JP2002294210A - 固定要素固着用複合体及びその製造方法 - Google Patents

固定要素固着用複合体及びその製造方法

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JP2002294210A
JP2002294210A JP2001100102A JP2001100102A JP2002294210A JP 2002294210 A JP2002294210 A JP 2002294210A JP 2001100102 A JP2001100102 A JP 2001100102A JP 2001100102 A JP2001100102 A JP 2001100102A JP 2002294210 A JP2002294210 A JP 2002294210A
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curable resin
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radical
fixing
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Shigeo Kimura
重夫 木村
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NIPPON DEKORATSUKUSU KK
Nippon Decoluxe KK
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NIPPON DEKORATSUKUSU KK
Nippon Decoluxe KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】固定要素の固着に不用な構成要素が排除された
固定要素固着用複合体を提供する。 【解決手段】未硬化のラジカル硬化型樹脂を含有し、所
定形状が付与された固形の第1のユニット2と、当該ラ
ジカル硬化型樹脂の硬化剤成分を含有する第2のユニッ
ト4、とを備える、固定要素固着用複合体とする。未硬
化のラジカル硬化型樹脂が、所定形状が付与された固形
ユニットとして備えられるため、従来のような、ラジカ
ル硬化型樹脂を内包し維持するための容器が排除されう
る。これにより、固着用材の形態が簡略化されるととも
に、破壊性も向上される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンカー筋等の固
定要素固着用剤に関し、特に、コンクリート等の母材
に、ボルト、異形棒鋼、インサート金物等の固定要素を
後付けする際に使用する固定要素を固着するのに使用す
る、ラジカル硬化型樹脂と硬化剤との複合体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンクリート壁等に、ボルト、
異形棒鋼等の固定要素を固着するには、次のような方法
が行われている。すなわち、先ずドリルによりコンクリ
ート等の母材に所定の穴を穿設して、該穴内に接着剤入
りのカプセルを挿入し、その後、ボルト等を埋込み機で
打撃を加えつつ回転させながら埋め込むとともにカプセ
ルを破壊して、穴内に接着剤の流出と硬化を生じさせる
ことにより、ボルトを穴に固着する。
【0003】このような固定要素の固着に用いられる固
着剤は、通常、ガラス製あるいは合成樹脂製のカプセル
状の容器にラジカル硬化型樹脂と硬化剤とが互いに隔離
された状態で封入されて形成されている。そして、ボル
トの埋め込みの際に容器が破壊されることにより、ラジ
カル硬化型樹脂の主剤と硬化剤とが混合されるようにな
っている。当該カプセルにおいて、樹脂と硬化剤とのこ
のような隔離状態を形成するには、従来、容器を二重構
造とし、内側容器に硬化剤を充てんし、外側容器に、硬
化型樹脂の主剤や骨材等を充てんしたものがある。ま
た、硬化剤を棒状や粒状等に成形し、この成形体をカプ
セルに充填し、その後、このカプセルにラジカル硬化型
樹脂を充てんしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、二重構
造の容器の場合、容器コスト及び内側容器への硬化剤の
充てん時の作業性が悪い。また、硬化剤を棒状の成形体
とした場合には、容器内への骨材の充てん工程の効率化
に問題がある。さらに、硬化剤の成形体を粒状体にした
りしても、カプセル製造工程における充てん作業の効率
化は依然として困難であり、破壊性及び混合性の問題は
充分に解決されない。
【0005】そこで、本発明では、ラジカル硬化型樹脂
と硬化剤との新規な複合形態を備えることにより、固定
要素の固着に不用な構成要素が排除された固定要素固着
用複合体を提供することを目的とする。また、本発明
は、固定要素固着用剤の製造工程を簡略化することがで
