JP2002289566A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置および基板処理方法

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JP2002289566A
JP2002289566A JP2001091688A JP2001091688A JP2002289566A JP 2002289566 A JP2002289566 A JP 2002289566A JP 2001091688 A JP2001091688 A JP 2001091688A JP 2001091688 A JP2001091688 A JP 2001091688A JP 2002289566 A JP2002289566 A JP 2002289566A
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Japan
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substrate
cleaning liquid
supplying
processing
supported
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JP2001091688A
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English (en)
Inventor
Kenji Sugimoto
憲司 杉本
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Weting (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量の処理液を使用することなく基板を均一
に処理でき、かつ、処理後の基板を十分に洗浄すること
が可能な基板処理装置および基板処理方法を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 基板処理装置は、基板Wをそのデバイス
面が上を向く状態で支持するスピンチャック11と、ス
ピンチャック11に支持された基板Wに対してその上方
から現像液を供給する現像液塗布ノズル12と、現像液
塗布ノズル12により現像液を供給された基板Wに対し
てその上方から洗浄液を供給する上側洗浄液供給ノズル
と、上側洗浄液供給ノズルにより洗浄液を供給された基
板Wを反転してそのデバイス面が下を向く状態でスピン
チャック11に支持させる基板反転機構15と、スピン
チャック11に支持された反転後の基板Wに対してその
下方から洗浄液を供給する下側洗浄液供給ノズル14と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基板に対して処
理液と洗浄液をこの順で供給することにより基板を処理
する基板処理装置および基板処理方法に関する。
【0002】例えば、半導体ウエハや液晶表示パネル用
ガラス基板あるいは半導体製造装置用マスク基板等の基
板に対し、現像、エッチング、ポリマー除去等の処理を
行う際には、そのデバイス面が上を向く状態で支持され
た基板に対し、その上方から処理液を供給して基板を処
理した後、処理後の基板に対してその上方から洗浄液
(リンス液)を供給して洗浄している。
【0003】
【従来の技術】近年のパターンの微細化に伴い、上述し
た処理方法では、基板を十分に洗浄処理することが困難
となっている。
【0004】例えば、レジストが塗布されパターン露光
がなされた後の基板に現像液を供給して現像処理を行っ
た後、この基板を洗浄する現像処理装置においては、現
像処理時に生成されたフォトレジスト残滓の除去が困難
であったり、洗浄終了後の振切乾燥(スピンドライ)時
に、パターンの底部に残存した現像液が噴出して現像欠
陥を生じたりするという問題がある。
【0005】このため、特許第3103323号におい
ては、基板をそのデバイス面が下を向く状態で支持し、
この基板の下方から現像液と洗浄液を供給するようにし
た現像装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基板を
そのデバイス面が下を向く状態で現像処理するために
は、特許第3103323号に記載されたように、基板
を現像液中に浸漬して処理する必要がある。しかしなが
ら、このように基板を現像液中に浸漬して処理した場合
においては、基板を均一に処理することが困難となる。
【0007】このため、そのデバイス面が下を向く状態
で支持された基板の下方からデバイス面に向けて現像液
を噴出することにより基板を現像処理することも可能で
はあるが、この場合には大量の現像液が必要となる。
【0008】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたものであり、大量の処理液を使用することなく基板
