JP2002253757A - 縦型弾球遊技機の打球発射装置 - Google Patents
縦型弾球遊技機の打球発射装置Info
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Abstract
の操作位置を遊技者自身の姿勢等に合わせて調節するこ
とができるようにする。 【解決手段】 前枠4の前面を左右に延びて設けられ、
中央部に下受け皿11を有した当て板12の側方に、こ
の当て板12と一体に構成されて前方に延びた外筒31
を設け、この外筒31には前端部に打球発射ハンドル3
4が保持された内筒32をスライド移動自在に挿設す
る。内筒32の下辺部にはガイド溝32dをスライド移
動方向に延びるように設け、このガイド溝32d内に
は、外筒31の外方から内方に向けて取り付けたガイド
ねじS4の先端部を位置させて内筒32が外筒31から
抜け落ちのを防止する。また、内筒32に固定した金具
60のアーム部62には複数の係止穴63を設け、外筒
31にはこれら係止穴63のいずれかと係合して内筒3
2を外筒31に固定する係止ねじS3を外筒31の外方
から内方に向けて取り付ける。
Description
される縦型弾球遊技機の打球発射装置に関する。
は「遊技島」と呼ばれる室内の設置用設備にほぼ立設状
態に取り付けられており、その前面の遊技領域(遊技
盤)には入賞口や図柄表示装置等の所定の遊技部品が備
えられている。遊技領域の下方右側には、遊技機の前方
に遊技領域と向かい合うように座った遊技者が操作する
打球発射ハンドルが備えられており、遊技者によるこの
ハンドルの捻り動作を受けて遊技機内部の打球杵(ハン
マー)が電気的に駆動され、これにより叩打された遊技
球が遊技領域内に送り込まれるようになっている。遊技
領域内に送り込まれた打球は遊技盤内を転動落下する
が、この際、遊技球が遊技領域内の入賞口に入ったとき
には複数の遊技球が遊技者に新たに与えられるようにな
っている。また、図柄表示装置を備えるタイプのもので
は、遊技球が入賞口へ入ることにより図柄表示が変化
し、これが予め定められた当たり表示と一致したときに
は出玉率が増大するなど所定の特典が得られるようにな
っている。
は、上記のように遊技機の下方右側に設けられた打球発
射ハンドルと、この打球発射ハンドルの捻り操作量を検
知して打球杵を駆動する打球発射機構とから構成されて
いる。打球杵の駆動にはロータリ形ソレノイドを利用し
たものや電動モータを用いたものなど種々ものが知られ
ているが、いずれも打球発射ハンドルの捻り量に応じた
打力調節がなされるようになっている。
うな従来の縦型弾球遊技機における打球発射装置では、
打力の調整等を行う打球発射ハンドルは遊技機の前面側
に固定されているため、遊技者が打球を行う際には、打
球操作を行う手(通常右手)は打球発射ハンドルを握る
ことができる一定範囲の位置内に位置させておく必要が
あった。このため、遊技者は自身の体格等によっては多
少前屈みにならざるを得ず、また、獲得した遊技球の収
納容器を遊技機下部のテーブル上に置いて打球をする遊
技者にとっては、この収納容器が邪魔になって打球発射
ハンドルの操作がしにくい場合があるなど、遊技者がリ
ラックスした姿勢で打球ができるとは限らなかった。
ものであり、打球発射ハンドルの操作位置を遊技者自身
の姿勢等に合わせて調節することができるようにした縦
型弾球遊技機の打球発射装置を提供することを目的とし
ている。
るため、本発明の縦型弾球遊技機の打球発射装置は、方
形枠状の外枠と、この外枠の前側開口域に合わせた方形
状に形成されて外枠に開閉自在に取り付けられた前枠と
を有して構成され、ほぼ立設状態で遊技に供される縦型
弾球遊技機の打球発射装置であって、前枠の前面を左右
に延びて設けられ、中央部に遊技球の受け皿(例えば、
実施形態における下受け皿11)を有した当て板と、こ
の当て板の前面にハンドル移動機構を介して取り付けら
れた打球発射ハンドルと、この打球発射ハンドルの操作
に応じて遊技領域内に遊技球を発射供給する打球発射機