きる、固定要素固着用複合体を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、新規な複
合形態を検討し、未硬化のラジカル硬化型樹脂を所定形
状が付与された固形のユニットすることにより、上記し
た従来の課題を解決できることを見出し、本発明を完成
した。すなわち、本発明によれば、未硬化のラジカル硬
化型樹脂を含有し、所定形状が付与された固形の第1の
ユニットと、当該ラジカル硬化型樹脂の硬化剤成分を含
有する第2のユニット、とを備える、固定要素固着用複
合体が提供される。この発明によれば、未硬化のラジカ
ル硬化型樹脂が、所定形状が付与された固形ユニットと
して備えられるため、従来のような、未硬化ラジカル硬
化型樹脂を内包し維持するための容器が排除されうる。
これにより、固着用材の形態が簡略化されるとともに、
破壊性も向上される。
【0007】また、本発明によれば、未硬化のラジカル
硬化型樹脂を含有し所定形状が付与された固形の第1の
ユニット又は当該ラジカル硬化型樹脂の硬化剤を含有し
所定形状が付与された固形の第2のユニットを準備する
工程と、準備した第1のユニットあるいは第2のユニッ
トに対して、前記ラジカル硬化型樹脂の硬化剤又は前記
未硬化ラジカル硬化型樹脂を供給する工程、とを備え、
未硬化のラジカル硬化型樹脂を含有し所定形状が付与さ
れた固形の第1のユニットと、当該ラジカル硬化型樹脂
の硬化剤を含有する第2のユニット、とを備える、固定
要素固着用複合体の製造方法も提供される。さらに、本
発明によれば、未硬化のラジカル硬化型樹脂の成形体で
ある、固定要素固着用ユニットが提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。本発明の固定要素固着用複合体は、
未硬化のラジカル硬化型樹脂を含有し、所定形状が付与
された固形の第1のユニットを備えている。さらに、当
該ラジカル硬化型樹脂の硬化剤成分を含有する第2のユ
ニットとを備えている。
【0009】(第1のユニット)第1のユニットは、未
硬化のラジカル硬化型樹脂を含有する組成物(以下、単
に未硬化樹脂組成物という。)を含有している。第1の
ユニットは、本固着用材の使用時に硬化反応により固着
性を発揮する有効量の、例えば、アンカー等を固定用孔
に固着させるのに有効量の未硬化ラジカル硬化型樹脂を
含有している。ラジカル硬化型樹脂としては、特に限定
しないが、エポキシアクリレート樹脂、ポリエステルア
クリレート樹脂、アクリルウレタン樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂等を包含する。特に、ラジカル硬化型樹脂の
中でも、エポキシアクリレート樹脂及び/又は、不飽和
ポリエステル樹脂とすることが好ましい。ラジカル硬化
型樹脂としては、上記したラジカル硬化型樹脂を1種類
あるいは2種類以上を組み合わせて使用することができ
る。
【0010】未硬化樹脂組成物には、これらのいずれか
のラジカル硬化型樹脂に加えて、反応性モノマーを混合
して使用することもできる。かかる反応性モノマーとし
ては、スチレンモノマー、メチル(メタ)アクリルレー
ト、エチル(メタ)アクリルレート、エチレングリコー
ルジメタクリレート、シクロヘキシルフタレート、n−
ブチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリルレート、ベンジル(メタ)アクリルレート、フ
ェノキシエチル(メタ)アクリルレート、1,4−ブチ
レングリコールジ(メタ)アクリルレート、トリメタア
クリル酸トリメチロールプロパン、マレイン酸ジメチ
ル、イソボルニル(メタ)アクリルレート、ブタンジオ
ール(メタ)アクリルレート、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリルレート、2,2−ビス[4−(メタク
リロキシ−ジエトキシ)]フェニルプロパン等がある。
これらのラジカル硬化型樹脂、あるいはこれに反応性モ
ノマーを加えた成分(以下、これらを主剤ともいう。)
とは、当該組成物中、好ましくは、100重量%未満の
範囲で使用される。より好ましくは、20〜60重量%
である。
【0011】また、当該組成物には、ラジカル硬化型樹
脂の硬化促進剤を含めることができる。かかる硬化促進
剤としては、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエ
チルアニリン、N,N−ジメチル−P−トルイジン、
N,N−ジヒドロキシプロピル−P−トルイジン、N,
N−ジヒドロキシエチル−P−トルイジン等の芳香族ア
ニリン類、ナフテン酸コバルト等の金属石鹸類、バナジ
ルアセチルアセトネート等のキレート化合物等がある。
これらの硬化促進剤は、ラジカル硬化型樹脂に対して、
例えば、0.1〜5重量%の範囲で添加されている。
