JP2002296915A - 供給装置及び画像形成装置 - Google Patents

供給装置及び画像形成装置

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JP2002296915A JP2001102154A JP2001102154A JP2002296915A JP 2002296915 A JP2002296915 A JP 2002296915A JP 2001102154 A JP2001102154 A JP 2001102154A JP 2001102154 A JP2001102154 A JP 2001102154A JP 2002296915 A JP2002296915 A JP 2002296915A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収容器の誤装着に起因する混色や画像濃度異
常を防止することができり画像形成装置を提供する。 【解決手段】 液体現像剤を収容する剤収容器200の
凹コネクタ202と、支持箱21の係合部21aとが所
定の精度で係合することで、剤収容器200の吐出口2
02aと、供給装置の受入部である凸コネクタ25との
接続を許容する接続阻止板21d、21eを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナー、液体現像
剤又は液体キャリアを供給物として現像装置に供給する
供給装置、これを用いる複写機、ファクシミリ、プリン
タ等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プロセスの画像形成装置
において、潜像の現像に伴って消費したトナー、液体現
像剤又は液体キャリアを、供給装置によって現像装置に
適宜供給するものが知られている。この種の画像形成装
置で多色画像を形成するものでは、一般に、潜像をそれ
ぞれ個別の色に現像する複数の現像装置を備え、これら
のそれぞれに対応する専用色のトナーを収容する複数の
収容器が搭載されるようになっている。また、トナーと
液体キャリアとを含有する液体現像剤を用いるもので
は、単色画像を形成するものであっても、液体現像剤を
収容する収容器と、液体キャリアを収容する収容器とを
搭載することが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように複数の収容
器を搭載する画像形成装置では、例えばイエロートナー
用の装着部にブラックトナーの収容器を装着して混色さ
せたり、液体キャリア用の装着部に液体現像剤の収容器
を装着して画像濃度に異常をきたしたりといった問題を
生ずるおそれがあった。
【0004】かかる収容器の誤装着に起因する混色や画
像濃度異常を抑える対策としては、供給物の種類毎に収
容器の形状を微妙に変え、専用の収容器にしか係合しな
い係合部をそれぞれの装着部に設けることが考えられ
る。
【0005】しかしながら、このような対策を講じて
も、係合部に楽々と入ってしまうサイズの収容器であっ
たり、係合部より大きいものの容易に変形してしまう収
容器であったりすると、誤装着によって混色や画像濃度
異常を招く可能性がある。
【0006】本発明は、以上の背景に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、収容器の誤装着に
起因する混色や画像濃度異常を防止することができる供
給装置及びこれを用いる画像形成装置を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、現像装置への供給物を収容する
収容器との係合部が形成され、該収容器を該係合部に係
合させながら支持する支持体と、該支持体に支持される
該収容器の吐出口から該供給物を受け入れる受入部と、
該受入部から受け入れた該供給物を該現像装置に搬送す
る搬送手段とを備える供給装置において、該収容器と該
係合部とが所定の精度で係合しない限り、該吐出口と該
受入部との接続を阻止する接続阻止機構設けたことを特
徴とするものである。
【0008】この供給装置においては、本来とは異なる
種類の供給物を収容する収容器(以下、異なる種類の収
容器という)が支持体に無理にセッティングされても、
該収容器と該支持体の係合部とが所定の精度で係合しな
い限り、受入口からの該供給物の受け入れを阻止する。
かかる構成では、支持体の係合部に楽々と入ってしまう
サイズの収容器や、容易に変形して該係合部に入ってし
まう収容器を誤装着によって該支持体にセッティングし
ても、該係合部とこれら収容器とに所定の精度の係合が
得られない。よって、受入口からの供給物の受け入れが
阻止されて、誤装着に起因する混色や画像濃度異常が防
止される。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の供給装置に
おいて、上記接続阻止機構として、上記吐出口と上記受
入部との間に位置して上記接続を阻止し、上記収容器と
上記係合部との係合に連動して該間から待避する阻止部
材が複数配設されたものを用いたことを特徴とするもの
である。
【0010】この供給装置においては、異なる種類の収
容器と支持体の係合部との無理な係合に伴って、阻止部
材のいくつかが偶然に待避位置に移動してしまっても、
残りの阻止部材が受入部と該収容器の吐出口との間に留
まって該受入口と該吐出口との接続を阻止する。かかる
構成では、収容器と支持体の係合部との係合精度と、接
続阻止機構による阻止機能との関係をより微妙に調整す
ることができる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2の供給
