JP2000354180A - ノイズ低減装置 - Google Patents
ノイズ低減装置Info
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- JP2000354180A JP2000354180A JP11165564A JP16556499A JP2000354180A JP 2000354180 A JP2000354180 A JP 2000354180A JP 11165564 A JP11165564 A JP 11165564A JP 16556499 A JP16556499 A JP 16556499A JP 2000354180 A JP2000354180 A JP 2000354180A
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Abstract
低減と解像感の確保された高画質な画像を提供すること
ができるノイズ低減装置を提供する。 【解決手段】入力信号に対して周辺画素を含めた複数の
画素内の特異点を検出し、それを除去することでノイズ
の低減を図るノイズ低減回路において、原画像信号S1
が入力され、特異点の除去された参照画像信号S2を出
力する特異点除去回路1と、原画像信号S1と参照画像
信号S2と合成比制御信号kとに基づいて、原画像信号
S1と参照画像信号S2とを合成して出力する合成回路
2とを具備する。
Description
どのノイズを低減させるためのノイズ低減装置に関する
ものである。
映像分野に大きな発展をもたらしている。デジタルビデ
オカメラや、デジタルスチルカメラなどでは、デジタル
記録媒体の出現で、パソコンなどに画像データを記録
し、編集し、加工することが容易にかつ高画質にできる
ような環境となってきた。
おり、静止画用途では民生用のものでも100万画素を
越えるものが出てきた。さらに、CCD自体の小型化も
進んでおり、ビデオカメラではほとんどのものが4分の
1インチのCCDを採用している。
低下を改善するためにノイズの低減を信号処理で行うこ
とが重要な技術となってきている。特に、非線形処理を
用いたフィルタリングによる特異点除去は、簡単な回路
構成でノイズの低減が実現できる点で非常に有利であ
る。
置の例を示した図である。この例では、特異点除去に水
平方向のメディアンフィルタを用いている。
は、メディアンフィルタ501に入力される。メディア
ンフィルタ501では、遅延手段511,512,51
3,514によって水平5画素分の原信号を参照し、比
較手段515によって5画素のうちの中央値を取るもの
を検出し、ノイズ除去後の信号S’として出力する。
の信号S’は、図4Bに示すように特異点が除去される
ことによりノイズ成分が低減され、且つエッジ成分は保
存されて出力されるので、このフィルタはノイズの多い
画像に対するノイズ低減に有効な手段である。
従来例では、ノイズの低減は実現できるものの、画像を
モニタなどに映してみると、本来画像が持ち合わせてい
た高周波成分も必要以上に低減されてしまい、のっペり
として質感が失われたり、解像感が損なわれてしまうと
いう問題点があった。
されたものであり、その目的は、簡単な回路構成で、撮
影状況に合わせたノイズ低減と解像感の確保された高画
質な画像を提供することができるノイズ低減装置を提供
することである。
目的を達成するために、本発明に係わるノイズ低減装置
は、入力信号に対して周辺画素を含めた複数の画素内の
特異点を検出し、それを除去することでノイズの低減を
図るノイズ低減装置において、原画像信号S1が入力さ
れ、特異点の除去された参照画像信号S2を出力する特
異点除去手段と、前記原画像信号S1と前記参照画像信
号S2と合成比制御信号kとに基づいて、前記原画像信
号S1と参照画像信号S2とを合成して出力する合成手
段とを具備することを特徴としている。
入力信号に対して周辺画素を含めた複数の画素内の特異
点を検出し、それを除去することでノイズの低減を図る
ノイズ低減装置において、原画像信号S1とフィルタの
特性を設定する特性制御信号pが入力され、その設定さ
れた範囲、および特性に基づいて特異点を除去して参照
画像信号S2を出力する特異点除去手段と、前記原画像
信号S1と前記参照画像信号S2と合成比制御信号kと
に基づいて、前記原画像信号S1と参照画像信号S2と
を合成して出力する合成手段とを具備することを特徴と
している。
おいて、前記合成手段は、前記合成比制御信号kに基づ
いて前記原画像信号S1と前記参照画像信号S2との合
成信号S’をS1・k+S2・(1−k)で表わされる
式から合成して出力することを特徴としている。
