JP4669644B2 - 造影剤量計算装置、造影剤注入装置および断層像撮影装置 - Google Patents

造影剤量計算装置、造影剤注入装置および断層像撮影装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、造影剤量計算装置、造影剤注入装置および断層像撮影装置に関し、特に、造影撮影を行うときの造影剤の使用量を計算する装置、計算した量の造影剤を撮影の対象に注入する装置、および、計算した量の造影剤を用いて造影撮影を行う断層撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線CT(Computed Tomography)装置等による断層像撮影において、コントラスト(contrast)を増強した断層像を撮影する場合には造影剤を使用した撮影が行われる。造影剤は静脈注射等により撮影の対象に注入され、撮影は造影剤が撮影部位に到達した頃合いを見計らって開始される。
【0003】
造影剤の到達時間を予め知るために、少量の造影剤を試験的に注入しながら予備的な撮影を行い、得られた断層像の関心領域における画素値の変化から造影剤濃度のピーク(peak)到達時間を求める。そして、造影撮影を正規に行うときは、造影剤注入開始からこのピーク到達時間後に撮影を開始する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
造影撮影の継続時間は撮影計画によって予め決まっているので、造影剤の注入は、撮影継続時間に相当する時間だけ行えば十分なはずである。しかし、従来はそのような考慮に基づく造影剤注入を行っていないので、必要量よりもかなり多めの造影剤注入が行われがちである。
【0005】
そこで、本発明の課題は、造影剤の適正な使用量を計算する装置、計算した量の造影剤を撮影の対象に注入する装置、および、計算した量の造影剤を用いて造影撮影を行う断層撮影装置を実現することである。
【0006】
【課題を解決するための装置】
(1)上記の課題を解決するためのひとつの観点での発明は、撮影の対象に造影剤を注入する造影剤注入手段と、前記対象の断層像を撮影する撮影手段と、前記造影剤注入手段に予め定めた量の造影剤を試験的に前記対象に注入させるとともに前記撮影手段に前記対象の予備的な造影撮影を行わせる予備撮影制御手段と、前記予備的な造影撮影によって得られた断層像に基づいて関心領域における造影剤の出現時間Tapおよび造影剤の濃度のピーク到達時間Tpkを求める時間計測手段と、前記撮影手段により前記対象の正規の造影撮影を行うときに注入する造影剤の流量F、前記正規の造影撮影の撮影時間Tsc、前記出現時間Tapおよび前記ピーク到達時間Tpkを用いて、下記により造影剤の使用量Vを計算する造影剤量計算手段と、を具備することを特徴とする造影剤量計算装置である。
【0007】

【0008】
【数4】
Figure 0004669644
【0009】
(1)に記載の観点での発明では、造影剤注入手段に予め定めた量の造影剤を試験的に対象に注入させるとともに撮影手段に対象の予備的な造影撮影を行わせ、それによって得られた断層像に基づいて関心領域における造影剤の出現時間Tapおよび造影剤の濃度のピーク到達時間Tpkを求め、対象の正規の造影撮影を行うときに注入する造影剤の流量F、正規の造影撮影の撮影時間Tsc、出現時間Tapおよびピーク到達時間Tpkを用いて、上記の式により造影剤の使用量Vを計算するので、造影剤の適正な使用量を事前に知ることができる。
【0010】
(2)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、撮影の対象に造影剤を注入する造影剤注入手段と、前記対象の断層像を撮影する撮影手段と、前記造影剤注入手段に予め定めた量の造影剤を試験的に前記対象に注入させるとともに前記撮影手段に前記対象の予備的な造影撮影を行わせる予備撮影制御手段と、前記予備的な造影撮影によって得られた断層像に基づいて関心領域における造影剤の出現時間Tapおよび造影剤の濃度のピーク到達時間Tpkを求める時間計測手段と、前記撮影手段により前記対象の正規の造影撮影を行うときに注入する造影剤の流量F、前記正規の造影撮影の撮影時間Tsc、前記出現時間Tapおよび前記ピーク到達時間Tpkを用いて、下記により造影剤の使用量Vを計算する造影剤量計算手段と、前記造影剤注入手段に前記計算した使用量Vの造影剤を前記流量Fで前記対象に注入させる注入制御手段と、を具備することを特徴とする造影剤注入装置である。
