JP2002291732A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JP2002291732A
JP2002291732A JP2001105725A JP2001105725A JP2002291732A JP 2002291732 A JP2002291732 A JP 2002291732A JP 2001105725 A JP2001105725 A JP 2001105725A JP 2001105725 A JP2001105725 A JP 2001105725A JP 2002291732 A JP2002291732 A JP 2002291732A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハーフリコンにより品質の良い断層像を得
る。 【解決装置】 同一チャンネル番号iのビュー・チャン
ネルデータごとに、180°にファンビームX線のファ
ン角度に相当する角度を加えた角度範囲における複数ビ
ューにわたり、概ね台形状のプロファイルを持つ重み係
数を乗じ、この重み係数を乗じたビュー・チャンネルデ
ータを用いて断層像を再構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線CT(X−r
ay Computed Tomography)装置
に関し、特に、ハーフスキャン(half scan)
分のビュー・チャンネルデータ(view−chann
el data)から断層像を再構成するX線CT装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】X線CT装置では、X線照射・検出装置
によって撮影の対象について複数ビュー(view)の
透過X線信号を獲得し、この透過X線信号に基づき画像
生成装置によって対象の断層像を生成する。
【0003】X線照射装置は、X線管の焦点から放射さ
れるコーン(cone)状のX線ビームを、コリメータ
(collimator)で扇状のX線ビームすなわち
ファンビームX線(fan beam X−ray)に
整形して撮影空間に照射する。
【0004】X線検出装置は、撮影空間を透過してきた
X線を、ファンビームX線の扇状の広がりに沿って多数
のX線検出素子をアレイ(array)状に配置してな
る多チャンネル(multi channel)のX線
検出器で検出する。このようなX線照射・検出装置を対
象の周りで回転(スキャン:scan)させて複数ビュ
ーの透過X線信号を獲得する。
【0005】獲得した複数ビューの透過X線信号を表す
データはビュー・チャンネルデータとも呼ばれる。画像
の生成すなわち画像再構成はこのビュー・チャンネルデ
ータを用いて、例えばフィルタード・バックプロジェク
ション(filteredback projecti
on)法等によって行われる。
【0006】ビュー・チャンネルデータは、画像再構成
に用いる前に、各チャンネルに入射するX線の経路が全
て平行ないわゆるパラレルビームX線(paralle
lbeam X−ray)によって得られたデータに相
当するビュー・チャンネルデータに変換され、このよう
な変換後のデータを用いて画像再構成が行われる。
【0007】通常は、360°の角度範囲のビュー・チ
ャンネルデータ、すなわち、いわゆるフルスキャン(f
ull scan)分のデータを用いて画像再構成が行
われるが、180°の角度範囲のビュー・チャンネルデ
ータ、すなわち、いわゆるハーフスキャン分のデータを
用いて画像再構成を行う場合もある。
【0008】前者をフルリコン(full recon
struction)ともいい、後者をハーフリコン
(half reconstruction)ともい
う。ハーフリコンはフルリコンよりも画像の時間分解能
が2倍向上するので、例えば心臓等のような運動する組
織の断層像を撮影するのに利用される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ハーフリコンによる画
像は、アーチファクト(artifact)の発生等に
より、フルリコンによる画像よりも品質が劣る傾向があ
る。
【0010】そこで、本発明の課題は、ハーフリコンに
より品質の良い断層像を得るX線CT装置を実現するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための装置】(1)上記の課題を解決
するためのひとつの観点での本発明は、ファンビームX
線による撮影対象の投影に関するビュー・チャンネルデ
ータを多チャンネルX線検出器を通じて少なくとも18
0°に前記ファンビームX線のファン角度に相当する角
度を加えた角度範囲の複数のビューで獲得し、前記獲得
