JP2002289083A - 回路遮断器 - Google Patents
回路遮断器Info
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Abstract
もに、難燃性、強度性の特性に優れ、かつまだら状の白
化が少ない回路遮断器の外郭を提供する。 【解決手段】 回路遮断器のベース2は、ナイロン66
を20wt%、ナイロン6を9wt%、ナイロン6Tを
4wt%、ガラス繊維を42wt%、ポリブロモスチレ
ンを13wt%、3酸化アンチモンを4wt%、エチレ
ン/α−オレフィン共重合体を8wt%、カーボンブラ
ックを0.3wt%含むものである。
Description
路を遮断する回路遮断器、特に難燃性、耐衝撃性、強度
に優れた熱可塑性樹脂の外郭を有する回路遮断器に関す
るものである。
熱可塑性樹脂の成形品を用いた回路遮断器が提案されて
いる。例えば特開平8−171831号公報には、ナイ
ロン6及びナイロン66を主樹脂とする成形品、例え
ば、ナイロン6が35〜39wt%、ナイロン66が8
〜12wt%、ナイロンMXD6が1〜3wt%、エチ
レン/α−オレフィン共重合体が7〜9wt%、強化材
が40〜45wt%を含むものが開示されている。この
成形品は、特定の配合割合でエラストマー他を配合する
ことで、特に、遮断時に外郭内部に発生する急激な圧力
上昇に耐え得る高遮断容量の回路遮断器のカバーとして
好適なものである。
要求が高まっており、より高い難燃性、例えばIEC6
0947やUL746Cの規定の難燃性が要求されてい
るものの、上述した従来の回路遮断器の成形品、特にベ
ースに適用するときには難燃性が充分でなかった。そこ
で、発明者らは、上述の従来の回路遮断器の材料に約2
0wt%の(ハロゲン系難燃剤とアンチモン系難燃助剤
からなる)難燃剤を配合して成形したところ、より難燃
性に優れる成形品が得られた。しかしながら、この成形
品は白化により外郭の表面がまだら状となり、外郭の外
観を著しく損ねるものであった。白化を防ぐために、ナ
イロンMXD6の配合割合を増やすことも考えられる
が、この場合には数十wt%のナイロンMXD6が必要
となり、その他の配合材料の配合比が変わって耐衝撃性
や強度の特性が悪くなり、さらに、芳香環を有するナイ
ロンMXD6の配合比が高くなるので遮断後の絶縁特性
が悪くなると推測される。
やハロゲン系難燃剤、アンチモン系難燃助剤、エラスト
マーが、成形品の表面に浮き出て白っぽく見えることを
意味し、濃色例えば黒色の成形品の場合に特に外観を損
なうもので、淡色例えば白色の成形品の場合にはその外
観はあまり損なわれない。また、回路遮断器の外郭を構
成するベースやカバーは、肉厚が薄く、かつネジ挿通孔
やリブや相間壁等が設けられ、成形時、特に薄肉部から
厚肉部に樹脂が流動する際、樹脂の流れが層流から乱流
に近い状態へと変化し、樹脂に含まれる強化材、難燃
剤、エラストマー等の分布が不均一となり、平坦な壁の
みよって構成される筐体に比較し、白化が生じやすい。
めになされたもので、耐衝撃性に優れ高遮断容量に適用
できるとともに、難燃性、強度性の特性に優れ、かつま
だら状の白化が少ない外郭を有する回路遮断器を提供す
ることを目的とする。
に対向して設けられた可動側接点を有する可動接触子
と、この可動接触子を開閉する開閉機構部と、これら可
動接触子、開閉機構部を収納する外郭を備え、過電流や
漏電電流を検出したとき開閉機構部を動作させ上記接点
間を離間させる回路遮断器において、上記外郭の一部
は、結晶性のポリアミド樹脂、非晶性のポリアミド樹
脂、エラストマー、強化材、難燃剤、及び黒色に着色す
る着色剤を含む材料の成形品である。