おいて、前記合成手段は、合成比制御信号kに基づい
て、前記原画像信号S1と前記参照画像信号S2との差
分に対してkの幅でコアリングを施した後、前記原画像
信号S1を加算することで合成信号S’を出力すること
を特徴としている。
おいて、前記特異点除去手段はメディアンフィルタ或い
は平均値フィルタであることを特徴としている。
おいて、前記特異点除去手段は、特性制御信号pに基づ
いて、平均値フィルタで求められた参照画素の平均値と
前記原画像信号S1との差分に対してpの幅でコアリン
グを施した後、前記原画像信号S1を加算することでノ
イズを低減することを特徴としている。
おいて、前記合成比制御信号kは、画像の高周波成分を
抽出する高周波検出手段によって得られた高周波成分の
信号レベルに応じて、高周波成分の信号レベルが高いほ
ど前記原画像信号S1の混合比を増すように制御するこ
とを特徴としている。
おいて、前記合成比制御信号kは、画像の特徴を抽出す
るテクスチャマッチング手段或いは周辺画素との相関値
演算によって得られた特徴値に応じて、画像が平坦であ
ることを示す特徴値が高いほど前記参照画像信号S2の
混合比を増すように制御することを特徴としている。
おいて、前記合成比制御信号kは、低照度下で撮影する
ときにCCDの出力を増幅するように動作する自動利得
制御(AGC)回路に送られる利得制御信号に応じて、
利得が高いほど前記参照画像信号S2の混合比を増すよ
うに制御することを特徴としている。
おいて、前記合成比制御信号kは、電子ズーム制御手段
によって出力される倍率係数に応じて、倍率が高いほど
前記参照画像信号S2の混合比を増すように制御するこ
とを特徴としている。
おいて、前記合成比制御信号kは、画像信号の各色毎に
独立に制御可能であり、ホワイトバランス処理で利得を
高くする色には前記参照画像信号S2の混合比を増すよ
うに、低くする色には前記原画像信号S1の混合比を増
すように制御することを特徴としている。
おいて、前記合成比制御信号kは、画像信号の各色毎に
独立に制御可能であり、広帯域の輝度信号となる画素に
は前記原画像信号S1の混合比を増すように、狭帯域の
色信号となる画素には前記参照画像信号S2の混合比を
増すように制御することを特徴としている。
おいて、前記特性制御信号pは、画像の高周波成分を抽
出する高周波検出手段によって得られた高周波成分の信
号レベルに応じて、高周波成分の信号レベルが高いほど
参照画素範囲を狭めるように制御することを特徴として
いる。
おいて、前記特性制御信号pは、画像の特徴を抽出する
テクスチャマッチング手段或いは周辺画素との相関値演
算などによって得られた特徴値に応じて、画像が平坦で
あることを示す特徴値が高いほど参照画素範囲を広げる
ように制御することを特徴としている。
おいて、前記特性制御信号pは、低照度下で撮影する時
にCCDの出力を増幅するように動作する自動利得制御
(AGC)回路に送られる利得制御信号に応じて、利得
が高いほど参照画素範囲を広げるように制御することを
特徴としている。
おいて、前記特性制御信号pは、電子ズーム制御手段に
よって出力される倍率係数に応じて、倍率が高いほど参
照画素範囲を広げるように制御することを特徴としてい
る。
おいて、前記特性制御信号pは、画像信号の各色毎に独
立に制御可能であり、ホワイトバランス処理で利得を高
くする色には参照画素範囲を広げるように、低くする色
には参照画素範囲を狭めるように制御することを特徴と
している。
おいて、前記特性制御信号pは、画像信号の各色毎に独
立に制御可能であり、広帯域の輝度信号となる画素には
参照画素範囲を狭めるように、狭帯域の色信号となる画
素には参照画素範囲を広げるように制御することを特徴
としている。
おいて、前記特異点除去手段において、前記特性制御信
号pは、画像の高周波成分を抽出する高周波検出手段に
よって得られた高周波成分の信号レベルに応じて、高周
波成分の信号レベルが高いほどコアリング範囲を狭める
ように制御することを特徴としている。
おいて、前記特異点除去手段において、前記特性制御信
号pは、画像の特徴を抽出するテクスチャマッチング手
段或いは周辺画素との相関値演算などによって得られた
特徴値に応じて、画像が平坦であることを示す特徴値が
高いほどコアリング範囲を広げるように制御することを
特徴としている。
おいて、前記特異点除去手段において、前記特性制御信
号pは、低照度下で撮影する時にCCDの出力を増幅す
るように動作する自動利得制御(AGC)回路に送られ
る利得制御信号に応じて、利得が高いほどコアリング範
囲を広げるように制御することを特徴としている。
おいて、前記特異点除去手段において、前記特性制御信
