取り付けられている。ガラス枠8が前
枠4内に収容された閉扉状態では、遊技盤16の前面は
ガラス板13の裏面と対向した状態となる。更に、遊技
盤16を保持する上記収納枠の裏側には、賞球貯蔵用の
タンク14のほか、図示しないその他の構成部品(球寄
せカバー、制御基板、受電・入出力用のターミナル基
板、払い出し機構等)を所定位置に保持する裏機構板1
5が収納枠に対して開閉自在に取り付けられている。
【0012】図3は遊技球を遊技盤16内(遊技領域
内)に発射供給する打球発射装置20の構成を示す要部
分解斜視図であり、図4は打球発射ハンドル34の近傍
領域を右側方より見た部分断面図、図5は打球発射ハン
ドル34の近傍領域を上方より見た部分断面図である。
打球発射装置20は上記当て板12の右方に位置するベ
ース21(図2、図4及び図5参照。図3には示さず)
と、このベース21にハンドル移動機構を介して取り付
けられた打球発射ハンドル34と、打球発射ハンドル3
4の捻り量に応じた打力で遊技球を叩打し、この遊技球
を遊技盤16内(遊技領域内)に発射供給する打球発射
機構と、ベース21に設けられ、遊技盤16における左
方領域G1又は右方領域G2(図10参照)を指定可能
な左右の領域指定ボタン81,82(図2及び図3参
照)と、左の領域指定ボタン81により左方領域G1が
指定されているときには上記打球発射機構により発射供
給された遊技球が常にこの左方領域G1を落下する(遊
技盤16上の左方落下開始領域L1(図10参照)にお
いて落下を始める)ように、また右の領域指定ボタン8
2により右方領域G2が指定されているときには打球発
射機構により発射供給された遊技球が常にこの右方領域
G2を落下する(遊技盤16上の右方落下開始領域L2
(図10参照)において落下を始める)ように打球発射
機構による遊技球の打力調節を行う打力調節手段(後述
する打力調節回路90及び制御装置40)とを有して構
成されている。
【0013】ベース21は図4及び図5に示すように断
面台形状の中空構造をしており、当て板12の右方に位
置してこの当て板12と一体に形成されている。ハンド
ル移動機構は、ベース21(図3には示さず)の中央部
に設けられた外筒保持部21a(図4及び図5参照)を
前後方向に貫通して前方に延びた外筒31と、この外筒
31内に挿設されて外筒31の軸方向、すなわち前枠4
の前後方向にスライド移動自在な内筒32(図3には示
さず。図4及び図5参照)と、この内筒32の前端部に
図示しないねじにより着脱自在に取り付けられたハンド
ル保持部33と、内筒32を外筒31に固定可能な固定
手段(金具60と係止ねじS1とからなる。詳細は後
述)とを有して構成される。
【0014】外筒31は、図4及び図5に示すように、
前枠4下部の前面側に形成された窪み4aにその基部3
1aを嵌入させた状態で、基部31aの外周部に設けら
れたフランジ31b(図も参照)が前枠4に螺設されて
おり、ベース21は外筒保持部21aに外筒31を前後
方向に貫装させた状態でフランジ31bの前方に位置し
ている。ハンドル保持部33は前述のように図示しない
ねじにより内筒32の前端部に取り付けられるが、この
ハンドル保持部33の取り付けは、内筒32が挿設され
た外筒31を前枠4に取り付け、更にベース21を(す
なわち当て板12を)前枠4に取り付けた後に行われ
る。
【0015】打球発射ハンドル34は、ハンドル保持部
33の前面側に螺設されたグリップ部34aと、このグ
リップ部34aに対して捻り操作自在に取り付けられた
レバー部34bとから構成されている。打球発射ハンド
ル34のレバー部34bはハンドル保持部33内に設け
られた捻りコイルばね(図示せず)により常時図3中の
矢印B1方向に付勢されており、遊技者は、遊技球の発
射操作を行うときには、このレバー部34bを上記捻り
コイルばねの付勢力に抗して図3中の矢印B2方向に捻
り操作する。
【0016】図6(A)は内筒32及びこれに固定され
る金具60を内筒32の後方斜め上方から見た分解斜視
図であり、図6(B)は金具60を取り付けた内筒32
を前方(図6(A)における矢印Cの方向)から見た部
分断面図である。これら両図に示すように、内筒32は
丸みを帯びた四辺形の閉断面形状をなしており、その上
辺部の外面側には長手方向(外筒31に対するスライド
方向)に延びたスライド溝32aが設けられている。金
具60は内筒32の後端部に位置する基部61と、この
基部61から前方に延びて形成された左右のアーム部6
2とからなっており、これら両アーム部62それぞれの
前端部に形成された係止爪62aを内筒32の左右両辺
部に形成された係止溝32bに係止させるとともに、図
示しない複数のねじにより金具60側のねじ穴61aと
内筒32側のねじ穴32cとが接合されて内筒32に取
り付けられる。金具60の左右のアーム部62はそれぞ
れ両端が支持された梁状になって面外方向に微少量の弾
性変形が可能であり、それぞれの中間部には左右で一対
となる係止穴63が複数組(ここでは3組)所定間隔を
おいて設けられている。
【0017】図7は外筒31を前方(図6の矢印Cに相
当する方向)から見た部分断面図である。この図に示す
ように、外筒31は内筒32を挿入できる大きさの内部
領域を有して底辺部が水平に形成されたほぼ円形の閉断
面形状をなしており、その上頂部の内面側には軸方向
(長手方向)に延びた突状部31cが設けられている。
この突状部31cは、内筒32が外筒31に挿入された
状態で内筒32に形成された上記スライド溝32aと係
合されるようになっており、内筒32を外筒31に対し
てスライド移動させたときに、内筒32が外筒31の軸
回り方向に捻れることがないようになっている。また、
外筒31の左右側辺部には係止ねじS1が外方から内方
に向かうように取り付けられており、その先端部は内筒
32に取り付けられた金具60の係止穴63と係合する
ようになっている。なお、これら金具60と係止ねじS
1とから、内筒32を外筒31に固定する前述の固定手
段が構成される。
【0018】ここで、金具60のアーム62上に形成さ
れた複数の係止穴63のうち最も手前側(遊技者から見
て手前側。図4では紙面の左方)に位置するもの(図4