【0011】

【0012】
【数5】
Figure 0004669644
【0013】
(2)に記載の観点での発明では、上記(1)に加えて、計算量Vの造影剤を流量Fで対象に注入させるので、造影剤の注入量を適正化することができる。
(3)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、撮影の対象に造影剤を注入する造影剤注入手段と、前記対象の断層像を撮影する撮影手段と、前記造影剤注入手段に予め定めた量の造影剤を試験的に前記対象に注入させるとともに前記撮影手段に前記対象の予備的な造影撮影を行わせる予備撮影制御手段と、前記予備的な造影撮影によって得られた断層像に基づいて関心領域における造影剤の出現時間Tapおよび造影剤の濃度のピーク到達時間Tpkを求める時間計測手段と、前記撮影手段により前記対象の正規の造影撮影を行うときに注入する造影剤の流量F、前記正規の造影撮影の撮影時間Tsc、前記出現時間Tapおよび前記ピーク到達時間Tpkを用いて、下記により造影剤の使用量Vを計算する造影剤量計算手段と、前記造影剤注入手段に前記計算した使用量Vの造影剤を前記流量Fで前記対象に注入させるとともに注入開始から前記ピーク到達時間Tpk後に前記撮影手段に前記対象の正規の造影撮影を開始させる正規撮影制御手段と、を具備することを特徴とする断層像撮影装置である。
【0014】

【0015】
【数6】
Figure 0004669644
【0016】
(3)に記載の観点での発明では、上記(1)に加えて、計算量Vの造影剤を流量Fで対象に注入させるとともに注入開始からピーク到達時間Tpk後に撮影手段に対象の正規の造影撮影を開始させるので、適正な造影剤注入量による造影撮影を行うことができる。
【0017】
前記撮影手段はX線CT装置であることが、X線CT装置による造影撮影における造影剤の使用量を適正化する点で好ましい。
前記撮影手段は磁気共鳴撮影装置であることが、磁気共鳴撮影装置による造影撮影における造影剤の使用量を適正化する点で好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態に限定されるものではない。図1にX線CT装置のブロック(block)図を示す。本装置は本発明の実施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装置に関する実施の形態の一例が示される。
【0019】
図1に示すように、本装置は、走査ガントリ(gantry)2、撮影テーブル(table)4、操作コンソール(console)6および造影剤注入装置10を備えている。
【0020】
走査ガントリ2、撮影テーブル4および操作コンソール6からなる部分は、本発明における撮影手段の実施の形態の一例である。また、本発明におけるX線CT装置の実施の形態の一例である。造影剤注入装置10は、本発明における造影剤注入手段の実施の形態の一例である。
【0021】
走査ガントリ2はX線管20を有する。X線管20から放射された図示しないX線は、コリメータ(collimator)22により扇状のX線ビーム(beam)すなわちファンビーム(fan beam)となるように成形され、X線検出器24に照射される。
【0022】
X線検出器24は、扇状のX線ビームの広がりの方向にアレイ(array)状に配列された複数の検出素子を有する。X線検出器24の構成については後にあらためて説明する。X線管20、コリメータ22およびX線検出器24は、X線照射・検出装置を構成する。X線照射・検出装置については後にあらためて説明する。
【0023】
X線検出器24にはデータ収集部26が接続されている。データ収集部26はX線検出器24の個々の検出素子の検出信号をディジタルデータ(digital data)として収集する。
【0024】
X線管20からのX線の照射は、X線コントローラ(controller)28によって制御される。なお、X線管20とX線コントローラ28との接続関係については図示を省略する。コリメータ22は、コリメータコントローラ30によって制御される。なお、コリメータ22とコリメータコントローラ30との接続関係については図示を省略する。
【0025】
以上のX線管20からコリメータコントローラ30までのものが、走査ガントリ2の回転部34に搭載されている。回転部34の回転は、回転コントローラ36によって制御される。なお、回転部34と回転コントローラ36との接続関係については図示を省略する。
