JP2002295731A - 配管固定用具 - Google Patents
配管固定用具Info
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Abstract
と共に、配管をがたくつことなく固定できる配管固定用
具を提供することを課題とする。 【解決手段】壁等の固定側に配管を固定すべく、配管を
挟持する一対のバンド体と、両方のバンド体の間に介在
され、且つ固定側に取り付けられる取り付け部材とを備
え、両方のバンド体と取り付け部材とにボルトを挿通す
ることにより、前記バンド体を取り付け部材に締結固定
するようにした配管固定用具において、前記ボルトはカ
シメ加工により一方のバンド体に固定され、該前記取り
付け部材には、前記ボルトのカシメ部が嵌入される開口
が形成され、カシメ部は取り付け部材から突出しないよ
うに構成されていることにある。
Description
壁面やメタル内装間仕切り下地のメタルスタッド等の固
定側に、水道管や排水管等の配管を固定する為の配管固
定具に関する。
や排水管は、壁面等の任意の固定側に配管固定用具を介
して固定されている。かかる配管固定用具は、図6に示
す如く、配管50を挟持する一対のバンド体51a , 5
1b と、両方のバンド体51a, 51b の間に介在さ
れ、且つ固定側53に取り付けられる取り付け部材55
とを備えている。両方のバンド体51a , 51b と取り
付け部材55とにボルト56を挿通し、そのボルト56
にナット57を締結することにより、配管50を固定す
るようにしたものである。
のものがある。即ち、図6(イ)に示すように、現場に
おいて、両方のバンド体51a , 51b と取り付け部材
55に、別体のボルト56を挿通し、ナット57で固定
する(従来例1)。
ボルト56は、一方のバンド体51a にカシメ加工によ
り予め固定されており、そのボルト56を取り付け部材
55及び他方のバンド体51bに挿通し、ナット57で
固定する(従来例2)。
6がバンド体51a , 51b や取り付け部材55と別体
であることから、配管50の固定作業が面倒になる欠点
がある。
バンド体51a に予め固定していることから、前記従来
例1に比し、配管50の固定作業が容易になるが、ボル
ト56のカシメ代(カシメ部)58がバンド体51a か
ら突出するため、該カシメ部58の頂面が取り付け部材
55に当接し、取り付け部材55とバンド体51a との
間に間隙が生じてしまう。
51aとの間に間隙が生じると、バンド体51a , 51
b の挟持部の形状は配管50の外形に対応して設計(両
方のバンド体51a , 51b が取り付け部材55に密着
した状態で配管を固定するように設計)されていること
から、配管50をがたくつことなく固定できない問題が
あった。
なされたものであり、配管の取り付け作業を容易且つ迅
速に行えると共に、配管をがたくつことなく固定できる
配管固定用具を提供することを課題とする。
るために本発明が採った手段は、壁等の固定側に配管を
固定すべく、配管を挟持する一対のバンド体と、両方の
バンド体の間に介在され、且つ固定側に取り付けられる
取り付け部材とを備え、両方のバンド体と取り付け部材
とにボルトを挿通することにより、前記バンド体を取り
付け部材に締結固定するようにした配管固定用具におい
て、前記ボルトはカシメ加工により一方のバンド体に固
定され、該前記取り付け部材には、前記ボルトのカシメ
部が嵌入される開口が形成され、カシメ部は取り付け部
材から突出しないように構成されていることにある。
配管を挟持する一対のバンド体と、両方のバンド体の間
に介在され、且つ固定側に取り付けられる取り付け部材
とを備え、両方のバンド体と取り付け部材とにボルトを
挿通することにより、前記バンド体を取り付け部材に締
結固定するようにした配管固定用具において、前記ボル
トはカシメ加工により一方のバンド体に固定され、該一
方のバンド体には、前記ボルトのカシメ部を収容するた
めの凹部が形成されていることにある。
発明の一実施例を説明する。図1〜図4は本発明の一実
施の形態を示し、本発明の配管固定用具は、配管1を挟
持する一対のバンド体3a,3bと、両方のバンド体3
a,3bの間に介在され、且つ建造物等の固定側8に取
り付けられる取り付け部材5と、両方のバンド体3a,
3bと取り付け部材5とに挿通されるボルト7とを備え
ている。
等の締結具(図示省略)で固定される固定側取り付け部
9と、該固定側取り付け部9から略直角(固定側8が垂
直面の場合は、水平方向となる。)に設けられた板状の
バンド体取り付け部10とからなる。尚、バンド体取り
付け部10には、バンド体取り付け部10の長手方向
(固定側8と直角方向)に開口としての長孔11が形成
されている。
属製の板材をプレス加工等により形成したもので、例え
ば円形の配管1の外周面に沿うように湾曲した挟持部1
2a,12bと、挟持部12a,12bから屈曲された
前記取り付け部材5のバンド体取り付け部10を挟持す
るための板状の固定部13a,13bとからなる。尚、
挟持部12a,12bの先端部同士は、バンド本体3
a,3b同士を開閉できるように係合されている。
固定部13aに、カシメ加工により固定されている。即
ち、一対のボルト7が間隔をおいて固定部13aの外側
(バンド体取り付け部10とは反対側)から挿通される
と共に、固定部13aの内面側には、各ボルト7の一部
分を変形させた膨出状で且つ非円形の係止部(カシメ
部)15が形成されている。従って、該カシメ部15と
ボルト7の頭部7aが、固定部13aを挟持し、ボルト
7がバンド本体3aに対して回転しないように固定され
ている。
に示す如く断面形状が長円形に形成されており、長辺側
は平面15aとなっている。そして、両方の平面15a
間の長さLは、前記長孔11の幅長W以下に設定されて
いる。ここで、カシメ部15は前記長孔11に嵌入され
ることにより、相対回転が不可能となっている。また、
図1に示す如く、カシメ部15の高さHは、前記バンド
体取り付け部10の板厚t以下に設定されている。この
ように、カシメ部15の高さHを、前記バンド体取り付