中に示す係止穴63a)は、打球発射ハンドル34を最
も前枠4側へ近づけた状態の打球発射ハンドル34の位
置である「最大押し込み位置」(図4において示す打球
発射ハンドル34の位置)に位置させたときに外筒31
に取り付けられた上記係止ねじS1と係合する位置に形
成されている。また、上記複数の係止穴63のうち最も
奥側(遊技者から見て最も前枠4に近い側。図4では紙
面の右方)に位置するもの(図4中に示す係止穴63
c)は、打球発射ハンドル34を最も手前側に近づけた
状態の打球発射ハンドル34の位置である「最大引き寄
せ位置」に位置させたときに上記係止ねじS1と係合す
る位置に形成されている。また、それ以外の係止穴63
(図4中に示す係止穴63b)は、これら両係止穴63
間(係止穴63a,63c間)にほぼ等間隔で形成され
る。
【0019】また、図7に示すように、外筒31の下辺
部にはガイドねじS2が外方から内方に向かうように取
り付けられており、その先端部は内筒32の下辺部に内
筒32のスライド移動方向に延びて設けられたガイド溝
32d(図6(B)参照)内に位置している(図4参
照)。このガイド溝32dは、内筒32が外筒31から
抜け落ちることがないように設けられるものであり、打
球発射ハンドル34が上記両位置(「最大押し込み位
置」と「最大引き寄せ位置」)の間をのみ移動するよう
に、内筒32の外筒31に対するスライド移動領域を制
限する位置及び長さに設けられている。すなわち、ガイ
ド溝32dの手前側の端部は打球発射ハンドル34が
「最大押し込み位置」に位置したときに外筒31に取り
付けられた上記ガイドねじS2と当接する位置に形成さ
れており、ガイド溝32dの奥側の端部は打球発射ハン
ドル34が「最大引き寄せ位置」に位置したときに上記
ガイドねじS2と当接する位置に形成されている。な
お、図4は打球発射ハンドル34が「最大押し込み位
置」に位置してガイドねじS2がガイド溝32dの手前
側端部に当接している状態を示している。
【0020】ハンドル移動機構はこのような構成を有し
ているため、遊技者は内筒32を外筒31に対してスラ
イド移動させつつ、打球発射ハンドル34を上記「最大
押し込み位置」と「最大引き寄せ位置」との間で移動さ
せることができるが、外筒31に設けられた左右の係止
ねじS1が、内筒32と一体となって移動する金具60
のアーム62に形成された3組の係止穴63(63a,
63b,63c)のいずれかと係止した位置で内筒32
は外筒31に対して固定される。また、このように固定
された打球発射ハンドル34を隣の固定位置へ移動させ
るには、打球発射ハンドル34をその方向へ押し込み、
或いは引き寄せればよく、このような操作により係止穴
63と係止ねじS1との係合は外れ、内筒32は外筒3
1内をスライド移動する。このスライド移動の最中、金
具60の両アーム62は係止ねじS1の先端部に押圧さ
れて内筒32の中心方向に若干撓んだ状態となるが、係
止ねじS1が隣の係止穴63に至った時点で両アーム6
2は元の状態(撓まない状態)に復帰し、係止ねじS1
はその係止穴63に係合して内筒32は外筒31に固定
される。
【0021】ここで、図6(A)に示すように、内筒3
2の上面側の最前部にスライド方向を示す矢印のマーク
Mが記されていれば、これが外筒31と内筒32の間か
ら遊技者に見えるようになり、打球発射ハンドル34を
矢印Mの方向に動かして打球発射ハンドル34の操作位
置の変更ができることを遊技者に知らせることができ
る。
【0022】打球発射機構は図3に詳しく示すように、
前枠4下部の裏面側に遊技盤16の盤面とほぼ平行な姿
勢に取り付けられた矩形平板状の固定ベース41(図4
及び図5も参照)と、この固定ベース41に取り付けら
れ、固定ベース41の背面側を遊技盤16の盤面とほぼ
平行な面内で揺動可能な打球杵(ハンマー)42と、こ
の打球杵42を常時図3中の矢印A1方向に付勢するリ
ターンスプリング43と、打球杵42と当接して打球杵
42の矢印A1方向への揺動範囲を制限するストッパ4
4と、リターンスプリング43の上記付勢力に抗して打
球杵42を図3中の矢印A2の方向に揺動付勢するロー
タリ形ソレノイド45とから構成される。
【0023】ハンドル保持部33には、レバー部34b
に触れた人体の静電容量を検出することで遊技者が打球
発射ハンドル34に触れているか否かを検知するタッチ
板36が設けられており、このタッチ板36により検出
された情報は内筒32内を通って前枠4の裏面側へ延び
たハーネス39(図4及び図5参照)を介して制御装置
40(図9参照)に入力される。また、ハンドル保持部
33内には図3に示すように駆動スイッチ37が設けら
れており、レバー部34bを捻り操作していない状態で
はオフであるが、レバー部34bを所定量(遊び)以上
の量で捻り操作したときにオンとなるようになってい
る。
【0024】この駆動スイッチ37のオンオフ信号も上
記ハーネス39を介して制御装置40へ入力されるよう
になっており、制御装置40はタッチ板36を介して遊
技者がレバー部34bに触れていることを検知し、且つ
駆動スイッチ37がオンとなっていることを検知してい
るときには、ロータリ形ソレノイド45への電流の供給
と遮断とを一定時間間隔で行う(すなわち、ロータリ形
ソレノイド45への電流供給のオンオフを連続して行
う)。これにより打球杵42は図3中の矢印A2方向へ
揺動付勢された後、一定時間経過後にはリターンスプリ
ング43の付勢力を受けて図3中の矢印A1の方向に勢
い良く揺動し、その後ストッパ44に当接して静止する
動作を繰り返し行う。この打球杵42の矢印A1方向へ
の揺動時、発射レール71下端の所定位置に供給されて
いた遊技球は打球杵42の上端部から左方に突出形成さ
れた槌部42aにより叩打され、発射レール71上を転
がって遊技盤16内(遊技領域内)に供給される。
【0025】ここで、発射レール71は中央扉9の裏面
側に相当する前枠4の下部スペースに右下方から左上方
に向かって延びるように設けられており、遊技球は中央
扉9の裏面側に取り付けられた球送り装置72より上記
所定位置に順次供給される。この球送り装置72は内蔵
された球送りソレノイド72aに電流が供給されて磁化
