JP2002299406A - 基板搬送装置およびこれを用いた基板処理装置 - Google Patents

基板搬送装置およびこれを用いた基板処理装置

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JP2002299406A
JP2002299406A JP2001095584A JP2001095584A JP2002299406A JP 2002299406 A JP2002299406 A JP 2002299406A JP 2001095584 A JP2001095584 A JP 2001095584A JP 2001095584 A JP2001095584 A JP 2001095584A JP 2002299406 A JP2002299406 A JP 2002299406A
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Japan
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substrate
processing
processing stage
substrate transfer
transfer device
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JP2001095584A
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English (en)
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Izuru Izeki
出 井関
Tsutomu Kamiyama
勉 上山
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄型基板を確実に保持して搬送することがで
きるようにする。 【解決手段】 本発明に係る基板搬送装置1は、極性の
異なる永久磁石6,7が埋め込まれたリング状の第1部
材4と第2部材5とを備え、磁力の吸引力を利用して両
部材4,5で基板Wを挟持して基板処理部2に搬送する
ので、基板Wが撓んだり、振動したりすることによっ
て、基板Wが搬送中に脱落することがない。処理ステー
ジ2A上では、第1部材4を基板Wから離脱させて処理
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造工程、
液晶ディスプレイ製造工程、プラズマディスプレイ製造
工程などで基板搬送に使用される基板搬送装置およびこ
れを用いた基板処理装置に係り、特に樹脂フィルム、ガ
ラス薄板、金属箔などの薄型基板の搬送に適した技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば液晶ディスプレイ製造工程
で取り扱われる大型のガラス基板の搬送に適した基板搬
送装置として、特開平11−188681号公報に開示
されたものがある。この装置は、ハンド基台に片持ち支
持された一対のフォーク状部材に各々2個ずつ、合計4
個の真空吸引を利用した吸着パッドを配設して構成され
ている。これらの吸着パッド上に搬送対象であるガラス
基板を載せて、4箇所で吸着保持して搬送するようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、この種のガラス
基板の薄型化に伴い、次のような問題点が生じている。
すなわち、薄型のガラス基板を上述したフォーク状部材
の上に載せると、ガラス基板が大きく変形したり、また
振動するなどしてガラス基板の裏面と吸着パッドとの間
に隙間が生じるので、ガラス基板の吸着保持ができなく
なってガラス基板が脱落するという問題が生じている。
同様の問題は、樹脂フィルムや金属箔などの薄型基板を
搬送する場合にも生じる。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、薄型基板を確実に保持して搬送するこ
とができる基板搬送装置およびこれを用いた基板処理装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。請求項1
に記載の発明に係る基板搬送装置は、磁力によって互い
に吸引力を発揮する第1部材と第2部材とを備え、前記
両部材で基板を挟持して基板を搬送することを特徴とす
る。
【0006】(作用・効果)請求項1に記載の発明によ
れば、磁力によって互いに吸引力を発揮する第1部材と
第2部材とで基板を挟持して搬送しているので、大型で
薄い基板であっても確実に保持して搬送することができ
る。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の基板搬送装置において、前記第1部材および第2部材
の少なくともいずれか一方の部材に永久磁石または電磁
石が取り付けられている。
【0008】(作用・効果)請求項2に記載の発明によ
れば、第1部材および第2部材の少なくともいずれか一
方の部材に取り付けられた永久磁石または電磁石によっ
