JP2002293190A - 車両用サイドミラー - Google Patents
車両用サイドミラーInfo
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- JP2002293190A JP2002293190A JP2001101134A JP2001101134A JP2002293190A JP 2002293190 A JP2002293190 A JP 2002293190A JP 2001101134 A JP2001101134 A JP 2001101134A JP 2001101134 A JP2001101134 A JP 2001101134A JP 2002293190 A JP2002293190 A JP 2002293190A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 風騒音を有効に防止することができるように
する。 【解決手段】 車体Cの側部から外方に向けて展開した
展開姿勢と、車体Cの側部に沿うように格納された格納
姿勢との間で姿勢変更可能に車体Cに付設される車両用
のサイドミラー10に係るものであり、車体Cから外方
に向けて突出した車体側ブラケット20に固定される上
下方向に延びた支持軸30と、この支持軸30回りに回
動可能に軸支されるミラー側ブラケット40を備えたサ
イドミラー10本体と、ミラー側ブラケット40の支持
軸30回りの回動範囲を展開姿勢および格納姿勢間に規
制するストッパー構造と、車両が走行することにより車
体側ブラケット20およびミラー側ブラケット40間に
受ける空気流により生じる風騒音を抑える風騒音防止構
造とを備えている。
する。 【解決手段】 車体Cの側部から外方に向けて展開した
展開姿勢と、車体Cの側部に沿うように格納された格納
姿勢との間で姿勢変更可能に車体Cに付設される車両用
のサイドミラー10に係るものであり、車体Cから外方
に向けて突出した車体側ブラケット20に固定される上
下方向に延びた支持軸30と、この支持軸30回りに回
動可能に軸支されるミラー側ブラケット40を備えたサ
イドミラー10本体と、ミラー側ブラケット40の支持
軸30回りの回動範囲を展開姿勢および格納姿勢間に規
制するストッパー構造と、車両が走行することにより車
体側ブラケット20およびミラー側ブラケット40間に
受ける空気流により生じる風騒音を抑える風騒音防止構
造とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の外側面に設
けられるサイドミラーに関し、特に車両の走行時の空気
流による風騒音を防止し得るように構成された車両用サ
イドミラーに関するものである。
けられるサイドミラーに関し、特に車両の走行時の空気
流による風騒音を防止し得るように構成された車両用サ
イドミラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図5〜図7に示すような車両用の
サイドミラーが知られている。なお、図5は、サイドミ
ラーの分解斜視図であり、図6は、組立て斜視図であ
る。また、図7は、サイドミラーに採用されているスト
ッパー構造の作用を説明するための説明図である。図5
および図6に示すように、サイドミラー100は、車体
Cの側部に固定される車体側ブラケット110と、この
車体側ブラケット110に連結されるミラー側ブラケッ
ト120を備えたミラー本体130とからなっている。
ミラー本体130の正面にはミラー131が取り付けら
れている。
サイドミラーが知られている。なお、図5は、サイドミ
ラーの分解斜視図であり、図6は、組立て斜視図であ
る。また、図7は、サイドミラーに採用されているスト
ッパー構造の作用を説明するための説明図である。図5
および図6に示すように、サイドミラー100は、車体
Cの側部に固定される車体側ブラケット110と、この
車体側ブラケット110に連結されるミラー側ブラケッ
ト120を備えたミラー本体130とからなっている。
ミラー本体130の正面にはミラー131が取り付けら
れている。
【0003】上記車体側ブラケット110はL字形状を
呈し、車体Cに密着状態で固定される縦杆111と、こ
の縦杆111の下端部から略直角で外方に向かって突設
された横杆112と、この横杆112に立設された、ミ
ラー側ブラケット120を支持する支持軸113とを備
えている一方、上記ミラー側ブラケット120は、支持
軸113に外嵌される外嵌孔121を有しており、この
外嵌孔121を支持軸113に嵌め込むことによってミ
ラー本体130がミラー側ブラケット120を介して回
動可能に車体側ブラケット110に連結される。
呈し、車体Cに密着状態で固定される縦杆111と、こ
の縦杆111の下端部から略直角で外方に向かって突設
された横杆112と、この横杆112に立設された、ミ
ラー側ブラケット120を支持する支持軸113とを備
えている一方、上記ミラー側ブラケット120は、支持
軸113に外嵌される外嵌孔121を有しており、この
外嵌孔121を支持軸113に嵌め込むことによってミ
ラー本体130がミラー側ブラケット120を介して回
動可能に車体側ブラケット110に連結される。
【0004】上記支持軸113は、その下端部に同心で
設けられた支持円盤114を有している。この支持円盤
114の上面の適所には、所定の周方向寸法を有するス
トッパー突片115が突設されているとともに、上記外
嵌孔121の下端部には支持円盤114に嵌め込まれる
円凹部122が同心で凹設されている。かかる円凹部1
22には、周方向で所定長に寸法設定された円弧凹部1
23が設けられている。この円弧凹部123は、外嵌孔
121を支持軸113に嵌め込んで円凹部122を支持
円盤114に被せた状態でストッパー突片115を逃す
ためのものである。
設けられた支持円盤114を有している。この支持円盤
114の上面の適所には、所定の周方向寸法を有するス
トッパー突片115が突設されているとともに、上記外
