JP2002298700A - 導光板、操作ボタン照明機構及びオーディオ装置 - Google Patents
導光板、操作ボタン照明機構及びオーディオ装置Info
- Publication number
- JP2002298700A JP2002298700A JP2001093807A JP2001093807A JP2002298700A JP 2002298700 A JP2002298700 A JP 2002298700A JP 2001093807 A JP2001093807 A JP 2001093807A JP 2001093807 A JP2001093807 A JP 2001093807A JP 2002298700 A JP2002298700 A JP 2002298700A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 厚みを低減できる導光板、及び厚みを低減可
能であると共に異音が生じずに動きにロスが生じない操
作ボタン照明機構、及びこの操作ボタン照明機構を用い
たオーディオ装置を提供すること。 【解決手段】 光源52が設けられ、押し込むことで切
替動作を為すスイッチ部材51が設けられている回路基
板50と、光源52から発せられる光が内部を進行する
と共に、スイッチ部材51に対応する位置を貫くボス挿
通穴41が設けられ、さらに所定の深さの切り欠き溝4
2が存する導光板40と、静電気を外部に逃し、ボス挿
通穴41に対応した位置に第一の切欠部31が設けら
れ、ボス挿通穴41に対応した位置に第二の切欠部32
が設けられているシールド部材30と、押し込み部20
及び押し込みボス23を有していて、押し込み部20の
うち端面と反対側に押し込みに対する撓み力を与えると
共にシールド部材30又は導光板40への取り付け固定
を為すフレーム部27が設けられている操作ボタン15
と、を具備している。
能であると共に異音が生じずに動きにロスが生じない操
作ボタン照明機構、及びこの操作ボタン照明機構を用い
たオーディオ装置を提供すること。 【解決手段】 光源52が設けられ、押し込むことで切
替動作を為すスイッチ部材51が設けられている回路基
板50と、光源52から発せられる光が内部を進行する
と共に、スイッチ部材51に対応する位置を貫くボス挿
通穴41が設けられ、さらに所定の深さの切り欠き溝4
2が存する導光板40と、静電気を外部に逃し、ボス挿
通穴41に対応した位置に第一の切欠部31が設けら
れ、ボス挿通穴41に対応した位置に第二の切欠部32
が設けられているシールド部材30と、押し込み部20
及び押し込みボス23を有していて、押し込み部20の
うち端面と反対側に押し込みに対する撓み力を与えると
共にシールド部材30又は導光板40への取り付け固定
を為すフレーム部27が設けられている操作ボタン15
と、を具備している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作ボタンの照明
表示部を光で照らすための導光板、操作ボタンの照明表
示部が光で照らされる操作ボタン照明機構、及びこの操
作ボタン照明機構を用いたオーディオ装置に関する。
表示部を光で照らすための導光板、操作ボタンの照明表
示部が光で照らされる操作ボタン照明機構、及びこの操
作ボタン照明機構を用いたオーディオ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カーオーディオ等のオーディオ装置に
は、自動車のインパネに露出する部分にパネルが存して
いる。このオーディオ装置100のパネル101には、
図1の正面図に示すように、各種操作ボタン102が設
けられている。これら各種操作ボタン102は、パネル
101に形成されている穴部103を通過して自動車の
インパネ側に露出している。すなわち、各種操作ボタン
102は、パネル101の裏面側から穴部103に差し
込まれる。それよって、これら各種操作ボタン102
は、パネル101の表面に露出している。
は、自動車のインパネに露出する部分にパネルが存して
いる。このオーディオ装置100のパネル101には、
図1の正面図に示すように、各種操作ボタン102が設
けられている。これら各種操作ボタン102は、パネル
101に形成されている穴部103を通過して自動車の
インパネ側に露出している。すなわち、各種操作ボタン
102は、パネル101の裏面側から穴部103に差し
込まれる。それよって、これら各種操作ボタン102
は、パネル101の表面に露出している。
【0003】かかる操作ボタン102は、夜間等のドラ
イブでも良好に認識できることが好ましい。そのため、
操作ボタン102のうち例えば「MD」等の操作情報に
対応した部分のみが光によって明るく浮かび上がって照
明表示されるものが一般的に用いられている。このよう
な操作ボタン102を含む操作ボタン照明機構110に
ついて、図6に基づいて説明する。
イブでも良好に認識できることが好ましい。そのため、
操作ボタン102のうち例えば「MD」等の操作情報に
対応した部分のみが光によって明るく浮かび上がって照
明表示されるものが一般的に用いられている。このよう
な操作ボタン102を含む操作ボタン照明機構110に
ついて、図6に基づいて説明する。
【0004】図6に示す操作ボタン102は、インパネ
側に露出すると共に指により押し込まれる押し込み部1
11を有している。この押し込み部111は、その外周
縁部側にインパネ側への飛び出しを防止するフランジ部
112が形成されている。また、押し込み部111は、
内部に空間部113を有する略箱状に形成されていると
共に、押し込み部111からインパネと反対側に向かっ
て押し込みボス114が突出形成されている。この押し
込みボス114は、押し込み部111を押し込んだ時に
回路基板140のスイッチ141を押し込むものであ
る。
側に露出すると共に指により押し込まれる押し込み部1
11を有している。この押し込み部111は、その外周
縁部側にインパネ側への飛び出しを防止するフランジ部
112が形成されている。また、押し込み部111は、
内部に空間部113を有する略箱状に形成されていると
共に、押し込み部111からインパネと反対側に向かっ
て押し込みボス114が突出形成されている。この押し
込みボス114は、押し込み部111を押し込んだ時に
回路基板140のスイッチ141を押し込むものであ
る。
【0005】押し込み部111には、該押し込み部11
1の押し込みに対して弾性力を付与するための一対のヒ
ンジ部115が押し込み部111と一体的かつ連続して
設けられている。このヒンジ部115は、押し込み部1
11から該押し込み部111の押し込み方向(押し込み
ボス114の延出する方向と同一の方向)に延出してい