装置において、画像形成装置に保持される上記支持体
を、該画像形成装置に対する該支持体の装着位置と、該
支持体に対する上記収容器の着脱が行われる容器着脱用
位置との間で移動させる移動機構を設け、該支持体とし
て、上記収容器を開口部から受け入れて支持する支持部
と、該開口部を開閉自在に覆う覆い部とを有するものを
用いたことを特徴とするものである。
【0012】この供給装置においては、画像形成装置に
装着したままの支持体ではなく、容器着脱用位置まで移
動させた支持体に対して収容器の着脱を行うことが可能
なので、該支持体に対する収容器の着脱操作性を向上さ
せることができる。更に、支持体の支持部内にセッティ
ングした収容器を覆い部によって該支持部の開口部側か
ら支持させることが可能になる。よって、支持体を上記
装着位置において立たせた姿勢や斜めにした姿勢で使用
しても、その内部の該収容器を支持させることができ
る。
【0013】請求項4の発明は、請求項3の供給装置に
おいて、上記支持体として、上記覆い部の閉動作に連動
して上記吐出口と上記受入部とを接続させるものを用い
たことを特徴とするものである。
【0014】この供給装置においては、収容器を支持体
の支持部の開口部から内部に挿入してセッティングした
後、覆い部を閉じて開口部を覆うと、供給物を受け入れ
るための受入部と該収容器の吐出口とが自動的に接続さ
れる。かかる構成では、供給装置の受入部と収容器の吐
出口との接続操作を省略して、該収容器の装着操作性を
より向上させることができる。
【0015】請求項5の発明は、請求項3又は4の供給
装置において、上記容器着脱用位置にある上記支持体の
上記覆い部の開閉動作に連動して、該支持体を該容器着
脱用位置にロックしたりロック解除したりする支持体ロ
ック機構とを設けたことを特徴とするものである。
【0016】この供給装置においては、容器着脱用位置
の付近で遊動してしまう支持体ではなく、該容器着脱用
位置に固定した支持体に対して収容器の着脱操作を行う
ことができるので、該収容器の着脱操作性を更に向上さ
せることができる。また、覆い部の開閉動作に連動させ
て容器着脱用位置での支持体のロックやロック解除を自
動的に行うことができるので、ロック操作やロック解除
操作を強いられることなく、該支持体を該容器着脱用位
置に固定することができる。
【0017】請求項6の発明は、請求項3、4又は5の
供給装置において、上記装着位置にある上記支持体の上
記覆い部の開動作をロックする覆い部ロック機構を設け
たことを特徴とするものである。
【0018】この供給装置においては、支持体を画像形
成装置に対する装着位置において立たせた姿勢や斜めに
した姿勢で使用しても、重力の影響によって支持体の覆
い部を開いてしまうようなことがないので、該支持体内
の収容器をより確実に支持させることができる。
【0019】請求項7の発明は、請求項1、2、3、
4、5又は6の供給装置において、上記受入部として、
その受入口を閉鎖する閉鎖部材を有し、これを受入部本
体と上記吐出口との接続に伴って解放位置まで移動させ
るものを用いたことを特徴とするものである。
【0020】この供給装置においては、収容器の吐出口
に接続していない受入部の受入口を閉鎖部材によって閉
鎖することで、該受入口からの供給物の逆流を防止する
ことができる。更に、受入部と収容器の吐出口との接続
に伴って閉鎖部材を解放位置まで自動的に移動させるこ
とで、閉鎖部材用の操作を省略することができる。
【0021】請求項8の発明は、潜像を担持する潜像担
持体と、該潜像担持体に潜像を形成する潜像形成手段
を、該潜像担持体上の潜像を現像する複数の現像装置
と、これら現像装置に個別に対応し、トナー、液体現像
剤又は液体キャリアを供給物として供給する複数の供給
装置とを備える画像形成装置において、これら供給装置
として、請求項1、2、3、4、5、6又は7のものを
用いたことを特徴とするものである。
【0022】この画像形成装置においては、請求項1、
2、3、4、5、6又は7の供給装置によって収容器の
誤装着に起因する混色や画像濃度異常を防止すること
で、これら混色や画像濃度異常のない高品質の画像を形
成することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真方式のプリンタに適用した一実施形態につい
て説明する。まず、本実施形態に係るプリンタの基本的
な構成について説明する。図1は本プリンタの概略構成
図である。図において、潜像担持体としての感光体ドラ
ム51の回りには、供給装置1、帯電ユニット52、現
像装置としての現像ユニット100、中間転写ドラム5
3、感光体ドラム51をクリーニングするドラムクリー
ニングユニット54などが配設されている。また、中間
転写ドラム53の図中右側方には、これと接触して所定
幅の2次転写ニップを形成する転写ローラ55が配設さ
れている。
【0024】上記感光体ドラム51は、図示しないモー
タ等の駆動手段によってプリント時には一定速度で図中
矢印方向(時計回り)に回転駆動せしめられる。そし
て、その回転に伴って周面が上記帯電ユニット52によ
って一様に帯電せしめられた後、図示しない光書込みユ
ニットによって画像情報に基づいた書込み光LBが照射
結像されて静電潜像を担持する。この静電潜像は、上記
現像ユニット100によって現像されて液体現像剤によ
る可視像となった後、感光体ドラム51の回転に伴って
上記中間転写ドラム53との接触位置まで移動する。
【0025】上記中間転写ドラム53は、図示しない駆
動手段によって図中矢印方向(反時計回り)に感光体ド
ラム51と同じ周速で回転せしめられており、上記可視
像はこの中間転写ドラム53の周面に中間転写される。