て励起される磁力によって吸引力が発揮される。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の基板搬送装置において、前記第1部材および
第2部材が、基板の周縁部を表裏面から挟持するリング
状部材である。
【0010】(作用・効果)請求項3に記載の発明によ
れば、リング状の第1部材と第2部材とで基板の周縁部
を挟持して搬送しているので、大型の薄い基板であって
も基板の撓みを抑制することができ、基板を確実に保持
して搬送することができる。また、リング状の両部材は
基板の周縁に接触するだけで、基板の中央部には接触し
ないので、基板に与える損傷を最小限に抑えることがで
きる。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の基板搬送装置において、前記第1部材
および第2部材のいずれか一方の部材は、基板を搬送す
る基板搬送アームに一体に取り付けられている。
【0012】(作用・効果)請求項4に記載の発明によ
れば、第1部材および第2部材のいずれか一方の部材が
基板搬送アームに一体に取り付けられているので、両部
材に挟持された基板は、基板搬送アームと一体に搬送さ
れる。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の基板搬送装置において、前記第1部材
および第2部材が、基板を搬送する基板搬送アームとは
別体で、かつ基板搬送アームに着脱自在に構成されてい
る。
【0014】(作用・効果)請求項5に発明によれば、
第1部材および第2部材が基板搬送アームとは別体に構
成されているので、例えば基板の表裏を反転させる場合
に、基板搬送アームとは切り離して、両部材で基板を挟
持した状態で基板の姿勢変換を容易に行なうことができ
る。
【0015】請求項6に記載の発明に係る基板処理装置
は、磁力によって互いに吸引力を発揮する第1部材と第
2部材とで基板を表裏面から挟持して基板を搬送する基
板搬送装置と、前記基板搬送装置によって搬送された基
板を処理ステージ上に載置して、基板に所要の処理を行
なう基板処理部とを備えたことを特徴とする。
【0016】(作用・効果)請求項6に記載の発明によ
れば、第1部材と第2部材とで基板を表裏から挟持して
処理ステージ上に搬送して、基板に所要の処理を行なっ
ているので、大型の薄い基板であっても基板の処理を円
滑に行なうことができる。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の基板処理装置において、前記基板搬送装置は、前記第
1部材と第2部材とで挟持された基板を前記処理ステー
ジ上に載置した後、基板の表面側に位置する第1部材を
基板表面から離脱させる。
【0018】(作用・効果)請求項7に記載の発明によ
れば、第1部材と第2部材とで挟持された基板を処理ス
テージ上に載置した後に、基板表面側の第1部材を基板
から離脱させているので、基板の表面処理の際に第1部
材が邪魔になることがない。
【0019】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
に記載の基板処理装置において、前記処理ステージは、
縦軸心周りに回転可能であって、かつ処理ステージ上の
基板と前記第2部材とを保持する保持手段を備える。
【0020】(作用・効果)請求項8に記載の発明によ
れば、基板と第2部材とを保持した状態で処理ステージ
を回転させているので、基板の回転処理を円滑に行なう
ことができる。
【0021】なお、本明細書は、次のような基板保持具
およびこれを用いた基板処理方法に係る発明も開示して
いる。 (技術的課題)大型で薄い基板は撓んで大きく変形する
ので、その取り扱いが困難である。本発明はこの種の基
板の取り扱いを容易にする基板保持具およびこれを用い
た基板処理方法を提供することを目的とする。
【0022】(1)磁力によって互いに吸引力を発揮す
る第1部材と第2部材とで基板を表裏面から挟持して基
板を保持する基板保持具。
【0023】(作用・効果)上記の発明によれば、磁力に
よって互いに吸引力を発揮する第1部材と第2部材とで
基板を表裏面から挟持して基板を保持しているので、大
型で薄い基板であっても基板が撓んで変形することがな
く、基板を容易に取り扱うことができる。
【0024】(2)前記(1)に記載の基板保持具にお
いて、前記第1部材および第2部材は、基板の周縁部を
表裏面から挟持するリング状の部材である。
【0025】(作用・効果)上記の発明によれば、リン
グ状の両部材は基板の周縁に接触するだけで、基板の中
央部には接触しないので、基板に与える損傷を最小限に
抑えることができる。
【0026】(3)磁力によって互いに吸引力を発揮す
る第1部材と第2部材とで基板を表裏面から挟持して基
板を処理ステージ上に載せる過程と、処理ステージ上に
載せられた基板の表面側に位置する第1部材を基板から
離脱させる過程と、処理ステージ上に基板と第2部材と
を載置した状態で基板に所要の処理を行なう過程とを備
えたことを特徴とする基板処理方法。
【0027】(作用・効果)上記の発明によれば、第1
部材と第2部材とで基板を表裏から挟持して処理ステー
