JP4614413B2 - 縦型弾球遊技機の打球発射装置 - Google Patents

縦型弾球遊技機の打球発射装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機に代表される縦型弾球遊技機の打球発射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機に代表されるこの種の遊技機は「遊技島」と呼ばれる室内の設置用設備にほぼ立設状態に取り付けられており、その前面の遊技領域(遊技盤)には入賞口や図柄表示装置等の所定の遊技部品が備えられている。遊技領域の下方右側には、遊技機の前方に遊技領域と向かい合うように座った遊技者が操作する打球発射ハンドルが備えられており、遊技者によるこのハンドルの捻り操作に応じて遊技機内部の打球杵(ハンマー)が電気的に駆動され、これにより叩打された遊技球が遊技領域内に送り込まれるようになっている。遊技領域内に送り込まれた打球は遊技盤内を転動落下するが、この際、遊技球が遊技領域内の入賞口に入ったときには賞球として複数の遊技球が新たに遊技者に与えられるようになっている。また、図柄表示装置を備えるタイプのものでは、遊技球が入賞口へ入ることにより図柄表示が変化し、これが予め定められた当たり表示と一致したときには出玉率が増大するなど所定の特典が得られるようになっている。
【0003】
このような縦型弾球遊技機における打球発射装置は、上記のように遊技機の下方右側に設けられた打球発射ハンドルと、この打球発射ハンドルの捻り操作を受けて打球杵を駆動する打球発射機構とから構成されている。打球杵の駆動にはロータリ形ソレノイドを利用したものや電動モータを用いたものなど種々ものが知られているが、いずれも打球発射ハンドルの捻り操作角度(捻り操作量)に応じた打力調節がなされるようになっている。また、この種の遊技機では、遊技の展開によっては、意識的に弱い打球を行って遊技球を遊技盤の左方領域に集めた方が有利となる場合があるほか、逆に強い打球を行って遊技球を遊技盤の右方領域に集めた方が有利となる場合などもあり、遊技者にとってはこのような球の打ち分けの必要性も遊技の興趣をそそられる面白みの一つとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、遊技盤の左、中央、右など所望の領域に遊技球を打ち分けるには打球発射ハンドルをどれだけの量で捻ればよいかの目安が全くなく、遊技者自身の感覚に頼るのみであった。このため、このような遊技球の打ち分けは、打球発射ハンドルの微妙な操作に練達した熟練者と、このような操作に慣れていない初心者とでは巧拙の差が大きく、初心者は所望の領域に思うように球を集めることができずにチャンスを生かし切れない場合が多かった。また、巧者であっても所望領域への打ち分けの切り換えを瞬時に行うことは難しく、或る程度の無駄球の打球を余儀なくされていた。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、遊技球の所望領域へ打ち分けを容易且つ正確に行うことができ、得られたチャンスを充分に生かしてより興趣の高い遊技を楽しむことができるようにした縦型弾球遊技機の打球発射装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る縦型弾球遊技機の打球発射装置は、方形枠状の外枠と、この外枠の前側開口域に合わせた方形状に形成されて外枠に開閉自在に取り付けられた前枠と、前枠に取り付けられた遊技盤とを有して構成され、ほぼ立設状態で遊技に供される縦型弾球遊技機の打球発射装置であって、前枠の前面に取り付けられ、所定の捻り操作角度範囲内での捻り操作が可能な打球発射ハンドルと、打球発射ハンドルの捻り操作角度に応じた打力で遊技球を叩打し、遊技球を遊技盤内に発射供給する打球発射機構と、打球発射ハンドルに許容される最大捻り操作角度を上記所定の捻り操作角度範囲の上限値以下に制限するとともに、打球発射ハンドルに許容される最小捻り操作角度を上記所定の捻り操作角度範囲の下限値以上に制限することが可能な捻り操作角度範囲制限機構(例えば、実施形態においてストッパ342aを含む捻り範囲角度範囲制限レバー342と、打球発射ハンドル336に設けられた突起337a,337b,337cとを有してなる機構)とを有する。
【0007】
本発明の打球発射装置においては、打球発射ハンドルを所定の捻り操作角度範囲内で捻り操作すると、打球発射機構はその捻り操作角度に応じた打力で遊技球を叩打するので、遊技者は遊技盤上の所望の領域に遊技球を打ち込むことができるのであるが、捻り操作角度範囲制限機構を用いて、打球発射ハンドルに許容される最大捻り操作角度を上記所定の捻り操作角度範囲の上限値以下に制限できるとともに、打球発射ハンドルに許容される最小捻り操作角度を上記所定の捻り操作角度範囲の下限値以上に制限できるようになっているので、叩打された遊技球が到達する遊技盤上の領域を限定することができる。このため、捻り操作角度範囲制限機構により制限される打球発射ハンドルの捻り操作角度範囲と打球発射機構により叩打された遊技球が到達する遊技盤上の領域との対応を予め明らかにしておけば、遊技球を所望の領域に集中させる打球操作(所望領域への打ち分け)が大変容易となり、得られたチャンスを充分に生かしてより興趣の高い遊技を楽しむことができるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。図1は本発明に係る打球発射装置を備えた縦型弾球遊技機1を示しており、図1(A)はその正面図、図1(B)は右側面図である。また、図2は図1(A)における領域IIの拡大図である。本縦型弾球遊技機1は、所定の外郭方形枠状に構成されて「遊技島」と呼ばれる設置用設備にほぼ立設状態で据え付けられた外枠3の前側において、この外枠3の前側開口域に合わせた方形枠状に構成された前枠4が、互いの正面左側上下部に配設された上下ヒンジ5,6及び正面右側に設けられた施錠装置7を利用して着脱及び開閉(片持ち横開き)自在に組み付けられた構成となっている。遊技島にはこの縦型弾球遊技機1の下方を前方(遊技者側)に突出して延びたテーブル2が設けられており、このテーブル2上には遊技者が獲得した遊技球の収納容器(図示せず)等を置くことができるようになっている。
【0009】
前枠4の各部には必要な遊技構成部材として、前枠4の前面領域に合わせた方形枠サイズの開閉自在なガラス枠8、このガラス枠8の下方において同じく前枠4に対して開閉自在に構成された中央扉9(ヒンジは正面左側)、この中央扉9の前面に取り付けられた上受け皿10、中央扉9の下方を左右に延びて着脱自在に設けられ、その中央部に下受け皿11を有する当て板12等がそれぞれ備え付けられており、当て板12の正面右方には遊技者が捻り操作可能な打球発射ハンドル36が前枠4の前面下方に取り付けられている。
【0010】
遊技構成部材としては更に、パチンコゲームを展開し得る遊技盤16が前枠4内に保持された方形枠状の収納枠(図示せず)に着脱(交換)可能に保持されており、ガラス枠8中央の矩形状開口部8aには透明のガラス板13が取り付けられている。ガラス枠8が前枠4内に収容された閉扉状態では、遊技盤16の前面はガラス板13の裏面と対向した状態となる。更に、遊技盤16を保持する上記収納枠の裏側には、賞球貯蔵用のタンク14のほか、図示しないその他の構成部品(球寄せカバー、制御基板、受電・入出力用のターミナル基板、払い出し機構等)を所定位置に保持する裏機構板15が収納枠に対して開閉自在に取り付けられている。図3はこの縦型弾球遊技機1における遊技盤16の例を示しており、図3(A)は本縦型弾球遊技機1がパチンコ機である場合、図3(B)は本縦型弾球遊技機1がアレンジボール遊技機である場合をそれぞれ示している。
【0011】
図4は遊技球を遊技盤16内(遊技領域内)に発射供給する打球発射装置20の構成を示す分解斜視図であり、図5及び図6は打球発射ハンドル36の近傍領域を上方より見た部分断面図、図7は図6における矢視VII−VIIから見た部分断面図、図8は打球発射ハンドル36の近傍領域を本縦型弾球遊技機1の右側面側より見た部分断面図である。打球発射装置20は上記打球発射ハンドル36と、この打球発射ハンドル36を前枠4の前後方向に移動させることが可能なハンドル移動機構と、打球発射ハンドル36の捻り操作角度(捻り操作量)に応じた打力で遊技球を叩打し、この遊技球を遊技盤16内(遊技領域内)に発射供給する打球発射機構とを有して構成される。
【0012】
ハンドル移動機構は、前述の当て板12(図4には示さず)の右方に取り付けられたベース21と、このベース21と一体に形成されて前後方向に延びた外筒31と、この外筒31内に挿設された内筒32と、この内筒32の前端部にねじ(図示せず)により着脱自在に取り付けられたハンドルベース33と、内筒32を外筒31に固定可能な固定手段とを有して構成される。
【0013】
ベース21は図5、図6及び図8に示すように断面台形状の中空構造をしており、当て板12に着脱自在に取り付けられる。この際、ベース21と一体に形成された外筒31は、その基部31aを図5に示すように前枠4下部の前面側に形成された窪み4aに嵌入した状態で固定ねじS1により前枠4に固定される。また、内筒32は外筒31内をその軸方向、すなわち前枠4の前後方向にスライド移動自在であり、ハンドルベース33が取り付けられた状態で外筒31に取り付けることができる。
【0014】
