JP2002295804A - ボイラの給水制御方法及び装置 - Google Patents
ボイラの給水制御方法及び装置Info
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Abstract
マを簡単な手段で起り難くする。 【解決手段】 ボイラのエコノマイザ32に給水を供給
する給水ポンプ34に戻り配管46を設け、水位検出筒
24に設けられた検水電極棒20、22と水位の位置関
係によって、前記戻り配管46に設けられた電磁弁44
を開閉し、給水量を3位置制御する。
Description
イラにおいて、簡単な手段でウォータハンマを防止する
ことができるようにした給水制御方法及び装置に関する
ものである。
オン−オフ制御され、燃焼が3位置制御又は断続制御さ
れるタイプのものが知られている。このようなエコノマ
イザ付ボイラにおいて、ボイラのバーナが燃焼中で給水
がオフのとき、エコノマイザ内の水は停止状態で熱を受
ける。このため、局部的に沸騰して気泡を発生し、次に
給水オンになった際に気泡がつぶれ、ウォータハンマ音
を発生することがある。
原因は、給水供給が停止することと、熱を与え過ぎるこ
とにある。給水を連続制御すれば、この問題は解決する
が、高価な制御弁や高価な水位センサを必要とし、高コ
ストなものとなる。
本発明の目的は、簡単な手段で給水を3位置制御し、給
水ポンプがオフになる回数を低減することで、ウォータ
ハンマを起り難くするようにしたボイラの給水制御方法
及び装置を提供することにある。また、本発明の目的
は、上記の方法に加えて、さらに、着火後の蒸気圧力上
昇が大のときは、高燃焼への移行を行わずに、低燃焼の
ままとして、加熱量を抑えるようにしたボイラの給水制
御方法及び装置を提供することにある。
めに、本発明のボイラの給水制御方法は、ボイラのエコ
ノマイザに給水を供給する給水ポンプに戻り配管を設
け、水位検出筒に設けられた検水電極棒と水位の位置関
係によって、前記戻り配管に設けられた電磁弁を開閉
し、給水量を3位置制御するように構成されている(図
1参照)。
ボイラのエコノマイザに給水を供給する給水ポンプをイ
ンバータで制御する方法であって、水位検出筒に設けら
れた検水電極棒と水位の位置関係によって、前記インバ
ータを制御し給水量を段階的に変えることを特徴として
いる(図3参照)。
出して圧力上昇を演算し、この圧力上昇が所定の圧力回
復曲線より大きい場合は低燃焼を継続させ、圧力上昇が
所定の圧力回復曲線より小さい場合は高燃焼に移行させ
るように構成することが好ましい(図1〜図3参照)。
を備えたボイラ本体に蒸気管及び降水管を介して気水分
離器が接続され、この気水分離器に少なくとも上位水位
電極と下位水位電極を有する水位検出筒が水平連通管を
介して接続され、ボイラのエコノマイザに給水ポンプを
備えた給水管が接続されたボイラであって、給水ポンプ
に電磁弁を備えた戻り配管を設け、上位水位電極及び下
位水位電極が制御盤を介して前記電磁弁に、水位により
該電磁弁を開閉し給水量を3位置制御できるように接続
されたことを特徴としている(図1参照)。
バーナを備えたボイラ本体に蒸気管及び降水管を介して
気水分離器が接続され、この気水分離器に少なくとも上
位水位電極と下位水位電極を有する水位検出筒が水平連
通管を介して接続され、ボイラのエコノマイザに給水ポ
ンプを備えた給水管が接続されたボイラであって、上位
水位電極及び下位水位電極が制御盤及びインバータを介
して前記給水ポンプに、水位により該インバータを制御
し給水量を段階的に変えることができるように接続され
たことを特徴としている(図3参照)。
高燃焼用の燃料供給弁と低燃焼用の燃料供給弁を並列に
接続し、気水分離器又は蒸発管に圧力スイッチを設け、
この圧力スイッチを演算器を介して高燃焼用の燃料供給
弁及び低燃焼用の燃料供給弁に接続した構成とすること
が好ましい(図1、図3参照)。
て説明する。本発明は下記の実施の形態に何ら限定され
るものではなく、適宜変更して実施することができるも
のである。図1は本発明の実施の第1形態によるボイラ
の給水制御装置を示している。10はボイラ本体で、バ
ーナ12を備えている。ボイラ本体10には蒸気管14
及び降水管16を介して気水分離器18が接続されてい
る。この気水分離器18には、例えば2本の検水電極
棒、すなわち上位水位電極(上位水位検出電極)20及
