JP2002294564A - アクリル系極細繊維及び布帛 - Google Patents

アクリル系極細繊維及び布帛

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JP2002294564A
JP2002294564A JP2001101982A JP2001101982A JP2002294564A JP 2002294564 A JP2002294564 A JP 2002294564A JP 2001101982 A JP2001101982 A JP 2001101982A JP 2001101982 A JP2001101982 A JP 2001101982A JP 2002294564 A JP2002294564 A JP 2002294564A
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washing
water
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JP2001101982A
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Yukiko Hayashi
由紀子 林
Yoko Misaki
陽子 三崎
Jun Miyazaki
純 宮崎
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Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着用・洗濯を繰り返しても高い柔軟性を維持
し、表面形態安定性に優れた肌着用途に適した布帛を得
るために有用なアクリル系極細繊維の提供。 【解決手段】 繊度が0.1〜1.3dtexであり、
拘束下における沸水処理後に、単繊維の繊維軸方向にお
ける長さ0.5mm間の微小捲縮数が1以下である繊維
の本数比率が70%以上であり、かつ架橋性親水加工剤
を付与された繊維の水中沈降時間が10秒以下であるこ
とを特徴とするアクリル系極細繊維、該繊維を用いた布
帛および肌着。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクリル系極細繊
維及び該繊維を主体として構成された布帛に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の太い繊度のアクリル系繊維は、繊
維基質の曲げ剛性が大きいために、風合いの硬い布帛し
か得られず、風合いの柔らかさを要求される肌着用途等
に展開することに制限があった。それに対し、1.3d
tex以下の極細繊維は、繊維基質の曲げ剛性が著しく
低下するために、非常に風合いの柔らかい布帛を得るこ
とが可能であり、肌着用途等に展開出来る可能性が大き
い。
【0003】しかしながら、極細繊維を用いると繊維同
士の絡まり合いが起こりやすく、通常の太い繊度の繊維
を用いた場合に比べて、布帛表面の形態乱れが著しく発
生するという問題があった。さらに、洗濯によってキシ
ミ感が顕著に発生したり、柔軟性が大幅に低下するとい
う問題があった。これは、極細繊維では、繊維の比表面
積が増大しているために、繊維同士の接触面積が増大
し、繊維摩擦に起因するキシミ感が発生し易いこと、洗
濯により仕上げ加工剤が脱落し、繊維同士の摩擦係数が
増大することが原因と推定される。
【0004】布帛表面の形態乱れの発生を解決する手段
として、特開昭58−4811号公報には、拘束下では
捲縮を保有するが非拘束下では捲縮を消失するようなス
テープルファイバーおよびその紡績糸を用いることにつ
いて提案されているが、拘束下で捲縮を有する場合、着
用と洗濯の繰り返しにより捲縮が残っている繊維が結局
布帛表面に引き出されてしまうので、布帛表面の形態を
十分に維持することができなかった。
【0005】洗濯後における柔軟性の維持という観点で
は、従来よりシリコン系やアマイド系の樹脂加工をする