け部10の板厚t以下に設定することにより、カシメ部
15の頂面がバンド体取り付け部10よりも突出するこ
とはない。
動させることにより、配管1と固定側8との間隔調整が
出来るように構成されている。
り付け部10及び他方のバンド本体3bの挿通孔20に
ボルト7を挿通し、そのボルト7をナット17でそれぞ
れ締結固定することにより、配管1を固定側8に固定す
ることができる。このとき、カシメ部15はバンド体取
り付け部10の長孔11内に嵌入され、しかも、カシメ
部15の頂面は、バンド体取り付け部10から突出しな
いため、一方のバンド本体3aの固定部13aの内面
は、バンド体取り付け部10の一面に密着すると共に、
他方のバンド本体3bの固定部13bの内面は、バンド
体取り付け部10の他面に密着する(図1参照)。
(複数)設けたが、該ボルト7は、カシメ部15を長孔
11に嵌入することにより、バンド体取り付け部10に
対して回転不可能となるため、ボルト7は一本(単体)
であっても、バンド体3a,3bがバンド体取り付け部
10に対して回転するのを防止でき、必ずしも2本使用
する必要はない。
ものではなく、例えば、図5(イ)及び(ロ)に示すも
のであっても良い。即ち、一方のバンド本体3aの固定
部13aには、前記ボルト7を中心とする凹部21が設
けられている。各凹部21内に、ボルト7のカシメ部1
5が収容されている。かかる実施の形態では、バンド体
取り付け部10の長孔11内にカシメ部15を嵌入する
必要はないため、長孔11の幅は狭くできる。
ものを係合する以外に、金属製の板材を屈曲することに
より形成しても良い。また、バンド本体及び取り付け部
材の材質は、金属に限定されるものではなく、その他、
合成樹脂であっても良い。また、挟持部12a,12b
の形状も、配管の外形に応じて任意の形状(例えば矩形
状等)にすることも可能である。
メ加工により一方のバンド体に固定され、該前記取り付
け部材には、前記ボルトのカシメ部が嵌入される開口が
形成され、カシメ部は取り付け部材から突出しないよう
に構成されているので、両方のバンド本体を取り付け部
材に密着させることが可能となり、バンド体に配管を強
固で且つガタ付くことなく、安定して取り付けることが
できる。
バンド体に固定されていることから、配管固定作業を容
易且つ迅速に行える。
け部材に取り付けた状態の断面図正面である。
カシメ部が取り付け部材の長孔に嵌入した状態の一部断
面平面図である。
図である。
む正面図である。
メ部がバンド体に形成された凹部に収容された状態の要
部断面図、(ロ)は同断面平面図である。
する状態を示す分解正面図、(ロ)はバンド体で配管を
固定する状態を示す平面図である。
し、(イ)は一部断面を含む平面図、(ロ)は断面正面
図である。
り付け部材、11…長孔(開口)、15…カシメ部、2
1…凹部
Claims (3)
- 【請求項1】 壁等の固定側に配管を固定すべく、配管
を挟持する一対のバンド体と、両方のバンド体の間に介
在され、且つ固定側に取り付けられる取り付け部材とを
備え、両方のバンド体と取り付け部材とにボルトを挿通
することにより、前記バンド体を取り付け部材に締結固
定するようにした配管固定用具において、前記ボルトは
カシメ加工により一方のバンド体に固定され、該前記取
り付け部材には、前記ボルトのカシメ部が嵌入される開
口が形成され、カシメ部は取り付け部材から突出しない
ように構成されていることを特徴とする配管固定用具。 - 【請求項2】 前記開口は長孔からなり、しかも、カシ
メ部は、取り付け部材と相対回転不可能となるように非
円形に形成されている請求項1に記載の配管固定用具。 - 【請求項3】 壁等の固定側に配管を固定すべく、配管
を挟持する一対のバンド体と、両方のバンド体の間に介
在され、且つ固定側に取り付けられる取り付け部材とを
備え、両方のバンド体と取り付け部材とにボルトを挿通
することにより、前記バンド体を取り付け部材に締結固
定するようにした配管固定用具において、前記ボルトは
カシメ加工により一方のバンド体に固定され、該一方の
バンド体には、前記ボルトのカシメ部を収容するための
凹部が形成されていることを特徴とする配管固定用具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001095852A JP3694244B2 (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 配管固定用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001095852A JP3694244B2 (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 配管固定用具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002295731A true JP2002295731A (ja) | 2002-10-09 |
JP3694244B2 JP3694244B2 (ja) | 2005-09-14 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001095852A Expired - Fee Related JP3694244B2 (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 配管固定用具 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3694244B2 (ja) |
-
2001
- 2001-03-29 JP JP2001095852A patent/JP3694244B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3694244B2 (ja) | 2005-09-14 |
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