したビュー・チャンネルデータをパラレルビームX線に
基づくビュー・チャンネルデータに相当するビュー・チ
ャンネルデータに変換し、前記変換後のビュー・チャン
ネルデータに基づいて撮影対象の断層像を再構成するX
線CT装置であって、前記ビュー・チャンネルデータに
ついて180°を超え360°までの角度範囲における
ビューのビュー・チャンネルデータのチャンネル番号を
0°から180°までの角度範囲におけるビューのビュ
ー・チャンネルデータのチャンネル番号とは逆順の番号
に変更するチャンネル番号変更手段と、同一チャンネル
番号のビュー・チャンネルデータごとに、180°に前
記ファンビームX線のファン角度に相当する角度を加え
た角度範囲における複数ビューにわたり最大値が1で最
小値が0の概ね台形状のプロファイルを持つ重み係数を
乗じる重み係数乗算手段と、前記重み係数を乗じたビュ
ー・チャンネルデータを用いて撮影対象の断層像を再構
成する画像再構成手段と、を具備することを特徴とする
X線CT装置である。
【0012】(2)上記の課題を解決するための他の観
点での本発明は、ファンビームX線による撮影対象の投
影に関するビュー・チャンネルデータを多チャンネルX
線検出器を通じて少なくとも360°の角度範囲の複数
のビューで獲得し、前記獲得したビュー・チャンネルデ
ータをパラレルビームX線に基づくビュー・チャンネル
データに相当するビュー・チャンネルデータに変換し、
前記変換後のビュー・チャンネルデータに基づいて撮影
対象の断層像を再構成するX線CT装置であって、前記
ビュー・チャンネルデータについて180°を超え36
0°までの角度範囲におけるビューのビュー・チャンネ
ルデータのチャンネル番号を0°から180°までの角
度範囲におけるビューのビュー・チャンネルデータのチ
ャンネル番号とは逆順の番号に変更するチャンネル番号
変更手段と、同一チャンネル番号のビュー・チャンネル
データごとに、180°に前記ファンビームX線のファ
ン角度に相当する角度を加えた角度範囲における複数ビ
ューにわたり最大値が1で最小値が0の概ね台形状のプ
ロファイルを持つ重み係数を乗じる重み係数乗算手段
と、前記重み係数を乗じたビュー・チャンネルデータを
用いて撮影対象の断層像を再構成する画像再構成手段
と、を具備することを特徴とするX線CT装置である。
【0013】(1)および(2)に記載の各観点での発
明では、ビュー・チャンネルデータについて180°を
超え360°までの角度範囲におけるビューのビュー・
チャンネルデータのチャンネル番号を0°から180°
までの角度範囲におけるビューのビュー・チャンネルデ
ータのチャンネル番号とは逆順の番号に変更し、同一チ
ャンネル番号のビュー・チャンネルデータごとに、18
0°にファンビームX線のファン角度に相当する角度を
加えた角度範囲における複数ビューにわたり、最大値が
1で最小値が0の概ね台形状のプロファイルを持つ重み
係数を乗じ、重み係数を乗じたビュー・チャンネルデー
タを用いて撮影対象の断層像を再構成するので、ビュー
方向が180°異なるデータ同士の重み付け加算効果に
より、再構成画像におけるアーチファクトが低減する。
【0014】前記プロファイルは、180°から前記フ
ァン角度を減じた角度範囲に相当する中央部の複数のビ
ューにわたって重み係数が1であることが、ビュー方向
が180°異なるデータ同士の重み付け加算を適切に行
う点で好ましい。
【0015】その場合、前記プロファイルは、前記中央
部の両側において重み係数が1から0まで直線的に減少
するものであることが、加算されるデータの重みの和が
1になる点で好ましい。
【0016】あるいは、前記プロファイルは、前記中央
部の両側において重み係数が1から0まで3次曲線的に
減少するものであることが、重み係数をなめらかに変化
させる点で好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1にX線CT装置のブロ
ック(block)図を示す。本装置は本発明の実施の
形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装
置に関する実施の形態の一例が示される。
【0018】図1に示すように、本装置は、走査ガント
リ(gantry)2、撮影テーブル(table)4
および操作コンソール(console)6を備えてい
る。走査ガントリ2はX線管20を有する。X線管20
から放射された図示しないX線は、コリメータ22によ
り例えば扇状のX線ビームすなわちファンビームX線と
なるように成形され、検出器アレイ24に照射される。
【0019】検出器アレイ24は、ファンビームX線の
広がりの方向にアレイ(array)状に配列された複
数のX線検出素子を有する。検出器アレイ24は、本発