5wt%、非晶性のポリアミド樹脂を2〜12wt%、
エラストマーを3〜10wt%、強化材を30〜55w
t%、難燃剤を10〜20wt%含むものである。
6、非晶性のポリアミドはナイロン6T、ナイロン6I
の少なくともいずれか一方或いはこれらの共重合体材
料、強化材はガラス繊維、難燃剤はハロゲン系難燃剤と
アンチモン系難燃助剤を混合したものである。また、結
晶性のポリアミドはナイロン66である。また、外郭の
一部はこの外郭を構成するベースである。
詳細に説明する。 実施の形態1 図1はこの発明の実施の形態1に係る回路遮断器を示す
外観概略図である。図2は、図1の回路遮断器からカバ
ーを取り外した概略図である。図1、図2において、2
はカバー1が被せられるベースであり、カバー1が図示
しない取り付けネジによりベース2に一体に取り付けら
れ外郭が形成される。外郭の組成については後述する。
3は絶縁性樹脂の成形品であるクロスバー4に回動可能
に保持された可動接触子であり、その一端に図示しない
固定側接点に対向して可動側接点が設けられている。5
はクロスバー4を介して可動接触子3をカバー1外部よ
り開閉操作するハンドルであり、例えば特開平9−16
1641号公報に記載された周知のトグルリンク機構を
有する開閉機構部6の図2中上端に設けられている。7
は過電流を検出したとき、トリップバー9を図2中時方
向に回動させる過電流引き外し装置(バイメタル装置及
び電磁コイル装置)である。11はアークを消弧する周
知のディアイオングリッド装置である。
る。通電時に所定値以上の過電流が発生すると、過電流
引き外し装置7が動作し、トリップバー9を図2中時計
方向に回動させる。トリップバー9の回動により、トリ
ップバー9と開閉機構部6間のラッチ係合が外れ、開閉
機構部6が動作し可動側接点を固定側接点から離間させ
る方向に可動接触子3を移動させる(この動作は一般的
にトリップ動作と称される)。このトリップ動作時に
は、過電流の大きさに応じて固定側接点と可動側接点の
間にアークが発生する。このアークにより、両接点周辺
及び外郭内部の成形品から分解ガスが発生し、外郭内部
の圧力が急上昇する。この圧力は外郭を構成するカバー
1、ベース2に衝撃を与える。
ス2の組成について説明する。外郭は、結晶性のポリア
ミド樹脂、非晶性のポリアミド樹脂、エラストマー、強
化材、難燃剤、黒色に着色する着色剤等を含む成形品で
ある。好ましくは、結晶性のポリアミド樹脂としてナイ
ロン66、ナイロン6、ナイロン46の少なくともいず
れか1つ、ブレンド或いは共重合体が15〜35wt
%、非晶性のポリアミド樹脂としてナイロン6T及び/
又はナイロン6I又はそれらの共重合体が2〜12wt
%、エラストマーとしてエチレン/α−オレフィン共重
合体或いはポリオレフィン共重合体のアイオノマーが3
〜10wt%、強化材としてガラス繊維或いはセラミッ
クス繊維が30〜55wt%、難燃剤としてハロゲン系
難燃剤(ポリブロモスチレン等)及びアンチモン系難燃
助剤(3酸化アンチモン、5酸化アンチモン、アンチモ
ン酸ソーダ等)が12〜20wt%、黒色の着色剤とし
てカーボンブラックが0.1〜1.0wt%好ましくは
0.2〜0.5wt%を含む成形品である。
従来例に記載の成形品と同様に優れるとともに、加工精
度が高く成形精度がよく、難燃性、強度性の特性に優
れ、かつその表面は光沢のある熱硬化性樹脂を主成分と
する成形品に比較し光沢が少なく全体的にやや白い印象
を受けるもののまだら状の白化は少なく不良品との印象
を受けることもなく、回路遮断器の外郭として好適であ
る。また、この成形品を、回路遮断器の外郭であるカバ
ー1及びベース2に用いると、内部側は加工精度が高く
微細な成形品が得られるので好ましい。また、ナイロン