されたときに図示しない鉄片を引き付けることにより球
供給口(図示せず)を開口し、上方に設けられた球供給
口72bより供給されて貯蔵された球(貯蔵できる球は
2,3個)を順次発射レール71上に送り込むので、遊
技球は打球杵42により連続的に叩打され、遊技球は遊
技盤16内に次々と供給される。なお、上記駆動スイッ
チ37はハンドル保持部33の左側方から外方に突出し
て設けられた発射停止レバー38(図3参照)を指で操
作したときにもオフとなるようになっているので、遊技
者は打球発射ハンドル34の操作と発射停止レバー38
の操作とを組み合わせることにより一発ずつの打球を行
うことも可能である。
【0026】図8は打球発射ハンドル34のレバー部3
4bの捻り操作とロータリ形ソレノイド45及び球送り
ソレノイド72aのオンオフ状態の関係を示すタイミン
グチャートであり、打球発射の1サイクルは図中に示す
区間Tに相当する。このチャートから判るように、タッ
チ板36を介して打球発射ハンドル34に遊技者が触れ
ていることが検出されており、且つレバー部34bが捻
り操作されて駆動スイッチ37がオフからオンになる
と、制御装置40によりロータリ形ソレノイド45が駆
動(オンオフ)される。これにより打球杵42は遊技球
の叩打動作を行うが、この叩打動作に合わせて球送りソ
レノイド72aが駆動(オンオフ)されて次々に遊技球
を発射レール71上に供給するので、打球は連続的に行
われる。なお、図8において、球送りソレノイド72a
のオンオフ動作M1により供給された遊技球は、その直
後に行われるロータリ形ソレノイド45のオンオフ動作
N1に対応する打球杵42の駆動により叩打される。
【0027】図2、図4及び図5に示すように、左右の
領域指定ボタン81,82はベース21上の左右位置に
前方に突出して設けられており、指でベース21側へ押
圧操作するごとに操作部が押し込まれた「押し込み位
置」と操作部が手前側に突出した「通常位置」とが切り
替わるように構成されている。図9はこれら左右の領域
指定ボタン81,82と繋がる打力調節回路90及び制
御装置40からなる打力調節手段の構成図であり、図中
に示す第1スイッチSW1は左の領域指定ボタン81が
通常位置にあるときには端子t11に接続し、同ボタン
81が押し込み位置にあるときには端子t12に接続す
るようになっている。また、第2スイッチSW2は右の
領域指定ボタン82が通常位置にあるときには端子t2
1に接続し、同ボタン82が押し込み位置にあるときに
は端子t22に接続するようになっている。
【0028】上記左右の領域指定ボタン81,82それ
ぞれの操作部にはLEDランプ81a,82bが設けら
れており、左の領域指定ボタン81が押し込み位置にあ
り、第1スイッチSW1が端子t12に接続していると
き(第2スイッチSW2が端子t21,t22のいずれ
に接続しているかは問わない)には左のLEDランプ8
1aが点灯するようになっている。また、右の領域指定
ボタン82が押し込み位置にあり、第2スイッチSW2
が端子t22に接続しているときには右のLEDランプ
82aが点灯するようになっているが、これには左の領
域指定ボタン82が通常位置にあること(第1スイッチ
SW1が端子t11に接続していること)を条件として
いる。このため、左右の領域指定ボタン81,82がと
もに押し込み位置にあるときには左の領域指定ボタン8
1が押し込み位置状態にあることの方が優先して判断さ
れ、右のLEDランプ82aは点灯せずに左のLEDラ
ンプ81aのみが点灯する。
【0029】図9から判るように、左右の領域指定ボタ
ン81,82がともに通常位置にあり、第1スイッチS
W1が端子t11に接続し、第2スイッチSW2が端子
t21に接続しているときには可変抵抗器VRのみが接
続される。そして、左の領域指定ボタン81が押し込み
位置にあり、第1スイッチSW1が端子t12に接続し
ているときには、右の領域指定ボタン82が通常位置に
ある(第2スイッチSW2が端子t21に接続する)か
押し込み位置にある(第2スイッチSW2が端子t22
に接続する)かを問わず、第1固定抵抗器R1のみが接
続される。また、左の領域指定ボタン81が通常位置
に、また右の領域指定ボタン82が押し込み位置にあ
り、第1スイッチSW1が端子t11に接続し、第2ス
イッチSW2が端子t22に接続しているときには第2
固定抵抗器R2のみが接続される。ここで、可変抵抗器
VRは図3に示すようにハンドル保持部33内に設けら
れており、打球発射ハンドル34のレバー部34bと連
結した操作軸35の捻り角度(すなわちレバー部34b
の捻り角度)が大きいときほどその抵抗値は小さくなる
ようになっている。
【0030】制御装置40は、上述のようにタッチ板3
6を介して遊技者がレバー部34bに触れていることを
検知し、且つ駆動スイッチ37がオンとなっていること
を検知しているときには、ロータリ形ソレノイド45へ
の電流の供給と遮断とを行って(ロータリ形ソレノイド
45への電流供給をオンオフして)打球杵42に遊技球
を叩打させる制御を行うが、このとき制御装置40は打
力調節回路90より出力される電流、すなわち第1及び
第2スイッチSW1,SW2のオンオフ状態及び打球発
射ハンドル34の捻り状態に応じた大きさの電流を用い
てロータリ形ソレノイド45をオンオフする。
【0031】先ず、左右の領域指定ボタン81,82が
ともに通常位置にあり(左右のLEDランプ81a,8
2aはともに消灯)、第1スイッチSW1が端子t11
に接続し、且つ第2スイッチSW2が端子t21に接続
しているときには可変抵抗器VRのみが接続され、ロー
タリ形ソレノイド45には可変抵抗器VRの抵抗値の大
きさに応じた電流(すなわち打球発射ハンドル34のレ
バー部34bの捻り量の大きさに応じた電流)が供給さ
れる。ここで、上述のように、可変抵抗器VRの抵抗値
はレバー部34bの捻り量が大きいときほど小さい値が
設定されるようになっているので、打力調節回路90よ
り出力される電流はレバー部34bの捻り量が大きいと
きほど大きく、これにより打球杵42が矢印A2の方向
に揺動付勢されるときの揺動角も大きくなるので、遊技
球の叩打力も大きくなる。