【0012】また、当該組成物には、当該組成物を固形
化し固形物として形成維持させるために好ましい添加剤
を含有している。具体的には、珪酸、炭酸カルシウム、
石膏、ガラスフレーク、マイカ、火山灰、シラス、シラ
スマクロバルーン、コンクリート粉、ガラスマクロバル
ーン、中空状ガラス、フライアッシュ等の無機化合物、
カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、グア
ーガム、ローカストビーンガム、ゼラチン、PVA、ア
ラビアゴム、微結晶性セルロース、アミロース、アミロ
ペクチン等の多糖類を使用できる。また、コロイダルシ
リカ、フュームドシリカ、シリカエーロゲル、有機改質
粘土、クレー、シリカパウダー、酢酸セルロース、セピ
オライト、アエロジル(商品名、日本アエロジル社
製)、チクソゲル(商品名、横浜化成社製)等のチクソ
トロピー付与剤が挙げられる。本発明においては、これ
らの添加剤を1種類あるいは2種類以上組み合わせて使
用できる。好ましくは、二酸化ケイ素、炭酸カルシウ
ム、珪酸カルシウムを好ましく使用できるが、特に、二
酸化ケイ素が好ましい。かかる添加剤は、ラジカル硬化
型樹脂に対して300重量%以下の範囲で使用すること
が好ましいが、より好ましくは、5〜50重量%の範囲
で使用する。
【0013】また、未硬化樹脂組成物中に、骨材を含有
させることもできる。使用する骨材としては、特に限定
しないが、マグネシアクリンカー又はガラス、セラミッ
クス等の人工骨材、あるいは、硅石、大理石、御影石、
珪砂、石英等の天然の無機系骨材が使用できる。また、
硬質塩化ビニルのような硬質プラスチック製の有機系骨
材であってもよい。好ましくは、当該ユニット中の骨材
は、得られる固形ユニットにおいて全体的に分散される
ような形態および/またはサイズが選択されている。
【0014】さらに、未硬化樹脂組成物には、必要に応
じて着色剤を添加することもできる。着色により、第1
ユニットが外部に露出され、視認されるようにして複合
化された場合、容易に複合体に製品識別性等を付与する
ことができる。
【0015】未硬化のラジカル硬化型樹脂を含有する第
1ユニットは、所定の形状が付与された固形ユニットで
あれば足り、硬度、粘度や形状等を問わない。好ましく
は、第1のユニットは、それ自体、付与された形状を維
持可能な剛性を備えている。かかる固形ユニットは、例
えば、押出成形や、圧縮成形、充てん成形、キャスティ
ング等の各種成形方法によって得られる成形体とするこ
とができる。また、他のものによって内表面および/ま
たは外表面の形状が規定されて形成されたユニットであ
ってもよい。このようなユニットとしては、例えば、所
定の外表面を有する物体の外表面に未硬化のラジカル硬
化型樹脂を含む組成物を塗布あるいは噴霧等により付与
して外皮状に形成されたユニットであってもよい。ま
た、所定の内表面を有する物体の内表面に未硬化ラジカ
ル硬化型樹脂を含む組成物を塗布あるいは噴霧等により
付与して内皮状に形成されたユニットであってもよい。
具体的な形状としては、棒状体、球状、不定形状等を含
む粒状体、外皮状体等を例示できる。
【0016】また、当該第1のユニットは、第1のユニ
ットの全体に骨材を含有させる形態の他、第1のユニッ
トと別個に骨材を組み合わせて形成することもできる。
例えば、各種形態の骨材の外表面の少なくとも一部に外
皮状にあるいはそれを中核ユニットとして含むように、
第1のユニットの成分を付与して、各種形態の第1ユニ
ットを形成することもできる。使用する骨材の形態や
量、外皮状に付与する当該成分の量等によって、当該第
1ユニットの形態や大きさが決定される。さらに、第1
のユニットは、容器状の形態を取ることもできる。この
場合、内部に第2のユニット(固形又は液状)を含有さ
せた状態で第2ユニットを複合化できる。
【0017】(第2のユニット)第2のユニットには、
第1のユニットに含まれる未硬化のラジカル硬化型樹脂
の硬化剤を含む組成物(以下、単に、硬化剤組成物とい
う。)を含有している。硬化剤としては、例えば、キュ
メンパーオキサイド等のハイドロオキサイド類、ジクミ
ルパーオキサイド等のジアルキルパーオキサイド類、過
酸化ベンゾイル等のジアシルパーオキサイド類、メチル
エチルケトンパーオキサイド等のケトンパーオキサイド
類、ビス−(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキ
シケタール類、t−ブチルパーオキシベンゾエート等の
パーオキシエステル類等の有機過酸化物、及びこれらの
有機過酸化物をフタル酸ジシクロヘキシル等の有機物
や、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム等の無機物で希釈
したものも使用できる。好ましくは、パーオキサイド系
硬化剤であり、特に好ましくは、ジアシルパーオキサイ