を均一に処理でき、かつ、処理後の基板を十分に洗浄す
ることが可能な基板処理装置および基板処理方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基板を支持する基板支持部と、前記基板支持部に支
持された基板に対し、その上方から処理液を供給する処
理液供給機構と、前記基板支持部に支持された基板を反
転する基板反転機構と、前記基板支持部に支持された基
板に対し、その下方から洗浄液を供給する下側洗浄液供
給機構と、を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記基板支持部に支持された基板に対
し、その上方から洗浄液を供給する上側洗浄液供給機構
をさらに備えている。
【0011】請求項3に記載の発明は、基板を、そのデ
バイス面が上を向く状態で支持可能な基板支持部と、前
記基板支持部に支持された基板に対し、その上方から処
理液を供給する処理液供給機構と、前記基板支持部に支
持され、前記処理液供給機構により処理液を供給された
基板に対し、その上方から洗浄液を供給する上側洗浄液
供給機構と、前記基板支持部に支持され、前記上側洗浄
液供給機構により洗浄液を供給された基板を反転し、そ
のデバイス面が下を向く状態で前記基板支持部に支持さ
せる基板反転機構と、前記基板反転機構により反転さ
れ、前記基板支持部に支持された基板に対し、その下方
から洗浄液を供給する下側洗浄液供給機構と、を備えた
ことを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、そのデバイス面
を上に向けた基板に対し、その上方から処理液を供給す
る処理液供給工程と、処理液供給後の基板に対し、その
上方から洗浄液を供給する洗浄液供給工程と、洗浄液供
給後の基板を反転させる基板反転工程と、反転後の基板
に対し、その下方から洗浄液を供給する洗浄液供給工程
と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る基板処理
装置の平面図であり、図2はその側断面図である。
【0014】この基板処理装置は、基板Wに現像液を供
給して現像処理した後、この基板Wに洗浄液(リンス
液)を供給して洗浄処理するためのものであり、基板W
を回転可能に支持する基板支持部としてのスピンチャッ
ク11と、スピンチャック11に支持された基板Wに対
してその上方から現像液を供給する現像液塗布ノズル1
2と、スピンチャック11に支持されて回転する基板W
に対してその上方から洗浄液を供給する上側洗浄液供給
ノズル13と、スピンチャックに支持されて回転する基
板Wに対してその下方から洗浄液を供給する下側洗浄液
供給ノズル14と、基板Wを反転する基板反転機構15
とを備える。
【0015】なお、図1においては、基板反転機構15
の図示を省略しており、図2においては上側洗浄液供給
ノズル13の図示を省略している。
【0016】上記スピンチャック11は、モータ21に
より回転する回転軸22の先端に固定された基板支持部
23を備える。この基板支持部23は、基板Wの下面端
縁のみと当接して基板Wを支持する構成となっている。
【0017】スピンチャック11の周囲には、スピンチ
ャック11に支持された基板Wを取り囲むように円形の
内側カップ24が上下動自在に配設されている。また、
内側カップ24の外側には、矩形状の外側カップ25が
配設されている。さらに、図1に示すように、外側カッ
プ25の両側には、待機ポット16、17が配設されて
いる。
【0018】上記上側洗浄液供給ノズル13は、図1に
示すように、外側カップ25の側部側(図1に示す上
側)に配設されている。この上側洗浄液供給ノズル13
は、その先端部にスピンチャック11に支持された基板
Wの上方から基板Wの表面に向けて洗浄液を吐出するた
めの洗浄液吐出部を有する。また、この上側洗浄液供給
ノズル13は、その基端部に接続された回動軸26を中
心に、洗浄液吐出部がスピンチャック11に支持されて
回転する基板Wの回転中心と対向する洗浄液の供給位置
と、図1に示す洗浄液吐出部が基板Wの端縁より外側に
配置される待機位置との間を揺動する。
【0019】上記下側洗浄液供給ノズル14は、図2に
示すように、スピンチャック11の基板支持部23にお
ける、スピンチャック11に支持されて回転する基板W
の回転中心と対向する位置に配設されている。
【0020】上記現像液塗布ノズル12は、ノズルアー
ム27に支持されている。また、このノズルアーム27
は、アーム駆動部28により、現像液塗布ノズル12と
直交する方向に延びるガイドレール29に沿って往復移
動可能に構成されている。このため、現像液塗布ノズル
12は、待機ポット16の上方の位置から、基板W上を
通過して待機ポット17の上方に至る位置まで、平行移
動可能となっている。また、現像液塗布ノズル14の下
面には、スピンチャック11に保持された基板Wと対向
するスリット状の現像液吐出部が形成されている。
【0021】図3は、この現像液塗布ノズル12により