方法等が提案されており、また、特開平11−8114
0号公報には、アニオンおよびカチオンの1種あるいは
これとノニオンを組み合わせて安定化された樹脂処理液
を繊維製品に吸着させる方法が提案されているが、肌着
等繰り返しの洗濯耐久性を要求される分野ではその耐久
性は充分ではなく、特に極細繊維を用いた肌着等では、
表面形態の乱れが著しく発生するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、着用、洗濯
を繰り返しても高い柔軟性、優れた表面形態安定性を維
持し、キシミ感の発生が無いアクリル系極細繊維、及び
該繊維を主体として構成された布帛・肌着を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題に
つき検討を重ねた結果、本発明をなすに至った。即ち、
本発明は下記のとおりである。 1.下記(1)、(2)及び(3)であることを特徴と
するアクリル系極細繊維。
【0008】(1)繊度が0.1〜1.3dtexであ
る。 (2)拘束下の繊維束を沸水処理した際に、該繊維束中
の単繊維の繊維軸方向における長さ0.5mm間の微小
捲縮数が1以下である繊維の本数比率が70%以上であ
る。 (3)架橋性親水加工剤を付与された繊維の水中沈降時
間が10秒以下である。
【0009】2.上記1に記載のアクリル系極細繊維を
主体として構成された布帛。 3.上記1に記載のアクリル系極細繊維を主体として構
成された肌着。 本発明において、微小捲縮数とは、試料を無緊張の状態
で試料台に固定して電子顕微鏡で100〜200倍に拡
大して観察した場合の、繊維軸方向における0.5mm
間の山の数と谷の数を合計して2で割って求めた数をい
う。
【0010】本発明のアクリル系極細繊維を用いること
により、加工(紡績、染色、編み立て等)、着用、洗濯
等に伴い、従来、発生していた毛羽の絡み合いが抑制さ
れ、更に着用、洗濯を繰り返しても高い柔軟性を維持
し、かつ表面の形態変化の少ない布帛を得ることが出来
る。以下、本発明について詳述する。
【0011】本発明のアクリル系極細繊維は、単糸繊度
が0.1〜1.3dtexであり、好ましくは0.5〜
1.1dtexである。単糸繊度がこの範囲であると、
柔軟性、表面の形態安定性に優れている。本発明のアク
リル系極細繊維は、拘束下の繊維束を沸水処理した際
に、該繊維束中の単繊維の繊維軸方向における長さ0.
5mm間の微小捲縮数が1以下である繊維の本数比率が
70%以上であり、好ましくは80%以上である。なお
上限は100%でもよい。該本数比率が上記の範囲であ
ると、製品加工工程中(例えば編み立て・染色)あるい
は着用・洗濯時において毛羽の絡み合いが無く、布帛表
面の形態安定性に優れ、洗濯後においても柔軟性が維持
され、キシミ感の発生もない。
【0012】拘束下の繊維束とは、紡績糸や布帛等のよ
うに、撚糸状態、編織された状態等で繊維の自由度が減
少した状態を言う。本発明のアクリル系極細繊維は、架
橋性親水加工剤付与後の水中沈降時間が10秒以下であ
り、好ましくは8秒以下である。水中沈降時間がこの範
囲であると、洗濯後の柔軟性が維持され、キシミ感が発
生することがない。水中沈降時間の測定は日本薬局方バ
スケット法に準じて行い、具体的な方法は後述する。
【0013】架橋性親水加工剤付与後の水中沈降時間を
10秒以下とするには、加工剤の付着量を繊維1gあた
り0.001〜0.3gの範囲とすることが好ましく、
0.005〜0.2gの範囲とすることがより好まし
い。付着量がこの範囲であると、繰り返し洗濯後におけ
る柔軟性の低下が無く、キシミ感の発生も無いうえ、着
色の発生および風合いの硬化も発現しない。
【0014】本発明において、架橋性親水加工剤は、繊
維に付着させた後に熱又は触媒等で架橋する親水化樹脂
であれば特に限定されないが、例えば、主骨格がエーテ
ル化合物等の親水性プレポリマーであり、平均分子量が
5万以上60万以下で、かつ、エポキシ基やイソシアネ
ート基等の熱あるいは触媒で速やかに架橋反応する官能
