JP2002290772A - 画質改善装置および画質改善方法 - Google Patents

画質改善装置および画質改善方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】低コストで、回路規模の小さな画質改善装置を
提供する。 【解決手段】入力輝度信号YINの垂直方向の低域成分を
抽出する垂直ローパスフィルタ1と、その出力信号から
水平方向の低域成分を抽出する水平ローパスフィルタ2
と、その出力を遅延回路3にて遅延補償された輝度信号
から減算する減算器4と、減算器4にて得られたエッジ
信号の利得を調整する利得調整回路5と、利得調整回路
5にて利得調整されたエッジ信号を上記遅延補償された
輝度信号に加える加算器6とを有する。垂直ローパスフ
ィルタ1および水平ローパスフィルタ2はともに、FI
RフィルタとIIRフィルタの縦続接続または並列接続
により構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機やビデオプロジェクタなどの画質を改善する装置およ
び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機やビデオプロジェク
タなどの画像表示装置では、フレアの発生により画質が
低下することが知られている。フレアとは、投射管や受
像管のレンズや照射面における光の反射や散乱のため
に、明るいところの光が暗いところへ漏れ込むことで、
表示画像の輝度差の大きいエッジ部分(例えば白領域と
黒領域の境界)がボケる現象をいう。
【0003】図14は、プロジェクタによって投射され
る画像の元画像の一例を示す模式図である。この元画像
は、中央に矩形状の白領域WT、その周りに黒領域BL
を有し、その境界であるエッジ部EDでは輝度差が大き
くなっている。図14の下方には、その元画像の中央付
近における水平方向の映像信号(輝度信号)を示してあ
る。この元画像をプロジェクタでスクリーン上に投射し
た場合、白領域WTの光が黒領域BLへ漏れ込んでエッ
ジ部EDがボケる、というフレアが発生し、画質が低下
してしまう。
【0004】上記のようなフレアをなくすために、一般
には、プロジェクタに入力される映像信号にエッジのボ
ケを補正するようなデジタル信号処理が施される。図1
5はフレア補正の概念図で、(a)は元画像の映像信号
を示す波形図、(b)は(a)の映像信号により表示さ
れるスクリーン映像の輝度分布図、(c)は(a)の映
像信号のフレア補正後の信号の波形図、(d)は(c)
のフレア補正後の映像信号により表示されるスクリーン
映像の輝度分布図である。ここで、図15(a)の映像
信号は、上記の図14に示した元画像の映像信号に対応
する。
【0005】図15(a)の映像信号をプロジェクタに
より投射して得られるスクリーン映像は、フレアの発生
によって図15(b)に示すようなエッジ部分がなまっ
たものとなる。これを補正するには、図15(c)に示
すように、図15(a)の映像信号の立ち上がり、立ち
下がりのそれぞれにおいて、図15(b)に示したエッ
ジ部分のなまりに応じた補正(逆補正)、すなわちエッ
ジを際立たせるような補正を加えればよい。こうするこ
とにより、図15(d)に示すような、エッジ部分にな
まりのないスクリーン映像を得られる。
【0006】上述のようなフレア補正を実現するものと
して、特開昭61−296880号公報には、R・G・
Bの原色信号から得られる輝度信号および色信号(広帯
域色信号および峡帯域色信号)のうちの、輝度信号から
フレア補正のための補正信号を生成し、該補正信号に基
づいてフレア補正を行う画質改善装置が開示されてい
る。以下に、この画質改善装置の具体的な構成を説明す
る。
【0007】図16は、上記公報に記載された画質改善
装置の全体の構成を示すブロック図である。この画質改
善装置は、A/D変換回路101a〜101c、マトリ
クス回路102、補償用遅延回路103a〜103c、
補正信号発生部104、合成回路105a〜105c、
D/A変換回路106a〜1016cからなる。
【0008】A/D変換回路101a、101b、10
1cはそれぞれ、R・G・Bの原色信号から逆マトリク
ス回路を用いて得られた輝度信号Y、広帯域色信号C
1、峡帯域色信号C2を入力としており、入力されたア
ナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換回路
101aの出力は補正信号発生部104に供給されると
同時に、他のA/D変換回路101b、101cの出力
とともにマトリクス回路102に供給されている。
【0009】補正信号発生部104は、A/D変換回路
101aから供給された輝度信号をそれぞれの入力とす
る、補正信号作成回路106および遅延器107と、こ
れら補正信号作成回路106および遅延器107の出力
を入力とする利得調整回路108からなる。
【0010】マトリクス回路102は、A/D変換回路
101a、101b、101cからそれぞれ供給された
輝度信号Y、広帯域色信号C1、峡帯域色信号C2を原
色信号であるR信号、G信号、B信号に変換する。この
マトリクス回路102から出力されたR信号、G信号、
B信号は、それぞれ補償用遅延回路103a、103
b、103cに供給されている。
【0011】合成回路105aは、補償用遅延回路10
3aの出力を一方の入力とし、利得調整回路108の出
力を他方の入力としており、これら入力を合成したもの
をD/A変換回路106aに供給する。合成回路105
bは、補償用遅延回路103bの出力を一方の入力と
し、利得調整回路108の出力を他方の入力としてお
り、これら入力を合成したものをD/A変換回路106
bに供給する。合成回路105cは、補償用遅延回路1
03cの出力を一方の入力とし、利得調整回路108の
出力を他方の入力としており、これら入力を合成したも
のをD/A変換回路106cに供給する。
【0012】上記の画質改善装置では、A/D変換回路
101aにてA/D変換された輝度信号が補正信号発生
部104に供給されると、補正信号作成回路106が、
その供給された輝度信号をフィルタ処理して補正信号を
作成する。通常、テレビジョン受像機やプロジェクタな
どの画像表示装置では、その構成の特性(例えば、陰極
線管の特性)上、ガンマを乗じた非線形の信号を入力信
号としている。このような信号をフィルタ処理して補正
信号(フレア補正信号)を作成して加算すると、補正信
号自体の線形性が失われ、信号レベルの低い画像暗部で
の補正フィルタの感度が低下してしまい、暗部の画質改
善効果を十分に得られない。これを防止するため、補正
信号作成回路106にて作成された補正信号は、利得調
