JP2002299879A - 電子部品の製造方法 - Google Patents

電子部品の製造方法

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JP2002299879A JP2001102680A JP2001102680A JP2002299879A JP 2002299879 A JP2002299879 A JP 2002299879A JP 2001102680 A JP2001102680 A JP 2001102680A JP 2001102680 A JP2001102680 A JP 2001102680A JP 2002299879 A JP2002299879 A JP 2002299879A
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成男 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、回路基板にシールドケースを取着
するにあたり、容易に、且つ確実にシールドケースが取
着できる電子部品の製造方法を提供する。 【解決手段】本発明は、絶縁基板11上に回路構成部品
12を搭載した回路基板1と、前記回路基板1の回路構
成部品12を被覆するようにシールドケース3を取着し
て成る電子部品の製造方法において、上面がタイバー部
42を介してフープ材41に連結された複数のシールド
ケース2を供給する工程と前記回路基板1を、その表面
に搭載された回路構成部品12が被覆されるように複数
連結されたシールドケース2の1つに取着する工程と前
記タイバー部42を切断する工程とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板上の回路
部品をシールドケースで被覆するように取着した電子部
品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】VCOやTCXOに代表される機能部品
モジュール(本発明では、電子部品という。)は、セラ
ミックや樹脂製基板に所定回路網を形成し、その基板表
面に抵抗、コンデンサー、トランジスタなどの回路構成
部品をリフロー半田付けなどやバンプ接合して搭載し、
その後、この回路構成分を電磁シールドを兼ねた金属製
のシールドケースで被覆していた。例えば、シールドケ
ースは、下面が開口した筐体状を成し、側面の一部が基
板のアース電位の導体膜に接続するようにリフロー半田
付けまたは導電性接着剤で取り付けていた。
【0003】このように、電子部品の製造にあたり、回
路構成部品を搭載した1つの基板(回路基板)に、1つの
筐体状シールドケースとを接合していた。
【0004】このような1つの回路基板に、1つのシー
ルドケースを接合すると、非常に生産効率が悪い。この
ため、従来は、図3に示すように、複数の基板領域が連
設した大型基板の各回路基板毎に、シールドケースを取
着し、その後、シールドケースが取着された状態の大型
基板を個々に分離していた。
【0005】図3は、その大型基板の各回路基板領域
に、回路構成部品を搭載した状態、即ち、回路基板が複
数連設された状態である。
【0006】図3において、1・・は回路基板であり、
11は絶縁基板、12・・は回路構成部品、13は導通
スルーホールである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構造では、大型回路基板に対して、個々の筐体状シール
ドケースを、各回路基板1毎に対応させて取着させてい
た。従って、大型回路基板の導通スルーホール13に、
シールドケースの一部(側壁から延出する爪部)を挿入
して、導通スルーホール13の内面と爪部の一部とを半
田接合するには、シールドケースの上下方向、左右方向
に整列する必要があった。しかも、隣接する回路基板の
境界部分に存在する導通スルーホール13に、シールド
ケースの爪部を挿入するという非常に煩雑な作業を要し
ていた。
【0008】また、シールドケースの爪部の挿入性を考
慮すると、ケースの爪の寸法よりも導通スルーホールの
貫通穴径を充分に大きくしなければならず、位置精度の
悪化を起こしていた。
【0009】また、隣接しあう回路基板領域の境界部分
に形成された1つの導通スルーホール内に、隣接しあう
回路基板1、1に取着される2つのシールドケースを取
着するには、1つの導通スルーホール13内に別々のシ
ールドケースの爪部を一緒に挿入し、半田接合しなけれ
ばならない。このため、異なるシールドケース間に半田
が流れ込み、シールドケースどうしが互いに接合され、