基を有するものが好ましい。平均分子量が上記の範囲で
あると、洗濯耐久性に優れ、水への溶解性が十分で、加
工性が良好となる。主骨格にアクリロニトリルを含む
と、アクリル系繊維との親和性が向上するので耐久性が
更に良好となり好ましい。
【0015】架橋性親水加工剤を付与する方法は特に限
定されないが、付与する対象物を加工剤の浴に浸漬する
方法、あるいは加工剤溶液を霧状にして噴霧する方法等
が用いられる。ここで言う対象物とは、繊維(ステープ
ル、フィラメント等)、スライバー、糸、布帛、あるい
は肌着等の最終製品などである。対象物に架橋性親水加
工剤を付着させて乾燥後、更に繊維上で充分に架橋させ
るために、例えば、100〜200℃で10秒以上、好
ましくは130〜180℃で10秒以上、好ましくは1
5秒から1分間の水蒸気による湿熱処理、あるいは空気
又は窒素等の不活性雰囲気下での乾熱処理を行う。上記
の範囲の温度及び/又は時間で処理を行うことにより架
橋が十分になされ、柔軟性の低下やキシミ感の発生がな
く、着色することもない。
【0016】本発明のアクリル系極細繊維に用いられる
重合体としては、アクリロニトリルの含有率が特に限定
されるものではなく、アクリロニトリルと共重合可能な
不飽和ビニル化合物との共重合体でも良い。特に好まし
くは、アクリロニトリル60wt%以上と40wt%ま
でのアクリロニトリルと共重合可能な不飽和ビニル化合
物との共重合体である。
【0017】アクリロニトリルと共重合可能な不飽和ビ
ニル化合物としては、例えば、アクリル酸、メタクリル
酸およびこれらの塩類、アクリル酸エステル類(アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル等)、メタクリル酸エス
テル類(メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル
等)、アクリルアミドまたはメタクリルアミドおよびそ
れらのモノアルキル置換体、スチレン、ビニルアセテー
ト、ビニルクロライド、ビニリデンクロライド、ビニル
ピリジン、そしてスチレンスルホン酸、ビニルスルホン
酸、アリルスルホン酸、メタリルスルホン酸、およびこ
れらのスルホン酸の塩類等があり、これらは2種類以上
を併用することもできる。
【0018】上記重合体の重合方法および重合条件は特
に限定されず、公知のビニル系単量体の重合方法である
レドックス触媒を用いた水系懸濁重合、溶液重合、乳化
重合等を適用することが出来る。本発明のアクリル系極
細繊維の製造法は、特に限定されるものではないが、以
下にその代表的な製造法の一例を挙げて説明する。
【0019】アクリル系重合体を、溶媒であるジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホ
キシド、アセトンなどの有機溶媒、硝酸濃厚水溶液、塩
化亜鉛濃厚水溶液、ロダン塩濃厚水溶液等の無機酸系或
いは無機塩類系溶媒に溶解して紡糸原液とする。該紡糸
原液を溶媒の希薄溶液からなる凝固浴中に紡糸口金を通
して押出す湿式紡糸法、該紡糸原液を気体中に押し出す
乾式紡糸法、或いは該紡糸原液を気体中に押し出した
後、凝固液中に導入する乾湿式紡糸法等により未延伸の
糸条を形成する。紡糸原液中のアクリル系重合体の濃度
は特に制限はないが、10〜30wt%が好ましい。
【0020】このようにして得られた未延伸の糸条は、
洗浄と同時に或いは洗浄することなく延伸される。延伸
は90℃以上の水蒸気或いは70℃以上の熱水中で行
う。延伸条件は、単糸強度が確保され、延伸切れが発生
しない範囲であれば特に限定されるものではないが、熱
水中で延伸倍率3〜8倍で行うのが好ましい。延伸され
た未乾燥の繊維は、80〜150℃の熱風中で乾燥処理
され、染色等後工程での安定性確保のため、115℃以
下の湿熱緩和処理を実施する。湿熱緩和処理温度を11
5℃以下にすることで、紡糸〜延伸工程で発生した歪み
に起因する微小捲縮の発現および熱固定を抑制し、本発
明の要件を満足するアクリル系極細繊維を得ることが可