打球発射ハンドル36は遊技者が把持し易いように外周部に凹凸部が設けられたリング状の部材であり、ハンドルベース33の前面側に取り付けられたキャップ35との間において捻り操作自在に取り付けられている。打球発射ハンドル36はハンドルベース33内に設けられた捻りコイルばね(図示せず)により常時左方向(図4中の矢印B1方向)に付勢されており、遊技者は、遊技球の発射操作を行うときには、この打球発射ハンドル36を上記捻りコイルばねの付勢力に抗して右方向(図4中の矢印B2方向)に捻り操作する。
【0015】
打球発射ハンドル36は、右方向に捻り操作されていないとき(手を放しているとき)には、上記捻りコイルばねの付勢力により打球発射ハンドル36に形成された円弧形の溝(図33(A)において示す打球発射ハンドル436に形成された溝437参照)の左端部(図33(A)では左端部437a)である下限ストッパが、ハンドルベース33に形成されて上記溝内に位置した突起(図33(A)において示す突起P参照)に当接して最小捻り操作角度(0°)となり、遊技者により右方向に捻り操作され、打球発射ハンドル36に形成された上記円弧形の溝の右端部(図33(A)では右端部437b)である上限ストッパがハンドルベース33に形成された上記突起に当接したときには最大捻り操作角度(約100°)となるようになっている。また、このような最小捻り操作角度と最大捻り操作角度との間における打球発射ハンドル36の捻り操作角度範囲が特許請求の範囲にいう「所定の捻り操作角度範囲」に対応し、この「所定の捻り操作角度範囲」内における打球発射ハンドル36の捻り操作量(操作角度)の目安が得られるように、ベース21の前面には図2に示すように捻り操作量目安目盛りMCが描かれている。
【0016】
図9は外筒31と内筒32との結合部近傍を前方斜めから見た斜視図である。この図に示すように、内筒32の右側面部には前後方向に所定間隔をおいて複数の係止穴32a,32a,…が設けられており、外筒31の右側面部には外筒31の外方から内方に向かう方向に係止ねじS2が取り付けられている。前述の固定手段はこれら係止穴32a,32a,…と係止ねじS2とからなり、係止ねじS2の外側端部(外筒31の外方に位置する側の端部)に取り付けられたレバーLVを捻り操作して係止ねじS2を外筒31に対して移動させ、その先端部を係止穴32a,32a,…のいずれかに嵌入させることにより、内筒32を外筒31に係止固定することができるようになっている。
【0017】
ここで、内筒32の側面部に形成された複数の係止穴32a,32a,…のうち最も手前側(遊技者から見て手前側。図5及び図6では紙面の左側)に位置するものは、ハンドルユニット(打球発射ハンドル36のほかハンドルベース33及びキャップ35を含んでなるユニット)を最も前枠4側へ近づけた状態の打球発射ハンドル36の位置である「最大押し込み位置」に位置させたときに上記係止ねじS2と係合する位置に形成されている。また、上記複数の係止穴32a,32a,…のうち最も奥側(遊技者から見て最も前枠4に近い側。図5及び図6では紙面の右側)に位置するものは、ハンドルユニットを最も手前側に近づけた状態の打球発射ハンドル36の位置である「最大引き寄せ位置」に位置させたときに係止ねじS2と係合する位置に形成されている。また、それ以外の係止穴32a,32a,…は、上記両端の係止穴32a,32a間にほぼ等間隔で形成される。
【0018】
図6〜図8に示すように、内筒32の下辺部には外筒31に対するスライド移動方向(前後方向)に延びたガイド溝32dが設けられており、このガイド溝32d内には外筒31の下辺部に外方から内方に(下方から上方に)向かうように取り付けられたガイドねじS3の先端部(上端部)が位置している。ここでガイドねじS3は、ベース21の下部に設けられたねじ取り付け孔21aより外筒31に取り付けることができる。
【0019】
ガイド溝32d及びガイドねじS3は内筒32が外筒31から抜け落ちることがないように設けられるものであり、打球発射ハンドル36が上記「最大押し込み位置」と「最大引き寄せ位置」の間でのみ移動するように、内筒32の外筒31に対するスライド移動領域を制限する位置及び長さに設けられる。このため、ガイド溝32dの手前側の端部は打球発射ハンドル36が「最大押し込み位置」に位置したときにガイドねじS3と当接する位置に形成され、ガイド溝32dの奥側の端部は打球発射ハンドル36が「最大引き寄せ位置」に位置したときにガイドねじS3と当接する位置に形成される。なお、図6は打球発射ハンドル36が「最大引き寄せ位置」に位置してガイドねじS3がガイド溝32dの奥側端部に当接している状態を示している。
【0020】
ハンドル移動機構はこのような構成を有しているため、遊技者は内筒32を外筒31に対してスライド移動させつつ、打球発射ハンドル36を上記「最大押し込み位置」と「最大引き寄せ位置」との間で移動させることができる。そして、打球発射ハンドル36の固定位置を変更するときには、先ずレバーLVを図9中の矢印F1の方向に捻り、係止ねじS2が緩まったところで打球発射ハンドル36を前後にスライド移動させ、好みの固定位置においてレバーLVを今度は図9中の矢印F2の方向に捻って係止ねじS2を締める。これにより係止ねじS2の先端は係止穴32aと係合し、打球発射ハンドル36はその位置に固定される。
【0021】
ここで、図6に示すように、内筒32上面の最前部の位置に内筒32のスライド方向を示す矢印マークMが記されていれば、これが外筒31と内筒32の間から遊技者に見えるようになり、打球発射ハンドル36を矢印マークMの方向に動かして打球発射ハンドル36の操作位置の変更ができることを遊技者に知らせることができる。
【0022】
打球発射機構は図4に示すように、前枠4下部の裏面側に遊技盤16の盤面とほぼ平行な姿勢に取り付けられた矩形平板状の固定ベース41(図5も参照)と、この固定ベース41に取り付けられ、固定ベース41の背面側を遊技盤16の盤面とほぼ平行な面内で揺動可能な打球杵(ハンマー)42と、この打球杵42を常時左方向(図4中の矢印A1方向)に付勢するリターンスプリング43(図5も参照)と、打球杵42と当接して打球杵42の左方向への揺動範囲を制限するストッパ44と、リターンスプリング43の上記付勢力に抗して打球杵42を右方向(図4中の矢印A2方向)に揺動付勢する発射駆動源(ロータリ形ソレノイド)45とから構成される。
【0023】
ハンドルベース33には、打球発射ハンドル36に触れた人体の静電容量を検出することで遊技者が打球発射ハンドル36に触れているか否かを検知するタッチ板TCが設けられており、このタッチ板TCにより検出された情報は、内筒32内を通って前枠4の裏面側へ延びるハーネスH(図5参照)を介して図10に示す発射制御装置(回路基板)50のタッチ検出部52bに入力されるようになっている。打球発射ハンドル36は前述のように、ハンドルベース33内に設けられた捻りコイルばねにより常時左方向(図4中の矢印B1方向)に付勢されており、遊技者が打球発射ハンドル36をこの捻りコイルばねの付勢力に抗して右方向(図4中の矢印B2方向)に捻り操作したときには、打球発射ハンドル36からハンドルベース33側へ突出して延びた突出部材(図示せず)が回転し、これと嵌合したハンドルベース33内の操作軸SFが打球発射ハンドル36と同じ捻り操作角度だけ回転するようになっている。この操作軸SFの回転角度はハンドルベース33内に設けられた可変抵抗器VRにより抵抗の大きさとして検出され、打球発射ハンドル36の捻り操作角度情報として上記ハーネスHより発射制御装置50の発射強度入力部たる捻り操作角度検出部51aへ送られる(図10参照)。
【0024】
また、本縦型弾球遊技機1の外部(遊技場のホール内)に設置された発射許可信号出力装置60より出力される発射許可信号は図10に示すように発射制御装置50の発射許可信号入力検出部52aに入力される。ここでいう発射許可信号とはホール内の各弾球遊技機に与えられる遊技許可信号であり、いわゆる「打ち止め」を行うとき等、特別な状況を除いて各弾球遊技機に出力されている信号である。言い換えると、上記発射許可信号は「打ち止め」を行うときなど弾球遊技機1の遊技を停止させる必要があるときに出力される遊技停止信号と表裏をなす信号であり、遊技停止信号の出力は遊技許可信号の非出力と等価であり、遊技停止信号の非出力は遊技許可信号の出力と等価である。
【0025】
図2及び図4に示すように、ベース21の左上方部には駆動スイッチ81が設けられており(図4に示すようにハンドルベース33内にレバー81’を設けてこれを駆動スイッチとしてもよい)、遊技者が指で押圧操作したときにはオフ信号が出力され、指を放した状態ではオン信号が出力されるようになっている。この駆動スイッチ81より出力されるオンオフ信号は上記ハーネスHを介して図10に示すように発射制御装置50の駆動スイッチ入力検出部52cへ入力される。ここで、駆動スイッチ81の押圧操作部にはLEDからなる駆動ランプ81aが設けられており、駆動スイッチ81が押圧操作されておらずオン信号が出力されているときには発射制御装置50内の発射許可判定回路52を介して点灯されるようになっている。また、裏機構板15には打球発射ハンドル36の捻り操作角度に対する打球強度の調整を行う基準強度調整つまみ15aが設けられており、その捻り操作量に応じた信号は発射制御装置50の基準強度調整部51bに入力されるようになっている(図10参照)。
【0026】