嵌孔121の下端部には支持円盤114に嵌め込まれる
円凹部122が同心で凹設されている。かかる円凹部1
22には、周方向で所定長に寸法設定された円弧凹部1
23が設けられている。この円弧凹部123は、外嵌孔
121を支持軸113に嵌め込んで円凹部122を支持
円盤114に被せた状態でストッパー突片115を逃す
ためのものである。
【0005】このような円弧凹部123は、ミラー本体
130が車体Cから略直角に突出した展開姿勢に姿勢設
定された状態で、図7の(イ)に示すように、第一段差
部123aがストッパー突片115の第一端縁125a
に当止するとともに、この状態からミラー本体130を
支持軸113回りに時計方向に回動して格納姿勢に姿勢
変更することにより、図3の(ロ)に示すように、第二
段差部123bがストッパー突片115の第二端縁11
5bに当止するように寸法設定されている。
130が車体Cから略直角に突出した展開姿勢に姿勢設
定された状態で、図7の(イ)に示すように、第一段差
部123aがストッパー突片115の第一端縁125a
に当止するとともに、この状態からミラー本体130を
支持軸113回りに時計方向に回動して格納姿勢に姿勢
変更することにより、図3の(ロ)に示すように、第二
段差部123bがストッパー突片115の第二端縁11
5bに当止するように寸法設定されている。
【0006】従って、ミラー本体130は、それを手動
操作で支持軸113回りに正逆回動操作することによ
り、展開姿勢と格納姿勢との間で適正に姿勢変更するこ
とになる。なお、ミラー側ブラケット120には、図略
のクリック構造が内装され、このクリック構造の作用で
設定されたミラー本体130の姿勢が維持されるように
なっている。
操作で支持軸113回りに正逆回動操作することによ
り、展開姿勢と格納姿勢との間で適正に姿勢変更するこ
とになる。なお、ミラー側ブラケット120には、図略
のクリック構造が内装され、このクリック構造の作用で
設定されたミラー本体130の姿勢が維持されるように
なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のサイドミラー100にあっては、ミラー本体1
30がいずれかの姿勢に姿勢設定された状態で、図7の
(ハ)に示すように、円弧凹部123内に支持円盤11
4の上面、円弧凹部123の下面および円弧凹部123
の円弧内壁面に囲繞された空洞部124が形成された状
態になっているため、車両の走行によって生じた空気流
が車体側ブラケット110およびミラー側ブラケット1
20間の前方側の隙間を通ってこの空洞部124内に入
り込んだ後、後方側の隙間を通って外部に排出される。
な従来のサイドミラー100にあっては、ミラー本体1
30がいずれかの姿勢に姿勢設定された状態で、図7の
(ハ)に示すように、円弧凹部123内に支持円盤11
4の上面、円弧凹部123の下面および円弧凹部123
の円弧内壁面に囲繞された空洞部124が形成された状
態になっているため、車両の走行によって生じた空気流
が車体側ブラケット110およびミラー側ブラケット1
20間の前方側の隙間を通ってこの空洞部124内に入
り込んだ後、後方側の隙間を通って外部に排出される。
【0008】そして、空気流が空洞部124を流通する
に際し、笛が鳴る原理で音が出る笛吹き音に起因した、
いわゆる風騒音が発生し、車両の快適な走行を阻害する
という問題点が存在した。
に際し、笛が鳴る原理で音が出る笛吹き音に起因した、
いわゆる風騒音が発生し、車両の快適な走行を阻害する
という問題点が存在した。
【0009】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、風騒音を有効に防止するこ
とができる車両用サイドミラーを提供することを目的と
している。
ためになされたものであり、風騒音を有効に防止するこ
とができる車両用サイドミラーを提供することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
車体の側部から外方に向けて展開した展開姿勢と、車体
の側部に沿うように格納された格納姿勢との間で姿勢変
更可能に車体に付設される車両用サイドミラーであっ
て、車体から外方に向けて突出した車体側ブラケットに
固定される上下方向に延びた支持軸と、上記支持軸回り
に回動可能に軸支されるミラー側ブラケットを備えたサ
イドミラー本体と、上記ミラー側ブラケットの支持軸回
りの回動範囲を上記展開姿勢および格納姿勢間に規制す
るストッパー構造と、車両が走行することにより車体側
ブラケットおよびミラー側ブラケット間に受ける空気流
により生じる風騒音を抑える風騒音防止構造とを備え、
上記風騒音防止構造は、上記車体側ブラケットおよびミ
ラー側ブラケットのいずれか一方側に上記支持軸と同心
で相手側に向けて突設された風切り筒体を備えて構成さ
れていることを特徴とするものである。
車体の側部から外方に向けて展開した展開姿勢と、車体
の側部に沿うように格納された格納姿勢との間で姿勢変
更可能に車体に付設される車両用サイドミラーであっ
て、車体から外方に向けて突出した車体側ブラケットに
固定される上下方向に延びた支持軸と、上記支持軸回り
に回動可能に軸支されるミラー側ブラケットを備えたサ
イドミラー本体と、上記ミラー側ブラケットの支持軸回
りの回動範囲を上記展開姿勢および格納姿勢間に規制す
るストッパー構造と、車両が走行することにより車体側
ブラケットおよびミラー側ブラケット間に受ける空気流
により生じる風騒音を抑える風騒音防止構造とを備え、
上記風騒音防止構造は、上記車体側ブラケットおよびミ
ラー側ブラケットのいずれか一方側に上記支持軸と同心
で相手側に向けて突設された風切り筒体を備えて構成さ
れていることを特徴とするものである。
【0011】この発明によれば、車両を走行させること
により、車体側ブラケットと、ミラー側ブラケットとの
間に導入された空気流は、いずれか一方のブラケットに
設けられた全周に亘る風切り筒体の外周面に沿って流れ
るため、各ブラケットの対向面間に形成された空洞部に