【0026】
撮影テーブル4は、図示しない撮影の対象を走査ガントリ2のX線照射空間に搬入および搬出するようになっている。対象とX線照射空間との関係については後にあらためて説明する。造影剤注入装置10は、撮影テーブル4上の対象に造影剤を注入するようになっている。造影剤の注入は例えば静脈注射等によって行われる。
【0027】
操作コンソール6はデータ処理装置60を有する。データ処理装置60は、例えばコンピュータ(computer)等によって構成される。データ処理装置60には、制御インタフェース(interface)62が接続されている。制御インタフェース62には、走査ガントリ2、撮影テーブル4および造影剤注入装置10が接続されている。データ処理装置60は制御インタフェース62を通じて走査ガントリ2、撮影テーブル4および造影剤注入装置10を制御する。
【0028】
走査ガントリ2内のデータ収集部26、X線コントローラ28、コリメータコントローラ30および回転コントローラ36が制御インタフェース62を通じて制御される。なお、それら各部と制御インタフェース62との個別の接続については図示を省略する。
【0029】
データ処理装置60には、また、データ収集バッファ64が接続されている。
データ収集バッファ64には、走査ガントリ2のデータ収集部26が接続されている。データ収集部26で収集されたデータがデータ収集バッファ64を通じてデータ処理装置60に入力される。
【0030】
データ処理装置60は、データ収集バッファ64を通じて収集した複数ビューの透過X線データを用いて画像再構成を行う。画像再構成には、例えばフィルタード・バックプロジェクション(filtered back projection)法等が用いられる。
【0031】
データ処理装置60には、また、記憶装置66が接続されている。記憶装置66は各種のデータやプログラム(program)等を記憶している。データ処理装置60が記憶装置66に記憶されたプログラムを実行することにより、撮影実行に関わる各種のデータ処理が行われる。
【0032】
データ処理装置60には、また、表示装置68および操作装置70が接続されている。表示装置68は、データ処理装置60から出力される再構成画像やその他の情報を表示する。操作装置70は、使用者によって操作され、各種の指示や情報等をデータ処理装置60に入力する。使用者は表示装置68および操作装置70を使用してインタラクティブ(interactive)に本装置を操作する。
【0033】
図2に、X線検出器24の模式的構成を示す。同図に示すように、X線検出器24は、複数の検出素子24(ik)をアレイ状に配列した、多チャンネルのX線検出器となっている。
【0034】
複数の検出素子24(ik)は、全体として、円筒凹面状に湾曲したX線入射面を形成する。iはチャンネル番号であり例えばi=1〜1000である。kは列番号であり例えばk=1,2,3,4である。検出素子24(ik)は、列番号kが同一なもの同士でそれぞれ検出素子列を構成する。なお、X線検出器24の検出素子列は4列に限るものではなく、それ以上の多列であってよく、あるいは例えば図3に示すような2列のものであってよい。
【0035】
検出素子24(ik)は、例えばシンチレータ(scintillator)とフォトダイオード(photo diode)の組み合わせによって構成される。なお、これに限るものではなく、例えばカドミウム・テルル(CdTe)等を利用した半導体検出素子またはXeガス(gas)を用いる電離箱型の検出素子であってよい。
【0036】
図4に、X線照射・検出装置におけるX線管20とコリメータ22とX線検出器24の相互関係を示す。なお、図4の(a)は走査ガントリ2の正面から見た状態を示す図、(b)は側面から見た状態を示す図である。同図に示すように、X線管20から放射されたX線は、コリメータ22により扇状のX線ビーム400となるように成形されてX線検出器24に照射される。
【0037】
図4の(a)では、扇状のX線ビーム400の広がりを示す。X線ビーム400の広がり方向は、X線検出器24におけるチャンネルの配列方向に一致する。
(b)ではX線ビーム400の厚みを示す。X線ビーム400の厚み方向は、X線検出器24における複数の検出素子列の並設方向に一致する。
【0038】