発射制御装置50の発射許可判定回路52は、発射許可信号入力検出部52aにおいて発射許可信号が入力されていることを検出している状態において、更にタッチ検出部52bにおいて遊技者が打球発射ハンドル36に触れていることを検知し、且つ駆動スイッチ入力検出部52cにおいて駆動スイッチ81よりオン信号が出力されていることを検知しているときには、発射駆動源45への電流の供給と遮断とが一定時間間隔で行われるように、発射制御装置50の発射強度決定回路51に発射指令信号を出力する。発射指令信号を受けた発射強度決定回路51は、捻り操作角度検出部51aにおいて検出された可変抵抗器VRの抵抗値、すなわち打球発射ハンドル36の捻り操作角度の大きさに基づいてソレノイド駆動信号を出力する。このソレノイド駆動信号は発射制御装置50内のタイミング調整部56経由で発射駆動源制御部57及び球送り駆動源制御部58に出力されるが、この際、これと同時に基準強度調整部51bに入力された基準強度調整つまみ15aの捻り操作量に対応する基準強度調整信号もタイミング調整部56経由で発射駆動源制御部57に出力される。
【0027】
ソレノイド駆動信号及び基準強度調整信号を受けた発射駆動源制御部57は発射駆動源45への電流供給のオンオフ動作を連続して行う。この際、発射駆動源45の駆動力は発射強度決定回路51より出力された上記ソレノイド駆動信号及び基準強度調整信号に基づいて調整される。これにより打球杵42は右方向(図4中の矢印A2方向)へ揺動付勢された後、一定時間経過後にはリターンスプリング43の付勢力を受けて左方向(図4中の矢印A1方向)に勢い良く揺動し、その後ストッパ44に当接して静止する動作を繰り返す。この打球杵42の右方向への揺動時、発射レール71(図4参照)下端の所定位置に供給されていた遊技球は打球杵42の上端部から左方に突出形成された槌部42aにより叩打され、発射レール71上を転がって遊技盤16内(遊技領域内)に供給される。なお、発射レール71は中央扉9の裏面側に相当する前枠4の下部スペースに右下方から左上方に向かって延びるように設けられている。
【0028】
また、ソレノイド駆動信号を受けた球送り駆動源制御部58は、中央扉9の裏面側に取り付けられた球送り装置72(図4参照)より上記発射レール71下端の所定位置に遊技球が順次供給されるように、球送り装置72に内蔵された球送り駆動源(電磁ソレノイド)72aに一定時間間隔で電流を供給してこれを電磁駆動する。電磁駆動された球送り駆動源72aは図示しない鉄片を引き付けることにより球供給口(図示せず)を開口し、その上部に設けられた球供給口72bより供給されて自身の内部に貯蔵していた球(貯蔵できる球は2,3個)を順次発射レール71上に送り込む。このため遊技球は打球杵42により連続的に叩打され、遊技球は遊技盤16内に次々と供給される。なお、この球送り駆動源72aの電磁駆動のタイミングは、発射強度決定回路51より出力されたソレノイド駆動信号に基づいてタイミング調整部56が調整する。
【0029】
一方、駆動スイッチ81が指で押圧操作されて駆動スイッチ81よりオフ信号が出力されているときには、発射許可判定回路52は発射強度決定回路51へ発射指令信号を出力しない。このため発射強度決定回路51からはソレノイド駆動信号(及び基準強度調整信号)が出力されず、遊技球は発射されない。したがって遊技者は、打球発射ハンドル36の操作と駆動スイッチ81の操作とを組み合わせることにより一発ずつの打球を行うことも可能である。
【0030】
図11は打球発射ハンドル36の捻り操作と発射駆動源45及び球送り駆動源72aのオンオフ状態の関係を示すタイミングチャートであり、打球発射の基本1サイクル(打球1球分)は図中に示す区間Tに相当する。このチャートから分かるように、発射許可信号出力装置60より発射許可信号が出力されている状態で、タッチ板TCを介して打球発射ハンドル36に遊技者が触れていることが検出されており、且つ駆動スイッチ81よりオン信号が出力されているときには駆動ランプ81aが点灯し、発射駆動源45は一定時間間隔おきに駆動される(オンオフされる)。これにより打球杵42は遊技球の叩打動作を行うが、この叩打動作に合わせて球送り駆動源72aも一定時間間隔おきに駆動(オンオフ)されて次々に遊技球を発射レール71上に供給するので、打球は連続的に行われる。なお、図11において、球送り駆動源72aのオンオフ動作M1により供給された遊技球は、その直後に行われる発射駆動源45のオンオフ動作N1に対応する打球杵42の駆動により叩打される。
【0031】
また、図4に示すように(図2も参照)ベース21の右上方部には特別スイッチ82が設けられており、遊技者が指で押圧操作した状態ではオン信号が出力され、指を放した状態ではオフ信号が出力されるようになっている。この特別スイッチ82より出力されるオンオフ信号は上記ハーネスHを介して発射制御装置50の特別スイッチ入力検出部53に入力され(図10参照)、信号出力遅延回路54及び特別スイッチ信号出力回路55を介して本縦型弾球遊技機1の外部に設けられた特別スイッチ関連処理装置90に伝送される。特別スイッチ関連処理装置90は、遊技場ホール内の係員呼び出しなどの外部出力を行う外部出力(係員呼出)器91や、本縦型弾球遊技機1に関する各種操作方法の表示等を行う操作方法表示ディスプレイ92等から構成されている。また、特別スイッチ82の押圧操作部にはLEDからなる特別スイッチランプ82aが設けられており、特別スイッチ82が押圧操作されてオン信号が出力されているときには上記特別スイッチ信号出力回路55を介してこれが点灯されるようになっている。
【0032】
このように特別スイッチ82の操作により求められる応答は係員の呼び出しなど、押圧操作と同時に行われることを要する(急を要する)ものではない一方、同じベース21上に設けられた前述の駆動スイッチ81との押し間違いを生ずる虞があるため、特別スイッチ入力検出部53と特別スイッチ信号出力回路55との間には上述の信号出力遅延回路54が設けられている。この信号出力遅延回路54は図12に示すように、特別スイッチ入力検出部53と特別スイッチ信号出力回路55の間に設けられた抵抗54aと、この抵抗54aの高電位側(特別スイッチ入力検出部53側)を接地する接地線中に介装されたコンデンサ54bとからなっている。このように信号出力遅延回路54は、特別スイッチ82を押してもコンデンサ54bに電荷が充電されるまでの間押圧操作を維持しておかなければ特別スイッチ信号出力回路55より操作信号が出力されないようになっており、駆動スイッチ81を押すつもりでいながら誤って特別スイッチ82を押してしまったような場合であっても、直ぐには特別スイッチ関連処理装置90に信号が出力されず、不要な係員の呼び出しが頻繁に行われるような事態が防止されるようになっている。
【0033】
図13は特別スイッチ82の操作入力と特別スイッチ信号出力回路55からの信号(オン信号)出力状態、及び特別スイッチランプ82aの点灯状態の関係を示すタイミングチャートであり、特別スイッチ82を所定時間t0よりも短い時間t1押圧操作しただけでは特別スイッチ信号出力回路55からはオン信号出力がされず特別スイッチランプ82aも点灯しないが、特別スイッチ82を所定時間t0よりも長い時間t2押圧操作したときには特別スイッチ信号出力回路55からオン信号出力がされるとともに特別スイッチランプ82aが点灯する様子を示している。
【0034】
また、ベース21の内部には図5及び図8に示すように中継基板SBが外筒31と直交するように設置されており、タッチ板TCからの検出信号及び駆動スイッチ81からのオンオフ信号、特別スイッチ82からのオンオフ信号を中継し、上記ハーネスHを介して発射制御装置50に伝送するようになっている。この中継基板SBとハーネスHとの接続は、前枠4よりも前方であって中継基板SBの後方に位置する1つのコネクタCを介して行われるようになっているため、タッチ板TC、駆動スイッチ81及び特別スイッチ82に関する配線作業は大変容易になっている。
【0035】
図14〜図17は上記ハンドル移動機構の別形態を示すものであり、リターンスプリング43の付勢力に抗して打球杵42を右方向(図4中の矢印A2方向)に揺動付勢する発射駆動源が上述の場合のようにロータリ形ソレノイドではなく電動モータ(図示せず)であり、打球杵42の右方向への揺動付勢力の調整(すなわち叩打力の調整)を、打球発射ハンドル136の捻り動作を機械的に伝達して行うものの例である。ここで図14及び図15は打球発射ハンドル136の近傍領域を本縦型弾球遊技機1の右方側より見た部分断面図であり、図16は後述する駆動側軸部材161と従動側軸部材162の結合部付近の構成を示す斜視図である。また、図17は打球発射ハンドル136の近傍領域を本縦型弾球遊技機1の上方より見た部分断面図である。
【0036】
この別形態に係るハンドル移動機構は、ベース121と、ベース121とは別部材である外筒131と、この外筒131内に挿設された内筒132と、この内筒132の前端部にねじ(図示せず)により着脱自在に取り付けられたハンドルベース133と、内筒132を外筒131に固定可能な固定手段とを有して構成される。外筒131は図14に示すように、前枠4下部の前面側に形成された窪み4aにその基部131aが嵌入された状態で、基部131aの外周部に設けられたフランジ131bが前枠4に螺設されており、ベース121はその中央部に設けられた孔121aに外筒131を貫装させた状態でフランジ131bの前方に位置している。また、内筒132は外筒131内をその軸方向、すなわち前枠4の前後方向にスライド移動自在であり、ハンドルベース133が取り付けられた状態で外筒131に取り付けることができる。また、ハンドルベース133の前面側にはキャップ135が取り付けられ、これらハンドルベース133とキャップ135との間には回動自在に打球発射ハンドル136が設けられている。
【0037】