整回路108にて利得が調整されるようになっている。
【0013】利得調整回路108にて利得の調整が行わ
れた補正信号は、各合成回路105a〜105cに供給
される。合成回路105a〜105cでは、補償用遅延
回路103a〜103cにて上記の補正信号発生部10
4による補正信号の発生に要した遅延時間と同じ時間だ
け遅延が施されたR信号、G信号、B信号のそれぞれ
と、利得調整回路108にて利得の調整が行われた補正
信号とが合成される。これにより、R信号、G信号、B
信号のそれぞれがフレア補正されたことになる。
【0014】上述の画質改善装置において、補正信号作
成回路106は、垂直フレア補正用の複合IIR(infi
nite impulse response)フィルタと水平フレア補正用
の複合IIRフィルタとが縦続に接続された2次元ロー
パスフィルタ(LPF)を備える。図17は、垂直フレ
ア補正用の複合IIRフィルタの概略構成を示すブロッ
ク図、図18は、水平フレア補正用の複合IIRフィル
タの概略構成を示すブロック図である。
【0015】図17に示す垂直フレア補正用の複合II
Rフィルタは、2つの低域IIRフィルタ230a、2
30bと、2つのフィールド反転器234a、234b
とからなる。2つの低域IIRフィルタ230a、23
0bは同一の構成のものであるので、図17の例では、
低域IIRフィルタ230aについてのみ具体的な回路
構成を示してある。
【0016】低域IIRフィルタ230aは、ラインメ
モリである遅延素子231a〜231c、各タップおよ
び入力端に設けられた係数回路232a〜232d、加
算回路233a〜233cからなる。係数回路232d
は、A/D変換回路101aから供給された輝度信号を
入力とし、その出力は加算回路233aの一方の入力に
供給されている。加算回路233aの出力は後段のフィ
ールド反転器234aに供給されるとともに、縦続に接
続された遅延素子231a〜231cを介して、これら
遅延素子231a〜231cの各出力をそれぞれ入力と
する加算回路233a〜233cに供給されている。各
加算回路233a〜233cの出力は加算回路233
b、233cにて加算されて加算回路233aのもう一
方の入力に供給されており、これにより再帰型のフィル
タを構成している。
【0017】この垂直フレア補正用の複合IIRフィル
タでは、低域IIRフィルタ230aの出力がフィール
ド反転器234aにてフィールド単位に反転され、さら
に同一構成の低域IIRフィルタ230bに入力され、
その出力がフィールド反転器234bにてフィールド単
位に反転される。低域IIRフィルタ230aの位相遅
れは、低域IIRフィルタ230bに反転入力すること
で位相が進むため、位相補償される。この構成によれ
ば、良好なローパスフィルタを構成することができる。
【0018】図18に示す水平フレア補正用の複合II
Rフィルタは、2つの低域IIRフィルタ240a、2
40bと、2つのライン反転器244a、244bとか
らなる。基本的には、上記の図17に示した垂直フレア
補正用の複合IIRフィルタの構成と同じものである
が、フィールド反転器234a、234bに代えてライ
ン反転器244a、244bが用いられていることが異
なる。また、各低域IIRフィルタ240a、240b
は同一構成のもので、A/D変換クロックのレジスタで
ある遅延素子241a〜241c、各タップおよび入力
端に設けられた係数回路242a〜242d、加算回路
243a〜243cからなる。これら低域IIRフィル
タ240a、240bの構成も、ラインメモリである遅
延素子231a〜231cに代えて遅延素子241a〜
241cが設けられている以外は、図17に示したの低
域IIRフィルタ230a、230bの構成と同じであ
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開昭61−296880号公報に記載の画質改善装
置においては、図17に示した垂直フレア補正用の複合
IIRフィルタおよび図18に示した水平フレア補正用
の複合IIRフィルタは、いずれもデータを反転する構
成であり、フレームメモリが2個必要となるため、装置
の低コスト化や小型化の面で不利なものとなる。
【0020】上述の公報に記載のものでは、垂直フレア
補正用の複合IIRフィルタと水平フレア補正用の複合
IIRフィルタが縦続に接続された2次元LPFを用い
ているが、垂直フレア補正用、水平フレア補正用ともに
複合FIR(finite impulseresponse)フィルタを用い
たものもある。この場合は、フレームメモリをなくする
ことができるが、回路規模が大きくなるという問題があ
る。例えば、垂直フレア補正用の複合FIRフィルタの
場合は、各FIRフィルタは、1ライン毎の遅延を係数
としてそれぞれ乗算する構成となるため、乗算器の数が
多くなり、回路規模が大きくなる。
【0021】また、視覚のクレイク・オブライエン効果
(詳しくは発明の実施の形態で説明する。)を利用する
ことで、輪郭およびコントラストの視覚効果を高めるこ
とができることが知られているが、これを上述のフレア
補正の構成に適用したものは、これまでになかった。
【0022】さらにまた、上述の公報に記載の画質改善
装置においては、最近のワイド画面(画面の縦横比が
9:16)に対応させた構成にはなっていないため、以
下のような問題がある。
【0023】画面の縦横比が3:4の画像を、そのまま
画面の縦横比が9:16のワイド画面へ表示した場合、
黒領域と有効領域の境界においてエッジが発生し、この
エッジにより画質が低下する。
【0024】さらに、ワイド画面へ対応させるために画
面の縦横比が3:4の画像を水平方向、または水平およ
び垂直の両方向に引き伸ばした場合、目的とする改善効
果(フレア補正およびクレイク・オブライエン効果)を
得られない場合がある。
【0025】さらに、ワイド画面へ対応させるために画
面の縦横比が3:4の画像を非線形的に引き伸ばす場
合、その処理をフレア補正後に行うと、目的とする改善
効果(フレア補正およびクレイク・オブライエン効果)
を得られない場合がある。
【0026】本発明の目的は、上記各問題を解決し、低
コストで、回路規模の小さな画質改善装置および画質改
善方法を提供することにある。
【0027】本発明のさらなる目的は、視覚のクレイク
・オブライエン効果を利用した、低コストで、回路規模
の小さな画質改善装置および画質改善方法を提供するこ
とにある。
【0028】本発明の別の目的は、ワイド画面に対応す
ることのできる、画質改善装置および画質改善方法を提
供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画質改善装置は、映像信号から得られる輝