個々の電子部品に分離する際に、非常に困難となってし
まう。例えば、隣接する回路基板1のシールドケース間
に半田がブリッジしないようにするためには、その間に
0.8mm〜1.0mmのクリアランスを設ける必要が
ある。このため、導通スルーホールを一層開口径を大き
くする必要があり、基板表面に占めるスルーホール開口
部分の割合が増加し、絶縁基板11上に搭載する回路構
成部品12を高密度に実装できなかった。
【0010】また、従来からのシールドケースは、ケー
スの中心線に対して線対称のものが多く方向性について
の問題は起こり難かったが、最近では複数の機能をひと
つの基板に組み込んでモジュールとした電子部品も増え
ており、この場合のケースは線対称ではないことがほと
んどである。このような場合、個々に分割されたシール
ドケースでは、逆に曲げ加工されて納入されたときや、
製造途中で正しく基板に装着されなかったとき、ケース
が変形して不良品となるばかりでなく、所定回路網とシ
ョートして最悪の場合、発火・焼損などの重大事故に繋
がる恐れがあった。
【0011】本発明は、上述の問題点に鑑みて案出され
たものであり、その目的は、回路基板にシールドケース
を取着するにあたり、容易に且つ確実に取着できる電子
部品の製造方法を提供するものである。
【0012】また、回路基板に形成する導通スルーホー
ルを極小化することができ、基板表面に回路構成部品を
高密度に実装でき、シールドケース間の半田ブリッジの
発生がない電子部品の製造方法を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、回路構成部品
を搭載した回路基板に、前記回路構成部品を被覆するよ
うに筐体状シールドケースを取着して成る電子部品の製
造方法において、上面がタイバー部を介してフープ材に
連結された複数の筐体状シールドケースを用意する工程
と、前記各筐体状シールドケースに回路基板を、その表
面に搭載された回路構成部品が筐体状シールドケース内
に収容されるようにして取着する工程と、前記タイバー
部を切断し、個々の電子部品に分離する工程とから成る
ことを特徴とする電子部品の製造方法である。
【0014】また、前記回路基板は、前記フープ材に連
結された隣接しあうシールドケースの間隔に対応する間
隔で基板保持具に整列された状態で、シールドケースに
取着されることを特徴とする電子部品の製造方法であ
る。
【作用】本発明は、フープ材に複数連設されたシールド
ケースを基準にして、このシールドケースに回路基板を
取着した電子部品の製造方法である。
【0015】即ち、回路基板に対して強度(剛性)が弱
い金属製のシールドケースの整列が不要となるため、回
路基板取着時におけるシールドケースの変形がなくな
る。
【0016】また、回路基板が、実質的に個片の状態で
取り扱うため、回路基板の端面に現れる導通スルーホー
ルの形状を、シールドケースの一部と接合し得る形状と
することができる。このため、導通スルーホールの開口
径を極小化、または極端の場合にはなくすこともでき
る。このため、回路基板の表面に実装する回路構成部品
の高密度実装が可能となる。
【0017】また、フープ材で連設されたシールドケー
スは、フープ材などの金属平板からプレス・折り曲げ加
工により組み立てられるため、隣接するシールドケース
間には所定間隔が存在する。即ち、回路基板に接合した
時に、隣接しあうシールドケース間で半田ブリッジは一
切発生しない。
【0018】また、回路基板をシールドケースに取着す
る前に、大型回路基板を個片に分離するために、従来の
ように半田ブリッジによって分離が困難となることは一
切ない。
【0019】しかも、個片に分離された回路基板を、フ
ープ材に連設されたシールドケースの間隔に対応した間
隔となるように、基板保持治具に保持されている。従っ
て、シールドケースの一部を回路基板に取着する際の位
置合わせが、非常に簡単となり、しかも、基板保持治具
に配列した回路基板を一括的に処理できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を電子部品の製造方
法を図面に基づいて説明する。
【0021】図1は、本発明の電子部品の製造方法にか
かる電子部品、例えば、電圧制御型発振器(VCO)の
外観斜視図であり、図2は、その側面図であり、図3
は、電子部品を構成する回路基板の製造工程を示す外観
斜視図であり、図4は製造工程を示す外観斜視図であ
る。
【0022】本発明にかかる電子部品は、回路基板1と
筐体状シールドケース2とから主に構成されている。
【0023】回路基板1は、セラミック、ガラスセラミ