ド類であり、さらに好ましくは、過酸化ベンゾイル、及
び過酸化ベンゾイルを希釈剤で希釈したものである。本
発明においては、これらの各種硬化座医を1種あるいは
2種以上を組み合わせて使用できる。
【0018】さらに、硬化剤組成物には、硬化剤を含有
して所定形状を付与させるための添加剤(成形剤)を含
有していることが好ましい。具体的には、カルボキシメ
チルセルロース、メチルセルロース、グアーガム、ロー
カストビーンガム、ゼラチン、PVA、アラビアゴム、
微結晶性セルロース、アミロース、アミロペクチン等の
多糖類、酢酸ビニル等である。また、石膏、粘土、珪酸
ソーダ、珪酸カルシウム等も使用できる。さらに、各種
接着剤、好ましくはアクリル系接着剤を使用することが
できる。本発明においては、これらの添加剤1種類ある
いは2種類以上を組み合わせて使用できる。
【0019】硬化剤組成物には、これらの他に、適当な
充てん剤も含めることができる。例えば、繊維状体、粉
状体、粒状体、チップあるいはフレーク状体である。こ
れらの充てん剤は、第2ユニットの成形性や強度の向上
に寄与することができる。さらに、当該組成物には、必
要に応じて着色剤を添加することもできる。着色によ
り、第2ユニットが外部に露出され視認されるように複
合化した場合、容易に複合体に製品識別性等を付与する
ことができる。さらに、この組成物には、骨材を含有さ
せることもできる。骨材としては特に限定しないが、マ
グネシアクリンカー又はガラス、セラミックス等の人工
あるいは、硅石、石英等の天然の無機系骨材が使用でき
る。また、硬質塩化ビニルのような硬質プラスチック製
の有機系骨材であってもよい。特に、本発明における第
2のユニットとしては、硬化剤として、過酸化ベンゾイ
ル等のパーオキサイド系硬化剤、成形剤としては、アク
リル系接着剤、充てん剤としては、硫酸カルシウムを含
有することが好ましい。
【0020】第2ユニットは、固形であっても液状(流
動性を有する状態)であってもよい。固形の場合には、
好ましくは、所定形状が付与されている。例えば、所定
の形状が付与された固形ユニットであれば足り、硬度、
粘度や形状等を問わない。ゲル状体とすることもでき
る。好ましくは、第2のユニットは、付与された形状を
維持可能な剛性を備えている。かかる固形の第2ユニッ
トは、第1のユニット同様、例えば、押出成形や、圧縮
成形、充てん成形、キャスティング等の各種成形方法に
よって得られる成形体とすることができる。また、他の
ものによって内表面および/または外表面の形状が規定
されて形成されたユニットであってもよい。このような
ユニットとしては、例えば、所定の外表面を有する物体
の外表面に硬化剤を含む当該ユニット用の組成物を塗布
あるいは噴霧等により付与して外皮状に形成されたユニ
ットであってもよい。また、所定の内表面を有する物体
の内表面に当該ユニット用組成物を塗布あるいは噴霧等
により付与して内皮状に形成されたユニットであっても
よい。第2ユニットとしての具体的な形状としては、棒
状体、球状、不定形状等を含む粒状体、外皮状体等を例
示できる。なお、当該第2ユニットは、第1のユニット
と同様、第2のユニットと別個に骨材を組み合わせて形
成することもできる。例えば、各種形態の骨材の外表面
の少なくとも一部に外皮状にあるいはそれを中核ユニッ
トとして含むように、第2のユニットの組成物を付与し
て、各種形態の第2ユニットを形成することもできる。
【0021】第2ユニットが液状の場合もある。この場
合、第2のユニットは、何らかの物体(第1のユニット
の場合もあり、また第1のユニットとは別体の容器の場
合もある)内に封入された形態となる。固形であっても
液状であってもよい。
【0022】当該第2ユニット(硬化剤組成物)におい
ては、例えば、硬化剤(好ましくは、過酸化ベンゾイル
等のパーオキサイド系硬化剤)12〜18重量%(好ま
しくは15重量%)、成形剤(好ましくは、アクリル系
接着剤)15〜25重量%(好ましくは20重量%)、
充てん剤(好ましくは、硫酸カルシウム)12〜18重
量%(好ましくは15重量%)を含有することが好まし
い。残分は骨材とすることが好ましい。
【0023】(固定要素固着用複合体)次に、第1のユ
ニットと第2のユニットとの複合形態について説明す
る。本明細書において第1のユニットと第2のユニット
との複合形態という語には、第1のユニットと第2のユ
ニットとが少なくとも部分的に結合されて一体化された
状態の他、第1のユニットと第2のユニットとは互いに
結合されていはいないが併存する状態も包含する。第1
のユニットと第2のユニットは、固定要素固着用複合体
において、未硬化のラジカル硬化型樹脂と硬化剤とが、
使用されるまでの間、硬化反応性を有するような隔離状
態で複合化されている。かかる隔離状態を確保するに
は、第1のユニットと第2のユニットの接触部分におい
て、硬化したラジカル硬化型樹脂層を備えていることが