度信号を入力とし、該入力輝度信号の、前記映像信号に
より表示される画像の垂直方向および水平方向につい
て、それぞれ低域成分を抽出する2次元ローパスフィル
タと、前記輝度信号から前記2次元ローパスフィルタに
て抽出された低域抽出信号を差し引いてエッジ信号を得
る減算器と、前記減算器にて得られたエッジ信号を前記
輝度信号に加える加算器とを有し、前記2次元ローパス
フィルタは、前記垂直方向の低域成分を抽出する垂直ロ
ーパスフィルタと前記水平方向の低域成分を抽出する水
平ローパスフィルタとからなり、該垂直ローパスフィル
タおよび水平ローパスフィルタは、ともにFIRフィル
タとIIRフィルタの縦続接続により構成されているこ
とを特徴とする。
【0030】また、本発明の画質改善装置は、映像信号
から得られる輝度信号を入力とし、該入力輝度信号の、
前記映像信号により表示される画像の垂直方向および水
平方向について、それぞれ低域成分を抽出する2次元ロ
ーパスフィルタと、前記輝度信号から前記2次元ローパ
スフィルタにて抽出された低域抽出信号を差し引いてエ
ッジ信号を得る減算器と、前記減算器にて得られたエッ
ジ信号を前記輝度信号に加える加算器とを有し、前記2
次元ローパスフィルタは、前記垂直方向の低域成分を抽
出する垂直ローパスフィルタと前記水平方向の低域成分
を抽出する水平ローパスフィルタとからなり、該垂直ロ
ーパスフィルタおよび水平ローパスフィルタは、ともに
FIRフィルタとIIRフィルタの並列接続により構成
されていることを特徴とする。
【0031】上記のいずれの場合も、輝度信号が制御信
号として供給され、減算器から出力されるエッジ信号の
エッジのレベルを前記輝度信号の輝度レベルに応じて調
節する利得調整手段をさらに有する構成としていてもよ
い。
【0032】また、減算器から出力されるエッジ信号の
エッジのうち、映像信号により表示される画像の輪郭に
対応するエッジのレベルおよびスロープの大きさが所定
の大きさとなるように構成されてもよい。この場合、所
定の大きさは、クレイクオブライエン効果による錯視現
象が生じる大きさである。
【0033】さらに、映像信号により表示される画像
は、映像の無い黒領域と映像が表示される有効領域とを
有し、2次元ローパスフィルタは、前記黒領域において
は所定の値をホールドした信号を出力するように構成さ
れてもよい。
【0034】さらに、映像信号により表示される画像
は、水平方向に所定の倍率で引き伸ばされるようになっ
ており、水平ローパスフィルタは、その応答特性が、前
記画像の引き伸ばしが無い場合における目的とする応答
特性より前記所定の倍率の分だけ短くなるように構成さ
れてもよい。
【0035】さらに、映像信号により表示される画像
は、水平方向および垂直方向にそれぞれ所定の倍率で引
き伸ばされるようになっており、垂直ローパスフィルタ
および水平ローパスフィルタは、それぞれの応答特性
が、前記画像の引き伸ばしが無い場合における目的とす
る応答特性より前記所定の倍率の分だけ短くなるように
構成されてもよい。
【0036】さらに、2次元フィルタの入力段に、映像
信号により表示される画像を非線形的に引き伸ばすため
の回路を有していてもよい。
【0037】本発明の画質改善方法は、映像信号から得
られる輝度信号の、前記映像信号により表示される画像
の垂直方向および水平方向について、それぞれ低域成分
を抽出して低域抽出信号を得る第1のステップと、前記
第1のステップにて得られた低域抽出信号を前記輝度信
号から減算して、前記画像の輪郭に対応するエッジのレ
ベルおよびスロープの大きさが所定の大きさとなるエッ
ジ信号を得る第2のステップと、前記第2のステップに
て得られたエッジ信号を前記輝度信号に加える第3のス
テップとを有することを特徴とする。この場合、所定の
大きさは、クレイクオブライエン効果による錯視現象が
生じる大きさである。
【0038】上記の場合、第1のステップにおける映像
信号により表示される画像が、映像の無い黒領域と映像
が表示される有効領域を有し、第2のステップは、前記
黒領域において所定の値をホールドしたエッジ信号を出
力するステップを含んでいてもよい。
【0039】また、映像信号により表示される画像を水
平方向に所定の倍率で引き伸ばすステップをさらに含
み、第1のステップにおける輝度信号の水平方向の低域
成分の抽出に、応答特性が前記画像の引き伸ばしが無い
場合における目的とする応答特性より前記所定の倍率の
分だけ短くなるように構成された水平ローパスフィルタ
が用いられてもよい。
【0040】さらに、映像信号により表示される画像を
垂直方向および水平方向に所定の倍率で引き伸ばすステ
ップをさらに含み、第1のステップにおける輝度信号の
垂直方向および水平方向の低域成分の抽出に、それぞれ
の応答特性が前記画像の引き伸ばしが無い場合における
目的とする応答特性より前記所定の倍率の分だけ短くな
るように構成された、垂直ローパスフィルタおよび水平
ローパスフィルタが用いられてもよい。
【0041】さらに、第1のステップの前に、映像信号
により表示される画像を非線形的に引き伸ばすステップ
を有していてもよい。
【0042】上記のとおりの本発明によれば、2次元ロ
ーパスフィルタは、垂直、水平ともにFIRフィルタと
IIRフィルタの縦続接続または並列接続により構成さ
れており、FIRフィルタとIIRフィルタのそれぞれ
のインパルス応答を組み合わせることにより、位相直線
性を有するローパスフィルタを構成している。この構成
によれば、従来用いられていたフレームメモリは必要な
い。また、垂直、水平ともに用いられるFIRフィルタ
は1つであるので、その回路規模は、従来の垂直フレア
補正用の複合FIRフィルタを用いたものより小さくな
る。
【0043】また、本発明によれば、エッジ信号のエッ
ジのうち、映像信号により表示される画像の輪郭に対応
するエッジのレベルおよびスロープの大きさが所定の大
きさ、すなわち、クレイク・オブライエン効果を得られ
る条件に設定されているので、輪郭およびコントラスト
の視覚効果が高まる。加えて、このクレイク・オブライ
エン効果は、上記の垂直、水平ともにFIRフィルタと
IIRフィルタの係数器および利得調整回路により実現
可能であり、特別な構成は必要とされない。
【0044】さらに、本発明によれば、黒領域において
所定の値をホールドしたエッジ信号が出力されるように
なっているので、黒領域と有効領域の境界において画質
低下の原因となるエッジが発生することはない。
【0045】さらに、本発明によれば、水平方向の低域
成分の抽出に、応答特性が画像の引き伸ばしが無い場合
における目的とする応答特性より画像の引き伸ばし倍率
の分だけ短くなるように構成された水平ローパスフィル
