JP2002294761A - 建設機械の操作ペダルロック構造 - Google Patents

建設機械の操作ペダルロック構造

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JP2002294761A
JP2002294761A JP2001096971A JP2001096971A JP2002294761A JP 2002294761 A JP2002294761 A JP 2002294761A JP 2001096971 A JP2001096971 A JP 2001096971A JP 2001096971 A JP2001096971 A JP 2001096971A JP 2002294761 A JP2002294761 A JP 2002294761A
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lock
lever
pedal
operation pedal
operating
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JP2001096971A
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Atsuo Fujii
篤夫 藤井
Tadaki Shirogami
忠己 城上
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作ペダルのロックを遮断レバーによるロッ
クに関連付けるとともに、遮断レバーのロック解除時に
も、操作ペダルのロック解除を行わず、操作ペダルを個
別にロック解除可能とすることで安全性の向上を図った
建設機械の操作ペダルロック構造を提供する。 【解決手段】 運転席と、運転席の左右に備えられるコ
ンソールボックスと、この両コンソールボックスのそれ
ぞれの上面に備えられる操作レバーと、前記コンソール
ボックスの少なくとも一方に設けられ、前記操作レバー
の操作をロック可能な遮断レバーと、前記運転席の前方
に備えられる操作ペダルと、この操作ペダルの操作をロ
ック可能な操作ペダルロック手段とを備えた建設機械の
操作ペダルロック構造において、前記遮断レバーの、操
作レバーがロック状態となる方向への操作により操作ペ
ダルをロックし、遮断レバーを操作レバーのロック状態
からロック解除状態へ操作した際、前記操作ペダルのロ
ック状態を解除せず、この操作ペダルのロック状態は個
別のロック解除操作でロック解除状態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等に
代表される建設機械の操作ペダルに関し、特に操作ペダ
ルのロック構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、建設機械の一例として油圧ショベ
ルの構造を図に基づいて説明する。図4は油圧ショベル
の側面図である。図において、30は油圧ショベルであ
って、この油圧ショベル30は、走行自在な下部走行体
31と、この下部走行体31の上部に旋回自在に搭載さ
れる上部旋回体32と、この上部旋回体32の前端部に
伏仰自在に搭載されるアタッチメント33とを有してい
る。
【0003】前記アタッチメント33と前記上部旋回体
32との間にはスイングブラケット37が備えられてお
り、このスイングブラケット37は、前記アタッチメン
ト33の左右回動動作を行っている。前記アタッチメン
ト33は、一端が前記スイングブラケット37に接続さ
れたブーム34と、このブーム34の他端に一端が接続
されたアーム35と、このアーム35の他端に接続され
たバケット36とを有している。前記ブーム34は、両
端が前記スイングブラケット37と前記ブーム34の腹
面とに接続されたブームシリンダ34aの伸縮駆動によ
って回動自在に構成されている。前記アーム35は、両
端が前記ブーム34の背面とアーム35のブーム34側
端部とに接続されたアームシリンダ35aの伸縮駆動に
よって回動自在に構成されている。前記バケット36
は、両端が、前記アーム35の背面と前記バケット36
の背面とに接続されたバケットシリンダ36aの伸縮駆
動によって回動自在に構成されている。
【0004】前記下部走行体31の走行動作は、該下部
走行体31に備えられる一対のクローラ31bのそれぞ
れを一対の走行モータ31aを駆動によって前後方向に
回動させることで行われる。また、前記上部旋回体32
の旋回動作は、図示しない旋回モータの駆動によって行
われる。
【0005】前記上部旋回体32は、その上部に運転席
38が備えられており、さらに、この運転席38の上方
にはキャノピルーフ42が備えられている。また、前記
運転席38の左右両側には操作スイッチ等が配置される
コンソールボックス44が備えられている。このコンソ