6、ナイロン66、ナイロン46は芳香族環を有さない
ので遮断後の絶縁特性に優れる。また、結晶性のポリア
ミドとして、ナイロン6、ナイロン66とを組み合せる
ときにはナイロン66単独のときに比較し、さらにナイ
ロン6のみのときにはナイロン6とナイロン66を組み
合せるときに比較し、樹脂の結晶化速度が遅くなり、白
化の発生がより少なく好ましい。特に、観者に与える外
観の印象の強いカバー1の場合に好ましい。他方、結晶
性のポリアミドとしてナイロン66、ナイロン46を用
いるときには、融点が高くなり瞬時の耐熱性が優れるの
でベース2の場合に好ましい。
る。ナイロン66及びナイロン6の合計量が15wt%
未満のとき、材料の混練や成形が困難であり、一方、3
5wt%を超えるとき、相対的に難燃剤や強化材やエラ
ストマーの配合比率が低下し難燃性、強度又は耐衝撃性
に劣る。また、ナイロン66が18〜22wt%のと
き、難燃性、耐熱性及び強度に優れる。また、ナイロン
6T及びナイロン6Iの合計量が2wt%未満のとき、白
化が目立ち、一方、12wt%を超えるとき、相対的に
難燃剤や強化材やエラストマーの配合比率が低下し難燃
性、強度又は耐衝撃性に劣る。エチレン/α−オレフィ
ン共重合体或いはポリオレフィン共重合体のアイオノマ
ーが3wt%未満のとき、耐衝撃性に劣り、一方、10
wt%以上のとき、相対的に難燃剤や強化材の配合比率
が低下し強度又は難燃性に劣る。ガラス繊維が30wt
%未満のとき強度に劣り、一方55wt%超えるとき、
白化が生じやすく、材料の混練や成形が困難であり、か
つ相対的に難燃剤や強化材やエラストマーの配合比率が
低下し難燃性又は耐衝撃性に劣る。ハロゲン系難燃剤及
びアンチモン系難燃助剤の合計量が12wt%未満のと
き難燃性が不十分であり、一方、20wt%を超えると
き白化が生じやすくかつ相対的に強化材やエラストマー
の配合比率が低下し強度又は耐衝撃性に劣る。
成を見出した。 1.配合材料 次のような材料を用い表1に示すような配合比率とし
た。 (1)ポリアミド樹脂 結晶性のポリアミド樹脂として、ナイロン66、ナイロ
ン6、非晶性のポリアミド樹脂として、ナイロン6T、
ナイロン6Iを用いた。 (2)エラストマー エラストマーとして、エチレン/α−オレフィン共重合
体を用いた。
ラス繊維、セラミックス繊維からなる群から選択された
1種類以上のものである。実施例1ではガラス繊維を使
用した。ガラス繊維は、主樹脂のナイロン6、ナイロン
66との混合性がよく、成形品に均一に配合され、部分
的な脆弱部がなくなり耐衝撃性が良く、またガラスその
ものが耐熱性のよい材質であるので成形品の絶縁構成物
の耐熱性も良く、アークの爆発状ガス圧、熱に強い。ガ
ラス繊維は、ガラスからなる繊維状物のことをいい、ガ
ラス素材としては、Eガラス、Sガラス、Dガラス、T
ガラスまたはシリカガラスなどがあげられる。ガラス繊
維製品としては、長繊維、短繊維またはグラスウールな
どがあげられる。ナイロンファミリーの強化材としては
短繊維が好ましい。ガラス繊維の直径が6〜13μm、
アスペクト比が10以上であることが耐圧強度の点から
好ましい。また、ガラス繊維には、シランカップリング
剤などの処理剤が加工されているのが、耐圧強度の点か
ら好ましい。
レンに、アンチモン系難燃助剤である3酸化アンチモン
を混合して用いた。 (5)黒色の着色剤 黒色の着色剤として、カーボンブラックを用いた。な
お、カーボンブラックの配合割合は0.3wt%と少量
であり、便宜上その配合割合はナイロン66に含めて示
している。
6を9wt%、ナイロン6Tを4wt%、ガラス繊維を
42wt%、ポリブロモスチレンを13wt%、3酸化
