JP2002295153A - シャッターの駆動装置 - Google Patents

シャッターの駆動装置

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JP2002295153A JP2001094395A JP2001094395A JP2002295153A JP 2002295153 A JP2002295153 A JP 2002295153A JP 2001094395 A JP2001094395 A JP 2001094395A JP 2001094395 A JP2001094395 A JP 2001094395A JP 2002295153 A JP2002295153 A JP 2002295153A
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slat
winding
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coupler
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Akinori Nonoyama
昭紀 野々山
Takahiro Ishikawa
貴裕 石川
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッターの巻き上げ軸において、スラット
の荷重により生じるトルクと巻き上げ装置のスプリング
によるトルクのバランスが崩れることを防止するシャッ
ター駆動装置を提供することである。 【解決手段】 スラットを巻き取るための巻き取り軸4
と、前記巻き上げ軸4と係合しトルクを付勢するコイル
スプリング5、コイルスプリング6を備えることを特徴
とするシャッター駆動装置において、前記巻き取り装置
はコイルスプリング5、コイルスプリング6を直列に連
結して構成したことである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は巻き取り軸にトルク
を付勢する巻き取り装置を備えるシャッター駆動装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動シャッター(バランスシャッター)
の巻き取り軸の駆動装置において、巻き取り軸がスラッ
トを巻き上げるためにトルクを付勢する巻き上げ装置に
は、従来以下の2つの問題があった。
【0003】第1の問題としては、シャッターの仕様
(スラットの重量、巻き取り軸のシャッター開口部の内
のりの高さ等)に対応した巻き上げ装置を製造するに
は、多様なバネ定数のコイルスプリングを揃えたり、規
格外の特注品を用意する必要があった。前記巻き上げ装
置に合うバネ定数のコイルスプリングを、複数の既製品
のコイルスプリングを連結器で直列に連結して構成する
ことで、上記の問題を解決した従来技術として実開平5
−19497の巻き上げ装置がある。
【0004】第2の問題としては、前述したシャッター
の仕様によっては巻き上げ装置のコイルスプリングが巻
き取り軸へ付勢するトルクとスラットの自重や摺動抵抗
等により巻き取り軸にかかるトルクの大小関係が崩れる
ことである。
【0005】図1はスラットの自重及びスラットと図示
しないシャッターのガイドレールの間の摺動抵抗等によ
って巻き取り軸にかかるトルク(以下、「スラットによ
るトルク」と記す)と、巻き取り装置の巻き取り軸に付
勢するトルクを示したトルク線図である。
【0006】閉じているシャッターを開放する場合、ス
ラットが巻き上がるにつれて、巻き取り軸の下に吊り下
がるスラットは減るためスラットの荷重は小さくなる
が、巻き取られたスラットにより巻き取り径は大きくな
る。また、シャッターを閉鎖する場合、スラットが降り
ていくにつれて、巻き取り軸の下に吊り下がるスラット
は増えてスラットの荷重は大きくなるが、巻き取り軸に
巻きついているスラットは減り巻き取り径は小さくな
る。このため、巻き取り軸の回転量とスラットによるト
ルクの間には単純な比例関係がなく、スラットによるト
ルクは図1の曲線S1(スラット巻き上げ時)とS2
(スラット巻き戻し時)に示すように曲線的(非線形)
に増減する。一方、巻き取り装置のコイルスプリングが
巻き取り軸に付勢するトルクは図1の直線T1やT2に
示すように巻き取り軸の回転量に対して直線的(線形)
に増減する。
【0007】図1に示すように、スラットによるトルク
の曲線S1、S2によっては、コイルスプリングが巻き
取り軸に付勢するトルクの直線T1、T2と大小関係に