ールボックス44のそれぞれの上部前部には操作レバー
39が備えられている。この一対の操作レバー39の操
作により、たとえば上述したシリンダ34a,35a,
36a及び旋回モータの駆動操作が可能である。また、
前記運転席38の前方には前記一対の走行モータ31a
の駆動操作を行う一対の走行レバー40が備えられてい
る。さらに、前記運転席38前方の床面には、スイング
ブラケット37用のアクチュエータ等を駆動操作する操
作ペダル50が備えられている。
【0006】前記コンソールボックス44のオペレータ
乗降口側(コンソールボックス44の前方)には、オペ
レータの乗降を規制する遮断レバー43が備えられてい
る。この遮断レバー43は、油圧ショベルの動作時には
ロック解除位置(オペレータが乗降できない遮断された
位置)にし、この状態では、前記操作レバー39及び走
行レバー40等の操作により、上述したシリンダ34
a,35a,36a等の各アクチュエータを駆動するこ
とができる。一方、遮断レバー43がロック位置(オペ
レータの乗降が可能な位置)にしたときには、たとえオ
ペレータが操作レバー39及び走行レバー40等の操作
を行ったとしてもアクチュエータが動作することはな
い。よって、この遮断レバー43によると、油圧ショベ
ル30の誤動作を防止することができる。
【0007】ところで、上述した操作ペダル50は、上
述したスイングブラケット37用のアクチュエータや前
記バケット36の変わりに取り付けられたニブラやブレ
ーカといった特殊作業機に備えられるアクチュエータと
いった、上述した操作レバー39及び走行レバー40に
比して操作頻度の少ないアクチュエータを操作するた
め、前記遮断レバー43によるロックとは別のロック構
造を備えるのが一般的であった。
【0008】以下、上述した操作ペダルに採用される従
来の操作ペダルロック構造を図5に基づいて説明する。
図において、50は操作ペダルであって、この操作ペダ
ル50は床面51から突設されたブラケット60にピン
52を介して回動自在に接続されている。54は、前記
操作ペダル50の回動動作をロックするロック装置であ
って、このロック装置54は、床面51から突設された
ブラケット61にピン55を介してその下端が回動自在
に接続されるロックレバー56と、このロックレバー5
6の上端に接続された係止部材57と、前記ロックレバ
ー56とブラケット61との間に接続されて、該ロック
レバー56をロック位置とロック解除位置とで保持する
バネ59とを備えている。前記係止部材57は操作ペダ
ル50側に備えられた嵌合部58に嵌合して操作ペダル
50をロックする。なお、53は、操作ペダル50の操
作量をコントロールバルブのスプールに伝達するケーブ
ルである。また、操作ペダル50の操作量を伝達する手
段としては、上述したケーブル53以外、たとえばリン
ク等であってもよい。
【0009】次に従来の操作ペダルロック構造の動作に
ついて説明する。操作ペダル50の回動をロックする場
合には、ロックレバー56を操作ペダル50側に手動操
作にて回動させ、係止部材57を嵌合部58に嵌合させ
る。前記バネ59の作用により、前記ロックレバー56
は係止部材57が嵌合部58に嵌合した状態で保持され
る。この状態によれば、たとえ操作ペダル50を誤って
踏んだとしても、ロック装置54の作用により、操作ペ
ダル50が回動する恐れがない。
【0010】一方、操作ペダル50を操作できる状態に
するときには、係止部材57を嵌合部58から手動操作
にて離脱させ、ロックレバー56をロック解除位置(図
中、二点鎖線で示す位置)に移動させる。この状態にお
いても、バネ59の作用により、ロックレバー56の位
置は保持される。この状態によれば、操作ペダル50の
回動が可能であるので、アクチュエータの駆動が可能と
なる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように操作レバ
ー及び走行レバーといった作業時常に使用頻度の高いレ
バーのロック,ロック解除は遮断レバーで行い、ある特
定の作業のときだけ使用される操作ペダルのロックは、
前記遮断レバーのロック,ロック解除と関わりなく行え
るようにしたことで、操作ペダルによる作業を必要とし
ないときに、誤って操作ペダルを踏んだときにも操作ペ
ダルが回動する恐れがなく、誤動作を起こす心配がな
い。また、操作ペダルの非使用時に足置きとして利用す
ることも可能である。
【0012】一方、上述のように遮断レバーと操作ペダ
ルロック構造とを別体としている場合には、オペレータ
は、遮断レバーを跳ね上げてロック状態とし乗降する際
に、操作ペダルロック構造がロック状態にあるかロック
解除状態にあるか常に気を使わなければならず、また、
操作ペダルがロック解除状態にあるときには、ロック状
態にしてから乗降を行わなければならず、その確認が面
倒であった。