る。そして、かかるヒンジ部115の延出端部には、当
接部116が一体的に設けられている。当接部116
は、図6に示すように、一対のヒンジ部115の先端間
を結ぶ長板状に設けられている。この長板状の当接部1
16には、両端側にボス孔117が形成されている。こ
のボス孔117には、導光板130の表面から突出形成
されている不図示の位置決めボスが嵌め込まれる。それ
によって、導光板130に操作ボタン102が取り付け
られる。
1の押し込みに対して弾性力を付与するための一対のヒ
ンジ部115が押し込み部111と一体的かつ連続して
設けられている。このヒンジ部115は、押し込み部1
11から該押し込み部111の押し込み方向(押し込み
ボス114の延出する方向と同一の方向)に延出してい
る。そして、かかるヒンジ部115の延出端部には、当
接部116が一体的に設けられている。当接部116
は、図6に示すように、一対のヒンジ部115の先端間
を結ぶ長板状に設けられている。この長板状の当接部1
16には、両端側にボス孔117が形成されている。こ
のボス孔117には、導光板130の表面から突出形成
されている不図示の位置決めボスが嵌め込まれる。それ
によって、導光板130に操作ボタン102が取り付け
られる。
【0006】なお、かかる操作ボタン102が取り付け
られる導光板130は、アクリル樹脂等の透明板から形
成されていて、光源142からの光を導光板130内部
に進行させるものである。そして、かかる導光板130
内部を進行する光が操作ボタン102にも導かれること
で、押し込み部111に形成されている照明表示部11
1aをパネル101の裏面側から明るく照らすことを可
能としている。
られる導光板130は、アクリル樹脂等の透明板から形
成されていて、光源142からの光を導光板130内部
に進行させるものである。そして、かかる導光板130
内部を進行する光が操作ボタン102にも導かれること
で、押し込み部111に形成されている照明表示部11
1aをパネル101の裏面側から明るく照らすことを可
能としている。
【0007】また、操作ボタン102と導光板130の
間には、シールド板120が存している。このシールド
板120には、挿通孔121が形成されていて、この挿
通孔121に当接部116及びヒンジ部115が差し込
まれる。それによって、当接部116はシールド板12
0を挟んで押し込み部111が存する側とは反対側の位
置に存することとなる。また、当接部116は、シール
ド板120と導光板130の間に挟まれる構成となる。
間には、シールド板120が存している。このシールド
板120には、挿通孔121が形成されていて、この挿
通孔121に当接部116及びヒンジ部115が差し込
まれる。それによって、当接部116はシールド板12
0を挟んで押し込み部111が存する側とは反対側の位
置に存することとなる。また、当接部116は、シール
ド板120と導光板130の間に挟まれる構成となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の操作ボタン10
2においては、該操作ボタン102の押し込みに対応す
る弾性力を得なければならないので、ヒンジ部115の
ストロークを稼ぐ必要がある。また、当接部116は導
光板130の表面に当接させている。このように、ヒン
ジ部115のストロークが十分に確保され、さらに当接
部116が接触している導光板130を基準位置として
操作ボタン102が設けられているので、押し込み部1
11が導光板130から離間してしまう。それによっ
て、回路基板140上に存するスイッチ141までの距
離も離間し、この距離に対応させて押し込みボス114
の長さも長くなってしまう。
2においては、該操作ボタン102の押し込みに対応す
る弾性力を得なければならないので、ヒンジ部115の
ストロークを稼ぐ必要がある。また、当接部116は導
光板130の表面に当接させている。このように、ヒン
ジ部115のストロークが十分に確保され、さらに当接
部116が接触している導光板130を基準位置として
操作ボタン102が設けられているので、押し込み部1
11が導光板130から離間してしまう。それによっ
て、回路基板140上に存するスイッチ141までの距
離も離間し、この距離に対応させて押し込みボス114
の長さも長くなってしまう。
【0009】すなわち、導光板130の厚さと、ヒンジ
部115の長さ分だけ押し込みボス114の長さも長く
なってしまい、操作ボタン102がスイッチ141を押
す際の動きにロスが生じてしまう。すなわち、押し込み
ボス114を短くできれば、操作ボタン102の揺動と
押し込みに対し、押し込みボス114の先端の動きは対
応する押し込み量と僅かな揺動となる。しかしながら、
押し込みボス114が上述のように長い場合、押し込み
量が同一でも揺動量が大きくなり、押し込みボス114
の先端の移動量が大きくなる。それによって、動きのロ
スとなる。
部115の長さ分だけ押し込みボス114の長さも長く
なってしまい、操作ボタン102がスイッチ141を押
す際の動きにロスが生じてしまう。すなわち、押し込み
ボス114を短くできれば、操作ボタン102の揺動と
押し込みに対し、押し込みボス114の先端の動きは対
応する押し込み量と僅かな揺動となる。しかしながら、
押し込みボス114が上述のように長い場合、押し込み
量が同一でも揺動量が大きくなり、押し込みボス114
の先端の移動量が大きくなる。それによって、動きのロ
スとなる。
【0010】また、導光板130に当接部116を直接
接触させる場合には、ヒンジ部115が弾性変形した場
合に生じる該当接部116のねじれにより、この当接部
116と導光板130とが擦れて異音が生じてしまうこ
とがある。かかる異音が生じると、操作者側に不快な印
象を与えると共に、安っぽさを伴うものとなっている。
接触させる場合には、ヒンジ部115が弾性変形した場
合に生じる該当接部116のねじれにより、この当接部
116と導光板130とが擦れて異音が生じてしまうこ
とがある。かかる異音が生じると、操作者側に不快な印
象を与えると共に、安っぽさを伴うものとなっている。
【0011】本発明は上記の事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、操作ボタンを取り付け
る場合に厚みを低減できる導光板、及び厚みを低減可能
であると共に、異音が生じずに押し込みの際の動きにロ
スが生じない操作ボタン照明機構、及びこの操作ボタン
照明機構を用いたオーディオ装置を提供しようとするも
のである。
ので、その目的とするところは、操作ボタンを取り付け
る場合に厚みを低減できる導光板、及び厚みを低減可能
であると共に、異音が生じずに押し込みの際の動きにロ
スが生じない操作ボタン照明機構、及びこの操作ボタン