ジ上に搬送して、基板に所要の処理を行なっているの
で、大型の薄い基板であっても基板の処理を円滑に行な
うことができる。また、第1部材と第2部材とで挟持さ
れた基板を処理ステージ上に載置した後に、基板表面側
の第1部材を基板から離脱させているので、基板の表面
処理の際に第1部材が邪魔になることがない。
【0028】(4)前記(3)に記載の基板処理方法に
おいて、前記基板の処理過程は、処理ステージ上に基板
と第2部材とを保持した状態で、処理ステージを縦軸心
周りに回転させて基板の処理を行なう回転処理過程であ
る。
【0029】(作用・効果)上記の発明によれば、基板
と第2部材とを保持した状態で処理ステージを回転させ
ているので、基板の回転処理を円滑に行なうことができ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。 <第1実施例>図1は、本発明に係る基板搬送装置およ
び基板処理装置の一実施例の要部を示した斜視図であ
る。以下では、液晶表示器などに使用される矩形状のガ
ラス基板を例に採って説明するが、本発明は半導体ウエ
ハなどの円形状の基板などにも適用可能であり、基板の
形状は特に限定しない。
【0031】本実施例に係る基板処理装置は、矩形状の
ガラス基板(以下、単位に「基板」という)Wを搬送す
る基板搬送装置1と、この基板搬送装置1によって搬送
された基板Wを載置して基板Wに所要の処理を施す基板
処理部2とを備えている。
【0032】基板搬送装置1は、基板搬送アーム3と、
この基板搬送アーム3の先端部に一体に取り付けられた
リング状の第1部材4と、この第1部材4と協働して基
板Wを挟持・保持する第2部材5とを備えている。基板
搬送アーム3は、図示しない駆動機構に連結されて、昇
降および水平移動可能に構成されている。
【0033】第1部材4および第2部材5は、基板Wと
ほぼ同形の矩形状のリングであり、セラミックス、ステ
ンレス鋼、アルミニウムなどから形成されている。第1
部材4の下面および第2部材5の上面には、複数個の異
極の永久磁石6,7が対向するように埋め込まれてい
る。このような第1部材4および第2部材5で基板Wを
表裏面から挟み込むと、異極の永久磁石6,7によって
励起される磁力によって、両部材4,5間に吸引力が発
揮され、両部材5,6間の基板Wが確実に保持される。
したがって、撓みやすい大型の薄い基板Wであっても基
板搬送アーム3から離脱することなく搬送することがで
きる。また、両部材4,5はリング状であって、基板W
の表裏周縁部に接触するだけであるので、基板Wの中央
部に傷や汚染などを与えることなく基板Wを搬送するこ
とができる。
【0034】基板処理部2は基板Wを載置する処理ステ
ージ2Aを備えている。処理ステージ2Aは、基板Wよ
りも少し大きな矩形状のテーブルであって、縦軸心周り
に回転可能に構成されている。処理ステージ2Aの上面
には、載置された基板Wを真空吸引で保持するための多
数の吸引孔8が開設されている。また、処理ステージ2
Aの上面周縁に沿って矩形状の溝9が穿たれており、こ
の溝9に第2部材5が嵌まり込むようになっている。第
2部材5が溝9に嵌合した状態で、第2部材5と処理ス
テージ2Aとはほぼ同一面になるように、溝9の深さが
設定されている。また、溝9の底面には嵌合した第2部
材5を真空吸引で保持するための吸引孔10(図2参
照)が形成されている。
【0035】次に上述した実施例装置の動作を図2〜図
4を参照して説明する。図2は基板Wを処理ステージ2
Aに搬入する状態を示した断面図、図3は基板搬送装置
1が基板Wを処理ステージ2Aに載せた状態を示す断面
図、図4は基板Wの処理状態を示す断面図である。
【0036】基板Wを処理ステージ2Aに搬入する場合
は、図2に示すように、基板搬送装置1の第1部材4と
第2部材5とで基板Wを表裏面から挟持・保持して基板
Wを搬送する。基板Wが処理ステージ2Aの上方所定位
置に達すると、基板搬送装置1を下降(あるいは、処理
ステージ2Aを上昇)させて、図3に示すように、第2
部材5を処理ステージ2Aの溝9に嵌め入れる。
【0037】第2部材5を溝9に嵌め入れた後に、吸引
孔8、10に連通する吸引配管に設けられた電磁弁11
を開放して、基板Wおよび第2部材5を処理ステージ2
A上に吸着保持する。このとき、第2部材5の真空吸引
による吸着力を、両部材4,5の永久磁石6,7による
吸引力よりも強くなるように設定しておく。この状態で
基板搬送アーム3を上昇(あるいは、処理ステージ2A
を下降)させると、図4に示すように、第1部材4が基
板Wの表面から離脱して、基板Wの上面全体が処理ステ
ージ2A上に現れる。
【0038】続いて、処理ステージ2Aが回転して基板
Wの表面に所要の処理が施される。本実施例では、ノズ
ル12が基板Wの回転中心に進出してきて、基板Wにフ
ォトレジスト液が供給される。そして、基板Wが高速回
転されて基板Wの表面にフォトレジスト膜が形成され
る。
【0039】基板Wの処理が終わると処理ステージ2A
の回転を停止させて、第2部材5が第1部材4に対向す
る位置に処理ステージ2Aを止める。この状態で基板搬
送アーム3を下降(あるいは、処理ステージ2Aを上
