JP2014056768A - 電磁接触器 - Google Patents

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英樹 代島
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Abstract

【課題】端子カバーのフィンガープロテクション機能を損なわずに、直流用電磁接触器に適用してその主回路の開閉部に発生したアークガスを素早く外方に排出できるように構造を改良した端子カバーを備える電磁接触器を提供する。
【解決手段】電磁接触器の上部ケース3に、開閉部の周域を包囲した消弧カバー9、および端子カバー11を備え、端子カバー11を断面略L字形の耐熱性樹脂成形品で形成するとともに、固定接触7の端子ねじに対向するドライバ挿入穴11aに並べてカバー外壁面に複数条のガス排出スリット11dを穿設し、電流遮断時に消弧カバー9のガス抜き口から端子カバー11の内方に吹き出した高温アークガスを、前記スリット11dを通じて外方に素早く排出させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁接触器に関し、詳しくは直流用電磁接触器に適用するオプション(付属品)として好適な端子カバーの構造に係わる。
まず、一般的な電磁接触器(3極)の組立構造(例えば、特許文献1参照)を図3(a),(b)に示す。図において、1は電磁接触器のハウジング(モールド樹脂ケース)、2はハウジング1の下部ケース、3は上部ケース、3aは上部ケース3の電源側,負荷側の両端部に形成した相間バリア、4は下部ケース2に収納した操作用電磁石、5は電磁石4の可動鉄心に連結した可動接触子ホルダー、6は前記ホルダー5に保持した橋絡形の可動接触子、7は可動接触子6に対向して上部ケース3の上面に配置した各極の電源側,負荷側に対応する主回路の固定接触子、8は各固定接触子7の端部に螺設した端子ねじ、9は前記可動接触子6と固定接触子7からなる開閉部の周域を包囲して上部ケース3の頂部に設けた消弧カバー、10はハウジング1の側面に付設した補助接点ユニットである。
ここで、主回路の開閉部に被せた前記消弧カバー9は高耐熱性の樹脂成形品になり、その電源側,負荷側に対向する壁面には開閉部に発生したアークガスを外方に排出するガス抜き穴が開口されている(特許文献1の図3,図6を参照)。また、この消弧カバー9は用途別の電磁接触器によって仕様,構造が異なり、特に直流用電磁接触器では、標準的な交流用電磁接触器と異なり、主回路電流の遮断に伴い固定接触子と可動接触子との間の開閉部に発生した直流アークを消弧するために、アークを伸長駆動するブローアウト磁石,消弧板などを装備している。
一方、電磁接触器にはその端子部の充電部露出による感電事故を防ぐためフィンガープロテクションの部品として、前記端子ねじ8を覆う端子カバーがオプションとして用意されており、ユーザーの要請によりこの端子カバーを前記消弧カバー9(図3参照)の前後に並置してその電源側,負荷側の端子台部に取付けるようにしている。
この端子カバー(オプション)について、従来品は特許文献1の図4に記載されているような樹脂成形品(例えば、ポリアミド樹脂)の構造になり、そのカバー上面には固定接接触子に螺設した端子ねじに通じるドライバ挿入用の穴(丸穴)が開口し、さらに該丸穴に連ねてカバーの内側には固定接触子から引き上げた端子ねじを一時的に係合保持するための円筒壁部が形成されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−332588号公報 特開平5−298953号公報
先述のように従来における標準形の電磁接触器(交流用)には、オプションとして端子カバーが用意されているが、直流用電磁接触器には次記のような理由で従来の端子カバーをそのまま装着して使用することができなかった。
すなわち、直流用電磁接触器では主回路の電流遮断時に開閉部にアーク(温度:約5000℃)が発生し、高温のアークガスが消弧カバーの端面に開口したガス抜き穴を通じて電源側,負荷側に吹き出す。これに対して、従来構造の端子カバーをそのまま消弧カバーの前方に取付けて使用すると、端子カバーの材質はポリアミド樹脂のように耐熱性がさほど高くなく、加えてカバーの内方には各極の端子ねじに対応する円筒壁部が形成されているために、このままでは消弧カバーから吹き出した高温のアークガスが前記円筒壁部に阻害されてスムーズに外方に排出されない。
このために、消弧カバーで囲まれた主回路の開閉部にはアークの消弧後も高温のガス(ポストアークガス)が残存して絶縁回復が遅れ、結果として電磁接触器を再投入する際にアークが再発弧するおそれがある。そのほか、端子カバーの内部の円筒壁部は電流遮断の都度高温のアークガスに暴露されて損傷し、端子カバーの機能が損なわれてしまう耐久性の問題もある。
上記の事情から、現状では直流用電磁接触器に対して端子カバーをオプションとして用意してないが、外部配線処理の安全性確保の面から、端子カバーの必要性が多くのユーザーから要請されている。