照明機構を用いたオーディオ装置を提供しようとするも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の導光板は、内部を光が進行し、この光を操
作ボタンに導くための導光板において、この導光板に
は、操作ボタンのフレーム部を落とし込む切り欠き溝が
形成されているものである。このように、操作ボタンの
フレーム部が溝部に入り込むことで、導光板から操作ボ
タンまでの奥行き方向の寸法を小さくすることが可能と
なる。このため、かかる溝部が形成された導光板を用い
れば、オーディオ装置のパネル付近を薄くすることが可
能となる。
に、本発明の導光板は、内部を光が進行し、この光を操
作ボタンに導くための導光板において、この導光板に
は、操作ボタンのフレーム部を落とし込む切り欠き溝が
形成されているものである。このように、操作ボタンの
フレーム部が溝部に入り込むことで、導光板から操作ボ
タンまでの奥行き方向の寸法を小さくすることが可能と
なる。このため、かかる溝部が形成された導光板を用い
れば、オーディオ装置のパネル付近を薄くすることが可
能となる。
【0013】また、他の発明である操作ボタン照明機構
の発明は、光源が少なくとも一つ設けられていると共
に、押し込むことで切替動作を為すスイッチ部材が少な
くとも一つ設けられてい回路基板と、光源から発せられ
る光が内部を進行すると共に、スイッチ部材が設けられ
ている位置を貫くボス挿通穴が設けられていて、さらに
所定の深さの切り欠き溝又は貫通穴がボス挿通穴に並設
されている導光板と、導光板に当接して静電気を外部に
逃がすと共に、ボス挿通穴に対応した位置に第一の切欠
部が設けられ、さらにボス挿通穴に近接した位置に貫通
した第二の切欠部が設けられているシールド部材と、端
面に導光板によってガイドされた光で照らされる照明表
示部が形成されこの端面が押し込まれる押し込み部であ
り、該押し込み部のうち端面と反対側から押し込みボス
が突出形成されていて、この押し込みボスが第一の切欠
部及びボス挿通穴に挿通されると共に、押し込み部のう
ち端面と反対側に押し込みに対する撓み力を与えると共
にシールド部材又は導光板への取り付け固定を為し、そ
の一部が第二の切欠部及び切り欠き溝又は貫通穴に挿入
されるフレーム部が設けられている操作ボタンと、を具
備しているものである。
の発明は、光源が少なくとも一つ設けられていると共
に、押し込むことで切替動作を為すスイッチ部材が少な
くとも一つ設けられてい回路基板と、光源から発せられ
る光が内部を進行すると共に、スイッチ部材が設けられ
ている位置を貫くボス挿通穴が設けられていて、さらに
所定の深さの切り欠き溝又は貫通穴がボス挿通穴に並設
されている導光板と、導光板に当接して静電気を外部に
逃がすと共に、ボス挿通穴に対応した位置に第一の切欠
部が設けられ、さらにボス挿通穴に近接した位置に貫通
した第二の切欠部が設けられているシールド部材と、端
面に導光板によってガイドされた光で照らされる照明表
示部が形成されこの端面が押し込まれる押し込み部であ
り、該押し込み部のうち端面と反対側から押し込みボス
が突出形成されていて、この押し込みボスが第一の切欠
部及びボス挿通穴に挿通されると共に、押し込み部のう
ち端面と反対側に押し込みに対する撓み力を与えると共
にシールド部材又は導光板への取り付け固定を為し、そ
の一部が第二の切欠部及び切り欠き溝又は貫通穴に挿入
されるフレーム部が設けられている操作ボタンと、を具
備しているものである。
【0014】このようにしたことで、光源から発せられ
る光が導光板にガイドされて操作ボタンまで導かれる。
この場合、導光板の切り欠き溝に操作ボタンのフレーム
部が落とし込まれている。それによって、操作ボタン照
明機構の奥行き方向の寸法を小さくすることが可能とな
る。このように、奥行き方向の寸法を小さくすること
で、オーディオ装置等においてスペース効率を良好にす
ることが可能となり、該オーディオ装置の小型化を図る
ことも可能となる。また、操作ボタンと導光板が近くな
り、動きのロスが低減されると共に、異音の発生を防止
することが可能となる。
る光が導光板にガイドされて操作ボタンまで導かれる。
この場合、導光板の切り欠き溝に操作ボタンのフレーム
部が落とし込まれている。それによって、操作ボタン照
明機構の奥行き方向の寸法を小さくすることが可能とな
る。このように、奥行き方向の寸法を小さくすること
で、オーディオ装置等においてスペース効率を良好にす
ることが可能となり、該オーディオ装置の小型化を図る
ことも可能となる。また、操作ボタンと導光板が近くな
り、動きのロスが低減されると共に、異音の発生を防止
することが可能となる。
【0015】また、他の発明は、上述の発明に加えて更
に、フレーム部は、押し込み部から延伸していると共に
押し込み部の押し込み時に撓んで弾性力を付与するヒン
ジ部と、このヒンジ部から延伸していると共に、導光板
又はシールド部材への取り付けを為すクランク部とを有
することとしたものである。この場合、押し込み部を押
し込むことで、ヒンジ部が撓み、操作ボタンの押し込み
に抗する弾性力が付与される。
に、フレーム部は、押し込み部から延伸していると共に
押し込み部の押し込み時に撓んで弾性力を付与するヒン
ジ部と、このヒンジ部から延伸していると共に、導光板
又はシールド部材への取り付けを為すクランク部とを有
することとしたものである。この場合、押し込み部を押
し込むことで、ヒンジ部が撓み、操作ボタンの押し込み
に抗する弾性力が付与される。
【0016】また、他の発明は、上述の発明に加えて更
に、フレーム部は、押し込みボスが延伸する方向と略平
行な方向に向かって延伸しているものである。このた
め、かかるフレーム部が切り欠き溝に落とし込まれる。
それによって、操作ボタン照明機構の奥行き方向の寸法
を小さくすることが可能となる。
に、フレーム部は、押し込みボスが延伸する方向と略平
行な方向に向かって延伸しているものである。このた
め、かかるフレーム部が切り欠き溝に落とし込まれる。
それによって、操作ボタン照明機構の奥行き方向の寸法
を小さくすることが可能となる。
【0017】さらに、他の発明は、上述の各発明に加え
て更に、フレーム部は、押し込みボスが延伸する方向と
略垂直な方向に向かって延伸しているものである。この
場合、フレーム部が押し込み部の押し込み面と平行な、
言わば寝かせられた状態となるため、操作ボタン機構の
奥行き方向の寸法を小さくすることが可能となる。ま
た、切り欠き溝をフレーム部に対応して形成しておくこ
とにより、フレーム部が切り欠き溝に対応した位置に設
けられる。それによって、フレーム部と導光板との間の
干渉を防ぐことができ、これらが干渉することにより生
じる異音の発生を防止することが可能となると共に、操
