JPH1196882A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JPH1196882A
JPH1196882A JP25464397A JP25464397A JPH1196882A JP H1196882 A JPH1196882 A JP H1196882A JP 25464397 A JP25464397 A JP 25464397A JP 25464397 A JP25464397 A JP 25464397A JP H1196882 A JPH1196882 A JP H1196882A
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contact
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insulating means
closing mechanism
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JP25464397A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Sekiguchi
俊広 関口
Terumi Shimano
輝美 嶋野
Yukie Yamada
幸英 山田
Kazuya Aihara
和哉 藍原
Hidetaka Fujita
英隆 藤田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明が解決しようとする課題は、操作または
保守の際の感電または漏電に対する安全性を向上できる
回路遮断器を提供することにある。 【解決手段】電路を開閉する接点と、この接点を開閉す
る開閉機構と、この開閉機構を操作する操作ハンドルと
を備えた回路遮断器において、接点を覆う第1の絶縁手
段と、この第1の絶縁手段と開閉機構とを覆う第2の絶
縁手段を設け、操作ハンドルを第2の絶縁手段の表面側
から操作可能に配設し、第2の絶縁手段の表面側から接
点に至る間に第1の絶縁手段と第2の絶縁手段とが介在
するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電路を開閉する接
点と、この接点を開閉する開閉機構を絶縁物製の筺体内
に格納した回路遮断器に係り、接点をさらに絶縁物で覆
い、操作時及び保守時の安全性向上に好適な回路遮断器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回路遮断器は特開平5−2174
89号公報に示されるように、標準単極ユニットによっ
て回路遮断器が構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平5−21748
9号公報に開示された回路遮断器は、電路を開閉する接
点と、この接点を開閉する開閉機構とが電気的に絶縁さ
れておらず、操作または保守の際の感電または漏電に対
する安全性については十分に配慮がされていなかった。
【0004】本発明の目的は、操作または保守の際の感
電または漏電に対する安全性を向上できる回路遮断器を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電路を開閉する接点と、この接点を開閉
する開閉機構とを備えた回路遮断器において、上記接点
を格納する第1の絶縁手段と、この第1の絶縁手段と上
記開閉機構とを格納する第2の絶縁手段を備え、この第
2の絶縁手段の外表面から上記接点に至る間に上記第1
の絶縁手段と上記第2の絶縁手段とが介在するよう構成
されたことを特徴とするものである。
【0006】好ましい実施態様においては、電路を開閉
する接点と、この接点を開閉する開閉機構とを備えた回
路遮断器において、絶縁物により形成されて接点を格納
するよう構成されて極数分だけ隣接して設けられた消弧
室ユニットと、絶縁物により形成されて消弧室ユニット
と開閉機構とを格納する筺体と、この筺体の表面側に設
けられて開閉機構を操作する操作ハンドルと、各極の消
弧室ユニット内の接点を実質的に同時に開閉させる連結
部材を備え、開閉機構は連結部材に係合され、操作ハン
ドルは接点と電気的に絶縁されるよう構成され、筺体の
外表面から接点に至る間に筺体の絶縁物と消弧室ユニッ
トの絶縁物とが介在することを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の回路遮断器の実施の形態
を図1〜図9により説明する。本発明の第1の実施の形
態における回路遮断器の構造を図1〜図7により説明す
る。本実施の形態は、回路遮断器をモールドケース1、
カバー2、主回路ユニット100、開閉機構部ユニット
200、過電流引き外し装置ユニット300のブロック