空気流が入り込んで笛が鳴るような音が生じる風騒音の
発生が有効に防止される。
により、車体側ブラケットと、ミラー側ブラケットとの
間に導入された空気流は、いずれか一方のブラケットに
設けられた全周に亘る風切り筒体の外周面に沿って流れ
るため、各ブラケットの対向面間に形成された空洞部に
空気流が入り込んで笛が鳴るような音が生じる風騒音の
発生が有効に防止される。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記ストッパー構造は、上記風切り筒体の
端面から上記支持軸の延びる方向に同心で突設された円
弧状突片と、この円弧状突片の周方向の端縁に当止する
ように相手側に形成された当止部とから構成されている
ことを特徴とするものである。
明において、上記ストッパー構造は、上記風切り筒体の
端面から上記支持軸の延びる方向に同心で突設された円
弧状突片と、この円弧状突片の周方向の端縁に当止する
ように相手側に形成された当止部とから構成されている
ことを特徴とするものである。
【0013】この発明によれば、円弧状突片が風切り筒
体の縁部からさらに孔心方向に外方に向けて突出した状
態で設けられているとともに、この円弧状突片に対応す
る当止部が各ブラケットの相手側に設けられているた
め、風切り筒体からかけ離れた位置にストッパー構造を
設ける場合に比較してストッパー構造が簡単な構成にな
るとともに、風切り筒体の周りに余分な突起物が存在し
ない状態になり、サイドミラー本体の姿勢設定の確実な
位置決めを確保した上で風騒音の発生が抑えられる。
体の縁部からさらに孔心方向に外方に向けて突出した状
態で設けられているとともに、この円弧状突片に対応す
る当止部が各ブラケットの相手側に設けられているた
め、風切り筒体からかけ離れた位置にストッパー構造を
設ける場合に比較してストッパー構造が簡単な構成にな
るとともに、風切り筒体の周りに余分な突起物が存在し
ない状態になり、サイドミラー本体の姿勢設定の確実な
位置決めを確保した上で風騒音の発生が抑えられる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る車両用サイ
ドミラーの一実施形態を示す分解斜視図であり、図2
は、その組立て斜視図である。また、図3は、図2のA
−A線断面図である。図1および図2において、X−X
方向を幅方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X
方向を左方、+X方向を右方、+Y方向を前方、−Y方
向を後方という。なお、図1〜図3には、車体Cの右側
面に取り付けられるサイドミラー10を示している。従
って、車体Cの左側面のサイドミラー10は、その構造
が右側のものと左右対称になっている。
ドミラーの一実施形態を示す分解斜視図であり、図2
は、その組立て斜視図である。また、図3は、図2のA
−A線断面図である。図1および図2において、X−X
方向を幅方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X
方向を左方、+X方向を右方、+Y方向を前方、−Y方
向を後方という。なお、図1〜図3には、車体Cの右側
面に取り付けられるサイドミラー10を示している。従
って、車体Cの左側面のサイドミラー10は、その構造
が右側のものと左右対称になっている。
【0015】図1〜図3に示すように、サイドミラー1
0は、車体Cの側部に固定される車体側ブラケット20
と、この車体側ブラケット20に上下方向に延びるよう
に固定される支持軸30と、この支持軸30回りに回動
可能に軸支されるミラー側ブラケット40と、このミラ
ー側ブラケット40に固定されるサイドミラー本体50
とを備えた基本構成を有している。
0は、車体Cの側部に固定される車体側ブラケット20
と、この車体側ブラケット20に上下方向に延びるよう
に固定される支持軸30と、この支持軸30回りに回動
可能に軸支されるミラー側ブラケット40と、このミラ
ー側ブラケット40に固定されるサイドミラー本体50
とを備えた基本構成を有している。
【0016】上記車体側ブラケット20は、車体Cにね
じ止めその他で固定される縦杆21と、この縦杆21の
下端部から外方に向けて突出した略水平方向に延びる横
杆22と、この横杆22の先端部上面から上方に向けて
突設された風切り筒体23とを備えている。
じ止めその他で固定される縦杆21と、この縦杆21の
下端部から外方に向けて突出した略水平方向に延びる横
杆22と、この横杆22の先端部上面から上方に向けて
突設された風切り筒体23とを備えている。
【0017】風切り筒体23には、その上縁部であって
縦杆21に対向した部分に同心で上方に向けて突出した
円弧状突片24が設けられている。この円弧状突片24
は、本実施形態においては、中心角が略150°に設定
されている。かかる円弧状突片24の前方側に第一端縁
24aが形成されているとともに、同後方側に第二端縁
24bが形成されている。
縦杆21に対向した部分に同心で上方に向けて突出した
円弧状突片24が設けられている。この円弧状突片24
は、本実施形態においては、中心角が略150°に設定
されている。かかる円弧状突片24の前方側に第一端縁
24aが形成されているとともに、同後方側に第二端縁
24bが形成されている。
【0018】車体側ブラケット20は、内部が空洞に形
成されているとともに、風切り筒体23の底板23aに
は、図略のハーネスを通すための挿通孔25が穿設され
ている。車体C内から車体側ブラケット20内に引き入
れられたハーネスは、この挿通孔25および支持軸30
の後述の中心孔34を通って一旦外部に引き出された
後、サイドミラー本体50内に導入されるようになって
いる。
成されているとともに、風切り筒体23の底板23aに
は、図略のハーネスを通すための挿通孔25が穿設され
ている。車体C内から車体側ブラケット20内に引き入
れられたハーネスは、この挿通孔25および支持軸30
の後述の中心孔34を通って一旦外部に引き出された
後、サイドミラー本体50内に導入されるようになって