構とを有し、ハンドル移動機構は、当て板と一体に形成
されて受け皿の側方から前方へ延びたガイド(例えば、
実施形態における外筒31)と、前端部に打球発射ハン
ドルを保持し、ガイドに案内されて当て板の前後方向に
スライド移動可能なスライド部材(例えば、実施形態に
おける内筒32及びハンドル保持部33)と、スライド
部材をガイドに固定可能な固定手段(例えば、実施形態
における金具60及び係止ねじS3)とからなる。
は、打球発射ハンドルが、従来のように前枠の前面に固
定されるのではなく、中央部に遊技球の受け皿を有した
当て板と一体に構成されて受け皿の側方から前方に延び
たガイドと、このガイドに案内されて当て板の前後方向
にスライド移動可能なスライド部材と、このスライド部
材をガイドに固定可能な固定手段とから構成されるハン
ドル移動機構を介して前枠前面に取り付けられているの
で、遊技者は、打球発射ハンドルを前枠側に押し、或い
は手前側に引き寄せる操作を行って打球発射ハンドルの
操作位置を自身の姿勢等に合わせて調節することができ
る。このため、遊技者は前屈みになったりすることなく
リラックスした姿勢で打球できるようになり、獲得した
遊技球の収納容器を遊技機下部のテーブル上に置いて打
球をする場合でもその収納容器を邪魔に感じることがな
くなるので、快適な気分で遊技を楽しむことができるよ
うになる。また、ガイドは当て板と一体になっているの
で、これら両部を別部材とする場合よりも部品点数が少
なくなるとともに、組み立ても簡単になるので製造コス
トを低減することができる。
位置でスライド部材がガイドに自動的に固定されるもの
であってもよく、遊技者が自分で操作を行ってスライド
部材をガイドに固定するものであってもよい。また、ス
ライド部材はガイドに対して予め定められた飛び飛びの
位置のいずれかにしか固定できないようにしてもよい
が、スライド部材の許容移動範囲内であれば任意の位置
に固定できるようにしてもよい。
ましい実施形態について説明する。ここでは、本発明の
適用対象が縦型弾球遊技機の代表例であるパチンコ機で
ある場合を例に説明するが、これに類似した他の縦型弾
球遊技機(例えばアレンジボール等)についても本発明
は同様に適用可能である。
発射装置を適用したパチンコ機1を示しており、図1
(A)はその正面図、図1(B)は右側面図である。本
パチンコ機1は、所定の外郭方形枠状に構成されて「遊
技島」と呼ばれる設置用設備にほぼ立設状態で据え付け
られた外枠3の前側において、この外枠3の前側開口域
に合わせた方形枠状に構成された前枠4が、互いの正面
左側上下部に配設された上下ヒンジ5,6及び正面右側
に設けられた施錠装置7を利用して着脱及び開閉(片持
ち横開き)自在に組み付けられた構成となっている。ま
た、このパチンコ機1の下部には前方(遊技者側)に突
出したテーブル2が設定されており、このテーブル2上
には遊技者が獲得した遊技球の収納容器(図示せず)等
を置くことができる。
て、前枠4の前面領域に合わせた方形枠サイズの開閉自
在なガラス枠8、このガラス枠8の下方において同じく
前枠4に対して開閉自在に構成された中央扉9(ヒンジ
は正面左側)、この中央扉9の前面に取り付けられた上
受け皿10、中央扉9の下方を左右に延びて着脱自在に
設けられ、その中央部に下受け皿11を有する当て板1
2等がそれぞれ備え付けられており、当て板12の正面
右方には遊技者が操作する打球発射ハンドル34が前枠
4の前面側に突出して設けられている。なお、この下受
け皿11は当て板12とは別部材に構成されるのが一般
的であるが、当て板12と一体に形成されているのであ
ってもよい。
ムを展開し得る遊技盤(図示せず)が、前枠4内に保持
された方形枠状の収納枠(図示せず)に着脱(交換)可
能に保持されており、ガラス枠8中央の矩形状開口部8
aには透明のガラス板13が取り付けられている。ガラ
ス枠8が前枠4内に収容された閉扉状態では、遊技盤の
前面はガラス板13の裏面と対向した状態となる。更
に、遊技盤を保持する上記収納枠の裏側には、賞球貯蔵