そして、中間転写ドラム53の回転に伴って上記2次転
写ニップまで移動する。
【0026】一方、図示しない給紙装置は、転写紙56
をこの可視像と重ね合わせ得るようなタイミングで、上
記転写ニップに向けて送り出す。転写ニップで可視像と
重ね合わされた転写紙56は、中間転写ドラム53から
可視像が転写された後、2次転写ニップから図示しない
定着装置へと送られる。そして、ここで加熱等によって
可視像が定着せしめられた後、プリンタ外部へと排出さ
れる。
【0027】上記中間転写ドラム53に転写されずに上
記感光体ドラム51上に残留した転写残現像剤は、上記
ドラムクリーニングユニット54のクリーニングブレー
ド54aによって機械的に掻き取り除去される。そし
て、スクリュー部材54bによって回収パイプ58へと
搬送され、この回収パイプ58内を自重によって落下し
て後述の第2タンクに至る。
【0028】上記2次転写ニップを通過した中間転写ド
ラム53表面は、転写紙56に転写されずに残留した液
体現像剤が図示しない中間転写ドラムクリーニングユニ
ットによって除去された後、上記感光体ドラム51との
接触位置まで再び移動する。
【0029】この接触位置を通過した感光体ドラム51
表面は、図示しない除電ランプとの対向位置まで移動し
て残留電位が除去されることで、次のプリントに備えら
れる。
【0030】上記現像ユニット100は、現像部101
と、回収手段である回収部102と、剤調整部103と
から主に構成されている。
【0031】上記現像部101は、現像剤担持体として
の現像ローラ105、塗布ローラ106、規制ブレード
107、第1攪拌スクリュー108、第2攪拌スクリュ
ー109、第1タンク110などを備えている。この第
1タンク110内には現像物質であるトナーと液体キャ
リアとを含有する液体現像剤57が、100〜150
[cc]程度の量で収容されている。
【0032】この液体現像剤57は、粘度が100〜1
0000[mPa・s]に調整され、且つトナー濃度が5
〜40[%]に調整されている。より具体的には、本実施
形態では、粘度=約300[mPa・s]、トナー濃度=
15[%]のものを用いている。
【0033】上記第1タンク110内には、液体現像剤
57の上方に上記塗布ローラ106が配設されており、
待機状態では液体現像剤57の液面が塗布ローラ106
に接触しないようになっている。また、第1攪拌スクリ
ュー108、第2攪拌スクリュー109がそれぞれ平行
に並ぶように水平配設されている。
【0034】プリント動作が開始されると、これらスク
リューが図示しない駆動手段によってそれぞれ反対方向
に回転せしめられ、スクリュー上方の液体現像剤57が
その液面を盛り上げて上記塗布ローラ106に接触して
供給される。このようにして供給された液体現像剤57
は、図示しない駆動手段によって図中反時計回りに回転
せしめられる塗布ローラ106とともに上記規制ブレー
ド107との対向位置を通過する際に、その層厚が規制
されて薄層化する。そして、その一部が塗布ローラ10
6と接触しながら回転する上記現像ローラ105に毎分
約30[cc]の量で塗布された後、現像ローラ105と
ともに感光体ドラム51との対向位置である現像位置ま
で移動して現像に寄与する。この現像位置で、感光体ド
ラム51上の上記静電潜像に移動せずに、現像ローラ1
05上に残った現像残現像剤は、現像ローラ105の回
転に伴って上記回収部102との対向位置まで移動して
回収される。
【0035】上記回収部102は、回収ローラ111、
回収ブレード112、回収スクリュー113、回収パイ
プ114を備えている。この回収ローラ111は、上記
現像位置を通過した後の現像ローラ105の表面に当接
しながら回転して、この表面に付着している現像残現像
剤を回収する。このようにして回収された現像残現像剤
は、上記回収ブレード112によって回収ローラ112
の表面から機械的に掻き取り除去された後、上記回収ス
クリュー113によって上記回収パイプ114内に搬送
される。そして、この回収パイプ114内を自重によっ
て落下して後述の第2タンクに至る。
【0036】上記剤調整部103は、剤貯留部としての
第2タンク115、2つの翼部材116、117、濃度
信号出力手段118、搬送ポンプ120、搬送パイプ1
21などを備えている。第2タンク115も、内部に液
体現像剤57を収容しており、その開口部に上記タンク
蓋119が取り付けられている。
【0037】上記濃度信号出力手段118は、図示しな
い制御手段である制御部とともに濃度検知手段を構成し
ている。
【0038】上記第2タンク115内において、上記翼
部材116、117は図示しない攪拌モータによって回
転駆動されることで、液体現像剤57を略水平方向に回
転せしめて攪拌する。液体現像剤57は、このようにし
て攪拌されながら、上記濃度信号出力手段118と制御
部とからなる濃度検知手段によってそのトナー濃度が検
知される。
【0039】上記搬送パイプ121は、その一端が第2
タンク115の底に接続され、もう一端が上記第1タン
クのドレインパイプ122に接続されている。この搬送
パイプ121の途中には、上記搬送ポンプ120が設け
られている。第2タンク115内の液体現像剤57はこ
の搬送ポンプ120によって第1タンク115内に搬送
・供給される。搬送ポンプ120によって第1タンク1
15内に過剰量の液体現像剤57が供給された場合に
は、第1タンク115内の液体現像剤57の液面上昇に
よって余剰分の液体現像剤が図示しないオーバーフロー
管の取り付け位置に達し、このオーバーフロー管を通っ
て第2タンク115に戻る。
【0040】上記供給装置1は、供給用の液体現像剤を