固定手段は、外筒131の右側面側から螺入された係止ねじ171(図17参照)と、内筒132の右側面に前後方向に並んで穿設された複数の係止穴172,172,…とからなり、係止ねじ171の内方側端部(外筒131の内方に位置する側の端部)をこれら複数の係止穴172,172,…のいずれかに嵌入させる(係止させる)ことにより、内筒132を外筒131に対して固定することができる。なお、係止ねじ171の外方側端部(外筒131の外方に位置する側の端部)には、この係止ねじ171を操作し易くするためのレバーLVが取り付けられている。
【0038】
打球発射ハンドル136の捻り動作は内筒132の内部空間内を通って前後方向に延びた軸部材160に伝達され、この軸部材160の後端部に取り付けられたプーリ164及びワイヤ165を介して前述の電動モータによる打球杵42の右方向(図4中の矢印A2方向)への揺動付勢力(すなわち遊技球の叩打力)を調節するようになっている。ここで軸部材160は、前端部が打球発射ハンドル136とスプラインにより結合されてその捻り動作が伝達される駆動側軸部材161と、この駆動側軸部材161の前後方向のスライド移動を許容しつつ駆動側軸部材161の捻り動作をプーリ164に伝達し、自身は前後方向の移動が拘束された従動側軸部材162とからなっている。
【0039】
図16に詳しく示すように、駆動側軸部材161の後部には上下面が平行な平板部161aが形成されており、従動側軸部材162の前部には上下に相対向する平面を有する2つの平板支持部162a,162aが形成されている。従動側軸部材162の両平板支持部162a,162aの間隔は駆動側軸部材161の平板部161aの厚さよりもやや大きく形成されており、駆動側軸部材161の平板部161aを従動側軸部材162の両平板部162a,162aの間に位置させた状態で、駆動側軸部材161の平板部161aに軸方向に延びて形成された溝161bと、従動側軸部材162の両平板支持部162a,162aに形成された両ねじ穴162b,162bとを貫装するようにして連結ねじ163が取り付けられる。なお、この連結ねじ163は図14及び図15に示すように、ベース121の下部に設けられたねじ取り付け穴121bより取り付けることができる。
【0040】
この連結ねじ163は従動側軸部材162の上下平板支持部162a,162aに形成されたねじ穴(雌ねじ)162b,162bに螺入して従動側軸部材162に固定される。ここで、駆動側軸部材161の平板部161aに形成された溝161bの幅は連結ねじ163の外形よりも大きい寸法になっているため、打球発射ハンドル136が前後方向に操作されて内筒132が外筒131内をスライド移動すると、これに伴って連結ねじ163は駆動側軸部材161の平板部161aに形成された溝161b内を相対移動する。このため、駆動側軸部材161は従動側軸部材162に対して軸方向(前後方向)にスライド移動自在でありながら、打球発射ハンドル136の捻り動作(すなわちトルク)を、自身の平板部161a及び従動側軸部材162の両平板部162a,162aを介して従動側軸部材162に伝達することが可能である。なお、上記溝161bは、内筒132が外筒131に対してスライド移動する範囲においては、連結ねじ163がこの溝161bの前後端部と接触することがない長さ及び位置に形成されている。
【0041】
遊技者が打球発射ハンドル136を右方向(図4中の矢印B2方向)に捻り操作したときには、この打球発射ハンドル136と連結した上記軸部材160の駆動側軸部材161が回転し、更にこの捻り動作が伝達された従動側軸部材162が打球発射ハンドル136と同じ捻り角度だけ回転動作する。したがって、打球発射ハンドル136を右方向に捻り操作したときには軸部材160もこの方向に回転し、プーリ164、ワイヤ165を介して打球杵42の揺動付勢力が調節される。
【0042】
このような構成において、打球発射ハンドル136の位置を前枠4に対して前後方向に移動させたいときには、外筒131の側方に設けられた係止ねじ171を緩め、打球発射ハンドル136を前後方向に動かして内筒132を外筒131に対してスライド移動させる。そして、打球発射ハンドル36が好みの位置に位置したところで係止ねじ171を締め、その先端部を内筒132に形成された複数の係止穴172,172,…のいずれかに嵌入させて内筒132を外筒131に対して固定する。このような打球発射ハンドル136の前後移動に従って駆動側軸部材161は従動側軸部材162に対して前後方向にスライド移動するが、従動側軸部材162の後部に取り付けられたプーリ164は、図14及び図17に示すように、前枠4に取り付けられた固定ベース141の裏面側から後方に突出した中空円筒状の突出部141aの後方に位置して設けられているため、駆動側軸部材161が前方へ引っ張られても従動側軸部材162は前後方向に変位することはない。なお、本形態においては打球発射ハンドル136の捻り操作操作を軸部材160の捻り動作を介して機械的に伝達する構成上、打球発射ハンドル136はその捻り動作面が外筒131及び内筒132の軸に対して垂直な面(すなわち鉛直面)となるように取り付けられる。
【0043】
また、本縦型弾球遊技機1におけるハンドル移動機構は上述の形態に限られず種々の別形態にすることが可能である。例えば上述の実施形態における外筒と内筒の構成を入れ換え、前枠4の前面から内筒が前方に延び、打球発射ハンドルが取り付けられた外筒がこの内筒に取り付けられた構成であってもよい。要は、前枠4の前面から前方に延びたガイド部材と、前端部に打球発射ハンドルを保持し、ガイド部材に案内されて前枠4の前後方向にスライド移動可能なスライド部材とからなる構成であればよい。
【0044】
また、これらガイド部材とスライド部材は上述の実施形態のような円筒形状に限られず、角筒を始め他の形状であってもよい。また、打球発射ハンドルの固定位置、すなわち内筒の外筒に対する固定位置は2箇所以上であれば何段であってもよい。更には固定位置をこのような飛び飛びの位置ではなく、スライド部材の許容移動範囲内における任意の位置に固定できるようにしてもよい。これは、例えば図9で示した構成において、内筒32の軸方向に並んだ複数の係止穴32a,32a,…を連ねて一本の溝を形成させた構成にすることにより実現できる。
【0045】
上述のような構成を有する本縦型弾球遊技機1において、打球杵42により叩打された遊技球は、図3に示すように遊技盤16の左方に設けられた曲がりレール17の外側(図の左側)の領域を遡って出口開口17aより遊技盤16内に放出され、遊技盤16上の落下開始領域Lのいずれかの位置より落下を始めてその後遊技盤16内を転動しながら落ちていく。ここで、打球杵42により叩打された遊技球が落下開始領域Lのどの位置で落下を始めるかは打球杵42が右方向(図4中の矢印A2方向)へ付勢されるときの揺動角に依存し、右方向へ付勢されるときの揺動角が小さいときほど遊技球は落下開始領域Lの左方で落下を始め、右方向への揺動角が大きいときほど遊技球は落下開始領域Lの右方で落下を始める。但し、揺動角が小さ過ぎる場合には曲がりレール17の出口開口17aより飛び出すことができずに曲がりレール17の外側領域を逆戻りすることもあり、揺動角が大き過ぎる場合には遊技盤16の右方上部に備えられたゴムクッション18に衝突して遊技盤16の内方に跳ね返されることもある。
【0046】
遊技球が遊技盤16上の落下開始領域Lのどの辺りから落下し始めるかはその後の遊技球の行方に影響するので遊技者にとっては重要なことであり、遊技者は打球発射ハンドル36(或いは136)の捻り操作角度を調整して遊技球の落下開始位置を積極的にコントロールするのが常である。このため打球杵42により叩打された遊技球が遊技盤16上における落下開始領域Lの所望の位置で落下させることができるよう(所望領域への打ち分けができるよう)、本縦型弾球遊技機1には捻り操作角度範囲制限機構が備えられている。以下、その構成について詳しく説明する。
【0047】
図18〜図24は捻り操作角度範囲制限機構の第1実施形態を示すものである。以下、ハンドル移動機構等については先に示した形態のもの(ハンドルベース33、キャップ35及び打球発射ハンドル36を有してなるもの)を例に説明するが、これらは後に示した別形態のもの(ハンドルベース133、キャップ135及び打球発射ハンドル136を有してなるもの)についても同様である。
【0048】
図18(A)は打球発射ハンドル36近傍部材の分解平面図であり、図18(B)は図18(A)の矢視XVIIIB−XVIIIBから見た背面図、図18(C)は図18(A)の矢視XVIIIC−XVIIICから見た正面図である。また、図19は打球発射ハンドル36近傍部材の部分分解斜視図である。これらの図に示すように、打球発射ハンドル36とハンドルベース33との間には円弧形状の捻り操作角度範囲制限ダイヤル37が設けられており、その半径方向に延びたアーム部38の端部に形成されたボス部38aには操作軸SF(或いは駆動側軸部材161)が貫通されている。また、このボス部38aとキャップ35との間には図18(A)に示すようにコイルばね39が縮設されており、捻り操作角度範囲制限ダイヤル37は操作軸SFまわりに揺動自在であるとともにハンドルベース33側に常時付勢された状態となっている。図18(C)中に示す端子ETは前述のタッチ板TCに接続されている。
【0049】
捻り操作角度範囲制限ダイヤル37の外周側中央部にはピン取り付け用ボス37aが設けられており、このピン取り付け用ボス37aにはピン部材40が半径方向に延びるように取り付けられている。このピン部材40は図19に示すように円柱部40aと、その上端部に位置する傘状の操作部40bと、円柱部40aの下端部に位置して円柱部40aよりも大きい半径を有する円筒状の係止部40cとを有して構成されており、図20(A)に示すように、円柱部40aと操作部40bとが一体で、円柱部40aの下端部に係止部40cを固定ねじ40dにより取り付けるようになっている。また、このような構成に替えて、図20(B)に示すように、円柱部40aと係止部40cとが一体で、円柱部40aの上端部に操作部40bを螺設する構成とすることもできる。