逆転が起きてしまう。その結果、例えば巻き上げ装置の
コイルスプリングが巻き取り軸へ付勢するトルクが巻き
取り軸にはたらくスラットの自重によるトルクを上回っ
て、図1でコイルスプリングをT1に設定した場合、A
に示す例では、シャッターを閉じるため、スラットを降
ろしてもスラットがずり上がってきたり、図1でコイル
スプリングをT2に設定した場合、Bに示す例ではシャ
ッターを全開にする直前にスラットが引っ張られるよう
に急激に巻き上がってしまう不具合が生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】故に、本発明は、上記
不具合が解消されたシャッター駆動装置を提供すること
を、技術的課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた技術的手段は請求項1に示すように、「動力
を受けてスラットを巻き取るための巻き取り軸と、前記
巻き上げ軸と係合しトルクを付勢する巻き取り装置を備
えるシャッター駆動装置において、前記巻き取り装置は
複数の弾性体を直列に連結して構成したことを特徴とす
るシャッター駆動装置」を構成としたことである。
【0010】上記の構成により、既製品のスプリングを
直列に連結することで、規格外のバネ定数のスプリング
も新たに構成することができる。
【0011】上記の課題を解決するために講じた技術的
手段は請求項2に示すように、「前記スラットの全開時
に異なるトルクを有する複数の弾性体を備え、スラット
を閉鎖開始後巻き取り軸からの動力が前記巻き取り装置
の一部の弾性体に伝達され、該弾性体の有するトルクと
その他の弾性体の有するトルクが釣り合った時、バネ定
数が切り換わる前記巻き取り装置を備えることを特徴と
する、請求項1に係るシャッター駆動装置」を構成した
ことである。
【0012】上記の構成により、スラットによるトルク
と巻き上げ装置の付勢するトルクの大小関係が逆転を起
こしやすい巻き取り軸の回転量において、直列に連結し
た複数のスプリングからなる巻き取り装置のバネ定数を
切り換えることで前記トルクの大小関係の逆転を防止す
ることができる。
【0013】上記の課題を解決するために講じた技術的
手段は請求項3に示すように、「前記巻き取り装置にお
いて、複数の弾性体を連結し係合部を備える連結器と、
前記係合部と係合することで連結器の回転を抑え、一部
の前記弾性体とその他の前記弾性体の有するトルクが釣
り合った時、連結器の前記係合部から離脱する係止部
と、を備えることを特徴とする、請求項2に係るシャッ
ター駆動装置」を構成したことである。
【0014】上記の構成により、直列に連結した複数の
スプリング全体のバネ定数を切り換えるトルクを設定す
ることができる。上記の課題を解決するために講じた技
術的手段は請求項4に示すように、「前記巻き取り装置
において、複数の弾性体を連結しガイド部を備える連結
器と、前記スラットの全開時は連結器の回転を制限し、
前記スラットを閉鎖開始後は前記ガイド部に係合しなが
ら連結器の外周を1回転以上回転する係止部と、を備え
ることを特徴とする請求項2に係るシャッター駆動装
置」を構成したことである。
【0015】上記の構成により、直列に連結した複数の
スプリング全体のバネ定数を切り換えるトルクを前記請
求項3に示す構成より自由に設定することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の具体例を添付図面
に基づいて説明する。
【0017】図2は本発明に係る電動シャッター駆動装
置の縦断面図である。前記電動シャッター駆動装置の動
力源である電動モータ1はブラケット20を介して固定
されている。
【0018】前記電動モータ1の出力軸には、前記電動
モータ1の動力を減速(倍力)し伝達する減速装置2
と、前記減速装置2を介して前記電動モータ1の動力を
受けて回転する出力部3が接続されている。
【0019】巻き取り軸4は回転時にその外周面に図示
しないシャッターのスラットを巻き付けるものであり、
前記出力部3、スプリングリール17、ドラムリール1
8、モータリール19と一体回転可能に係合し、ブラケ
ット21を介して固定された固定軸7と前記電動モータ
1の出力軸を回転軸として回転可能に支持されている。
【0020】本発明の巻き取り装置は弾性体であるコイ
ルスプリング5、コイルスプリング6、前記弾性体を連
結する連結器8から構成される。
【0021】連結器8は固定軸7を回転軸として、該固
定軸7に回転可能に挿入されている。コイルスプリング
5は前記固定軸7の外周に挿入されたトーションスプリ