号pは、電子ズーム制御手段によって出力される倍率係
数に応じて、倍率が高いほどコアリング範囲を広げるよ
うに制御することを特徴としている。
おいて、前記特異点除去手段において、前記特性制御信
号pは、画像信号の各色毎に独立に制御可能であり、ホ
ワイトバランス処理で利得を高くする色にはコアリング
範囲を広げるように、低くする色にはコアリング範囲を
狭めるように制御することを特徴としている。
おいて、前記特異点除去手段において、前記特性制御信
号pは、画像信号の各色毎に独立に制御可能であり、広
帯域の輝度信号となる画素にはコアリング範囲を狭める
ように、狭帯域の輝度信号となる画素にはコアリング範
囲を広げるように制御することを特徴としている。
おいて、前記合成比制御信号kは、請求項7,8,9,
10,11,12の条件を重み付けした上で決定するこ
とを特徴としている。
おいて、前記特性制御信号pは、請求項13,14,1
5,16,17,18の条件を重み付けした上で決定す
ることを特徴としている。
おいて、前記特性制御信号pは、請求項19,20,2
1,22,23,24の条件を重み付けした上で決定す
ることを特徴としている。
ついて、添付図面を参照して詳細に説明する。
ズ低減装置の第1の実施形態の構成を示す図である。こ
れは特異点除去手段に水平5タップのフィルタを用いた
例である。
1は、フィルタ1に入力される。フィルタ1では、遅延
手段11,12,13,14によって水平5画素分の原
信号を参照し、フィルタ回路15によって、メディアン
であれば5画素のうちの中央値を取るものを検出し、平
均値であれば5画素の平均値を取り、図4Eに示すよう
なノイズ除去後の参照信号S2として出力する。
2に入力される。合成回路2は減算器21、乗算器2
2、加算器23からなっており、合成制御係数kによっ
て S’=S1・k+S2・(1−k) を一つの乗算器で実現できるように変形した S’=(S1−S2)・k+S2 の式に則って信号を合成し、ノイズ除去後の信号S’と
して出力する。
に縛られるものではなく、例えば図24に示すような減
算器21、図23のような作用をするコアリング回路2
2、加算器23を利用したものに置き換えることも当然
可能である。
合成制御係数kによって S’=f{(S1−S2),k}+S2 の式に則って信号を合成し、ノイズ除去後の信号S’と
して出力する。ここでf{a,b}はコアリング関数を
示す。
発生する。係数発生器3の例を図15及び図16に示
す。
制御係数kを発生する回路である。ここで挙げる条件と
は、例えば高周波成分解析、テクスチャマッチングなど
による平坦画像としての特徴値、AGC係数、電子ズー
ム倍率、ホワイトバランス利得、CCDの各色信号の判
別信号などである。
7,図8,図9に示すように、各撮影状況に合せてkの
値を決定する。この部分の構成としては、テーブルによ
る参照或いは関数器など、ハードウェア規模の制約に従
い決定付ければ良い。
係数kを発生する回路である。ここで挙げる条件とは、
例えば高周波成分解析、テクスチャマッチングなどによ
る平坦画像としての特徴値、AGC係数、電子ズーム倍
率、ホワイトバランス利得、CCDの各色信号の判別信
号などである。
03,304は、図5,図6,図7,図8,図9に示す
ように、各撮影状況に併せてそれぞれの条件によるkの
値を決定する。この部分の構成としては、テーブルによ
る参照或いは関数器など、ハードウェア規模の制約に従
い決定付ければ良い。
により、広帯域の輝度信号を生成する画素に対しては、
高周波成分を多く含んでいると判断してkの値を大きく
し、狭帯域の輝度信号を生成する画素に対しては、高周
波成分はノイズにあたると判断してkの値を小さくす
る。
カメラの構成でその例を示す。
D53上で結像した被写体像は光電変換されて画像信号
となり、CDS回路54、AGC回路55、A/D変換
器56を通り、デジタル信号に変換されて、カメラ信号
処理回路57に入力される。
離、ホワイトバランス、輪郭強調、ガンマ補正などの処
理が施される。
号R,G,Bは、ノイズ低減回路58に入力される。
輪郭強調用のフィルタを利用して画像の高周波成分解析
を行い、その値Rqをノイズ低減回路58に入力する。
イトバランスを取った時に利用した各色信号のホワイト
バランス係数Rwbをノイズ低減回路58に入力する。
信号出力が入力される特徴抽出回路60では、テクスチ
ャマッチングや近隣画素の相関値を利用して画像の平坦
さを数値で表し、その値Rcvをノイズ低減回路58に
入力する。
輝度レベルを監視してアイリス52の調整を行う他に、
アイリス52が開放となっても輝度レベルが下がってい
くような低照度の撮影時にAGC55を制御して明るさ