び下位水位電極(下位水位検出電極)22を有する水位
検出筒(水柱管)24が2本の水平連通管26、28を
介して接続されている。なお、下側の水平連通管28は
降水管16を介して気水分離器18に接続されている。
てエコノマイザ32が接続され、このエコノマイザ32
に給水ポンプ34を備えた給水ライン38が接続されて
いる。また、バーナ12に燃料供給弁(燃料流量調節
弁)40、42が並列に接続されている。
はバイパス弁(電磁弁)44を備えた戻り配管46が設
けられている。また、上位水位電極20及び下位水位電
極22は制御盤48を介してバイパス弁(電磁弁)44
に接続され、水位検出筒24の水位によりバイパス弁
(電磁弁)44を開閉し給水量を3位置制御できるよう
に構成されている。
2には高燃焼用の燃料供給弁40と低燃焼用の燃料供給
弁42が並列に接続されている。また、気水分離器18
に圧力スイッチ50が設けられ、この圧力スイッチ50
は演算器52を介して燃料供給弁40、42に接続され
ている。なお、圧力スイッチを蒸気管に設けることも可
能である。このように構成された装置において、着火燃
焼負荷をT秒(例えば10秒)継続し、その間の圧力上
昇が所定の圧力回復曲線より大きければ、そのままの燃
焼負荷(例えば50%)を継続する。所定の圧力回復よ
り小さい場合は高燃焼(例えば100%)に移行する。
いて説明する。 (1) 水位制御:燃焼負荷がL(低)、H(高)に関
係なく、下記動作が行われる。 (a) 基本動作:水位<Lのとき、給水ポンプ34は
オンで、バイパス弁44は全閉される。したがって給水
ポンプ定格給水量がエコノマイザ32を経由してボイラ
に入る。水位L〜Hのとき、給水ポンプ34はオンでバ
イパス弁44は全開される。水位>Hのとき、時間Th
までは給水ポンプ34はオンでバイパス弁44は全開さ
れ、時間Th以降は給水ポンプ34はオフ、バイパス弁
44は全閉となる。なお、Thは水位過高防止タイマ設
定時間である。
1:水位<Lのとき、給水ポンプ34はオンで、バイパ
ス弁44は全閉となる。したがって、給水ポンプ定格給
水量がエコノマイザ32を経由してボイラに入る。水位
Lから上昇してL〜Hのとき、給水ポンプ34はオンで
バイパス弁44は全開となる。水位Hから下降してL〜
Hのとき、給水ポンプ34はオフでバイパス弁44は全
閉となる。水位>Hのとき、時間Thまでは給水ポンプ
34はオン、バイパス弁44は全開となる。時間Th以
降は給水ポンプ34はオフ、バイパス弁44は全閉とな
る。
2:水位<Lのとき、給水ポンプ34はオンで、バイパ
ス弁44は全閉となる。したがって、給水ポンプ定格給
水量がエコノマイザ32を経由してボイラに入る。水位
Lから上昇してL〜Hのとき、給水ポンプ34はオンで
バイパス弁44は全開となる。水位Hから下降してL〜
Hのとき、Ts秒間は給水ポンプ34はオフとなる。水
位Hから下降してL〜Hのとき、Ts秒を越えると給水
ポンプ34をオン、バイパス弁44を全開とする。な
お、Tsは給水ポンプ早期オンタイマ設定時間である。
水位がLまで低下する前に給水ポンプ34をオンし、停
止時間をできるだけ短くする。水位>Hのとき、時間T
hまでは給水ポンプ34をオン、バイパス弁44を全開
とする。時間Th以降は給水ポンプをオフ、バイパス弁
44を全閉とする。以上は、給水量の減少手段を給水ポ
ンプのバイパス弁として説明しているが、給水ポンプの
回転数制御や、その他の制御弁など、いずれを用いても
制御可能である。
止):図2は3位置制御基準モードにおけるボイラ圧力
と燃焼負荷率との関係を示している。圧力がp1以下
では、燃焼は100%負荷燃焼とする。圧力p2で低
燃焼(50%)に移行する。圧力p4で燃焼オフとす
る。燃焼オフとした後、炉内パージや放熱で圧力が低下
し、p3になると再燃焼信号オンとなり、プレパージ中
にさらに圧力がp1以下まで低下すれば、再燃焼オンの
後、高燃焼(100%)に移行し、上記〜の動作が
行われる。
少ないので、給水ポンプ34のオフ時間は長い。負荷が
小さく、給水ポンプ停止中に100%の燃焼排ガス温度
がエコノマイザ32に負荷されると、エコノマイザへの
投入熱が大きくなり、局部沸騰を起こしやすくなる。こ
のような低負荷の場合は、蒸気圧力の回復が多少遅くて
も、局部沸騰を避けるには、燃焼負荷を50%とした方
がよい。
速度は計算できる。たとえば、次の数1で計算できる。
TL秒間継続し、圧力上昇速度が設定値より大の場合