ングであり、一端がスプリングリール17に、他端が連
結器8にネジ止めで固定されている。コイルスプリング
5は前記スプリングリール17を介して巻き取り軸4に
トルクを付勢している。
【0022】コイルスプリング6は前記固定軸7の外周
に挿入されたトーションスプリングであり、一端が連結
器8に、他端が固定軸7にネジ止めで固定されている。
連結器8の回転を規制するストッパピン10が固定軸7
に設けられている。
【0023】前記コイルスプリング5は前記コイルスプ
リング6と連結器8を介して直列に連結されている。
【0024】図3は本発明に係る第1の具体例の主要部
分を示す斜視図である。
【0025】コイルスプリング6はその一端をネジ止め
固定した連結器8を図3の矢印Bの方向へ回転させるよ
うに、あらかじめ矢印Bと反対方向に所定回数巻かれた
状態で連結器8と固定軸7に固定される。コイルスプリ
ング6の予備巻きの状態を保つため、コイルスプリング
6の一端が固定されている連結器8が回転しないよう
に、固定軸7に貫装したストッパピン10が連結器8に
形成された係止部9と係合している。
【0026】図4は巻き取り軸4(スプリングリール1
7)にはたらくトルクを示したグラフである。図4の横
軸は巻き取り軸4の回転量(シャッターが開放している
状態、即ち巻き取り軸4がスラットを全て巻き上げてい
る状態において回転量ゼロ。シャッターを降ろした状態
で回転量は最大となる)を示す。図4の縦軸はトルクを
示す。曲線FG、曲線HIはスラットの自重やスラット
とシャッターのガイドレールの間の摺動抵抗等によって
巻き取り軸4にかかるトルク(以下、「スラットからの
トルク」と記す)を示す。
【0027】シャッターが閉じている場合、即ちシャッ
ターの最下段のスラットが接地してスラット全体の荷重
が地面に支えられている状態では巻き取り軸4における
スラットからのトルクはゼロである(図4のE点)。
【0028】シャッターを開放する場合、スラットが巻
き上がるにつれて、巻き取り軸の下に吊り下がるスラッ
トは減る。一方、巻き取られたスラットにより巻き取り
径は大きくなる。このため、巻き取り軸の回転量とスラ
ットからのトルクの間の関係は単純な比例関係ではな
く、スラットが巻き上がるにつれて(巻き取り軸の回転
量が減るにつれて)、スラットからのトルクは曲線的に
(非線形に)減少する(図4の曲線FGに対応)。
【0029】シャッターを降ろす場合、スラットが降り
ていくにつれて、巻き取り軸の下に吊り下がるスラット
は増える。一方、巻き取り軸に巻きついているスラット
は減り巻き取り径は小さくなる。スラットが降りていく
につれて(巻き取り軸の回転量が増えるにつれて)、ス
ラットからのトルクは曲線的に(非線形に)減少する
(図4の曲線HIに対応)。
【0030】巻き取り装置のトルクを設定するにあたっ
て、前記曲線FGはスラットが持ち上がるトルクの上限
を示し、前記曲線HIはスラットが降りるトルクの下限
を示す。従って、スラットの昇降に伴い、電動モータ1
の動力を効果的に補うためには、巻き取り装置のトルク
とスラットの自重による巻き取り軸4にかかるトルクが
釣り合うためには以下の大小関係が成り立っている必要
がある。
【0031】(前記曲線FGで表されるスラットからの
トルク)>(巻き取り装置が巻き取り軸4に付勢するト
ルク)>(前記曲線HIで表されるスラットからのトル
ク)すなわち、図4において前記曲線FGと前記曲線H
Iの間に巻き取り装置の付勢するトルク線(直線)があ
ることが必要である。
【0032】図3において、図示しない巻き取り軸4が
どの方向でも一体回転する場合、ドラムリール18、ス
プリングリール17も一体回転する。
【0033】コイルスプリング6はその一端をネジ止め
固定した連結器8を矢印Bの方向へ回転させるように、
矢印Bとは反対方向にあらかじめ所定回数巻かれて(予
備巻きされて)いる。
【0034】スプリングリール17が図3の矢印Cの方
向に回転する場合に以下のコイルスプリング5とコイル
スプリング6、連結器8は以下の作動をする。
【0035】前記スプリングリール17が回転し始めた
時、コイルスプリング5が連結器8を矢印Bと反対方向
に回転させるトルクよりコイルスプリング6の予備巻き
によって連結器8に付勢している矢印Bの方向のトルク
が大きい間は、連結器8は回転しない。
【0036】このとき、コイルスプリング5はスプリン
グリール17を介して巻き取り軸4にトルクをかけてお
り、巻き取り装置が巻き取り軸4に付勢するトルクは、
コイルスプリング5のバネ定数K1のみによる値であ
る。(図4の直線部JKに対応)さらに、スプリングリ