いる。
【0019】上記支持軸30は、上記風切り筒体23に
摺接状態で嵌入される台座円盤31と、この台座円盤3
1の上面から上方に向けて同心で延設された、台座円盤
31より小径の支持軸本体32と、この支持軸本体32
の外周面に周方向等ピッチで突設された上下方向に延び
る4本のリブ33とを備えて構成されている。台座円盤
31および支持軸本体32の軸心位置には、上下方向に
貫通した中心孔34が穿設され、車体側ブラケット20
の挿通孔25から引き出された図略のハーネスがこの中
心孔34に通される。
摺接状態で嵌入される台座円盤31と、この台座円盤3
1の上面から上方に向けて同心で延設された、台座円盤
31より小径の支持軸本体32と、この支持軸本体32
の外周面に周方向等ピッチで突設された上下方向に延び
る4本のリブ33とを備えて構成されている。台座円盤
31および支持軸本体32の軸心位置には、上下方向に
貫通した中心孔34が穿設され、車体側ブラケット20
の挿通孔25から引き出された図略のハーネスがこの中
心孔34に通される。
【0020】台座円盤31は、上下の厚み寸法が風切り
筒体23の高さ寸法と同一に寸法設定され、風切り筒体
23内に嵌入されることにより、台座円盤31の上面が
風切り筒体23の上縁面と面一状態になるとともに、円
弧状突片24が台座円盤31の上面から上方に向けて突
出した状態になるようにしている。かかる台座円盤31
は、風切り筒体23内に嵌入された状態で、ねじ止めそ
の他により車体側ブラケット20に固定されている。
筒体23の高さ寸法と同一に寸法設定され、風切り筒体
23内に嵌入されることにより、台座円盤31の上面が
風切り筒体23の上縁面と面一状態になるとともに、円
弧状突片24が台座円盤31の上面から上方に向けて突
出した状態になるようにしている。かかる台座円盤31
は、風切り筒体23内に嵌入された状態で、ねじ止めそ
の他により車体側ブラケット20に固定されている。
【0021】上記ミラー側ブラケット40は、外径寸法
が台座円盤31の外径寸法と同一に径設定された回動台
座41と、この回動台座41の周面から径方向に突設さ
れた平面視で扇形状を有する扇状ストッパー42と、上
記回動台座41の上面から上方に向けて同心で延設され
た回動台座41より小径の外嵌円筒体43と、扇状スト
ッパー42および外嵌円筒体43に固定されたブラケッ
ト本体44と、このブラケット本体44の右端部に形成
された前後方向に延びる上下一対の軸座45とを備えて
構成されている。
が台座円盤31の外径寸法と同一に径設定された回動台
座41と、この回動台座41の周面から径方向に突設さ
れた平面視で扇形状を有する扇状ストッパー42と、上
記回動台座41の上面から上方に向けて同心で延設され
た回動台座41より小径の外嵌円筒体43と、扇状スト
ッパー42および外嵌円筒体43に固定されたブラケッ
ト本体44と、このブラケット本体44の右端部に形成
された前後方向に延びる上下一対の軸座45とを備えて
構成されている。
【0022】上記回動台座41および外嵌円筒体43に
は、支持軸本体32に嵌め込むための外嵌孔46が設け
られている。この外嵌孔46は、上記各リブ33の外面
に沿うように内径寸法が設定され、支持軸本体32に外
嵌された状態でその内周面がリブ33の外面に摺接しな
がら支持軸30回りに回動し得るようになっている。
は、支持軸本体32に嵌め込むための外嵌孔46が設け
られている。この外嵌孔46は、上記各リブ33の外面
に沿うように内径寸法が設定され、支持軸本体32に外
嵌された状態でその内周面がリブ33の外面に摺接しな
がら支持軸30回りに回動し得るようになっている。
【0023】上記扇状ストッパー42は、風切り筒体2
3の円弧状突片24と反対側の回動台座41の周面に設
けられている。かかる扇状ストッパー42の前端部に第
一ストッパー縁部42aが形成されているとともに、同
後端部に第二ストッパー縁部42bが形成されている。
3の円弧状突片24と反対側の回動台座41の周面に設
けられている。かかる扇状ストッパー42の前端部に第
一ストッパー縁部42aが形成されているとともに、同
後端部に第二ストッパー縁部42bが形成されている。
【0024】このような扇状ストッパー42は、上記第
一ストッパー縁部42aが風切り筒体23の円弧状突片
24の第一端縁24aに当止した状態でサイドミラー本
体50が車体Cから略直角で外方に展開した展開姿勢に
設定される一方、上記第二ストッパー縁部42bが風切
り筒体23の第二端縁24bに当止した状態でサイドミ
ラー本体50が車体Cに対して平行な格納姿勢になるよ
うに形状設定されている。
一ストッパー縁部42aが風切り筒体23の円弧状突片
24の第一端縁24aに当止した状態でサイドミラー本
体50が車体Cから略直角で外方に展開した展開姿勢に
設定される一方、上記第二ストッパー縁部42bが風切
り筒体23の第二端縁24bに当止した状態でサイドミ
ラー本体50が車体Cに対して平行な格納姿勢になるよ
うに形状設定されている。
【0025】そして、上記のような風切り筒体23によ
って本発明に係る風騒音防止構造が構成されているとと
もに、上記のような円弧状突片24と扇状ストッパー4
2とによって本発明に係るストッパー構造が構成されて
いる。
って本発明に係る風騒音防止構造が構成されているとと
もに、上記のような円弧状突片24と扇状ストッパー4
2とによって本発明に係るストッパー構造が構成されて
いる。
【0026】上記ブラケット本体44は、右方に向かう
に従って先上がりになるように湾曲した所定枚数のリブ
板を備えて形成されている。かかるリブ板の水平部分に
外嵌円筒体43が貫通した状態になっているとともに、
最下部のリブ板の左端縁部が扇状ストッパー42の外縁
部に固定され、さらに最下部のリブ板とその上部のリブ
板との間に架設板が介設され、これらによってブラケッ
ト本体44が構造的に丈夫なものになっている。
に従って先上がりになるように湾曲した所定枚数のリブ
板を備えて形成されている。かかるリブ板の水平部分に
