JP2011245048A - X線ct装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検体の被曝量が少ないモニタリングスキャンが可能なX線CT装置を得る。
【解決手段】X線発生部20およびX線検出部が被検体8を挟むように対向して配置された回転部と、回転部を制御することにより被検体8のモニタリングスキャンを行って投影データを収集するモニタリングスキャン実行手段と、収集された投影データを基に画像を生成する生成手段とを備える構成とし、モニタリングスキャン実行手段が、回転部を回転させながら、回転部のビュー角度βが特定のビュー角度(例えば0°)となる各タイミングtiで被検体8にX線400を照射させて投影データを収集し、生成手段が、投影データの収集に応じて、当該投影データを基に被検体8の投影像を生成する。
【選択図】図8

Description

本発明は、被検体のモニタリングスキャン(monitoring scan)を行うX線CT(Computed Tomography)装置に関する。
従来、X線CT装置を用いた被検体のモニタリングスキャンが行われている。
モニタリングスキャンは、例えば、被検体の造影撮影において、造影剤の撮影部位への到達を監視して、本スキャンを開始するタイミング(timing)を知るために行われる。また例えば、造影剤のテストインジェクション(test
injection)において、造影剤の注入を開始してから造影剤が撮影部位に到達するまでの時間などを計測するために行われる。また例えば、穿刺術(フルオロ)を行う際に、穿刺針の患部への到達を確認するために行われる。
このようなモニタリングスキャンでは、走査ガントリ(gantry)の回転部を被検体の体軸方向の一定位置で回転させながらX線を照射して複数ビュー(view)の投影データ(data)を継続的に収集し、画像再構成を繰り返し行って被検体の断層像を順次生成する(例えば、特許文献1,段落[0027]等参照)。
特開2008−113715号公報
しかしながら、従来のモニタリングスキャンでは、上述したように、複数ビューの投影データを継続的に収集して画像再構成を繰り返すため、被検体の被曝量が必然的に多くなる。
このような事情により、被検体の被曝量が少ないモニタリングスキャンが可能なX線CT装置が望まれている。
第1の観点の発明は、X線発生部およびX線検出部が被検体を挟むように対向して配置されており、該X線発生部およびX線検出部が前記被検体の周りを回るよう回転する回転部と、前記回転部を制御することにより前記被検体のモニタリングスキャンを行って投影データを収集するモニタリングスキャン実行手段と、前記収集された投影データに基づいて画像を生成する生成手段とを備えているX線CT装置であって、前記モニタリングスキャン実行手段が、前記回転部を回転させながら、前記回転部が第1のビュー角度となる各タイミングで前記被検体にX線を照射させて投影データを収集し、前記生成手段が、前記投影データの収集に応じて、該投影データに基づいて、前記第1のビュー角度方向からの前記被検体の投影像を生成するX線CT装置を提供する。
第2の観点の発明は、X線発生部およびX線検出部が被検体を挟むように対向して配置されており、該X線発生部およびX線検出部が前記被検体の周りを回るよう回転する回転部と、前記回転部を制御することにより前記被検体のモニタリングスキャンを行って投影データを収集するモニタリングスキャン実行手段と、前記収集された投影データに基づいて画像を生成する生成手段とを備えているX線CT装置であって、前記モニタリングスキャン実行手段が、前記回転部が第1のビュー角度であるときに前記被検体にX線を照射させて第1の投影データを収集し、その後、前記回転部を回転させながら、前記回転部が前記第1のビュー角度となる各タイミングで前記被検体にX線を照射させて第2の投影データを収集し、前記生成手段が、前記第2の投影データの収集に応じて、前記第1の投影データと該第2の投影データとの差分に基づいて、前記第1のビュー角度方向からの前記被検体の投影像を生成するX線CT装置を提供する。
第3の観点の発明は、X線発生部およびX線検出部が被検体を挟むように対向して配置されており、該X線発生部およびX線検出部が前記被検体の周りを回るよう回転する回転部と、前記回転部を制御することにより前記被検体のモニタリングスキャンを行って投影データを収集するモニタリングスキャン実行手段と、前記収集された投影データに基づいて画像を生成する生成手段とを備えているX線CT装置であって、前記モニタリングスキャン実行手段が、前記回転部を回転させながら、前記回転部が第1のビュー角度となる各タイミングで第1のX線を前記被検体に照射させ、また前記回転部が前記第1のビュー角度に近接するビュー角度となる各タイミングで前記第1のX線とはエネルギーが異なる第2のX線を前記被検体に照射させて、前記第1のX線による第1の投影データと前記第2のX線による第2の投影データとを収集し、前記生成手段が、前記第1および第2の投影データの収集に応じて、該第1および第2の投影データの差分に基づいて、前記第1のビュー角度方向と実質的に同じビュー角度方向からの前記被検体の投影像を生成するX線CT装置を提供する。