能となる。
【0021】なお必要により、湿熱緩和処理工程の前ま
たは後で、加熱板、加熱ロールあるいは湿熱下による
1.05〜1.5倍の二次延伸を実施すると、より沸水
処理後の微小捲縮発現が抑制されるので好ましい。得ら
れた繊維は、後工程での加工性を確保するために機械捲
縮を付与する。機械捲縮の付与は、二次延伸を実施しな
い場合は湿熱緩和処理よりも温和な条件、例えば、湿熱
で100℃以下で行い、二次延伸を実施した場合は二次
延伸温度よりも温和な条件で行う。その後、ステープル
は所定の繊維長にカットされる。
【0022】なお、本発明のアクリル系極細繊維には、
難燃性を向上させるための酸化アンチモン等の練り込み
剤、酸化チタン等の艶消し剤、または他の目的のために
使用される公知の練り込み剤等が含有されていても良
い。本発明における布帛とは、本発明のアクリル系極細
繊維を主体として構成された布帛であり、例えば、通常
の方法で得られる各種の織物、編み物、通常の乾式法・
湿式法で得られる不織布等を言う。
【0023】本発明における肌着とは、本発明のアクリ
ル系極細繊維を主体として構成された肌着であり、例え
ば、大口径の丸編み機を用いて得られる縦方向に縫い目
のないシームレス成型インナー等を言う。本発明におい
て、アクリル系極細繊維を主体として構成された布帛あ
るいは肌着とは、布帛あるいは肌着を構成する繊維とし
て、本発明のアクリル系極細繊維以外に他の繊維も用い
ることが出来るということである。この場合、本発明の
アクリル系極細繊維の比率は60wt%以上であること
が、柔軟性の観点から好ましい。他の繊維としては特に
限定されるものではなく、一般の合成繊維、天然繊維、
再生繊維等であり、例えば、本発明のアクリル系極細繊
維以外のアクリル系合成繊維、ポリエステル系合成繊
維、ポリアミド系合成繊維、ポリビニルアルコール系合
成繊維、ポリオレフィン系合成繊維、綿、麻、羊毛、
絹、レーヨン繊維、アセテート繊維、銅アンモニア繊維
等である。また、混紡・交編等混用方法も限定されるも
のではない。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、具体例により本発明を更に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
なお、評価方法および測定方法等は下記の通りである。 (1)沸水処理 試料を無緊張(フリー)の状態で沸水中に浸漬し、20
分間の熱処理を実施した。
【0025】(2)洗濯テスト 2槽式家庭用電気洗濯機(松下NA−W30Z2形と同
性能のもの)を用い、下記の条件で実施したものを洗濯
20回とした。但し、乾燥は最終1回のみの実施とし
た。 (洗剤)弱アルカリ性洗剤(JIS K 3371に規
定する第1種)、水量に応じた規定量を使用。
【0026】(負荷布)綿 JIS L 0803に規
定する3号添付白布を使用。 (洗い)液温40℃、浴比 1:30、25分間 (脱水1)遠心脱水機、1分間 (すすぎ1)常温水のオーバーフロー、10分間 (脱水2)遠心脱水機、1分間 (すすぎ2)常温水のオーバーフロー、10分間 (脱水3)遠心脱水機、2分間 上記の(洗い)から(脱水3)までの操作を洗濯5回相
当とし、これの4回繰り返しを実施した。
【0027】(乾燥)12時間以上の平干し自然乾燥 (3)微小捲縮数1以下である繊維の本数比率 紡績糸や布帛等の拘束された繊維束を沸水処理し、測定
対象試料とした。試料からランダムに5カ所を選び、解
編、解撚して単繊維状としたものから、単繊維として2
0本づつを抜き取り、合計100本の単繊維を電子顕微
鏡の試料台上にカーボンの両面テープを使用して無緊張
状態で貼り付けた。電子顕微鏡で100倍に拡大して単
繊維1本あたり1枚の写真を撮影し、繊維軸方向におけ
る長さ0.5mm間の山の数と谷の数を合計して2で割
った数を各写真毎に算出し、微小捲縮数が1以下である
繊維の本数比率を求めた。
【0028】図1、図2に単繊維の電子顕微鏡写真を模
写した図の例を示す。図1は0.5mm間に山(a)を