このようなX線ビーム400の扇面に体軸を交差させて、例えば図5に示すように、撮影テーブル4に載置された対象8がX線照射空間に搬入される。走査ガントリ2は、内部にX線照射・検出装置を包含する筒状の構造になっている。
【0039】
X線照射空間は走査ガントリ2の筒状構造の内側空間に形成される。X線ビーム400によってスライスされた対象8の像がX線検出器24に投影される。X線検出器24によって、対象8を透過したX線が検出される。対象8に照射するX線ビーム400の厚みthは、コリメータ22のアパーチャの開度により調節される。
【0040】
X線管20、コリメータ22およびX線検出器24からなるX線照射・検出装置は、それらの相互関係を保ったまま対象8の体軸の周りを連続的に回転(スキャン)する。X線照射・検出装置の回転と並行して、矢印42で示すように撮影テーブル4を対象8の体軸方向に連続的に移動させる。これによって、X線照射・検出装置は、対象8に関して相対的に、対象8を包囲する螺旋状の軌道に沿って旋回することになり、いわゆるヘリカルスキャンが行われる。
【0041】
ヘリカルスキャンの1旋回当たり複数(例えば1000程度)のビューの投影データが収集される。投影データの収集は、X線検出器24−データ収集部26−データ収集バッファ64の系列によって行われる。
【0042】
X線検出器24の検出素子列が4列となっている場合、図6に示すように、4スライス分のデータが一挙に収集される。データ処理装置60は、4スライス分の投影データを使用して画像再構成を行う。
【0043】
隣り合うスライスの中心間の距離をsとし、ヘリカルスキャンの1旋回当たりの、X線照射・検出装置の体軸方向の移動距離をLとしたとき、L/sをヘリカルスキャンのピッチという。
【0044】
ピッチが3のときヘリカルスキャンの状況は図7に示すダイヤグラムのようになる。同図では、X線照射・検出装置の回転角度を縦軸にとり、体軸方向の移動距離を横軸にとる。体軸方向の距離はスライスの中心間の距離sで正規化してある。
【0045】
このダイヤグラムでは、進行方向最も後すなわち4番目の検出素子列の初期位置を座標の原点とする。3番目の検出素子列の初期位置は原点から体軸方向に距離1の位置にある。2番目の検出素子列の初期位置は原点から体軸方向に距離2の位置にある。1番目の検出素子列の初期位置は原点から体軸方向に距離3の位置にある。なお、各検出素子列の位置はそれぞれのスライス中心位置で代表する。
【0046】
ヘリカルスキャンによって、1番目の検出素子列は、ダイヤグラムAで示すように、1回目の旋回(スキャン)で距離3から距離6まで移動し、以後1旋回ごとに距離3ずつ移動する。2番目の検出素子列は、ダイヤグラムBで示すように、1回目のスキャンで距離2から距離5まで移動し、以後1旋回ごとに距離3ずつ移動する。3番目の検出素子列は、ダイヤグラムCで示すように、1回目のスキャンで距離1から距離4まで移動し、以後1旋回ごとに距離3ずつ移動する。4番目の検出素子列は、ダイヤグラムDで示すように、1回目のスキャンで原点から距離3まで移動し、以後1旋回ごとに距離3ずつ移動する。
【0047】
回転角度はビュー角度に相当するから、各ダイヤグラムは体軸上のビューデータ取得位置を表す。すなわち、ダイヤグラムA,B,C,Dは、1番目、2番目、3番目、4番目の検出素子列のデータ取得位置をそれぞれ表す。各ダイヤグラムが示すように、ビューデータはビューごとに体軸上の位置を異にする。
【0048】
検出素子列が4つあることにより、1回のスキャンで4系列のビューデータが得られる。これらデータ系列において、同一ビューのデータ同士は、体軸方向に距離1ずつ位置が相違する。
【0049】
X線CT装置においては対向データという概念が存在する。対向データとは照射角度が同一で方向が逆なX線によって得られる透過X線データのことである。360°回転によって得られた透過X線データのうち、後半の180°〜360°で得られたデータが前半の0°〜180°で得られたデータの対向データとなる。
【0050】
対向データだけを集めてデータ系列を形成することができる。上記の4つのデータ系列についてそれぞれ対向データ系列を形成することにより、4つの対向データ系列が得られる。
【0051】
対向データ系列は回転角にして180°遅れで生じる。これは、ヘリカルスキャンにおいてはヘリカルピッチの半分に相当する体軸方向の距離の差となる。したがって、ダイヤグラムA,B,C,Dに対応する対向データのダイヤグラムはそれぞれ破線で示すダイヤグラムA’,B’,C’,D’となる。