ック、樹脂などの絶縁基板11の表面に、所定回路、例
えば電圧制御発振回路などを構成する回路構成部品12
・・が実装されている。また、絶縁基板11の端面に
は、シールドケース2の一部(例えば爪部21)が配置
される導通スールホール13を有している。
【0024】また、絶縁基板11の底面には、マザーボ
ード基板と接続するための端子電極14が形成されてい
る。尚、絶縁基板11が積層構造をなす場合には、内部
に所定回路網を形成する内部配線が形成されている。
【0025】シールドケース2は、42アロイやリン青
銅などの金属材料からなり、下面が開口した筐体状をな
している。即ち、上面と4つの側面とから構成されてい
る。この4つの側面のうち、複数の側面には絶縁基板1
1の導通スルーホール13と接合する爪部21を有して
いる。
【0026】このシールドケース2は、回路基板1の表
面に搭載した回路構成部品12・・を被覆するように、
回路基板1上に被覆され、同時に絶縁基板11の端面に
形成された導通スルーホール13にシールドケース2の
爪部21で位置固定され、導通スルーホール13に半田
や導電性樹脂接着材などを介して接合することにより、
回路基板1と一体化する。
【0027】この回路基板1とシールドケース2と接合
において、従来では、回路基板、シールドケースともに
各々を個片の状態とし、両者(回路基板1とシールドケ
ース2)を接合していた。
【0028】また、従来のように、回路基板1が複数が
抽出可能な大型基板の状態として、個片のシールドケー
ス2を、大型基板の各回路基板領域に取着し、その後、
大型基板の各回路基板領域を分離していた。
【0029】これに対して、本発明は、回路基板1をあ
らかじめ個片の状態の回路基板1を用い、シールドケー
ス2がフープ材によって複数連設された集合体を用い、
この集合体の各シールドケース2内に、各々回路基板1
を配置・取着し、その後、シールドケース2集合体から
個々のシールドケース2毎に分離することにより、電子
部品を抽出する製造方法である。
【0030】この回路基板1は、その形成方法は、その
途中までは従来方法と変わらない。即ち、図3に示すよ
うに、複数の回路基板1が抽出できる大型基板10で形
成されている。大型基板10はセラミック、ガラスセラ
ミックや樹脂などの絶縁材料からなり、単板または複数
の絶縁層が積層した構成されている。そして、大型基板
の各回路基板領域の表面には、所定配線導体が形成さ
れ、さらに、所定回路、例えば電圧制御発振回路を構成
する回路構成部品12・・が実装されている。また、大
型基板10の各回路領域には、基板の厚み方向を貫くビ
アホール導体が形成されており、その底面にはマザーボ
ードに表面実装を可能とする端子電極14が形成されて
いる。また、大型基板10が積層構造である場合、この
内部にも所定回路を構成するために内部配線導体やマイ
クロストリップ線路などが配置されている。このビアホ
ール導体は、基板の表面及びまたは内部に形成された所
定回路と底面の端子電極14を接続するものである。
【0031】大型基板10は、各回路基板領域が縦横に
配置されており、これらの境界部分(一方方向の境界線
を15、他方の境界線を16で示している)によって、
各回路基板領域が仕切られている。実際には、大型基板
10から個片の回路基板1に分離する方法が、例えば、
分割方法であれば、この境界線はあらかじめ分割溝が形
成されている。この場合、分割溝は、基板11の厚み方
向に対して表裏両合計深さが30〜70%程度である。
また、切断方法であれば、その境界線部分に切断の目印
となるマークが形成されている。
【0032】いずれの方法であっても、大型基板10の
状態では、境界線部分、例えば境界線15上に、分離後
に導通スルーホール13となる円形導通スルーホールが
形成されている。この円形導通スルーホールは、隣接し
あう回路基板領域に跨がるように形成され、その内面に
シールドケース2の爪部21が配置され、半田などで接
合可能とするため、導体膜が形成されている。この導体
膜は、所定回路のアース電位の配線と導通している。
【0033】また、大型基板10は、回路基板1の製造
工程を効率化するために、回路基板1を構成するすべて
の要素(配線や回路構成部品12・・)が、各回路基板
領域に実装されている。
【0034】このような大型基板10は、境界線部分1
5、16にそって分離して、1つの大型基板10から複
数の回路基板1の個片を抽出する。尚、分離時の機械的
な衝撃を嫌う回路構成部品12に関して、分離した後
に、個片となった回路基板1に対して別途実装してもよ
い。
【0035】そして、個片となった回路基板1は、図4
に示すように、基板保持具30に所定間隔をおいて配置