を確保する。この時の利得係数Ragcをノイズ低減回
路58に入力する。
て画像に電子的な補間操作によるズーミングがなされた
時に、その時の拡大率Rzがノイズ低減回路58に入力
される。
況が常に送られている。
hq,kwb,kq,kz,kcv,kcdは、k決定回路306
に入力される。
を施し、最終的なkを出力する。ここでの重み付け処理
は、例えば k=a・khq+b・kwb+c・kq+d・kz+e・kcv
+f・kcd のようなものである。
の信号S2と、高周波成分をもつ原信号S1とを撮影状
況に応じて好適に混合しているため、図4Cに示すよう
にノイズ成分を低減し且つ高周波成分は保存されるの
で、ノイズの多い画像に対して好適にノイズ低減が図ら
れる。
態を以下に記述する。
置の構成を示す図である。これは特異点除去手段に水平
3タップ、水平5タップの2種類のフィルタを用いた例
である。
1は、フィルタ101に入力される。フィルタ101で
は、遅延手段111,112,113,114によって
水平5画素分の原信号を参照し、フィルタ回路115に
よって、メディアンであれば5画素のうちの中央値を取
るものを検出し、平均値であれば5画素の平均値を取
り、フィルタ回路116によって、メディアンであれば
3画素のうちの中央値を取るものを検出し、平均値であ
れば3画素の平均値を取り、それぞれ図4E、図4Bに
示すようなノイズ除去後の参照信号を出力する。
選択制御信号pが入力され、選択制御信号pに従って2
つの参照信号のいずれかを選択し、S2として出力す
る。
102に入力される。合成回路102は減算器121、
乗算器122、加算器123からなっており、合成制御
係数kによって S’=S1・k+S2・(1−k) を一つの乗算器で実現できるように変形した S’=(S1−S2)・k+S2 の式に則って信号を合成し、ノイズ除去後の信号S’と
して出力する。
記式に縛られるものではなく、例えば図24に示すよう
な減算器21、図23のような作用をするコアリング回
路22、加算器23を利用したものに置き換えることも
当然可能である。
合成制御係数kによって S’=f{(S1−S2),k}+S2 の式に則って信号を合成し、ノイズ除去後の信号S’と
して出力する。ここでf{a,b}はコアリング関数を
示す。
って発生する。係数発生器104の例を図17及び図1
8に示す。
制御係数pを発生する回路である。ここで挙げる条件と
は、例えば高周波成分解析、テクスチャマッチングなど
による平坦画像としての特徴値、AGC係数、電子ズー
ム倍率、ホワイトバランス利得、CCDの各色信号の判
別信号などである。
図12,図13,図14に示すように、各撮影状況に併
せてpの値を決定する。この部分の構成としては、テー
ブルによる参照或いは関数器など、ハードウェア規模の
制約に従い決定付ければ良い。
係数pを発生する回路である。ここで挙げる条件とは、
例えば高周波成分解析、テクスチャマッチングなどによ
る平坦画像としての特徴値、AGC係数、電子ズーム倍
率、ホワイトバランス利得、CCDの各色信号の判別信
号などである。
03,404は、図10,図11,図12,図13,図
14に示すように、各撮影状況に併せてそれぞれの条件
によるpの値を決定する。この部分の構成としては、テ
ーブルによる参照或いは関数器など、ハードウェア規模
の制約に従い決定付ければ良い。
信号により、広帯域の輝度信号を生成する画素に対して
は、高周波成分を多く含んでいると判断してpの値を小
さく(参照画素の少ない方の参照信号を選択)し、狭帯
域の輝度信号を生成する画素に対しては、高周波成分は
ノイズにあたると判断してpの値を大きく(参照画素の
多い方の参照信号を選択)する。
カメラの構成でその例を示す。詳細については、本発明
の第1の実施形態と全く同一であるので省略する。
hq,pwb,pq,pz,pcv,pcdは、p決定回路406
に入力される。
を施し、最終的なpを出力する。ここでの重み付け処理
は、例えば p=a・phq+b・pwb+c・pq+d・pz+e・pcv
+f・pcd のようなものである。
発生する。係数発生器3の例を図15及び図16に示
す。
ついては、本発明の第1の実施形態と全く同一であるの
で省略する。
の信号S2と、高周波成分をもつ原信号S1とを撮影状
況に応じて好適に混合しているため、図4Cに示すよう
にノイズ成分を低減し且つ高周波成分は保存されるの
で、ノイズの多い画像に対して好適にノイズ低減が図ら
れる。
態を以下に記述する。図2は、第3の実施形態のノイズ
低減装置の構成を示す図である。これは特異点除去手段
に水平・垂直に各5タップ計25タップの空間フィルタ
を用いた例である。