明における多チャンネルX線検出器の実施の形態の一例
である。検出器アレイ24の構成については後にあらた
めて説明する。X線管20、コリメータ22および検出
器アレイ24は、X線照射・検出装置を構成する。X線
照射・検出装置については後にあらためて説明する。
【0020】検出器アレイ24にはデータ収集部26が
接続されている。データ収集部26は検出器アレイ24
の個々のX線検出素子の検出データを収集する。X線管
20からのX線の照射は、X線コントローラ(cont
roller)28によって制御される。なお、X線管
20とX線コントローラ28との接続関係については図
示を省略する。コリメータ22は、コリメータコントロ
ーラ30によって制御される。なお、コリメータ22と
コリメータコントローラ30との接続関係については図
示を省略する。
【0021】以上の、X線管20からコリメータコント
ローラ30までのものが、走査ガントリ2の回転部34
に搭載されている。回転部34の回転は、回転コントロ
ーラ36によって制御される。なお、回転部34と回転
コントローラ36との接続関係については図示を省略す
る。
【0022】撮影テーブル4は、図示しない撮影の対象
を走査ガントリ2のX線照射空間に搬入および搬出する
ようになっている。対象とX線照射空間との関係につい
ては後にあらためて説明する。
【0023】操作コンソール6はデータ処理装置60を
有する。データ処理装置60は、例えばコンピュータ
(computer)等によって構成される。データ処
理装置60には、制御インタフェース(interfa
ce)62が接続されている。制御インタフェース62
には、走査ガントリ2と撮影テーブル4が接続されてい
る。データ処理装置60は制御インタフェース62を通
じて走査ガントリ2および撮影テーブル4を制御する。
【0024】走査ガントリ2内のデータ収集部26、X
線コントローラ28、コリメータコントローラ30およ
び回転コントローラ36が制御インタフェース62を通
じて制御される。なお、それら各部と制御インタフェー
ス62との個別の接続については図示を省略する。
【0025】データ処理装置60には、また、データ収
集バッファ64が接続されている。データ収集バッファ
64には、走査ガントリ2のデータ収集部26が接続さ
れている。データ収集部26で収集されたデータがデー
タ収集バッファ64を通じてデータ処理装置60に入力
される。
【0026】データ処理装置60は、データ収集バッフ
ァ64を通じて収集した複数ビューの透過X線信号すな
わちビュー・チャンネルデータを用いて画像再構成を行
う。画像再構成には、例えばフィルタード・バックプロ
ジェクション法等が用いられる。
【0027】データ処理装置60には、また、記憶装置
66が接続されている。記憶装置66は、各種のデータ
や再構成画像および本装置の機能を実現するためのプロ
グラム(program)等を記憶する。
【0028】データ処理装置60には、また、表示装置
68と操作装置70がそれぞれ接続されている。表示装
置68は、データ処理装置60から出力される再構成画
像やその他の情報を表示する。操作装置70は、使用者
によって操作され、各種の指示や情報等をデータ処理装
置60に入力する。使用者は表示装置68および操作装
置70を使用してインタラクティブ(interact
ive)に本装置を操作する。
【0029】図2に、検出器アレイ24の一例の模式的
構成を示す。同図に示すように、検出器アレイ24は、
複数のX線検出素子24(i)をアレイ状に配列した、
多チャンネルのX線検出器となっている。
【0030】複数のX線検出素子24(i)は、全体と
して、円筒凹面状に湾曲したX線入射面を形成する。i
はチャンネル番号であり例えばi=1〜1000であ
る。X線検出素子24(i)は、例えばシンチレータ
(scintillator)とフォトダイオード(p
hoto diode)の組み合わせによって構成され
る。なお、これに限るものではなく、例えばカドミウム
・テルル(CdTe)等を利用した半導体X線検出素子
またはXeガス(gas)を用いる電離箱型のX線検出
素子であって良い。
【0031】図3に、X線照射・検出装置におけるX線
管20とコリメータ22と検出器アレイ24の相互関係
を示す。なお、図3の(a)は走査ガントリ2の正面か
ら見た状態を示す図、(b)は側面から見た状態を示す
図である。同図に示すように、X線管20から放射され
たX線は、コリメータ22によりファンビームX線40
0となるように成形され、検出器アレイ24に照射され
るようになっている。
【0032】図3の(a)では、ファンビームX線40
0の広がりを示す。ファンビームX線400の広がりの
角度すなわちいわゆるファン角度はαである。ファンビ
ームX線400の広がり方向は、検出器アレイ24にお