作ボタンから導光板までの奥行き方向の寸法を小さくす
ることが可能となる。また、切り欠き溝の切り欠き深さ
を小さくすることも可能となる。
て更に、フレーム部は、押し込みボスが延伸する方向と
略垂直な方向に向かって延伸しているものである。この
場合、フレーム部が押し込み部の押し込み面と平行な、
言わば寝かせられた状態となるため、操作ボタン機構の
奥行き方向の寸法を小さくすることが可能となる。ま
た、切り欠き溝をフレーム部に対応して形成しておくこ
とにより、フレーム部が切り欠き溝に対応した位置に設
けられる。それによって、フレーム部と導光板との間の
干渉を防ぐことができ、これらが干渉することにより生
じる異音の発生を防止することが可能となると共に、操
作ボタンから導光板までの奥行き方向の寸法を小さくす
ることが可能となる。また、切り欠き溝の切り欠き深さ
を小さくすることも可能となる。
【0018】また、他の発明は、上述の各発明に加えて
更に、押し込み部のうち端面と反対側の外周縁部にフラ
ンジ部が突出形成されていると共に、このフランジ部か
らフレーム部が延伸して設けられ、該フレーム部には導
光板への取り付けを為す係合部がフランジ部と略同一面
上に設けられ、さらに導光板にはこの係合部を受け止め
て取り付け固定を為す係合受け部が設けられることとし
たものである。
更に、押し込み部のうち端面と反対側の外周縁部にフラ
ンジ部が突出形成されていると共に、このフランジ部か
らフレーム部が延伸して設けられ、該フレーム部には導
光板への取り付けを為す係合部がフランジ部と略同一面
上に設けられ、さらに導光板にはこの係合部を受け止め
て取り付け固定を為す係合受け部が設けられることとし
たものである。
【0019】このため、パネルに形成された穴部から操
作ボタンが露出する場合、フランジ部によって穴部から
の操作ボタンの飛び出しを規制することが可能となる。
また、フランジ部からフレーム部が延伸して設けられ、
さらにこのフレーム部から係合部がフランジ部と略同一
面上に設けられていると共に、導光板に係合部を受け止
めて取り付けを為す係合受け部が設けられていることに
より、導光板に操作ボタンが近接対向した状態で取り付
けられる。しかも、係合部を有するフレーム部が存する
ことにより、このフレーム部でストロークが十分確保で
きて、良好に撓ませることが可能となる。
作ボタンが露出する場合、フランジ部によって穴部から
の操作ボタンの飛び出しを規制することが可能となる。
また、フランジ部からフレーム部が延伸して設けられ、
さらにこのフレーム部から係合部がフランジ部と略同一
面上に設けられていると共に、導光板に係合部を受け止
めて取り付けを為す係合受け部が設けられていることに
より、導光板に操作ボタンが近接対向した状態で取り付
けられる。しかも、係合部を有するフレーム部が存する
ことにより、このフレーム部でストロークが十分確保で
きて、良好に撓ませることが可能となる。
【0020】さらに、他の発明は、上述の各発明に加え
て更に、上述した各操作ボタン照明機構を、パネルの表
面に操作ボタンを露出させて用いることとしたものであ
る。このように、上述の操作ボタン照明機構をパネルに
適用すれば、該操作ボタン照明機構を取り付けたパネル
の奥行き方向での寸法を小さくすることが可能となる。
それにより、スペース効率が良好となり、オーディオ装
置の小型化等に寄与することとなる。
て更に、上述した各操作ボタン照明機構を、パネルの表
面に操作ボタンを露出させて用いることとしたものであ
る。このように、上述の操作ボタン照明機構をパネルに
適用すれば、該操作ボタン照明機構を取り付けたパネル
の奥行き方向での寸法を小さくすることが可能となる。
それにより、スペース効率が良好となり、オーディオ装
置の小型化等に寄与することとなる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図1から図4に基いて説明する。図3は、本発明
のオーディオ装置10及び操作ボタン照明機構11のパ
ネル12付近の構成を示す断面図である。なお、操作ボ
タン照明機構11は、後述するように操作ボタン15、
シールド板30、導光板40及び回路基板50によって
構成されるものである。
いて、図1から図4に基いて説明する。図3は、本発明
のオーディオ装置10及び操作ボタン照明機構11のパ
ネル12付近の構成を示す断面図である。なお、操作ボ
タン照明機構11は、後述するように操作ボタン15、
シールド板30、導光板40及び回路基板50によって
構成されるものである。
【0022】図1に示すパネル12は、例えば自動車の
インパネに露出する部分であり、カーオーディオ等のオ
ーディオ装置の前面側に取り付けられるものである。こ
のパネル12は、その材質をプラスチック等の樹脂とし
ている。また、パネル12の正面形状は、この図1に示
すように、略矩形状に形成された細長となっている。
インパネに露出する部分であり、カーオーディオ等のオ
ーディオ装置の前面側に取り付けられるものである。こ
のパネル12は、その材質をプラスチック等の樹脂とし
ている。また、パネル12の正面形状は、この図1に示
すように、略矩形状に形成された細長となっている。
【0023】このパネル12には、図1中の上方に、M
D等のディスクを差し込むためのディスク差込口13が
形成されている。また、かかるディスク差込口13の下
方には、表示開口部14が形成されている。この表示開
口部14には、パネル12の裏面側に液晶基板を含む表
示部材17が配置される。それによって、パネル12に
露出する表示部が構成される。
D等のディスクを差し込むためのディスク差込口13が
形成されている。また、かかるディスク差込口13の下
方には、表示開口部14が形成されている。この表示開
口部14には、パネル12の裏面側に液晶基板を含む表
示部材17が配置される。それによって、パネル12に
露出する表示部が構成される。
【0024】また、パネル12には、各種操作ボタン1
5が特にこの図中の長手方向両端側に設けられている。
これら各種操作ボタン15は、パネル12に形成されて
いる穴部16を通過して露出しているものである。すな
わち、各種操作ボタン15は、パネル12の裏面側から
穴部16に差し込まれる。それよって、これら各種操作
ボタン15は、パネル12の表面に露出している。
5が特にこの図中の長手方向両端側に設けられている。
これら各種操作ボタン15は、パネル12に形成されて
いる穴部16を通過して露出しているものである。すな
わち、各種操作ボタン15は、パネル12の裏面側から
穴部16に差し込まれる。それよって、これら各種操作
ボタン15は、パネル12の表面に露出している。
【0025】かかる操作ボタン15は、図2に示すよう
に、内部に空間部21を有する一方が開放した略箱状の
押し込み部20を有している。この押し込み部20に