アンチモンを4wt%、エチレン/α−オレフィン共重
合体を8wt%としたものである。サンプル02は、ナ
イロン66を20wt%、ナイロン6Tを8wt%、ナ
イロン6Iを2wt%、ガラス繊維を42wt%、ポリ
ブロモスチレンを16wt%、3酸化アンチモンを4w
t%、エチレン/α−オレフィン共重合体を8wt%と
したものである。サンプル03は、ナイロン66を18
wt%、ナイロン6を6wt%、ナイロン6Tを5wt
%、ガラス繊維を55wt%、ポリブロモスチレンを1
0wt%、3酸化アンチモンを3wt%、エチレン/α
−オレフィン共重合体を3wt%としたものである。
に示された成形品に準ずる組成であり、ナイロン66、
ナイロン6、ナイロンMXD6、ガラス繊維、エラストマ
ーが含まれている。比較例2は、特開平6−29906
8号公報に示された成形品に準ずる組成であり、ナイロ
ン66、ナイロン6、ナイロン6T、ガラス繊維、無機
鉱物のクレーが含まれている。比較例3は、特開平6−
299068号公報に示された成形品に準ずる組成であ
り、ナイロン66、ナイロン6T、ガラス繊維が含まれ
ている。比較例4は、非晶ナイロンが含まれていない以
外は本願発明に準ずる組成であり、ナイロン66、ガラ
ス繊維、エラストマー、難燃剤が含まれている。
は、黒色の着色剤の使用する開示及び示唆はないが、実
施例1のサンプル01、02、03との白化の対比のた
め、サンプル01、02と同様に少量のカーボンブラッ
クを添加した。また、比較例2、3の説明で引用した特
開平6−299068号は、単にポリアミド66とポリ
アミド6Tを配合する組成として例示したものであり、
白化については論じておらず、かつカオリンクレーが多
く含まれ耐衝撃性が低い等の理由により回路遮断器の外
郭として使用できるものではない。
280°Cで混練した樹脂を70°Cの金型に流し込
み、80秒の冷却時間で成形した。
ある。試験片として、縦70mm×横70mm×厚さ1
mmのものを使用し、グローワイヤ燃焼性試験機(スガ
試験機株式会社製)を用い、グローワイヤの先端温度を
960℃として、次のいずれも満足する場合に合格と
し、他方いずれかを満足しない場合に不合格とした。 条件1:グローワイヤの先端を試験片に30秒間あて、
グローワイヤを引き離した後、試験片の炎または赤熱が
30秒以内に消える時。 条件2:試験片の下に置いた包装用薄薬紙が着火しない
時。 (2)耐衝撃性 100アンペアフレームの回路遮断器のベース2(横9
0mm、縦130mm、高さ35mm)を用いて、回路
遮断器を組み立てて、AC460Vかつ25kAの短絡
遮断試験を2回行った後、当該ベース2に割れが発生し
ていなければ合格とした。 (3)外観白化 回路遮断器のベース2における外観の色差により定量的
に評価した。試験サンプルとして、100アンペアフレ
ームの回路遮断器のベース2を用いた。ベース2の電源
側の側面(図示せず)、負荷側の側面2b(図2参照)
をそれぞれ3箇所、合計6箇所をS&Mカラーコンピュ
ータSM−4(スガ試験機株式会社製)により、2光
路、マスクφ10の条件で測定した。基準サンプルとし
て、熱硬化性樹脂を主成分とする組成(不飽和ポリエス
テル25 wt%、水酸化アルミニウム56 wt%、ガ
ラス繊維18.7 wt%、カーボンブラック0.3 w
t%)を用いて100アンペアフレーム用のベース2の
金型で成形した基準サンプルを用い、試験サンプルと同
様に電源側の側面、負荷側の側面2bをそれぞれ3箇
所、合計6箇所測定した。この基準サンプルは、熱硬化
性樹脂を主成分とし、表面に光沢があり極めて白化の少
ないものである。基準サンプル6箇所の測定値の平均値
と試験サンプル6箇所の測定値の平均値との色差が8.