好ましい。特に好ましくは、第1のユニット中に含まれ
るラジカル硬化型樹脂が硬化した樹脂層である。当該硬
化樹脂層は、第1のユニットが第2ユニットと接触する
表面、好ましくは第1のユニットの表面の全体に備えら
れている。かかる樹脂層は、例えば、第1ユニット形成
後に、その表面に、硬化剤を付与して第1ユニットの表
面側を硬化させることにより形成することができる。ま
た、第1のユニットと第2のユニットとは、使用時にお
いて、第1のユニットに含まれる未硬化のラジカル硬化
型樹脂と第2のユニットに含まれる硬化剤とがよく接触
し、ラジカル硬化型樹脂が良好に硬化するように複合化
される。
【0024】図1〜7に各種複合形態を例示する。図1
に示す形態においては、第1のユニット2が棒状形態を
有しており、第2のユニット4は、当該棒状体の外表面
の一部あるいは全部を覆うような外皮形態を有し、全体
として棒状形態を有している。このような複合形態によ
れば、未硬化ラジカル硬化型樹脂と硬化剤との好ましい
量的比率を得られやすい。また、破壊時における混合均
一性も確保されやすい。また、棒状体のサイズを、通常
使用されている固着用材のサイズにおおよそ一致させる
ことにより、そのまま、固着用材として使用できる。例
えば、断面積を約0.1〜0.8cm2とし、長さ、5
〜500mm(通常は50〜60mm)とすることがで
きる。
【0025】図2に示す形態は、図1の変形例であり、
第1のユニット12が、略球状の粒状形態を有し、第2
のユニット14は、当該粒状体の外表面の一部あるいは
全体を覆うような外皮形態を備え、全体として略球状の
粒状体を有している。かかる形態において、例えば、粒
子サイズを3mm〜20mm(好ましくは8〜10m
m)とすることにより、この複合体の多数個を固着用の
穴に充てんすることにより、固着用穴の形状にかかわら
ず、充てんが容易で、緊密充てん可能な固着用材が提供
される。すなわち、不特定多数のサイズや不特定形状の
固着用穴に使用できる固着用材が提供される。なお、複
数個の複合体は、固着用穴のサイズにあった容器又は一
度に充てんする量に相当する量を収納可能な容器に充て
んされた状態とすることもできる。
【0026】図3に示す形態は、第2のユニット24
が、棒状形態を有し、第1のユニット22が、棒状体の
外表面の一部あるいは全体を覆う外皮形態を備え、全体
として、略棒状体の形態を有している。この形態におい
ても、図1に示す形態と同様に、その形態により、また
サイズを選択することにより、そのまま固着用材として
使用できるようになる。なお、第2のユニットを、球状
等の粒状体として、第1のユニットをその外皮状体とし
て、全体として粒状体とすることにより、図2に示す形
態と同様に、充てん性、サイズ適用性の拡大された固着
用材が提供される。
【0027】図4に示す形態は、第1のユニット32及
び第2のユニット34をそれぞれ成形体とし、それらを
束ねた形態である。この複合形態にあっては、例えば、
同時押出等によって容易に成形され、その後、適当な長
さに切断するだけで、多数個の複合体を同時に形成でき
る。また、好ましい配合比率及び複合形態を得るため
に、第1ユニットおよび/または第2ユニットはそれぞ
れ、各種形態やサイズを選択できる。双方が棒状体でも
よく、一方が板状体でもよい。
【0028】図5に示す形態は、第1のユニット42と
第2のユニット44とをそれぞれ球状等の粒状体に形成
し、それらの混合しただけの複合体(図5(a))、あ
るいは、それらを分散状に保持して一体化した複合体
(図5(b))である。この形態によれば、各ユニット
の粒状体の個数やサイズにより未硬化ラジカル硬化型樹
脂と硬化剤との比率が調整できる。また、固着用穴への
充てん性や、サイズ適用性も備える固着用材が提供され
る。なお、各ユニットを分散状に保持して一体化するに
は、適当な接着剤等を各ユニットの接触部位に使用する
ことによって可能である。例えば、各ユニット表面に接
着剤をコーティングした上で各ユニット一定量を混合
し、成形することにより、かかる複合体を得ることがで
きる。
【0029】本発明における第1ユニットと第2のユニ
ットは、両者がいずれも固形である場合において、上記
図に例示する複合形態に限定されないで各種形態を採る
ことができる。また、第2のユニットが液状やゲル状で
ある場合には、さらに以下の形態を採ることができる。
例えば、図6に示すように、第1のユニット52が外被
容器状であり、その内部に硬化剤を含有する第2のユニ
ット54が封入された形態とすることができる。また、
図7に示すように、所定の容器60中に、硬化剤を含有
する第2のユニット64が封入されており、同時に、粒
状体又は棒状体等の固形の第1ユニット62が封入され
ている形態とすることもできる。
【0030】図8には、第1あるいは第2ユニットにお
ける骨材の含有形態を例示する。図8(a)に示すの
は、固形の第1ユニット72あるいは第2ユニット74