けるチャンネルの配列方向に一致する。(b)ではファ
ンビームX線400の厚みを示す。
【0033】このようなファンビームX線400の扇面
に体軸を交差させて、例えば図4に示すように、撮影テ
ーブル4に載置された対象8がX線照射空間に搬入され
る。走査ガントリ2は、内部にX線照射・検出装置を包
含する筒状の構造になっている。
【0034】X線照射空間は走査ガントリ2の筒状構造
の内側空間に形成される。ファンビームX線400によ
ってスライスされた対象8の像が検出器アレイ24に投
影される。検出器アレイ24によって、対象8を透過し
たX線が検出される。対象8に照射するファンビームX
線400の厚みthは、コリメータ22のアパーチャの
開度により調節される。
【0035】X線管20、コリメータ22および検出器
アレイ24からなるX線照射・検出装置は、それらの相
互関係を保ったまま対象8の体軸の周りを回転(スキャ
ン)する。
【0036】図5に、本装置の動作のフロー(flo
w)図を示す。同図に示すように、ステップ(ste
p)502で、撮影条件設定が行われる。撮影条件設定
は使用者により操作装置70を通じて行われる。設定す
る撮影条件は、管電圧、管電流、スライス位置、スライ
ス厚、スキャンスピード(scan speed)等で
ある。
【0037】次に、ステップ504で、スキャンが行わ
れる。スキャンの1回転当たり複数(例えば1000程
度)のビューの投影データが収集される。投影データの
収集は、検出器アレイ24−データ収集部26−データ
収集バッファ64の系統によって行われる。収集された
データは記憶装置66に記憶される。このデータはビュ
ー・チャンネルデータを構成する。
【0038】次に、ステップ506で、ファン/パラレ
ル変換が行われる。ファン/パラレル変換とは、ファン
ビームX線によって得られたビュー・チャンネルデータ
を、各チャンネルに入射するX線の経路が全て平行な、
いわゆるパラレルビームX線によって得られたデータに
相当するビュー・チャンネルデータに変換する処理であ
る。ファン/パラレル変換は、データ収集部26による
データ収集のタイミングを各チャンネルごとに調節する
ことにより行うようにしても良い。
【0039】図6に、ファン/パラレル変換後のビュー
・チャンネルデータが構成するデータ空間の概念図を示
す。同図では、チャンネル番号iの昇順の方向を横軸と
し、ビュー番号jの昇順の方向を縦軸とする。
【0040】チャンネル番号iは1,2,3,・・・,
mであり、ビュー番号jは1,2,3,・・・,nであ
る。ビュー番号1〜nはスライス面内でのビュー角度0
°〜360°に対応する。ビュー番号n/2はビュー角
度180°に対応する。
【0041】このようなデータ空間では、元のデータが
ファンビームX線によって得られているのでデータの重
複が生じる。すなわち、領域A,A’のデータ、領域
B,B’のデータ、および、領域C,C’のデータがそ
れぞれ重複する。
【0042】領域A,A’および領域C,C’は、いず
れも直角三角形をなす。直角三角形の底辺の長さはチャ
ンネル数mである。直角三角形の高さはビュー数wであ
る。このビュー数wを以下ビュー幅(view wid
th)wともいう。ビュー幅wはファン角度αに対応す
る。
【0043】領域Aは、チャンネル番号1に相当する部
分がビュー番号1〜wの範囲にわたっている。その他の
チャンネル番号に相当する部分のビュー方向の範囲は、
チャンネル番号の昇順に直線的に減少して、チャンネル
番号mに相当する部分で1となる。
【0044】領域A’は、チャンネル番号mに相当する
部分がビュー番号n/2+1〜n/2+wの範囲にわた
る。その他のチャンネル番号に相当する部分の範囲は、
チャンネル番号の降順に直線的に減少して、チャンネル
番号1に相当する部分で1となる。
【0045】これらの領域A,A’において、ビュー角
度が互いに180°異なり、チャンネル位置が中心チャ
ンネルに関して互いに対称的なデータ同士は同一の値を
持つ。ビュー角度の180°の相違はビュー数にしてn
/2である。
【0046】領域Cは、チャンネル番号mに相当する部
分がビュー番号n/2−w+1〜n/2の範囲にわた
る。その他のチャンネル番号に相当する部分の範囲は、
チャンネル番号の降順に直線的に減少して、チャンネル
番号1に相当する部分で1となる。
【0047】領域C’は、チャンネル番号1に相当する
部分がビュー番号n−w+1〜nの範囲にわたる。その
他のチャンネル番号に相当する部分の範囲は、チャンネ
ル番号の昇順に直線的に減少して、チャンネル番号mに
相当する部分で1となる。
【0048】これらの領域C,C’において、ビュー角
度が互いに180°異なり、チャンネル位置が中心チャ
ンネルに関して互いに対称的なデータ同士は同一の値を