第4の観点の発明は、X線発生部およびX線検出部が被検体を挟むように対向して配置されており、該X線発生部およびX線検出部が前記被検体の周りを回るよう回転する回転部と、前記回転部を制御することにより前記被検体のモニタリングスキャンを行って投影データを収集するモニタリングスキャン実行手段と、前記収集された投影データに基づいて画像を生成する生成手段とを備えているX線CT装置であって、前記モニタリングスキャン実行手段が、前記回転部を回転させながら、前記回転部が第1のビュー角度となる各タイミングで第1のX線と前記第1のX線とはエネルギーが異なる第2のX線とを交互に前記被検体に照射させて、前記第1のX線による第1の投影データと前記第2のX線による第2の投影データとを収集し、前記生成手段が、前記第1および第2の投影データの収集に応じて、該第1および第2の投影データの差分に基づいて、前記第1のビュー角度方向からの前記被検体の投影像を生成するX線CT装置を提供する。
第5の観点の発明は、前記第1のビュー角度が、前記X線発生部が前記被検体の真上に位置するときの角度を0°としたときの0°、90°、180°または270°である上記第1の観点から第4の観点のいずれか一つの観点のX線CT装置を提供する。
第6の観点の発明は、前記モニタリングスキャン実行手段および前記生成手段が、前記第1のビュー角度について行う処理と実質的に同じ処理を、前記第1のビュー角度とは異なる第2のビュー角度についても行う上記第1の観点から第4の観点のいずれか一つの観点のX線CT装置を提供する。
第7の観点の発明は、前記第1のビュー角度と前記第2のビュー角度とは30°以上離れている上記第6の観点のX線CT装置を提供する。
第8の観点の発明は、前記本スキャンの開始の指示に応答して、前記モニタリングスキャン実行手段によるモニタリングスキャンを終了させ、前記回転部を制御して前記被検体の本スキャンを開始させる本スキャン実行手段をさらに備えている上記第1の観点から第7の観点のいずれか一つの観点のX線CT装置を提供する。
第9の観点の発明は、操作者の操作に応じて前記本スキャンの開始を指示する指示手段をさらに備えている上記第8の観点のX線CT装置を提供する。
第10の観点の発明は、前記生成される投影像における関心領域の画素値に基づいて前記本スキャンの開始を指示する指示手段をさらに備えている上記第8の観点のX線CT装置を提供する。
第11の観点の発明は、前記モニタリングスキャンにおける前記回転部の回転速度は、前記本スキャンにおける前記回転部の回転速度と同じである上記第8の観点から第10の観点のいずれか一つの観点のX線CT装置を提供する。
第12の観点の発明は、前記モニタリングスキャンが、造影剤が注入された前記被検体に対して行われる上記第1の観点から第11の観点のいずれか一つの観点のX線CT装置を提供する。
ここで、モニタリングスキャンとは、モニタリング画像を得るために被検体の投影データの収集を繰り返すスキャンのことをいう。
上記観点の発明によれば、被検体の1または数ビュー分の投影データに基づく特定のビュー角度方向からの投影像をモニタリング画像とすることができ、被検体の被曝量が少ないモニタリングスキャンが可能なX線CT装置を実現させることができる。
第一実施形態のX線CT装置の構成を概略的に示す図である。 第一実施形態によるX線検出器の模式的構成を示す図である。 X線管とアパーチャ(aperture)とX線検出器の相互関係を示す図である。 撮影テーブル(table)に載置された被検体とX線照射空間との位置関係を示す図である。 第一実施形態のX線CT装置による造影撮影のフロー(flow)を示す図である。 第一実施形態のX線CT装置におけるモニタリングスキャンに関わる部分の機能ブロック(block)図である。 第一実施形態によるモニタリングスキャンのフローを示す図である。 第一実施形態によるX線照射時の被検体とX線管との位置関係を示す図である。 第一実施形態によるモニタリング投影像の表示例を示す図である。 第二実施形態によるX線照射時の被検体とX線管との位置関係を示す図である。 第二実施形態によるモニタリング投影像の表示例を示す図である。 第三実施形態によるX線照射時の被検体とX線管との位置関係を示す図である。 第四実施形態によるX線照射時の被検体とX線管との位置関係を示す図である。 第五実施形態の第1例によるX線照射時の被検体とX線管との位置関係を示す図である。 第五実施形態の第2例によるX線照射時の被検体とX線管との位置関係を示す図である。 第六実施形態のX線CT装置におけるモニタリングスキャンに関わる部分の機能ブロック図である。 第六実施形態における関心領域が設定された投影像の一例を示す図である。
以下、発明の実施形態について説明する。
(第一実施形態)
図1は、第一実施形態のX線CT装置の構成を概略的に示す図である。