中に分散状に骨材76を含有する形態であり、図8
(b)に示すのは、固形の第1ユニット72あるいは第
2のユニット74中の核のような存在として骨材76を
含有する形態である。
【0031】また、複数個の複合体が分離可能に一体化
された形態を採用することもできる。特に、図1、図
3、図4等における形態においては、例えば棒状体の長
さ方向にタンデムに連結された状態とすることができる
し、また、幅方向にタンデムに連結された状態とするこ
ともできる。
【0032】なお、上記したいずれの複合形態において
も、図8に示す形態に限定されずに、骨材は、第1ユニ
ットおよび/または第2のユニット中に内包されること
ができる。また、骨材は、これらのユニットと別個に第
3のユニットを構成して複合化されていてもよい。例え
ば、上記したいずれの複合体においても、粒状体又は棒
状体等の形態が第3ユニットとして一体化され、あるい
は別個に容易された混合用材として提供されることがで
きる。なお、本発明の複合体においては、第1のユニッ
ト及び第2のユニットをそれぞれ1種あるいは2種以上
を使用して組み合わせることもできる。さらに第3のユ
ニットを備えるようにすることもできる。第3のユニッ
トは、骨材を含有するユニットとしてもよい。好ましく
は第3のユニットは固形である。
【0033】本発明の複合体においては、第1ユニット
全体の重量に対して、硬化剤が1〜70重量%であるこ
とが好ましい。1重量%未満であると、硬化剤が少なす
ぎて十分なラジカル硬化型樹脂の硬化状態が得られな
い。70重量%を超えると、硬化した樹脂の成形性や強
度に問題が生じやすくなる。より好ましくは10〜30
重量%であり、当該範囲は、特に、過酸化ベンゾイル等
のパーオキサイド系硬化剤において好ましい。また、未
硬化ラジカル硬化型樹脂の重量(反応性モノマーを含
む)に対して、硬化剤重量が1〜10重量%であること
が好ましい。
【0034】次に、本発明に係る複合体の製造方法につ
いて説明する。まず、第1のユニットおよび第2のユニ
ットをそれぞれ単独で作製する工程について説明する。
第1のユニットを得るためには、成形用に配合された未
硬化樹脂組成物を使用することが好ましい。特に好まし
くは、成形剤を含んだ未硬化樹脂組成物を用いる。当該
組成物は、成形前において、適当な流動性等を付与する
ために水等の媒体を添加することができる。この未硬化
樹脂組成物を、例えば、押出成形や、圧縮成形、充てん
成形、キャスティング等の各種成形方法によって得られ
る成形体とすることにより、容易に第1のユニット(本
発明に係る固定要素固着用ユニット)を得ることができ
る。第1のユニットは、特に、成形後、複合化前におい
て、その成形体表面に当該ラジカル硬化型樹脂の硬化剤
を付与して、当該表面において硬化したラジカル硬化型
樹脂層を備えるようにすることが好ましい。これにより
良好な保形性がえら得るとともに、取り扱い性も向上さ
れる。また、確実に、第2のユニットとの隔離状態が確
保される。第2のユニットを得るためには、成形用に配
合された硬化剤組成物を使用することが好ましい。当該
組成物には、成形時、必要に応じて水等の媒体が付与さ
れる。この硬化剤組成物を、例えば、押出成形や、圧縮
成形、充てん成形、キャスティング等の各種成形方法に
よって得られる成形体とすることにより、容易に第2の
ユニットを得ることができる。第2のユニットにおいて
も、未硬化ラジカル硬化型樹脂をその表面に付与して硬
化したラジカル硬化型樹脂層を備えるようにしてもよ
い。
【0035】次に、まず、第1のユニットおよび第2の
ユニットがいずれも固形体の場合について説明する。こ
の場合、先に述べたようにそれぞれ所定形状を付与した
後に、複合化することもできるし、また、固形体の一方
のユニットに他方のユニット用の組成物を付与して、複
合化することもできる。例えば、図1ないし図3に示す
複合形態の場合には、内側に存在されるユニット(図1
及び図2の場合には第1のユニット、図3の場合には第
2のユニットである。)を予め得て、その後に他方のユ
ニットが付与される。具体的には、内部側ユニットを押
出成形やそのほか成形方法によって成形し、場合によっ
ては、成形後に切断および/または再成形して所望の形
態とした後に、外皮側ユニット組成物を付与することに
よって得られる。外皮側ユニット組成物は、内部側ユニ
ットの外表面に付与しやすい形態であればよい。例え
ば、塗布や噴霧によるのであれば、適当な流動性を備え
た組成物とし、浸漬によるのであれば、それに適した媒
体を添加した組成物とする。外皮側ユニット用組成物と
しては、特に、接着性を備えることが好ましく、例え
ば、各種接着剤、好ましくはアクリル系接着剤を含める
ことができる。内部側ユニットに付与された外皮側ユニ
ット用組成物は、通常、乾燥、必要あれば加熱等されて
一体化される。
【0036】また、図4および図5に示す複合形態の場