【0013】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであって、操作ペダルのロックを遮断レバーによる
ロックに関連付けるとともに、遮断レバーのロック解除
時にも、操作ペダルのロック解除を行わず、操作ペダル
を個別にロック解除可能とすることで安全性の向上を図
った建設機械の操作ペダルロック構造を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、運転席と、運転席の左右に備えられるコンソールボ
ックスと、この両コンソールボックスのそれぞれの上面
に備えられる操作レバーと、前記コンソールボックスの
少なくとも一方に設けられ、前記操作レバーの操作をロ
ック可能な遮断レバーと、前記運転席の前方に備えられ
る操作ペダルと、この操作ペダルの操作をロック可能な
操作ペダルロック手段とを備えた建設機械の操作ペダル
ロック構造において、前記遮断レバーの、操作レバーが
ロック状態となる方向への操作により操作ペダルをロッ
クし、遮断レバーを操作レバーのロック状態からロック
解除状態へ操作した際、前記操作ペダルのロック状態を
解除せず、この操作ペダルのロック状態は個別のロック
解除操作でロック解除状態にすることを特徴とするもの
である。
【0015】これによると、遮断レバーによるロックと
操作ペダルのロックとを関連付けるとともに、遮断レバ
ーのロック解除時にも、操作ペダルのロック解除を行わ
ず、操作ペダルを個別にロック解除可能とすることで、
遮断レバーのロック時には確実に操作ペダルのロックも
でき、安全性が向上する。また、遮断レバーがロック解
除状態の場合においても操作ペダルのロック,ロック解
除を所望に応じて変更できるので、操作ペダルの使用頻
度が低い場合に操作ペダルを確実にロックして安全性を
確保できると共に作業効率の向上にもつながる。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
建設機械の操作ペダルロック構造において、前記操作ペ
ダルロック手段は、柔軟性のある線材と、この線材の引
き操作によって操作ペダルをロックするロック装置とを
有し、前記線材が押し操作された場合には線材がロック
装置との間で緩み、この線材が緩んだ状態でロック装置
の操作ペダルへのロック,ロック解除が手動操作で行え
ることを特徴とするものである。
【0017】この場合、操作ペダルのロック装置の操作
手段として、柔軟性のある線材を採用したことにより、
遮断レバーに連動した操作ペダルのロックは緊張する線
材により確実に行うことができ、一方、手動操作による
ロック装置のロック,ロック解除時には線材を緩ませて
湾曲させることで線材が手動操作の邪魔になることを防
止しているので、操作ペダルの手動操作によるロック,
ロック解除を確実に行うことができ、安全性の向上につ
ながる。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
建設機械の操作ペダルロック構造において、前記線材の
他端を遮断レバーに接続したことを特徴とするものであ
る。
【0019】これによると、従来の構造に線材を追加す
るだけという非常に簡易な構造で操作ペダルロック構造
を得ることができるので、構成が複雑になることがな
く、組立工数の上昇を最小限に抑えることができる。
【0020】請求項4に記載の発明は、請求項2記載の
建設機械の操作ペダルロック構造において、前記線材の
他端を、線材の押し引き操作可能なアクチュエータに接
続し、このアクチュエータは、遮断レバーのロック位
置、ロック解除位置に応じて線材の押し引きを行うこと
を特徴とするものである。
【0021】これによると、長い線材でコンソールボッ
クスとロック装置とを接続する必要がないので、他の機
器との干渉を心配することなく、取り付けの自由度が広
がる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形
態に係る操作ペダルのロック構造を示す図である。図2
は図1において操作ペダルのみロックした状態を示す図
である。なお、従来技術と同一構成のものについては同
符号を付し、その説明を省略する。
【0023】図において、50は操作ペダルであって、
この操作ペダル50は床面51から突設されたブラケッ
ト60にピン52を介して回動自在に接続されている。
1は、前記操作ペダル50の回動動作をロックするロッ
ク装置であって、このロック装置1は、床面51から突
設されたブラケット61にピン55を介してそのコーナ
部が回動自在に接続されるL字型のロックレバー2と、
このロックレバー2の上端に接続されると共に前記操作
ペダル50側に備えられた嵌合部58に嵌合して操作ペ
ダル50をロックする係止部材57と、前記ロックレバ
ー2とブラケット61との間に接続されて、該ロックレ
バー2をロック位置とロック解除位置とで保持するバネ