図1に示すように、本X線CT装置は、走査ガントリ2、撮影テーブル4、および操作コンソール(console)6を備えている。走査ガントリ2は、X線管20を有する。X線管20から放射された図示しないX線は、アパーチャ22により、例えば扇状のファンビーム(fan beam)やコーンビーム(cone beam)のX線ビームとなるように成形され、X線検出器24に照射される。
X線検出器24は、扇状のX線ビームの広がり方向(チャネル(channel)方向という)および厚み方向(列方向という)に、マトリクス(matrix)状に配列された複数のX線検出素子を有する。X線検出器24の構成については、後にあらためて説明する。
X線検出器24にはデータ収集部26が接続されている。データ収集部26は、X線検出器24の個々のX線検出素子による検出データを収集する。X線管20からのX線の照射は、X線コントローラ(controller)28によって制御される。なお、X線管20とX線コントローラ28との接続関係については図示を省略する。
X線コントローラ28がX線管20に供給する管電圧および管電流に関するデータが、データ収集部26によって収集される。なお、X線コントローラ28とデータ収集部26との接続関係については図示を省略する。
アパーチャ22は、アパーチャコントローラ30によって制御される。なお、アパーチャ22とアパーチャコントローラ30との接続関係については図示を省略する。
以上のX線管20からアパーチャコントローラ30までのものが、走査ガントリ2の回転部34に搭載されている。回転部34の回転は、回転コントローラ36によって制御される。なお、回転部34と回転コントローラ36との接続関係については図示を省略する。
撮影テーブル4は、図示しない被検体を走査ガントリ2のX線照射空間に搬入および搬出するようになっている。被検体とX線照射空間との関係については後にあらためて説明する。
操作コンソール6は、中央処理装置60を有する。中央処理装置60は、例えばコンピュータ(computer)等によって構成される。中央処理装置60には、制御インタフェース(interface)62が接続されている。制御インタフェース62には、走査ガントリ2と撮影テーブル4が接続されている。中央処理装置60は、制御インタフェース62を通じて走査ガントリ2および撮影テーブル4を制御する。
走査ガントリ2内のデータ収集部26、X線コントローラ28、アパーチャコントローラ30および回転コントローラ36が、制御インタフェース62を通じて制御される。なお、それら各部と制御インタフェース62との個別の接続については図示を省略する。
中央処理装置60には、また、データ収集バッファ(buffer)64が接続されている。データ収集バッファ64には、走査ガントリ2のデータ収集部26が接続されている。データ収集部26で収集されたデータが、データ収集バッファ64を通じて中央処理装置60に入力される。
中央処理装置60は、データ収集バッファ64を通じて収集した複数ビューの透過X線の検出データを用いて画像再構成を行う。画像再構成には、例えばフィルタード・バックプロジェクション(filtered back projection)法等が用いられる。
中央処理装置60には、また、記憶装置66が接続されている。記憶装置66は、各種のデータや再構成画像および本X線CT装置の機能を実現するためのプログラム(program)等を記憶する。
中央処理装置60には、また、表示装置68と入力装置70がそれぞれ接続されている。表示装置68は、中央処理装置60から出力される再構成画像やその他の情報を表示する。入力装置70は、操作者によって操作され、各種の指示や情報等を中央処理装置60に入力する。操作者は、表示装置68および入力装置70を使用してインタラクティブ(interactive)に本X線CT装置を操作する。
図2は、第一実施形態によるX線検出器24の模式的構成を示す図である。図2(a)は、X線検出器24をX線管20側から見た図、図2(b)は、X線検出器24を列方向row(回転部34の回転軸方向)に見た図である。図2に示すように、X線検出器24は、X線検出素子をチャネル方向chおよび列方向rowに複数配列した多列検出器となっている。
複数のX線検出素子24(ik)は、全体として、円筒凹面状に湾曲したX線入射面を形成する。iはチャンネル番号であり、例えばi=1,2,・・・,1000である。kは列番号であり、例えばk=1,2,・・・,64である。X線検出素子24(ik)は、列番号kが同一なもの同士でそれぞれ検出素子列を構成する。回転部34の回転中心軸における列方向rowの検出幅は、約40〔mm〕である。
X線検出素子24(ik)は、例えばシンチレータ(scintillator)とフォトダイオード(photodiode)の組合せによって構成される。
なお、本例では、X線検出器24の検出素子列を64列としているが、これに限るものではなく、例えば32列であってもよいし、128列、あるいはそれ以上のものであってよい。
図3は、X線管20とアパーチャ22とX線検出器24の相互関係を示す図である。なお、図3(a)は走査ガントリ2の正面から見た状態を示す図、図3(b)は側面から見た状態を示す図である。同図に示すように、X線管20から放射されたX線は、アパーチャ22により扇状のX線ビーム400となるように成形され、X線検出器24に照射されるようになっている。図3(a)では、扇状のX線ビーム400の広がりを示す。図3(b)ではX線ビーム400の厚みを示す。