1は、フィルタ201に入力される。フィルタ201に
は、水平・垂直方向の遅延手段が用意されており、空間
フィルタの構成となっている。
は垂直4走査線分の原信号を遅延し、遅延手段611〜
614、621〜624、631〜634、641〜6
44はそれぞれ水平5画素分の原信号を参照し、遅延手
段601〜604による原信号の水平5画素分の参照画
素を加えて、計25画素分の参照画素を抽出して、比較
回路215に入力する。
よって示される参照範囲内にある画素データのみを選択
し、メディアンであればそのうちの中央値を取るものを
検出し、平均値であれば平均値を取り、図4Eに示すよ
うなノイズ除去後の参照信号S2として出力する。
202に入力される。合成回路202は減算器221、
乗算器222、加算器223からなっており、合成制御
係数kによって S’=S1・k+S2・(1−k) を一つの乗算器で実現できるように変形した S’=(S1−S2)・k+S2 の式に則って信号を合成し、ノイズ除去後の信号S’と
して出力する。
記式に縛られるものではなく、例えば図24に示すよう
な減算器21、図23のような作用をするコアリング回
路22、加算器23を利用したものに置き換えることも
当然可能である。
合成制御係数kによって S’=f{(S1−S2),k}+S2 の式に則って信号を合成し、ノイズ除去後の信号S’と
して出力する。ここでf{a,b}はコアリング関数を
示す。
によって発生する。係数発生器204の例を図17及び
図18に示す。
範囲制御係数pを発生する回路である。ここで挙げる条
件とは、例えば高周波成分解析、テクスチャマッチング
などによる平坦画像としての特徴値、AGC係数、電子
ズーム倍率、ホワイトバランス利得、CCDの各色信号
の判別信号などである。
図12,図13,図14に示すように、各撮影状況に併
せてpの値を決定する。この部分の構成としては、テー
ブルによる参照或いは関数器など、ハードウェア規模の
制約に従い決定付ければ良い。
制御係数pを発生する回路である。ここで挙げる条件と
は、例えば高周波成分解析、テクスチャマッチングなど
による平坦画像としての特徴値、AGC係数、電子ズー
ム倍率、ホワイトバランス利得、CCDの各色信号の判
別信号などである。
03,404は、図10,図11,図12,図13,図
14に示すように、各撮影状況に合せてそれぞれの条件
によるpの値を決定する。この部分の構成としては、テ
ーブルによる参照或いは関数器など、ハードウェア規模
の制約に従い決定付ければ良い。
信号により、広帯域の輝度信号を生成する画素に対して
は、高周波成分を多く含んでいると判断してpの値を小
さくし、狭帯域の輝度信号を生成する画素に対しては、
高周波成分はノイズにあたると判断してpの値を大きく
する。
カメラの構成でその例を示す。詳細については、本発明
の第1の実施形態と全く同一であるので省略する。
hq,pwb,pq,pz,pcv,pcdは、p決定回路406
に入力される。
を施し、最終的なpを出力する。ここでの重み付け処理
は、例えば p=a・Phq+b・Pwb+c・Pq+d・Pz+e・Pcv
+f・Pcd のようなものである。
発生する。係数発生器3の例を図15及び図16に示
す。
ついては、本発明の第1の実施形態と全く同一であるの
で省略する。
を通したノイズ除去後の信号S2と、高周波成分をもつ
原信号S1とを撮影状況に応じて好適に混合しているた
め、図4Cに示すようにノイズ成分を低減し且つ高周波
成分は保存されるので、ノイズの多い画像に対して好適
にノイズ低減が図られる。
態を以下に記述する。図20は、第4の実施形態のノイ
ズ低減装置の構成を示す図である。これは特異点除去手
段に平均値フィルタとコアリング回路を用いた例であ
る。
1は、フィルタ701に入力される。フィルタ701で
は、遅延手段711,712,713,714によって
水平5画素分の原信号を参照し、フィルタ回路715に
よって、5画素の平均値とコアリング処理により、図4
Dに示すようなノイズ除去後の参照信号S2として出力
する。
702に入力される。合成回路702は減算器721、
乗算器722、加算器723からなっており、合成制御
係数kによって S’=S1・k+S2・(1−k) を一つの乗算器で実現できるように変形した S’=(S1−S2)・k+S2 の式に則って信号を合成し、ノイズ除去後の信号S’と
して出力する。
記式に縛られるものではなく、例えば図24に示すよう
な減算器21、図23のような作用をするコアリング回
路22、加算器23を利用したものに置き換えることも
当然可能である。
合成制御係数kによって S’=f{(S1−S2),k}+S2 の式に則って信号を合成し、ノイズ除去後の信号S’と