そこで、本発明は、端子カバーのフィンガープロテクション機能を損なわずに、直流用電磁接触器に適用してその主回路の開閉部に発生したアークガスを素早く外方に排出できるよう構造を改良した端子カバーを備える電磁接触器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、ハウジングの上部ケースに、主回路の各極に対応する電源側,負荷側の固定接触子と橋絡形可動接触子との対からなる開閉部、該開閉部の周域を包囲する消弧カバー、および固定接触子の端部に螺設した端子ねじを覆って前記消弧カバーの電源側,負荷側に並置配備する端子カバーを装備し、かつ前記消弧カバーの電源側,負荷側壁面には電流遮断に伴い主回路の開閉部に発生したアークガスを排出するガス抜け穴を開口した電磁接触器において、
前記端子カバーの壁面に、開閉部の消弧カバーに穿設したガス抜け口に通じるスリット状のガス排出用溝穴を開口するものとし(請求項1)、その具体的な態様として、前記端子カバーが断面略L字形になる耐熱性樹脂の成形品であり、各極の固定接触子に螺設した端子ねじに対向してカバー上面に開口したドライバ挿入穴に並べて、カバー外壁面に複数条のガス排出スリットを穿設する(請求項2)。
上記構成によれば、端子カバーの本来のフィンガープロテクション機能を確保しつつ、電流遮断に伴って開閉部に生じた高温のアークガスは、消弧カバーのガス抜き穴から電源側,負荷側に配した端子カバーの内方に吹き出した後、該端子カバーの壁面に穿設したガス排出スリットを通じて外方へ素早く排出させて主回路開閉部の絶縁回復を早めることができる。しかも、この端子カバーは高耐熱性樹脂で作られているので、高温のアークガスに曝されても損傷するおそれもなくて優れた耐久性を確保できる。
なお、図示実施例では端子カバー11を直流用電磁接触器のオプションとして説明したが、これに限定されるものではなく交流用電磁接触器にも同様に適用できることは勿論である。
本発明の実施例による端子カバーを装着した電磁接触器の俯瞰図である。 図1における端子カバー単体の詳細構造図であって、(a),(b),(c)はそれぞれ端子カバーを正面,背面,および底面側から見た外形斜視図である。 電磁接触器の本体構造図であって、(a)は側視断面図、(b)は平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図1、および図2(a)〜(c)に示す実施例に基づいて説明する。なお、実施例の図中で図3に対応する部材には同じ符号を付してその説明は省略する。
すなわち、図1に示した電磁接触器(直流用電磁接触器)の組立体に対し、その消弧カバー9の前後に並置して上部ケース3の電源側,負荷側に配置した端子カバー11は、例えばポリアミドにガラスフィラー(約30wt%)を添加した高耐熱性の樹脂成形品になる。また、構造上の特徴点として各極の固定接触子7に螺設した端子ねじ8(図3参照)に対向して上面に開口したドライバ挿入穴(丸穴)11aに加えて、カバーの壁面にはアークガス排出用の溝穴として複数条のガス排出スリット11dが穿設されており、次にその詳細構造を図2に示す。
図2(a)〜(c)において、端子カバー11はその断面形状が略L形であり、その上面には各極に対応するドライバ挿入穴(丸穴)11a、および該穴に並べてL形壁面(上面および前面壁)には複数条のガス排出スリット11dが形成されており、該カバーの後端,および前部下端に形成した係合爪11b,11cを介して従来の端子カバーと同様に所定位置に係止装着するようにしている。なお、図示のように当該端子カバー11には、前記ドライバ挿入穴11aに連ねて先記の特許文献2に開示されているような円筒壁部は形成されてない。
上記構造になる端子カバー11を直流用電磁接触器のオプションとして、図1に示すように消弧カバー9を挟んで上下ケース3の電源側,負荷側に装着して使用することにより、電流遮断に伴って消弧カバー内の主回路開閉部に生じた直流アークの高温アークガスは、消弧カバー9の壁に穿孔したガス抜き穴から電源側,負荷側に配した端子カバー11の内方に吹き出した後、該端子カバー11の壁面に穿設した前記のガス排出スリット11dを通じて外方へ素早く排出させることができる。
これにより、端子カバー本来のフィンガープロテクション機能を損なうことなく、電磁接触器の電流遮断時には主回路開閉部における直流アーク消弧後の絶縁回復を早めることができる。しかも、この端子カバー11は高耐熱性材質で作られているので、高温のアークガスにより熱的に損傷を受けるおそれもなくて高い信頼性と耐久性を確保できる。
1 電磁接触器のハウジング
3 上部カバー
6 橋絡形可動接触子
7 固定接触子
8 端子ねじ
9 消弧カバー
11 端子カバー
11a ドライバ挿入穴
11b,11c 係合爪
11d ガス排出スリット

Claims (2)

  1. ハウジングの上部ケースに、主回路の各極に対応する電源側,負荷側の固定接触子と橋絡形可動接触子との対からなる開閉部、該開閉部の周域を包囲する消弧カバー、および固定接触子の端部に螺設した端子ねじを覆って前記消弧カバーの電源側,負荷側に並置配備する端子カバーを装備し、かつ前記消弧カバーの電源側,負荷側壁面には電流遮断に伴い主回路の開閉部に発生したアークガスを排出するガス抜け穴を開口した電磁接触器において、
    前記端子カバーの壁面に、開閉部の消弧カバーに穿設したガス抜け口に通じるスリット状のガス排出用溝穴を開口したことを特徴とする電磁接触器。
  2. 請求項1に記載の電磁接触器において、端子カバーが断面略L字形になる耐熱性樹脂の成形品であり、各極の固定接触子に螺設した端子ねじに対向してカバー上面に開口したドライバ挿入穴に並べて、カバー外壁面に複数条のガス排出スリットを穿設したことを特徴とする電磁接触器。
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