【0032】打球杵42により叩打された遊技球は、図
10に示すように遊技盤16の左方に設けられた曲がり
レール17の外側(図の左側)の領域を遡って出口開口
17aより遊技盤16内に放出され、遊技盤16上の落
下開始領域Lのいずれかの位置より落下を始めてその後
遊技盤16内を転動しながら落ちていく。ここで、打球
杵42により叩打された遊技球が落下開始領域Lのどの
位置で落下を始めるかは打球杵42が矢印A2方向へ付
勢されるときの揺動角に依存し、矢印A2方向へ付勢さ
れるときの揺動角が小さいときほど遊技球は落下開始領
域Lの左方(左方落下開始領域L1側)で落下を始め、
矢印A2方向への揺動角が大きいときほど遊技球は落下
開始領域Lの右方(右方落下開始領域L2側)で落下を
始める(但し、揺動角が小さ過ぎる場合には曲がりレー
ル17の出口開口17aより飛び出すことができずに曲
がりレール17の外側領域を逆戻りすることもあり、揺
動角が大き過ぎる場合には遊技盤16の右方上部のゴム
クッション18に衝突して遊技盤16の内方に跳ね返さ
れることもある)。
【0033】遊技球が遊技盤16上の落下開始領域Lの
どの辺りから落下し始めるかはその後の遊技球の行方に
影響するので遊技者にとっては重要なことであり、遊技
者は打球発射ハンドル34bの捻り操作量を調整して遊
技球の落下開始位置を積極的にコントロールするのが常
である。このため打球杵42により叩打された遊技球が
遊技盤16上における落下開始領域Lの所望の位置で落
下させることができるよう、可変抵抗器VRの抵抗値の
可変範囲(レンジ)は充分な大きさに確保する必要があ
る。
【0034】また、左の領域指定ボタン81が押し込み
位置にあり(左のLEDランプ81aが点灯、右のLE
Dランプ82aは消灯)、第1スイッチSW1が端子t
12に接続されているときには第1固定抵抗器R1のみ
が接続され、ロータリ形ソレノイド45には第1固定抵
抗器R1の抵抗値の大きさに対応した電流(レバー部3
4bの捻り量には依存しない大きさの電流)が供給され
る。ここで第1固定抵抗器R1の抵抗値は、打球杵42
に叩打されて遊技盤16内に発射された遊技球が常に遊
技盤16上の左方落下開始領域L1において落下する大
きさの揺動角で打球杵42が図3中の矢印A2方向に揺
動付勢される大きさに設定される。
【0035】また、左の領域指定ボタン81が通常位置
に、また右の領域指定ボタン82が押し込み位置にあり
(左のLEDランプ81aは消灯、右のLEDランプ9
2aが点灯)、第1スイッチSW1が端子t11に接続
され、且つ第2スイッチSW2が端子t22に接続され
ているときには第2固定抵抗器R2のみが接続され、ロ
ータリ形ソレノイド45には第2固定抵抗器R2の抵抗
値の大きさに対応した電流(レバー部34bの捻り量に
は依存しない大きさの電流)が供給される。ここで第2
固定抵抗器R2の抵抗値は、打球杵42に叩打されて遊
技盤16内に発射された遊技球が常に遊技盤16の右方
落下開始領域L2において落下する大きさの揺動角で打
球杵42が図3中の矢印A2方向に揺動付勢される大き
さに設定される。なお、上記左方落下開始領域L1及び
右方落下開始領域L2がそれぞれ或る程度の幅(範囲)
を有しているのは、打球発射機構による遊技球の打球強
さにばらつきがあるためである。
【0036】このような構成を有するパチンコ機1にお
いて通常の打球操作を行う場合には、遊技者は、左右の
領域指定ボタン81,82をともに通常位置に位置させ
た状態で(このとき左右のLEDランプ81a,82a
はともに消灯)レバー部34bの捻り操作を行う。この
ときロータリ形ソレノイド45にはレバー部34bの捻
り量に応じた電流が供給されるので、遊技球を遊技盤1
6の左方領域G1に集めたいときにはレバー部34bの
捻り量を小さくすればよく、遊技球を遊技盤16の右方
領域G2に集めたいときにはレバー部34bの捻り量を
大きくすればよい。
【0037】ここで、遊技球を確実に遊技盤16の左方
領域G1に集めたいときには、遊技者は左の領域指定ボ
タン81を押圧すればよい(左方領域G1の指定操
作)。これにより左の領域指定ボタン81は押し込み位
置に位置し、左のLEDランプ81aは点灯状態にな
る。このときロータリ形ソレノイド45には第1抵抗器
R1の抵抗値に応じた電流が供給されるので、打球杵4
2により叩打された遊技球は遊技盤16上の左方落下開
始領域L1より落下を始め、遊技球は必ず左方領域G1
を落下するようになる。
【0038】一方、遊技球を確実に遊技盤16の右方領
域G2に集めたいときには、遊技者は右の領域指定ボタ
ン82を押圧すればよい(左方領域G2の指定操作)。
これにより右の領域指定ボタン82は押し込み位置に位
置し、右のLEDランプ82aは点灯状態になる。この
ときロータリ形ソレノイド45には第2抵抗器R2の抵
抗値に応じた電流が供給されるので、打球杵42により
叩打された遊技球は遊技盤16上の右方落下開始領域L
2より落下を始め、遊技球は必ず右方領域G2を落下す
るようになる。なお、右の領域指定ボタン82を通常位
置から押圧操作する前に左の領域指定ボタン81が既に
押し込み位置にあるときには、これ(左の領域指定ボタ
ン81)を押圧操作して通常位置に戻しておく必要があ
るが、左の領域指定ボタン81が押し込み位置にある状
態で右の領域指定ボタン82を通常位置から押圧操作し
た場合には、左の領域指定ボタン81が自動的に通常位
置に復帰する構成としてもよい。
【0039】図11は上記打力調節回路90の変形例を
示すものである。この図に示す打力調節回路90’で
は、上記打力調節回路90と同様、第1スイッチSW1
は左の領域指定ボタン81が通常位置にあるときには端
子t11に接続しているが、同ボタン81が押し込み位
置にあるときには端子t12に接続するようになってい
る。また、第2スイッチSW2は右の領域指定ボタン8
2が通常位置にあるときには端子t21に接続している
が、同ボタン82が押し込み位置にあるときには端子t
22に接続するようになっている。更に、左の領域指定
ボタン81が押し込み位置にあるとき(第1スイッチS
W1が端子t12に接続しているとき)には左のLED
ランプ81aが点灯し、右の領域指定ボタン82が押し