1個有する単繊維の例であり、微小捲縮数は0.5であ
る。図2は0.5mm間に山(a)を1個および谷
(b)を2個有する単繊維の例であり、微小捲縮数は
1.5である。 (4)柔軟性、キシミ感、圧縮率 官能評価:パネル10名(繊維関係就業者)で、洗濯前
および洗濯20回後の布帛における柔軟性およびキシミ
感について、次の5段階で官能評価を行った。10名が
評価した結果の平均値を評価値とした。
【0029】(柔軟性) 1級:かなり硬い 2級:やや硬い 3級:どちらとも言えない 4級:やや柔らかい 5級:かなり柔らかい (キシミ感) 1級:非常にキシミを感じる 2級:かなりキシミを感じる 3級:ややキシミを感じる 4級:僅かにキシミを感じる 5級:ほとんどキシミを感じない 機械測定:柔軟性(特にふんわりとした膨らみ感)との
相関が確認された布帛の圧縮率を、下記の条件で測定し
て柔軟性の尺度として用いた。なお、圧縮率の数値が高
いほど柔軟性が良好であり、圧縮率の平均値が55%以
上の場合を柔軟性が良好であると判定した。
【0030】未処理および洗濯20回処理後における布
帛を20cm角に裁断し、ハンディ圧縮試験機KES−
G5(カトーテック社製)を用い、圧縮子面積10cm
2、圧縮速度0.01cm/sec、上限荷重0.49
N(50gf)/cm2の条件で、下記式により圧縮率
を求め、n=5の平均値で評価した。 圧縮率(%)={[初期厚み(mm)−上限荷重時厚み
(mm)]/初期厚み(mm)}×100 式中、初期厚みは荷重4.9mN(0.5gf)/cm
2の時の厚みである。
【0031】(5)表面形態安定性 洗濯20回処理後の布帛表面を2倍に拡大して写真撮影
を実施し、下記の基準で評価した。 ○:毛羽立たない〜僅かに毛羽立つ △:毛羽立ちは目立つが、絡まりは認められない ×:毛羽立ちが激しく、絡まりが確認される (6)水中沈降時間(日本薬局方;バスケット法) 繊維5gをとり、径0.4mmの銅線を用いて製した径
50.0mm、深さ80.0mm、線と線との距離20
mmで、重さ3.0gの試験カゴの中に入れ、水温24
〜26℃の水面上12mmの高さからカゴを横にし、深
さ200mmの水の中に静かに落とす時に、カゴが水面
下に沈むまでの時間をn=3で計測した平均値を水中沈
降時間とした。紡績糸、布帛等で架橋性親水加工剤処理
を実施したものについては、解編、解撚を行い単繊維状
にして測定した。また、染色後に付与される柔軟仕上げ
剤の影響を排除するため、測定に用いる試料はあらかじ
め40℃10分間×2回の湯洗処理を実施した。
【0032】(7)実着用テスト 20〜50歳代の女性パネル4名により、着用1日+洗
濯1回を1サイクルとして、この10サイクル繰り返し
を行い、柔軟性、キシミ感、および毛羽立ちについて、
着用1回目と10回目で、次の5段階評点法にて評価し
た。パネル4名の評価結果の平均値を評価値とした。
【0033】(柔軟性) 1級:かなり硬い 2級:やや硬い 3級:どちらとも言えない 4級:やや柔らかい 5級:かなり柔らかい (キシミ感) 1級:かなりきしむ 2級:ややきしむ 3級:どちらとも言えない 4級:ややきしまない 5級:かなりきしまない (毛羽立ち) 1級:かなり毛羽立つ 2級:やや毛羽立つ 3級:どちらとも言えない 4級:やや毛羽立たない 5級:かなり毛羽立たない また、洗濯1回は、2槽式家庭用電気洗濯機(松下NA
−W30Z2形と同性能のもの)を用い、下記の条件で
行った。
【0034】(洗剤)弱アルカリ性洗剤(JIS K
3371に規定する第1種)、水量に応じた規定量を使
用。 (負荷布)綿 JIS L 0803に規定する3号添
付白布を使用。 (洗い)液温40℃、浴比 1:30、5分間 (脱水1)遠心脱水機、1分間 (すすぎ1)常温水のオーバーフロー、2分間 (脱水2)遠心脱水機、1分間 (すすぎ2)常温水のオーバーフロー、2分間 (脱水3)遠心脱水機、2分間 (乾燥)12時間以上のつり干し自然乾燥 〔実施例1〜2、比較例1〜2〕 アクリロニトリル93wt%、アクリル酸メチル6wt