用のタンク14のほか、図示しないその他の構成部品
(球寄せカバー、制御基板、受電・入出力用のターミナ
ル基板、払い出し機構等)を所定位置に保持する裏機構
板15が収納枠に対して開閉自在に取り付けられてい
る。
発射供給する打球発射装置20の構成を示す分解斜視図
であり、図3は打球発射ハンドル34の近傍領域を右側
方より見た部分断面図、図4は打球発射ハンドル34の
近傍領域を上方より見た部分断面図である。打球発射装
置20は打球発射ハンドル34と、打球発射ハンドル3
4を保持してこれを前枠4の前後方向に移動させること
が可能なハンドル移動機構と、打球発射ハンドル34の
捻り操作に応じて遊技盤内(遊技領域内)に遊技球を発
射供給する打球発射機構とを有して構成されている。
(図2には図示せず)の右方から前方に延びるように当
て板12と一体に形成された外筒31と、この外筒31
内に挿設されて外筒31の軸方向、すなわち前枠4の前
後方向にスライド移動自在な内筒32(図2には図示せ
ず)と、この内筒32の前端部にねじS1(図3参照)
により着脱自在に取り付けられたハンドル保持部33
と、内筒32を外筒31に固定可能な固定手段(金具6
0と係止ねじS3とからなる。詳細は後述)とを有して
構成される。打球発射ハンドル34は、ハンドル保持部
33の前面側に螺設されたグリップ部34aと、このグ
リップ部34aに対して捻り操作自在に取り付けられた
レバー部34bとから構成される。打球発射機構は、図
2に詳しく示すように、前枠4下部の裏面側に遊技盤の
盤面とほぼ平行な姿勢に取り付けられた矩形平板状の固
定ベース41と、この固定ベース41に取り付けられ、
固定ベース41の背面側を遊技盤の盤面とほぼ平行な面
内で揺動可能な打球杵(ハンマー)42と、この打球杵
42を常時図2中の矢印A1方向に付勢するリターンス
プリング43と、打球杵42と当接して打球杵42の矢
印A1方向への揺動範囲を制限するストッパ44と、リ
ターンスプリング43の上記付勢力に抗して打球杵42
を図2中の矢印A2の方向に揺動付勢するロータリ形ソ
レノイド45とから構成される。
に、前枠4下部の前面側に形成された窪み4aに外筒3
1の基部31aを嵌入させた状態で前枠4に前面側に取
り付けられている。ハンドル保持部33は前述のように
ねじS1により内筒32の前端部に取り付けられるが、
このハンドル保持部33の取り付けは当て板12を前枠
4に取り付ける前から取り付けておくことができる。
を介して人体の静電容量を検出することで遊技者が打球
発射ハンドル34に触れているか否かを検知するタッチ
板36が設けられており、このタッチ板36により検知
された情報は内筒32内を通って前枠4の裏面側へ延び
たハーネスHを介して制御装置(図示せず)に送られる
ようになっている。また、打球発射ハンドル34のレバ
ー部34bは、ハンドル保持部33内に設けられたコイ
ルばねにより常時図2中の矢印B1方向に付勢されてお
り、遊技者がレバー部34bをこのコイルばねの付勢力
に抗して図2中の矢印B2方向に捻り操作したときに
は、このレバー部34bからハンドル保持部33側へ突
出して延びた突出部材(図示せず)が回転し、これと嵌
合したハンドル保持部33内の操作軸35がレバー部3
4bと同じ捻り量だけ回転動作するようになっている。
この操作軸35の回転角度はハンドル保持部33内に設
けられた可変抵抗器(図示せず)により抵抗の大きさと
して検知され、その検知情報は上記ハーネスHより制御
装置へ送られる。
がレバー部34bに触れているとの情報が得られている
ときには、上記可変抵抗器を介して検出されたレバー部
34bの捻り量に応じた電流をロータリ形ソレノイド4
5に供給する所要の制御を行う。これによりロータリ形
ソレノイド45は電磁動作してレバー部34bの捻り量
に応じた揺動角で打球杵42を図2中の矢印A2の方向
に揺動付勢するが、ロータリ形ソレノイド45に供給さ
れる電流は上記制御装置の制御により一定時間経過後に
は遮断されるため、打球杵42はリターンスプリング4