基板Wに現像液を塗布する状態を模式的に示す説明図で
ある。
【0022】この現像液塗布ノズル14は、その下面に
形成された現像液吐出部から現像液を吐出しながらガイ
ドレール29に沿って平行移動することにより、図3に
おいてハッチングで示すように、スピンチャック11に
保持された基板Wの表面に所定の膜厚の現像液を塗布す
る構成となっている。
【0023】なお、上記のようにスリット状の現像液吐
出部を有する現像液塗布ノズルを利用して基板Wに現像
液を塗布するかわりに、スピンチャック11に支持され
て回転する基板Wの回転中心付近に現像液を供給するこ
とにより、基板Wに現像液の薄膜を形成する構成を採用
してもよい。
【0024】上記基板反転機構15は、スピンチャック
11から受け取った基板Wを反転した後、再度スピンチ
ャックに受け渡すためのものである。
【0025】図4は基板反転機構15を示す平面図であ
り、図5は基板反転機構15の要部を示す側面図であ
る。
【0026】この基板反転機構15は、基板Wの端縁を
保持するための略円弧状の一対のチャック51を有す
る。一対のチャック51の基部は各々一対の支持体53
に支持されており、各チャック51はそれぞれ若干異な
る高さ位置に配置されている。このチャック51には、
基板Wの端縁部のみと当接するフッ素樹脂製の支持部材
52が、各々2個配設されている。また、一対の支持体
53は、回転板54に取り付けられたガイド部材55に
沿って水平方向に移動可能に構成されている。そして、
これらの支持体53は、図示しないバネにより、互いに
近接する方向に付勢されている。
【0027】図5に示すように、回転板54は互いに対
称に配置された一対のリンク機構50を有する。このリ
ンク機構50は、図4に示すように、回転板54と連結
する軸を中心に回動する第1のリンク56と、一端が第
1のリンク56と連結し他端が一方の支持体53に連結
する第2のリンク57と、一端が第1のリンク56と連
結し他端が他方の支持体53に連結する第3のリンク5
8とを備える。そして、エアシリンダ59のシリンダロ
ッドが第1リンク56と第3リンク58との連結部分を
押圧し、各リンク56、57、58が屈曲した状態から
伸長した状態に移行することにより、一対のチャック5
1は互いに離隔する方向に移動する。また、エアシリン
ダ59のシリンダロッドが縮めば、図示しないバネの作
用により、一対のチャック51は互いに近接する方向に
移動する。
【0028】一対のチャック51を支持する支持体53
に連結する回転板54は、モータ61の回転軸に固定さ
れている。このため、モータ61の回転軸を180°回
転させることにより、一対のチャック51をそこに保持
した基板Wとともに180°回転させることができる。
また、一対のチャック51は、図2に示す昇降用エアシ
リンダ62の駆動により上下移動する。
【0029】この基板反転機構15により基板Wを反転
する際には、基板反転機構15における一対のチャック
51を下降させ、このチャック51によりスピンチャッ
ク11に支持された基板Wを挟持した後、チャック51
を上昇させる。チャック51が所定の高さまで上昇すれ
ば、モータ61の駆動により回転板54をチャック51
とともに180°回転させる。これにより、チャック5
1に保持された基板Wは表裏反転される。しかる後、一
対のチャック51を下降させて基板Wをスピンチャック
11に保持させた後、チャック51を上方に退避させ
る。
【0030】次に、上述した構成を有する基板処理装置
により基板Wを処理する場合の基板Wの処理動作につい
て説明する。図6は、基板Wの処理動作を示すフローチ
ャートである。
【0031】基板Wを処理するに先立ち、図示しない基
板搬送機構により基板Wがスピンチャック11上に搬送
される。一般に、フォトレジストが塗布された基板Wへ
のパターン露光は、そのデバイス面(製品加工面)を上
側に向けた状態で実行される。このため、基板搬送装置
により搬送される基板Wも、一般に、そのデバイス面を
上に向けた状態で搬送される。従って、スピンチャック
11に搬送された基板Wは、そのデバイス面を上に向け
た状態でスピンチャック11により支持される。
【0032】基板Wがそのデバイス面を上に向けた状態
でスピンチャック11に支持されれば、最初に、基板W
のデバイス面に現像液を供給する(ステップS1)。こ
の現像液の供給工程は、現像液塗布ノズル14を、その
下面に形成された現像液吐出部から現像液を吐出しなが
らガイドレール29に沿って平行移動させることによ
り、スピンチャック11に保持された基板W上方からそ
のデバイス面に現像液を塗布することにより実行され
る。
【0033】この状態において、例えば60秒程度の現
像時間tが経過し、基板W上のフォトレジストが現像液
により現像されるのを待つ(ステップS2)。
【0034】しかる後、洗浄液を供給する(ステップS
3)。この洗浄液の供給工程においては、スピンチャッ
ク11により基板Wを、例えば500〜1000rpm
程度の速度で回転させる。そして、図1に示す上側洗浄