込み位置にあるとき(第2スイッチSW2が端子t22
に接続しているとき)には右のLEDランプ82aが点
灯するようになっている。そして、左右の領域指定ボタ
ン81,82がともに押し込み位置にあるときには、左
のLEDランプ81aのみが点灯するようになってい
る。
【0040】図11から判るように、第1スイッチSW
1が端子t11に接続し、第2スイッチSW2が端子t
21に接続しているとき(左右の領域指定ボタン81,
82がともに通常位置にあるとき)には第3固定抵抗器
R13と可変抵抗器VR1が直列に接続される。そし
て、第1スイッチSW1が端子t12に接続していると
き(左の領域指定ボタン81が押し込み位置にあると
き)には、第2スイッチSW2が端子t21,t22の
いずれに接続しているかを問わず(右の領域指定ボタン
82が通常位置にあると押し込み位置にあるとを問わ
ず)、第1固定抵抗器R11と可変抵抗器VR1が直列
に接続される。また、第1スイッチSW1が端子t11
に接続し、第2スイッチSW2が端子t22に接続して
いるとき(左の領域指定ボタン81が通常位置にあり、
右の領域指定ボタン82が押し込み位置にあるとき)に
は、第2固定抵抗器R12と可変抵抗器VR1が直列に
接続される。
【0041】このような構成の打力調節回路90’にお
いては、先ず、左右の領域指定ボタン81,82がとも
に通常位置にあり(左右のLEDランプ81a,82a
はともに消灯)、第1スイッチSW1が端子t11に接
続され、且つ第2スイッチSW2が端子t21に接続さ
れているときには第3抵抗器R13と可変抵抗器VRが
直列に接続され、ロータリ形ソレノイド45には第3抵
抗器R13の抵抗値に可変抵抗器VRの抵抗値を加えた
抵抗値の大きさに対応した電流(打球発射ハンドル34
のレバー部34bの捻り量の大きさに応じた電流)が供
給される。このため上記打力調節回路90の場合と同
様、本打力調節回路90’より出力される電流はレバー
部34bの捻り量が大きいときほど大きく、これにより
打球杵42が矢印A2の方向に揺動付勢されるときの揺
動角も大きくなるので、遊技球の叩打力も大きくなる。
【0042】また、左の領域指定ボタン81が押し込み
位置にあり(左のLEDランプ81aが点灯、右のLE
Dランプ82aは消灯)、第1スイッチSW1が端子t
12に接続されているときには、第1固定抵抗器R11
と可変抵抗器VR1が直列に接続され、ロータリ形ソレ
ノイド45には第1固定抵抗器R11の抵抗値に可変抵
抗器VR1の抵抗値を加えた抵抗値の大きさに対応した
電流(打球発射ハンドル34のレバー部34bの捻り量
の大きさに応じた電流)が供給される。ここで、可変抵
抗器VR1の抵抗値はレバー部34bの捻り量が大きい
ほど小さくなるようになっているが、レバー部34bの
捻り量が最小(遊びを超えた量)であるときの総抵抗
値、すなわち第1固定抵抗器R11の抵抗値と可変抵抗
器VR1の抵抗値の最大値との和は、打球杵42により
叩打された遊技球が遊技盤16上の左方落下開始領域L
1の最左方において落下する値に設定されており、また
レバー部34bの捻り量が最大であるときの総抵抗値、
すなわち第1固定抵抗器R11の抵抗値と可変抵抗器V
R1の抵抗値の最小値との和は、打球杵42により叩打
された遊技球が左方落下開始領域L1の最右方において
落下する値に設定される。このため打球杵42に叩打さ
れて遊技盤16内に発射された遊技球は、常に遊技盤1
6上の左方落下開始領域L1内において落下するように
なっていながら、更にその左方落下開始領域L1内での
落下位置を微調整することが可能である。
【0043】一方、左の領域指定ボタン81が通常位置
に、また右の領域指定ボタン82が押し込み位置にあり
(左のLEDランプ81aは消灯、右のLEDランプ9
2aが点灯)、第1スイッチSW1が端子t11に接続
され、且つ第2スイッチSW2が端子t22に接続され
ているときには、第2固定抵抗器R12と可変抵抗器V
R1が直列に接続され、ロータリ形ソレノイド45には
第2固定抵抗器R12の抵抗値に可変抵抗器VR1の抵
抗値を加えた抵抗値の大きさに対応した電流(打球発射
ハンドル34のレバー部34bの捻り量の大きさに応じ
た電流)が供給される。ここで、可変抵抗器VR1の抵
抗値はレバー部34bの捻り量が大きいほど小さくなる
ようになっているが、レバー部34bの捻り量が最小
(遊びを超えた量)であるときの総抵抗値、すなわち第
2固定抵抗器R12の抵抗値と可変抵抗器VR1の抵抗
値の最大値との和は、打球杵42により叩打された遊技
球が右方落下開始領域L2の最左方において落下する値
に設定されており、またレバー部34bの捻り量が最大
であるときの総抵抗値、すなわち第1固定抵抗器R12
の抵抗値と可変抵抗器VR1の抵抗値の最小値との和
は、打球杵42により叩打された遊技球が右方落下開始
領域L2の最右方において落下する値に設定される。こ
のため打球杵42に叩打されて遊技盤16内に発射され
た遊技球は、常に遊技盤16上の右方落下開始領域L2
内において落下するようになっていながら、更にその右
方落下開始領域L2内での落下位置を微調整することが
可能である。
【0044】このように本パチンコ機1に備えられた打
球発射装置20においては、遊技者が打球発射ハンドル
34を捻り操作すると、打球発射機構はその捻り量に応
じた打力で遊技球を叩打し、遊技球を遊技盤16内に発
射供給する(このため、遊技者は遊技球を遊技盤16上
の落下開始領域L内の任意の位置から落下させることが
できる)のであるが、打力調節回路90及び制御装置4
0からなる打力調節手段が、ベース21に設けられた左
の領域指定ボタン81により遊技盤16の左方領域G1
が指定されているときには、打球発射機構により発射供
給された遊技球が常にこの左方領域G1を落下するよう
に、また右の領域指定ボタン82により遊技盤16の右
方領域G2が指定されているときには、打球発射機構に
より発射供給された遊技球が常にこの右方領域G2を落
下するように打球発射機構による遊技球の打力調節を行
うようになっているので、遊技者は左右の領域指定ボタ
ン81,82を操作するのみで遊技球の左右打ち分けを