は、その外周縁部側にフランジ部22が形成されてい
る。このフランジ部22がパネル12の裏面側の穴部1
6の周縁部に係止されることで、操作ボタン15は、押
し込み部20以外の部分がパネル12の表面へ飛び出す
のを規制している。
に、内部に空間部21を有する一方が開放した略箱状の
押し込み部20を有している。この押し込み部20に
は、その外周縁部側にフランジ部22が形成されてい
る。このフランジ部22がパネル12の裏面側の穴部1
6の周縁部に係止されることで、操作ボタン15は、押
し込み部20以外の部分がパネル12の表面へ飛び出す
のを規制している。
【0026】また、押し込み部20は指によって押し込
む部分が押し込み面20aとなっているが、この押し込
み面20aの裏面側には、該押し込み面20aから離間
する向きに押し込みボス23が突出形成されている。押
し込みボス23は、押し込み部20を押し込んだ時にス
イッチ部材51(図4参照)を押し込むためのものであ
る。
む部分が押し込み面20aとなっているが、この押し込
み面20aの裏面側には、該押し込み面20aから離間
する向きに押し込みボス23が突出形成されている。押
し込みボス23は、押し込み部20を押し込んだ時にス
イッチ部材51(図4参照)を押し込むためのものであ
る。
【0027】フランジ部22の所定位置には、一対のヒ
ンジ部24が一体形成されている。このヒンジ部24に
は、フランジ部22の面と面一なヒンジ付け根片24a
が所定の長さだけ形成されている。そして、ヒンジ付け
根片24aの所定位置からは、押し込み面20aから離
間する向きに向かって屈曲したヒンジ脚片24bが形成
されている。それによって、ヒンジ部24は、その外観
形状が略L字形状を為している。なお、本実施の形態に
おいては、ヒンジ脚片24bの方が、ヒンジ付け根片2
4aよりも遥かに長く設けられている。
ンジ部24が一体形成されている。このヒンジ部24に
は、フランジ部22の面と面一なヒンジ付け根片24a
が所定の長さだけ形成されている。そして、ヒンジ付け
根片24aの所定位置からは、押し込み面20aから離
間する向きに向かって屈曲したヒンジ脚片24bが形成
されている。それによって、ヒンジ部24は、その外観
形状が略L字形状を為している。なお、本実施の形態に
おいては、ヒンジ脚片24bの方が、ヒンジ付け根片2
4aよりも遥かに長く設けられている。
【0028】このヒンジ脚片24bの突出端部には、ク
ランク部25が該ヒンジ脚片24bと一体的に設けられ
ている。クランク部25は、図2に示すように、ヒンジ
部24の付け根の位置から略卍形に折り曲げられたクラ
ンク形状を為している。また、クランク部25は、ヒン
ジ部24のうち押し込み面20aから離間する向きに延
伸している部分であるヒンジ脚片24bと同一の面とな
るように形成されている。
ランク部25が該ヒンジ脚片24bと一体的に設けられ
ている。クランク部25は、図2に示すように、ヒンジ
部24の付け根の位置から略卍形に折り曲げられたクラ
ンク形状を為している。また、クランク部25は、ヒン
ジ部24のうち押し込み面20aから離間する向きに延
伸している部分であるヒンジ脚片24bと同一の面とな
るように形成されている。
【0029】このクランク部25は、ヒンジ部24の付
け根の位置から押し込み部20の長手方向に平行な方向
であって、該長手方向の一端側及び他端側の両方向に向
かいクランク付け根片25aを有している。そして、所
定の距離だけクランク付け根片25aが進行すると、こ
こから押し込み部20に向かってクランク立設片25b
が折曲形成されている。
け根の位置から押し込み部20の長手方向に平行な方向
であって、該長手方向の一端側及び他端側の両方向に向
かいクランク付け根片25aを有している。そして、所
定の距離だけクランク付け根片25aが進行すると、こ
こから押し込み部20に向かってクランク立設片25b
が折曲形成されている。
【0030】クランク立設片25bは、上述のヒンジ付
け根片24aと同程度の高さ位置まで形成されている。
また、クランク立設片25bは、一対のヒンジ部24の
夫々を挟むようにして、計4本立設して設けられてい
る。また、クランク立設片25bのうち、両端側に位置
しているクランク立設片25bの先端部からは、係合部
26が折曲形成されている。この係合部26は、押し込
み部20の長手方向と同一の方向であって、クランク部
25の先端部に向かうように形成されている。また、係
合部26には、ボス穴26aが形成されていて、後述す
る導光板40に形成されているボスを嵌め込む部分とな
っている。
け根片24aと同程度の高さ位置まで形成されている。
また、クランク立設片25bは、一対のヒンジ部24の
夫々を挟むようにして、計4本立設して設けられてい
る。また、クランク立設片25bのうち、両端側に位置
しているクランク立設片25bの先端部からは、係合部
26が折曲形成されている。この係合部26は、押し込
み部20の長手方向と同一の方向であって、クランク部
25の先端部に向かうように形成されている。また、係
合部26には、ボス穴26aが形成されていて、後述す
る導光板40に形成されているボスを嵌め込む部分とな
っている。
【0031】また、一対のヒンジ部24の間に存する2
本のクランク立設片25bからは、クランク連結片25
cが折曲形成されている。クランク連結片25cは、一
対のヒンジ部24の間に存する二つのクランク立設片2
5b間を連結するものである。
本のクランク立設片25bからは、クランク連結片25
cが折曲形成されている。クランク連結片25cは、一
対のヒンジ部24の間に存する二つのクランク立設片2
5b間を連結するものである。
【0032】なお、上述のようなヒンジ部24と、クラ
ンク部25とにより、フレーム部27が形成される。
ンク部25とにより、フレーム部27が形成される。
【0033】このような操作ボタン15が、図3及び図
4に示すシールド部材としてのシールド板30を挟んで
導光板40に取り付けられる。このうち、シールド板3
0は、操作ボタン15や導光板40において発生する静
電気を外部に逃がすためのものであり、そのため金属板
又は導電性材質から形成されるものである。
4に示すシールド部材としてのシールド板30を挟んで
導光板40に取り付けられる。このうち、シールド板3
0は、操作ボタン15や導光板40において発生する静
電気を外部に逃がすためのものであり、そのため金属板
又は導電性材質から形成されるものである。
【0034】このシールド板30には、押し込み部20
の押し込み動作に対応して該押し込み部20を導光板4
0側に逃がすと共に、押し込みボス23を挿通させるた
めの第一の切欠部31が設けられている。第一の切欠部
31は、シールド板30が押し込み部20と干渉せずに