搭載する剤搭載部2、供給用の液体キャリアを搭載する
キャリア搭載部3、これら搭載部から上記第2タンク1
15へと液搬送するための剤供給ポンプ4、キャリア供
給ポンプ5などを備え、図示しない制御部によって制御
される。なお、液体現像剤と液体キャリアとを1つの供
給ポンプによって搬送させるようにしてもよい。
【0041】上記剤搭載部2内の液体現像剤は、そのト
ナー濃度が上記第2タンク115内の液体現像剤57よ
りも高くなっている。
【0042】上記制御部は、上記剤調整部103の濃度
信号出力手段118からの出力信号に基づいて、上記剤
供給ポンプ4やキャリア供給ポンプなどの駆動を制御し
て、第2タンク115内に適量の液体キャリアや液体現
像剤を供給させることで、第2タンク115内の液体現
像剤57のトナー濃度を調整する。このような制御によ
り、上記現像ローラ105から回収された現像残現像剤
と、上記感光体ドラム1から回収された転写残現像剤と
の混合液のトナー濃度が、現像に使用される前の液体現
像剤57のトナー濃度と異なるような場合でも、第2タ
ンク115内に戻して再利用することができる。
【0043】次に、本発明に係るプリンタの特徴的な構
成について説明する。図2は上記供給装置1の剤搭載部
2を示す斜視図である。図において、剤搭載部2は、液
体現像剤を収容する剤収容器200を受け入れて支持す
る支持部としての支持箱21と、これの開口部を覆う覆
い部としてのカバー22とを有する支持体20や、コネ
クタホルダ23、ハンドル24、凸コネクタ25、ヒン
ジ26などを備えている。
【0044】上記支持箱21に受け入れられる上記剤収
容器200は、液体現像剤を収容する変形自在な袋部2
01、硬質プラスチック等からなる基材に凹部である吐
出口202aが形成された凹コネクタ202などから構
成されている。
【0045】上記支持箱21は、剤収容器200の上記
凹コネクタ202に係合してこれを支持する係合部21
a、これの近傍に上下移動可能に配設された2枚の接続
阻止板21d、21e、箱型の筺体の相対する横側壁に
それぞれ突設せしめられた2つの前軸部21b、これら
に並行配設された後軸部22c、筺体の前側壁に設けら
れた丸穴22fなどから構成されている。2枚の接続阻
止板21d、21eは、図示のように水平方向に重なり
合った状態でバネによって図中上方向に付勢されてい
る。また、後軸部22cは、支持箱21が後述の容器着
脱用位置にあるときに、プリンタ本体に固定されたフッ
ク30に係合して支持箱21や後述のハンドル24の移
動をロックするようになっている。
【0046】上記カバー22は、筺体、これの相対向す
る横側壁にそれぞれ1つずつ設けられた軸部22a、阻
止板係合部22b、長穴22cなどから構成されてお
り、2つの長穴22cのそれぞれに支持箱21の前軸部
21bを通すことで、支持箱21と連結される。
【0047】上記凸コネクタ25は、筒状に形成され、
支持箱21の丸穴21fを通して剤収容器200の吐出
口202aに接続されることで、剤収容器200の袋部
201内に収容されている液体現像剤を受け入れて上記
剤供給ポンプ4に向けて流し込む。よって、受入部とし
ての機能を備えている。
【0048】上記コネクタホルダ23は、後述の2のハ
ンドルの間に4つのボルトによって固定され、凸コネク
タ25を上記支持箱21の前側壁との対向位置で支持す
るように構成されている。
【0049】上記ハンドル24は、相対向する2つのア
ーム部24aの間に上記支持箱21を挟み込み、それぞ
れのアーム部24aに設けられた軸受け穴24bによっ
てカバー22の軸部22aを回転自在に支持するととも
に、自らもその一端近傍に設けられた丸穴24cがヒン
ジ267の軸部に支持されて回転するようになってい
る。これら2つのアーム部24aは、丸穴24cとは反
対側の端部が把手部24dによって連結されている。ま
た、2つのアーム部24aには、それぞれ、カバー22
の長穴22cを貫通した支持箱21の前軸部21bを受
け入れる前長穴24eと、支持箱21の後軸部21cを
受け入れる後長穴25fとが形成されており、後軸部2
1cはこの後長穴25fに対する貫通部分を上記フック
30に係合させる。
【0050】かかる構成の剤搭載部2は、図3に示すよ
うに、支持箱21、カバー22、コネクタホルダ23、
ハンドル24を一体にして全体的に直立するような姿勢
でプリンタ本体に装着されるようになっており、装着時
には上記フック30から大きく離間した状態になる。こ
のような姿勢においては、支持箱21内の剤収容器20
0を、その吐出口が下になるように逆さまに支持するこ
とになり、剤収容器200内の液体現像剤を重力によっ
て余すことなく剤供給ポンプ4に流し込むことができ
る。
【0051】剤搭載部2に対して剤収容器200の入れ
替えを行う場合には、図3の矢印で示すように、まず、
ハンドル24の把手24dを把持しながら、ヒンジ26
の軸部を中心にしてハンドル24を図中時計回りに回転
させる。すると、図4に示すように、ハンドル24を約
90[°]回転させたところで、支持箱21の底部がフ
ック30の側面から突出しているウイング部30aに引
っ掛かって支持される。このように支持される位置が剤
搭載部2に対する剤収容器(200)の着脱用位置とな
っており、ここでは剤搭載部2がほぼ水平に横になるよ
うな姿勢となる。このような姿勢をとらせた後、図中矢
印Bで示すように、カバー22を、アーム24aに回転
自在に支持される軸部22aを中心にして図中反時計回
りに回転させて開く。すると、この開動作に連動して、
図5に示すように支持箱21が図中矢印C方向にスライ
ド移動して、コネクタホルダ23から離間する。この離
間により、支持箱21内部の剤収容器(図示せず)の凹