このようなX線ビーム400の扇面に体軸を交差させて、例えば図4に示すように、撮影テーブル4に載置された被検体8がX線照射空間に搬入される。
X線照射空間は、走査ガントリ2の筒状構造の内側空間に形成される。X線ビーム400によってスライス(slice)された被検体8の像が、X線検出器24に投影される。X線検出器24によって、被検体8を透過したX線が検出される。被検体8に照射するX線ビーム400の厚みthは、アパーチャ22のアパーチャの開度により調節される。
X線管20、アパーチャ22およびX線検出器24は、それらの相互関係を保ったまま被検体8の体軸の周りを回転する。1スキャン当たり複数のビュー、例えば1000ビュー程度の投影データ(検出データ)が収集される。投影データの収集は、X線検出器24−データ収集部26−データ収集バッファ64の系統によって行われる。
データ収集バッファ64に収集された投影データに基づいて、中央処理装置60により断層像の生成すなわち画像再構成が行われる。画像再構成は、スキャンで得られた例えば1000ビュー程度の投影データを、例えばフィルタード・バックプロジェクション法によって処理すること等により行われる。
これより、第一実施形態のX線CT装置による造影撮影について説明する。
図5は、第一実施形態のX線CT装置による造影撮影のフローを示す図である。
ステップ(step)S1では、スカウトスキャン(scout scan)を行う。スカウトスキャンは、例えば、回転部34の回転角度を所定の角度に保持した状態で、被検体8が載せられた撮影テーブル4をz方向に移動させながらX線ビーム400を照射し、その透過X線をX線検出器24で検出することにより行われる。このスカウトスキャンによりX線検出器24で得られた投影データに基づいて、スカウト像と呼ばれる被検体8の投影像が生成される。X線管20が被検体8の真上に位置するときの角度を0°として、回転部34の回転角度を0°もしくは180°に保持してスカウトスキャンを行うと、被検体8のAP方向のスカウト像(0°スカウト像ともいう)が得られる。また、回転部34の回転角度を90°もしくは270°に保持してスカウトスキャンを行うと、被検体8のコロナル(coronal)方向のスカウト像(90°スカウト像ともいう)が得られる。本例では、0°スカウト像を得ることにする。
ステップS2では、本スキャン条件の設定を行う。本スキャン条件の設定は、例えば、操作者が表示装置68に表示されたスキャン計画画面上で諸種のパラメータ(parameter)を設定することにより行われる。スキャン計画画面には、ステップS1で取得された被検体8のスカウト像が表示される。操作者は、そのスカウト像を参照してパラメータを設定する。このとき設定するパラメータには、例えば、本スキャンにおける、スキャン開始位置、スキャン終了位置、スライス枚数(スライス厚)、回転部34の回転速度、X線管電圧、X線管電流等が含まれる。なお、X線CT装置側で造影剤のインジェクタ(injector)を制御する場合には、スキャン計画において設定するパラメータに、造影剤の注入速度などインジェクタの制御に係るパラメータも含まれる。
ステップS3では、モニタリングスキャン条件の設定を行う。モニタリングスキャン条件の設定は、例えば、操作者が表示装置68に表示されたモニタリングスキャン条件設定画面上で諸種のパラメータを設定することにより行われる。ここで設定するパラメータには、例えば、モニタリング領域(を特定する座標)、モニタリングビュー角度、モニタリングX線管電圧、モニタリングX線管電流等が含まれる。
モニタリング領域は、モニタリングする被検体8のz方向の領域であり、X線ビーム400を照射するz方向の領域となる。その領域のz方向の幅は、X線検出器24のz方向の幅で定まり、本例のように64列のX線検出器では、例えば40〔mm〕程度を想定することができる。また本例では、モニタリング領域として、被検体8の心臓の冠動脈を含む領域とする。
モニタリングビュー角度は、被検体8をどの向きに投影した像としてモニタリングするかを規定するものであり、回転部34がこのモニタリングビュー角度となるタイミングに合わせてX線ビーム400が被検体8に照射される。モニタリングビュー角度としては、例えば、X線管20が被検体8の真上に位置するときの角度を0°として、0°もしくは180°、または、90°もしくは270°を考えることができる。モニタリングビュー角度を0°もしくは180°にすると、被検体8のAP方向の投影像(0°投影像ともいう)が得られる。また、モニタリングビュー角度を90°もしくは270°にすると、被検体8のコロナル方向の投影像(90°投影像ともいう)が得られる。このようにすれば、MPR表示などで見慣れたコロナル像やサジタル像に対応する投影像が得られるので、モニタリングしている部位を感覚的に掴みやすい。本例では、モニタリングビュー角度を、X線管20が被検体8の真上に位置するときの角度である0°とする。