【0052】
同図に示すように、ダイヤグラムA’は、2回目のスキャンのダイヤグラムBとCの中間のダイヤグラムとなる。
ダイヤグラムB’は、2回目のスキャンのダイヤグラムCと1回目のスキャンのダイヤグラムAの中間のダイヤグラムとなる。あるいは、1回目のスキャンのダイヤグラムAと2回目のスキャンのダイヤグラムDは重複するから、ダイヤグラムB’は、2回目のスキャンのダイヤグラムCとDの中間になるといってもよい。
【0053】
ダイヤグラムC’は、1回目のスキャンのダイヤグラムAとBの中間のダイヤグラムとなる。
ダイヤグラムD’は、1回目のスキャンのダイヤグラムBとCの中間のダイヤグラムとなる。
【0054】
以下、ダイヤグラムA,B,C,Dのデータ系列を実データ系列ともいう。また、ダイヤグラムA’,B’,C’,D’のデータ系列を対向データ系列ともいう。
【0055】
画像再構成には、これら複数のデータ系列からの補間によって生成した360°すなわち1スキャン分のビューデータが用いられる。例えば、同図に一点鎖線で示すように、原点から距離4の位置にあるスライスの断層像を再構成するとしたとき、補間演算には、複数のデータ系列のうちスライス位置の直近の前後で獲得した複数のデータ系列のデータが用いられる。以下、データ系列のデータを単にデータ系列ともいう。
【0056】
すなわち、回転角度0からaまでの範囲のビューデータの生成には、2回目のスキャンの実データ系列Cおよび1回目のスキャンの対向データ系列B’が用いられる。
【0057】
回転角度aからbまでの範囲のビューデータの生成には、1回目のスキャンの対向データ系列B’および1回目のスキャンの実データ系列Aが用いられる。なお、1回目のスキャンの実データ系列Aは2回目のスキャンの実データ系列Dと重複するのでこちらを用いてもよい。以下、同様である。
【0058】
回転角度bからπまでの範囲のビューデータの生成には、1回目のスキャンの実データ系列Aおよび1回目のスキャンの対向データ系列C’が用いられる。
回転角度πからcまでの範囲のビューデータの生成には、1回目のスキャンの対向データ系列C’および1回目のスキャンの実データ系列Bが用いられる。
【0059】
回転角度cからdまでの範囲のビューデータの生成には、1回目のスキャンの実データ系列Bおよび1回目のスキャンの対向データ系列D’が用いられる。
回転角度dから2πまでの範囲のビューデータの生成には、1回目のスキャンの対向データ系列D’および1回目のスキャンの実データ系列Cが用いられる。
【0060】
ビューデータの生成は、このような2つのデータ系列における同一ビューのデータ同士の加重平均によって行われる。
図8に、本装置の動作のフロー(flow)図を示す。同図に示すように、ステップ(step)702で、造影剤の試験的注入が行われる。試験的注入は、データ処理装置60が制御インタフェース62を通じて造影剤注入装置10を制御することにより行われる。試験的注入では予め定められた少量の造影剤が対象8に注入される。
【0061】
注入開始と同時に、ステップ704で、予備的撮影が行われる。予備的撮影は、データ処理装置60が制御インタフェース62を通じて走査ガントリ2および撮影テーブル4を制御することにより行われる。
【0062】
ステップ702および704で造影剤の試験的注入および予備的撮影をそれぞれ行わせるデータ処理装置60は、本発明における予備撮影制御手段の実施の形態の一例である。
【0063】
予備的撮影では、後に行う正規撮影と同じ部位が所定の時間にわたって継続的に撮影される。このような予備的撮影によって、時間的に連続する同一部位の複数の断層像が得られる。
【0064】
次に、ステップ706で、複数の断層像から出現時間およびピーク到達時間をそれぞれ計測する。この計測はデータ処理装置60によって行われる。データ処理装置60は、本発明における時間計測手段の実施の形態の一例である。出現時間とは、関心領域において造影剤が出現するまでの時間である。ピーク到達時間とは、関心領域において造影剤の濃度が最大になるまでの時間である。いずれも造影剤注入開始時点を基準とする。
【0065】
図9によって、出現時間およびピーク到達時間の概念を説明する。同図は試験的注入時の関心領域における画素値変化を示す。同図に示すように、注入開始後しばらくは一定値p0であった画素値が時間Tap後に増加し始め、時間Tpkで最大となり、その後次第に減少して元のp0に戻る。なお、注入された造影剤が少量なのでピークは小さい。増加開始からピークに到達するまでの期間の流量積算値が注入した造影剤の総量に相当する。
