JP2657985B2 - ガス焚き小型ボイラの燃焼制御方法 - Google Patents
ガス焚き小型ボイラの燃焼制御方法Info
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- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Description
行うパイロットバーナ着火式ガス焚きボイラの燃焼制御
方法に関するものである。
方法には、時限パイロット方式、重複パイロット方式、
連続パイロット方式がある。時限パイロット方式と重複
パイロット方式は、メインバーナを着火させる前に先ず
パイロットバーナに着火させてからメインバーナに着火
させるもので、メインバーナの着火の都度パイロットバ
ーナの着火・断火させる方式のため、燃焼要求信号が出
てから、メインバーナに着火させるまでにある程度の時
間を要し、蒸気負荷状況によってはメインバーナ着火ま
でに蒸気圧力が必要圧力より極端に低下する場合があ
る。また、連続パイロット方式は、メインバーナ燃焼停
止時にパイロットバーナを燃焼させておき、燃焼要求信
号が出された場合にはただちにメインバーナを着火させ
る方式であるが、パイロットバーナのみ燃焼させる場合
にも送風機を運転する必要があり、エネルギーの浪費と
なる。
する課題は、上記に述べた時限パイロット方式、重複パ
イロット方式並びに連続パイロット方式の欠点を解消
し、省エネでかつ、メインバーナ着火の際に蒸気圧を低
下させない燃焼制御方法の提供にある。
課題を解決させるために、蒸気負荷状況により、時限パ
イロット方式と連続パイロット方式の2つを使い分け
る。つまり、蒸気負荷が大きい時は連続パイロット方式
とし、蒸気負荷が小さいときは時限パイロット方式とす
る。蒸気負荷状況の判別には、メインバーナの燃焼が停
止後、蒸気供給配管またはボイラの蒸気配管に設置して
いる圧力センサーからの計測信号、もしくは上部管寄せ
内に設置した温度センサーからの温度計測信号等を使用
し、単位時間あたりの計測信号の変化が所定の値以上な
らば、メインバーナ停止中にパイロットバーナを連続燃
焼させる連続パイロット方式とする。また、時間あたり
の変化が所定の値以下ならば、メインバーナ停止中には
燃焼させずメインバーナ着火時に先ずパイロットバーナ
を着火させる時限パイロット方式とする。
設置した圧力センサーもしくは上部管寄せ内に設置の温
度センサーにより、圧力もしくは温度の変化(単位時間
あたり)を検出することで、蒸気負荷の要求状況が検出
できる。蒸気使用量が多いと圧力や温度は急激に低下
し、単位時間あたりの変化が所定の値以上である蒸気要
求が多い場合、燃焼要求信号が出力された後でパイロッ
トバーナを着火し、その後にメインバーナを着火してい
たのでは蒸気の供給が遅れ、蒸気圧力が大きく低下する
ため、メインバーナ停止中にパイロットバーナを連続し
て燃焼させて おき、燃焼要求信号出力時にはすぐにメイ
ンバーナを着火し、蒸気圧の低下を防ぐ。また、単位時
間あたりの変化が所定の値以下である蒸気要求が少ない
場合、燃焼要求信号が出力された直後にメインバーナの
着火が行えなくても、蒸気圧力が大きく低下することは
無く、時限パイロット方式とすることで、連続パイロッ
ト方式と比べて省エネとなる。
る。図1は構成概要図である。ボイラ本体(1)上部の上
部管寄せ(2)に温度センサー(4)を設け、制御装置(5)と
電気的に接続する。また、圧力スイッチ(6)、水位検出
電極、燃焼装置(7)等のボイラの燃焼制御関係機器並び
に給水装置関係機器等も制御装置(5)に電気的に接続さ
せる。図2並びに図3はボイラ運転時のパイロットバー
ナのタイムチャート例である。図4は蒸気負荷状況を判
断する温度センサーからの信号の処理方法の一例を示し
たフローチャートである。
る。図2、3はボイラ運転中の一部分を取り出したタイ
ムチャートであり、図2はメインバーナ停止時に検出さ
れる蒸気負荷が所定値以下であったのが所定値以上とな
った場合である。圧力スイッチより燃焼要求信号に該当
する燃焼信号が出力されていない時、メインバーナの電
磁弁が開かれず燃焼は停止している。図示されていない
前回のメインバーナ停止時に検出された蒸気負荷が所定
値以下であったため、メインバーナ停止時パイロットバ
ーナ電磁弁も閉じられている。今回のメインバーナ停止
時に検出された温度変化による蒸気負荷は所定値以上
(H)と判断されている。圧力スイッチにより燃焼信号
が出力されると、パイロットバーナ電磁弁が開かれ点火
トランスにてパイロットバーナへの点火が行われ、パイ
ロットバーナの燃焼が始まる。続いてメインバーナの電
磁弁が開かれ、メインバーナの燃焼が行われる。その
後、圧力スイッチからの燃焼信号が停止されると、前回
のメインバーナ燃焼停止時の蒸気負荷は所定値以上であ
ったため連続パイロット方式が採用され、メインバーナ
電磁弁を閉じる前にパイロットバーナ電磁弁を開き、パ
イロットバーナの燃焼開 始後メインバーナ電磁弁を閉じ
る。再び圧力スイッチにより燃焼信号が出力されたと
き、パイロットバーナは既に燃焼しているため、すぐに