モニタリングX線管電圧およびモニタリングX線管電流は、モニタリングスキャンにおいてX線ビーム400を照射する際のX線管電圧およびX線管電流である。
ステップS4では、モニタリングスキャンを行う。モニタリングスキャンは、ステップS3で設定されたモニタリングスキャン条件であるパラメータに従って行われる。このモニタリングスキャンの詳細については、後にあらためて説明する。
ステップS5では、本スキャンを行う。本スキャンとは、造影剤が注入された被検体8の断層像を再構成するのに用いる複数ビューの投影データを収集するスキャンである。本スキャンのスキャン方式としては、コンベンショナルスキャン(conventional scan)、ヘリカルスキャン(helical scan)などを考えることができるが、特に問わない。本スキャンは、本スキャンの開始の指示に応答して、ステップS2で設定された本スキャン条件であるパラメータに従って行われる。本例では、本スキャンの開始の指示は、操作者の操作に応じて出される。
ステップS6では、画像再構成を行う。画像再構成は、本スキャンで収集された複数ビューの投影データに基づいて行われる。この画像再構成により、造影剤が注入された被検体8の断層像が得られる。
ステップS7では、画像表示を行う。画像表示は、ステップS6で得られた断層像のうち少なくとも一部を表示装置68に表示させることにより行われる。
ここで、第一実施形態のX線CT装置によるモニタリングスキャンについて説明する。
図6は、第一実施形態のX線CT装置におけるモニタリングスキャンに関わる部分の機能ブロック図である。また、図7は、第一実施形態によるモニタリングスキャン(S4)のフローを示す図である。
図6に示すように、本X線CT装置は、モニタリングスキャン制御部601、モニタリング投影像生成部602、モニタリング投影像表示部603、および本スキャン制御部604を有している。
操作者が入力装置70上でモニタリングスキャンの開始を指示する操作を行うと、モニタリングスキャンの開始の指示がモニタリングスキャン制御部601に入力される。モニタリングスキャン制御部601は、そのモニタリングスキャンの開始の指示に応答して、モニタリングスキャンを開始させる。
モニタリングスキャン制御部601は、まず、被検体8のモニタリング領域にX線ビーム400が照射されるように、被検体8が載せられた撮影テーブル4を移動させる。また、走査ガントリ2の回転部34の回転を開始させる(ステップS401)。回転部34の回転速度は、本スキャンのときと同じ回転速度とする。
ここで、被検体8への造影剤の注入を開始させる(ステップS402)。造影剤の注入は、モニタリングスキャン制御部601がインジェクタ(図示なし)を制御して行ってもよいし、操作者が手動でインジェクタを操作して行ってもよい。なお、この造影剤の注入を開始するタイミングは、モニタリングスキャンの継続サイクル(ステップS403〜407)に入ってからでもよい。
そして、モニタリングスキャン制御部601は、図8に示すように、X線管20が円軌道201に沿って回転する中、回転部34のビュー角度βがモニタリングビュー角度(本例では0°)となるタイミングtiに合わせて、X線管20からX線ビーム400を被検体8にパルス状に照射させる(ステップS403)。このときのX線管電圧Vtは、先に設定されたモニタリングX線管電圧V1である。
被検体8の透過X線はX線検出器24で検出され、1ビュー分の投影データが収集される。収集された投影データには、感度補正、X線強度補正などの必要な補正が成される(ステップS404)。
投影データが収集・補正されると、モニタリング投影像生成部602は、その収集・補正された投影データに基づいて、モニタリング領域の投影像を生成する(ステップS405)。ここで生成される投影像は、投影データを構成する各チャネルのデータ値の大きさを画素値の大きさに変換(大小の向きを逆に変換する場合もある)して画像化したものであり、単純X線撮影により得られる画像またはスカウト像と同等のものである。本例では、モニタリングビュー角度が0°であるから、0°投影像が生成される。
投影像が生成されると、モニタリング投影像表示部603は、図9に示すように、その生成された0°投影像Gm,0を表示する。この表示例では、スカウトスキャンによって得られた0°スカウト像Gs,0を半透明に表示し、モニタリング領域Rmの対応する位置に投影像Gm,0をオーバーレイ(overlay)して表示している。このようにすると、被検体8の全体のうちどの領域をモニタリングしているのかが分かりやすい。
ここで、本スキャン制御部604は、本スキャンの開始の指示があるか否かを判定する(ステップS407)。指示がある場合には、モニタリングスキャンを終了させ、本スキャンを開始させる。指示がない場合には、ステップS403に戻り、モニタリングスキャンを継続する。モニタリングスキャンの継続中は、回転部34を回転しながら、モニタリングビュー角度でのX線ビーム400の照射、投影データの収集・補正、投影像の生成および表示が繰り返され、被検体8のモニタリング領域の投影像が逐次更新されて表示される。