【0066】
画素値がp0より大きくなるのは造影剤が関心領域に流入したためである。そこで、注入開始から画素値増加が始まるまでの時間Tapを出現時間とする。注入された最後の造影剤が関心領域に到達したとき画素値が最大になる。そこで、注入開始から画素値が最大になるまでの時間をピーク到達時間Tpkとする。ピーク到達時間Tpkは、後に正規の撮影を行う場合の待ち時間として利用する。
【0067】
次に、ステップ708で、正規撮影条件設定が行われる。正規撮影条件設定は使用者により操作装置70を通じて行われる。この撮影条件設定によって、X線管の管電圧、管電流、走査ガントリ回転速度、ヘリカルピッチ、撮影部位、スライス位置、スライス数等が設定される。
【0068】
次に、ステップ710で、撮影時間計算が行われる。撮影時間計算はデータ処理装置60によって行われる。データ処理装置60は、使用者によって設定された撮影条件に基づいて撮影時間すなわちスキャン継続時間を計算する。これによって撮影時間Tscが求められる。
【0069】
次に、ステップ712で、造影剤使用量計算が行われる。造影剤使用量計算は、データ処理装置60によって行われる。データ処理装置60は、本発明における造影剤量計算手段の実施の形態の一例である。造影剤使用量の計算は次式によって行われる。
【0070】
【数7】
Figure 0004669644
【0071】
ここで、
F:正規撮影時に注入する造影剤の流量
上式による使用量計算の妥当性を図10によって説明する。図10は、正規撮影時に関心領域の画素に生じるべき画素値の時間変化を示す。時間の原点は造影剤の注入開始時点である。同図に示すように、正規撮影は、注入開始から待ち時間Tpk後に開始され、撮影時間Tscの間継続される。
【0072】
関心領域の画素値は出現時間Tap以降に増加し始める。画素値の増加は撮影時間Tscの間だけ続けばよく、撮影時間Tscを越えての増加は無駄になる。
そこで、造影剤の無駄をなくすためには、撮影時間Tscの終わりの時点Tpk’で画素値が最大となるように造影剤を注入すればよい。
【0073】
そのように造影剤を注入するとしたとき、造影剤の総量は、出現時間Tapからピーク到達時間Tpk’までの積算流量で与えられる。造影剤の流量はFであるから、Fに(Tpk’−Tap)を乗じたものが積算流量となる。ここでTpk’はTpkとTscの和であるから、造影剤の総量すなわち正規撮影時の造影剤の使用量は上式で与えられるものとなる。
【0074】
次に、ステップ714で、造影剤の正規注入が行われる。すなわち、上記のようにして計算された量の造影剤が流量Fで対象8に注入される。
次に、ステップ716で、正規撮影が実行される。正規撮影は、待ち時間Tpk後に上記のようにして設定された撮影条件の下で行われる。
【0075】
ステップ714の造影剤正規注入およびステップ716の正規撮影はデータ処理装置60による制御の下で行われる。データ処理装置60は、本発明における注入制御手段の実施の形態の一例である。また、本発明における正規撮影制御手段の実施の形態の一例である。
【0076】
以上、撮影手段としてX線CT装置を用いた例によって本発明を説明したが、撮影手段はX線CT装置に限るものではなく、例えば磁気共鳴撮影装置等適宜の他の方式の撮影装置であってよいのはいうまでもない。
【0077】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、造影剤の適正な使用量を計算する装置、計算した量の造影剤を撮影の対象に注入する装置、および、計算した量の造影剤を用いて造影撮影を行う断層撮影装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図である。
【図2】X線検出器の模式図である。
【図3】X線検出器の模式図である。
【図4】X線照射・検出装置の模式図である。
【図5】X線照射・検出装置の模式図である。
【図6】X線照射・検出装置の模式図である。
【図7】ヘリカルスキャンのダイヤグラムを示す図である。
【図8】本発明の実施の形態の一例の装置の動作のフロー図である。
【図9】造影剤による画素値の時間的変化を示すグラフである。
【図10】造影剤による画素値の時間的変化を示すグラフである。