液供給ノズル13をその先端の洗浄液吐出部がスピンチ
ャック11に支持されて回転する基板Wの回転中心と対
向する洗浄液の供給位置に配置するとともに、洗浄液吐
出部から洗浄液を吐出することにより、回転する基板W
の上方からそのデバイス面に洗浄液を供給する。これに
より、現像液による現像作用が停止する。
【0035】なお、上側洗浄液供給ノズル13から基板
Wのデバイス面に洗浄液を供給する際に、図2に示す下
側洗浄液供給ノズル14から基板Wのデバイス面とは逆
側の面にも洗浄液を供給することにより、基板Wのデバ
イス面とは逆側の面へ汚染された洗浄液が回り込むこと
を防止するようにしてもよい。
【0036】次に、基板Wを反転させる(ステップS
4)。この基板反転工程においては、洗浄液の供給を停
止するとともに、基板反転機構15における一対のチャ
ック51によりスピンチャック11に支持された基板W
を挟持して反転した後、再度スピンチャック11に支持
させる。これにより、基板Wは、そのデバイス面を下に
向けた状態でスピンチャック11に支持されることにな
る。
【0037】この状態で、再度洗浄液を供給する(ステ
ップS5)。この洗浄液の供給工程においては、スピン
チャック11により基板Wを、例えば500〜1000
rpm程度の速度で回転させる。そして、図2に示す下
側洗浄液供給ノズル14から洗浄液を吐出することによ
り、回転する基板Wの下方からそのデバイス面に洗浄液
を供給する。これにより、現像液や現像処理時に生成さ
れたレジスト残滓が洗浄液により除去される。
【0038】このとき、この洗浄工程においては、基板
Wのデバイス面を下に向けた状態で洗浄処理を行ってい
るため、現像処理時に生成されたフォトレジスト残滓が
除去できなかったり、洗浄終了後の振切乾燥時にパター
ンの底部に残存した現像液が噴出して現像欠陥を生じた
りするという問題の発生を防止することが可能となる。
【0039】なお、この洗浄工程において、基板Wの回
転速度を、例えば、300rpm、500rpm、10
00rpm、1500rpmとランダムに変更すること
により、基板Wのデバイス面上における洗浄液の状態を
変化させ、洗浄液による洗浄効果を高めるようにしても
よい。
【0040】また、この洗浄工程において、下側洗浄液
供給ノズル14から基板Wのデバイス面に洗浄液を供給
する際に、図1に示す上側洗浄液供給ノズル13から基
板Wのデバイス面とは逆側の面にも洗浄液を供給するこ
とにより、基板Wのデバイス面とは逆側の面へ汚染され
た洗浄液が回り込むことを防止するようにしてもよい。
【0041】基板Wが洗浄液により十分に洗浄されれ
ば、基板Wを振切乾燥する(ステップS6)。この振切
乾燥工程においては、洗浄液の供給を停止するととも
に、スピンチャック11により基板Wを3000rpm
程度の速度で回転させることにより、基板Wに付着した
洗浄液を振り切って乾燥させる。
【0042】そして、再度、基板Wを反転させる(ステ
ップS7)。この基板反転工程においては、基板反転機
構15における一対のチャック51によりスピンチャッ
ク11に支持された基板Wを挟持して反転した後、再度
スピンチャック11に支持させる。これにより、基板W
は、そのデバイス面を上に向けた状態でスピンチャック
11に支持されることになる。
【0043】以上の工程により基板Wの処理が完了すれ
ば、図示しない基板搬送機構により基板Wを、そのデバ
イス面を上に向けた状態で、スピンチャック11上から
搬出し、一連の処理を終了する。
【0044】なお、上述した実施形態においては、この
発明を基板Wに現像液を供給して現像処理した後、この
基板Wに洗浄液を供給して洗浄処理する基板処理装置に
適用した場合について説明したが、処理液としてエッチ
ング液を使用する基板処理装置や、処理液としてポリマ
ー除去液を使用する基板処理装置等の、その他の各種の
基板処理装置にこの発明を適用することも可能である。
【0045】また、上述した実施形態においては、現像
液供給後の基板Wに対し、一旦、その上方から洗浄液を
供給した後、基板Wを反転させ、しかる後、反転後の基
板に対してその下方から洗浄液を供給ようにしている。
これは、次のような理由による。
【0046】即ち、現像液を供給した後、洗浄液を供給
する前に基板Wを反転させると、その反転動作時に生ず
る現像液の流れにより、現像結果が不均一になるという
問題が発生する。このような問題は、現像液に限らず、
基板を処理液により処理する基板処理装置に共通して発
生する現象である。このため、上述した実施形態におい
ては、現像液供給後の基板Wに対し、一旦、その上方か
ら洗浄液を供給して現像液による現像作用を停止させた
後、基板Wを反転することにより、現像結果が不均一に
なるという問題の発生を防止している。
【0047】しかしながら、現像液等の処理液供給直後
に基板Wを反転させてもその処理結果に問題がない場合
には、その上方から洗浄液を供給する洗浄液供給工程を
省略し、そのデバイス面を上に向けた基板に対してその
上方から現像液等の処理液を供給した後、基板を反転さ