タを用いているので、画像が水平方向に引き伸ばされて
も、十分な改善効果(フレア補正およびクレイク・オブ
ライエン効果)を得られる。これと同様に、本発明によ
れば、それぞれの応答特性が、画像の引き伸ばしが無い
場合における目的とする応答特性より画像の引き伸ばし
倍率の分だけ短くなるように構成された、垂直ローパス
フィルタおよび水平ローパスフィルタを用いているの
で、画像が垂直および水平の両方向に引き伸ばされて
も、十分な改善効果(フレア補正およびクレイク・オブ
ライエン効果)を得られる。
【0046】さらに、本発明によれば、映像信号により
表示される画像を非線形的に引き伸ばす処理は、エッジ
検出前に行われるので、画像が非線形的に引き伸ばされ
ても、十分な改善効果(フレア補正およびクレイク・オ
ブライエン効果)を得られる。
【0047】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0048】(第1の実施形態:フレア補正)図1は、
本発明の第1の実施形態の画質改善装置の全体の構成を
示すブック図である。本形態の画質改善装置は、R・G
・Bの原色信号から得られる輝度信号および色信号のう
ちの、輝度信号からフレア補正のための補正信号を生成
し、該フレア補正信号を元の輝度信号に加えることでフ
レア補正を行うものであって、その構成は、垂直ローパ
スフィルタ(VLPF)1、水平ローパスフィルタ(H
LPF)2、遅延回路3、減算器4、利得調整回路5、
加算器6からなる。
【0049】VLPF1は、R・G・Bの原色信号から
得られる輝度信号YINを入力とし、入力された輝度信号
INがそのまま出力される「Main out」と、入
力された輝度信号YINの垂直方向の低域成分が抽出され
て出力される「LPF out」の2つの出力を有す
る。「Main out」は遅延回路3に供給され、
「LPF out」はHLPF2に供給されている。
【0050】遅延回路3は、入力された信号にVLPF
1およびHLPF2におけるフィルタ処理に要する時間
に相当する時間分だけ遅延を施すもので、その出力は減
算器4の「+」入力、利得調整回路5、および加算器6
の一方の入力にそれぞれ供給されている。
【0051】HLPF2は、VLPF1の「LPF o
ut」、すなわち輝度信号YINの垂直方向の低域成分が
抽出された信号の水平方向の低域成分を抽出するもので
ある。これらVLPF1とHLPF2でフレア補正用の
2次元LPFを構成している。HLPF2の出力(低域
抽出信号)は、減算器4の「−」入力に供給されてい
る。
【0052】減算器4は、遅延回路3から「+」入力に
供給された輝度信号(これを元の輝度信号としている)
から、HLPF2から「−」入力に供給された低域抽出
信号(2次元LPFの出力)を減算し、その減算結果で
あるエッジ信号を利得調整回路5へ供給する。
【0053】利得調整回路5は、前述の図16の利得調
整回路と同様、ガンマを乗じた非線形の信号を入力信号
とする場合の、信号レベルの低い画像暗部でのフレア補
正フィルタ(ここでは、VLPF1およびHLPF2か
らなる2次元LPF)の感度の低下を防止するものであ
る。この利得調整回路5の出力、すなわちガンマ特性が
線形になるように補正されたエッジ信号は、加算器6の
もう一方の入力に供給されている。
【0054】加算器6は、遅延回路3から供給される輝
度信号(元の輝度信号)に、利得調整回路5にて利得調
整が施されたエッジ信号を加算し、その加算結果である
輝度信号YOUTを出力する。
【0055】上述のように構成された画質改善装置で
は、輝度信号YINはVLPF1に入力されて垂直方向の
低域成分が抽出され、さらにHLPF2に入力されて水
平方向の低域成分が抽出される。同時に、輝度信号YIN
はVLPF1を介して遅延回路3に供給されており、こ
の遅延回路3にて所定の遅延が施される。
【0056】VLPF1およびHLPF2にて垂直、水
平の各方向の低域成分が抽出された低域抽出信号は減算
器4の「−」入力に供給され、同時に、遅延回路3にて
所定の遅延が施された元の輝度信号は減算器4の「+」
入力に供給される。減算器4では、「+」入力に供給さ
れた元の輝度信号から、「−」入力に供給された低域抽
出信号が減算され、これによりエッジ信号を得る。
【0057】図2(a)はエッジ信号の波形図、図2
(b)は元の映像信号の波形図である。図2(a)に示
すエッジ信号は、前述の図14に示した元画像の水平方
向に関するエッジ部EDを検出したものに相当し、図2
(b)に示す元の映像信号は図14に示した元画像の映
像信号に相当し、これらエッジ信号と元の映像信号を加
算することで前述の図15(c)に示したフレア補正後
の信号波形を得ることができる。本形態では、遅延回路
3にて所定の遅延が施された元の輝度信号からVLPF
1およびHLPF2にて垂直、水平の各方向の低域成分
が抽出された低域抽出信号を減算することで図2(a)
に示すようなエッジ信号を得る。
【0058】減算器4から出力されたエッジ信号は、利
得調整回路5にてガンマ特性が線形になるように補正さ
れた後、加算器6にて遅延回路3から供給された元の輝
度信号に加算される。これにより、前述の図15(c)
に示したフレア補正後の信号波形を得る。この加算器6
の出力である輝度信号YOUTとR・G・Bの原色信号か
ら得られた色信号(広帯域色信号、峡帯域色信号)とを
周知のマトリクス回路(不図示)に入力して、原色信号
であるR信号、G信号、B信号に再変換する。このよう
にして再変換されたR信号、G信号、B信号を元に画像
表示が行われる。
【0059】以上説明した本形態の画質改善装置におい
て、最も特徴とするところは、VLPF1およびHLP
F2の構成である。以下、これらVLPF1およびHL
PF2について具体的に説明する。
【0060】VLPF1およびHLPF2はともに、F
IRフィルタとIIRフィルタの縦続接続より構成され
てもよく、また、FIRフィルタとIIRフィルタの並
列接続により構成されてもよい。図3(a)はFIRフ
ィルタのインパルス応答、図3(b)はIIRフィルタ
のインパルス応答、図3(c)はLPFのインパルス応
答である。FIRフィルタとIIRフィルタの縦続接続
より構成される場合は、FIRフィルタのインパルス応
答(図3(a))とIIRフィルタのインパルス応答
(図3(b))のたたみ込みにより、図3(c)のイン
パルス応答を得る。一方、FIRフィルタとIIRフィ
ルタの並列接続により構成される場合は、FIRフィル
タのインパルス応答(図3(a))にIIRフィルタの
インパルス応答(図3(b))を加算することにより、
図3(c)のインパルス応答を得る。
【0061】以下、VLPF1およびHLPF2の具体
的な構成について説明する。