正確に行うことができ、得られたチャンスを充分に生か
してより興趣の高い遊技を楽しむことができるようにな
る。また、打球発射ハンドル34はこれを前後方向に移
動可能なハンドル移動機構を介してベース21に取り付
けられているので、遊技者はこの打球発射ハンドル34
の位置を調節して左右の領域指定ボタン81,82の操
作を行い易くすることができる。更に、ベース21と当
て板12とは一体に形成された構成となっているので、
部品点数を少なくすることができ、コストダウンを図る
ことができる。
【0045】図12は上記第1の実施形態の変形例であ
る。なお、上述の例では、ハンドル保持部33の取り付
けは、内筒32が挿設された外筒31を前枠4に取り付
け、更に当て板12を前枠4に取り付けた後に行われる
ようになっていたが、この図12に示す変形例によれ
ば、前枠4に当て板12、すなわちベース21を取り付
けた後で、外筒31、内筒32、ハンドル保持部33及
び打球発射ハンドル34が一体となったユニットをベー
ス21に取り付けることが可能である。すなわち、この
変形例では図12にから判るように、ベース21の下部
にねじ取り付け孔21bが形成されており、このねじ取
り付け孔21bより外筒31をベース21の外筒保持部
21aに固定するねじS3を取り付けることができるよ
うになっている。また、このねじS3は上記外筒31の
下辺部に取り付けられるガイドねじS2と同様の役割を
果たすものであり、その先端部は内筒32の下辺部に内
筒32のスライド移動方向に延びて設けられた上記ガイ
ド溝32d内に位置するようになっている。
【0046】図13は本発明の第2の実施形態に係る打
球発射装置を説明するものであり、図13(A)は打球
発射ハンドル34の近傍領域をパチンコ機1の右方から
見た要部部分断面図、図13(B)は図13(A)にお
ける矢視D−Dから見た端面図である。本実施形態に係
る打球発射装置では、上述の第1の実施形態における外
筒31と同様の手順により前枠4前面に取り付けられる
外筒131は円形の閉断面形状をなしており、前端部に
打球発射ハンドル34が取り付けられる内筒132はこ
の外筒131内をスライド移動できるように、外筒13
1の内周面と接触する円弧外周部を上下に有した閉断面
形状をなしている。この実施形態では前述の第1の実施
形態において示したような金具60は用いられず、内筒
132の一方側の側面に外筒131に対するスライド方
向に延びて形成された主溝133aと、この主溝133
aから内筒132の面内を直角方向に延びた複数の係止
溝133bとからなるガイド溝133が設けられる。な
お、本実施形態では第1の実施形態のように互いに係合
するスライド溝(内筒32に形成されたスライド溝32
a)及び突状部(外筒31に形成された突状部31c)
は不要である。
【0047】このガイド溝133のうち係止溝133b
は打球発射ハンドル34の固定位置、すなわち内筒13
2の外筒131に対する固定位置に対応して設けられ
る。従って打球発射ハンドル34の固定位置を第1の実
施形態のように3箇所とするならば係止溝133bの数
は3つとなり、図13(A)に示すようにガイド溝13
3はアルファベットの「E」字状に形成される。また、
ガイド溝133の主溝133aは前述の第1の実施形態
における内筒32の下辺部に形成されたガイド溝32d
に相当するものであり、この主溝133aにより内筒1
32の外筒131に対するスライド移動領域が制限さ
れ、内筒132の外筒131からの抜け落ちが防止され
る。また、外筒131の側面には先端部が上ガイド溝1
33内に位置するようにガイドねじS11が外方から内
方に向かって取り付けられる。
【0048】遊技者は、打球発射ハンドル34の固定位
置を変更するときには、打球発射ハンドル34を図3中
の矢印B1の方向に捻って内筒132を外筒131に対
して回転させ、ガイドねじS11を係止溝133bから
主溝133a内に位置させた状態で(このガイドねじS
11が主溝133a内に位置した状態は、打球発射ハン
ドル34がそれ以上矢印B1方向に回らなくなることで
判る)、打球発射ハンドル34を前後方向にスライド移
動させる。そして、好みの固定位置において打球発射ハ
ンドル34を今度は図3中の矢印B2の方向に捻る。こ
れによりガイドねじS11は主溝133aから係止溝1
33b内に位置し、打球発射ハンドル34はその位置に
固定される。なお、この実施形態においても、内筒32
上面側の最前部に打球発射ハンドル34の操作位置の変
更ができることを遊技者に知らせるためのマーク(上記
第1の実施形態で示したマークMに相当するもの)を設
けることができるが、この場合には打球発射ハンドルの
スライド方向のみならず、捻り方向も示すようにするこ
とが好ましい。
【0049】なお、主溝133aから係止溝133bが
延びる方向は、打球時にレバー部34bが捻られる方向
と一致していることが好ましい。このようにすれば、ガ
イドねじS11を係止溝133bから外すときの打球発
射ハンドル34の捻り操作方向は、打球時におけるレバ
ー部34bの捻り操作方向は反対になるので、打球中に
内筒132の外筒131に対する固定が緩む虞がなくな
る。また、図示はしないが各係止溝133bの両側部を
絞った形状にして簡単なデテントを形成し、位置決め後
のガイドねじS11が遊技者による操作なく係止溝13
3bからはずれることを防止できるようにした構成とし
てもよい。
【0050】このように本実施形態に係る打球発射装置
においても前述の第1の実施形態に係る打球発射装置と
同様の効果が得られるが、本実施形態では、第1の実施
形態において必要であった金具60が不要になるので部
品点数が少なくなるという利点がある。また、この第2
の実施形態におけるガイド溝133は、第1の実施形態
における金具60のアーム部62に形成された係止穴6
3と、内筒32の下辺部に形成されたガイド溝32dと
を一体にした働きをなしているので、工作工程が簡単に
なるという利点もある。
【0051】図14及び図15は本発明の第3の実施形
態に係る打球発射装置を説明するものであり、図14は
打球発射ハンドル34の近傍領域をパチンコ機1の右方
から見た要部部分断面図であり、図15は外筒231と