これにより、操作者は、モニタリングスキャンによって逐次更新される被検体8のモニタリング領域の投影像を見て、被検体8における造影剤の到達(染まり具合)を観察し、適正なタイミングで本スキャンの開始を指示することができる。
このような第一実施形態によれば、被検体8の1ビュー分の投影データに基づく投影像をモニタリング画像とすることができ、被検体8の被曝量が少ないモニタリングスキャンが可能となる。
また、バックプロジェクション等の画像再構成を行わないので、モニタリング画像の画像化に要する演算処理量を大幅に低減することができ、モニタリング画像を高速に生成・表示することができる。つまり、操作者は、ほぼリアルタイム(real-time)でモニタリング画像を見ることができる。
また、回転部34は、モニタリングスキャン時に既に本スキャンのときと同じ回転速度で回転しているので、モニタリングスキャンから本スキャンに移行する際に、回転部34の回転速度を調整する必要がなく、タイムラグ(time-lag)がない。
なお、上記の実施形態によるモニタリングスキャンは、本スキャンを開始するタイミングを知るために、本スキャンの直前に行われているが、本スキャンのスキャン計画を立てるために必要な情報を知るために、テストインジェクションにおいて行われてもよい。
(第二実施形態)
図10に示すように、モニタリングビュー角度を90°としてもよい。さらに、スカウトスキャンで90°スカウト像を得るようにすれば、図11に示すように、90°スカウト像Gs,90を半透明に表示し、モニタリング領域Rmの対応する位置に90°投影像Gm,90をオーバーレイして表示することができる。
(第三実施形態)
複数のモニタリングビュー角度を設定し、投影データの収集、投影像の生成および投影像の表示を、それら複数のモニタリングビュー角度の各々について同様に行うようにしてもよい。なお、ここでの複数のモニタリングビュー角度は、例えば互いに異なる10種類以下のビュー角度であり、互いに30°以上離れている。
例えば、図12に示すように、モニタリングビュー角度として0°および90°を設定する。回転部34が1回転するごとに、回転部34のビュー角度βが0°となる第1のタイミングti,1と、ビュー角度βが90°となる第2のタイミングti,2とで、それぞれX線ビーム400を被検体8に照射し、ビュー角度0°と90°の投影データを収集する。そして、回転部34が1回転するごとに、0°投影像と90°投影像とを生成し、これらの投影像を更新しながら表示する。
このようにすれば、被検体8を複数の異なる向きでモニタリングすることができ、造影剤の到達(染まり具合)をより正確に観察することができる。
なお、モニタリングビュー角度の複数設定は、単純な投影像を生成する場合に限らず、後述の経時サブトラクション(subtraction)投影像やエネルギーサブトラクション投影像を生成する場合にも、同様に適用することができる。
(第四実施形態)
モニタリング画像として、経時サブトラクション投影像を生成してもよい。経時サブトラクション投影像とは、第1の時刻にX線を照射して得られた投影データ(または投影像)と、第1の時刻とは異なる第2の時刻にX線を照射して得られた投影データ(または投影像)とでサブトラクション(減算)処理して得られる投影像である。この経時サブトラクション投影像では、経時変化のあった部分が強調される。
例えば、図13に示すように、まず、回転部34のビュー角度βをモニタリングビュー角度(例えば0°)に保持して、または、回転部34を回転させながら回転部34のビュー角度βがモニタリングビュー角度となるタイミングt1で、造影剤で染まる前の被検体8にX線ビーム400を照射し、投影データ(第1の投影データ)を収集する。その後、回転部34を回転させながら回転部34のビュー角度βがモニタリングビュー角度となる各タイミングtiに合わせて、造影剤で染まる過程の被検体8にX線ビーム400を照射し、投影データ(第2の投影データ)を繰り返し収集する。第2の投影データが収集されるごとに、第1の投影データと第2の投影データとをサブトラクション処理して差分を求め、その差分に基づいて被検体8の経時サブトラクション投影像を生成し表示する。
このようにすれば、投影像において造影剤で染まった部分だけを強調させることができ、造影剤の到達(染まり具合)をより明確に把握することができる。
(第五実施形態)
モニタリング画像として、エネルギーサブトラクション(energy
subtraction)投影像を生成してもよい。エネルギーサブトラクション投影像とは、第1のX線を照射して得られた投影データ(または投影像)と、第1のX線とはエネルギーが異なる第2のX線を照射して得られた投影データ(または投影像)とでサブトラクション(減算)処理して得られる投影像である。このエネルギーサブトラクション投影像では、サブトラクションの条件により、例えば、被検体8の軟部が抑制されたり、骨部が抑制されたりする。