に分け、主回路ユニット100、開閉機構部ユニット2
00及び過電流引き外し装置ユニット300のそれぞれ
をあらかじめユニット化して構成し、各ユニットをモー
ルドケース1内に挿入組立できるように構成したもので
ある。モールドケース1、カバー2は組み合わされて本
体ケース10を構成する。モールドケース1は実質的に
直方体状に形成され、その1面が収納された内部機構の
脱落防止及び内部機構の電気的絶縁確保のための底面と
なる。モールドケース1の底面に対向する面には内部機
構を収納するための開口部が形成される。モールドケー
ス1には複数極分の主回路ユニット130を夫々に受け
入れるために区画壁面で区画された複数個の空間が形成
される。
【0008】本実施の形態では、電路を開閉する接点と
しての可動接点110及び固定接点120が主回路に設
けられ、この接点を開閉する開閉機構210と、この開
閉機構210を操作する操作ハンドル220とが開閉機
構部ユニット200に設けられている。可動接点110
及び固定接点120は第1の絶縁手段として絶縁性を有
する主回路ユニットケース130内に格納されるととも
にこの主回路ユニットケース130によって覆われ外部
から絶縁されている。この主回路ユニットケース130
と開閉機構210とは第2の絶縁手段としての絶縁性を
有する本体ケース10に格納されるとともにこの本体ケ
ース10により覆われている。操作ハンドル220は本
体ケース10の表面側10aから操作可能に配設され
る。すなわち、本体ケースの表面側10aから可動接点
110、固定接点120に至る間に本体ケース10及び
主回路ユニットケース130という2つの絶縁物とが介
在するよう構成されている。さらに、開閉機構210及
び操作ハンドル220も可動接点110および固定接点
120から電気的に絶縁されるよう構成される。
【0009】可動接点110および固定接点120は、
電路を開閉するよう複数極に設けられ、主回路ユニット
ケース130はこの複数極の各極の可動接点110およ
び固定接点120を格納するとともにそれぞれ隣接して
配設される。各極の主回路ユニットケース130と開閉
機構部ユニット200は本体ケース10に格納される。
すなわち、本体ケース10の外表面10aから上記接点
110、120に至る間に主回路ユニットケース130
と本体ケース10という2つの絶縁手段が介在する。
【0010】図1は、本実施の形態における回路遮断器
の中央極部分の側断面図である。図2は本実施の形態に
おける回路遮断器内部(カバー2を開けた状態)を上面
から見た平面図である。本実施の形態の回路遮断器で
は、回路を遮断するための内部機構が絶縁物により形成
されたモールドケース1に収納され、絶縁物により形成
されたカバー2によって覆れている。本実施の形態では
モールドケース1およびカバー2はナイロン等の熱可塑
性樹脂で形成され、これらが組み合わされた状態で本体
ケース10としてその内部に収納された内部機構を異
物、塵埃等から保護するとともに、充電部の露出を防止
して回路遮断器の操作者に対する安全性を向上させる。
内部機構は複数のユニット部品から構成されており、そ
れ等は、主回路ユニット100、開閉機構部ユニット2
00、過電流引き外し装置ユニット300及び変流器3
50(以下、単にCTと称する)より構成されている。
なお、本実施の形態では過電流引外し装置ユニット30
0に電子回路を用いて過電流を検出する信号処理装置3
10を用いているのでCT350が用いられているが、
バイメタル(図示せず)またはオイルダッシュポットリ
レー(図示せず)を用いた過電流検出装置の場合にはC
T350は用いられない。
【0011】本実施の形態における回路遮断器の各極の
構成を以下詳細に説明する。本実施の形態の回路遮断器
の各極は、電源側端子101に電気的に接続された電源
側固定接点台121と負荷側端子102に電気的に接続
された負荷側固定接点台122が、保持部材115に回
動自在に保持された可動接点台112の回転中心に対し
て実質的に点対称位置に設けられ、これらの電源側固定
接点台121、負荷側固定接点台122および可動接点
台112で主回路を形成している。可動接点台112は
その回転中心に対して点対称位置にそれぞれ電源側のお
よび負荷側の可動接点110を有している。電源側固定
接点台121は電源側の可動接点110と対向する位置
に固定接点120を有し、負荷側固定接点台122は負
荷側の可動接点110と対向する位置に固定接点120
を有している。可動接点台112は開閉機構部ユニット
200に機械的に接続され、開閉機構部ユニット200
がON操作されると電源側固定接点台121と負荷側固
定接点台122とを電気的に接続する位置まで回転す
る。
【0012】本実施の形態では、電源側及び負荷側の固
定接点台121は一端には電源側端子101が形成さ