3の付勢力を受けて図2中の矢印A1の方向に勢い良く
揺動する。
当接して静止するが、この打球杵42の揺動により、発
射レール71下端の所定位置に供給された遊技球は打球
杵42の上端部から左方に突出形成された槌部42aに
より叩打され、発射レール71上を転がって遊技盤内
(遊技領域内)に供給される。ここで、発射レール71
は中央扉9の裏面側に相当する前枠4の下部スペースに
右下方から左上方に向かって延びるように設けられてお
り、遊技球は中央扉9に裏面側に取り付けられた球送り
装置72より上記所定位置に順次供給される。ここで、
図2に示すように、ハンドル保持部33内には発射停止
スイッチ37が設けられており、ハンドル保持部33の
側方から外方に突出して設けられた発射停止レバー38
を指で操作したときにオンとなるようになっている。こ
の発射停止スイッチ37のオン信号は上記ハーネスHか
ら上述の制御装置へ送られ、制御装置はこのオン信号が
入力されている間は打球杵42による遊技球の叩打を停
止する制御を行う。このため遊技者は打球発射ハンドル
34の操作と発射停止レバー38の操作とを組み合わせ
ることにより、一発ずつの打球を行うことも可能であ
る。
る金具60を内筒32の後方斜め上方から見た分解斜視
図であり、図5(B)は金具60を取り付けた内筒32
を前方(図5(A)における矢印Cの方向)から見た部
分断面図である。これら両図に示すように、内筒32は
丸みを帯びた四辺形の閉断面形状をなしており、その上
辺部の外面側には長手方向(外筒31に対するスライド
方向)に延びたスライド溝32aが設けられている。金
具60は内筒32の後端部に位置する基部61と、この
基部61から前方に延びて形成された左右のアーム部6
2とからなっており、これら両アーム部62それぞれの
前端部に形成された係止爪62aを内筒32の左右両辺
部に形成された係止溝32bに係止させるとともに、複
数のねじS2(図4における右方の部分拡大図参照)に
より金具60側のねじ穴61aと内筒32側のねじ穴3
2cとが接合されて内筒32に取り付けられる。金具6
0の左右のアーム部62はそれぞれ両端が支持された梁
状になって面外方向に微少量の弾性変形が可能であり、
それぞれの中間部には左右で一対となる係止穴63が複
数組(ここでは3組)所定間隔をおいて設けられてい
る。
の矢印Cに相当する方向)から見た部分断面図である。
この図に示すように、外筒31は内筒32を挿入できる
大きさの内部領域を有して底辺部が水平に形成されたほ
ぼ円形の閉断面形状をなしており、その上頂部の内面側
には軸方向(長手方向)に延びた突状部31cが設けら
れている。この突状部31cは、内筒32が外筒31に
挿入された状態で内筒32に形成された上記スライド溝
32aと係合されるようになっており、内筒32を外筒
31に対してスライド移動させたときに、内筒32が外
筒31の軸回り方向に捻れることがないようになってい
る。また、外筒31の左右側辺部には係止ねじS3が外
方から内方に向かうように取り付けられており、その先
端部は内筒32に固定された金具60の係止穴63と係
合するようになっている(図4における下方の部分拡大
図参照)。なお、これら金具60と係止ねじS3とか
ら、内筒32を外筒31に固定する前述の固定手段が構
成される。
れた複数の係止穴63のうち最も手前側(遊技者から見
て手前側。図3及び図4では紙面の左方)に位置するも
の(図3中に示す係止穴63a)は、打球発射ハンドル
34を最も前枠4側へ近づけた状態の打球発射ハンドル
34の位置である「最大押し込み位置」(図3中、二点
鎖線で示す打球発射ハンドル34の位置)に位置させた
ときに外筒31に取り付けられた上記係止ねじS3と係
合する位置に形成されている。また、上記複数の係止穴
63のうち最も奥側(遊技者から見て最も前枠4に近い
側。図3及び図4では紙面の右方)に位置するもの(図
3中に示す係止穴63c)は、打球発射ハンドル34を
最も手前側に近づけた状態の打球発射ハンドル34の位
置である「最大引き寄せ位置」(図3中、実線で示す打