持つ。ビュー角度の180°の相違はビュー数にしてn
/2である。
【0049】領域Bは、チャンネル番号1〜m、ビュー
番号1〜n/2の範囲から領域AおよびCを除いた部分
であり、領域B’は、チャンネル番号1〜m、ビュー番
号n/2+1〜nの範囲から領域A’およびC’を除い
た部分である。領域B,B’はいずれも平行四辺形をな
す。
【0050】これら領域B,B’においても、ビュー角
度が互いに180°異なり、チャンネル位置が中心チャ
ンネルに関して互いに対称的なデータ同士は同一の値を
持つ。ビュー角度の180°の相違はビュー数にしてn
/2である。
【0051】このようなビュー・チャンネルデータにつ
いて、ステップ508でチャンネル番号変更が行われ
る。チャンネル番号変更はビュー番号n/2+1〜nの
ビュー・チャンネルデータについて、チャンネル番号を
逆順に付け直す処理である。すなわち、図における右端
から左端に向かって順に1,2,3,・・・,mの番号
を付す。
【0052】チャンネル番号の変更はデータ処理装置6
0の機能によって行われる。ステップ508でチャンネ
ル番号変更を行うデータ処理装置60は、本発明におけ
るチャンネル番号変更手段の実施の形態の一例である。
【0053】図7に、チャンネル番号変更後のビュー・
チャンネルデータ配列の概念図を示す。上記のようなチ
ャンネル番号の付け直しにより、同図に示すように、ビ
ュー番号n/2+1〜nのビュー・チャンネルデータの
配列は、図6に示したものの左右を反転したものとな
る。
【0054】これによって、領域A,A’において、ビ
ュー角度が互いに180°異なりチャンネル番号が同一
なデータ同士が同一の値を持つようになり、また、領域
C,C’において、ビュー角度が互いに180°異なり
チャンネル番号が同一なデータ同士が同一の値を持つよ
うになる。領域B,B’のデータも同様である。
【0055】次に、ステップ510で、このようなビュ
ー・チャンネルデータに対する重み付けが行われる。重
み付けはビュー方向に沿って行われる。重み付けはデー
タ処理装置60の機能によって行われる。ステップ51
0で重み付けを行うデータ処理装置60は、本発明にお
ける重み係数乗算手段の実施の形態の一例である。
【0056】図8に、ビュー方向の重み係数のプロファ
イル(profile)の一例を示す。同図の(1)は
チャンネル番号がi=1のビューデータに対する重み係
数のプロファイルである。以下、重み係数を単に重みと
もいう。
【0057】同図に示すように、ビュー番号w〜n/2
のデータには重み1が付与される。ビュー番号w〜n/
2の範囲は180°−αの角度範囲に相当する。ビュー
番号w〜1のデータにはビュー番号の降順に1から0ま
で直線的に低減する重みが付与される。ビュー番号w〜
1の範囲はファン角度αに相当する。ビュー番号n/2
〜n/2+w−1のデータにはビュー番号の昇順に1か
ら0まで直線的に低減する重みが付与される。ビュー番
号n/2〜n/2+w−1の範囲はファン角度αに相当
する。ビュー番号n/2+w−1〜nのデータには重み
0が付与される。
【0058】この結果、重みプロファイルはビュー番号
1〜n/2+w−1の範囲、すなわち、ビュー角度にし
て範囲180°+αの範囲において台形状の形状をな
す。このような重みを付与することにより、ビュー番号
が互いにn/2異なる(ビュー角度が180°異なる)
2つのデータの重みの和は常に1となる。
【0059】図8の(2)はチャンネル番号が1<i<
mのビューデータに対する重みプロファイルである。同
図に示すように、ビュー番号1+w(1−i/m)〜n
/2−(w・i/m−1)のデータには重み1が付与さ
れる。
【0060】ビュー番号1+w(1−i/m)〜1のデ
ータにはビュー番号の降順に1からi/mまで直線的に
低減する重みが付与される。ビュー番号n/2−(w・
i/m−1)〜n/2+w(1−i/m)のデータには
ビュー番号の昇順に1から0まで直線的に低減する重み
が付与される。
【0061】ビュー番号n/2+w(1−i/m)〜n
−(w・i/m−1)のデータには重み0が付与され
る。ビュー番号n−(w・i/m−1)〜nのデータに
はビュー番号の昇順に0からi/mまで直線的に増加す
る重みが付与される。
【0062】ビュー番号n−(w・i/m−1)〜nの
データは、ビュー番号−(w・i/m−1)〜1のデー
タに相当するので、重みプロファイルは破線で示すよう
にビュー番号−(w・i/m−1)まで延長したものと
等価になる。
【0063】ビュー番号1+w(1−i/m)〜n/2
−(w・i/m−1)の範囲は180°−αの角度範囲
に相当する。ビュー番号1+w(1−i/m)〜−(w
・i/m−1)の範囲はファン角度αに相当する。ビュ
ー番号n/2−(w・i/m−1)〜n/2+w(1−