ール17がC方向に回転すると、コイルスプリング5の
連結器8に付勢する矢印Bと反対方向のトルクとコイル
スプリング6の連結器8に付勢する矢印Bの方向のトル
クが等しくなる。(図4の点Kに対応)コイルスプリン
グ5が連結器8に付勢する矢印Bと反対方向のトルクが
コイルスプリング6が連結器8に付勢する矢印Bの方向
のトルクより大きい場合、コイルスプリング5と連結器
8の係止部9はストッパピン10を離れて矢印Bと反対
方向に回転し、それに伴ってコイルスプリング6もコイ
ルスプリング5とともに回転する。このとき巻き取り装
置としては、コイルスプリング5とコイルスプリング6
を直列に連結した状態でスプリングリール17を介して
巻き取り軸4にトルクをかけている。
【0037】前記の直列に連結したコイルスプリング5
とコイルスプリング6によるトルクは、コイルスプリン
グ5の前記バネ定数をK1とコイルスプリング6のバネ
定数K2により、K1×K2/(K1+K2)で表され
る合成バネ定数による値を取る。(図4の直線部KLに
対応)点Kで巻き取り装置のバネ定数はK1からK1×
K2/(K1+K2)に切り換わる。ここで、直線部K
Lにおける合成バネ定数:K1×K2/(K1+K2)
はK1より小さいため、巻き取り軸4の回転量の増加
(減少)に対する前記合成トルクの増加(減少)は緩や
かになる。
【0038】コイルスプリング6がコイルスプリング
5、連結器8とともに回転する間(係止部9がストッパ
ピン10を離れて、固定軸7を中心に回転してストッパ
ピン10の反対側に接して止められるまで1回転弱の
間)、係止部9がストッパピン10と接触(前記曲線F
Gで表されるスラットによるトルク)>(巻き取り装置
が巻き取り軸4に付勢するトルク)>(前記曲線HIで
表されるスラットによるトルク)の関係が保たれる。
【0039】なお、第1の具体例においては、図5に示
すような連結器8を介さず、コイルスプリング5の前記
他端とコイルスプリング6の前記一端を直接係合させた
形態でも同様の作動が得られる。
【0040】次に本発明の第2の具体例を具体例を添付
図面に基づいて説明する。
【0041】図6は本発明に係る第2の具体例の主要部
分を示す斜視図である。第2の具合例では、第1の具体
例の主要部分の連結器8とストッパピン10を図6に示
す連結器11とストッパ15へ換えた構成であり、その
他の部分は共通である。
【0042】ストッパ15は連結器11とは別体の部材
で、固定軸7を回転中心として連結器11の外周を、ス
プリングリール17、ドラムリール18、巻き取り軸4
と一体回転する。
【0043】連結器11の係合溝12は、連結器11の
外周面に沿って外周を螺旋状に形成され、係合溝12の
長さ(係合溝12の一端13と他端14の間の長さ)
は、係合溝12が連結器11の外周を1回転以上の所定
回数周回する長さで形成されている。
【0044】ストッパ15の係合部16は、連結器11
の外周面に沿って形成された係合溝12に係合しなが
ら、連結器11の外周を螺旋状に所定回数回転する。
【0045】コイルスプリング5はその一端をネジ止め
固定した連結器11を矢印Mの方向へ回転させるよう
に、矢印Mとは反対方向にあらかじめ所定回数予備巻き
されている。係合部16と係合溝12の一端13が接す
ることで連結器11の回転を止めて、コイルスプリング
5の予備巻きの状態が保たれている。
【0046】図6において、図示しない巻き取り軸4が
矢印Nの方向へ回転する場合、スプリングリール17、
ストッパ15も図6の矢印Nの方向に一体回転する。
【0047】コイルスプリング6が連結器11を矢印M
方向に付勢するトルクよりコイルスプリング5が連結器
11を矢印Mとは反対の方向に付勢するトルクの方が大
きいため、連結器11はストッパ15、スプリングリー
ル17、巻き取り軸4とともに回転する。この間は巻き
取り装置が巻き取り軸4に付勢するトルクは、コイルス
プリング6のバネ定数K2のみによる値である。
【0048】さらにスプリングリール17が矢印Nの方
向に回転すると、コイルスプリング6が連結器11を矢
印M方向に付勢するトルクとコイルスプリング5が連結
器11を矢印Mとは反対の方向に付勢するトルクが等し
くなる。(図4の点Kに対応)これ以降は、連結器11
は巻き取り軸4よりも遅く回転し、巻き取り装置のバネ
定数はK1×K2/(K1+K2)に切り換わる(点
K)。ここで、直線部KLにおける合成バネ定数:K1
×K2/(K1+K2)はK2より小さいため、巻き取
り軸4の回転量の増加(減少)に対する前記合成トルク
の増加(減少)は緩やかになり、(ストッパの係合部1