昇)させて、第1部材4を処理ステージ2Aの第2部材
5に重ね合わせる。続いて、電磁弁11を閉じて処理ス
テージ2Aの吸着を解除する。この状態で基板搬送アー
ム3を上昇(あるいは、処理ステージ2Aを下降)させ
ると、磁石の吸引力により基板Wが両部材4,5に挟持
された状態で処理ステージ2Aから搬出される(図2の
状態)。
【0040】以上のように、本実施例に係る基板搬送装
置1によれば、磁石による吸引力を利用して、リング上
の第1部材4と第2部材5とで基板Wを表裏面から挟持
して搬送するので、大型で薄い基板Wであっても基板W
の撓みなどに影響されることなく、基板Wを確実に搬送
することができる。また、本実施例に係る基板処理装置
によれば、基板搬送装置1を使って基板Wを基板処理部
2に搬入・搬出しているので、大型で薄い基板Wであっ
ても基板Wの処理を円滑に行なうことができる。更に、
基板Wの処理中は、基板Wの表面から第1部材4を離脱
させているので、フォトレジスト液の回転塗布などの処
理を第1部材4で邪魔されることなく行うことができ
る。
【0041】<第2実施例>図5は、本発明に係る基板
搬送装置および基板処理装置の第2実施例の要部を示し
た斜視図である。上述した第1実施例では、第1部材4
を基板搬送アーム3に一体に取り付けたが、本実施例で
は第1部材4Aを基板搬送アーム3とは切り離して別体
に構成してある。第1部材4Aおよび第2部材5には、
第1実施例と同様に永久磁石6,7が埋め込まれてお
り、大型で薄い基板を磁石の吸引力で挟持・保持するよ
うになっている。基板搬送アーム3と切り離された第1
部材4Aおよび第2部材5は、基板保持具13を構成し
ている。
【0042】一対の基板搬送アーム3の先端部には、第
1部材4Aとほぼ同形の矩形状の支持具14が一体に連
結されている。支持具14の下面には複数個のピン15
が設けられており、各ピン15を上下に貫通して真空吸
着用の吸引孔16(図7参照)が開けられている。第1
部材4Aの上面には、支持具14のピン15に対応した
複数個の嵌合穴17が開けられている。なお、基板処理
部2の構成は第1実施例と同様であるのでここでの説明
は省略する。
【0043】次に本実施例の動作を図7および図8を参
照して説明する。図7に示すように、基板保持具13が
磁石の吸引力で基板Wを挟持・保持した状態で、基板搬
送アーム3に連結された支持具14のピン15が第1部
材4Aの嵌合穴17に嵌め入れられる。そして、ピン1
5の吸引孔16を介して真空吸引されることにより、基
板保持具13が支持具14に支持される。この状態で基
板Wが基板処理部2に搬送されて、第1実施例と同様に
第2部材5が処理ステージ2Aの溝9に嵌め入れられ
て、基板Wおよび第2部材5が処理ステージ2A上に吸
着保持される。続いて、支持具14で第1部材4Aを吸
引保持した状態で基板搬送アーム3を上昇(あるいは、
処理ステージ2Aを下降)させることにより、第1部材
4Aを基板Wの表面から離脱させる。この場合、支持具
14が第1部材4Aを吸着保持する力を基板保持具13
の磁石の吸引力よりも強く設定しておく。処理ステージ
2Aを使った基板Wの処理、および処理ステージ2Aか
らの基板Wの搬出は第1実施例と同様であるので、ここ
での説明は省略する。
【0044】本実施例によれば、第1部材4Aと第2部
材5で構成された基板保持具13が基板搬送アーム3と
は別体であるので、次のような特有の効果を奏する。
【0045】すなわち、基板Wの表裏を逆転させて(基
板Wの裏面を上に向けた状態で)、基板Wの裏面に所要
の処理を行おうとすると、第1実施例装置によれば、基
板搬送アーム3に上下反転機構を付設する必要がある。
しかし、基板搬送アーム3は水平・昇降移動を行なう機
構を備えているので、これらの機構に加えて反転機構を
付設すると装置が大掛かりになって好ましくない。本実
施例では、基板搬送アーム3とは切り離して基板保持具
13を構成しているので、基板搬送アーム3の駆動機構
とは個別に反転機構を設けることができ、装置の実現が
容易になる。
【0046】本発明は、上述した各実施例のものに限ら
ず次のように変形実施することも可能である。 (1)上述した実施例では、第1部材4(4A)および
第2部材5に互いに異極性の永久磁石を埋め込んだが、
本発明はこれに限らず、第1部材と第2部材との間に磁
力による吸引力が働くように構成すればよい。例えば、
第1部材および第2部材のいずれか一方に永久磁石を埋
め込み、他方の部材に鉄などの強磁性体を埋め込むよう
にしてもよい。また、磁力を発生させる手段は永久磁石
に限らず、電磁石であってもよい。電磁石は電気配線を
伴うので、基板搬送アーム3と別体となる第1部材4A
や第2部材5に適用するのは好ましくなく、基板搬送ア
ーム3と一体になった第1実施例の第1部材4に適用す
るのが好ましい。
【0047】(2)上述した実施例では、処理ステージ
2Aに第2部材5を保持する手段として真空吸引を用い
たが、例えば図8に示すように、第2部材5に埋め込ま
れた永久磁石(または、鉄などの強磁性体)7に対向す
るように、処理ステージ2Aに複数個の電磁石18を取
りつけ、各電磁石への通電をON・OFF制御すること
により、第2部材5を保持する状態と、第2部材5を保
