JPH06129602A - ボイラの負荷に対応した燃焼制御方法 - Google Patents

ボイラの負荷に対応した燃焼制御方法

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JPH06129602A
JPH06129602A JP30468592A JP30468592A JPH06129602A JP H06129602 A JPH06129602 A JP H06129602A JP 30468592 A JP30468592 A JP 30468592A JP 30468592 A JP30468592 A JP 30468592A JP H06129602 A JPH06129602 A JP H06129602A
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burner
pressure
boiler
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combustion
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JP30468592A
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Eiji Tasaka
英司 田坂
Yoshimi Tsubota
吉民 坪田
Hideo Ando
秀朗 安藤
Hidetaka Karisato
秀毅 狩郷
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Miura Co Ltd
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Miura Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボイラの負荷に対応したバーナの燃焼制御方
法を提供する。 【構成】 ボイラ1の缶内蒸気圧力を検出する圧力検出
器7の信号に基づいて、バーナ2をON,OFFする制
御方法において、前記バーナがONしてからOFFする
までの時間を検出し、その検出値に基づいて、つぎにバ
ーナ2がONされるまでの時間を予測し、この予測時間
が予め設定した数値を上回ったときに、この上回った時
間に応じて前記バーナ2の燃焼開始を早めに指令するこ
とを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ボイラ運転中におけ
るボイラの負荷に対応した燃焼制御方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】通常、ボイラにおける缶内蒸気圧力の制
御は、ボイラに取付けた缶内蒸気圧力を検出する圧力検
出器からの信号によって行われており、この信号を受け
て缶内蒸気圧力が設定値に達すると燃焼装置のバーナが
ONまたはOFFの状態となる。即ち、缶内蒸気圧力が
高設定圧力を超えるとバーナの燃焼を停止し、低設定圧
力を切るとバーナの燃焼を開始するように制御してい
る。
【0003】ところで、ボイラで発生した蒸気を消費す
る蒸気使用機器が、通常の負荷でほぼ一定している場合
には、缶内蒸気圧力の変化は、図3に示すような略鋸歯
状で一定周期の蒸気圧力変化曲線となる。ここで、P1
は、高設定圧力、P2 は、低設定圧力、実線はバーナO
Nを示し、点線はバーナOFFを示すが、実際には、低
設定圧力と交叉するB点でバーナの燃焼開始信号が出る
が、図4のボイラの燃焼制御のタイムチャートに示すよ
うに、プレパージ等により約30秒〜45秒バーナの燃
焼が遅れるため缶内蒸気圧が上昇し始めるのは低設定圧
よりも下のC点となる。
【0004】しかしながら、前記蒸気使用機器が通常よ
り多量の蒸気を消費するときは、図2に示すように高設
定圧より低設定圧に通常より急勾配で圧力が低下する。
〔バーナOFF時間(t’)が短い〕そのため、低設定
圧と交叉するB’点でバーナの燃焼開始信号を発して
も、前述の時間遅れにより缶内蒸気圧力が再び上昇し始
めるのはC’点からとなる。このように、通常より多量
に蒸気を消費すると缶内蒸気圧力が一時的に大幅に低下
し、負荷要求に対応でなくなる。また、缶内蒸気圧力の
低下により発生蒸気の乾き度が低下するため種々の不具
合が発生し問題となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述の問
題点に鑑み、バーナがONしてからOFFするまでの時
間を検出し、その検出値に基づいて、つぎにバーナがO
Nされるまでの時間を予測して制御するボイラの負荷に
対応した燃焼制御方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するためになされたものであって、ボイラの缶内蒸
気圧力を検知する圧力検出器の信号に基づいて、バーナ
をON,OFFする制御方法において、前記バーナがO
NしてからOFFするまでの時間を検出し、その検出値
に基づいて、つぎにバーナがONされるまでの時間を予
測し、この予測時間が予め設定した数値を上回ったとき
に、この上回った時間に応じて前記バーナの燃焼開始を
早めに指令することを特徴としている。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1において、1はボイラで、加熱用の
バーナ2を備えており、送風機3にて燃焼用空気を該バ
ーナ2に送るようにしている。前記バーナ2には燃料供
給ライン4を接続し、このラインに燃料ポンプ5および
燃料用電磁弁6を挿設している。そして、ボイラ1の缶
内の蒸気圧力を検出する圧力検出器7の信号に基づいて
燃焼制御器8により制御する。即ち、缶内蒸気圧力が高
設定圧力を超えるとバーナ2の燃焼を停止し、低設定圧
力を切るとバーナ2の燃焼を開始するように制御してい
る。9は、ボイラ缶内の水位を検出するための水位検出
器であり、この検出器の信号に基づいて、適宜の水位制
御装置により、給水ライン10中の給水ポンプ11をON−
OFFさせて缶内の水位を一定のレベルに保つようにし
ている。
【0008】図2において、高設定圧力をP1 ,低設定