して出力する。ここでf{a,b}はコアリング関数を
示す。
5の例である。参照画素信号D1〜D5はまず平均値算
出器851に入力され、その平均値が出力される。
置するD3と平均値との差分を取り、その結果をコアリ
ング回路853に入力する。
囲制御係数pに従って、図23のような特性のコアリン
グ処理を行い、その結果を加算器854にて平均値と加
算することによって、特異点除去を行う。
704によって発生する。係数発生器704の例を図1
7及び図18に示す。
リング範囲制御係数pを発生する回路である。ここで挙
げる条件とは、例えば高周波成分解析、テクスチャマッ
チングなどによる平坦画像としての特徴値、AGC係
数、電子ズーム倍率、ホワイトバランス利得、CCDの
各色信号の判別信号などである。
図12,図13,図14に示すように、各撮影状況に合
せてpの値を決定する。この部分の構成としては、テー
ブルによる参照或いは関数器など、ハードウェア規模の
制約に従い決定付ければ良い。
グ範囲制御係数pを発生する回路である。ここで挙げる
条件とは、例えば高周波成分解析、テクスチャマッチン
グなどによる平坦画像としての特徴値、AGC係数、電
子ズーム倍率、ホワイトバランス利得、CCDの各色信
号の判別信号などである。
03,404は、図10,図11,図12,図13,図
14に示すように、各撮影状況に合せてそれぞれの条件
によるpの値を決定する。この部分の構成としては、テ
ーブルによる参照或いは関数器など、ハードウェア規模
の制約に従い決定付ければ良い。
信号により、広帯域の輝度信号を生成する画素に対して
は、高周波成分を多く含んでいると判断してpの値を小
さくし、狭帯域の輝度信号を生成する画素に対しては、
高周波成分はノイズにあたると判断してpの値を大きく
する。
hq,pwb,pq,pz,pcv,pcdは、p決定回路406
に入力される。
を施し、最終的なpを出力する。ここでの重み付け処理
は、例えば p=a・phq+b・pwb+c・pq+d・pz+e・pcv
+f・pcd のようなものである。
発生する。係数発生器3の例を図15及び図16に示
す。
いては、本発明の第1の実施形態と全く同一であるので
省略する。
の信号S2と、高周波成分をもつ原信号S1とを撮影状
況に応じて好適に混合しているため、図4Cに示すよう
にノイズ成分を低減し且つ高周波成分は保存されるの
で、ノイズの多い画像に対して好適にノイズ低減がはか
られる。
単な回路の追加によって、小規模なハードウェアで画像
の撮影状況に好適なノイズ低減と高解像度との両立をは
かることができる。
タの特性制御を行うことで、より好適な画像を得ること
ができる。
る。
異点除去された画像信号の例を示す図である。
画像信号の例を示す図である。
の例を示す図である。
異点除去された画像信号の例を示す図である。
る。
る。
である。
示す図である。
る。
る。
である。
示す図である。
図である。
図である。
である。
である。
出回路の例を示す図である。
図である。
Claims (27)
- 【請求項1】 入力信号に対して周辺画素を含めた複数
の画素内の特異点を検出し、それを除去することでノイ
ズの低減を図るノイズ低減装置において、 原画像信号S1が入力され、特異点の除去された参照画
像信号S2を出力する特異点除去手段と、 前記原画像信号S1と前記参照画像信号S2と合成比制
御信号kとに基づいて、前記原画像信号S1と参照画像
信号S2とを合成して出力する合成手段とを具備するこ
とを特徴とするノイズ低減装置。 - 【請求項2】 入力信号に対して周辺画素を含めた複数
の画素内の特異点を検出し、それを除去することでノイ
ズの低減を図るノイズ低減装置において、 原画像信号S1とフィルタの特性を設定する特性制御信
号pが入力され、その設定された範囲、および特性に基
づいて特異点を除去して参照画像信号S2を出力する特
異点除去手段と、 前記原画像信号S1と前記参照画像信号S2と合成比制
御信号kとに基づいて、前記原画像信号S1と参照画像
信号S2とを合成して出力する合成手段とを具備するこ
とを特徴とするノイズ低減装置。 - 【請求項3】 前記合成手段は、前記合成比制御信号k
に基づいて前記原画像信号S1と前記参照画像信号S2
との合成信号S’をS1・k+S2・(1−k)で表わ
される式から合成して出力することを特徴とする請求項
1又は2に記載のノイズ低減装置。 - 【請求項4】 前記合成手段は、合成比制御信号kに基
づいて、前記原画像信号S1と前記参照画像信号S2と
の差分に対してkの幅でコアリングを施した後、前記原