持しない状態とを生成するようにしてもよい。
【0048】(3)上述した実施例では、第1部材およ
び第2部材をリング状部材で構成したが、本発明はこれ
に限らず、例えば馬蹄形部材、Cの字形状の部材、フォ
ーク形状の部材などでもよい。
【0049】(4)上述した実施例では、基板処理装置
としてフォトレジスト液の回転塗布装置を例に挙げた
が、本発明は基板の現像装置や熱処理装置などの種々の
基板処理装置に適用することができる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る基板搬送装置によれば、大型で薄い基板であって
も、基板の撓みによる変形に影響されることなく、基板
を確実に保持して搬送することができる。また、かかる
基板搬送装置を用いた基板処理装置によれば、大型で薄
い基板であっても円滑に処理を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板搬送装置および基板処理装置
の一実施例の要部を示した斜視図である。
【図2】基板を処理ステージに搬入する状態を示した断
面図である。
【図3】基板搬送装置が基板を処理ステージに載せた状
態を示した断面図である。
【図4】基板の処理状態を示した断面図である。
【図5】本発明に係る基板搬送装置および基板処理装置
の第2実施例の要部を示した斜視図である。
【図6】第2実施例装置で基板を処理ステージに搬入す
る状態を示した断面図である。
【図7】第2実施例装置で基板を処理するときの状態を
示した断面図である。
【図8】変形例の要部構成を示した断面図である。
【符号の説明】
W … 基板 1 … 基板搬送装置 2 … 基板処理部 2A … 処理ステージ 3 … 基板搬送アーム 4、4A … 第1部材 5 … 第2部材 6,7 … 永久磁石 13 … 基板保持具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/13 101 G02F 1/13 101 (72)発明者 上山 勉 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 2H088 FA17 FA30 MA20 3C007 AS01 DS01 FS07 FS08 FT11 GS01 GS12 NS09 NS10 NS12 5F031 CA02 CA05 FA01 FA02 FA11 FA12 GA10 GA12 GA15 GA16 GA47 PA18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁力によって互いに吸引力を発揮する第
    1部材と第2部材とを備え、前記両部材で基板を挟持し
    て基板を搬送することを特徴とする基板搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板搬送装置におい
    て、 前記第1部材および第2部材の少なくともいずれか一方
    の部材には、永久磁石または電磁石が取り付けられてい
    る基板搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の基板搬送装置
    において、 前記第1部材および第2部材は、基板の周縁部を表裏面
    から挟持するリング状部材である基板搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の基板搬
    送装置において、 前記第1部材および第2部材のいずれか一方の部材は、
    基板を搬送する基板搬送アームに一体に取り付けられて
    いる基板搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の基板搬
    送装置において、 前記第1部材および第2部材は、基板を搬送する基板搬
    送アームとは別体で、かつ基板搬送アームに着脱自在に
    構成されている基板搬送装置。
  6. 【請求項6】 磁力によって互いに吸引力を発揮する第
    1部材と第2部材とで基板を表裏面から挟持して基板を
    搬送する基板搬送装置と、 前記基板搬送装置によって搬送された基板を処理ステー
    ジ上に載置して、基板に所要の処理を行なう基板処理部
    とを備えたことを特徴とする基板処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の基板処理装置におい
    て、 前記基板搬送装置は、前記第1部材と第2部材とで挟持
    された基板を前記処理ステージ上に載置した後、基板の
    表面側に位置する第1部材を基板表面から離脱させる基
    板処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の基板処理装置におい
    て、 前記処理ステージは、縦軸心周りに回転可能であって、
    かつ処理ステージ上の基板と前記第2部材とを保持する
    保持手段を備える基板処理装置。
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