圧力をP2 に定めると、燃焼制御器8は、缶内蒸気圧力
がP1 に達したA点でバーナ2の燃焼停止指令を出し、
缶内蒸気圧力がP2 まで低下したB点でバーナ2の燃焼
開始の指令を出すが、実際の缶内蒸気圧力は、前述のプ
レパージ等の時間遅れにより、C点の圧力低下許容範囲
の圧力P3 より上昇し始める。しかしながら、蒸気使用
機器が通常より多量の蒸気を消費するときは、前記バー
ナ2がONしてからOFFするまでの時間は長くなり、
(圧力上昇速度が遅い)一方、バーナ2のOFF時間
(t1 )は短くなる。(圧力低下速度が早い)そのた
め、圧力P2 のB’点でバーナ2の燃焼指令をだしても
時間遅れ分だけ圧力がC’点まで大幅に低下し、前記圧
力低下許容範囲の圧力P3 を下回ることになる。
【0009】そこで、この発明の燃焼制御方法は、前記
バーナ2がONしてからOFFするまでの時間又はバー
ナ2がONしてからの缶内蒸気圧力の時間に対する上昇
率(圧力勾配)を常時検出し、その検出値に基づいて、
つぎにバーナ2に燃焼開始の指令が出る時間、又は、バ
ーナ2がOFFしてからの缶内蒸気圧力の時間に対する
低下率(圧力勾配)を予測し、予め設定した数値を上回
ったときには、通常より早めに燃焼制御器8はバーナ2
に燃焼開始の指令を出す。このときの指令タイミング
は、前述の予測した缶内蒸気圧力の低下時間(t)又は
低下率に対応して可変的に設定し、短時間又は急勾配の
場合には、より早い時点でバーナ2に燃焼開始の指令を
出すのが良く、そうすると、蒸気圧力或いは、乾き度の
安定した蒸気を供給することができる。
【0010】前記制御方法の作用を図2により具体的に
説明する。即ち、缶内蒸気圧力の低下を許容範囲内の圧
力P3 にとどめるためには、前述の予測したバーナ2が
OFFしてから、つぎの燃焼開始の指令のでるB’点よ
りも早めのD点(プレパージ等で遅れる時間だけ早くす
る)で、バーナ2に燃焼開始の指令をだせば缶内蒸気圧
力はP3 の圧力低下許容範囲のC点までにとどめること
ができる。
【0011】
【発明の効果】この発明は上述のように、蒸気使用機器
の負荷が通常よりも多量に蒸気を消費する場合において
も、バーナがONしてからOFFするまでの時間を検出
し、その検出値に基づいて、つぎにバーナがONされる
までの時間を予測し、缶内蒸気圧力の低下が許容範囲内
にとどまるようにバーナの燃焼開始を早めに指令するこ
とができるので、缶内蒸気圧力の異常低下を防止すると
ともに、圧力および乾き度の安定した良質の蒸気を供給
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の燃焼制御方法を実施したボイラの概
略説明図。
【図2】この発明の制御方法を用いた場合の燃焼制御と
圧力変化曲線を示す説明図である。
【図3】通常の負荷の状態で蒸気消費がほぼ一定してい
るときの燃焼制御と圧力変化曲線を示す説明図である。
【図4】ボイラの燃焼制御のタイムチャートを示す説明
図である。
【符号の説明】
1.ボイラ 2.バーナ 7.圧力検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 狩郷 秀毅 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラ1の缶内蒸気圧力を検知する圧力
    検出器7の信号に基づいて、バーナ2をON,OFFす
    る制御方法において、前記バーナがONしてからOFF
    するまでの時間を検出し、その検出値に基づいて、つぎ
    にバーナ2がONされるまでの時間を予測し、この予測
    時間が予め設定した数値を上回ったときに、この上回っ
    た時間に応じて前記バーナ2の燃焼開始を早めに指令す
    ることを特徴とするボイラの負荷に対応した燃焼制御方
    法。
JP30468592A 1992-10-15 1992-10-15 ボイラの負荷に対応した燃焼制御方法 Expired - Lifetime JPH0830561B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30468592A JPH0830561B2 (ja) 1992-10-15 1992-10-15 ボイラの負荷に対応した燃焼制御方法

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JP30468592A JPH0830561B2 (ja) 1992-10-15 1992-10-15 ボイラの負荷に対応した燃焼制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06129602A true JPH06129602A (ja) 1994-05-13
JPH0830561B2 JPH0830561B2 (ja) 1996-03-27

Family

ID=17935991

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JP30468592A Expired - Lifetime JPH0830561B2 (ja) 1992-10-15 1992-10-15 ボイラの負荷に対応した燃焼制御方法

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JP (1) JPH0830561B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013044483A (ja) * 2011-08-25 2013-03-04 Samson Co Ltd パイロット燃焼を行うボイラ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013044483A (ja) * 2011-08-25 2013-03-04 Samson Co Ltd パイロット燃焼を行うボイラ

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JPH0830561B2 (ja) 1996-03-27

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