メインバーナ電磁弁を開きメインバーナの燃焼を開始す
る。
タイムチャートである。始めは図2の場合と同様である
が、メインバーナ停止時の蒸気負荷は所定値以下(L)
と判断されている。圧力スイッチからの燃焼信号が停止
されると、前回のメインバーナ燃焼停止時に蒸気負荷が
所定値以下であったため時限パイロット方式が採用さ
れ、パイロットバーナ電磁弁は開かれないままメインバ
ーナ電磁弁が閉じられ燃焼を停止する。再び圧力スイッ
チにより燃焼信号が出力されたとき、先ずパイロットバ
ーナの点火を行い、その後メインバーナが燃焼される。
装置として、ボイラ蒸気部に設けた蒸気圧力スイッチを
用い、蒸気負荷状況を判別する装置として、上部管寄せ
に温度センサーを用いたが、蒸気使用状況に基づきボイ
ラの燃焼発停信号を出力するものなら蒸気圧力スイッチ
に限定されず、蒸気負荷状況を検出する装置も上部管寄
せに温度センサーでなく、蒸気圧力センサーや蒸気流量
センサーなどを用いて、蒸気負荷状況を判断しても良
い。
ときはメインバーナ停止中パイロットバーナを燃焼し続
けるので、燃焼要求信号発信後すぐにメインバーナの燃
焼が行えて蒸気圧の低下が低減でき、蒸気負荷が小さい
ときはメインバーナ停止時にパイロットバーナの燃焼を
行わないので省エネ制御となり、蒸気負荷状況に対応し
たパイロットバーナとメインバーナの燃焼制御が可能と
なった。
断された場合のタイムチャート
断された場合のタイムチャート
ャートの一部
Claims (1)
- 【請求項1】ON−OFF燃焼制御を行うパイロットバ
ーナ着火式ガス焚き小型ボイラにおいて、蒸気配管もし
くはボイラ本体に蒸気負荷状況を検出する蒸気負荷検出
用のセンサーを設置し、メインバーナ停止中に得られた
該センサーからの計測値により単位時間あたりの蒸気負
荷が所定の値に達していれば、メインバーナの燃焼OF
Fの時にパイロットバーナの燃焼を続け、燃焼要求信号
の発生により瞬時にメインバーナを着火させる連続パイ
ロット方式をとり、単位時間あたりの蒸気負荷が所定の
値に達していなければ、メインバーナがOFFの時にパ
イロットバーナの燃焼は行わせず、燃焼要求信号が発生
した時点で先ずパイロットバーナを着火させ、続いてメ
インバーナを着火させる時限パイロット方式をとること
を特徴としたガス焚き小型ボイラの燃焼制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6928592A JP2657985B2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | ガス焚き小型ボイラの燃焼制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6928592A JP2657985B2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | ガス焚き小型ボイラの燃焼制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05231640A JPH05231640A (ja) | 1993-09-07 |
JP2657985B2 true JP2657985B2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=13398192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6928592A Expired - Fee Related JP2657985B2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | ガス焚き小型ボイラの燃焼制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2657985B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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JP5729243B2 (ja) * | 2011-09-30 | 2015-06-03 | 三浦工業株式会社 | ボイラ装置 |
JP6087141B2 (ja) * | 2012-12-28 | 2017-03-01 | 株式会社サムソン | 燃焼装置を持ったボイラ |
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JP6311874B2 (ja) * | 2014-04-28 | 2018-04-18 | 三浦工業株式会社 | ボイラ |
-
1992
- 1992-02-17 JP JP6928592A patent/JP2657985B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH05231640A (ja) | 1993-09-07 |
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