合には、それぞれのユニットを得た後、混合あるいは一
体化する。一体化には、何らかの接着剤あるいは結合剤
を使用することが好ましい。好ましくは、第1ユニット
中に含まれる未硬化ラジカル硬化型樹脂を含む接着組成
物である。また、アクリル系接着剤も好ましい。
【0037】次に、第2のユニットが液状である場合に
ついて説明する。図6に示す複合形態の場合には、第1
のユニットで形成された容器状体に液状の硬化剤を含有
する第2のユニットを充てんする。第1のユニットと同
組成あるいは異組成の蓋状体でキャップして封入する。
また、図7に示す複合形態の場合には、所定の容器に固
形体である第1のユニットと、液状の第2のユニットを
充てんし、適宜キャッピングする。
【0038】いずれの複合化時においても、第1のユニ
ットと第2のユニットとが接触される。接触時におい
て、第1のユニットと第2のユニットとの接触部位(含
む接合部位)には、第1のユニット中に含まれるラジカ
ル硬化型樹脂が硬化反応が発生する。これにより、当該
接触部位には、硬化した当該ラジカル硬化型樹脂層が形
成される。なお、かかる硬化樹脂層は、複合化工程に先
立って第1のユニットの外表面に形成することもでき
る。
【0039】以上説明したように、本発明によれば、固
定要素固着用複合体の他、当該複合体の構成要素であ
る、第1のユニット、第1のユニットのための未硬化樹
脂組成物、第2のユニット、第2のユニットのための硬
化剤組成物が提供されるとともに、複合体の製造方法も
提供される。本発明の複合体によれば、未硬化のラジカ
ル硬化型樹脂を含む固形の第1のユニットを備えるため
に、従来不可欠であった当該ラジカル硬化型樹脂のため
の容器及び容器への充てん作業を排除することができ
る。これにより、固定要素の固着には実質的に不用な構
成要素を固着用材から排除される。また、固着用材に対
する容積率の大きい未硬化樹脂を成形体として第1のユ
ニットとする場合には、固着用材の形態やサイズを第1
のユニットにより提供されるので、様々な形態やサイズ
を提供するのが容易になる。また、第2のユニットも固
形である場合には、全く容器構造が排除された固着用材
が提供される。
【0040】本発明の固着用材は、特に、アンカー等の
強度用固定要素の固着に好適であり、経済性及び使用性
に優れたアンカー筋の固着用材が提供される。
【0041】
【実施例】以下、本発明の一具体例について説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0042】(実施例1)ラジカル硬化型樹脂として、
スチレンモノマーを30重量%含有する不飽和ポリエス
テル樹脂23gに、成形剤として炭酸カルシウム(エス
カロン、三共製粉(株)製)、骨材として天然珪砂26
gを混合し、混練して未硬化樹脂組成物を調製した。こ
の組成物を開口径9mmの開口部より、押出成形して、
押出物を長さ50mmで切断して、第1のユニット(1
0本)を得た。各第1のユニットの表面にジシクロヘキ
シタールで50重量%に希釈された過酸化ベンゾイル
(ナイパーFF、日本油脂(株)製)0.4gと、アク
リル系接着剤(アエロジル社製)0.2gを予め混合し
混練して得た硬化剤組成物全量を付与し、2時間以上、
常温で放置して硬化させることにより、第1のユニット
に第2のユニットを複合化し、最終的に固定用剤複合体
(外径9mm、長さ50mm)を得た。
【0043】(実施例2)ラジカル硬化型樹脂として、
スチレンモノマーを30重量%含有する不飽和ポリエス
テル樹脂23gに、成形剤として二酸化ケイ素(ニップ
シール、日本シリカ工業製)5g、骨材として粒径が1
mm〜2mmのセラミックス系骨材26gを混合し、混
練して未硬化樹脂組成物を調製した。この組成物を開口
径9mmの開口部より、押出成形して、押出物を長さ5
0mmで切断して、第1のユニット(10本)を得た。
各第1のユニットの表面に硫酸カルシウムにて25重量
%に希釈された過酸化ベンゾイル(BPOスペシャル、
川口薬品(株)製)0.2gを付与し、2時間以上、常
温で放置して硬化させた。さらに、この第1のユニット
の外表面に、硫酸カルシウムで25重量%に希釈された
過酸化ベンゾイル0.3gとメチルセルロース(セラン
ダー、ユケン工業(株)製)0.01gと水0.15g
とを予め混合し混練して得た硬化剤組成物全量を付与
し、2時間以上、常温で放置して硬化させることによ
り、第1のユニットに第2のユニットを複合化し、最終
的に固定用剤複合体(外径9mm、長さ50mm)を得
た。
【0044】(実施例3)ラジカル硬化型樹脂として、
スチレンモノマーを30重量%含有する不飽和ポリエス
テル樹脂30gに、成形剤としてガラスマイクロバルー
ンK25(住友スリーエム(株)製)5gを混合し、混
練して未硬化樹脂組成物を調製した。この組成物を開口
径9mmの開口部より、押出成形して、押出物を長さ5