球発射ハンドル34の位置)に位置させたときに上記係
止ねじS3と係合する位置に形成されている。また、そ
れ以外の係止穴63(図3中に示す係止穴63b)は、
これら両係止穴63間(係止穴63a,63c間)にほ
ぼ等間隔で形成される。
1の下辺部にはガイドねじS4が外方から内方に向かう
ように取り付けられており、その先端部は内筒32の下
辺部に内筒32のスライド移動方向に延びて設けられた
ガイド溝32d(図5(B)参照)内に位置している
(図3及び図4参照)。このガイド溝32dは、内筒3
2が外筒31から抜け落ちることがないように設けられ
るものであり、打球発射ハンドル34が上記両位置
(「最大押し込み位置」と「最大引き寄せ位置」)の間
をのみ移動するように、内筒32の外筒31に対するス
ライド移動領域を制限する位置及び長さに設けられてい
る。すなわち、ガイド溝32dの手前側の端部は打球発
射ハンドル34が「最大押し込み位置」に位置したとき
に外筒31に取り付けられた上記ガイドねじS4と当接
する位置に形成されており、ガイド溝32dの奥側の端
部は打球発射ハンドル34が「最大引き寄せ位置」に位
置したときに上記ガイドねじS4と当接する位置に形成
されている。なお、図4は打球発射ハンドル34が「最
大押し込み位置」に位置してガイドねじS4がガイド溝
32dの手前側端部に当接している状態を示している。
ているため、遊技者は内筒32を外筒31に対してスラ
イド移動させつつ、打球発射ハンドル34を上記「最大
押し込み位置」と「最大引き寄せ位置」との間で移動さ
せることができるが、外筒31に設けられた左右の係止
ねじS3が、内筒32と一体となって移動する金具60
のアーム62に形成された3組の係止穴63(63a,
63b,63c)のいずれかと係止した位置で内筒32
は外筒31に対して固定される。また、このように固定
された打球発射ハンドル34を隣の固定位置へ移動させ
るには、打球発射ハンドル34をその方向へ押し込み、
或いは引き寄せればよく、このような操作により係止穴
63と係止ねじS3との係合は外れ、内筒32は外筒3
1内をスライド移動する。このとき金具60の両アーム
62は、係止ねじS3の先端部に押圧されて内筒32の
中心方向に若干撓んだ状態となるが、係止ねじS3が隣
の係止穴63に至った時点で両アーム62は元の状態
(撓まない状態)に復帰し、係止ねじS3はその係止穴
63に係合して内筒32は外筒31に固定される。
2の上面側の最前部にスライド方向を示す矢印のマーク
Mが記されていれば、これが外筒31と内筒32の間か
ら遊技者に見えるようになり、打球発射ハンドル34を
矢印Mの方向に動かして打球発射ハンドル34の操作位
置の変更ができることを遊技者に知らせることができ
る。
射装置20では、打球発射ハンドル34が、従来のよう
に前枠4の前面に固定されるのではなく、前枠4の前面
を左右に延びて設けられ、中央部に下受け皿11を有し
た当て板12と一体に構成されて受け皿11の右方から
前方に延びた外筒31と、この外筒31に案内されて当
て板12の前後方向にスライド移動可能な内筒32と、
この内筒32を外筒31に固定可能な固定手段(金具6
0及び係止ねじS3)とから構成されるハンドル移動機
構を介して前枠4前面に取り付けられているので、遊技
者は、打球発射ハンドル34を前枠4側に押し込み、或
いは手前側に引き寄せる操作を行って打球発射ハンドル
34の操作位置を自身の姿勢等に合わせて調節すること
ができる。このため、遊技者は前屈みになったりするこ
となくリラックスした姿勢で打球できるようになり、獲
得した遊技球の収納容器をパチンコ機1下部のテーブル
2上に置いて打球をする場合でも、その収納容器を邪魔
に感じることがなくなるので、快適な気分で遊技を楽し
むことができるようになる。また、外筒31は当て板1
2と一体になっているので、これら両部31,12を別
部材とする場合よりも部品点数が少なくなるとともに、
組み立ても簡単になるので製造コストを低減することが
できる。