逃がすことを可能とするため、押し込み部20の平面形
状に対応した矩形状に形成されている。
の押し込み動作に対応して該押し込み部20を導光板4
0側に逃がすと共に、押し込みボス23を挿通させるた
めの第一の切欠部31が設けられている。第一の切欠部
31は、シールド板30が押し込み部20と干渉せずに
逃がすことを可能とするため、押し込み部20の平面形
状に対応した矩形状に形成されている。
【0035】また、この第一の切欠部31に並設して、
フレーム部27を導光板40側に逃がすための第二の切
欠部32が設けられている。この第二の切欠部32も、
第一の切欠部31と同様にフレーム部27の平面形状に
対応した矩形状に形成されている。なお、フレーム部2
7の平面形状は細長形状であるため、これに対応して第
二の切欠部32は細長形状に形成されている。
フレーム部27を導光板40側に逃がすための第二の切
欠部32が設けられている。この第二の切欠部32も、
第一の切欠部31と同様にフレーム部27の平面形状に
対応した矩形状に形成されている。なお、フレーム部2
7の平面形状は細長形状であるため、これに対応して第
二の切欠部32は細長形状に形成されている。
【0036】シールド板30は、導光板40と接触す
る。この導光板40は、アクリル樹脂等の透明板から形
成されていて、光源52からの光を導光板40内部に進
行させるものである。この導光板40には、図4に示す
ように、押し込みボス23を通過させるためのボス挿通
穴41が形成されている。ボス挿通穴41は、導光板4
0を貫通して形成されていて、押し込みボス23の先端
部を導光板40を挟んでシールド板30とは反対側の回
路基板50に突出させるものである。なお、ボス挿通穴
41は、押し込みボス23の断面形状に対応して、略円
孔形状に形成されているが、ボス挿通穴41の形状はこ
れには限られず、種々変形可能である。
る。この導光板40は、アクリル樹脂等の透明板から形
成されていて、光源52からの光を導光板40内部に進
行させるものである。この導光板40には、図4に示す
ように、押し込みボス23を通過させるためのボス挿通
穴41が形成されている。ボス挿通穴41は、導光板4
0を貫通して形成されていて、押し込みボス23の先端
部を導光板40を挟んでシールド板30とは反対側の回
路基板50に突出させるものである。なお、ボス挿通穴
41は、押し込みボス23の断面形状に対応して、略円
孔形状に形成されているが、ボス挿通穴41の形状はこ
れには限られず、種々変形可能である。
【0037】ボス挿通穴41には、所定の深さ位置まで
導光板40を切り欠いた切り欠き溝42が並設されてい
る。この切り欠き溝42は、細長な平面形状を有するフ
レーム部27を落とし込むために削り取られた部分であ
る。また、押し込み部20を押し込んだ時にフレーム部
27が撓む変形動作にも対応するために、切り欠き溝4
2の幅はフレーム部27よりも所定だけ広く形成されて
いる。
導光板40を切り欠いた切り欠き溝42が並設されてい
る。この切り欠き溝42は、細長な平面形状を有するフ
レーム部27を落とし込むために削り取られた部分であ
る。また、押し込み部20を押し込んだ時にフレーム部
27が撓む変形動作にも対応するために、切り欠き溝4
2の幅はフレーム部27よりも所定だけ広く形成されて
いる。
【0038】以上のような導光板40が回路基板50と
近接対向している。この回路基板50には、複数のスイ
ッチ部材51が配置されている。このスイッチ部材51
は、導光板のボス挿通穴に対応する位置に設けられてい
る。それによって、操作ボタン15の押し込み部20を
押し込むと、ボス挿通穴41から押し込みボス23が飛
び出して、スイッチ部材50を押し込むことを可能とし
ている。
近接対向している。この回路基板50には、複数のスイ
ッチ部材51が配置されている。このスイッチ部材51
は、導光板のボス挿通穴に対応する位置に設けられてい
る。それによって、操作ボタン15の押し込み部20を
押し込むと、ボス挿通穴41から押し込みボス23が飛
び出して、スイッチ部材50を押し込むことを可能とし
ている。
【0039】また、回路基板50の所定位置には、導光
板40内で光を進行させるための光源52が取り付けら
れている。それにより、光源52から発せられた光が導
光板40内部を進行し、押し込み部20に形成されてい
る照明表示部20bを透過する。このようにして、照明
表示部20bが示す文字情報等が背面側から明るく照ら
されて表示される。
板40内で光を進行させるための光源52が取り付けら
れている。それにより、光源52から発せられた光が導
光板40内部を進行し、押し込み部20に形成されてい
る照明表示部20bを透過する。このようにして、照明
表示部20bが示す文字情報等が背面側から明るく照ら
されて表示される。
【0040】なお、導光板40の内部を進行する光を押
し込み部20に導くために、導光板40には不図示の傾
斜面が形成されている。この傾斜面によって、導光板4
0内部を進行してきた光は、進行方向が変更されて押し
込み部20へと導かれる。また、傾斜面によって進行方
向が変更された光を押し込み部20まで良好にガイドす
るために、導光板40の端面の法線方向に向かい不図示
のガイド部を立設させても構わない。
し込み部20に導くために、導光板40には不図示の傾
斜面が形成されている。この傾斜面によって、導光板4
0内部を進行してきた光は、進行方向が変更されて押し
込み部20へと導かれる。また、傾斜面によって進行方
向が変更された光を押し込み部20まで良好にガイドす
るために、導光板40の端面の法線方向に向かい不図示
のガイド部を立設させても構わない。
【0041】以上のような構成の操作ボタン照明機構1
1及びこれを用いたオーディオ装置10によれば、切り
欠き溝42にフレーム部27が落とし込まれるので、操
作ボタン15、シールド板30、導光板40及び回路基
板50によって構成される操作ボタン照明機構11の奥
行き方向の寸法を小さくすることが可能となる。このよ
うに、奥行き方向の寸法を小さくすることで、オーディ
オ装置10においてスペース効率を良好にすることが可
能となり、該オーディオ装置10の小型化を図ることも
可能となる。また、操作ボタン15とスイッチ部材51
が近くなることにより、操作ボタン15の押し込み動作
において、押し込みボス23の動きのロスが低減され、
操作感が向上する。
1及びこれを用いたオーディオ装置10によれば、切り
欠き溝42にフレーム部27が落とし込まれるので、操
作ボタン15、シールド板30、導光板40及び回路基
板50によって構成される操作ボタン照明機構11の奥
行き方向の寸法を小さくすることが可能となる。このよ
うに、奥行き方向の寸法を小さくすることで、オーディ
オ装置10においてスペース効率を良好にすることが可