コネクタ(202)と、コネクタホルダ23内の凸コネ
クタ25との接続が解除されるとともに、支持箱21の
後軸部21がフック30のフック部に引っ掛かってハン
ドル24の回転移動がロックされる。
【0052】カバー22を開いた状態の支持箱21内の
剤収容器(200)については、上述のように、その凹
コネクタ(202)の凸コネクタ23との接続を既に解
除しているため、そのまま支持箱21から取り出すこと
ができる。また、新たな剤収容器(200)について
は、横にした状態で支持箱21内に入れることができる
ので、立てて入れることによる袋部201の折れ曲がり
などを解消することができる。また、カバー22を閉じ
れば、この閉動作に連動させて支持箱21をコネクタホ
ルダ23に向けてスライド移動させ(矢印Cとは逆方
向)、コネクタホルダ23内の凸コネクタ25と剤収容
器の凹コネクタ(202)とを自動的に接続させるとと
もに、フック30によるハンドル24のロックを自動的
に解除することができる。従って、凸コネクタ25と凹
コネクタ(202)との接続操作によって手を汚すよう
なことがなく、更に、剤収容器(200)の交換作業性
を向上させることができる。
【0053】なお、ハンドル24の回転移動のロックに
ついては、図6に示すような構成を採用することによっ
ても実現可能である。図6において、剤搭載部(2)
は、ハンドル24の内側に、これと同じような形状のス
ライダ28を備えている。これらは、それぞれ、丸穴2
4c、長穴28bに通されたヒンジ27の軸部27aに
よって回転自在に支持されている。また、角穴24g、
角穴28a内に収容されたバネ24hによって互いに連
結されながら長手方向に離れるように付勢される。ヒン
ジ27には、スライダ27の端部に設けられた突起28
dと係合する2つの係合穴27b、27cが、それぞれ
90[°]に位相した位置に設けられている。
【0054】上記剤搭載部2がプリンタ本体に装着され
ている状態では、図7に示すように、ヒンジ27の係合
穴27cがスライダ28端部の突起28と係合すること
で、図示しないハンドル24の回転移動をロックする。
このようにロックされた状態で、操作者がハンドル24
の把手(図示せず)とともにスライダ28の把手部28
c(図6参照)を把持すると、それまでバネ24hによ
って係合穴27cに向けて付勢されていたスライダ28
が逆方向(図中矢印D方向)に移動して、係合穴27c
と突起28dとの係合が解かれる。これにより、ハンド
ル24の回転移動が可能になる。
【0055】操作者がハンドル24を上記着脱用位置ま
で回転させた後、把持していたハンドル24の把手24
dとスライダ28の把手部28c(図6参照)を手放す
と、図8に示すように、今度はスライダ28がヒンジ2
7の係合穴27bに向けて付勢されて係合穴27bと突
起28dとが係合する。この係合により、ハンドル24
が着脱用位置にロックされる。
【0056】かかる構成では、図2に示した構成とは異
なり、カバー22の開閉動作に連動させてハンドル24
の回転移動をロックしたりロック解除したりすることが
できないが、ハンドル24の把手24dの把持操作に連
動させてロックやロック解除を行うことができる。ま
た、このようなロック機構をヒンジ27内に収めること
ができるので、小型化を実現することが可能になる。
【0057】図9は支持箱21の後壁の一部を内部側か
ら示す斜視図である。図において、支持箱21の後壁2
1gには2枚の支持板21hが立設せしめられており、
これには可動フック21iが回転自在に支持されてい
る。この可動フック21iはL字状に折れ曲がった形状
をしており、折れ曲がり部分の軸部21jを中心に回転
する。折れ曲がり先の一方の端部は楔状に曲がったフッ
ク部21kとなっている。また、もう一方の先端にはお
もり21mが接続されている。このおもり21mには、
可動フック21iのこれ以外の重量よりも重いものが用
いられている。このため、可動フック21iは、上述の
ようにして剤搭載部(2)のハンドル(24)がどのよ
うな角度で回転しても、図示のように、おもり21mを
真下に向けた姿勢を維持する。即ち、ハンドル(24)
がどのような角度で回転しても、プリンタ本体に対して
同じ姿勢をとる。
【0058】図9の例では、剤搭載部(2)を上記容器
着脱用位置に移動させた状態、即ち、剤収容部2を真横
に寝かせた状態を示している。この状態では、図示のよ
うに、可動フック21gがそのフック部21kを支持体
(21)の上側に向ける。
【0059】一方、剤搭載部(2)を上述の装着位置に
移動させた状態では、図3に示したように、カバー22
を直立させてしまうので、重力の影響によって軸部22
aを中心に回転させてしまうおそれがある。このように
回転させると、カバー22を開いた状態にしてしまうの
で、内部の剤収容部(200)のを支持体21内から落
としてしまうおそれがある。
【0060】しかし、剤搭載部(2)が装着位置で直立
すると、図10に示すように、可動フック21iがその
フック部21kを支持体(21)の後側に向けた状態に
なる。このように、後側に向いたフック部21kは、図
11に示すように、カバー22の後壁に設けられた凸部
22dに入り込んで、図中矢印B方向に示すカバー22
の回転移動を阻止する。よって、上記装着位置における
カバー22の開きを防止することができる。
【0061】なお、これまで剤搭載部2について詳しく
説明したが、支持箱(21と31)の係合部(図2参
照)の形状や、上述した2枚の接続阻止板の形状が異な
る他は、キャリア搭載部3もほぼ同様の構成となってい
る。
【0062】以下、これら形状の違いについて説明す
る。図12は、剤収容器200と、剤搭載部2の支持箱