0mmで切断して、第1のユニット(10本)を得た。
各第1のユニットの表面に炭酸カルシウム(エスカロ
ン、三共製粉(株)製)にて40重量%に希釈されたジ
クミルパーオキサイド(カヤクミルD40K、化薬アク
ゾ(株)製)0.7gとアクリル系接着剤(アエロジル
社製)0.35gとを予め混合し混練して得た硬化剤組
成物の全量を付与し、2時間以上、常温で放置して硬化
させることにより、第1のユニットに第2のユニットを
複合化し、最終的に固定用剤複合体(外径9mm、長さ
50mm)を得た。
【0045】(実施例4)実施例1〜3で得た3種の複
合体について、以下の強度試験を行った。圧縮強度21
N/mm2のコンクリートブロックに直径11.5m
m、深さ50mmの穿設を施す。各実施例で調製した複
合体を穿設穴に挿填した後、先端を45°に斜めカット
したD10異形鉄筋を電気ドリルに装着し、一定の長さ
まで回転させながら埋めこんだ。打設養生24時間後、
油圧測定機により最大引き抜き荷重を測定した。実施例
1〜3で作製した複合体それぞれ3本について強度試験
を行ったところ、表1に示すようにいずれも良好であ
り、かつ安定した強度を示した。
【表1】
【0046】
【発明の効果】本発明の複合体によれば、固定要素の固
着に不用な構成要素が排除された固着用材が提供され
る。また、本発明の製造方法によれば、固定要素固着用
材の製造工程が簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合体の一例を示す図である。
【図2】本発明の複合体の一例を示す図である。
【図3】本発明の複合体の一例を示す図である。
【図4】本発明の複合体の一例を示す図である。
【図5】本発明の複合体の一例を示す図(a)及び
(b)である。
【図6】本発明の複合体の一例を示す図である。
【図7】本発明の複合体の一例を示す図である。
【図8】第1のユニットあるいは第2のユニットと骨材
との複合形態を示す図(a)及び(b)である。
【符号の説明】
2,12,22,32,42,52,62,72 第1
のユニット 4、14、24、34、44、54、64、74 第2
のユニット 60 容器 76 骨材
フロントページの続き Fターム(参考) 2E125 AA48 AA70 AA76 AB13 AC01 AC13 AE01 AF01 AG03 AG13 BD01 CA86 EA01 4J040 ED111 FA041 FA141 FA151 FA181 FA261 FA271 FA291 HB41 JA01 JA05 JA08 JA13 JB02 KA12 MA02 MA06 MB04 MB05 NA12 QA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】未硬化のラジカル硬化型樹脂を含有し、所
    定形状が付与された固形の第1のユニットと、当該ラジ
    カル硬化型樹脂の硬化剤を含有する第2のユニット、と
    を備える、固定要素固着用複合体。
  2. 【請求項2】前記第2のユニットは、前記第1のユニッ
    トの表面に付与される被膜形態である、請求項1記載の
    複合体。
  3. 【請求項3】未硬化のラジカル硬化型樹脂を含有し所定
    形状が付与された固形の第1のユニット又は当該ラジカ
    ル硬化型樹脂の硬化剤を含有し所定形状が付与された固
    形の第2のユニットを準備する工程と、 準備した第1のユニットあるいは第2のユニットに対し
    て、前記ラジカル硬化型樹脂の硬化剤又は前記未硬化の
    ラジカル硬化型樹脂を供給する工程、とを備え、 未硬化のラジカル硬化型樹脂を含有し所定形状が付与さ
    れた固形の第1のユニットと、当該ラジカル硬化型樹脂
    の硬化剤を含有する第2のユニット、とを備える、固定
    要素固着用複合体の製造方法。
  4. 【請求項4】未硬化のラジカル硬化型樹脂の成形体であ
    る、固定要素固着用ユニット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003083006A1 (fr) * 2002-03-29 2003-10-09 Nihon Decoluxe Co., Ltd. Partie de fixation d'un element fixe et son procede de fabrication
JP2005330387A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Nippon Dekoratsukusu Kk アンカー固定用の接着剤
JP2014231727A (ja) * 2013-05-01 2014-12-11 日本デコラックス株式会社 回転施工用の固定要素固着用樹脂カプセル

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