れ、他端は電流方向が逆向きとなるような打ち抜き部が
形成されるとともに斜めに立ち上がるように折り曲げら
れる。この折り曲げられた立上り部121aの先端部分
には可動接点台112の一方の可動接点に対応する固定
接点120が設けられる。これにより高さ方向の寸法を
大きくすることなく短絡等で大電流が流れたときに電磁
反発力を得ることができる。電源側端子101には電線
の締付用に端子ねじ103(図6参照)が装着される。
負荷側の固定接点台122も同様の形状を有して一端に
は負荷側端子102が形成され、他端の折り曲げられた
立上り部122aの先端部分には可動接点台112の他
方の可動接点110に対応する固定接点120が設けら
れる。負荷側端子102にも電線の締付用に端子ねじ1
03(図6参照)が装着される。本実施の形態では各可
動接点110のそれぞれに対応して固定接点120を設
けることにより従来用いられていた可撓導体を廃止でき
る。この主回路は絶縁物により形成された主回路ユニッ
トケース130に収納される。主回路が主回路ユニット
ケース130に収納された状態では電源側固定接点台1
21の電源側端子101と負荷側固定接点台122の負
荷側端子102とが主回路ユニットケース130から突
出するが、他の部分は主回路ケース130内に位置して
外部と電気的に絶縁される。主回路ケースユニット13
0内で可動接点台112を回動自在に保持する保持部材
115も絶縁材で形成される。
【0013】主回路ユニットケース130は実質的に面
対称な2つの主回路ケース130aが組み合わされて形
成され、実質的に直方体状の形状を有する。主回路ユニ
ットケース130内では遮断時に高温、高圧のアークガ
スが電源側及び負荷側の固定接点120・可動接点11
0間に発生する。そのため、主回路ユニットケース13
0および保持部材115はこの高温、高圧のアークガス
に耐えることが要求され、いずれも遮断時のアークガス
の圧力及び温度に耐えうる強度を有する絶縁物で形成さ
れる。具体的材料としては、ポリエステル、フェノー
ル、エポキシ等の熱硬化性樹脂またはセラミック等を用
いることができる。これらの材料はモールドケースおよ
びカバーに用いられたナイロン等の熱可塑性材料よりも
大きい耐熱性と機械的強度を有している。本実施の形態
では、製品のコスト面を考慮してポリエステル樹脂が用
いられる。なお、高温、高圧のアークガスに耐える絶縁
材料であれば他の樹脂、あるいはセラミック等であって
もよい。本実施例では高温、高圧のアークガスに耐える
絶縁材料で形成された主回路ユニットケース130内に
主回路の可動接点110、固定接点120が収納されて
いるので、本体ケース10はナイロン等の安価な熱可塑
性樹脂で形成されて必要最小限の強度を有している。
【0014】主回路ユニットケース130中の電源側固
定接点台121、負荷側固定接点台122および可動接
点台112の接点近傍には遮断時に発生するアークを吸
引して冷却するアークシュート(消弧装置)150が設
けられる。さらに本実施例では冷却されたアークガスを
排出するアーク排出口132、133が主回路ユニット
ケース130に設けられている。電源側のアーク排出口
132はカバー2の表面側(操作ハンドル220の設け
られる側)近傍まで延びるダクト部132aを有し、ア
ークガスはこのダクト部132aにより電源側固定接点
台121から大きく離間し、かつカバー2の表面側近傍
の開口部2aに導かれて電源側に向かう方向に排出され
る。一方、負荷側のアーク排出口133はモールドケー
ス1底面と負荷側端子102との間となる位置でモール
ドケース1に形成された開口部1aに向かって開口して
いる。負荷側ではアークガスは、負荷側のアーク排出1
33口から排出されてモールドケースの開口部1aから
負荷側に向かって排出される。これにより、遮断後も電
圧が印加されている電源側では、アークガスが電源側固
定接点台121から大きく離間した位置に排出され、し
かもアークガスがダクト部132aを通って導かれるの
で、アークガス中の金属溶融物が本体ケース10内の電
源側固定接点台121近傍に付着するのが防止され、金
属溶融物による絶縁劣化に起因する地絡等の事故を防止
できる。一方、負荷側では、アークガス中の金属溶融物
が付着しても、遮断により電源から切り離されているの
で地絡には至らない。
【0015】本実施の形態では主回路の負荷側固定接点
台122の主回路ユニットケース130から負荷側端子
102に至る部分には主回路を流れる電流を検出するC
T350が設けられ、このCT350の出力は図7に示
すように過電流検出回路310に供給される。過電流検
出回路310は定格電流の約1.1倍〜約20倍の範囲
で所定の限時特性に基づいて出力を発生する。過電流検
出回路310の出力は、永久磁石に吸引された可動コア