例えば、図14に示すように、回転部34を回転させながら、回転部34のビュー角度βがモニタリングビュー角度(例えば0°)となる各タイミングti,1に合わせて、第1のX線管電圧V1(例えば80〔kVp〕)によるX線ビーム400を被検体8に照射し、また、回転部34のビュー角度βがモニタリングビュー角度(例えば0°)に近接するビュー角度(例えば0.3°;隣接するビュー)となる各タイミングti,2に合わせて、第2のX線管電圧V2(例えば140〔kVp〕)によるX線ビーム400を被検体8に照射する。これにより、第1のX線管電圧V1での投影データ(第1の投影データ)および第2のX線管電圧V2での投影データ(第2の投影データ)を繰り返し収集する。
また例えば、図15に示すように、回転部34を回転させながら、回転部34のビュー角度βがモニタリングビュー角度(例えば0°)となる各タイミングに合わせて、第1のX線管電圧V1によるX線ビーム400と、第2のX線管電圧V2によるX線ビーム400とを被検体8に交互に照射する。つまり、タイミングt2i-1で第1のX線管電圧V1によるX線ビーム、タイミングt2iで第2のX線管電圧V2によるX線ビームを照射する。これにより、第1のX線管電圧V1での投影データ(第1の投影データ)および第2のX線管電圧V2での投影データ(第2の投影データ)を繰り返し収集する。第1および第2の投影データが収集されるごとに、第1の投影データと第2の投影データとをサブトラクション処理して差分を求め、その差分に基づいて被検体8のエネルギーサブトラクション投影像を生成し表示する。
このようにすれば、観察したい血管と骨部などの解剖学的構造とが重なっているような状況でも、投影像においてこのような解剖学的構造を抑制することができ、目的の血管を流れる造影剤の到達(染まり具合)をより明確に把握することができる。
(第六実施形態)
本スキャンの開始の指示を自動で出すようにしてもよい。
図16は、第六実施形態のX線CT装置における造影剤注入モニタリングに関わる部分の機能ブロック図である。これは、第一実施形態のX線CT装置をベースに、関心領域特徴量算出部605と、特徴量閾値判定部606とがあらたに追加された構成である。
図17に示すように、生成される投影像(例えば0°投影像Gm,0)上の血管を含む所定の場所に関心領域ROIが設定される。関心領域ROIは、例えば操作者の操作に応じて、モニタリングスキャン条件の設定時に設定される。関心領域特徴量算出部605は、投影像が生成されるごとに、関心領域ROIの画素値に基づいて、その画素値の時間的な変化が反映される所定の特徴量、例えば、関心領域ROIの画素値の平均値、移動平均値、造影剤到達前の画素値との差分などを算出する。特徴量閾値判定部606は、算出された特徴量が所定の閾値を超えるか否かを判定し、越えた場合には造影剤が到達したと認識して、本スキャンの開始の指示を出す。
このようにすれば、操作者の負担を軽減したり、人為的なミスにより本スキャンの開始のタイミングずれを防止したりすることができる。
以上、発明の実施形態について説明したが、実施形態は上記の実施形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の追加・変更が可能である。
例えば、X線検出器のX線入射面は、円筒凹面状に湾曲した形状でなくてもよく、フラット(flat)な平面形状であってもよい。
また例えば、回転部34の1回転ごとに投影データを収集するのではなく、1回転おきに投影データを収集するようにしてもよい。このようにすれば、さらに被検体の被曝量を低減することができる。特に回転部34の回転速度が十分に速い場合には、このようにしてもリアルタイムに近いモニタリングが可能である。
また例えば、モニタリングスキャンは、造影撮影だけでなく、穿刺針を用いる穿刺術にも適用可能である。
2 走査ガントリ
4 撮影テーブル
6 操作コンソール
8 被検体
20 X線管
22 アパーチャ
24 X線検出器
26 データ収集部
28 X線コントローラ
30 アパーチャコントローラ
34 回転部
36 回転コントローラ
60 中央処理装置
62 制御インタフェース
64 データ収集バッファ
66 記憶装置
68 表示装置
70 入力装置
400 X線ビーム
601 モニタリングスキャン制御部
602 モニタリング投影像生成部
603 モニタリング投影像表示部
604 本スキャン制御部
605 関心領域特徴量算出部
606 特徴量閾値判定部

Claims (12)

  1. X線発生部およびX線検出部が被検体を挟むように対向して配置されており、該X線発生部およびX線検出部が前記被検体の周りを回るよう回転する回転部と、前記回転部を制御することにより前記被検体のモニタリングスキャンを行って投影データを収集するモニタリングスキャン実行手段と、前記収集された投影データに基づいて画像を生成する生成手段とを備えているX線CT装置であって、
    前記モニタリングスキャン実行手段は、前記回転部を回転させながら、前記回転部が第1のビュー角度となる各タイミングで前記被検体にX線を照射させて投影データを収集し、
    前記生成手段は、前記投影データの収集に応じて、該投影データに基づいて、前記第1のビュー角度方向からの前記被検体の投影像を生成するX線CT装置。