【0062】(1−a)FIRフィルタとIIRフィル
タの縦続接続よりなるVLPF:図4は、図1に示した
VLPF1の一構成例を示す回路図である。このVLP
Fは、12TapのFIRフィルタ10と1TapのI
IRフィルタ20を縦続接続したものである。
【0063】FIRフィルタ10は、輝度信号YINが入
力される縦続接続された11個の遅延素子(ラインメモ
リ)11と、その輝度信号YINおよび各遅延素子11の
出力をそれぞれ入力とする12個の係数器12と、これ
ら係数器12の出力をそれぞれ加算する11個の加算器
13からなる。11番目の遅延素子の出力は、12番目
の加算器13へ供給されるラインと、「Main ou
t」のラインの2つに分岐されており、加算器13の出
力がこのFIRフィルタ10の出力である。
【0064】IIRフィルタ20は、2つの係数器2
1、24、加算器22、ラインメモリである遅延素子2
3からなる。係数器21は、FIRフィルタ10の出力
を入力とし、その出力が加算器22の一方の入力に供給
されている。加算器22の出力は2つに分岐され、一方
は「LPF out」の出力となっており、他方は遅延
素子23に供給されている。遅延素子23の出力は係数
器24を介して加算器22のもう一方の入力に供給され
ている。
【0065】(1−b)FIRフィルタとIIRフィル
タの縦続接続よりなるHLPF:図5は、図1に示した
HLPF2の一構成例を示す回路図である。このVLP
Fは、17TapのFIRフィルタ30と1TapのI
IRフィルタ40を縦続接続したものである。
【0066】FIRフィルタ30は、上記(1−a)の
VLPFの出力である輝度信号YINが入力される縦続接
続された16個の遅延素子(レジスタ)31と、その輝
度信号YINおよび各遅延素子31の出力をそれぞれ入力
とする17個の係数器32と、これら係数器32の出力
をそれぞれ加算する16個の加算器33からなる。16
番目の加算器13の出力がこのFIRフィルタ30の出
力である。
【0067】IIRフィルタ40は、2つの係数器4
1、44、加算器42、遅延素子43(レジスタ)から
なる。係数器41は、FIRフィルタ30の出力を入力
とし、その出力が加算器42の一方の入力に供給されて
いる。加算器42の出力は2つに分岐され、一方は「L
PF out」の出力となっており、他方は遅延素子4
3に供給されている。遅延素子43の出力は係数器44
を介して加算器42のもう一方の入力に供給されてい
る。
【0068】(2−a)FIRフィルタとIIRフィル
タの並列接続よりなるVLPF:図6は、図1に示した
VLPF1の一構成例を示す回路図である。このVLP
Fは、12TapのFIRフィルタ50と1TapのI
IRフィルタ60の各出力が加算器70にて加算される
ようにしたものである。
【0069】FIRフィルタ50は、輝度信号YINが入
力される縦続接続された11個の遅延素子(ラインメモ
リ)51と、その輝度信号YINおよび各遅延素子11の
出力の出力をそれぞれ入力とする12個の係数器52
と、これら係数器52の出力をそれぞれ加算する11個
の加算器53からなる。11番目の遅延素子51の出力
は、12番目の加算器53へ供給されるラインと、「M
ain out」のラインの2つに分岐されており、加
算器53の出力がこのFIRフィルタ50の出力であ
る。
【0070】IIRフィルタ60は、2つの係数器6
1、64、加算器62、ラインメモリである遅延素子6
3からなる。係数器61は、FIRフィルタ60の出力
を入力とし、その出力が加算器62の一方の入力に供給
されている。加算器62の出力は2つに分岐され、一方
は「LPF out」の出力となっており、他方は遅延
素子63に供給されている。遅延素子63の出力は係数
器64を介して加算器62のもう一方の入力に供給され
ている。
【0071】(2−b)FIRフィルタとIIRフィル
タの並列接続よりなるHLPF:図7は、図1に示した
HLPF2の一構成例を示す回路図である。このVLP
Fは、17TapのFIRフィルタ80と1TapのI
IRフィルタ90の各出力が加算器100にて加算され
るようにしたものである。
【0072】FIRフィルタ80は、上記(2−a)の
VLPFの出力である輝度信号YINが入力される縦続接
続された16個の遅延素子(レジスタ)81と、その輝
度信号YINおよび各遅延素子81の出力をそれぞれ入力
とする17個の係数器82と、これら係数器82の出力
をそれぞれ加算する16個の加算器83からなる。16
番目の加算器83の出力がこのFIRフィルタ80の出
力である。
【0073】IIRフィルタ90は、2つの係数器9
1、94、加算器92、遅延素子93(レジスタ)から
なる。係数器91は、FIRフィルタ80の出力を入力
とし、その出力が加算器92の一方の入力に供給されて
いる。加算器92の出力は2つに分岐され、一方は「L
PF out」の出力となっており、他方は遅延素子9
3に供給されている。遅延素子93の出力は係数器94
を介して加算器92のもう一方の入力に供給されてい
る。
【0074】(第2の実施形態:錯視現象の利用)視覚
のクレイク・オブライエン効果を利用することで、輪郭
およびコントラストの視覚効果を高めて画質を改善する
ことができる。クレイク・オブライエン効果とは、輝度
差のないところに幅広いエッジをたてると輝度差がある
ように見える、という錯視現象をいい、その詳細につい
てはテレビジョン学会技術報告(November 24, 1977, V
VI24-2, p.p.7-13)に記載されている。本形態の画質改
善装置は、このクレイク・オブライエン効果を利用して
輪郭およびコントラストの視覚効果を高めたものであ
る。基本的な構成は、上述した第1の実施形態の画質改
善装置と同様であるので、ここでは、クレイク・オブラ
イエン効果を得るための原理および構成について説明す
る。
【0075】図8は、クレイク・オブライエン効果によ
るコントラストの視覚効果を説明するための図である。
図8に示すようなエッジ信号をCRTなどの画面上に表
示した場合、ある条件の範囲において、点線で示したよ
うな明暗のステップパターンに見える。これが、クレイ
ク・オブライエン効果による錯視現象である。この錯視
現象が生じるのは、エッジのコントラスト(変調度)が
画面平均輝度の10〜20%以下という低コントラスト
条件の場合である。
【0076】クレイク・オブライエン効果は、上記低コ
ントラスト条件の他、エッジのスロープの大きさにも左
右される。スロープの大きな、幅の広いエッジ信号を用
いることで、クレイク・オブライエン効果によるコント
ラストの視覚効果をより効果的に得られる。
【0077】上述のようなクレイク・オブライエン効果