を逆励磁により釈放する磁気引外し装置330に供給さ
れる。このような磁気引外し装置として例えば特願平8
−62449号に記載されたようなものを用いることが
できる。磁気引外し装置の可動コアは釈放されると開閉
機構210のリンクをくずして引外し動作を行わせ主回
路を開路する。これにより回路は遮断されて負荷側に過
電流が流れるのを防止できる。
【0016】これらの主回路ユニット100、開閉機構
部ユニット200、CT350、過電流引外し装置ユニ
ット300は本体ケース10内に収納され、開閉機構部
ユニット200に装着された操作ハンドル220のつま
み部分と電源側端子101と負荷側端子102とが本体
ケース10外に露出する。
【0017】図2に示されるように主回路ユニット10
0は3極分並行して配置され、各極の可動接点台112
が実質的に同時に開閉できるよう、保持部材115が連
結部材117により連結される。保持部材115の回転
軸方向端面には連結部材117を装着するための凹部1
15aが形成される。図4、図5に示されるように、連
結部材117は各極の保持部材115間に介在するとと
もに開閉機構部ユニット200のオン・オフ・トリップ
の動作を伝達するレバー210aに係合し、開閉機構部
ユニット200のオン・オフ・トリップの動作を各極の
保持部材115に実質的に同時に伝達する。連結部材1
17はポリエステル、フェノール、エポキシ等の熱硬化
性樹脂またはセラミック等の絶縁材料で形成され、開閉
機構部ユニット200のレバー210aに係合してその
動作を伝達する腕部117aと保持部材の凹部115a
に装着される凸部117bを有している。連結部材11
7は保持部材115と同じ回転中心で回転するよう構成
され、凸部117bを保持部材115の凹部115aに
挿入することにより複数極の保持部材115を実質的に
同時に回動させる。保持部材115の凹部115aの形
状は、凸部117bを凹部115aに挿入連結したとき
に滑りによる回転力の伝達の遅れを生じない形状、例え
ば十字形状に形成される。この形状は十字形状に限るこ
となく、三角形、四角形或いは六角形等の多角形であっ
てもよい。
【0018】開閉機構部ユニット200は、ハンドル2
20の手動操作により可動接点の開閉動作を行うための
リンク機構230および過電流等の電気的な異常状態時
に過電流引外し装置ユニット300の磁気引外し装置3
30の機械的出力によりリンク機構230の引外し動作
を行うための引外し機構250を有している。このリン
ク機構230および引外し機構250は固定フレーム2
60の間に装着される。引外し機構250は、共通引外
し軸270と、引き外しレバー250aと、トリップ部
材(ラッチ部)250bとフック250cにより構成さ
れる。共通引外し軸270は絶縁物で形成されて各極の
引外し装置180の伝達レバー190の動作を拾うとと
もに、中央極部分では過電流引外し装置ユニット300
の磁気引外し装置330とも係合して磁気引外し装置3
30の動作も拾う。伝達レバー190と磁気引外し装置
330は過電流を検出すると共通引外し軸270を図1
中で略水平方向に左向きに付勢し、引き外しレバー25
0aを反時計方向に回転させる。トリップ部材250b
は戻しばね250dによって図1中で時計方向に回転す
るよう付勢されている。ハンドル220はナイロン、ポ
リブチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂の絶縁材で
形成され、共通引外し軸270はFRP(繊維強化プラ
スチック)等の強度の大きい絶縁材で形成され、他の部
品は主として鋼板で形成される。
【0019】開閉機構部ユニット200は本実施の形態
では中央極の主回路ユニットケース130の外側上部に
載置され、保持部材115の回転軸に同軸に接続された
連結部材117の回動アーム(絶縁物)117aに接続
される。これにより、開閉機構部ユニット200は主回
路ユニットケース130の外側に設けられて可動接点台
112に絶縁物を介して接続されるので、主回路に電圧
が印加されていても開閉機構部ユニット200には電圧
は印加されない。引外し装置180は図3に示すよう
に、負荷側固定接点台122の近傍に配設された固定コ
ア181と、一端が回動自在に保持されて、固定コア1
81と対向する位置で固定コア181とともに実質的に
閉じた磁気回路を形成できるよう配置された可動コア1
832と、可動コア183の動作を開閉機構部ユニット
200に伝達する伝達レバー190を有している。主回
路の電流が増大して設定された所定値(定格電流の約1
0倍〜約20倍)を超えると負荷側固定接点台122の
導体の周囲に発生する磁束が増大し、可動コア183は
固定コア181に吸引されて移動し、伝達レバー190
がラッチ部250aに当接してラッチ部250aを回転