【0050】
図21は打球発射ハンドル36の近傍を本縦型弾球遊技機1の右方から見た部分断面図である。この図に示すようにピン部材40の円柱部40aは捻り操作角度範囲制限ダイヤル37のピン取り付け用ボス37a内で半径方向に移動自在であり、ピン取り付け用ボス37aの下面とピン部材40の係止部40cの上面との間には、円柱部40aを取り囲んで位置する付勢ばね(コイルばね)SPが縮設されている。このためピン部材40は常時下方(半径方向内方)に付勢された状態(図21において実線で示す状態。この状態では操作部40bの下面がピン取り付け用ボス37aの上面に当接する)となっており、遊技者が付勢ばねSPの付勢力に抗して操作部40bを上方(捻り操作角度範囲制限ダイヤル37の外方)に引き上げた状態(図21において二点鎖線で示す状態)から手を放すと、ピン部材40は元の状態(実線で示す状態)に復帰する。
【0051】
図18(A),(C)及び図19に示すように、ハンドルベース33の外周部における所定の位置には、ピン部材40の係止部40cの直径よりもやや大きい内径を有した円弧状の切り欠き(左方から順に33a,33b,33c,33d)が設けられている。ピン部材40の操作部40bを上方に引き上げておらず、ピン部材40が図21中の実線で示す状態にあるときには、ピン部材40の係止部40cをこれら切り欠き33a,33b,33c,33dのいずれかに嵌入させる(係止させる)ことができ、このようにピン部材40を切り欠きに嵌入させた状態では、捻り操作角度範囲制限ダイヤル37はハンドルベース33に対して固定された(相対回転が規制された)状態となる。図22(A)は図21における矢視XXIIAから見たピン部材40の近傍領域の平面図、図22(B)は図21における矢視XXIIB−XXIIBから見たピン部材40の近傍領域の断面図であり、ピン部材40の係止部40cがハンドルベース33の最も左方に位置する切り欠き33aに係止された状態を示している。
【0052】
図21に示すように、ハンドルベース33は捻り操作角度範囲制限ダイヤル37の内部に嵌まり込んでおり、ハンドルベース33の外周面は捻り操作角度範囲制限ダイヤル37の内周面の下方に位置している。これら両面の間の隙間はピン部材40の係止部40cの高さ(厚さ)よりも大きい寸法に設定されており、ピン部材40の操作部40bを上方に引き上げたときにはピン部材40の係止部40cは上記隙間内に位置して上記固定は解除されるようになっている。このため、この固定解除の状態のまま捻り操作角度範囲制限ダイヤル37を捻り操作(ハンドルベース33に対して相対回転)すれば、ピン部材40の係止部40cを別の切り欠きに嵌入させることができ、捻り操作角度範囲制限ダイヤル37のハンドルベース33に対する固定位置を変更することができる。
【0053】
図19において良く分かるように、打球発射ハンドル36の外周面にはハンドルベース33側へ突出して延びた突起36aが形成されており、捻り操作角度範囲制限ダイヤル37のピン取り付け用ボス37aの左方には半径方向外側に向けて突出したストッパ37bが形成されている。ここで、ストッパ37bは常時突起36aの右方(遊技者から見て右方)に位置しており、打球発射ハンドル36を右方向(図4中の矢印B2方向)へ捻り操作したときには突起36aがストッパ37bに左方より当接するようになっている。
【0054】
図23(A),(B),(C),(D)は捻り操作角度範囲制限ダイヤル37により打球発射ハンドル36に許容される捻り操作角度範囲が上記「所定の捻り操作角度範囲」よりも狭い範囲内に制限されるように、すなわち打球発射ハンドル36に許容される最大捻り操作角度が前述の「所定の捻り操作角度範囲」の上限値以下に制限されるようにしたときのハンドルベース33、捻り操作角度範囲制限ダイヤル37及び打球発射ハンドル36の位置関係を示す捻り操作角度範囲制限ダイヤル37の正面図であり、図24(A),(B),(C),(D)は図23(A),(B),(C),(D)に対応して示す、突起36aとストッパ37bとの位置関係の詳細を説明する模式図である。
【0055】
図24に示すように本実施形態では、ハンドルベース33に形成された上記切り欠き33a,33b,33cは、それぞれ打球発射ハンドル36を初期位置(打球発射ハンドル36から手を放して捻り操作角度が最小捻り操作角度(=0°)になっている位置)から30°、60°或いは90°回転したところで突起36aがストッパ37bに当接する位置に設けられており、切り欠き33dは、打球発射ハンドル36を初期位置から約100°回転させて打球発射ハンドル36の上限ストッパ(前述。図33(A)における打球発射ハンドル436における溝437の右端部437b)がハンドルベース33に設けられた突起(前述。図33(A)における突起P参照)に当接し、その方向(右方向)の捻り操作が規制された状態で突起36aがストッパ37bに当接することのない位置に設けられている。
【0056】
図23(A)はピン部材40(係止部40c)を切り欠き33aに嵌入させて打球発射ハンドル36に許容される最大捻り操作角度が30°に制限されるようにした状態、図23(B)はピン部材40を切り欠き33bに嵌入させて打球発射ハンドル36に許容される最大捻り操作角度が60°に制限されるようにした状態、図23(C)はピン部材40を切り欠き33cに嵌入させて打球発射ハンドル36に許容される最大捻り操作角度が90°に制限されるようにした状態、図23(D)はピン部材40を切り欠き33dに嵌入させて打球発射ハンドル36に許容される最大捻り操作角度が約100°(非制限)になるようにした状態をそれぞれ示している。
【0057】
図24(A)は図23(A)のように打球発射ハンドル36の最大捻り操作角度を30°に制限(捻り操作角度範囲を30°に制限)した状態で、突起36aがストッパ37bに当接するまで打球発射ハンドル36をフルに捻り操作した状態を示しており、図24(B)は図23(B)のように打球発射ハンドル36の最大捻り操作角度を60°に制限(捻り操作角度範囲を60°に制限)した状態で、打球発射ハンドル36をフルに捻り操作した状態を示している。また、図24(C)は図23(C)のように打球発射ハンドル36の最大捻り操作角度を90°に制限(捻り操作角度範囲を90°に制限)した状態で、打球発射ハンドル36をフルに捻り操作した状態を示し、図24(D)は図23(D)のように打球発射ハンドル36の最大捻り操作角度を約100°にした(捻り操作角度範囲を約100°にした)状態で打球発射ハンドル36をフルに捻り操作した状態を示している。
【0058】
ここで、図23(A)及び図24(A)のように打球発射ハンドル36の最大捻り操作角度を30°に制限した状態では、遊技盤16内において遊技球を打ち込むことができる領域は図3(A)又は図3(B)における領域L1に限定され、図23(B)及び図24(B)のように打球発射ハンドル36の最大捻り操作角度を60°に制限した状態では、遊技盤16内において遊技球を打ち込むことができる領域は図3(A)又は図3(B)における領域L2に限定される。また、図23(C)及び図24(C)のように打球発射ハンドル36の最大捻り操作角度を90°に制限した状態では、遊技盤16内において遊技球を打ち込むことができる領域は図3(A)又は図3(B)における領域L3に限定されるが、図23(D)及び図24(D)のように打球発射ハンドル36の最大捻り操作角度を約100°(非制限)にした状態では、遊技盤16内において遊技球を打ち込むことができる領域は図3(A)又は図3(B)における領域Lとなり、打ち込むことができる領域が限定されない状態となる。
【0059】
このように本実施形態に係る捻り操作角度範囲制限機構は、ストッパ37bを含む捻り操作角度範囲制限ダイヤル37と、打球発射ハンドル36に設けられた突起36aと、ハンドルベース33に形成された切り欠き33a,33b,33c,33dとを有して構成されており、本縦型弾球遊技機1において、遊技球を確実に遊技盤16の左方領域に集めたいときには、遊技者は捻り操作角度範囲制限ダイヤル37を操作してピン部材40を切り欠き33aに嵌入させ、打球発射ハンドル36の最大捻り操作角度を30°に制限した状態で打球を行えばよい。また、遊技球を遊技盤16の中央領域に集めたいときには、遊技者はピン部材40を切り欠き33bに嵌入させ、打球発射ハンドル36の最大捻り操作角度を60°に制限した状態で打球を行えばよい。また、遊技球を遊技盤16の右方領域に集めたいときには、遊技者はピン部材40を切り欠き33cに嵌入させ、打球発射ハンドル36の最大捻り操作角度を90°に制限した状態で打球を行えばよい。更に、遊技球を遊技盤16のあらゆる領域に自由に打ち込みたい場合には、ピン部材40を切り欠き33dに嵌入させ、打球発射ハンドル36の最大捻り操作角度に制限を設けずに打球を行えばよい。なお、これらの操作方法は特別スイッチ82の操作により操作方法表示ディスプレイ92に表示されるようになっていることが好ましく、これにより上記捻り操作角度制限ダイヤル37の操作方法を初めての遊技者にも容易に把握してもらうことができるようになる。また、このような表示は遊技盤16内のディスプレイ(図柄表示装置)に表示されるようになっていてもよい。
【0060】