  2. X線発生部およびX線検出部が被検体を挟むように対向して配置されており、該X線発生部およびX線検出部が前記被検体の周りを回るよう回転する回転部と、前記回転部を制御することにより前記被検体のモニタリングスキャンを行って投影データを収集するモニタリングスキャン実行手段と、前記収集された投影データに基づいて画像を生成する生成手段とを備えているX線CT装置であって、
    前記モニタリングスキャン実行手段は、前記回転部が第1のビュー角度であるときに前記被検体にX線を照射させて第1の投影データを収集し、その後、前記回転部を回転させながら、前記回転部が前記第1のビュー角度となる各タイミングで前記被検体にX線を照射させて第2の投影データを収集し、
    前記生成手段は、前記第2の投影データの収集に応じて、前記第1の投影データと該第2の投影データとの差分に基づいて、前記第1のビュー角度方向からの前記被検体の投影像を生成するX線CT装置。
  3. X線発生部およびX線検出部が被検体を挟むように対向して配置されており、該X線発生部およびX線検出部が前記被検体の周りを回るよう回転する回転部と、前記回転部を制御することにより前記被検体のモニタリングスキャンを行って投影データを収集するモニタリングスキャン実行手段と、前記収集された投影データに基づいて画像を生成する生成手段とを備えているX線CT装置であって、
    前記モニタリングスキャン実行手段は、前記回転部を回転させながら、前記回転部が第1のビュー角度となる各タイミングで第1のX線を前記被検体に照射させ、また前記回転部が前記第1のビュー角度に近接するビュー角度となる各タイミングで前記第1のX線とはエネルギーが異なる第2のX線を前記被検体に照射させて、前記第1のX線による第1の投影データと前記第2のX線による第2の投影データとを収集し、
    前記生成手段は、前記第1および第2の投影データの収集に応じて、該第1および第2の投影データの差分に基づいて、前記第1のビュー角度方向と実質的に同じビュー角度方向からの前記被検体の投影像を生成するX線CT装置。
  4. X線発生部およびX線検出部が被検体を挟むように対向して配置されており、該X線発生部およびX線検出部が前記被検体の周りを回るよう回転する回転部と、前記回転部を制御することにより前記被検体のモニタリングスキャンを行って投影データを収集するモニタリングスキャン実行手段と、前記収集された投影データに基づいて画像を生成する生成手段とを備えているX線CT装置であって、
    前記モニタリングスキャン実行手段は、前記回転部を回転させながら、前記回転部が第1のビュー角度となる各タイミングで第1のX線と前記第1のX線とはエネルギーが異なる第2のX線とを交互に前記被検体に照射させて、前記第1のX線による第1の投影データと前記第2のX線による第2の投影データとを収集し、
    前記生成手段は、前記第1および第2の投影データの収集に応じて、該第1および第2の投影データの差分に基づいて、前記第1のビュー角度方向からの前記被検体の投影像を生成するX線CT装置。
  5. 前記第1のビュー角度は、前記X線発生部が前記被検体の真上に位置するときの角度を0°としたときの0°、90°、180°または270°である請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のX線CT装置。
  6. 前記モニタリングスキャン実行手段および前記生成手段は、前記第1のビュー角度について行う処理と実質的に同じ処理を、前記第1のビュー角度とは異なる第2のビュー角度についても行う請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のX線CT装置。
  7. 前記第1のビュー角度と前記第2のビュー角度とは30°以上離れている請求項6に記載のX線CT装置。
  8. 前記本スキャンの開始の指示に応答して、前記モニタリングスキャン実行手段によるモニタリングスキャンを終了させ、前記回転部を制御して前記被検体の本スキャンを開始させる本スキャン実行手段をさらに備えている請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のX線CT装置。
  9. 操作者の操作に応じて前記本スキャンの開始を指示する指示手段をさらに備えている請求項8に記載のX線CT装置。
  10. 前記生成される投影像における関心領域の画素値に基づいて前記本スキャンの開始を指示する指示手段をさらに備えている請求項8に記載のX線CT装置。
  11. 前記モニタリングスキャンにおける前記回転部の回転速度は、前記本スキャンにおける前記回転部の回転速度と同じである請求項8から請求項10のいずれか一項に記載のX線CT装置。
  12. 前記モニタリングスキャンは、造影剤が注入された前記被検体に対して行われる請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のX線CT装置。
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