(図1では時計方向)させ、開閉機構部ユニット200
の引外し動作により主回路を開路する。これにより開路
は遮断されて負荷側に大きな過電流が流れるのを防止で
きる。
【0020】本実施の形態では連結部材、共通引外し軸
が絶縁材であるため、開閉機構部ユニットが非充電部と
なり、保守点検時等の安全性が向上する。また、主回路
ケースがモールドケース、カバーより強度の大きい材料
で形成されているので、アークガスが発生してもモール
ドケースの破損を防止でき、安全に遮断ができる。
【0021】本発明の第2の実施の形態を図8、図9に
より説明する。本実施の形態は、図8に示すように、操
作ハンドル220の両側の極に付属装置50の収納部6
0を設け、この付属装置の取付あるいは保守のために開
閉自在な補助カバー4をカバー2に設けたものである。
本体ケース内部の構成は第1の実施の形態と同様であ
る。本実施の形態では補助カバー4を万が一通電状態で
開けたとしても、開閉機構部には電圧が印加されていな
いため不用意な感電事故等を防止できる。なお、図9に
示すように操作者等が補助カバー4を勝手に開けないよ
う通常は封印部材8で補助カバー4を封印しておく。
【0022】また、以上の実施の形態では電源側固定接
点台121、負荷側固定接点台122および可動接点台
112で主回路を形成しているが、従来技術で用いられ
たような電源側固定接点台と、負荷側に接続された可動
接点台で形成された主回路を開閉機構部ユニットで開閉
引外し操作するものであってもよい。また、以上の実施
の形態では内部機構がユニット化されていたが、これに
限るものではなく、内部機構が個々の部品を組み合わせ
て作るものであってもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、操作または保守の際の
感電または漏電に対する安全性を向上できる回路遮断器
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における回路遮断器
の構成を示す側断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における回路遮断器
の構成を示す平面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における回路遮断器
の主回路ユニットの構成を示す側断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における回路遮断器
の開閉機構部ユニットの主回路ユニットへの装着状態を
示す斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における回路遮断器
の保持部材と連結部材の接続状態を示す分解斜視図であ
る。
【図6】本発明の第1の実施の形態における回路遮断器
のカバーを閉じた状態の平面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における回路遮断器
の電気接続を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における回路遮断器
の補助カバーを開けた状態を示す斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態における回路遮断器
の補助カバーを閉めた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1:モールドケース、2:カバー、10:第2の絶縁手
段、100:主回路ユニット、110:可動接点、11
5:保持部材、117:連結部材、120:固定接点、
130:第1の絶縁手段、200:開閉機構部ユニッ
ト、220:操作ハンドル、300:過電流引き外し装
置ユニット、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藍原 和哉 新潟県北蒲原郡中条町大字富岡46番1株式 会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 藤田 英隆 新潟県北蒲原郡中条町大字富岡46番1株式 会社日立製作所産業機器事業部内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電路を開閉する接点と、この接点を開閉す
    る開閉機構と、この開閉機構を操作する操作ハンドルと
    を備えた回路遮断器において、上記接点を覆う第1の絶
    縁手段と、この第1の絶縁手段と上記開閉機構とを覆う
    第2の絶縁手段を備え、上記操作ハンドルは上記第2の
    絶縁手段の表面側から操作可能に配設され、上記第2の
    絶縁手段の表面側から上記接点に至る間に上記第1の絶