%およびメタリルスルホン酸ナトリウム1wt%を共重
合した共重合体を硝酸水溶液に溶解して円形の孔を有す
る紡糸ノズルを用いて湿式紡糸し、その後水洗、延伸、
乾燥して単糸繊度として1.0dtexの繊維を得た。
【0035】得られた繊維を、0.5wt%架橋性親水
加工剤Aの水浴液に浸漬後、ニップロールで含水率10
0wt%となるように脱水し、150℃の熱風で乾燥し
て乾燥繊維Bを得た。次いで、この繊維を180℃に加
熱した鉄板上で20秒間乾熱処理し、110℃で60秒
間の湿熱緩和処理、および80℃で捲縮付与を行い、繊
維Cを得た。
【0036】乾燥繊維Bに対して128℃で湿熱緩和処
理および80℃で捲縮付与を行い、繊維Dを得た。上記
で得た繊維C、Dを用い、C/D(wt%)=100/
0(実施例1)、80/20(実施例2)、50/50
(比較例1)、0/100(比較例2)の比率で混紡
し、1/52メートル番手、撚り数685(T/m)で
紡績後、チーズ染色を行い、柔軟仕上げ剤として松本油
脂製薬株式会社製ブリアンNS−75を1%omf(純
分換算)条件で付与した。
【0037】得られた各染色糸を用いて14G天竺編み
地を作成して評価を行った。評価内容および結果は表1
の通りである。なお、架橋性親水加工剤Aは、以下の方
法で作成したものを使用した。撹拌器、温度計、コンデ
ンサー、窒素ガス挿入管付き1リットルの4口フラスコ
に、アクリロニトリル30wt%、メトキシポリエチレ
ングリコールメタアクリレート60wt%、グリシジル
メタクリレート10wt%を、メチルアルコール10w
t%を含有する水性媒体と混合して仕込み、V−50
(和光純薬製;2,2−アゾビス(2−アミノジプロパ
ン)ハイドロクロライド)を開始剤として、窒素ガスを
吹き込み、撹拌しながら70℃に加熱し、乳濁液状にな
るまで4時間重合し、平均分子量30万の架橋性親水加
工剤Aを得た。
【0038】表1より、拘束下の沸水処理後における微
小捲縮数が1以下の繊維の本数比率が70%以上で、か
つ水中沈降時間が10秒以下の布帛(実施例1、2)に
おける表面形態安定性および柔軟性は、洗濯20回後で
も官能評価および機械測定の何れの結果も良好であっ
た。これに対し、拘束下の沸水処理後における微小捲縮
数が1以下の繊維の本数比率が70%未満の布帛(比較
例1、2)では、洗濯20回後において表面形態安定性
および柔軟性が低下し、キシミ感が発生し、圧縮率の低
下も確認された。
【0039】〔実施例3、比較例3〕実施例1で得た乾
燥繊維Bを130℃で28mg/dtexの張力下、弛
緩率5%以下の条件で緊張湿熱緩和処理を実施し、80
℃で捲縮付与を行い、繊維Eを得た。実施例1で得られ
た繊維C(実施例3)および繊維E(比較例3)を各々
100wt%用いて、1/52メートル番手、撚り数6
85(T/m)で紡績後にチーズ染色を行い、柔軟仕上
げ剤として松本油脂製薬株式会社製ブリアンNS−75
を1%omf(純分換算)条件で付与した。
【0040】得られた各染色糸を用い、14G天竺編み
地を作成して評価を行った。評価内容および結果は表1
の通りである。表1より、拘束下の繊維束を沸水処理し
た際の微小捲縮数が1以下の繊維の本数比率が70%以
上で、かつ水中沈降時間が10秒以下の布帛(実施例
3)における表面形態安定性および柔軟性は、洗濯20
回後でも官能評価および機械測定の何れの結果も良好で
あった。それに対し、拘束下の沸水処理後における微小
捲縮数が1以下の繊維の本数比率が70%未満の布帛
(比較例3)では、洗濯20回後において表面形態安定
性および柔軟性が低下し、キシミ感が発生し、圧縮率の
低下も確認された。
【0041】〔実施例4〜6、比較例4〕実施例1で得
られた繊維Cを100wt%用い、1/100メートル
番手、撚り数950(T/m)で紡績後、22Gのスム
ース編み地を作成し、ウィンス染色を実施した。染色後
の布帛を、乾燥繊維に対して5.0wt%(実施例
4)、2.0wt%(実施例5)、0.5wt%(実施