せ、しかる後に、反転後の基板に対してその下方から洗
浄液を供給するようにしてもよい。
【0048】また、上述した実施形態においては、基板
Wに対する現像処理工程と、洗浄処理工程と、基板Wの
反転工程とを単一の装置により実行しているが、これら
の一部を、その工程のみを実施するために構成された個
別の装置により実行してもよい。
【0049】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、デバイ
ス面を下に向けた基板に対してその下方から洗浄液を供
給することから、処理液により処理した後の基板を洗浄
液により十分に洗浄することが可能となる。また、デバ
イス面を上に向けた基板に対してその上方から処理液を
供給することから、多量の処理液を使用することなく基
板を均一に処理することが可能となる。
【0050】請求項2乃至請求項4に記載の発明によれ
ば、デバイス面を下に向けた基板に対してその下方から
洗浄液を供給することから、処理液により処理した後の
基板を洗浄液により十分に洗浄することが可能となる。
また、デバイス面を上に向けた基板に対してその上方か
ら処理液を供給することから、多量の処理液を使用する
ことなく基板を均一に処理することが可能となる。
【0051】このとき、基板を反転させる前に、処理液
供給後の基板に対してその上方から洗浄液を供給するこ
とから、処理液による処理作用を洗浄液により停止させ
た後に基板を反転することができ、処理結果が不均一に
なるという問題の発生を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る基板処理装置の平面図である。
【図2】この発明に係る基板処理装置の側断面図であ
る。
【図3】現像液塗布ノズル12により基板Wに現像液を
塗布する状態を模式的に示す説明図である。
【図4】基板反転機構15を示す平面図である。
【図5】基板反転機構15の要部を示す側面図である。
【図6】基板Wの処理動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
11 スピンチャック 12 現像液塗布ノズル 13 上側洗浄液供給ノズル 14 下側洗浄液供給ノズル 15 基板反転機構 21 モータ 23 基板支持部 27 ノズルアーム 29 ガイドレール 50 リンク機構 51 チャック 52 支持部材 53 支持体 54 回転板 61 モータ 62 昇降用エアシリンダ W 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/306 H01L 21/306 J Fターム(参考) 2H096 AA25 AA27 GA17 GA18 GA21 3B201 AA03 AB08 AB27 AB33 AB47 BB09 BB21 CC01 CC13 5F043 EE07 EE08 EE40 5F046 LA04 LA06 LA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を支持する基板支持部と、 前記基板支持部に支持された基板に対し、その上方から
    処理液を供給する処理液供給機構と、 前記基板支持部に支持された基板を反転する基板反転機
    構と、 前記基板支持部に支持された基板に対し、その下方から
    洗浄液を供給する下側洗浄液供給機構と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、 前記基板支持部に支持された基板に対し、その上方から
    洗浄液を供給する上側洗浄液供給機構をさらに備えた基
    板処理装置。
  3. 【請求項3】 基板を、そのデバイス面が上を向く状態
    で支持可能な基板支持部と、 前記基板支持部に支持された基板に対し、その上方から
    処理液を供給する処理液供給機構と、 前記基板支持部に支持され、前記処理液供給機構により
    処理液を供給された基板に対し、その上方から洗浄液を
    供給する上側洗浄液供給機構と、 前記基板支持部に支持され、前記上側洗浄液供給機構に
    より洗浄液を供給された基板を反転し、そのデバイス面
    が下を向く状態で前記基板支持部に支持させる基板反転
    機構と、 前記基板反転機構により反転され、前記基板支持部に支
    持された基板に対し、その下方から洗浄液を供給する下
    側洗浄液供給機構と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 そのデバイス面を上に向けた基板に対
    し、その上方から処理液を供給する処理液供給工程と、 処理液供給後の基板に対し、その上方から洗浄液を供給
    する洗浄液供給工程と、 洗浄液供給後の基板を反転させる基板反転工程と、 反転後の基板に対し、その下方から洗浄液を供給する洗
    浄液供給工程と、 を備えたことを特徴とする基板処理方法。
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