図25は捻り操作角度範囲制限ダイヤル37をハンドルベース33に固定させる機構の変形例を示しており、図25(A)は打球発射ハンドル36の近傍を本縦型弾球遊技機1の右方から見た部分断面図、図25(B)は図25(A)における矢視XXVBから見たピン部材40の近傍領域の平面図、図25(C)は図25(A)における矢視XXVCから見た正面図である。これらの図から分かるように、上記ハンドルベース33に相当するハンドルベース233の外周部には、上記ハンドルベース33の切り欠き33a,33b,33c,33dと対応する位置に切り欠き233a,233b,233c,233dを有した突出部240a,240b,240c,240dが設けられており、上記捻り操作角度範囲制限ダイヤル37に相当する捻り操作角度範囲制限ダイヤル237の外周部には、ピン部材40を打球発射ハンドル36の軸方向に延びるように保持するピン取り付け用ボス237aが形成されている。
【0061】
ピン部材40はピン取り付け用ボス237aの裏面(図25(A)では右側の面)とピン部材40の係止部40cとの間に縮設された付勢ばねSPの付勢力により常時後方(図25(A)では右方)に付勢されており、ピン部材40から手を放した状態において、係止部40cを上記切り欠き233a,233b,233c,233dのいずれかに係止して捻り操作角度範囲制限ダイヤル237をハンドルベース233に固定できるようになっている。ここで、図25(A)は、ピン部材40の係止部40cがハンドルベース233の最も左方に位置する切り欠き233aに係止された状態を示しており、図25(B)は係止部40cを同切り欠き233aに係止しようとしている状態(或いは係止を解除した状態)を示している。
【0062】
また、この固定を解除するにはピン部材40の操作部40bを手前に引けばよく(図25(B)参照)、この状態で捻り操作角度範囲制限ダイヤル237を捻り操作すれば、係止部40cを別の切り欠きに係止させて捻り操作角度範囲制限ダイヤル237のハンドルベース233に対する固定位置を変更することができる。このような構成であっても先述の構成と同様の効果が得られる。
【0063】
図26〜図32は捻り操作角度範囲制限機構の第2実施形態を示すものである。図26(A)は打球発射ハンドル336近傍部材の分解平面図であり、図26(B)は図26(A)の矢視XXVIB−XXVIBから見た正面図、図26(C)は図26(A)の矢視XXVIC−XXVICから見た背面図である。また、図27は打球発射ハンドル336近傍の部分断面正面図、図28は後述する捻り操作角度範囲制限レバー342のストッパ342aと打球発射ハンドル336に形成された突起337a,337b,337cとの位置関係を示す部分拡大斜視図である。打球発射ハンドル336は上述の打球発射ハンドル36と同様に内筒32の前端部に設けられたハンドルベース333とキャップ335との間に回動自在に取り付けられる。
【0064】
図26(A),(B)に示すように、ハンドルベース333の左方上部には揺動ピン341まわりに揺動自在な捻り操作角度範囲制限レバー342が取り付けられており、この捻り操作角度範囲制限レバー342の下端部には前方(打球発射ハンドル336側)へ突出した突起状のストッパ342aが形成されている。捻り操作角度範囲制限レバー342には揺動ピン341を囲むように円盤状のばね支持部342bが形成されており、このばね支持部342bにはレバー付勢ばね(コイルばね)343が取り付けられている。このレバー付勢ばね343の左下方に延びた一方側の端部は捻り操作角度範囲制限レバー342から前方に延びて形成されたばね係止突起342cに係止されており、右下方に延びた他方側の端部はハンドルベース333から前方に突出して形成されたばね係止突起333a(図29参照)に係止されている。このため捻り操作角度範囲制限レバー342は常時ハンドルベース333の外方に付勢された状態となっており、遊技者がこれを指(通常は右手の親指)で内方に押し込んだ後、その指を放したときには図26(B)に示す位置(以下、この位置を「制限角度設定位置」と称する)に自動的に復帰する。
【0065】
打球発射ハンドル336の裏面側(ハンドルベース333側)には後方に突出するように円筒形状のリング部337が形成されており(図26(C)参照)、このリング部337の内面側には内方に突出した3つの突起337a,337b,337cが形成されている。これら突起337a,337b,337cはリング部337の左方(遊技者から見て左方。図26(C)では右方に相当)側部から中央下部にかけて所定間隔をおいて位置している。図27及び図28から分かるように、これら突起337a,337b,337cは、打球発射ハンドル336が右方向(図4中の矢印B2方向)に捻り操作されたときに「制限角度設定位置」に位置した捻り操作角度範囲制限レバー342のストッパ342aと当接し得る高さ(突出方向高さ)に形成されている。
【0066】
図29(A)は捻り操作角度範囲制限レバー342が遊技者によりハンドルベース333の内方に押し込まれておらず「制限角度設定位置」にある状態を示しており、図29(B)は捻り操作角度範囲制限レバー342がハンドルベース333の内方に押し込まれた位置(以下、この位置を「制限解除位置」と称する)にある状態を示している。また、図29(A)では遊技者が打球発射ハンドル336を捻り操作して突起337aが捻り操作角度範囲制限レバー342のストッパ342aに下方から当接し、その捻り操作が制限されている状態を示している。このような状態では打球発射ハンドル336の右方向(図4中の矢印B2方向)への捻り操作はそれ以上行うことはできないが、図29(B)のように捻り操作角度範囲制限レバー342をハンドルベース333の内方に押し込んで「制限解除位置」にすることにより、突起337aがストッパ342aに当接しなくなるようにすることができ、このとき打球発射ハンドル336の右方向への更なる捻り操作が可能となる。
【0067】
図30(A),(B)は打球発射ハンドル336裏面側のリング部337に形成された突起337a(及び突起337b,337c)の付け根形状の例を示すものである。(A)は付け根の上方部分に窪み337tを形成し、打球発射ハンドル336を右方向に捻って突起337a(或いは突起337b,337c)がストッパ342aに当接したときに、突起337a(或いは突起337b,337c)が窪み337tに嵌入するようにしたものである。このような構成では、打球発射ハンドル336の右方向への捻りが限界に至ったときに遊技者にフィット感を与えることができるが、(B)のようにこのような窪み337tを設けていない構成であってもよい。なお、図30(A),(B)において、実線で示すストッパ342aは捻り操作角度範囲制限レバー342が「制限角度設定位置」にある状態のものを示しており、二点鎖線で示すストッパ342aは捻り操作角度範囲制限レバー342が「制限解除位置」にある状態のものを示している。
【0068】
図31(A),(B),(C),(D)は捻り操作角度範囲制限レバー342により打球発射ハンドル336に許容される捻り操作角度範囲が上記「所定の捻り操作角度範囲」よりも狭い範囲内に制限されるように、すなわち打球発射ハンドル336に許容される最大捻り操作角度が前述の「所定の捻り操作角度範囲」の上限値以下に制限されるとともに、打球発射ハンドル336に許容される最小捻り操作角度が「所定の捻り操作角度範囲」の下限値以下に制限されるようにしたときの捻り操作角度範囲制限レバー342と打球発射ハンドル336との位置関係を示す打球発射ハンドル336の部分断面正面図であり、図32(A),(B),(C),(D)は図31(A),(B),(C),(D)に対応して示す、突起337bとストッパ342aとの位置関係の詳細を説明する模式図である。
【0069】
図32に示すように、本実施形態において突起337aは、打球発射ハンドル336を初期位置(打球発射ハンドル336から手を放して捻り操作角度が最小捻り操作角度(=0°)になっている位置)から30°回転したところでストッパ342aに当接する位置に設けられており、突起337bは、打球発射ハンドル336を初期位置から60°回転したところでストッパ342aに当接する位置に設けられている。また突起337cは、打球発射ハンドル336を初期位置から90°回転したところでストッパ342aに当接する位置に設けられている。
【0070】
図31(A)及び図32(A)に示すように、捻り操作角度範囲制限レバー342のストッパ342aが打球発射ハンドル336の突起337aの直上に位置しているときには、打球発射ハンドル336に許容される最大捻り操作角度は突起337aがストッパ342aに下方から当接する捻り操作角度(=30°)に制限され、打球発射ハンドル336に許容される最小捻り操作角度は打球発射ハンドル336が上記初期位置に至る捻り操作角度(=0°)に制限される。ここで、図31(A)及び図32(A)はともに打球発射ハンドル336の突起337aが捻り操作角度範囲制限レバー342のストッパ342aに下方から当接するまで打球発射ハンドル336をフルに捻り操作した状態を示している。
【0071】
図31(B)及び図32(B)に示すように、捻り操作角度範囲制限レバー342のストッパ342aが打球発射ハンドル336の突起337bの直上に位置しているときには、打球発射ハンドル336に許容される最大捻り操作角度は突起337bがストッパ342aに下方から当接する捻り操作角度(=60°)に制限され、打球発射ハンドル336に許容される最小捻り操作角度は突起337aがストッパ342aに上方から当接する捻り操作角度(=30°)に制限される。ここで、図31(B)及び図32(B)はともに打球発射ハンドル336の突起337bが捻り操作角度範囲制限レバー342のストッパ342aに下方から当接するまで打球発射ハンドル336をフルに捻り操作した状態を示している。
【0072】