59とを備えている。
【0024】前記ロックレバー2の他端は、コンソール
ボックス44とケーブル4によって接続されている。こ
のケーブル4は、アウターケーブル6とこのアウターケ
ーブル6の内部に移動可能に内挿されるインナーケーブ
ル5とを備えている。前記アウターケーブル6は、操作
ペダル50付近の底板51の下面に備えられたブラケッ
ト7とコンソールボックス44の下面に備えられる台座
10との間に取り付けられている。また、前記インナー
ケーブル5は、一端が前記L字型のロックレバー2の係
止部材57側端部と逆側の端部に備えられた取付穴3に
取り付けられ、他端が前記コンソールボックス44の下
部中央付近に備えられたインナーケーブル取付部8に取
り付けられている。なお、前記インナーケーブル5は、
柔軟性のある線材が使用されている。前記操作ロック装
置1及びケーブル4等を総称して操作ペダルロック手段
という。
【0025】前記コンソールボックス44は、台座10
の後部上面に備えられた回動中心軸9を回動中心として
上下方向に回動自在とされている。また、このコンソー
ルボックス44の前部下面には、遮断レバー43の上下
回動に応じて台座10の係合部12との離脱,係合を行
う爪部11が備えられている。
【0026】次に本発明の第1実施形態に係る操作ペダ
ルのロック構造の動作について説明を行う。操作ペダル
50のロックを行う場合には、前記爪部11と係合部1
2との係合を解除するため、遮断レバー43をロック位
置(図1における(ロ)の位置)に回動させてコンソー
ルボックス44を上方へ跳ね上げる。このとき、ケーブ
ル4のインナーケーブル5は、コンソールボックス44
の跳ね上げに応じてコンソールボックス44側に移動す
る。即ち、前記ロックレバー2をピン55を回動中心と
して引っ張る方向の力が働く。この力によって、ロック
レバー2の係止部材57が嵌合部58側に移動するとと
もに嵌合する。これにより、操作ペダル50のロックが
完了する。また、操作レバー39のロックも併せて可能
である。
【0027】一方、建設機械の操作を行うには、遮断レ
バー43をロック解除位置(図1における(イ)の位
置)に回動させて、前記爪部11を台座10の係合部1
2に係合させる。このとき、ケーブル4のインナーケー
ブル5はロック装置1側に移動するので、ロック装置1
のロックレバー2を押そうとする力が発生する。しかし
ながら、インナーケーブル5は柔軟性のある線材で形成
されているため、ロックレバー2の係止部材57が嵌合
穴58から離脱することなく、インナーケーブル5は、
ロックレバー2とブラケット7との間で緩んで湾曲する
に留まる。よって、この状態では、操作レバー39の操
作はできても、操作ペダル50を操作することはできな
い。
【0028】さらに、操作ペダル50の操作を行えるよ
うにするには、手動操作によってロックレバー2を操作
ペダル50と離れる方向に回動させ、係止部材57を嵌
合部58から離脱させればよい。逆に、操作ペダル50
をロックする場合は、手動操作によって係止部材57と
嵌合部58とを嵌合させるか、もしくは、上述した遮断
レバー43をロック位置に回動させればよい。この動作
はインナーケーブル5が湾曲していることで可能であ
る。なお、インナーケーブル5は緩んで湾曲しているこ
とから、ロックレバー2の回動を邪魔することはない。
【0029】これによると、遮断レバー43によるロッ
クと操作ペダル50のロックとを関連付けるとともに、
遮断レバー43のロック解除時にも、操作ペダル50の
ロック解除を行わず、操作ペダル50を個別にロック解
除可能とすることで、遮断レバー43のロック時には確
実に操作ペダル50のロックもでき、安全性が向上す
る。また、遮断レバー43がロック解除状態の場合にお
いても操作ペダル50のロック,ロック解除を所望に応
じて変更できるので、操作ペダルの使用頻度が低い場合
に操作ペダルを確実にロックして安全性を確保できると
共に作業効率の向上にもつながる。
【0030】なお、ここでは、インナーケーブル5の一
端をコンソールボックス44に取り付ける構造を例に挙
げて説明したが、これに限らず、遮断レバー43のロッ
ク,ロック解除に応じて移動する場所であれば、どこで
もよい。
【0031】次に本発明の第2実施形態に係る操作ペダ
ルのロック構造を図に基づいて説明する。図3は本発明
の第2実施形態に係る操作ペダルのロック構造を示す図
である。なお、本第2実施形態は、コンソールボックス
44と操作ペダル50のロック装置1とを連動させる操
作ペダルロック手段として、上述した第1実施形態のコ
ンソールボックス44と操作ペダル50のロック装置1
とを直接ケーブル4にて接続する構造に変えて、遮断レ
バー43の状態を検出し、この遮断レバー43の状態に
応じてアクチュエータを用いてケーブルを操作し、ロッ
ク装置を働かせる構造を採用しており、ここでは、特に