発射装置を説明するものであり、図7(A)は打球発射
ハンドル34の近傍領域をパチンコ機1の右方から見た
要部部分断面図、図7(B)は図7(A)における矢視
D−Dから見た端面図である。本実施形態に係る打球発
射装置では、上述の第1の実施形態における外筒31と
同様の手順により前枠4前面に取り付けられる外筒13
1は円形の閉断面形状をなしており、前端部に打球発射
ハンドル34が取り付けられる内筒132はこの外筒1
31内をスライド移動できるように、外筒131の内周
面と接触する円弧外周部を上下に有した閉断面形状をな
している。この実施形態では前述の第1の実施形態にお
いて示したような金具60は用いられず、内筒132の
一方側の側面に外筒131に対するスライド方向に延び
て形成された主溝133aと、この主溝133aから内
筒132の面内を直角方向に延びた複数の係止溝133
bとからなるガイド溝133が設けられる。なお、本実
施形態では第1の実施形態のように互いに係合するスラ
イド溝(内筒32に形成されたスライド溝32a)及び
突状部(外筒31に形成された突状部31a)は不要で
ある。
は打球発射ハンドル34の固定位置、すなわち内筒13
2の外筒131に対する固定位置に対応して設けられ
る。従って打球発射ハンドル34の固定位置を第1の実
施形態のように3箇所とするならば係止溝133bの数
は3つとなり、図7(A)に示すようにガイド溝133
はアルファベットの「E」字状に形成される。また、ガ
イド溝133の主溝133aは前述の第1の実施形態に
おける内筒32の下辺部に形成されたガイド溝32dに
相当するものであり、この主溝133aにより内筒13
2の外筒131に対するスライド移動領域が制限され、
内筒132の外筒131からの抜け落ちが防止される。
また、外筒131の側面には先端部が上ガイド溝133
内に位置するようにガイドねじS11が外方から内方に
向かって取り付けられる。
置を変更するときには、打球発射ハンドル34を図2中
の矢印B1の方向に捻って内筒132を外筒131に対
して回転させ、ガイドねじS11を係止溝133bから
主溝133a内に位置させた状態で(このガイドねじS
11が主溝133a内に位置した状態は、打球発射ハン
ドル34がそれ以上矢印B1方向に回らなくなることで
判る)、打球発射ハンドル34を前後方向にスライド移
動させる。そして、好みの固定位置において打球発射ハ
ンドル34を今度は図2中の矢印B2の方向に捻る。こ
れによりガイドねじS11は主溝133aから係止溝1
33b内に位置し、打球発射ハンドル34はその位置に
固定される。なお、この実施形態においても、内筒32
上面側の最前部に打球発射ハンドル34の操作位置の変
更ができることを遊技者に知らせるためのマーク(上記
第1の実施形態で示したマークMに相当するもの)を設
けることができるが、この場合には打球発射ハンドルの
スライド方向のみならず、捻り方向も示すようにするこ
とが好ましい。
延びる方向は、打球時にレバー部34bが捻られる方向
と一致していることが好ましい。このようにすれば、ガ
イドねじS11を係止溝133bから外すときの打球発
射ハンドル34の捻り操作方向は、打球時におけるレバ
ー部34bの捻り操作方向は反対になるので、打球中に
内筒132の外筒131に対する固定が緩む虞がなくな
る。また、図示はしないが各係止溝133bの両側部を
絞った形状にして簡単なデテントを形成し、位置決め後
のガイドねじS11が遊技者による操作なく係止溝13
3bからはずれることを防止できるようにした構成とし
てもよい。
においても前述の第1の実施形態に係る打球発射装置と
同様の効果が得られるが、本実施形態では、第1の実施
形態において必要であった金具60が不要になるので部
品点数が少なくなるという利点がある。また、この第2
の実施形態におけるガイド溝133は、第1の実施形態
における金具60のアーム部62に形成された係止穴6
3と、内筒32の下辺部に形成されたガイド溝32dと
を一体にした働きをなしているので、工作工程が簡単に