5以下の場合を合格とし、他方、8.5を超える場合を
不合格とした。この基準は、回路遮断器のベース2の外
観を目視により観察したとき、まだらな白化部分が概ね
全体の5%以下の面積であれば合格となるものに相当す
る。
01、02、03は難燃性、耐衝撃性、強度、白化の特
性に優れ、回路遮断器の外郭に適するものであった。ま
た、サンプル02はサンプル01よりも耐熱性に優れる
傾向がありベース2に好適なものであった。一方、サン
プル01はサンプル03よりも白化の特性に優れる傾向
があり、カバー1に好適なものであった。サンプル03
は、耐クリープ性に優れ、高温かつ高応力が作用する回
路遮断器のベース2として好適である。比較例1は難燃
性が悪く、比較例2、3は難燃性及び耐衝撃性が悪く、
比較例4は表面に大半の領域で白化によるまだらが見ら
れ外観白化の特性が悪く回路遮断器の外郭としてはサン
プル01、02、03に劣るものであった。
点に対向して設けられた可動側接点を有する可動接触子
と、この可動接触子を開閉する開閉機構部と、これら可
動接触子、開閉機構部を収納する外郭を備え、過電流や
漏電電流を検出したとき開閉機構部を動作させ上記接点
間を離間させる回路遮断器において、上記外郭の一部
は、結晶性のポリアミド樹脂、非晶性のポリアミド樹
脂、エラストマー、強化材、難燃剤、及び黒色に着色す
る着色剤を含む材料の成形品であるので、耐衝撃性に優
れ高遮断容量に適用できるとともに、難燃性、強度性の
特性に優れ、かつまだら状の白化が少ない外郭を有する
回路遮断器を提供できる。
5wt%、非晶性のポリアミド樹脂を2〜12wt%、
エラストマーを3〜10wt%、強化材を30〜55w
t%、難燃剤を10〜20wt%含むので、耐衝撃性に
優れるとともに、難燃性、強度及び白化の特性に優れ
る。
6、非晶性のポリアミドはナイロン6T、ナイロン6I
の少なくともいずれか一方或いはこれらの共重合体材
料、強化材はガラス繊維、難燃剤はハロゲン系難燃剤と
アンチモン系難燃助剤を混合したものであるので、耐衝
撃性に優れるとともに、難燃性、強度及び白化の特性に
優れる。
であるので、耐熱性に優れる。
ースであるので、耐衝撃性に優れるとともに、難燃性、
強度及び白化の特性に優れ、安全性の高い回路遮断器を
提供できる。
切った断面図である。
可動接触子、4 クロスバー、 5 ハンドル、
6 開閉機構部、 7 過電流引き外し装置、
9 トリップバー、 11 ディアオングリッド装置
Claims (5)
- 【請求項1】 固定側接点に対向して設けられた可動側
接点を有する可動接触子と、この可動接触子を開閉する
開閉機構部と、これら可動接触子、開閉機構部を収納す
る外郭を備え、過電流や漏電電流を検出したとき開閉機
構部を動作させ上記接点間を離間させる回路遮断器にお
いて、 上記外郭の一部は、結晶性のポリアミド樹脂、非晶性の
ポリアミド樹脂、エラストマー、強化材、難燃剤、及び
黒色に着色する着色剤を含む材料の成形品であることを
特徴とする回路遮断器。 - 【請求項2】 結晶性のポリアミド樹脂を15〜35w
t%、非晶性のポリアミド樹脂を2〜12wt%、エラ
ストマーを3〜10wt%、強化材を30〜55wt
%、難燃剤を10〜20wt%含むことを特徴とする請
求項1記載の回路遮断器。 - 【請求項3】 結晶性のポリアミドはナイロン66、ナ
イロン6の少なくともいずれか一方或いはこれらの共重
合体材料、非晶性のポリアミドはナイロン6T、ナイロ
ン6Iの少なくともいずれか一方或いはこれらの共重合
体材料、強化材はガラス繊維、難燃剤はハロゲン系難燃
剤とアンチモン系難燃助剤を混合したものであることを
特徴とする請求項1又は2記載の回路遮断器。 - 【請求項4】 結晶性のポリアミドはナイロン66であ
ることを特徴とする請求項3記載の回路遮断器。 - 【請求項5】 外郭の一部はこの外郭を構成するベース
であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記
載の回路遮断器。
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