i/m)の範囲はファン角度αに相当する。
【0064】これによって、この重みプロファイルも、
ビュー角度にして180°+αの範囲において台形状の
形状をなす。このような重みを付与することにより、ビ
ュー角度が180°異なる2つのデータの重みの和は常
に1となる。
【0065】図8の(3)はチャンネル番号がi=mの
ビューデータに対する重みプロファイルである。同図に
示すように、ビュー番号1〜n/2−w+1のデータに
は重み1が付与される。ビュー番号n/2−w+1〜n
/2のデータにはビュー番号の昇順に1から0まで直線
的に低減する重みが付与される。
【0066】ビュー番号n/2〜n−w+1のデータに
は重み0が付与される。ビュー番号n−w+1〜nのデ
ータにはビュー番号の昇順に0から1まで直線的に増加
する重みが付与される。
【0067】ビュー番号n−w+1〜nのデータは、ビ
ュー番号−(w−1)〜1のデータに相当するので、重
みプロファイルは破線で示すようにビュー番号−(w−
1)まで延長したものと等価になる。
【0068】ビュー番号1〜n/2−w+1の範囲は1
80°−αの角度範囲に相当する。ビュー番号−(w−
1)〜1の範囲はファン角度αに相当する。ビュー番号
n/2−w+1〜n/2の範囲はファン角度αに相当す
る。
【0069】これによって、この重みプロファイルも、
ビュー角度にして180°+αの範囲において台形状の
形状をなす。このような重みを付与することにより、ビ
ュー角度が180°異なる2つのデータの重みの和は常
に1となる。
【0070】台形状の重みプロファイルの両側の傾斜部
分は、上記のような直線的な傾斜とする代わりに、例え
ば図9に示すように、3次曲線で表される傾斜としても
良い。
【0071】このようにすることにより、重み1および
0の部分から傾斜部分への移行をなめらかにすることが
できる。なお、この傾斜部分における重みは、ビュー角
度が180°異なる2つのデータの重みの和が常に1と
なるようにすることはいうまでもない。本書では、この
ような曲線的な傾斜部分を持つ概ね台形状の形状も台形
状の範疇に含めることとする。
【0072】以上のような重みを付与したビュー・チャ
ンネルデータを用いて、ステップ512で画像再構成が
行われる。画像再構成は、例えばフィルタード・バック
プロジェクション法等により行われる。
【0073】画像再構成はデータ処理装置60の機能に
よって行われる。ステップ510で画像再構成を行うデ
ータ処理装置60は、本発明における画像再構成手段の
実施の形態の一例である。
【0074】画像再構成に用いられるデータがビュー角
度にして180°+αの範囲のデータなので、実質的に
ハーフリコンによる画像再構成が行われる。これによっ
て、時間分解能が高い断層像を得ることができる。
【0075】ビュー・チャンネルデータには上記のよう
な重み付けがなされているので、ハーフリコンには、ビ
ュー角度が180°異なり重みの和が常に1となる2つ
のデータも利用される。これら2つのデータは、画像再
構成の過程で結果的に重み付け加算されて利用されるこ
とになる。
【0076】このため、従来のようにビュー角度範囲が
180°のビュー・チャンネルデータだけを用いるハー
フリコンの場合よりもはるかにアーチファクトが少ない
品質の良い画像を得ることができる。また、利用するデ
ータ数が増えたので画像のノイズ(noise)も従来
より低減する。
【0077】このような画像がステップ514で表示装
置68に表示され、また、記憶装置66に記憶される。
これによって、使用者は表示装置68に表示された高品
質の断層像を観察することができ、的確な画像診断等を
行うことができる。
【0078】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ハーフリコンにより品質の良い断層像を得るX線
CT装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
【図2】図1に示した装置における検出器アレイの模式
図である。
【図3】図1に示した装置におけるX線照射・検出装置
の模式図である。
【図4】図1に示した装置におけるX線照射・検出装置
の模式図である。
【図5】図1に示した装置の動作のフロー図である。
【図6】ビュー・チャンネル空間の概念図である。
【図7】ビュー・チャンネル空間の概念図である。
【図8】重み係数のプロファイルの一例を示す図であ
る。