例6)、0.05wt%(比較例4)の架橋性親水加工
剤Aの浴液に浸漬し、さらに柔軟仕上げ剤として松本油
脂製薬株式会社製ブリアンNS−75を1%omf(純
分換算)条件で付与した。次いで80℃の熱風で乾燥、
140℃で30秒の乾熱セット処理を実施して4種類の
布帛を得た。評価内容および結果は表1の通りである。
【0042】表1より、水中沈降時間が10秒以下であ
る布帛(実施例4〜6)は、洗濯20回後でも官能評価
および機械測定の何れの結果も良好であったが、水中沈
降時間10秒を超える布帛(比較例4)は、柔軟性の低
下およびキシミ感の発生があり、圧縮率の低下も確認さ
れた。 〔実施例7〜8、比較例5〕アクリロニトリル93wt
%、アクリル酸メチル6wt%およびメタリルスルホン
酸ナトリウム1wt%を共重合した共重合体を硝酸水溶
液に溶解して円形の孔を有する紡糸ノズルを用いて湿式
紡糸し、その後水洗、延伸、乾燥して単糸繊度として
0.5dtex、1.0dtex、および1.7dte
xの繊維を得た。
【0043】得られた繊維を、0.5wt%架橋性親水
加工剤Aの水浴液に浸漬後、ニップロールで含水率10
0wt%となるように脱水し、150℃の熱風で乾燥し
た後、これらの繊維を180℃に加熱した鉄板上で20
秒間乾熱処理し、110℃で60秒間の湿熱緩和処理、
および80℃で捲縮付与を行い、単糸繊度が0.5dt
ex(実施例7)、1.0dtex(実施例8)および
1.7dtex(比較例5)の繊維を得た。
【0044】得られた繊維を各々100wt%用い、1
/52メートル番手、撚り数685(T/m)で紡績
後、チーズ染色を行い、柔軟仕上げ剤として松本油脂製
薬株式会社製ブリアンNS−75を1%omf(純分換
算)条件で付与した。得られた各染色糸を用い、14G
天竺編み地を作成して評価を行った。評価内容および結
果は表2の通りである。
【0045】表2より、単糸繊度が0.1〜1.3dt
exの繊維で構成された布帛(実施例7、8)は、洗濯
20回後の表面形態安定性は良好で、柔軟性も洗濯前後
ともに良好であった。それに対し、1.3dexを超え
る単糸繊度の繊維で構成された布帛(比較例5)では、
柔軟性が、洗濯前でも不充分であり、洗濯後も著しく低
下し、更に、圧縮率も低下の傾向が確認された。
【0046】〔実施例9、比較例6〕実施例4(架橋性
親水加工剤を濃度5.0%omf(純分換算)で付与)
および比較例4(架橋性親水加工剤を濃度0.05%o
mf(純分換算)で付与)で得られた布帛を用いて、婦
人用長袖シャツを作成し、実着用テストを実施した。な
お、前者(加工剤を濃度5.0%omfで付与)を実施
例9とし、後者(加工剤を濃度0.05%omfで付
与)を比較例6とした。評価内容と結果は表3の通りで
ある。
【0047】水中沈降時間が10秒以下である布帛を用
いた肌着(実施例9)は、着用洗濯の10回繰り返し後
においても柔軟性およびキシミ感の低下は確認されず良
好であった。それに対し、水中沈降時間が30秒である
布帛を用いた肌着(比較例6)は、着用・洗濯を繰り返
す事による柔軟性の低下、およびキシミ感の発生が顕著
であった。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【表3】
【0051】
【発明の効果】本発明のアクリル系極細繊維を使用する
ことにより、着用・洗濯を繰り返しても表面で毛羽が絡
み合うことなく品位が良好(優れた表面形態安定性)
で、柔らかい風合い(柔軟性)を保ち、かつキシミ感を
発生しない、肌着等に好適な布帛を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】アクリル系極細繊維の単繊維の一例の電子顕微
鏡写真を模写した図である。
【図2】アクリル系極細繊維の単繊維の別の例の電子顕
微鏡写真を模写した図である。
【符号の説明】
a…山 b…谷
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月12日(2001.7.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】得られた繊維を、0.5wt%架橋性親水