能となり、該オーディオ装置10の小型化を図ることも
可能となる。また、操作ボタン15とスイッチ部材51
が近くなることにより、操作ボタン15の押し込み動作
において、押し込みボス23の動きのロスが低減され、
操作感が向上する。
【0042】また、ヒンジ部24がフランジ部22から
延伸し、さらにヒンジ部24に適宜折曲形成されたクラ
ンク部25が一体的に取り付けられている構成のため、
押し込み部20を押し込んだ時に、ヒンジ部24が撓
み、それによってクランク部25の係合部26に与えら
れる捻り方向の力が低減される。それによって、導光板
40のボスが嵌め込まれている係合部26の捻り方向へ
の動きが低減され、導光板40と係合部26との間で異
音が生じるのを防止することができる。
延伸し、さらにヒンジ部24に適宜折曲形成されたクラ
ンク部25が一体的に取り付けられている構成のため、
押し込み部20を押し込んだ時に、ヒンジ部24が撓
み、それによってクランク部25の係合部26に与えら
れる捻り方向の力が低減される。それによって、導光板
40のボスが嵌め込まれている係合部26の捻り方向へ
の動きが低減され、導光板40と係合部26との間で異
音が生じるのを防止することができる。
【0043】さらに、従来の操作ボタンと比較して、導
光板40とクランク部25(係合部26)との接触面積
が低減されているため、かかる接触面積の低減化によっ
ても異音の発生を防止することが可能となる。
光板40とクランク部25(係合部26)との接触面積
が低減されているため、かかる接触面積の低減化によっ
ても異音の発生を防止することが可能となる。
【0044】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となってい
る。以下それについて述べる。
したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となってい
る。以下それについて述べる。
【0045】上述の実施の形態においては、クランク部
25が押し込みボス23と略平行な方向に延伸している
操作ボタン15の構成について述べたが、操作ボタン1
5はこれには限られず、例えば図5に示すように種々変
形可能となっている。この図に示す操作ボタン照明機構
60の操作ボタン61は、押し込みボス23に対して略
垂直方向に延伸するフレーム部62(クランク部63)
を有している。また、かかるフレーム部62に対応し
て、シールド板30には一対の切欠部64が形成されて
いる。そして、この切欠部64と共に、導光板40にも
所定の深さ位置まで切り欠き溝65が形成されている。
25が押し込みボス23と略平行な方向に延伸している
操作ボタン15の構成について述べたが、操作ボタン1
5はこれには限られず、例えば図5に示すように種々変
形可能となっている。この図に示す操作ボタン照明機構
60の操作ボタン61は、押し込みボス23に対して略
垂直方向に延伸するフレーム部62(クランク部63)
を有している。また、かかるフレーム部62に対応し
て、シールド板30には一対の切欠部64が形成されて
いる。そして、この切欠部64と共に、導光板40にも
所定の深さ位置まで切り欠き溝65が形成されている。
【0046】このようにしても、クランク部63を切り
欠き溝65に逃がすことが可能となり、また平面状のフ
レーム部62を有することにより、操作ボタン照明機構
60の奥行き方向の寸法を低減することが可能となる。
なお、この場合、フレーム部62を押し込まない時でも
切欠部64に入り込むように構成しても構わない。
欠き溝65に逃がすことが可能となり、また平面状のフ
レーム部62を有することにより、操作ボタン照明機構
60の奥行き方向の寸法を低減することが可能となる。
なお、この場合、フレーム部62を押し込まない時でも
切欠部64に入り込むように構成しても構わない。
【0047】また、上述の実施の形態では、操作ボタン
照明機構11をオーディオ装置10に適用する場合につ
いて説明したが、オーディオ装置10への適用には限ら
れず、操作ボタン15が露出して設けられる一般的な電
気機器に本発明を適用することも勿論可能である。ま
た、シールド部材30を設けないようにしても良い。
照明機構11をオーディオ装置10に適用する場合につ
いて説明したが、オーディオ装置10への適用には限ら
れず、操作ボタン15が露出して設けられる一般的な電
気機器に本発明を適用することも勿論可能である。ま
た、シールド部材30を設けないようにしても良い。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
操作ボタン照明機構の奥行き方向の寸法を小さくするこ
とが可能となる。このように、奥行き方向の寸法を小さ
くすることで、オーディオ装置等においてスペース効率
を良好にすることが可能となり、該オーディオ装置の小
型化を図ることも可能となる。また、操作ボタンとスイ
ッチ部材が近くなり、動きのロスが低減されると共に、
ヒンジ部が導光板と接触しないので、異音の発生を防止
することが可能となる。
操作ボタン照明機構の奥行き方向の寸法を小さくするこ
とが可能となる。このように、奥行き方向の寸法を小さ
くすることで、オーディオ装置等においてスペース効率
を良好にすることが可能となり、該オーディオ装置の小
型化を図ることも可能となる。また、操作ボタンとスイ
ッチ部材が近くなり、動きのロスが低減されると共に、
ヒンジ部が導光板と接触しないので、異音の発生を防止
することが可能となる。
【図1】本発明の一実施の形態に係わるオーディオ装置
におけるパネルの正面図を示すものであり、また従来の
オーディオ装置における正面図を示すものでもある。
におけるパネルの正面図を示すものであり、また従来の
オーディオ装置における正面図を示すものでもある。
【図2】図1のオーディオ装置において、操作ボタンの
形状を示す斜視図である。
形状を示す斜視図である。
【図3】図1のオーディオ装置において、操作ボタン照
明機構の構成を示す平面断面図である。
明機構の構成を示す平面断面図である。
【図4】図1のオーディオ装置において、操作ボタン照
明機構の構成を示す分解斜視図である。
明機構の構成を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の変形例に係わり、操作ボタンのフレー
ム部を変形させ、この操作ボタンに対応してシールド板
及び導光板に変更を加えた操作ボタン照明機構の構成を
示す分解斜視図である。
ム部を変形させ、この操作ボタンに対応してシールド板
及び導光板に変更を加えた操作ボタン照明機構の構成を
示す分解斜視図である。
【図6】従来の操作ボタン照明機構の構成を示す分解斜
視図である。
視図である。