また、図31(C)及び図32(C)に示すように、捻り操作角度範囲制限レバー342のストッパ342aが打球発射ハンドル336の突起337cの直上に位置しているときには、打球発射ハンドル336に許容される最大捻り操作角度は突起337cがストッパ342aに下方から当接する捻り操作角度(=90°)に制限され、打球発射ハンドル336に許容される最小捻り操作角度は突起337bがストッパ342aに上方から当接する捻り操作角度(=60°)に制限される。ここで、図31(C)及び図32(C)はともに打球発射ハンドル336の突起337cが捻り操作角度範囲制限レバー342のストッパ342aに下方から当接するまで打球発射ハンドル336をフルに捻り操作した状態を示している。
【0073】
更に、図31(D)及び図32(D)に示すように、捻り操作角度範囲制限レバー342のストッパ342aが打球発射ハンドル336の突起337cの直下に位置しているときには、打球発射ハンドル336に許容される最大捻り操作角度は打球発射ハンドル336の上限ストッパ(図示せず。図33(A)における打球発射ハンドル436における溝437の右端部437bに相当するもの)がハンドルベース333に設けられた突起(図示せず。図33(A)における突起Pに相当するもの)に当接する捻り操作角度(=約100°)となり、打球発射ハンドル336に許容される最小捻り操作角度は突起337cがストッパ342aに上方から当接する捻り操作角度(=90°)に制限される。
【0074】
ここで、図31(A)及び図32(A)のように打球発射ハンドル336の最大捻り操作角度を30°に制限した状態では、遊技盤16内において遊技球を打ち込むことができる領域は図3(A)又は図3(B)における領域L1に限定され、図31(B)及び図32(B)のように打球発射ハンドル336の最大捻り操作角度を60°に制限した状態では、遊技盤16内において遊技球を打ち込むことができる領域は図3(A)又は図3(B)における領域L2’に限定される。また、図31(C)及び図32(C)のように打球発射ハンドル336の最大捻り操作角度を90°に制限した状態では、遊技盤16内において遊技球を打ち込むことができる領域は図3(A)又は図3(B)における領域L3’に限定されるが、図31(D)及び図32(D)のように打球発射ハンドル336の最大捻り操作角度を約100°にした状態では、遊技盤16内において遊技球を打ち込むことができる領域は図3(A)又は図3(B)における領域L’となり、打ち込むことができる領域が限定されない状態となる。
【0075】
このように本実施形態に係る捻り操作角度範囲制限機構は、ストッパ342aを含む捻り操作角度範囲制限レバー342と、打球発射ハンドル336に設けられた突起337a,337b,337cとを有して構成されており、本縦型弾球遊技機1において、遊技球を確実に遊技盤16の左方領域に集めたいときには、遊技者は打球発射ハンドル336の突起337aを捻り操作角度範囲制限レバー342のストッパ342aの直下に位置させ、打球発射ハンドル336に許容される最大捻り操作角度を30°に、打球発射ハンドル336に許容される最小捻り操作角度を0°に制限した状態で打球を行えばよい。また、遊技球を遊技盤16の中央領域に集めたいときには、突起337aと突起337bとの間にストッパ342aを位置させ、打球発射ハンドル336に許容される最大捻り操作角度を60°に、打球発射ハンドル336に許容される最小捻り操作角度を30°に制限した状態で打球を行えばよい。また、遊技球を遊技盤16の右方領域に集めたいときには、突起337bと突起337cとの間にストッパ332aを位置させ、打球発射ハンドル336に許容される最大捻り操作角度を90°に、打球発射ハンドル336に許容される最小捻り操作角度を60°に制限した状態で打球を行えばよい。更に、遊技球を遊技盤16のあらゆる領域に自由に打ち込みたい場合には、捻り操作角度範囲制限レバー342を指で押圧して「制限解除位置」を保持した状態にし、打球発射ハンドル336に許容される最大捻り操作角度と最小捻り操作角度とに制限を設けずに打球を行えばよい。また、これらの操作方法が特別スイッチ82の操作により操作方法表示ディスプレイ92に表示されるようになっていることが好ましいのは上述の第1実施形態の場合と同様である。
【0076】
これまで述べたように、本縦型弾球遊技機1に備えられた打球発射装置20においては、打球発射ハンドル36(或いは136,336)を所定の捻り操作角度範囲内で捻り操作すると、打球発射機構はその捻り操作角度に応じた打力で遊技球を叩打するので、遊技者は遊技盤16上の所望の領域に遊技球を打ち込むことができるのであるが、捻り操作角度範囲制限機構を用いて、打球発射ハンドル36(或いは136,336)に許容される最大捻り操作角度を上記所定の捻り操作角度範囲の上限値以下に制限できるとともに、打球発射ハンドル36(或いは136,336)に許容される最小捻り操作角度を上記所定の捻り操作角度範囲の下限値以上に制限できるようになっているので、叩打された遊技球が到達する遊技盤16上の領域を限定することができる。このため、捻り操作角度範囲制限機構により制限される打球発射ハンドル36(或いは136,336)の捻り操作角度範囲と打球発射機構により叩打された遊技球が到達する遊技盤16上の領域との対応を予め明らかにしておけば、遊技球を所望の領域に集中させる打球操作(所望領域への打ち分け)が大変容易となり、得られたチャンスを充分に生かしてより興趣の高い遊技を楽しむことができるようになる。
【0077】
これまで本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明の範囲は上述のものに限定されず、種々の構成変更が可能である。例えば、上述の第1実施形態に係る打球発射ハンドル36(或いは136)は図33(A)に示す打球発射ハンドル436のように、また第2実施形態に係る打球発射ハンドル336は図33(B)に示す打球発射ハンドル536のように、外周部の凹凸形状をなだらかにしたものであってもよい。このような形状を有する打球発射ハンドル436,536ではピン部材40及び捻り操作角度範囲制限ダイヤル37の操作、或いは捻り操作角度範囲制限レバー342の操作が容易になるという利点がある。なお、図33(A),(B)はともにキャップを外した状態の正面図を示している。
【0078】
また捻り操作角度範囲制限機構は、上記実施形態では捻り操作角度範囲制限ダイヤル或いは捻り操作角度範囲制限レバーを有した構成であったが、本発明では必ずしもこれらを用いた構成である必要はなく、打球発射ハンドルに許容される最大捻り操作角度を上述の「所定の捻り操作角度範囲」の上限値以下に制限するとともに、打球発射ハンドルに許容される最小捻り操作角度を上記「所定の捻り操作角度範囲」の下限値以上に制限することが可能であれば他の構成を有していてもよい。
【0079】
また、遊技者が遊技球を打ち込む領域として選択できる遊技盤上の領域(所望領域)の数は、上記2つの実施形態ではいずれも4つ(領域L1,L2,L3,L或いは領域L1’,L2’,L3’,L’)であったが、これは打球発射ハンドルの捻り操作角度範囲を制限する区間(例えば上記例であれば0°〜30°,0°〜60°,…或いは0°〜30°,30°〜60°,…)の数が4つであったからであり、この区間の数を変えることにより、遊技者が選択できる領域の数を変えることができるのはいうまでもない。また、各区間の間隔も任意に設定することができ、必ずしも等間隔である必要はない。
【0080】
更に、上記第1の実施形態では、打球発射ハンドル36より前方に突出して設けた部分(突起36a)が捻り操作角度範囲制限ダイヤル37に設けた部分(ストッパ37b)に当接して打球発射ハンドル36の捻り操作角度が制限される構成であったが、これは打球発射ハンドル36に設けた部分(上記ストッパ37bに相当するもの)が捻り操作角度範囲制限ダイヤル37より後方に突出した設けた部分(上記突起36aに相当するもの)当接して打球発射ハンドル36の捻り操作角度が制限される構成になっていてもよい。また、上記第2の実施形態では、打球発射ハンドル336に設けた部分(突起337a,337b,337c)が捻り操作角度範囲制限レバー342より後方に突出して設けた部分(ストッパ342a)に当接して打球発射ハンドル336の捻り操作角度が制限される構成であったが、これは打球発射ハンドル336より前方に突出して設けた部分(上記ストッパ342aに相当するもの)が捻り操作角度範囲制限レバー342に設けた部分(上記突起337a,337b,337cに相当するもの)に当接して打球発射ハンドル336の捻り操作角度が制限される構成になっていてもよい。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る縦型弾球遊技機の打球発射装置においては、打球発射ハンドルを所定の捻り操作角度範囲内で捻り操作すると、打球発射機構はその捻り操作角度に応じた打力で遊技球を叩打するので、遊技者は遊技盤上の所望の領域に遊技球を打ち込むことができるのであるが、捻り操作角度範囲制限機構を用いて、打球発射ハンドルに許容される最大捻り操作角度を上記所定の捻り操作角度範囲の上限値以下に制限できるとともに、打球発射ハンドルに許容される最小捻り操作角度を上記所定の捻り操作角度範囲の下限値以上に制限できるようになっているので、叩打された遊技球が到達する遊技盤上の領域を限定することができる。このため、捻り操作角度範囲制限機構により制限される打球発射ハンドルの捻り操作角度範囲と打球発射機構により叩打された遊技球が到達する遊技盤上の領域との対応を予め明らかにしておけば、遊技球を所望の領域に集中させる打球操作(所望領域への打ち分け)が大変容易となり、得られたチャンスを充分に生かしてより興趣の高い遊技を楽しむことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る打球発射装置が適用された縦型弾球遊技機の構成を示す図であり、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図2】図1(A)における領域IIの拡大図である。