加工剤Aの水液に浸漬後、ニップロールで含水率10
0wt%となるように脱水し、150℃の熱風で乾燥し
て乾燥繊維Bを得た。次いで、この繊維を180℃に加
熱した鉄板上で20秒間乾熱処理し、110℃で60秒
間の湿熱緩和処理、および80℃で捲縮付与を行い、繊
維Cを得た。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】〔実施例4〜6、比較例4〕実施例1で得
られた架橋性親水加工していない繊維Cを100wt%
用い、1/100メートル番手、撚り数950(T/
m)で紡績後、22Gのスムース編み地を作成し、ウィ
ンス染色を実施した。染色後の布帛を、乾燥繊維に対し
て5.0wt%(実施例4)、2.0wt%(実施例
5)、0.5wt%(実施例6)、0.05wt%(比
較例4)の架橋性親水加工剤Aの水溶液に浸漬し、さら
に柔軟仕上げ剤として松本油脂製薬株式会社製ブリアン
NS−75を1%omf(純分換算)条件で付与した。
次いで80℃の熱風で乾燥、140℃で30秒の乾熱セ
ット処理を実施して4種類の布帛を得た。評価内容およ
び結果は表1の通りである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】得られた繊維を、0.5wt%架橋性親水
加工剤Aの水液に浸漬後、ニップロールで含水率10
0wt%となるように脱水し、150℃の熱風で乾燥し
た後、これらの繊維を180℃に加熱した鉄板上で20
秒間乾熱処理し、110℃で60秒間の湿熱緩和処理、
および80℃で捲縮付与を行い、単糸繊度が0.5dt
ex(実施例7)、1.0dtex(実施例8)および
1.7dtex(比較例5)の繊維を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // A41B 17/00 A41B 17/00 Z D06M 101:28 D06M 101:28 (72)発明者 宮崎 純 静岡県富士市鮫島2番地の1 旭化成株式 会社内 Fターム(参考) 3B029 HA01 HB03 4L002 AA08 AB01 AC07 BA00 BA01 DA01 DA04 EA00 FA03 4L033 AA05 AB02 AB04 AC02 AC05 AC07 CA26 4L035 BB03 BB66 CC03 CC05 CC07 CC20 DD13 DD19 FF10 MB06 MB12 MB19 4L048 AA16 AA35 AA46 AA47 AA55 AA56 AB05 CA12 DA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(1)、(2)及び(3)であるこ
    とを特徴とするアクリル系極細繊維。 (1)繊度が0.1〜1.3dtexである。 (2)拘束下の繊維束を沸水処理した際に、該繊維束中
    の単繊維の繊維軸方向における長さ0.5mm間の微小
    捲縮数が1以下である繊維の本数比率が70%以上であ
    る。 (3)架橋性親水加工剤を付与された繊維の水中沈降時
    間が10秒以下である。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアクリル系極細繊維を
    主体として構成された布帛。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のアクリル系極細繊維を
    主体として構成された肌着。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005017243A1 (ja) 2003-08-14 2005-02-24 Asahi Kasei Fibers Corporation 紡績糸

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