外嵌円筒体43が貫通した状態になっているとともに、
最下部のリブ板の左端縁部が扇状ストッパー42の外縁
部に固定され、さらに最下部のリブ板とその上部のリブ
板との間に架設板が介設され、これらによってブラケッ
ト本体44が構造的に丈夫なものになっている。
【0027】上記一対の軸座45は、ブラケット本体4
4の右端上部のリブ板が集合した部分と、最下部のリブ
板の右端部とにそれぞれブラケット本体44と一体で設
けられている。これらの軸座45には、前後方向に延び
る軸孔45aが穿設されている。
4の右端上部のリブ板が集合した部分と、最下部のリブ
板の右端部とにそれぞれブラケット本体44と一体で設
けられている。これらの軸座45には、前後方向に延び
る軸孔45aが穿設されている。
【0028】上記サイドミラー本体50は、正面(後方
に向いた面)に開口を有する横長のハウジング51と、
鏡面が開口から外方を臨むようにハウジング51内に装
着された鏡板52と、ハウジング51に内装された図略
の鏡板変位機構とを備えて構成されている。上記ハウジ
ング51の左側面には、上記一対の軸座45をハウジン
グ51内に引き入れるための装着孔53が開口され、一
対の軸座45をこの装着孔53からハウジング51内に
差し込んだ状態で、軸孔45aにねじ軸を挿通してねじ
止めすることにより、サイドミラー本体50がミラー側
ブラケット40に固定されるようになっている。
に向いた面)に開口を有する横長のハウジング51と、
鏡面が開口から外方を臨むようにハウジング51内に装
着された鏡板52と、ハウジング51に内装された図略
の鏡板変位機構とを備えて構成されている。上記ハウジ
ング51の左側面には、上記一対の軸座45をハウジン
グ51内に引き入れるための装着孔53が開口され、一
対の軸座45をこの装着孔53からハウジング51内に
差し込んだ状態で、軸孔45aにねじ軸を挿通してねじ
止めすることにより、サイドミラー本体50がミラー側
ブラケット40に固定されるようになっている。
【0029】そして、本実施形態においては、支持軸本
体32とミラー側ブラケット40の外嵌孔46の内周面
との間にミラー側ブラケット40(すなわちサイドミラ
ー本体50)の展開姿勢と、同格納姿勢とを安定的に維
持するための図略のクリック構造が介設され、このクリ
ック構造の作用で展開姿勢あるいは格納姿勢に姿勢設定
されたサイドミラー本体50は、手操作で所定の大きさ
以上の力を加えない限り支持軸30回りに回動しないよ
うになっている。
体32とミラー側ブラケット40の外嵌孔46の内周面
との間にミラー側ブラケット40(すなわちサイドミラ
ー本体50)の展開姿勢と、同格納姿勢とを安定的に維
持するための図略のクリック構造が介設され、このクリ
ック構造の作用で展開姿勢あるいは格納姿勢に姿勢設定
されたサイドミラー本体50は、手操作で所定の大きさ
以上の力を加えない限り支持軸30回りに回動しないよ
うになっている。
【0030】図4は、本実施形態のサイドミラー10の
作用を説明するための説明図であり、(イ)は、サイド
ミラー本体50が展開姿勢に姿勢設定された状態、
(ロ)はサイドミラー本体50が格納姿勢に姿勢設定さ
れた状態をそれぞれ示す平面視の図である。また、
(ハ)は、(イ)のB線視図である。
作用を説明するための説明図であり、(イ)は、サイド
ミラー本体50が展開姿勢に姿勢設定された状態、
(ロ)はサイドミラー本体50が格納姿勢に姿勢設定さ
れた状態をそれぞれ示す平面視の図である。また、
(ハ)は、(イ)のB線視図である。
【0031】まず、図4の(イ)に示すように、ミラー
側ブラケット40が展開姿勢に姿勢設定された状態で
は、ミラー側ブラケット40の扇状ストッパー42の第
一ストッパー縁部42aが風切り筒体23の円弧状突片
24の第一端縁24aに当止し、これによってサイドミ
ラー本体50の展開姿勢が維持されることになる。
側ブラケット40が展開姿勢に姿勢設定された状態で
は、ミラー側ブラケット40の扇状ストッパー42の第
一ストッパー縁部42aが風切り筒体23の円弧状突片
24の第一端縁24aに当止し、これによってサイドミ
ラー本体50の展開姿勢が維持されることになる。
【0032】ついで、図4の(イ)に示す状態で、サイ
ドミラー本体50を手操作により支持軸本体32回りに
時計方向に回動させることにより、図4の(ロ)に示す
ように、回動台座41の扇状ストッパー42の第二スト
ッパー縁部42bが車体側ブラケット20の円弧状突片
24の第二端縁24bに当止し、これによってサイドミ
ラー本体50の格納姿勢が維持されることになる。
ドミラー本体50を手操作により支持軸本体32回りに
時計方向に回動させることにより、図4の(ロ)に示す
ように、回動台座41の扇状ストッパー42の第二スト
ッパー縁部42bが車体側ブラケット20の円弧状突片
24の第二端縁24bに当止し、これによってサイドミ
ラー本体50の格納姿勢が維持されることになる。
【0033】そして、サイドミラー本体50が展開姿勢
に姿勢設定された状態で車両が図4の(ハ)の右方に向
かって走行したときには、支持軸30とミラー側ブラケ
ット40との接合部分に従来の空洞部124(図7の
(ハ))に相当するものが存在しないため、空気流は、
図4の(ハ)に矢印で示すように、風切り筒体23の周
面をすり抜けつつ層流で後方(図4の(ハ)の左方)に
向かって流下する。従って、空気流が空洞部124に入
り込むことによる笛鳴り現象に起因した風騒音が発生せ
ず、快適な車両走行を楽しむことができる。
に姿勢設定された状態で車両が図4の(ハ)の右方に向
かって走行したときには、支持軸30とミラー側ブラケ
ット40との接合部分に従来の空洞部124(図7の
(ハ))に相当するものが存在しないため、空気流は、
図4の(ハ)に矢印で示すように、風切り筒体23の周
面をすり抜けつつ層流で後方(図4の(ハ)の左方)に
向かって流下する。従って、空気流が空洞部124に入
り込むことによる笛鳴り現象に起因した風騒音が発生せ
ず、快適な車両走行を楽しむことができる。
【0034】本発明は、以上詳述したように、車体Cの