によるコントラストの視覚効果を得るためには、図1に
示した装置において、遅延回路3の出力である元の映像
信号(元画像)から、VLPF1およびHLPF2から
なる2次元LPFの出力である低域抽出信号(ボケた画
像)を差し引いた信号、すなわちエッジ信号(減算器4
の出力)が、上記の錯視現象が生じる条件(低コントラ
スト条件およびエッジのスロープの大きさ)を満たすよ
うにする。より具体的には、減算器4から出力されるエ
ッジ信号のエッジのうち、表示画像(映像信号(R,
G,Bの原信号)により表示される画像)の輪郭に対応
するエッジのレベルおよびスロープの大きさを所定の大
きさ、すなわち上記のクレイクオブライエン効果による
錯視現象が生じる大きさにする。
【0078】低コントラスト条件は、利得調整回路5に
よる利得調整により実現することができる。また、エッ
ジのスロープは、VLPF1およびHLPF2を構成す
る係数器(すなわちフィルタ係数)によって決まる。本
形態では、利得調整回路5により利得調整されたエッジ
信号は、エッジのコントラストが画面平均輝度の10〜
20%以下という低コントラスト条件を満たすように設
定されており、また、エッジのスロープも大きくなるよ
うに設定されている。これにより、クレイク・オブライ
エン効果によるコントラストの視覚効果を高めている。
【0079】本形態においても、利得調整回路5は、上
述の第1の実施形態で説明したように、ガンマ特性が線
形になるように補正する働きをする。図9は、利得調整
回路5の概略回路図である。この利得調整回路5は、減
算器4の出力であるエッジ信号E1を入力とする乗算器
5aを有する。この乗算器5aは、遅延回路3の出力で
ある元の輝度信号Yが、減算器4の出力をどのくらいレ
ベルにするかを決定するためのコントロール信号として
供給されており、輝度信号Yの輝度に応じて減算器4の
出力(エッジ)のレベルを変化させる。図9には示して
いないが、輝度信号Yおよびエッジ信号E1には、遅延
補償がなされている。この構成によれば、輝度によって
エッジ信号のエッジのレベルが変わる。具体的には、輝
度信号Yのレベルが高い(輝度の高い)ところでは、図
10に示す破線のようにエッジのレベルを下げ、輝度信
号Yのレベルが低い(輝度の低い)ところでは、エッジ
のレベルを上げるように動作する。
【0080】上述のように、本形態では、第1の実施形
態におけるフレア補正を行うと同時に、クレイク・オブ
ライエン効果によるコントラストの視覚効果を得られ
る。
【0081】(第3の実施形態:ワイド画面対応)画面
の縦横比が3:4のものを、画面の縦横比が9:16の
ワイド画面へ対応させる場合、いくつかの表示モードが
ある。図11は、ワイド画面へ対応させる場合の表示モ
ードを説明するための図で、(a)は画面の縦横比が
3:4の元画像のワイド画面への表示を示す図、(b)
はノーマル表示モードの表示を示す図、(c)はフル表
示モードの表示を示す図、(d)はズーム表示モードの
表示を示す図、(e)は非線形表示モードの表示を示す
図である。
【0082】図11に示すように、画面の縦横比が3:
4の画像で中央に円が描かれているものを、画面の縦横
比が9:16のワイド画面へ表示させる場合、ノーマル
表示モード、フル表示モード、ズーム表示モード、非線
形表示モードの4つの表示モードがある。
【0083】ノーマル表示モードでは、図11(b)に
示すように、図11(a)の元画像が画面の中央にその
まま表示され(この表示領域が有効領域である。)、そ
の両サイドが黒領域とされる。フル表示モードでは、図
11(c)に示すように、図10(a)の元画像が横方
向に所定の倍率で引き伸ばされた画像が表示される。ズ
ーム表示モードでは、図11(d)に示すように、図1
1(a)の元画像が縦、横、同じ倍率で引き伸ばされた
画像が表示される。非線形表示モードでは、図10
(a)の元画像に対して、中央の所定の領域については
等倍で、外側にいくほど倍率が高くなるような非線形の
画像処理が施された画像が表示される。
【0084】通常、ワイド画面へ対応する場合、上記各
表示モードのいずれかの表示モードに設定されるが、上
述の第1および第2の実施形態の構成を有するものをそ
のような表示モードに設定する場合は、以下のような処
理を施す必要がある。
【0085】(1)ノーマル表示モード:ノーマル表示
モードに設定される場合は、例えば図11(b)に示し
たような、両サイドに黒領域を有する画像を元画像(縦
横比が3:4の元画像は元々画像の上下左右に黒領域
(ブランキング領域)を有する)として処理されること
になる。上述の第1および第2の実施形態の構成は、い
ずれもエッジを検出するように構成されているため、そ
のような元画像を処理すると、黒領域と有効領域の境界
でエッジがたち、そのエッジが画質低下の原因となる。
これを防止するために、以下のような処理を行う。
【0086】図12は、ノーマル表示モードにおける水
平方向の映像信号を示す波形図であり、a1は画像左側
の黒領域(ブランキング領域)、bは元画像を表示する
有功領域、a2は画像右側の黒領域(ブランキング領
域)である。前述の図1に示した回路のHLPF2にお
いて、有効領域bの開始タイミングでは画像の始まりの
値Psが全てのレジスタに設定され、有効領域bの期間
中は画像の更新をするようにレジスタの値がシフトさ
れ、黒領域a2においては画像の更新をせずに、終わり
の値Pcがレジスタに設定(ホールド)される。
【0087】通常、ブランキング領域は画面上下方向に
も存在するため、VLPF1においても上記HLPF2
における処理と同様の処理が行われる。
【0088】(2)フル表示モード:フル表示モードに
設定される場合、図1に示した回路による補正(フレア
補正およびクレイクオブライエン効果)が行われた後
に、元画像が横方向に所定の倍率で引き伸ばされると、
補正の値自体も引き伸ばされることとなり、目的とする
補正効果(フレア補正およびクレイクオブライエン効
果)を十分に得られなくなる。このような場合は、HP
LF2の応答特性を、画像が引き伸ばされる倍率に応じ
て変える(短くする)必要がある。具体的には、HPL
F2のインパルス応答(フィルタ係数)を、減算器4の
出力であるエッジ信号のエッジの幅が、画像が引き伸ば
される分だけ縮小された幅になるように設定する。
【0089】(3)ズーム表示モード:ズーム表示モー
ドに設定される場合は、上記のフル表示モードの場合の
画像の引き伸ばしによる補正への影響が、垂直方向にお
いても生じる。この場合は、VLPF1およびHPLF
2の応答特性を、画像が引き伸ばされる倍率に応じて変
える(短くする)必要がある。具体的には、VLPF1
およびHPLF2のインパルス応答(フィルタ係数)