なるという利点もある。
発射装置を説明するものであり、図8(A)は図7
(A)におけるガイド溝133とガイドねじS11との
係合部に相当する部分を拡大して示す要部側面図、図8
(B)は図8(A)における矢視E−Eから見た端面図
である。この第3の実施形態における外筒231と内筒
232の外形形状は第2の実施形態における外筒131
及び内筒132とほぼ同じであるが、第2の実施形態に
おいて内筒132に形成されたガイド溝133の代わり
に、第1の実施形態において金具60のアーム部62に
形成された係止穴63と同様の複数の係止穴263(窪
みでもよい)が内筒232のスライド方向に並んで設け
られる。但し、第1の実施形態では係止穴63は左右の
アーム部62に対になるように設けられたが、本実施形
態では内筒232の一方の側面にのみ設けられる。ま
た、本実施形態では、第2の実施形態において外筒13
1に設けられたガイドねじS11の代わりに外筒231
の外方から内方に向かう方向に係止ねじS21が設けら
れ、その先端部を上記係止穴263に係止させることで
内筒232を外筒231に固定できるようになってい
る。また、係止ねじS21の頭部には遊技者が手動でこ
れを捻り操作することができるようにするためのレバー
Lが取り付けられている。
置を変更するときには、先ずレバー部を図8中の矢印F
1の方向に捻る。そして、係止ねじS21が緩まったと
ころで打球発射ハンドル34を前後にスライド移動さ
せ、好みの固定位置においてレバーLを今度は図8中の
矢印F2の方向に捻って係止ねじS21を締める。これ
により係止ねじS21の先端は係止穴263に係合し、
打球発射ハンドル34はその位置に固定される。
においても前述の両実施形態に係る打球発射装置と同様
の効果が得られるが、この第3の実施形態に係る打球発
射装置では第2の実施形態の場合と同様、第1の実施形
態において必要であった金具60が不要になるので部品
点数が少なくなるという利点がある。
て説明してきたが、本発明の範囲は上述のものに限定さ
れない。例えば、上記実施形態では、遊技球を叩打する
打球杵42はロータリ形ソレノイド45により駆動(揺
動付勢)される構成であったが、打球発射ハンドル34
の捻り量を電気的に検出して打球発射を行う構成のもの
であれば、必ずしもこのような構成でなくてもよい。ま
た、ハンドル移動機構は、上述の実施形態における外筒
と内筒の構成を入れ換え、前枠4の前面から内筒が前方
に延び、打球発射ハンドルが取り付けられた外筒がこの
内筒に取り付けられた構成であってもよい。要は、前枠
の前面を左右に延びて設けられ、中央部に遊技球の受け
皿を有した当て板と一体に形成されて受け皿の側方から
前方へ延びたガイドと、前端部に打球発射ハンドルを保
持し、ガイドに案内されて当て板の前後方向にスライド
移動可能なスライド部材とからなる構成であればよい。
の実施形態のような円筒形状に限られず、角筒を始め他
の形状であってもよい。また、上述の実施形態では、打
球発射ハンドルの固定位置、すなわち内筒の外筒に対す
る固定位置は3箇所であったが、これは一例に過ぎず、
2箇所以上であれば何段であってもよい。更には固定位
置をこのような飛び飛びの位置ではなく、内筒(スライ
ド部材)の許容移動範囲内における任意の位置に固定で
きるようにしてもよい。これは、例えば上述の第3の実
施形態で示した構成(図8参照)において、内筒232
の軸方向に並んだ複数の係止穴263を連ねて一本の溝
を形成させた構成にするとともに、上記第1の実施形態
で示した内筒のスライド移動領域を制限する機構(第1
の実施形態ではガイド溝32dとガイドねじS4からな
る機構)を設けることにより実現できる。
遊技機の打球発射装置では、打球発射ハンドルが、従来
のように前枠の前面に固定されるのではなく、中央部に
遊技球の受け皿を有した当て板と一体に構成されて受け
皿の側方から前方に延びたガイドと、このガイドに案内
されて当て板の前後方向にスライド移動可能なスライド
部材と、このスライド部材をガイドに固定可能な固定手