側部から外方に向けて展開した展開姿勢と、車体Cの側
部に沿うように格納された格納姿勢との間で姿勢変更可
能に車体Cに付設される車両用のサイドミラー10に係
るものであり、車体Cから外方に向けて突出した車体側
ブラケット20に固定される上下方向に延びた支持軸3
0と、この支持軸30回りに回動可能に軸支されるミラ
ー側ブラケット40を備えたサイドミラー10本体と、
ミラー側ブラケット40の支持軸30回りの回動範囲を
展開姿勢および格納姿勢間に規制するストッパー構造
と、車両が走行することにより車体側ブラケット20お
よびミラー側ブラケット40間に受ける空気流により生
じる風騒音を抑える風騒音防止構造とを備えて構成さ
れ、特に、風騒音防止構造は、車体側ブラケット20に
支持軸30と同心でミラー側ブラケット40に向けて突
設された風切り筒体23を備えてなるものである。
側部から外方に向けて展開した展開姿勢と、車体Cの側
部に沿うように格納された格納姿勢との間で姿勢変更可
能に車体Cに付設される車両用のサイドミラー10に係
るものであり、車体Cから外方に向けて突出した車体側
ブラケット20に固定される上下方向に延びた支持軸3
0と、この支持軸30回りに回動可能に軸支されるミラ
ー側ブラケット40を備えたサイドミラー10本体と、
ミラー側ブラケット40の支持軸30回りの回動範囲を
展開姿勢および格納姿勢間に規制するストッパー構造
と、車両が走行することにより車体側ブラケット20お
よびミラー側ブラケット40間に受ける空気流により生
じる風騒音を抑える風騒音防止構造とを備えて構成さ
れ、特に、風騒音防止構造は、車体側ブラケット20に
支持軸30と同心でミラー側ブラケット40に向けて突
設された風切り筒体23を備えてなるものである。
【0035】従って、車両を走行させることにより、車
体側ブラケット20と、ミラー側ブラケット40との間
に導入された空気流は、車体側ブラケット20に設けら
れた切れ目のない風切り筒体23の外周面に沿って流れ
るため、従来、各ブラケット110,120(図7の
(ハ))の対向面間に形成された空洞部124に空気流
が入り込んで笛が鳴るような音が生じる、いわゆる風騒
音の発生を有効に防止することができる。
体側ブラケット20と、ミラー側ブラケット40との間
に導入された空気流は、車体側ブラケット20に設けら
れた切れ目のない風切り筒体23の外周面に沿って流れ
るため、従来、各ブラケット110,120(図7の
(ハ))の対向面間に形成された空洞部124に空気流
が入り込んで笛が鳴るような音が生じる、いわゆる風騒
音の発生を有効に防止することができる。
【0036】また、ストッパー構造として、風切り筒体
23の端面から支持軸30の延びる方向に同心で突設さ
れた円弧状突片24と、この円弧状突片24の周方向の
端縁(第一端縁24aおよび第二端縁24b)に当止す
るように回動台座41の扇状ストッパー42当止部(第
一ストッパー縁部42aおよび第二ストッパー縁部42
b)とを設けることにより、風騒音の発生を有効に抑え
た上でサイドミラー本体50の展開姿勢および格納姿勢
の確実な位置決めを行うことができる。
23の端面から支持軸30の延びる方向に同心で突設さ
れた円弧状突片24と、この円弧状突片24の周方向の
端縁(第一端縁24aおよび第二端縁24b)に当止す
るように回動台座41の扇状ストッパー42当止部(第
一ストッパー縁部42aおよび第二ストッパー縁部42
b)とを設けることにより、風騒音の発生を有効に抑え
た上でサイドミラー本体50の展開姿勢および格納姿勢
の確実な位置決めを行うことができる。
【0037】本発明は、上記の実施形態に限定されるも
のではなく、以下の内容をも包含するものである。
のではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0038】(1)上記の実施形態においては、車体側
ブラケット20に風切り筒体23が設けられているが、
本発明は、風切り筒体23が車体側ブラケット20に設
けられることに限定されるものではなく、上下を逆転し
て風切り筒体をミラー側ブラケット40に設けるように
してもよい。
ブラケット20に風切り筒体23が設けられているが、
本発明は、風切り筒体23が車体側ブラケット20に設
けられることに限定されるものではなく、上下を逆転し
て風切り筒体をミラー側ブラケット40に設けるように
してもよい。
【0039】(2)上記の実施形態においては、ストッ
パー構造は、風切り筒体23の上縁部から上方に向けて
突設された円弧状突片24と、この円弧状突片24に対
応するように回動台座41の外周面に径方向に向けて突
設された扇状ストッパー42とによって構成されている
が、こうする代わりに全く別の位置(例えば車体側ブラ
ケット20の適所)にミラー側ブラケット40と干渉す
る突起を設け、この突起にミラー側ブラケット40が当
止することによってミラー側ブラケット40の展開姿勢
および格納姿勢の位置決めを行うようにしてもよい。
パー構造は、風切り筒体23の上縁部から上方に向けて
突設された円弧状突片24と、この円弧状突片24に対
応するように回動台座41の外周面に径方向に向けて突
設された扇状ストッパー42とによって構成されている
が、こうする代わりに全く別の位置(例えば車体側ブラ
ケット20の適所)にミラー側ブラケット40と干渉す
る突起を設け、この突起にミラー側ブラケット40が当
止することによってミラー側ブラケット40の展開姿勢
および格納姿勢の位置決めを行うようにしてもよい。
【0040】(3)上記の実施形態においては、車体側
ブラケット20とサイドミラー本体50との間にミラー
側ブラケット40を介設しているが、本発明は、車体側
ブラケット20とサイドミラー本体50との間にミラー
側ブラケット40を介設することに限定されるものでは
なく、サイドミラー本体50そのものにミラー側ブラケ
ット40の機能を付加してもよい。このようにした場合
には、サイドミラー本体50そのものに扇状ストッパー
42を備えた回動台座41が設けられることになる。そ