内筒232との結合部近傍を前方斜めから見た斜視図で
ある。この第3の実施形態における外筒231と内筒2
32の外形形状は第2の実施形態における外筒131及
び内筒132とほぼ同じであるが、第2の実施形態にお
いて内筒132に形成されたガイド溝133の代わり
に、第1の実施形態において金具60のアーム部62に
形成された係止穴63と同様の複数の係止穴(窪みでも
よい)263が内筒232のスライド方向に並んで設け
られる。但し、第1の実施形態では係止穴63は左右の
アーム部62に対になるように設けられたが、本実施形
態では内筒232の一方の側面にのみ設けられる。ま
た、本実施形態では、第2の実施形態において外筒13
1に設けられたガイドねじS11の代わりに外筒231
の外方から内方に向かう方向に係止ねじS21が設けら
れ、その先端部を上記係止穴263に係止させることで
内筒232を外筒231に固定できるようになってい
る。また、係止ねじS21の頭部には遊技者が手動でこ
れを捻り操作することができるようにするためのレバー
LVが取り付けられている。
【0052】また、この実施形態では外筒231はベー
ス21と一体に作られており、上記第1の実施形態の変
形例(図12参照)で示したように、前枠4に当て板1
2、すなわちベース21を取り付けた後で、内筒32、
ハンドル保持部33及び打球発射ハンドル34が一体と
なったユニットをベース21に取り付けることができる
ようになっている。すなわちベース221の下部に形成
されたねじ取り付け孔221bより内筒232を外筒2
31に固定するねじS22を取り付けることができるよ
うになっている。更に、このねじS22の先端部は、内
筒232の下辺部に内筒232のスライド移動方向に延
びて設けられたガイド溝232d内に位置するようにな
っている。
【0053】遊技者は、打球発射ハンドル34の固定位
置を変更するときには、先ずレバーLVを図15中の矢
印F1の方向に捻る。そして、係止ねじS21が緩まっ
たところで打球発射ハンドル34を前後にスライド移動
させ、好みの固定位置においてレバーLVを今度は図1
2中の矢印F2の方向に捻って係止ねじS21を締め
る。これにより係止ねじS21の先端は係止穴263に
係合し、打球発射ハンドル34はその位置に固定され
る。
【0054】このように本実施形態に係る打球発射装置
においても前述の両実施形態に係る打球発射装置と同様
の効果が得られるが、この第3の実施形態に係る打球発
射装置では第2の実施形態の場合と同様、第1の実施形
態において必要であった金具60が不要になるので部品
点数が少なくなるという利点がある。
【0055】これまで本発明の好ましい実施形態につい
て説明してきたが、本発明の範囲は上述のものに限定さ
れない。例えば、上記実施形態では、遊技球を叩打する
打球杵42はロータリ形ソレノイド45により駆動(揺
動付勢)される構成であったが、打球発射ハンドル34
の捻り量を電気的に検出して打球発射を行う構成のもの
であれば、必ずしもこのような構成でなくてもよい。ま
た、ハンドル移動機構は、上述の実施形態における外筒
と内筒の構成を入れ換え、前枠4の前面から内筒が前方
に延び、打球発射ハンドルが取り付けられた外筒がこの
内筒に取り付けられた構成であってもよい。要は、前枠
4の前面から前方に延びたガイド部材と、前端部に打球
発射ハンドルを保持し、ガイド部材に案内されて前枠4
の前後方向にスライド移動可能なスライド部材とからな
る構成であればよい。
【0056】また、ベースに設けられて遊技盤における
左方領域又は右領域を指定可能な領域指定手段は、上述
の実施形態では左方領域G1を指定する左の領域指定ボ
タン81と右方領域G2を指定する右の領域指定ボタン
82とからなり、これらのうち押圧位置に位置された方
のボタンに対応する領域が指定される(但し、左右のボ
タン81,82が同時に押し込み位置にあるときには左
方領域が指定される)構成であったが、これは一例に過
ぎず、左方領域G1又は右方領域G2を指定可能な構成
であればどのような構成であってもよい。また、左方領
域G1を指定する左の領域指定ボタン81と右方領域を
指定する右の領域指定ボタン82のほかに、これら両領
域をいずれも指定しない状態を選択する第3のボタンを
設けてもよい。また、ボタンに変えて切換えスイッチな
どにより領域を指定するようにしてもよい。
【0057】また、これらガイド部材とスライド部材は
上述の実施形態のような円筒形状に限られず、角筒を始
め他の形状であってもよい。また、上述の実施形態で
は、打球発射ハンドルの固定位置、すなわち内筒の外筒
に対する固定位置は3箇所であったが、これは一例に過
ぎず、2箇所以上であれば何段であってもよい。更には
固定位置をこのような飛び飛びの位置ではなく、内筒
(スライド部材)の許容移動範囲内における任意の位置
に固定できるようにしてもよい。これは、例えば上述の
第3の実施形態で示した構成(図15参照)において、
内筒232の軸方向に並んだ複数の係止穴263を連ね
て一本の溝を形成させた構成にするとともに、上記第1
の実施形態で示した内筒のスライド移動領域を制限する
機構(第1の実施形態ではガイド溝32dとガイドねじ
S2からなる機構)を設けることにより実現できる。
【0058】また、先述のように、本発明は上述のパチ
ンコ機に限られずアレンジボール等についても適用可能
である。図16はアレンジボールの遊技盤160の一例
を示したものであり、遊技者は先ず遊技盤160の左方
領域G1内にある左ゲート161を狙って打球し、図柄
表示器162が所定の表示をした後は遊技盤160の中
央領域内にあるチューリップ163を狙い、所定領域1
63内に遊技球が入って大当たりとなった後は遊技盤1
60の右方領域G2内にある右ゲート164を狙って打
球するというように、遊技盤160上での遊技球の打ち
分けを行いながら遊技を楽しむ構成になっている。この
ため遊技球を落下開始領域Lの任意の位置から落下させ
る打球を行うことができるとともに、遊技球を左方領域
L1若しくは右方領域L2から確実に落下させる打球を
行うことができる本発明の打球発射装置は、このアレン