21の一部とを示す斜視図である。図示のように、剤搭
載部2の支持箱21の係合部21aには、剤収容器20
0の凹コネクタ202に設けられた突起202b、20
2cにそれぞれ係合する2つの凹部x、yが設けられて
いる。上述した支持箱21の2枚の接続阻止板21d、
21eは、これら凹部x、yの隣でそれぞれ重なり合う
ように配設されている。これらのうち、接続阻止板21
dは、係合部21aの凹部xとの対向位置に切り欠き部
K1が設けられている。また、接続阻止板21eは、係
合部21aの凹部yとの対向位置に切り欠き部K2が設
けられている。
【0063】剤収容器200の凹コネクタ202と係合
部21aとがピッタリと係合すると、凹コネクタ202
の突起202b、202cがそれぞれ凹部x、y内に入
り込む。この際、突起202bは、凹部xとの対向位置
に切り欠き部K1を有する接続阻止板21dには接触し
ないが、この対向位置に切り欠き部のない接続阻止板2
1eには接触してこれを押し下げる。一方、突起202
cは、これとは反対に、凹部yとの対向位置に切り欠き
部K2を有する接続阻止板21eには接触しないが、こ
の対向位置に切り欠き部のない接続阻止板21dには接
触してこれを押し下げる。よって、剤収容器200の凹
コネクタ202と支持箱21の係合部21aとがピッタ
リと係合すると、2枚の接続阻止板21d、21eがそ
れぞれ押し下げられる。これにより、カバー22の回転
移動が許容されるようになり、凸コネクタ25と凹コネ
クタ202の吐出口202aとの接続が可能になる(図
2参照)。
【0064】図13は、キャリア収容器300と、上記
キャリア搭載部3の支持箱31の一部とを示す斜視図で
ある。図示のように、キャリア搭載部3の支持箱31の
係合部31aには、キャリア収容器200の凹コネクタ
302に設けられた突起302cに係合する1つの凹部
yが設けられている。支持箱31の2枚の接続阻止板3
1d、31eには、それぞれ剤搭載部2の接続阻止板2
1d、21eのような切り欠き部は設けられていない。
【0065】キャリア収容器300の凹コネクタ302
と係合部31aとがピッタリと係合すると、凹コネクタ
302の突起302cが凹部y内に入り込んで接続阻止
板31d、31eをそれぞれ押し下げる。これにより、
キャリア搭載部3のカバー(図示せず)の回転移動が許
容されるようになり、キャリア搭載部3の凸コネクタ
(図示せず)と、凹コネクタ302の吐出口302aと
の接続が可能になる。
【0066】さて、操作者がキャリア搭載部3に対して
剤収容器200を間違えてセッティングしようとしたと
する。すると、図14に示すように、剤搭載部3の支持
箱31の係合部31aには、剤収容器200の凹コネク
タ202の突起202bに対応する凹部xが設けられて
いないので、突起202bが係合部31aの非凹部に引
っ掛かる。この引っ掛かりにより、凹コネクタ200の
突起202cは係合部31aの凹部yへの進入が阻止さ
れて、接続阻止板31d、31eを押し下げることがで
きない。よって、図示しない凸コネクタと凹コネクタ2
02の吐出口202aとの接続が阻止される。
【0067】また、操作者が剤搭載部2に対してキャリ
ア収容器300を間違えてセッティングしようとしたと
する。すると、図15に示すように、凹コネクタ302
の突起302cを係合部21aの凹部yに入り込ませる
ことが可能なので、一応は凹コネクタ302を係合部2
1aに対する係合位置まで進入させることができる。但
し、この状態では、係合部21aの凹部xが、本来、受
け入れるべき凹コネクタ202の突起202bを受け入
れていないので、係合部21aとキャリア収容器300
の凹コネクタ302とが完全に係合しているわけではな
い。
【0068】ここで、係合部21aの凹部yに入り込ん
だ上記突起302は、接続阻止板21dを押し下げる
が、接続阻止板21eを押し下げることはできない。こ
れを押し下げるためには、凹部xに突起物を入り込ませ
る必要があるが、上述のように、凹部xには何ら突起物
を受け入れさせていないので、接続阻止板21eは押し
下げられずに阻止位置に留まった状態になる。よって、
図示しない凸コネクタと凹コネクタ302の吐出口30
2aとの接続が阻止される。
【0069】以上のように、本プリンタにおいては、キ
ャリア収容器300、剤収容器200をそれぞれ剤搭載
部2、キャリア搭載部3に対して誤装着しても、凹コネ
クタと収容器の吐出口との接続が阻止されるので、誤装
着に起因する画像濃度異常を防止することができる。
【0070】図16は、上記凸コネクタ25と、上記剤
収容器200の凹コネクタ202とを示す断面図であ
る。図において、凹コネクタ202は、吐出口202a
や上述した突起(202b、202c)の他、貯留部2
02d、2つの流入口202e、コイルバネ202f、
ボール弁202gなどを備えている。
【0071】上記貯留部202dは、図示しない上記袋
部(201)から2つの流入口202eを通して流入し
てくる液体現像剤を一時的に貯留する。この貯留部20
2dには、吐出口202aに連通する連通口が設けられ
ているが、吐出口202aに上記凸コネクタ25が接続
されていないときには、この連通口がコイルバネ202
fの付勢を受けるボール弁202gによって閉鎖されて
いる。
【0072】一方、凸コネクタ25は、先端が閉鎖され
た筒状の本体25a、コイルバネ収容部25b、本体2
5aの先端近傍に設けられた2つの受入口25c、スラ
イドシャッタ25d、コイルバネ25fなどを備えてい
る。
【0073】上記スライドシャッタ25dは、本体25
aの先端付近の外周面を覆うように筒状の形状に形成さ
れ、図17に示すように、その後端部分25eを上記コ