【図3】(A)は本縦型弾球遊技機がパチンコ機である場合の遊技盤の一例を示し、(B)は本縦型弾球遊技機がアレンジボールである場合の遊技盤の一例を示している。
【図4】本縦型弾球遊技機における打球発射装置の構成を示す分解斜視図である。
【図5】打球発射ハンドルの近傍領域を上方より見た部分断面図である。
【図6】打球発射ハンドルの近傍領域を上方より見た部分断面図である。
【図7】図6における矢視VII−VIIから見た部分断面図である。
【図8】打球発射ハンドルの近傍領域を本縦型弾球遊技機の右側面側より見た部分断面図である。
【図9】外筒と内筒との結合部近傍を前方斜めから見た斜視図である。
【図10】本縦型弾球遊技機における信号伝送系統を示すブロック図である。
【図11】打球発射ハンドルの捻り操作と発射駆動源及び球送り駆動源のオンオフ状態の関係を示すタイミングチャートである。
【図12】遅延回路の構成例を示す図である。
【図13】特別スイッチの操作入力と特別スイッチ信号出力回路からの信号(オン信号)出力状態、及び特別スイッチランプの点灯状態の関係を示すタイミングチャートである。
【図14】打球発射ハンドルの近傍領域を本縦型弾球遊技機の右方側より見た部分断面図である。
【図15】打球発射ハンドルの近傍領域を本縦型弾球遊技機の右方側より見た部分断面図である。
【図16】駆動側軸部材と従動側軸部材の結合部付近の構成を示す斜視図である。
【図17】打球発射ハンドルの近傍領域を本縦型弾球遊技機の上方より見た部分断面図である。
【図18】捻り操作角度範囲制限機構の第1実施形態に係る図であり、(A)は打球発射ハンドル近傍部材の分解平面図、(B)は(A)の矢視XVIIIB−XVIIIBから見た背面図、(C)は(A)の矢視XVIIIC−XVIIICから見た正面図である。
【図19】捻り操作角度範囲制限機構の第1実施形態における打球発射ハンドル近傍部材の部分分解斜視図である。
【図20】ピン部材の構成例を示す図であり、(A)は円柱部と傘状部とが一体のタイプの一例を示しており、(B)は円柱部と係止部とが一体のタイプの一例を示している。
【図21】打球発射ハンドルの近傍を本縦型弾球遊技機の右方から見た部分断面図である。
【図22】(A)は図21における矢視XXIIAから見たピン部材の近傍領域を上方から見た図、(B)は図21における矢視XXIIB−XXIIBから見た同領域の断面図である。
【図23】(A),(B),(C),(D)は捻り操作角度範囲制限ダイヤルにより打球発射ハンドルの捻り操作角度範囲が制限されるようにしたときのハンドルベース、捻り操作角度範囲制限ダイヤル及び打球発射ハンドルとの位置関係を示す捻り操作角度範囲制限ダイヤルの正面図である。
【図24】(A),(B),(C),(D)は図23(A),(B),(C),(D)に対応して示す、突起とストッパとの位置関係の詳細を説明する模式図である。
【図25】捻り操作角度範囲制限ダイヤルをハンドルベースに固定させる機構の変形例を示す図であり、(A)は打球発射ハンドルの近傍を本縦型弾球遊技機の右方から見た部分断面図、(B)は(A)における矢視XXVBから見たピン部材の近傍領域の平面図、(C)は(A)における矢視XXVCから見た正面図である。
【図26】捻り操作角度範囲制限機構の第2実施形態に係る図であり、(A)は打球発射ハンドル近傍部材の分解平面図、(B)は(A)の矢視XXVIB−XXVIBから見た正面図、(C)は(A)の矢視XXVIC−XXVICから見た背面図である。
【図27】捻り操作角度範囲制限機構の第2実施形態における打球発射ハンドル近傍の部分断面正面図である。
【図28】捻り操作角度範囲制限レバーのストッパと打球発射ハンドルに形成された突起との位置関係を示す部分拡大斜視図である。
【図29】(A)は捻り操作角度範囲制限レバーが制限角度設定位置にある状態を示す図であり、(B)は捻り操作角度範囲制限レバーが制限解除位置にある状態を示す図である。
【図30】(A),(B)は打球発射ハンドルの裏面側に形成されたリング部における突起の付け根形状の例を示す図である。
【図31】(A),(B),(C),(D)は捻り操作角度範囲制限レバーにより打球発射ハンドルの捻り操作角度範囲が制限されるようにしたときの捻り操作角度範囲制限レバーと打球発射ハンドルとの位置関係を示す打球発射ハンドルの部分断面正面図である。
【図32】(A),(B),(C),(D)は図31(A),(B),(C),(D)に対応して示す、突起とストッパとの位置関係の詳細を説明する模式図である。
【図33】(A)は第1実施形態に係る打球発射ハンドルの変形例を示す図であり、キャップを外した状態の正面図、(b)は第2実施形態に係る打球発射ハンドルの変形例を示す図であり、キャップを外した状態の正面図である。
【符号の説明】
1 縦型弾球遊技機
2 テーブル
3 外枠
4 前枠
4a 窪み
5 上ヒンジ
6 下ヒンジ
7 施錠装置
8 ガラス枠
9 中央扉
10 上受け皿
11 下受け皿
12 当て板
13 ガラス板
14 タンク
15 裏機構板
15a 基準強度調節つまみ
16 遊技盤
17 曲がりレール
17a 出口開口
18 ゴムクッション
20 打球発射装置
21 ベース
21a ねじ取り付け孔
31 外筒
31a 基部
32 内筒
32a 係止穴
32d ガイド溝
33 ハンドルベース
33a,33b,33c,33d 切り欠き
35 キャップ
36 打球発射ハンドル
36a 突起
37 捻り操作角度範囲制限ダイヤル
37a ピン取り付け用ボス
37b ストッパ
38 アーム部
38a ボス部
39 コイルばね
40 ピン部材
40a 円柱部
40b 操作部
40c 係止部
40d 固定ねじ
41 固定ベース
42 打球杵
42a 槌部
43 リターンスプリング
44 ストッパ
45 発射駆動源
50 発射制御装置
51 発射強度決定回路
51a 捻り操作角度検出部
51b 基準強度調整部
52 発射許可判定回路
52a 発射許可信号入力検出部
52b タッチ検出部
52c 駆動スイッチ入力検出部
53 特別スイッチ入力検出部
54 信号出力遅延回路
54a 抵抗
54b コンデンサ
55 特別スイッチ信号出力回路
56 タイミング調整部
57 発射駆動源制御部
58 球送り駆動源制御部
60 発射許可信号出力装置
71 発射レール
72 球送り装置
72a 球送り駆動源
72b 球供給口
81 駆動スイッチ
81a 駆動ランプ
81’ レバー
82 特別スイッチ
82a 特別スイッチランプ
90 特別スイッチ関連処理装置
91 外部出力器
92 操作方法表示ディスプレイ
121 ベース
121a 孔
121b ねじ取り付け穴
131 外筒
131a 基部
131b フランジ
132 内筒
133 ハンドルベース
135 キャップ
136 打球発射ハンドル
141 固定ベース
141a 突出部
160 軸部材
161 駆動側軸部材
161a 平板部
161b 溝
162 従動側軸部材
162a 平板支持部
162b ねじ穴
163 連結ねじ
164 プーリ
165 ワイヤ
171 係止ねじ
172 係止穴
233 ハンドルベース
233a,233b,233c,233d 切り欠き
237 捻り操作角度範囲制限ダイヤル
237a ピン取り付け用ボス
240a,240b,240c,240d 突出部
333 ハンドルベース
333a ばね係止突起
335 キャップ
336 打球発射ハンドル
337 リング部
337a,337b,337c 突起
337t 窪み
341 揺動ピン
342 捻り操作角度範囲制限レバー
342a ストッパ
342b ばね支持部
342c ばね係止突起
343 レバー付勢ばね
436 打球発射ハンドル
437 溝
536 打球発射ハンドル
S1 固定ねじ
S2 係止ねじ
S3 ガイドねじ
MC 捻り操作量目安目盛り
SF 操作軸
VR 可変抵抗器
TC タッチ板
LV レバー
H ハーネス
SB 中継基板
C コネクタ
M 矢印マーク
SP 付勢ばね
ET 端子
P 突起

Claims (1)

  1. 方形枠状の外枠と、この外枠の前側開口域に合わせた方形状に形成されて前記外枠に開閉自在に取り付けられた前枠と、前記前枠に取り付けられた遊技盤とを有して構成され、ほぼ立設状態で遊技に供される縦型弾球遊技機の打球発射装置であって、
    前記前枠の前面に取り付けられ、所定の捻り操作角度範囲内での捻り操作が可能な打球発射ハンドルと、
    前記打球発射ハンドルの捻り操作角度に応じた打力で遊技球を叩打し、前記遊技球を前記遊技盤内に発射供給する打球発射機構と、
    前記打球発射ハンドルに許容される最大捻り操作角度を前記所定の捻り操作角度範囲の上限値以下に制限するとともに、前記打球発射ハンドルに許容される最小捻り操作角度を前記所定の捻り操作角度範囲の下限値以上に制限することが可能な捻り操作角度範囲制限機構とを有したことを特徴とする縦型弾球遊技機の打球発射装置。
JP2001155370A 2001-05-24 2001-05-24 縦型弾球遊技機の打球発射装置 Expired - Fee Related JP4614413B2 (ja)

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