ジボールにおいても大変有用である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の縦型弾球
遊技機の打球発射装置においては、遊技者は領域指定手
段を操作するのみで遊技球の左右打ち分けを正確に行う
ことができ、得られたチャンスを充分に生かしてより興
趣の高い遊技を楽しむことができるようになる。また、
打球発射ハンドルはこれを前後方向に移動可能なハンド
ル移動機構を介してベースに取り付けられているので、
遊技者はこの打球発射ハンドルの位置を調節して領域指
定手段の操作を行い易くすることができる。更に、ベー
スと当て板とは一体に形成された構成となっているの
で、部品点数を少なくすることができ、コストダウンを
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る打球発射装置が
適用されたパチンコ機の構成を示す図であり、(A)は
正面図、(B)は側面図である。
【図2】図1(A)における領域IIの拡大図である。
【図3】このパチンコ機における打球発射装置の構成を
示す分解斜視図である。
【図4】打球発射ハンドルの近傍領域を右側方より見た
部分断面図である。
【図5】打球発射ハンドルの近傍領域を上方より見た部
分断面図である。
【図6】(A)は内筒及びこれに固定される金具を内筒
の後方斜め上方から見た分解斜視図であり、(B)は金
具を取り付けた内筒を前方から見た部分断面図である。
【図7】外筒を前方から見た部分断面図である。
【図8】打球発射ハンドルのレバー部の捻り操作とロー
タリ形ソレノイド及び球送りソレノイドのオンオフ状態
の関係を示すタイミングチャートである。
【図9】打力調節回路及び制御装置からなる打力調節手
段の構成図である。
【図10】パチンコ機の遊技盤の詳細を示す正面図であ
る。
【図11】打力調節回路の変形例の構成図である。
【図12】第1の実施形態の変形例を示す打球発射ハン
ドルの近傍領域を右側方より見た部分断面図である。
【図13】本発明の第2の実施形態に係る打球発射装置
における打球発射ハンドル近傍の構成を示す図であり、
(A)は打球発射ハンドル近傍をパチンコ機の右方から
見た要部部分断面図、(B)は(A)における矢視D−
Dから見た端面図である。
【図14】本発明の第3の実施形態に係る打球発射装置
における打球発射ハンドル近傍の構成を示す、打球発射
ハンドル近傍をパチンコ機の右方から見た要部部分断面
図である。
【図15】第3の実施形態に係る外筒と内筒との結合部
近傍を前方斜めから見た斜視図である。
【図16】アレンジボールの遊技盤を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 テーブル 3 外枠 4 前枠 4a 窪み 5 上ヒンジ 6 下ヒンジ 7 施錠装置 8 ガラス枠 9 中央扉 10 上受け皿 11 下受け皿 12 当て板 13 ガラス板 14 タンク 15 裏機構板 16 遊技盤 20 打球発射装置 21 ベース 31 外筒 32 内筒 32a スライド溝 32b 係止溝 32c ねじ穴 32d ガイド溝 33 ハンドル保持部 34 打球発射ハンドル 34a グリップ部 34b レバー部 35 操作軸 36 タッチ板 37 駆動スイッチ 38 発射停止レバー 39 ハーネス 40 制御装置 41 固定ベース 42 打球杵 42a 槌部 43 リターンスプリング 44 ストッパ 45 ロータリ形ソレノイド 60 金具 61 基部 61a ねじ穴 62 アーム部 62a 係止爪 63 係止穴 71 発射レール 72 球送り装置 72a 球送りソレノイド 72b 球供給口 81 領域指定ボタン 82 領域指定ボタン 131 外筒 132 内筒 133 ガイド溝 133a 主溝 133b 係止溝 160 遊技盤 161 左ゲート 162 図柄表示器 163 チューリップ 164 右ゲート 231 外筒 232 内筒 232d ガイド溝 263 係止穴 312 当て板 321 ベース S1 係止ねじ S2 ガイドねじ S3 ねじ S11 ガイドねじ S21 係止ねじ S22 ねじ LV レバー L 落下開始領域 L1 左方落下開始領域 L2 右方落下開始領域 G1 左方領域 G2 右方領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形枠状の外枠と、この外枠の前側開口
    域に合わせた方形状に形成されて前記外枠に開閉自在に
    取り付けられた前枠と、前記前枠に取り付けられた遊技
    盤とを有して構成され、ほぼ立設状態で遊技に供される
    縦型弾球遊技機の打球発射装置であって、 前記前枠の前面を左右に延びて設けられ、中央部に遊技
    球の受け皿を有した当て板と、 前記当て板と一体に形成されて前記受け皿の側方に設け
    られたベースと、 前記ベースにハンドル移動機構を介して取り付けられた
    打球発射ハンドルと、 前記打球発射ハンドルの捻り量に応じた打力で遊技球を
    叩打し、前記遊技球を前記遊技盤内に発射供給する打球
    発射機構と、 前記ベースに設けられ、前記遊技盤における左方領域又
    は右方領域を指定可能な領域指定手段と、 前記領域指定手段により前記遊技盤の前記左方領域が指
    定されているときには前記打球発射機構により発射供給
    された遊技球が常に前記左方領域を落下するように、前
    記領域指定手段により前記遊技盤の前記右方領域が指定
    されているときには前記打球発射機構により発射供給さ
    れた遊技球が常に前記右方領域を落下するように前記打
    球発射機構による遊技球の打力調節を行う打力調節手段
    とを有し、 前記ハンドル移動機構は、前記ベースの前面から前方に
    延びたガイド部材と、前端部に前記打球発射ハンドルを
    保持し、前記ガイド部材に案内されて前記前枠の前後方
    向にスライド移動可能なスライド部材と、前記スライド
    部材を前記ガイド部材に固定可能な固定手段とから構成
    されたことを特徴とする縦型弾球遊技機の打球発射装
    置。
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