して、この場合には、ミラー側ブラケットという概念が
サイドミラー本体50にも含まれることになる。
ブラケット20とサイドミラー本体50との間にミラー
側ブラケット40を介設しているが、本発明は、車体側
ブラケット20とサイドミラー本体50との間にミラー
側ブラケット40を介設することに限定されるものでは
なく、サイドミラー本体50そのものにミラー側ブラケ
ット40の機能を付加してもよい。このようにした場合
には、サイドミラー本体50そのものに扇状ストッパー
42を備えた回動台座41が設けられることになる。そ
して、この場合には、ミラー側ブラケットという概念が
サイドミラー本体50にも含まれることになる。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、風騒音防
止構造を、車体側ブラケットおよびミラー側ブラケット
のいずれか一方側に支持軸と同心で相手側に向けて突設
された風切り筒体を備えて構成したため、車両を走行さ
せることにより、車体側ブラケットと、ミラー側ブラケ
ットとの間に導入された空気流は、いずれか一方のブラ
ケットに設けられた全周に亘る風切り筒体の外周面に沿
って流れるため、各ブラケットの対向面間に形成された
空洞部に空気流が入り込んで笛が鳴るような音が生じる
風騒音の発生を有効に防止することができる。
止構造を、車体側ブラケットおよびミラー側ブラケット
のいずれか一方側に支持軸と同心で相手側に向けて突設
された風切り筒体を備えて構成したため、車両を走行さ
せることにより、車体側ブラケットと、ミラー側ブラケ
ットとの間に導入された空気流は、いずれか一方のブラ
ケットに設けられた全周に亘る風切り筒体の外周面に沿
って流れるため、各ブラケットの対向面間に形成された
空洞部に空気流が入り込んで笛が鳴るような音が生じる
風騒音の発生を有効に防止することができる。
【0042】請求項2記載の発明によれば、円弧状突片
が風切り筒体の縁部からさらに孔心方向に外方に向けて
突出した状態で設けられているとともに、この円弧状突
片に対応する当止部が各ブラケットの相手側に設けられ
ているため、風切り筒体からかけ離れた位置にストッパ
ー構造を設ける場合に比較してストッパー構造を簡単な
構成にすることができるとともに、風切り筒体の周りに
余分な突起物が存在しない状態になり、サイドミラー本
体の姿勢設定の確実な位置決めを確保した上で風騒音の
発生を有効に抑えることができる。
が風切り筒体の縁部からさらに孔心方向に外方に向けて
突出した状態で設けられているとともに、この円弧状突
片に対応する当止部が各ブラケットの相手側に設けられ
ているため、風切り筒体からかけ離れた位置にストッパ
ー構造を設ける場合に比較してストッパー構造を簡単な
構成にすることができるとともに、風切り筒体の周りに
余分な突起物が存在しない状態になり、サイドミラー本
体の姿勢設定の確実な位置決めを確保した上で風騒音の
発生を有効に抑えることができる。
【図1】本発明に係る車両用サイドミラーの一実施形態
を示す分解斜視図である。
を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示すサイドミラーの組立て斜視図であ
る。
る。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】本実施形態のサイドミラーの作用を説明するた
めの説明図であり、(イ)は、サイドミラー本体が展開
姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)はサイドミラー本体
が格納姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示す平面視
の図である。また、(ハ)は、(イ)のB線視図であ
る。
めの説明図であり、(イ)は、サイドミラー本体が展開
姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)はサイドミラー本体
が格納姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示す平面視
の図である。また、(ハ)は、(イ)のB線視図であ
る。
【図5】従来のサイドミラーの分解斜視図である。
【図6】図5に示すサイドミラーの組立て斜視図であ
る。
る。
【図7】(イ)〜(ハ)は、従来のサイドミラーに採用
されているストッパー構造の作用を説明するための説明
図である。
されているストッパー構造の作用を説明するための説明
図である。
10 サイドミラー 20 車体側ブラケット 21 縦杆 22 横杆 23a 底板 23 筒体 24 円弧状突片 24a 第一端縁 24b 第二端縁 25 挿通孔 30 支持軸 31 台座円盤 32 支持軸本体 33 リブ 34 中心孔 40 ミラー側ブラケット 41 回動台座 42 扇状ストッパー 42a 第一ストッパー縁部 42b 第二ストッパー縁部 43 外嵌円筒体 44 ブラケット本体 45a 軸孔 45 軸座 46 外嵌孔 50 サイドミラー本体 51 ハウジング 52 鏡板 53 装着孔 100 サイドミラー 110 車体側ブラケット 111 縦杆 112 横杆 113 支持軸 114 支持円盤 115 ストッパー突片 115b 第二端縁 120 ミラー側ブラケット 121 外嵌孔 122 円凹部 123 円弧凹部 123a 第一段差部 123b 第二段差部 124 空洞部 125a 第一端縁 130 ミラー本体 131 ミラー
フロントページの続き Fターム(参考) 3D053 FF24 FF29 GG06 GG12 GG18 HH09 HH52
Claims (2)
- 【請求項1】 車体の側部から外方に向けて展開した展
開姿勢と、車体の側部に沿うように格納された格納姿勢
との間で姿勢変更可能に車体に付設される車両用サイド
ミラーであって、車体から外方に向けて突出した車体側
ブラケットに固定される上下方向に延びた支持軸と、上
記支持軸回りに回動可能に軸支されるミラー側ブラケッ