段とから構成されるハンドル移動機構を介して前枠前面
に取り付けられているので、遊技者は、打球発射ハンド
ルを前枠側に押し、或いは手前側に引き寄せる操作を行
って打球発射ハンドルの操作位置を自身の姿勢等に合わ
せて調節することができる。また、ガイドは当て板と一
体になっているので、これら両部を別部材とする場合よ
りも部品点数が少なくなるとともに、組み立ても簡単に
なるので製造コストを低減することができる。
適用されたパチンコ機の構成を示す図であり、(A)は
正面図、(B)は側面図である。
示す分解斜視図である。
部分断面図である。
分断面図である。
の後方斜め上方から見た分解斜視図であり、(B)は金
具を取り付けた内筒を前方から見た部分断面図である。
おける打球発射ハンドル近傍の構成を示す図であり、
(A)は打球発射ハンドル近傍をパチンコ機の右方から
見た要部部分断面図、(B)は(A)における矢視D−
Dから見た端面図である。
おける打球発射ハンドル近傍の構成を示す図であり、
(A)は図7(A)におけるガイド溝とガイドねじとの
係合部に相当する部分を拡大して示す要部側面図であ
り、(B)は(A)における矢視E−Eから見た端面図
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 方形枠状の外枠と、この外枠の前側開口
域に合わせた方形状に形成されて前記外枠に開閉自在に
取り付けられた前枠とを有して構成され、ほぼ立設状態
で遊技に供される縦型弾球遊技機の打球発射装置であっ
て、 前記前枠の前面を左右に延びて設けられ、中央部に遊技
球の受け皿を有した当て板と、 前記当て板の前面にハンドル移動機構を介して取り付け
られた打球発射ハンドルと、 前記打球発射ハンドルの操作に応じて遊技領域内に遊技
球を発射供給する打球発射機構とを有し、 前記ハンドル移動機構は、 前記当て板と一体に形成されて前記受け皿の側方から前
方へ延びたガイドと、 前端部に前記打球発射ハンドルを保持し、前記ガイドに
案内されて前記当て板の前後方向にスライド移動可能な
スライド部材と、 前記スライド部材を前記ガイドに固定可能な固定手段と
からなることを特徴とする縦型弾球遊技機の打球発射装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001060816A JP3761790B2 (ja) | 2001-03-05 | 2001-03-05 | 縦型弾球遊技機の打球発射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001060816A JP3761790B2 (ja) | 2001-03-05 | 2001-03-05 | 縦型弾球遊技機の打球発射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002253757A true JP2002253757A (ja) | 2002-09-10 |
JP3761790B2 JP3761790B2 (ja) | 2006-03-29 |
Family
ID=18920192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001060816A Expired - Fee Related JP3761790B2 (ja) | 2001-03-05 | 2001-03-05 | 縦型弾球遊技機の打球発射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3761790B2 (ja) |
-
2001
- 2001-03-05 JP JP2001060816A patent/JP3761790B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3761790B2 (ja) | 2006-03-29 |
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