される。基板保持具30は、長尺状平板基板31と、個
々の回路基板1の4つの角部を固定する例えばL字状固
定突片32とで構成されている。材料は、耐熱性を有す
る樹脂、セラミック、金属などで形成されている。即
ち、回路基板1は、この固定突片32に配置され、回路
構成部品12・・が上面となるように、基板保持具30
に所定間隔をおいて配置される。ここで、重要なこと
は、この固定突片32は、絶縁基板1の導通スールホー
ル13を形成した部分が、露出するように形成されてい
る。即ち、例えば4つで1組の固定突片32の位置によ
って、回路基板1を配置した時の間隔が規定されること
になる。また、回路基板1をこの固定突片32に容易に
着脱できるように、内側にテーパーが切ってある。
【0036】シールドケース2は、図4に示すように、
複数のシールドケース2(連設された状態のシールドケ
ースを符号20を記す)が連設された集合体40によっ
て用意される。
【0037】具体的には、各シールドケース20は、タ
イバー部42を介してフープ材41に接合されている。
即ち、各シールドケース20の上面の角部からタイバー
部42を延出し、一対のフープ材41、42に連結され
ている。
【0038】シールドケース20が形成される前は、シ
ールドケース20などとなる平板状金属板を用いて、1
つのシールドケース2の矩形状上面と、上面の各辺から
連続した4つの側面部、上面の4つの角部から延出する
タイバー部42及びこのタイバー部42と連結し、且つ
複数のシールドケース2に共通となった1対のフープ材
41を残して、プレスにより切断加工し、その後、各シ
ールドケース2毎に、矩形状の上面に対して4つの側面
部を折り曲げ加工することにより形成される。この状態
が、図4の集合体40の右側2つの状態である。尚、図
4において、左側のシールドケース2は、タイバー部4
2のケース側根元部分で切断されて、回路基板1に取着
されているが、これは、製造工程を分かり約説明するた
めであり、複数のシールドケース20は、同時に一括的
に処理される。
【0039】尚、4つの側面のうち、複数の側面の下辺
には、絶縁基板11の導通スルーホール13に対応する
ように爪部21を有している。
【0040】ここで、上述の基板保持具30上に配置し
た回路基板1の間隔は、フープ材41に連設された各シ
ールドケース20の間隔を同一にする必要がある。尚、
隣接するシールドケース20どうしの間隔は、平板状基
板においては、上述したように隣接しあうシールドケー
スの側面を形成する領域となる。
【0041】シールドケース2と回路基板1との組み立
て方法を説明する。
【0042】まず、回路基板1の絶縁基板11の端面に
形成された導通スルーホール13内にクリーム半田、導
電性接着材などの接合材を供給する。
【0043】そして、個片状の各回路基板1を、それそ
れ基板保持具30の4つの固定突片32内に整列配置す
る。尚、上述の接合材の供給は、回路基板1を基板保持
具30に整列させた後でも構わない。
【0044】次に、タイバー部42を介して連設された
各シールドケース20は、回路保持具30とを位置合わ
せを行い、基板保持具30に整列された個々回路基板1
に対して、一括的にシールドケース20を被覆する。基
板保持具30上における回路基板1の位置と、タイバー
部42を介して連設された各シールドケース20の位置
とは一致しているため、絶縁基板11の導通スルーホー
ル13にシールドケース20の一部である爪部21が配
置されることになる。
【0045】この状態で、シールドケース20の爪部2
1と導通スルーホール13とに熱処理して、導通スルー
ホール13と爪部21とを半田接合または樹脂接着材の
硬化により、シールドケース20と回路基板1とを一体
化する。
【0046】この状態では、シールドケース20を連設
するプーブ材41側に、回路基板1が各々接合された状
態となる。
【0047】最後に、回路基板1が取着されたシールド
ケース20のタイバー部42を切断してフープ材41か
ら電子部品を分離する。この分離は、シールドケース2
の外観上、タイバー部42とシールドケース2の上面と
の境界部分で切断することが重要である。
【0048】具体体には、シールドケース20の上面側
から、例えばレーザーを照射して切断することが望まし
い。この時、電子部品は、実質的に基板保持具30に固
定されているため、レーザーの照射位置も制御できるた
め、非常に安定した切断することができる。
【0049】また、機械的に切断する場合には、シール
ドケース2の変形を考慮して、フープ座員41に連設さ
れた電子部品を、基板保持具30から外し、タイバー部