【符号の説明】
2 走査ガントリ
20 X線管
22 コリメータ
24 X線検出器
26 データ収集部
28 X線コントローラ
30 コリメータコントローラ
34 回転部
36 回転コントローラ
4 撮影テーブル
6 操作コンソール
60 データ処理装置
62 制御インタフェース
64 データ収集バッファ
66 記憶装置
68 表示装置
70 操作装置
8 対象
10 造影剤注入装置

Claims (9)

  1. 撮影の対象に造影剤を注入する造影剤注入手段と、
    前記対象の断層像を撮影する撮影手段と、
    前記造影剤注入手段に予め定めた量の造影剤を試験的に前記対象に注入させるとともに前記撮影手段に前記対象の予備的な造影撮影を行わせる予備撮影制御手段と、
    前記予備的な造影撮影によって得られた断層像に基づいて関心領域における造影剤の出現時間Tapおよび造影剤の濃度のピーク到達時間Tpkを求める時間計測手段と、
    前記撮影手段により前記対象の正規の造影撮影を行うときに注入する造影剤の流量F、前記正規の造影撮影の撮影時間Tsc、前記出現時間Tapおよび前記ピーク到達時間Tpkを用いて、下記により造影剤の使用量Vを計算する造影剤量計算手段と、
    を具備することを特徴とする造影剤量計算装置。

    Figure 0004669644
  2. 前記撮影手段はX線CT装置である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の造影剤量計算装置。
  3. 前記撮影手段は磁気共鳴撮影装置である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の造影剤量計算装置。
  4. 撮影の対象に造影剤を注入する造影剤注入手段と、
    前記対象の断層像を撮影する撮影手段と、
    前記造影剤注入手段に予め定めた量の造影剤を試験的に前記対象に注入させるとともに前記撮影手段に前記対象の予備的な造影撮影を行わせる予備撮影制御手段と、
    前記予備的な造影撮影によって得られた断層像に基づいて関心領域における造影剤の出現時間Tapおよび造影剤の濃度のピーク到達時間Tpkを求める時間計測手段と、
    前記撮影手段により前記対象の正規の造影撮影を行うときに注入する造影剤の流量F、前記正規の造影撮影の撮影時間Tsc、前記出現時間Tapおよび前記ピーク到達時間Tpkを用いて、下記により造影剤の使用量Vを計算する造影剤量計算手段と、
    前記造影剤注入手段に前記計算した使用量Vの造影剤を前記流量Fで前記対象に注入させる注入制御手段と、
    を具備することを特徴とする造影剤注入装置。

    Figure 0004669644
  5. 前記撮影手段はX線CT装置である、
    ことを特徴とする請求項4に記載の造影剤注入装置。
  6. 前記撮影手段は磁気共鳴撮影装置である、
    ことを特徴とする請求項4に記載の造影剤注入装置。
  7. 撮影の対象に造影剤を注入する造影剤注入手段と、
    前記対象の断層像を撮影する撮影手段と、
    前記造影剤注入手段に予め定めた量の造影剤を試験的に前記対象に注入させるとともに前記撮影手段に前記対象の予備的な造影撮影を行わせる予備撮影制御手段と、
    前記予備的な造影撮影によって得られた断層像に基づいて関心領域における造影剤の出現時間Tapおよび造影剤の濃度のピーク到達時間Tpkを求める時間計測手段と、
    前記撮影手段により前記対象の正規の造影撮影を行うときに注入する造影剤の流量F、前記正規の造影撮影の撮影時間Tsc、前記出現時間Tapおよび前記ピーク到達時間Tpkを用いて、下記により造影剤の使用量Vを計算する造影剤量計算手段と、
    前記造影剤注入手段に前記計算した使用量Vの造影剤を前記流量Fで前記対象に注入させるとともに注入開始から前記ピーク到達時間Tpk後に前記撮影手段に前記対象の正規の造影撮影を開始させる正規撮影制御手段と、
    を具備することを特徴とする断層像撮影装置。

    Figure 0004669644
  8. 前記撮影手段はX線CT装置である、
    ことを特徴とする請求項7に記載の断層像撮影装置。
  9. 前記撮影手段は磁気共鳴撮影装置である、
    ことを特徴とする請求項7に記載の断層像撮影装置。
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