画像信号S1を加算することで合成信号S’を出力する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のノイズ低減装
置。 - 【請求項5】 前記特異点除去手段はメディアンフィル
タ或いは平均値フィルタであることを特徴とする請求項
1又は2に記載のノイズ低減装置。 - 【請求項6】 前記特異点除去手段は、特性制御信号p
に基づいて、平均値フィルタで求められた参照画素の平
均値と前記原画像信号S1との差分に対してpの幅でコ
アリングを施した後、前記原画像信号S1を加算するこ
とでノイズを低減することを特徴とする請求項1又は2
に記載のノイズ低減装置。 - 【請求項7】 前記合成比制御信号kは、画像の高周波
成分を抽出する高周波検出手段によって得られた高周波
成分の信号レベルに応じて、高周波成分の信号レベルが
高いほど前記原画像信号S1の混合比を増すように制御
することを特徴とする請求項1又は2に記載のノイズ低
減装置。 - 【請求項8】 前記合成比制御信号kは、画像の特徴を
抽出するテクスチャマッチング手段或いは周辺画素との
相関値演算によって得られた特徴値に応じて、画像が平
坦であることを示す特徴値が高いほど前記参照画像信号
S2の混合比を増すように制御することを特徴とする請
求項1又は2に記載のノイズ低減装置。 - 【請求項9】 前記合成比制御信号kは、低照度下で撮
影するときにCCDの出力を増幅するように動作する自
動利得制御(AGC)回路に送られる利得制御信号に応
じて、利得が高いほど前記参照画像信号S2の混合比を
増すように制御することを特徴とする請求項1又は2に
記載のノイズ低減装置。 - 【請求項10】 前記合成比制御信号kは、電子ズーム
制御手段によって出力される倍率係数に応じて、倍率が
高いほど前記参照画像信号S2の混合比を増すように制
御することを特徴とする請求項1又は2に記載のノイズ
低減装置。 - 【請求項11】 前記合成比制御信号kは、画像信号の
各色毎に独立に制御可能であり、ホワイトバランス処理
で利得を高くする色には前記参照画像信号S2の混合比
を増すように、低くする色には前記原画像信号S1の混
合比を増すように制御することを特徴とする請求項1又
は2に記載のノイズ低減装置。 - 【請求項12】 前記合成比制御信号kは、画像信号の
各色毎に独立に制御可能であり、広帯域の輝度信号とな
る画素には前記原画像信号S1の混合比を増すように、
狭帯域の色信号となる画素には前記参照画像信号S2の
混合比を増すように制御することを特徴とする請求項1
又は2に記載のノイズ低減装置。 - 【請求項13】 前記特性制御信号pは、画像の高周波
成分を抽出する高周波検出手段によって得られた高周波
成分の信号レベルに応じて、高周波成分の信号レベルが
高いほど参照画素範囲を狭めるように制御することを特
徴とする請求項2に記載のノイズ低減装置。 - 【請求項14】 前記特性制御信号pは、画像の特徴を
抽出するテクスチャマッチング手段或いは周辺画素との
相関値演算などによって得られた特徴値に応じて、画像
が平坦であることを示す特徴値が高いほど参照画素範囲
を広げるように制御することを特徴とする請求項2に記
載のノイズ低減装置。 - 【請求項15】 前記特性制御信号pは、低照度下で撮
影する時にCCDの出力を増幅するように動作する自動
利得制御(AGC)回路に送られる利得制御信号に応じ
て、利得が高いほど参照画素範囲を広げるように制御す
ることを特徴とする請求項2に記載のノイズ低減装置。 - 【請求項16】 前記特性制御信号pは、電子ズーム制
御手段によって出力される倍率係数に応じて、倍率が高
いほど参照画素範囲を広げるように制御することを特徴
とする請求項2に記載のノイズ低減装置。 - 【請求項17】 前記特性制御信号pは、画像信号の各
色毎に独立に制御可能であり、ホワイトバランス処理で
利得を高くする色には参照画素範囲を広げるように、低
くする色には参照画素範囲を狭めるように制御すること
を特徴とする請求項2に記載のノイズ低減装置。 - 【請求項18】 前記特性制御信号pは、画像信号の各
色毎に独立に制御可能であり、広帯域の輝度信号となる
画素には参照画素範囲を狭めるように、狭帯域の色信号
となる画素には参照画素範囲を広げるように制御するこ
とを特徴とする請求項2に記載のノイズ低減装置。 - 【請求項19】 前記特異点除去手段において、前記特
性制御信号pは、画像の高周波成分を抽出する高周波検
出手段によって得られた高周波成分の信号レベルに応じ
て、高周波成分の信号レベルが高いほどコアリング範囲
を狭めるように制御することを特徴とする請求項6に記
載のノイズ低減装置。 - 【請求項20】 前記特異点除去手段において、前記特