上述した第1実施形態との相違点を中心として説明す
る。
【0032】図において、15はリミットスイッチであ
って、このリミットスイッチ15は、係合部12にコン
ソールボックス44の爪部11が係合しているか否かを
検出するものである(遮断レバー位置検出手段)。この
リミットスイッチ15で検出された信号は、コントロー
ラ16に入力される。また、このコントローラ16に
は、操作ペダル50の嵌合部58にロック装置1の係止
部材57が係止されているか否かを検出するリミットス
イッチ18(操作ペダルロック検出手段)の信号が入力
される。前記コントローラ16は、前記リミットスイッ
チ15,18からの信号に応じてアクチュエータ17に
駆動を指令する。このアクチュエータ17は、操作ペダ
ル50の下方に位置するブラケット21に回動自在に支
持されるリール20の回転を行う。このリール20はロ
ックレバー2の取付穴3に一端が接続されたワイヤ19
の巻き取り、導出を行うものである。なお、前記ワイヤ
19は柔軟性のある線材で形成されている。
【0033】次に本発明の第2実施形態に係る操作ペダ
ルのロック構造の動作について説明を行う。操作ペダル
50のロックを行う場合には、前記爪部11と係合部1
2との係合を解除するため、遮断レバー43をロック位
置(図3における(ロ)の位置)に回動させてコンソー
ルボックス44を上方へ跳ね上げる。リミットスイッチ
15は、この爪部11と係合部12との係合解除を検出
し、その信号をコントローラ16に入力する。コントロ
ーラ16は、リミットスイッチ15からの信号を受け
て、アクチュエータ17にリール20がワイヤ19を巻
き取る方向に回動するように信号を送る。この信号を受
けて、アクチュエータ17はリール20を回動させ、ワ
イヤ19を巻き取る。この巻き取られるワイヤ19に引
っ張られてロックレバー2はピン55を回動中心軸とし
て操作ペダル50側に回動し、係止部材57を嵌合部5
8に嵌合させる。この係止部材57の嵌合部58への嵌
合をリミットスイッチ18で検出した場合には、リミッ
トスイッチ18からコントローラ16に対して信号を送
る。コントローラ16は、このリミットスイッチ16か
らの信号を受けて、前記アクチュエータ17にリール2
0の回動を停止する信号を発信する。以上により、遮断
レバー43のロックに応じた操作ペダル50のロックが
可能である。
【0034】一方、建設機械の操作を行うには、遮断レ
バー43をロック解除位置(図3における(イ)の位
置)に回動させて、前記爪部11を台座10の係合部1
2に係合させる。リミットスイッチ15は、この爪部1
1と係合部12との係合を検出し、その信号をコントロ
ーラ16に入力する。コントローラ16は、リミットス
イッチ15からの信号を受けて、アクチュエータ17に
リール20がワイヤ19を導出する方向に回動するよう
に信号を送る。この信号を受けて、アクチュエータ17
はリール20を回動させ、ワイヤ19をある一定量導出
させる。このワイヤ19は柔軟性のある線材で形成され
ているので、ロックレバー2の係止部材57が嵌合穴5
8から離脱することなく、ワイヤ19は、リール20と
取付穴3との間で緩んで湾曲するに留まる。よって、こ
の状態では、操作レバー39の操作はできても、操作ペ
ダル50を操作することはできない。
【0035】さらに、操作ペダル50の操作を行えるよ
うにするには、手動操作によってロックレバー2を操作
ペダル50と離れる方向に回動させ、係止部材57を嵌
合部58から離脱させればよい。逆に、操作ペダル50
をロックする場合は、手動操作によって係止部材57と
嵌合部58とを嵌合させるか、もしくは、上述した遮断
レバー43をロック位置に回動させればよい。なお、ワ
イヤ19は緩んで湾曲していることから、ロックレバー
2の回動を邪魔することはない。
【0036】これにおいても、遮断レバー43によるロ
ックと操作ペダル50のロックとを関連付けるととも
に、遮断レバー43のロック解除時にも、操作ペダル5
0のロック解除を行わず、操作ペダル50を個別にロッ
ク解除可能とすることで、遮断レバー43のロック時に
は確実に操作ペダル50のロックもでき、安全性が向上
する。また、遮断レバー43がロック解除状態の場合に
おいても操作ペダル50のロック,ロック解除を所望に
応じて変更できるので、操作ペダルの使用頻度が低い場
合に操作ペダルを確実にロックして安全性を確保できる
と共に作業効率の向上にもつながる。また、第1実施形
態のように長いケーブルでコンソールボックス44とロ
ック装置1とを接続する必要がないので、他の機器との
干渉を心配することなく、取り付けの自由度が広がる。
【0037】なお、ここでは、ロックレバー2の回動手
段として、ワイヤ19を巻き取り、又は導出するリール
20並びにこのリール20を回動させるアクチュエータ
17を例にとって説明したが、本発明はこれに限らず、