【図9】重み係数のプロファイルの一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 走査ガントリ 4 撮影テーブル 6 操作コンソール 8 対象 20 X線管 22 コリメータ 24 検出器アレイ 26 データ収集部 28 X線コントローラ 30 コリメータコントローラ 34 回転部 36 回転コントローラ 60 データ処理装置 62 制御インタフェース 64 データ収集バッファ 66 記憶装置 68 表示装置 70 操作装置 400 ファンビームX線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 郷野 誠 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 (72)発明者 萩原 明 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 (72)発明者 貫井 正健 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C093 AA22 BA15 CA13 FC03 FD12 FE15 FE22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンビームX線による撮影対象の投影
    に関するビュー・チャンネルデータを多チャンネルX線
    検出器を通じて少なくとも180°に前記ファンビーム
    X線のファン角度に相当する角度を加えた角度範囲の複
    数のビューで獲得し、前記獲得したビュー・チャンネル
    データをパラレルビームX線に基づくビュー・チャンネ
    ルデータに相当するビュー・チャンネルデータに変換
    し、前記変換後のビュー・チャンネルデータに基づいて
    撮影対象の断層像を再構成するX線CT装置であって、 前記ビュー・チャンネルデータについて180°を超え
    360°までの角度範囲におけるビューのビュー・チャ
    ンネルデータのチャンネル番号を0°から180°まで
    の角度範囲におけるビューのビュー・チャンネルデータ
    のチャンネル番号とは逆順の番号に変更するチャンネル
    番号変更手段と、 同一チャンネル番号のビュー・チャンネルデータごと
    に、180°に前記ファンビームX線のファン角度に相
    当する角度を加えた角度範囲における複数ビューにわた
    り最大値が1で最小値が0の概ね台形状のプロファイル
    を持つ重み係数を乗じる重み係数乗算手段と、 前記重み係数を乗じたビュー・チャンネルデータを用い
    て撮影対象の断層像を再構成する画像再構成手段と、を
    具備することを特徴とするX線CT装置。
  2. 【請求項2】 ファンビームX線による撮影対象の投影
    に関するビュー・チャンネルデータを多チャンネルX線
    検出器を通じて少なくとも360°の角度範囲の複数の
    ビューで獲得し、前記獲得したビュー・チャンネルデー
    タをパラレルビームX線に基づくビュー・チャンネルデ
    ータに相当するビュー・チャンネルデータに変換し、前
    記変換後のビュー・チャンネルデータに基づいて撮影対
    象の断層像を再構成するX線CT装置であって、 前記ビュー・チャンネルデータについて180°を超え
    360°までの角度範囲におけるビューのビュー・チャ
    ンネルデータのチャンネル番号を0°から180°まで
    の角度範囲におけるビューのビュー・チャンネルデータ
    のチャンネル番号とは逆順の番号に変更するチャンネル
    番号変更手段と、 同一チャンネル番号のビュー・チャンネルデータごと
    に、180°に前記ファンビームX線のファン角度に相
    当する角度を加えた角度範囲における複数ビューにわた
    り最大値が1で最小値が0の概ね台形状のプロファイル
    を持つ重み係数を乗じる重み係数乗算手段と、 前記重み係数を乗じたビュー・チャンネルデータを用い
    て撮影対象の断層像を再構成する画像再構成手段と、を
    具備することを特徴とするX線CT装置。
  3. 【請求項3】 前記プロファイルは、 180°から前記ファン角度を減じた角度範囲に相当す
    る中央部の複数のビューにわたって重み係数が1であ
    る、 ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のX線
    CT装置。
  4. 【請求項4】 前記プロファイルは、 前記中央部の両側において重み係数が1から0まで直線
    的に減少するものである、ことを特徴とする請求項3に
    記載のX線CT装置。
  5. 【請求項5】 前記プロファイルは、 前記中央部の両側において重み係数が1から0まで3次
    曲線的に減少するものである、ことを特徴とする請求項
    3に記載のX線CT装置。
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