42をプレスなどにより切断する。この時、回路基板1
側を上面として、シールドケース20の上面を切断治具
の基準面に載置し、シールドケース20の上面や側面に
負荷を与えないよう、回路基板1側から切断することが
望ましい。
【0050】即ち、本発明の電子部品の製造方法は、上
面がタイバー部42を介してフープ材41に連結された
複数のシールドケース20を用意する工程と、前記回路
基板1を、その表面に搭載された回路構成部品12が被
覆されるように複数連結されたシールドケース20の1
つに取着する工程と、前記タイバー部42を切断する工
程とからなる。
【0051】尚、図4において、3つシールドケース
2、20を示しており、左側のシールドケースを有する
電子部品が先行して組み立てられるように示されている
が、実際には、基板保持具に配置された回路基板1が同
時に、組み立てされるものである。
【0052】また、図1において、シールドケース2の
側面の両端部に隙間17が形成されている。これは、フ
ープ材41にシールドケース2を連設するために形成し
たタイハー部42を、平板状金属板から形成する時の取
りしろ部分である。
【0053】また、上述の実施例では、回路基板1とシ
ールドケース2との接合が、絶縁基板11の端面に形成
した導通スルーホール13とシールドケース2の爪部2
1とで接合しているが、絶縁基板11は導通スルーホー
ル13を形成する必要はなく、例えば、基板保持具30
の4つの固定突片32との間に露出する絶縁基板11の
端面に直接シールドケース3と接合しても構わない。
【0054】このように、シールドケース2の取着時に
は、隣接するシールドケース2間に所定間隔(シールド
ケース2の側面の高さの2倍相当以上の間隔)が形成さ
れている。従って、回路基板1上にシールドケース2を
取着するにあたり、隣接しあうシールドケース2の半田
ブリッジが形成されることが一切ない。従って、導通ス
ルーホール13の開口形状を、シールドケース2の爪部
21の大きく合致した極小化することができる。このた
め、スルーホールの開口径を極小化できるため、絶縁基
板11上に搭載する回路構成部品12の実装領域を極大
化でき、高密度実装が可能となる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、個々のシールドケース
の整列が不要となるため、回路基板取着時におけるシー
ルドケースの変形がなくなる。また、回路基板側の導通
スルーホールの形状を極小化することができるため、回
路基板の表面に実装する回路構成部品の高密度実装が可
能となり、大型基板から抽出できる絶縁基板の数を増加
させることができる。また、回路基板をシールドケース
に取着する前に、大型回路基板を個片に分離するため
に、従来のように、半田ブリッジによって分離が困難と
なることは一切ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子部品の製造方法にかかる電子部品
の外観斜視図である。
【図2】本発明の電子部品の製造方法にかかる電子部品
の側面図である。
【図3】回路基板を抽出するための大型基板の斜視図で
ある。
【図4】本発明の電子部品の製造工程を説明するための
外観斜視図である。
【符号の説明】
10 大型基板 1 回路基板 11 絶縁基板 12 回路構成部品 13 導通スルーホール 14 端子電極 2 シールドケース 21 爪部 41 フープ材 42 タイバー部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路構成部品を搭載した回路基板に、前
    記回路構成部品を被覆するように筐体状シールドケース
    を取着して成る電子部品の製造方法において、 上面がタイバー部を介してフープ材に連結された複数の
    筐体状シールドケースを用意する工程と、 前記各筐体状シールドケースに回路基板を、その表面に
    搭載された回路構成部品が筐体状シールドケース内に収
    容されるようにして取着する工程と、 前記タイバー部を切断し、個々の電子部品に分離する工
    程とから成ることを特徴とする電子部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記回路基板は、前記フープ材に連結さ
    れた隣接しあうシールドケースの間隔に対応する間隔で
    基板保持具に整列された状態で、シールドケースに取着
    されることを特徴とする請求項1記載の電子部品の製造
    方法。
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