アクチュエータとして伸縮自在なシリンダを採用し、リ
ール20を用いることなく直接ワイヤ19を操作するよ
うにしてもよく、ワイヤ19を緊張状態と緊張緩和状態
とに変更可能な構造であればよい。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によると、遮断レ
バーによるロックと操作ペダルのロックとを関連付ける
とともに、遮断レバーのロック解除時にも、操作ペダル
のロック解除を行わず、操作ペダルを個別にロック解除
可能とすることで、遮断レバーのロック時には確実に操
作ペダルのロックもでき、安全性が向上する。また、遮
断レバーがロック解除状態の場合においても操作ペダル
のロック,ロック解除を所望に応じて変更できるので、
操作ペダルの使用頻度が低い場合に操作ペダルを確実に
ロックして安全性を確保できると共に作業効率の向上に
もつながる。
【0039】請求項2に記載の発明によると、操作ペダ
ルのロック装置の操作手段として、柔軟性のある線材を
採用したことにより、遮断レバーに連動した操作ペダル
のロックは緊張する線材により確実に行うことができ、
一方、手動操作によるロック装置のロック,ロック解除
時には線材を緩ませて湾曲させることで線材が手動操作
の邪魔になることを防止しているので、操作ペダルの手
動操作によるロック,ロック解除を確実に行うことがで
き、安全性の向上につながる。
【0040】請求項3に記載の発明によると、従来の構
造に線材を追加するだけという非常に簡易な構造で操作
ペダルロック構造を得ることができるので、構成が複雑
になることがなく、組立工数の上昇を最小限に抑えるこ
とができる。
【0041】請求項4に記載の発明によると、長い線材
でコンソールボックスとロック装置とを接続する必要が
ないので、他の機器との干渉を心配することなく、取り
付けの自由度が広がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る操作ペダルのロッ
ク構造を示す図である。
【図2】図1において操作ペダルのみロックした状態を
示す図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る操作ペダルのロッ
ク構造を示す図である。
【図4】油圧ショベルの側面図である。
【図5】従来の操作ペダルロック構造を示す図である。
【符号の説明】
1:ロック装置 4:ケーブル 5:インナーケーブル 17:アクチュエータ 19:ワイヤ 38:運転席 39:操作レバー 43:遮断レバー 44:コンソールボックス 50:操作ペダル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E02F 9/20 E02F 9/20 E

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席と、運転席の左右に備えられるコ
    ンソールボックスと、この両コンソールボックスのそれ
    ぞれの上面に備えられる操作レバーと、前記コンソール
    ボックスの少なくとも一方に設けられ、前記操作レバー
    の操作をロック可能な遮断レバーと、前記運転席の前方
    に備えられる操作ペダルと、この操作ペダルの操作をロ
    ック可能な操作ペダルロック手段とを備えた建設機械の
    操作ペダルロック構造において、前記操作ペダルロック
    手段は、前記遮断レバーの、操作レバーがロック状態と
    なる方向への操作により操作ペダルをロックし、遮断レ
    バーを操作レバーのロック状態からロック解除状態へ操
    作した際、前記操作ペダルのロック状態を解除せず、こ
    の操作ペダルのロック状態は個別のロック解除操作でロ
    ック解除状態にすることを特徴とする建設機械の操作ペ
    ダルロック構造。
  2. 【請求項2】 前記操作ペダルロック手段は、柔軟性の
    ある線材と、この線材の引き操作によって操作ペダルを
    ロックするロック装置とを有し、前記線材が押し操作さ
    れた場合には線材がロック装置との間で緩み、この線材
    が緩んだ状態でロック装置の操作ペダルへのロック,ロ
    ック解除が手動操作で行えることを特徴とする請求項1
    記載の建設機械の操作ペダルロック構造。
  3. 【請求項3】 前記線材の他端を遮断レバーに接続した
    ことを特徴とする請求項2記載の建設機械の操作ペダル
    ロック構造。
  4. 【請求項4】 前記線材の他端を、線材の押し引き操作
    可能なアクチュエータに接続し、このアクチュエータ
    は、遮断レバーのロック位置、ロック解除位置に応じて
    線材の押し引きを行うことを特徴とする請求項2記載の
    建設機械の操作ペダルロック構造。
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