6が係合溝12の一端を離れて、前記係合部16が係合
溝12に沿って他端14に向かって摺動していく間)、
(前記曲線FGで表されるスラットによるトルク)>
(巻き取り装置が巻き取り軸4に付勢するトルク)>
(前記曲線HIで表されるスラットによるトルク)の関
係を保つことができる。
【0049】第1の具体例では係止部9がストッパピン
10と接触してしまうため連結器8は1回転弱しか回転
できない。一方、第2の具体例では係合溝12の形成の
仕方によって所定の連結器11を数回転させることが可
能となり、直線部KLを延ばすことが可能になる。
【0050】
【発明の効果】本発明に係わるシャッター駆動装置で
は、限られたバネ定数のスプリングを直列に連結するこ
とで、既製品のスプリングでは対応できないバネ定数の
スプリングを新たに構成することができる。
【0051】巻き取り装置を複数の異なるトルクを有す
るスプリングを直列に連結して構成することで、巻き取
り装置の全体のバネ定数を切り換えることでスラットに
よるトルクと巻き上げ装置(スプリング)によるトルク
の間の変化の違いから生じる大小関係の逆転を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スラットの自重及びスラットとシャッターのガ
イドレールの間の摺動抵抗等によって巻き取り軸にかか
るトルクと、巻き取り装置の巻き取り軸に付勢するトル
ク線図である。
【図2】本発明に係る電動シャッター駆動装置の縦断面
図である。
【図3】本発明に係る第1の具体例の主要部分を示す斜
視図である。
【図4】スラットの自重及びスラットとシャッターのガ
イドレールの間の摺動抵抗等によって巻き取り軸にかか
るトルクと、バネ定数を切り換える巻き取り装置の巻き
取り軸に付勢するトルク線図である。
【図5】本発明に係る第1の具体例の連結器8を省いた
場合の主要部分を示す斜視図である
【図6】本発明に係る第1の具体例の主要部分を示す斜
視図である
【符号の説明】
1 電動モータ 2 減速部 3 出力部 4 巻き取り軸 5 コイルスプリング 6 コイルスプリング 7 固定軸 8 連結器 9 係止部 10 ストッパピン 11 連結器 12 係合溝 13 係合溝の一端 14 係合溝の他端 17 スプリングリール 18 ドラムリール 19 モータリール 20 ブラケット 21 ブラケット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラットを巻き取るための巻き取り軸
    と、前記巻き取り軸と係合しトルクを付勢する巻き取り
    装置を備えるシャッター駆動装置において、前記巻き取
    り装置は複数の弾性体を直列に連結して構成したことを
    特徴とするシャッター駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記スラットの全開時に異なるトルクを
    有する複数の弾性体を備え、スラットを閉鎖開始後巻き
    取り軸からの動力が前記巻き取り装置の一部の弾性体に
    伝達され、該弾性体の有するトルクとその他の弾性体の
    有するトルクが釣り合った時、バネ定数が切り換わる前
    記巻き取り装置を備えることを特徴とする、請求項1に
    係るシャッター駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記巻き取り装置において、複数の弾性
    体を連結し係合部を備える連結器と、前記係合部と係合
    することで連結器の回転を抑え、一部の前記弾性体とそ
    の他の前記弾性体の有するトルクが釣り合った時、連結
    器の前記係合部から離脱する係止部と、を備えることを
    特徴とする、請求項2に係るシャッター駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記巻き取り装置において、複数の弾性
    体を連結しガイド部を備える連結器と、前記スラットの
    全開時は連結器の回転を制限し、前記スラットを閉鎖開
    始後は前記ガイド部に係合しながら連結器の外周を1回
    転以上回転する係止部と、を備えることを特徴とする請
    求項2に係るシャッター駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記弾性体はコイルスプリングであるこ
    とを特徴とする、請求項1に係わるシャッター駆動装
    置。
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