    縁手段と上記第2の絶縁手段とが介在するよう構成され
    たことを特徴とする回路遮断器。
  2. 【請求項2】電路を開閉する接点と、この接点を開閉す
    る開閉機構と、この開閉機構を操作する操作ハンドルと
    を備えた回路遮断器において、上記接点を格納する第1
    の絶縁手段と、この第1の絶縁手段と上記開閉機構とを
    格納する第2の絶縁手段を備え、上記操作ハンドルは上
    記第2の絶縁手段の表面側から操作可能に配設され、上
    記第2の絶縁手段の表面側から上記接点に至る間に上記
    第1の絶縁手段と上記第2の絶縁手段とが介在するよう
    構成されたことを特徴とする回路遮断器。
  3. 【請求項3】電路を開閉する接点と、この接点を開閉す
    る開閉機構とを備えた回路遮断器において、上記接点を
    覆う第1の絶縁手段と、この第1の絶縁手段と上記開閉
    機構とを覆う第2の絶縁手段と、この第2の絶縁手段の
    表面側に配設されて上記開閉機構を操作する操作ハンド
    ルとを備え、上記開閉機構及び上記操作ハンドルは上記
    接点から電気的に絶縁されるよう構成され、上記第2の
    絶縁手段の表面側から上記接点に至る間に上記第1の絶
    縁手段と上記第2の絶縁手段とが介在するよう構成され
    たことを特徴とする回路遮断器。
  4. 【請求項4】電路を開閉するよう複数極に設けられた接
    点と、この複数極の接点を開閉する開閉機構とを備えた
    回路遮断器において、上記接点を各極毎に格納する第1
    の絶縁手段と、この第1の絶縁手段と上記開閉機構とを
    格納する第2の絶縁手段とを備え、隣接する極の接点の
    間に各極の第1の絶縁手段が隣接して配設されるよう構
    成されたことを特徴とする回路遮断器。
  5. 【請求項5】電路を開閉する接点と、この接点を開閉す
    る開閉機構とを備えた回路遮断器において、上記接点を
    格納する第1の絶縁手段と、この第1の絶縁手段と上記
    開閉機構とを格納する第2の絶縁手段を備え、この第2
    の絶縁手段の外表面から上記接点に至る間に上記第1の
    絶縁手段と上記第2の絶縁手段とが介在するよう構成さ
    れたことを特徴とする回路遮断器。
  6. 【請求項6】電路を開閉する接点と、この接点を開閉す
    る開閉機構とを備えた回路遮断器において、絶縁物によ
    り形成されて上記接点を格納するよう構成されて極数分
    だけ隣接して設けられた消弧室ユニットと、絶縁物によ
    り形成されて上記消弧室ユニットと上記開閉機構とを格
    納する筺体と、この筺体の表面側に設けられて上記開閉
    機構を操作する操作ハンドルと、各極の消弧室ユニット
    内の接点を実質的に同時に開閉させる連結部材を備え、
    上記開閉機構は上記連結部材に係合され、上記操作ハン
    ドルは上記接点と電気的に絶縁されるよう構成され、上
    記筺体の外表面から上記接点に至る間に上記筺体の絶縁
    物と上記消弧室ユニットの絶縁物とが介在することを特
    徴とする回路遮断器。
  7. 【請求項7】電路を開閉する接点と、この接点を開閉す
    る開閉機構と、この開閉機構を引きはずす過電流引き外
    し装置を備えた回路遮断器において、上記接点を格納す
    る消弧室ユニットと、この消弧室ユニットと上記開閉機
    構と上記過電流引外し装置とを格納するモールドケース
    及びカバーからなる筺体と、この筺体の表面側に突出し
    て上記開閉機構を操作する操作ハンドルとを備え、上記
    筺体は絶縁物により形成され、上記消弧室ユニットは絶
    縁物により形成されて内部に上記接点を接離させる可動
    接点台を有して極数分だけ隣接して設けられており、上
    記開閉機構は一つだけ設けられて各消弧室ユニット内の
    可動接点台を実質的に同時に回動させる連結部材に係合
    され、上記操作ハンドルは上記接点と電気的に絶縁され
    るよう構成され、上記筺体の外表面から上記接点に至る
    間に上記筺体の絶縁物と上記消弧室ユニットの絶縁物と
    が介在することを特徴とする回路遮断器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002289083A (ja) * 2001-03-23 2002-10-04 Mitsubishi Electric Corp 回路遮断器
JP2011210456A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 電子式回路遮断器

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