を、減算器4の出力であるエッジ信号のエッジの幅が、
画像が引き伸ばされる分だけ縮小された幅になるように
設定する。
【0090】(4)非線形表示モード:非線形表示モー
ドに設定される場合、図1に示した回路による補正(フ
レア補正およびクレイクオブライエン効果)が行われた
後に、元画像が非線形的に引き伸ばされると、補正の値
自体も引き伸ばされることとなり、目的とする補正効果
(フレア補正およびクレイクオブライエン効果)を十分
に得られなくなる。この場合は、元画像を非線形的に引
き伸ばす処理を図1に示した回路による補正が行われる
前に行う必要がある。非線形表示モードを実現する非線
形処理回路を、図1に示した回路の入力側に設ければよ
い。
【0091】以上説明した各実施形態において、映像信
号により表示される画像は、映像のある有効領域の周り
に映像のない黒領域(ブランキング領域)があり、通
常、図1に示した回路のVLPF1では、黒領域を含む
全領域についてメモリを回しているが、有効領域につい
てのみメモリを回す(有効領域しかメモリに入れない)
ように構成することもできる。この場合、ライン遅延も
有効領域のみとなるので、ライン遅延に必要なメモリ容
量は少なくて済む。
【0092】また、図1の回路の減算器4の出力段に、
コアリング回路を設けてもよい。図13は、このコアリ
ング回路の特性を示す図である。この特性図は、横軸が
入力レベル、縦軸が出力レベルである。このコアリング
回路では、減算器4から出力されるエッジ信号のうち、
ノイズとなるエッジ、すなわち所定レベル以下のエッジ
が取り除かれる。これにより、S/N比を向上させるこ
とができる。
【0093】さらに、光学系を備えた撮像装置で撮影さ
れた映像信号を入力とする場合、この入力される映像信
号には、光学系によって生じるフレアがすでに含まれて
いることになるが、利得調整回路にてフレアの量を調節
することで、そのような予めフレアが含まれている映像
信号に対しても適用することができる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2次元ローパスフィルタは、垂直、水平ともにFIRフ
ィルタとIIRフィルタの縦続接続または並列接続より
なるので、従来のものより回路規模の小さい、かつ、低
コストな画質改善装置を提供することができる。
【0095】また、本発明によれば、クレイクオブライ
エン効果による錯視現象により、画像の輪郭およびコン
トラストが高められるので、従来のものより高画質な画
像を提供することができる。
【0096】さらに、本発明によれば、ワイド画面に表
示する場合でも、フレア補正やクレイクオブライエン効
果による画質改善効果を十分に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の画質改善装置の全体
の構成を示すブック図である。
【図2】(a)はエッジ信号の波形図、(b)は元の映
像信号の波形図である。
【図3】(a)はFIRフィルタのインパルス応答を示
す特性図、(b)はIIRフィルタのインパルス応答を
示す特性図、(c)はLPFのインパルス応答を示す特
性図である。
【図4】図1に示すVLPFの一構成例を示す回路図で
ある。
【図5】図1に示すHLPFの一構成例を示す回路図で
ある。
【図6】図1に示すVLPFの一構成例を示す回路図で
ある。
【図7】図1に示すHLPFの一構成例を示す回路図で
ある。
【図8】クレイク・オブライエン効果によるコントラス
トの視覚効果を説明するための図である。
【図9】図1に示す利得調整回路の概略回路図である。
【図10】図9に示す利得調整回路によるエッジの利得
調整の一例を示す波形図である。
【図11】ワイド画面へ対応させる場合の表示モードを
説明するための図で、(a)は画面の縦横比が3:4の
元画像のワイド画面への表示を示す図、(b)はノーマ
ル表示モードの表示を示す図、(c)はフル表示モード
の表示を示す図、(d)はズーム表示モードの表示を示
す図、(e)は非線形表示モードの表示を示す図であ
る。
【図12】ノーマル表示モードにおける水平方向の映像
信号を示す波形図である。
【図13】コアリング回路の特性を示す特性図である。
【図14】プロジェクタによって投射される画像の元画
像の一例を示す模式図である。
【図15】フレア補正の概念図で、(a)は元画像の映
像信号を示す波形図、(b)は(a)の映像信号により
表示されるスクリーン映像の輝度分布図、(c)は
(a)の映像信号のフレア補正後の信号の波形図、
(d)は(c)のフレア補正後の映像信号により表示さ
れるスクリーン映像の輝度分布図である。
【図16】特開昭61−296880号公報に記載され
た画質改善装置の全体の構成を示すブロック図である。
【図17】垂直フレア補正用の複合IIRフィルタの概
略構成を示すブロック図である。
【図18】水平フレア補正用の複合IIRフィルタの概
略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 垂直ローパスフィルタ 2 水平ローパスフィルタ 3 遅延回路 4 減算器 5 利得調整回路 6、13、22、33、42、53、62、70、8
3、92、100 加算器 10、30、50、80 FIRフィルタ 11、23、31、43、51、63、81、93 遅
延素子 12、21、24、32、41、44、52、61、6
4、82、91、94係数器 20、40、60、90 IIRフィルタ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号から得られる輝度信号を入力と
    し、該入力輝度信号の、前記映像信号により表示される
    画像の垂直方向および水平方向について、それぞれ低域
    成分を抽出する2次元ローパスフィルタと、 前記輝度信号から前記2次元ローパスフィルタにて抽出
    された低域抽出信号を差し引いてエッジ信号を得る減算
    器と、 前記減算器にて得られたエッジ信号を前記輝度信号に加
    える加算器とを有し、 前記2次元ローパスフィルタは、前記垂直方向の低域成
    分を抽出する垂直ローパスフィルタと前記水平方向の低
    域成分を抽出する水平ローパスフィルタとからなり、該
    垂直ローパスフィルタおよび水平ローパスフィルタは、
    ともにFIRフィルタとIIRフィルタの縦続接続によ
    り構成されていることを特徴とする画質改善装置。
  2. 【請求項2】 映像信号から得られる輝度信号を入力と
    し、該入力輝度信号の、前記映像信号により表示される
    画像の垂直方向および水平方向について、それぞれ低域
    成分を抽出する2次元ローパスフィルタと、 前記輝度信号から前記2次元ローパスフィルタにて抽出