10…オーディオ装置 11,60…操作ボタン照明機構 12…パネル 15,61…操作ボタン15 20…押し込み部 22…フランジ部 23…押し込みボス 24…ヒンジ部 25,63…クランク部 26…係合部 27,62…フレーム部 30…シールド板(シールド部材) 31…第一の切欠部 32…第二の切欠部 40…導光板 41…ボス挿通穴 42,65…切り欠き溝 50…回路基板 51…スイッチ部材 52…光源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G006 BA01 BA03 BB07 BC08 CB04 DD04 JF21 LB01 LC01 5G019 AM55 CP20 JJ09 KK08 SK20 SY05
Claims (7)
- 【請求項1】 内部を光が進行し、この光を操作ボタン
に導くための導光板において、 上記導光板には、上記操作ボタンのフレーム部を落とし
込む切り欠き溝が形成されていることを特徴とする導光
板。 - 【請求項2】 光源が少なくとも一つ設けられていると
共に、押し込むことで切替動作を為すスイッチ部材が少
なくとも一つ設けられている回路基板と、 上記光源から発せられる光が内部を進行すると共に、上
記スイッチ部材が設けられている位置を貫くボス挿通穴
が設けられていて、さらに所定の深さの切り欠き溝又は
貫通穴がボス挿通穴に並設されている導光板と、 上記導光板に当接して静電気を外部に逃がすと共に、上
記ボス挿通穴に対応した位置に第一の切欠部が設けら
れ、さらに上記ボス挿通穴に近接した位置に貫通した第
二の切欠部が設けられているシールド部材と、 端面に導光板によってガイドされた光で照らされる照明
表示部が形成されこの端面が押し込まれる押し込み部で
あり、該押し込み部のうち端面と反対側から押し込みボ
スが突出形成されていて、この押し込みボスが第一の切
欠部及びボス挿通穴に挿通されると共に、押し込み部の
うち端面と反対側に押し込みに対する撓み力を与えると
共に上記シールド部材又は上記導光板への取り付け固定
を為し、その一部が上記第二の切欠部及び上記切り欠き
溝又は貫通穴に挿入されるフレーム部が設けられている
操作ボタンと、 を具備していることを特徴とする操作ボタン照明機構。 - 【請求項3】 前記フレーム部は、前記押し込み部から
延伸していると共に前記押し込み部の押し込み時に撓ん
で弾性力を付与するヒンジ部と、このヒンジ部から延伸
していると共に、前記導光板又は前記シールド部材への
取り付けを為すクランク部とを有していることを特徴と
する請求項2記載の操作ボタン照明機構。 - 【請求項4】 前記フレーム部は、前記押し込みボスが
延伸する方向と略平行な方向に向かって延伸しているこ
とを特徴とする請求項2又は3記載の操作ボタン照明機
構。 - 【請求項5】 前記フレーム部は、前記押し込みボスが
延伸する方向と略垂直な方向に向かって延伸しているこ
とを特徴とする請求項2又は3記載の操作ボタン照明機
構。 - 【請求項6】 前記操作ボタンには、押し込み部のうち
端面と反対側の外周縁部にフランジ部が突出形成されて
いると共に、このフランジ部からフレーム部が延伸して
設けられ、該フレーム部には前記導光板又は前記シール
ド部材への取り付けを為す係合部が上記フランジ部と略
同一面上に設けられ、さらに前記導光板にはこの係合部
を受け止めて取り付けを為す係合受け部が設けられてい
ることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記
載の操作ボタン照明機構。 - 【請求項7】 請求項2から6のいずれかに記載の操作
ボタン照明機構を、パネルの表面に操作ボタンを露出さ
せて用いることを特徴とするオーディオ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001093807A JP2002298700A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 導光板、操作ボタン照明機構及びオーディオ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001093807A JP2002298700A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 導光板、操作ボタン照明機構及びオーディオ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002298700A true JP2002298700A (ja) | 2002-10-11 |
Family
ID=18948099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001093807A Withdrawn JP2002298700A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 導光板、操作ボタン照明機構及びオーディオ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002298700A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010251249A (ja) * | 2009-04-20 | 2010-11-04 | Denso Corp | キートップ用ヒンジ構造 |
JP2017033720A (ja) * | 2015-07-30 | 2017-02-09 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JP2017033719A (ja) * | 2015-07-30 | 2017-02-09 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
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2001
- 2001-03-28 JP JP2001093807A patent/JP2002298700A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010251249A (ja) * | 2009-04-20 | 2010-11-04 | Denso Corp | キートップ用ヒンジ構造 |
JP2017033720A (ja) * | 2015-07-30 | 2017-02-09 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
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