トを備えたサイドミラー本体と、上記ミラー側ブラケッ
トの支持軸回りの回動範囲を上記展開姿勢および格納姿
勢間に規制するストッパー構造と、車両が走行すること
により車体側ブラケットおよびミラー側ブラケット間に
受ける空気流により生じる風騒音を抑える風騒音防止構
造とを備え、上記風騒音防止構造は、上記車体側ブラケ
ットおよびミラー側ブラケットのいずれか一方側に上記
支持軸と同心で相手側に向けて突設された風切り筒体を
備えて構成されていることを特徴とする車両用サイドミ
ラー。 - 【請求項2】 上記ストッパー構造は、上記風切り筒体
の端面から上記支持軸の延びる方向に同心で突設された
円弧状突片と、この円弧状突片の周方向の端縁に当止す
るように相手側に形成された当止部とから構成されてい
ることを特徴とする請求項1記載の車両用サイドミラ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001101134A JP2002293190A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 車両用サイドミラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001101134A JP2002293190A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 車両用サイドミラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002293190A true JP2002293190A (ja) | 2002-10-09 |
Family
ID=18954499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001101134A Withdrawn JP2002293190A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 車両用サイドミラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002293190A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL2003061C2 (nl) * | 2009-06-22 | 2010-12-23 | Mci Mirror Controls Int Nl Bv | Spiegelverstelinrichting. |
KR20120066590A (ko) * | 2010-12-14 | 2012-06-22 | 이치코 고교가부시키가이샤 | 차량용 아웃사이드 미러 장치 |
CN105667403A (zh) * | 2014-12-05 | 2016-06-15 | 株式会社东海理化电机制作所 | 车辆用视觉辨认装置 |
JP2017154667A (ja) * | 2016-03-03 | 2017-09-07 | 株式会社石▲崎▼本店 | 車両用サイドミラー |
-
2001
- 2001-03-30 JP JP2001101134A patent/JP2002293190A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL2003061C2 (nl) * | 2009-06-22 | 2010-12-23 | Mci Mirror Controls Int Nl Bv | Spiegelverstelinrichting. |
WO2010151120A1 (en) * | 2009-06-22 | 2010-12-29 | Mci (Mirror Controls International) Netherlands B.V. | Mirror adjustment device |
US8955992B2 (en) | 2009-06-22 | 2015-02-17 | Mci (Mirror Controls International) Netherlands B.V. | Mirror adjustment device |
KR20120066590A (ko) * | 2010-12-14 | 2012-06-22 | 이치코 고교가부시키가이샤 | 차량용 아웃사이드 미러 장치 |
JP2012126222A (ja) * | 2010-12-14 | 2012-07-05 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用アウトサイドミラー装置 |
KR101980207B1 (ko) * | 2010-12-14 | 2019-05-20 | 이치코 고교가부시키가이샤 | 차량용 아웃사이드 미러 장치 |
CN105667403A (zh) * | 2014-12-05 | 2016-06-15 | 株式会社东海理化电机制作所 | 车辆用视觉辨认装置 |
JP2016107816A (ja) * | 2014-12-05 | 2016-06-20 | 株式会社東海理化電機製作所 | 車両用視認装置 |
CN105667403B (zh) * | 2014-12-05 | 2018-03-23 | 株式会社东海理化电机制作所 | 车辆用视觉辨认装置 |
US9981606B2 (en) | 2014-12-05 | 2018-05-29 | Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho | Vehicle visual recognition device |
JP2017154667A (ja) * | 2016-03-03 | 2017-09-07 | 株式会社石▲崎▼本店 | 車両用サイドミラー |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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