は、低燃焼(50%)を継続し、圧力p1以下でも高燃
焼(100%)には移行しない。圧力上昇速度が設定値
より小さい場合は、基準のモードで運転する。以上の説
明は、低燃焼が50%燃焼である場合について説明した
が、低燃焼を40%、30%とすることも可能である。
ラの給水制御装置を示している。本実施形態は、給水量
をバイパス弁(電磁弁)で制御する代りに、インバータ
54で給水ポンプ34を制御して給水量を段階的に制御
するように構成したものである。他の構成及び作用は実
施の第1形態の場合と同様である。
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 簡単な手段で給水を3位置制御し、給水ポンプ
がオフになる回数を低減することにより、エコノマイザ
のウォータハンマを起り難くすることができる。 (2) 着火後の蒸気圧力上昇が大のときは、高燃焼へ
の移行を行わずに、低燃焼のままとして加熱量を抑える
手段を加えることにより、より確実にエコノマイザのウ
ォータハンマを防止することができる。
御装置の系統的概略構成図である。
焼負荷率との関係を示す線図である。
御装置の系統的概略構成図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 ボイラのエコノマイザに給水を供給する
給水ポンプに戻り配管を設け、水位検出筒に設けられた
検水電極棒と水位の位置関係によって、前記戻り配管に
設けられた電磁弁を開閉し、給水量を3位置制御するこ
とを特徴とするボイラの給水制御方法。 - 【請求項2】 ボイラのエコノマイザに給水を供給する
給水ポンプをインバータで制御する方法であって、水位
検出筒に設けられた検水電極棒と水位の位置関係によっ
て、前記インバータを制御し給水量を段階的に変えるこ
とを特徴とするボイラの給水制御方法。 - 【請求項3】 ボイラの圧力を検出して圧力上昇を演算
し、この圧力上昇が所定の圧力回復曲線より大きい場合
は低燃焼を継続させ、圧力上昇が所定の圧力回復曲線よ
り小さい場合は高燃焼に移行させる請求項1又は2記載
のボイラの給水制御方法。 - 【請求項4】 バーナを備えたボイラ本体に蒸気管及び
降水管を介して気水分離器が接続され、この気水分離器
に少なくとも上位水位電極と下位水位電極を有する水位
検出筒が水平連通管を介して接続され、ボイラのエコノ
マイザに給水ポンプを備えた給水管が接続されたボイラ
であって、 給水ポンプに電磁弁を備えた戻り配管を設け、上位水位
電極及び下位水位電極が制御盤を介して前記電磁弁に、
水位により該電磁弁を開閉し給水量を3位置制御できる
ように接続されたことを特徴とするボイラの給水制御装
置。 - 【請求項5】 バーナを備えたボイラ本体に蒸気管及び
降水管を介して気水分離器が接続され、この気水分離器
に少なくとも上位水位電極と下位水位電極を有する水位
検出筒が水平連通管を介して接続され、ボイラのエコノ
マイザに給水ポンプを備えた給水管が接続されたボイラ
であって、 上位水位電極及び下位水位電極が制御盤及びインバータ
を介して前記給水ポンプに、水位により該インバータを
制御し給水量を段階的に変えることができるように接続
されたことを特徴とするボイラの給水制御装置。 - 【請求項6】 ボイラのバーナに高燃焼用の燃料供給弁
と低燃焼用の燃料供給弁を並列に接続し、気水分離器又
は蒸発管に圧力スイッチを設け、この圧力スイッチを演
算器を介して高燃焼用の燃料供給弁及び低燃焼用の燃料
供給弁に接続した請求項4又は5記載のボイラの給水制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001094795A JP2002295804A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | ボイラの給水制御方法及び装置 |
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Family Applications (1)
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- 2001-03-29 JP JP2001094795A patent/JP2002295804A/ja active Pending
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