性制御信号pは、画像の特徴を抽出するテクスチャマッ
チング手段或いは周辺画素との相関値演算などによって
得られた特徴値に応じて、画像が平坦であることを示す
特徴値が高いほどコアリング範囲を広げるように制御す
ることを特徴とする請求項6に記載のノイズ低減装置。 - 【請求項21】 前記特異点除去手段において、前記特
性制御信号pは、低照度下で撮影する時にCCDの出力
を増幅するように動作する自動利得制御(AGC)回路
に送られる利得制御信号に応じて、利得が高いほどコア
リング範囲を広げるように制御することを特徴とする請
求項6に記載のノイズ低減装置。 - 【請求項22】 前記特異点除去手段において、前記特
性制御信号pは、電子ズーム制御手段によって出力され
る倍率係数に応じて、倍率が高いほどコアリング範囲を
広げるように制御することを特徴とする請求項6に記載
のノイズ低減装置。 - 【請求項23】 前記特異点除去手段において、前記特
性制御信号pは、画像信号の各色毎に独立に制御可能で
あり、ホワイトバランス処理で利得を高くする色にはコ
アリング範囲を広げるように、低くする色にはコアリン
グ範囲を狭めるように制御することを特徴とする請求項
6に記載のノイズ低減装置。 - 【請求項24】 前記特異点除去手段において、前記特
性制御信号pは、画像信号の各色毎に独立に制御可能で
あり、広帯域の輝度信号となる画素にはコアリング範囲
を狭めるように、狭帯域の輝度信号となる画素にはコア
リング範囲を広げるように制御することを特徴とする請
求項6に記載のノイズ低減装置。 - 【請求項25】 前記合成比制御信号kは、請求項7,
8,9,10,11,12の条件を重み付けした上で決
定することを特徴とする請求項1または2に記載のノイ
ズ低減装置。 - 【請求項26】 前記特性制御信号pは、請求項13,
14,15,16,17,18の条件を重み付けした上
で決定することを特徴とする請求項2に記載のノイズ低
減装置。 - 【請求項27】 前記特性制御信号pは、請求項19,
20,21,22,23,24の条件を重み付けした上
で決定することを特徴とする請求項2に記載のノイズ低
減装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16556499A JP3943762B2 (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | ノイズ低減装置 |
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JP16556499A JP3943762B2 (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | ノイズ低減装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000354180A true JP2000354180A (ja) | 2000-12-19 |
JP3943762B2 JP3943762B2 (ja) | 2007-07-11 |
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---|---|---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008301505A (ja) * | 2008-07-04 | 2008-12-11 | Olympus Corp | 電子的撮像装置 |
JP2012029145A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Olympus Corp | 画像処理装置 |
-
1999
- 1999-06-11 JP JP16556499A patent/JP3943762B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2008301505A (ja) * | 2008-07-04 | 2008-12-11 | Olympus Corp | 電子的撮像装置 |
JP2012029145A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Olympus Corp | 画像処理装置 |
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JP3943762B2 (ja) | 2007-07-11 |
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