イルバネ収容部25bに挿入した状態で、本体25aに
対してスライド移動するようになっている。
【0074】上記コイルバネ収容部25bは、本体25
aの外周面を覆う筒状の形状に構成され、その内部にコ
イルバネ25fと、スライドシャッタ25dの後端部分
25eとを収容している。この後端部分25eは、スラ
イドシャッタ25dよりも大きい径になっており、コイ
ルバネ収容部25b内に収容されるコイルバネ25fに
よって本体25aの先端側に向けて付勢されて、コイル
バネ収容部25dの上壁に引っ掛かるようになってい
る。このように引っ掛かることで、図16に示したよう
に、スライドシャッタ25dが、本体25aの2つの受
入口25cを覆って閉鎖する位置に保持される。
【0075】先に示した図16において、凹コネクタ2
02の吐出口202aは、凸コネクタ25の上記スライ
ドシャッタ25dにピッタリと係合するような径に形成
されている。よって、凸コネクタ25との接続の際に
は、図18に示すように、凸コネクタ25のスライドシ
ャッタ25dと、これに覆われる本体25aの先端部分
とが一緒に挿入される。但し、凹コネクタ202の吐出
口202aと貯留部202dとの連通口は、吐出口20
2aよりも小さい径に形成され、本体25aだけを通過
させるようになっている。このため、凸コネクタ25の
先端がこの連通口付近まで挿入されると、スライドシャ
ッタ25dが連通口の周囲に引っ掛かってその位置に留
まる。
【0076】凸コネクタ25の先端側が、更に吐出口2
02aに向けて挿入されると、本体25aの先端が上記
連通口を通過して、貯留部202d内のボール弁202
gを押し上げるようになる。また、スライドシャッタ2
5dの後端側はコイルバネ収容部25d内に収容されて
いく。
【0077】凸コネクタ25の先端側が、更に、コイル
バネ収容部25dの上壁と、凹コネクタ202の吐出口
202aの周壁とを接触させる位置まで挿入されると、
図19に示すように、スライドシャッタ25dが本体2
5aの2つの受入口25cから完全に待避するような位
置までスライド移動する。これにより、2つの受入口2
5cが貯留部202d内で完全に露出して、貯留部20
2dから凸コネクタ25の本体25a内に液体現像剤が
流れ込む。
【0078】かかる構成では、凸コネクタ25と凹コネ
クタ202の吐出口202aとの接続に伴って、凹コネ
クタ202の上記連通口を封鎖していたボール弁202
gを押し上げて吐出凹202aを自動的に開口させるこ
とができる。また、スライドシャッタ25dによって閉
鎖していた凸コネクタ25の受入口についても、スライ
ドシャッタ25dのスライド移動によって自動的に開口
させることができる。
【0079】以上、一色の液体現像剤と液体キャリアと
を供給装置1に搭載するプリンタについて説明したが、
複数の色の液体現像剤と液体キャリアとを供給装置に搭
載する画像形成装置についても、本発明の適用が可能で
ある。かかる画像形成装置では、収容器の誤装着による
画像濃度異常に加えて、誤装着による液体現像剤間での
混色も防止することができる。また、液体現像剤ではな
く、乾式のトナーを搭載する画像形成装置についても本
発明の適用が可能である。
【0080】
【発明の効果】請求項1、2、3、4、5、6、7又は
8の発明によれば、異なる種類の収容器が支持体に無理
にセッティングされても、受入口からの供給物の受け入
れを阻止するので、誤装着に起因する混色や画像濃度異
常を防止することができるという優れた効果がある。
【0081】特に、請求項2の発明によれば、収容器と
支持体の係合部との係合精度と、接続阻止機構による阻
止機能との関係をより微妙に調整することができるとい
う優れた効果がある。
【0082】また特に、請求項3、4、5又は6の発明
によれば、支持体に対する収容器の着脱操作性を向上さ
せることができるという優れた効果がある。更に、支持
体を画像形成装置に対する装着位置において立たせた姿
勢や斜めにした姿勢で使用しても、その内部の収容器を
支持させることができるという優れた効果がある。
【0083】また特に、請求項4の発明によれば、供給
装置の受入部と収容器の吐出口との接続操作を省略し
て、該収容器の装着操作性をより向上させることができ
るという優れた効果がある。
【0084】また特に、請求項5の発明によれば、容器
着脱用位置での支持体のロック操作やロック解除操作を
強いられることなく、収容器の着脱操作性を更に向上さ
せることができるという優れた効果がある。
【0085】また特に、請求項6の発明によれば、支持
体を画像形成装置に対する装着位置において立たせた姿
勢や斜めにした姿勢で使用しても、重力の影響によって
支持体の覆い部を開いてしまうようなことがないので、
該支持体内の収容器をより確実に支持させることができ
るという優れた効果がある。
【0086】また特に、請求項7の発明によれば、収容
器の吐出口に接続していない受入部からの供給物の逆流
を閉鎖部材によって防止することができるという優れた
効果がある。更に、この閉鎖部材に対する専用の操作を
省略することができるという優れた効果がある。
【0087】また特に、請求項8の発明によれば、収容
器の誤装着に起因する混色や画像濃度異常のない高品質
の画像を形成することができるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るプリンタの概略構成図。
【図2】同プリンタの供給装置の剤搭載部を示す斜視
図。
【図3】プリンタ本体に対する装着位置にセッティング
した同剤搭載部を示す側面図。
【図4】容器着脱用位置まで移動させた同剤搭載部を示
す側面図。
【図5】同容器着脱用位置でカバーを開いた状態の同剤