    された低域抽出信号を差し引いてエッジ信号を得る減算
    器と、 前記減算器にて得られたエッジ信号を前記輝度信号に加
    える加算器とを有し、 前記2次元ローパスフィルタは、前記垂直方向の低域成
    分を抽出する垂直ローパスフィルタと前記水平方向の低
    域成分を抽出する水平ローパスフィルタとからなり、該
    垂直ローパスフィルタおよび水平ローパスフィルタは、
    ともにFIRフィルタとIIRフィルタの並列接続によ
    り構成されていることを特徴とする画質改善装置。
  3. 【請求項3】 輝度信号が制御信号として供給され、減
    算器から出力されるエッジ信号のエッジのレベルを前記
    輝度信号の輝度レベルに応じて調節する利得調整手段を
    さらに有することを特徴とする請求項1または2に記載
    の画質改善装置。
  4. 【請求項4】 減算器から出力されるエッジ信号のエッ
    ジのうち、映像信号により表示される画像の輪郭に対応
    するエッジのレベルおよびスロープの大きさが所定の大
    きさとなるように構成されていることを特徴とする請求
    項1から3のいずれか1項に記載の画質改善装置。
  5. 【請求項5】 所定の大きさは、クレイクオブライエン
    効果による錯視現象が生じる大きさであることを特徴と
    する請求項4に記載の画質改善装置。
  6. 【請求項6】 映像信号により表示される画像は、映像
    の無い黒領域と映像が表示される有効領域とを有し、2
    次元ローパスフィルタは、前記黒領域においては所定の
    値をホールドした信号を出力するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載
    の画質改善装置。
  7. 【請求項7】 映像信号により表示される画像は、水平
    方向に所定の倍率で引き伸ばされるようになっており、 水平ローパスフィルタは、その応答特性が、前記画像の
    引き伸ばしが無い場合における目的とする応答特性より
    前記所定の倍率の分だけ短くなるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載
    の画質改善装置。
  8. 【請求項8】 映像信号により表示される画像は、水平
    方向および垂直方向にそれぞれ所定の倍率で引き伸ばさ
    れるようになっており、 垂直ローパスフィルタおよび水平ローパスフィルタは、
    それぞれの応答特性が、前記画像の引き伸ばしが無い場
    合における目的とする応答特性より前記所定の倍率の分
    だけ短くなるように構成されていることを特徴とする請
    求項1から5のいずれか1項に記載の画質改善装置。
  9. 【請求項9】 2次元フィルタの入力段に、映像信号に
    より表示される画像を非線形的に引き伸ばすための回路
    を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1
    項に記載の画質改善装置。
  10. 【請求項10】 映像信号により表示される画像は、映
    像の無い黒領域と映像が表示される有効領域とを有し、
    2次元ローパスフィルタは、前記有効領域のみフィルタ
    処理が行われるように構成されていることを特徴とする
    請求項1から5のいずれか1項に記載の画質改善装置。
  11. 【請求項11】 映像信号から得られる輝度信号の、前
    記映像信号により表示される画像の垂直方向および水平
    方向について、それぞれ低域成分を抽出して低域抽出信
    号を得る第1のステップと、 前記第1のステップにて得られた低域抽出信号を前記輝
    度信号から減算して、前記画像の輪郭に対応するエッジ
    のレベルおよびスロープの大きさが所定の大きさとなる
    エッジ信号を得る第2のステップと、 前記第2のステップにて得られたエッジ信号を前記輝度
    信号に加える第3のステップとを有することを特徴とす
    る画質改善方法。
  12. 【請求項12】 第2のステップは、得られたエッジ信
    号のエッジのレベルを輝度信号の輝度レベルに応じて調
    節するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1
    1に記載の画質改善方法。
  13. 【請求項13】 所定の大きさが、クレイクオブライエ
    ン効果による錯視現象が生じる大きさであることを特徴
    とする請求項11に記載の画質改善方法。
  14. 【請求項14】 第1のステップにおける映像信号によ
    り表示される画像が、映像の無い黒領域と映像が表示さ
    れる有効領域を有し、 第2のステップは、前記黒領域において所定の値をホー
    ルドしたエッジ信号を出力するステップを含むことを特
    徴とする請求項11に記載の画質改善方法。
  15. 【請求項15】 映像信号により表示される画像を水平
    方向に所定の倍率で引き伸ばすステップをさらに含み、 第1のステップにおける輝度信号の水平方向の低域成分
    の抽出に、応答特性が前記画像の引き伸ばしが無い場合
    における目的とする応答特性より前記所定の倍率の分だ
    け短くなるように構成された水平ローパスフィルタを用
    いることを特徴とする請求項11に記載の画質改善方
    法。
  16. 【請求項16】 映像信号により表示される画像を垂直
    方向および水平方向に所定の倍率で引き伸ばすステップ
    をさらに含み、 第1のステップにおける輝度信号の垂直方向および水平
    方向の低域成分の抽出に、それぞれの応答特性が前記画
    像の引き伸ばしが無い場合における目的とする応答特性
    より前記所定の倍率の分だけ短くなるように構成され
    た、垂直ローパスフィルタおよび水平ローパスフィルタ
    を用いることを特徴とする請求項11に記載の画質改善
    方法。
  17. 【請求項17】 第1のステップの前に、映像信号によ
    り表示される画像を非線形的に引き伸ばすステップを有
    することを特徴とする請求項11に記載の画質改善方
    法。
  18. 【請求項18】 映像信号により表示される画像は、映
    像の無い黒領域と映像が表示される有効領域とを有し、 第1のステップの低域成分の抽出が、前記有効領域に対
    してのみ行われることを特徴とする請求項11に記載の
    画質改善方法。
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