搭載部を示す側面図。
【図6】同剤搭載部の変形例を示す斜視図。
【図7】同装着位置にセッティングされた同変形例のハ
ンドルとヒンジとを示す側面図。
【図8】同容器着脱用位置にセッティングされた同変形
例のハンドルとヒンジとを示す側面図。
【図9】同剤搭載部における支持箱の後壁の一部を内部
側から示す斜視図。
【図10】上記装着位置にある同剤搭載部の同後壁の一
部を内部側から示す斜視図。
【図11】同支持箱の可動フックのフック部と、カバー
の凹部との係合を示す拡大断面図。
【図12】剤収容器と同支持箱の一部とを示す斜視図。
【図13】キャリア収容器と、キャリア搭載部の支持箱
の一部とを示す斜視図。
【図14】剤収容器と、キャリア搭載部の支持箱の一部
とを示す斜視図。
【図15】キャリア収容器と、剤搭載部の支持箱の一部
とを示す斜視図。
【図16】同剤収容器の凹コネクタと、同剤搭載部の凸
コネクタとを示す断面図。
【図17】同凸コネクタのスライドシャッタのスライド
移動を説明する断面図。
【図18】同凸コネクタを同凹コネクタの吐出口に途中
まで挿入した状態を示す断面図。
【図19】同同凸コネクタを同凹コネクタの吐出口に完
全に挿入した状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 供給装置 2 剤搭載部 21 支持箱 21a 係合部 22 カバー 23 コネクタホルダ 24 ハンドル 25 凸コネクタ 26 ヒンジ 3 キャリア搭載部 30 フック 31 支持箱 31a 係合部 4 剤供給ポンプ 5 キャリア供給ポンプ 51 感光体ドラム 100 現像ユニット 200 剤収容器 201 袋部 202 凹コネクタ 300 キャリア収容器 302 凹コネクタ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H030 AA04 BB27 BB36 BB38 2H074 AA03 BB02 BB20 BB22 BB42 BB58 CC03 CC11 CC22 CC62 EE07 2H077 AA02 AA05 AA25 AA28 AA34 AA37 AA39 AB02 AB14 AB15 AB18 AC02 AC11 AC16 AD06 AD13 EA01 GA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像装置への供給物を収容する収容器との
    係合部が形成され、該収容器を該係合部に係合させなが
    ら支持する支持体と、該支持体に支持される該収容器の
    吐出口から該供給物を受け入れる受入部と、該受入部か
    ら受け入れた該供給物を該現像装置に搬送する搬送手段
    とを備える供給装置において、該収容器と該係合部とが
    所定の精度で係合しない限り、該吐出口と該受入部との
    接続を阻止する接続阻止機構設けたことを特徴とする供
    給装置。
  2. 【請求項2】請求項1の供給装置において、上記接続阻
    止機構として、上記吐出口と上記受入部との間に位置し
    て上記接続を阻止し、上記収容器と上記係合部との係合
    に連動して該間から待避する阻止部材が複数配設された
    ものを用いたことを特徴とする供給装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の供給装置において、画像
    形成装置に保持される上記支持体を、該画像形成装置に
    対する該支持体の装着位置と、該支持体に対する上記収
    容器の着脱が行われる容器着脱用位置との間で移動させ
    る移動機構を設け、該支持体として、上記収容器を開口
    部から受け入れて支持する支持部と、該開口部を開閉自
    在に覆う覆い部とを有するものを用いたことを特徴とす
    る供給装置。
  4. 【請求項4】請求項3の供給装置において、上記支持体
    として、上記覆い部の閉動作に連動して上記吐出口と上
    記受入部とを接続させるものを用いたことを特徴とする
    供給装置。
  5. 【請求項5】請求項3又は4の供給装置において、上記
    容器着脱用位置にある上記支持体の上記覆い部の開閉動
    作に連動して、該支持体を該容器着脱用位置にロックし
    たりロック解除したりする支持体ロック機構とを設けた
    ことを特徴とする供給装置。
  6. 【請求項6】請求項3、4又は5の供給装置において、
    上記装着位置にある上記支持体の上記覆い部の開動作を
    ロックする覆い部ロック機構を設けたことを特徴とする
    供給装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5又は6の供給装
    置において、上記受入部として、その受入口を閉鎖する
    閉鎖部材を有し、これを受入部本体と上記吐出口との接
    続に伴って解放位置まで移動させるものを用いたことを
    特徴とする供給装置。
  8. 【請求項8】潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持
    体に潜像を形成する潜像形成手段を、該潜像担持体上の
    潜像を現像する複数の現像装置と、これら現像装置に個
    別に対応し、トナー、液体現像剤又は液体キャリアを供
    給物として供給する複数の供給装置とを備える画像形成
    装置において、これら供給装置として、請求項1、2、
    3、4、5、6又は7のものを用いたことを特徴とする
    画像形成装置。
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